施設/展示品/美術品 - ysfwiki | 横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校非公式情報ウィキ

普段気にしないかもしれませんが、校内には数多くの美術品があります。多くは日本交通文化協会のもと、パブリックアートとして設置されました。

↓設置に至る経緯がここに書いてあります。
Episode　5　校内に設置された3つのアート作品

生命の詩

カフェテリアの壁面に設置されている。
原画・監修のルイ・フランセン(1928-2010)はベルギー出身で、その後来日し陶板レリーフを用いたパブリックアートを多く制作した人物である。横浜周辺だと新高島駅のステンドグラスや立場駅の壁画などを制作している。
制作したのは同じくパブリックアートを多く手掛けているクレアーレ熱海ゆがわら工房である。

イメージの力

ホールの入り口に設置されている。
多くの種類の鉱石と、鶴見川の石が使用されているのが特徴。エレベータ脇になんの鉱石が使われているかの解説があるので見てみよう。
原画・監修の日比野克彦(1958-)は東京藝術大学学長。段ボールを用いた作品で有名となり、多くの賞を受賞しているトップアーティストである。妻に「にほんごであそぼ」の衣装などで知られるひびのこづえが居る。
制作は生命の詩と同じくクレアーレ熱海ゆがわら工房。
こちらは制作ノートが日本交通文化協会のページにて公開されている。それによると、ベンチに座ることで頭の上からイマジネーションが浮かび上がっているように見える、参加することで完成する作品だとされている。
ベンチに座るとゴツゴツ背中に当たるのが玉に瑕。

Movement of cubes

コミュニケーション・コートに設置された金属のモニュメント
cubeではなくcubesである　サイエンスクイズで正式名称を聞かれたときに気を付けよう。
作者の山崎誠一(1958-)は前述のルイ・フランセンに師事した人物で、現在は山崎ステンドグラス工房の代表を努めている。

木原均博士の額

「The History of the Earth is recorded in the Layers of its Crust; The History of all Organisms is inscribed in the Chromosomes.」
リバービューラウンジにある。木原均(1893-1986)は小麦の祖先を遺伝学的に研究し、ゲノム説を提唱した人物。この言葉は「地球の歴史は地層に、生物の歴史は染色体に記されてある」という意味であり、広く知られている。
この額は2022年7月15日に公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団の方が来校され寄贈していただいたものである。
参考リンク1
参考リンク2

想像比知識更重要

リバービューラウンジ2にある。

HEINZ WOLF

リバービューラウンジ2にある。
フラスコを見る高齢男性が描かれている。
額縁、絵の端には「HEINZ WOLF」とある。ハインツ・ヴォルフ(1928-2017)はドイツのバイオエンジニアリングを専門とする科学者で、テレビやラジオの司会者も行っていた…らしい。日本でいう米村でんじろうに近い存在かもしれない。
「2022年2月　和田昭允先生寄贈」とある。

まわるところ

リバービューラウンジ2にある、伏見恵理子の2012年の作品。森の中の木のような物が描かれている大きな絵。和田昭允寄贈とある。
伏見のホームページから見ることができる。
伏見恵理子(1987-)は油絵作家。各地で個展・グループ展を行っている。

燕雀安知鴻鵠之志哉

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

自習室横ラウンジに設置設置されている。
意味合い的に乱用するとしばかれる可能性がある。気を付けよう。
こんな言葉使う人そうそういないと思うが
心の貧しい農民から出て、後に清帝国を滅ぼすきっかけを作った陳勝の言葉。

飛越

こちらはパブリックアートではないが、N棟C棟間の中央にある階段の2F~3Fに設置されてある絵画。
作者は元鶴見工業高校教諭で画家の水谷春夫(1910-1998)。1977年制作。銘板には「飛躍　踏み切り　挑戦」と書かれているが、理由は不明。

数学時計

エントランスホールと2階講師職員室前にあった時計。1〜12までが数字ではなく分数やlogで表示されている。