池田秀一

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池田秀一 - (2019/05/04 (土) 23:10:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/24(土) 02:37:23
更新日:2024/01/04 Thu 09:05:13
所要時間:約 8 分で読めます




池田秀一


プロフィール
生年月日:1949年12月2日
出身地:東京都
身長:162cm
血液型:O型


池田秀一…まずこの名が出れば赤い彗星ことシャア・アズナブル役と浮かぶ人は多いと思われる。
※元々はアムロ役のオーディションで呼ばれていたらしい

少年時代は子役をしており、昭和のベテラン子役とまで言われたらしい。それ故に同世代以上からは「秀ちゃん」と呼ばれ親しまれていた。
芸能業界の間では「子役のうちに人気が出ると大成しない」というジンクスがあるが、それを破った数少ない例外として知られている。
なお、後述するが、この「秀ちゃん」というあだ名が原因でアムロ役の古谷さんは池田さんを怒らせたらしい。

シャアの声優をしてからはとにかく赤が関係するキャラにかなり縁がある(赤い彗星の再来や赤髪など)。
役柄に関しても、シャアよろしく冷静な二枚目キャラを演じることが多い。
シャアの声優をしてからとにかくガンダムに出る事が多く、機動戦士ガンダムSEED DESTINYではギルバート・デュランダル
機動戦士ガンダムUCではフル・フロンタル役等、近年でもガンダム作品によく登場している。
もっとも後者は「声がシャアにそっくり(後述)」「素顔はシャアに瓜二つ」という設定があるため、池田氏にオファーが行くのも当然だが。

だが本人は子役時代に演じた役で人気が出過ぎてその役の印象に縛られた過去があるため、ある時期までシャアを意識したような配役を演じるのは抵抗があったという。

元妻は戸田恵子、現妻は玉川砂記子


[主な出演作]
  • テレビアニメ/OVA

早瀬俊二(赤き血のイレブン) ※アニメ声優デビュー作。
三島栄司(がんばれ元気)
蠍座のミロ(聖闘士星矢
火堂害(燃える!お兄さん)
ウルリッヒ・ケスラー(銀河英雄伝説
スコット・シンプソン(七つの海のティコ)
比古清十郎(るろうに剣心)
名雲京志郎(新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA,SIN)
赤髪のシャンクス(ONE PIECE)
レッドザコ/コマンダーサザビー(SDガンダムフォース)
ギルバート・デュランダル機動戦士ガンダムSEED DESTINY機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
西沢梅雄(ケロロ軍曹
マルティン・レースト(MONSTER
紅邵可、ナレーター(彩雲国物語)
MRIナレーション(秘密 ~The Revelation~)
世界橋ガブリエル(C3-シーキューブ-)
カイト(HUNTER×HUNTER
ツインテール(俺、ツインテールになります。)
フル・フロンタル機動戦士ガンダムUC

  • 劇場版アニメ
ロック(火の鳥2772 愛のコスモゾーン)
魔土災炎(Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン)
アミーゴスズキ(クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!
ガクシャ(GAMBA ガンバと仲間たち)
鈴木良一(GANTZ:O

  • ドラマCD
ブラム(ドラマCD つきツキ!)
ピサロ(CDシアター ドラゴンクエストⅣ)
サイモン・マーガス(ナイトウィザード)

  • ゲーム
シュウアークザラッドⅡ以降のシリーズ作品)
ジェームズ・アークライト(NOT TREASURE HUNTER
ハリー・C・スペンサー(THE スナイパー)
オーディン、バルバロッサ(ヴァルキリープロファイル
ブランカ(シャドウハーツ2
ニギ(天外魔境Ⅲ NAMIDA)
ディー(うたわれるもの 散りゆく者への子守唄
織田信長(天下人)
マールーシャ(キングダムハーツシリーズ)
ヴァルフリート(神撃のバハムート
足利義輝(戦国BASARA4)
ダグザ(真・女神転生Ⅳ FINAL)

  • 特撮
アサミヤ・シゲキ技官(実写)(ウルトラマンティガ
七の槍サンダール(忍風戦隊ハリケンジャー
バット・リー(獣拳戦隊ゲキレンジャー
宇宙忍者サンダールJr(海賊戦隊ゴーカイジャー

  • 吹替
ジェット・リー出演作品(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナシリーズ、エクスペンダブルズシリーズほか)
ピーター・バーク(ホワイトカラー)

  • その他
オープニングナレーション(日本テレビドラマ「セクシーボイスアンドロボ」)
ナレーション(テレビ東京時代劇「密命 寒月霞斬り」)
ナレーション(フジテレビドラマ「ハチワンダイバー」)
ナレーション(NHK大河ドラマ「花燃ゆ」)
ナレーション(映画「テラフォーマーズ」)


[余談]
前述の通り池田は元々アムロ・レイのオーディションに呼ばれていたらしいが、キャラクターデザインの安彦良和氏のシャア・アズナブルのデザインに惹かれ、
シャア役のオーディションを受けさせてもらい、見事その座を射止めたという。
池田はこのシャアとの出会いを「シャアに呼び止められた」と語っている。
もしかしたら、それがなければシャアの声は別人になっていたり、アムロの声が池田になっていたかもしれない。


近年でもガンダム作品に出る機会が多く、2004年放送の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に出演する事で昭和のガンダムファンからは大きな話題となった。
池田曰く「近年のガンダム人気はSEEDの反響が大きいと考え、若いガンダムファンにも嘗ての作品に興味を持つキッカケを作れたら」と思い、同作品への参加を決めたとらしい。
池田は「ィ」が発音しにくいらしくデスティニーをデステニーと読んでいたらしい。

また、2010年からOVAとしてリリースされた『機動戦士ガンダムUC』ではフル・フロンタルの声を担当。
原作の時点でフロンタルの声は記録に残るシャアの声とそっくりとされており、フロンタル役に池田氏がキャスティングされたのはある意味必然といえよう。

ただし、生真面目過ぎる性格のためかギャグ調のシャアは演じたくないと語っており、
「SDガンダム」のOVAでシャアを演じた時は、かなり嫌だったらしい。
そのため、「機動戦士ガンダムさん」のシャア等は別の声優が演じている。


先ほど触れた子役時代の呼び名関係の逸話として、ガンダムの初収録時にアムロ役の古谷徹氏が池田に「秀ちゃん!」と声をかけたところ、
「君にそう言われる筋合いはない!」と池田から激怒され、古谷氏は「ああ、やはりプロなんだな」と萎縮したというものが伝わっている。
また、収録中は「宿敵」というキャラクター同士の関係性を意識し、飲み会などでも古谷氏とは話さなかったとか。
今でこそお互いを認め合う仲であり、親友と言って良いのだが、ファーストインプレッションは最悪クラスであったことが伺える。
一つ間違ってたら仲良くならず、嫌われ続けていたかも知れない。

名探偵コナン』では、原作者の青山剛昌氏が『機動戦士ガンダム』のファンであることから、
池田とシャアを意識した『赤井秀一』というキャラクターを登場させており、アニメでは実際に池田が声を担当している。
ちなみに同作品にはアムロと古谷氏から名前を取った『安室透』というキャラクターもおり、アニメでは古谷氏が声を担当しているが、
キャラクター同士因縁があり、まるでアムロとシャアのような関係性になっている。


昔はかなり毒舌だったらしく、『機動戦士Ζガンダム』でナレーションを務めた小杉十郎太氏の朗読を聞いて、
「君病気にならない?(=降板しない?)」と言ったこともあるとか。


また、電話越しで交際相手と喧嘩し、別れ話で泣いていた女性を見かけた際、酔っ払っていた池田は、
事情を聞いたあと電話を受け取り、「俺はシャア・アズナブルだぞぉ!!」と電話相手を怒鳴ったことがあるとか。
何してんすか池田さん…。
相手がシャアを知っていたかは分からないが、知っていたならば唐突にシャアの声に怒鳴られた相手の反応が気になる…。


ゲーム等でシャアを演じる事になった際は過去作品を一切見ずに役作りをしているらしい。この点も過去作品を見てから役作りをする古谷さんと好対照だろう。


ゴルフが趣味らしいが、使用しているゴルフバックはシャアをイメージしてか真っ赤だという。


クソゲーとして名高い『ノットトレジャーハンター』では主人公のジェームズ(見た目はシャアそのもの)を演じ、カオスなシナリオが多い中、ヘタレになったり、
「僕も仲間にいれてくださーい」と言いながら人を殺したり、承太郎のマネごとをしたりと名演技が光る。ファンなら一見の価値があるだろう。
池田氏はその他、『THEスナイパー』などのクソゲーに出演している。
ゲームそのものは駄作であっても「CV:池田秀一というだけで説得力が出てしまう」と評され、「クソゲー請負人」なる名誉だか不名誉だかわからない称号を頂戴している。



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