低酸素症による迷走神経反射やAVP分泌で胎便を胎児が排泄し(羊水混濁)、低酸素症が持続すると、代謝性アシドーシスが進行し、あえぎ呼吸を生じ、羊水中に浮遊する胎便を気管に吸引することにより発生する。
出生直後に気管内の胎便を吸引し、発症を未然に防ぐことが重要である。
気道が胎便により完全に閉塞されれば、無気肺となり、部分的に閉塞された場合は、air trappingにより肺気腫となり、それが進行すると、エアートラッピング症(気胸、気縦隔、など)をきたす。また、胎便中の不飽和脂肪酸は、肺サーファクタントの活性を阻害する。胎便はアルカリ性なので、その作用による科学性肺炎を惹起し、引き続き細菌性肺炎を発症することが多い。また、低酸素症、アシドーシスによる肺血管の収縮や胎便中の血管収縮物質に起因する肺高血圧症を呈することが多く、動脈管や卵円孔における右ー左短絡により、さらに低酸素症をきたす。
最終更新:2009年10月12日 18:53