フィガロ - 聖華世界 @ wiki

軽機兵 フィガロ

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［解説］

聖王国の軽機兵メーカーアリアンス・ディ・アトリーが聖華暦802年に開発した量産型軽機兵で第六世代機兵に分類される。

同社が初めて開発した軽機兵ながら、非常に高いレベルでバランスがとれた名機と名高い機体で、銀狼騎士団の主力装兵 ウルフランのベース機としても採用されている。

そのほか、癖が少なく誰にでも扱いやすいうえ、汎用性も高いことから軍、冒険者どちらにも需要が高く、聖華暦800年代におけるアリアンス・ディ・アトリーの主力商品といえる。

本機の設計には、アリアンス・ディ・アトリーと技術的パートナーシップを結んでいる自由都市同盟の企業シームド・ラボラトリーズの技術者も関与しており、特にフラタニティ・フレームの基本設計にはシームド・ラボラトリーズより提供された軽機兵 オートクレールのフラタニティ・フレームの設計データが流用されている。

シームド・ラボラトリーズはこのフラタニティ・フレームの設計データ提供の見返りとして、フィガロの民間用モンキーモデルのライセンス生産及び販売権を格安で取得しており、シームド・ラボラトリーズ製のフィガロが民間用機として自由都市同盟でも販売されている。

［武装］

NC-02魔導砲
A.D.A社製機兵用に同社の魔導器部門を務める元ノルウェル・ディ・コルノ開発チームによって開発された実弾式の魔導砲。
貫通力や衝撃力、連射力等は標準的な性能であり、特出した性能的利点はないものの、裏を返せばクセが無く扱いやすい性能で、汎用性が高い。
また、銃槍や銃剣、榴弾砲射出機等、各種アタッチメントを組み込む事でさまざまな機能を追加できる拡張性をもつほか、生産コスト、整備性にも優れており、ヴィクトワールなど後のA.D.A社製機兵にも同系列の魔導砲が採用されていくこととなる。
また、クルセイダー向けの高級仕様としてNC-S-03魔導砲と呼ばれるモデルが存在しているが、こちらはアウトクルセイダー、アヴェルラ・アルベルティーニの協力の元に開発されたルーンによって光弾の発動を補佐する物であり、銃型ではあるもののその本質は魔導杖に近く、魔法を発動する為の補助具のようなものだと言える。

なお、通常のNC-02魔導砲に関しては、同型のモンキーモデルが民間用に製造販売されており、聖王国所属の冒険者などであれば、比較的安価に購入することができる。

DA-04対魔獣突撃槍
本機の基本装備の一つで、対中〜大型魔獣用に用いられることを前提として開発された大型のランス。腕を覆い隠す用に広がった装甲が盾のような役割も果たしており、大盾と合わせてランスチャージ時の機体生存率を高めている。

フィガロ、特に系列機であるフィガロ・デナの機動力を活かして繰り出されるランスチャージの威力、衝撃力はまともに受ければ重機兵ですら揺るがしかねない。もっとも、対機兵で使うにはやや取り回しが悪いため、あくまでまともに当たれば、の話ではあるが。

なお、余談ではあるが、ヴィクトワールが開発された際に、NC-02魔導砲の拡張装備として中型のランスが開発されており、対機兵でランスを用いるのであればこちらを使用する方が良いだろう。

ブロード・バイン・スパタ
本機の基本装備の一つで、ソルダートに採用されているブロード・バインを短くして更に刃を分厚くした近接武器。
敵と肉薄した際の白兵戦武器として使われる。

対機兵では基本的にこの武装が使われることが多い。

肩部拡張武装コンテナ
本機の肩部に設置されたハードポイントに設置される拡張武装コンテナで、標準機では左右ともに中型の二連装ニードルガンが搭載されている。

このほかクルセイダー向けの高級仕様機では片側がNC-S-03魔導砲と同質の光剣発生補助用魔導器を格納するコンテナに換装されている。

このほかにも、簡易式の法撃型魔導砲を内蔵したものや、煙幕発生装置を内蔵したものなどさまざまなバリュエーションが存在している。

この様に必要に応じてコンテナを換装できる構造となっており、本機の高い汎用性を支える機能の一つと言えるだろう。

［系列機］

• フィガロ・デナ
• ヴィクトワール
• ヴィクトワール・ヴィリエント
• ドゥ・ヴィクトワール