登録日:2015/07/01 Wed 07:47:20
更新日:2025/04/24 Thu 15:47:26NEW!
所要時間:約 10 分で読めます
出典:名探偵コナン、779話『緋色の序章』、
1996年1月8日から放送中。TMS、読売テレビ、
(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
□概要
第75巻『ウェディングイブ』で初登場した私立
探偵。
一人称は「僕」(幼少期は「ボク」)。
二人称は、小五郎には「毛利先生」、年下には名前に「くん」「さん」付け、それ以外の大抵の相手には「あなた」「君」「お前」。映画では一度だけ「アンタ」と言ったこともある。
29歳独身で右利き。好物は
セロリ。ハロと名付けた白い小
犬を飼っている。
穏やかな性格の好青年で、現在は
毛利小五郎の弟子を務めつつ、毛利探偵事務所の階下にある喫茶ポアロで働いている。
色黒肌と脱色したような白髪(アニメやスピンオフ作品では金髪)、たれ目に灰色がかった青い瞳が特徴的なハーフの
イケメン。
作者曰く、色黒白髪キャラは『コナン』初らしい。
作中でも
園子や
歩美はじめ
モブキャラからも「(色黒の)
イケメン」「イケメンさん」などとよく称されるあたり、公式イケメンといってよさそう。
前述のように日本人離れしている容貌ゆえ、幼少期は「髪の色がヘン」だからとからかわれいじめられるなど苦労したようだ。
だが、本人はその当時から「ボクは日本で生まれて日本で育った日本人」だとの意識が強かった。
両親のどちらが外国人で何人なのかはいまだ判明していないが、後述する真の正体の関係上
日本国籍のはずである。
探偵だけあって推理力はかなり高く、特に
情報収集力や洞察力に長けている。
風に飛ばされた紙きれを風向きとビルの並び方から探し出す、という化け物じみた能力を披露したことも。
また、
猫の苦手な臭いのことや潮干狩りのベストタイミングなどなど、実に多岐にわたるジャンルについて豊富な知識を持つ。
加えて身体能力も優れており、
テニスやスキーの腕はプロ級。いずれにおいてもかつてジュニアの大会で優勝した経験があるそうだ。
趣味でボクシングも嗜んでいて、『甘く冷たい宅配便』では
パンチ一撃で犯人を失神させて確保したことも。
体力づくりも怠らず、主人公を務めるスピンオフ作品『
名探偵コナン ゼロの日常』では、河原で激しいトレーニングに励むシーンも。
ちなみにこの回が『
週刊少年サンデー』に掲載された翌週の人物紹介によれば「
トレーニングは河原でするタイプ」とのこと。
加えて、上記以外の色々なこともこなしてしまう。
●料理:
サンドイッチを作れば本職のパン屋がそのレシピを探り回った果てに「ウチで売らせてくれ」と頼みに来るし、お菓子作りだってお手の物。
●ギター演奏:
エレキギターを渡されれば即興で軽く弾いてのける。スピンオフ作品で愛犬に語ったところによれば「友達と演奏したくて覚えたんだ」という。
●野球:小五郎及びポアロのマスターが参加している草野球チームに、風邪をひいた二人の代打として参戦。当初は劣勢だったチームを観察眼や身体能力を活かして支え、ついには逆転勝利に導く。
●犯罪者の確保:車で逃走中の被疑者を借りた白バイで追尾して捕縛するし、赤子を
人質に取ったひったくり犯も、背後から襲い来る
ストーカーも難なく制圧。
●車の運転:ただでさえ扱いの難しいロータリーエンジン搭載のスポーツカーを駆り、車道だけでなく
モノレールの車両やトンネルの側面まで走る。
更には雨漏りの修理から
拳銃操射に筋トレの指導、尾行を撒くことや盗聴器の発見に至るまで何でもござれ。
「
完璧超人?」と疑われるレベルのこうした万能ぶり、最早
チートである(中の人的に言えばニュータイプか?)。
ルックスとこうしたハイスペックを持ち併せているとなれば女性に放っておかれるはずもなく、ポアロの同僚・
榎本梓には劇場版で「安室さんはうちの常連のJKに大人気で」などと言われ、作者も「
ポアロではモテモテ」と明言するほど。
非科学的なものの類は全く信じない性質のようで、13日の金曜日にまつわるあれこれを論理的な根拠にたって否定し、自身についての妙な噂が流れた際には「
ドッペルゲンガーのせいではないか」と言い出した部下の言葉を信じず、実地に調べて真相を突き止めていた。
警察学校に在籍していたことがあり、そこでの成績も常にトップだったようだ。
当時の担当教官には「警察学校の歴史の中でも類を見ないほど優秀な成績で入校し総代を務めるほどだが、真面目すぎる性格と目立ちすぎる頭髪のせいで他の学生との軋轢が絶えない」と評されていた。
□本編での活躍
初登場時には、花嫁に依頼されて花婿となる男性の素行調査を行っていた。
自身が雇われたレストランを花嫁にパーティー会場として選んでもらい、自身はウェイターとして潜り込んでいたが、その時には眼鏡をかけていて眉毛も少し太かった。
そこで花嫁が焼死する事件が発生し、現場の状況などから犯人は花婿の男性だと睨んだ。
しかし、そこに居合わせた小五郎(正確には
江戸川コナン)の推理でその考えが間違いだと気づく。
そしてこのエピソードの終盤で、毛利探偵事務所の下の階にある喫茶ポアロでバイトを始める。
同時に、
小五郎の推理に感銘を受けたといって弟子入りを志願。
当初は「弟子は取らない主義」として渋っていた小五郎だったが、安室に「依頼を受ける際は一件同行させてもらうごとに勉強料を支払う」とその額を告げられるや、目玉が飛び出るほど驚き、手のひら返しで快諾した。
その後、毛利探偵事務所で人が死亡する事件に巻き込まれるが、そこでは初登場の時とは別人のような、小五郎をも遥かに凌ぐ捜査能力を発揮する。
そのため、
毛利蘭からは疑問に思われ「そんなに凄いのにどうしてお父さんの弟子になったんですか?」と訊ねられるも「僕なんて毛利先生に比べればまだまだですよ!」と謙遜して肝心なことは答えず煙に巻いた。
だが、小五郎やコナンに協力的な姿勢を見せる陰で、彼らに隠れて不穏な動きを見せる様子の描写が次第に多くなっていく。
どうやらその行動は、
灰原哀の行方を追うためのようだが……?
以下ネタバレ
初めまして…
バーボン… これが僕のコードネームです…
彼の正体は黒の組織の一員「バーボン」で、情報収集能力に長けることから
「探り屋」とあだ名される男だった。
そのコードネーム自体は『赤白黄色と探偵団』で既に登場していたが、それが誰なのかは長い間謎のままだった。
安室自身も実は第65巻で登場済みだったが、その時は火傷を負った
赤井秀一に変装した姿で
FBIの周囲をうろついているというもので素顔ではなかった。
灰原の行方の他に赤井の死について関心を持っていた安室は、赤井に扮してFBIの周囲をうろつくことでその反応から情報を得ようとしていたのだ。
組織に
スパイとして潜入していた赤井とはその当時から因縁があるらしく、彼が来葉峠で射殺されたと聞いても「ヤツを仕留めることができるのは自分だけだ」と、その死を認めようとはしなかった。
その卓越した情報収集能力は組織の間でも恐れられていて、
ジンからも「
シャーロック・ホームズのような探偵は小説の中だけにしてほしいものだ」と疎ましく思われている。
だが組織の中では珍しく争いを好まない人物で、ベルツリー急行の事件で宮野志保(灰原)を見つけても、殺そうとはせずに組織に連れ帰ろうとしていた。
この事件でコナンに組織の一員だと知られてしまうが、そこで起きた“ある出来事”により再び「赤井の死」に関する疑問が浮上。
その真相を探るべく再びポアロのバイトに戻って、彼の死について調べ始める。
組織の活動においては
ベルモットと行動を共にすることが多く、愛車を出して運転手を務めるシーンがよく描かれている。
どうやら彼女に関する重大な秘密を握っており、それを材料に変装を施してもらうなどの協力を得つつ、赤井の情報収集を行っているようだ。
しかし、その秘密が何なのかは今のところ不明。
後に伊豆高原の密室殺人事件がきっかけでコナンに興味を持ち始め、次第に「
恐ろしい男だ」と一目置くようになる。
コナンの正体を疑っていた折、
腕時計型麻酔銃を小五郎に打とうとしているところを目撃して眠りの小五郎のトリックを見破った。
以後コナンは安室の前で「眠りの小五郎」を行うのは控えている。
コナン=
工藤新一であるとの確証は今のところ得ておらず、新一の父親である
工藤優作とコナンとの関係には気付いていない。
だが、『緋色シリーズ』では、
沖矢昴がコナンの許可を得て工藤邸に住んでいることまでは調べが付いているため、安室はコナン=新一だと見破るのに近づきつつあるといえる。
ストーリーが進むうちに、幼少時に宮野一家(ただし灰原はまだ生まれていない頃だった)と面識があったことが判明。
ベルツリー急行でシェリー(正確には前述の通り
怪盗キッドの変装だったが)と対面した際
「さすがヘル・エンジェル(彼女の母親である宮野エレーナの組織での通称)の娘さんだ…よく似てらっしゃる…」と声をかけていた。
過去エレーナは、自分と同じハーフだからと安室のことを特に気に掛けていた。いじめられて怪我を負ったところを
宮野明美に連れて来られた彼の手当てをしたり、
自転車の練習にも付き添ったりしていたことが回想で描かれている。
このこともあって、
エレーナは安室の初恋の相手で、今でも折に触れて彼女を思い出す様子が描写されたり、スピンオフ作品では警察官を志した理由を訊ねられ「ある人(エレーナ)を見つけるためさ…」と顔を思い浮かべながら答えるなど、安室の中で大切な存在であり続けてきたことがうかがえる。
(しかし、
初恋の相手が殺したいほど憎んでいる相手の叔母だったと知ったらどんな反応をするのだろうか……)
また、ひょんなことから「子供の頃は下の名前からとって「ゼロ」というあだ名で呼ばれていた」と打ち明けるが、コナンはこれがきっかけで安室の正体に迫る“あること”に気付く。
とっとと出て行ってくれませんかねぇ…
僕の日本から…
実は「安室透」という名は偽名に過ぎず、
本名は「降谷零」といい、真の正体は組織に潜入している公安警察官。
『
純黒の悪夢』にて劇場版初登場を果たし、同作冒頭のキャラクター紹介にて、原作に先駆けて警察庁警備局警備企画課所属と判明した。
警察組織における階級は当初明言されていなかったが、作者があるインタビューに「(安室は)キャリアだと思う」と答えていることや、『緋色シリーズ』において十数名の部下を率いていた描写、警部補である
風見裕也を直属の部下に持つことからしてある程度の階級、少なくとも警部以上かと推測されていた。
なお、その後作者が『SDB JUSTICE+』において「脚本の櫻井(武晴)さんと警部がいいんじゃね?と決めました(笑)」と明言したため確定した。
同映画では、本編では既に殉職している
松田陣平とは警察学校時代の同期だったことが明かされた。
また、爆弾解体の技術と、それに挑む際の心構えを彼から教わっていたことも
回想シーンで描かれており、加えて同映画公開から3年後の2019年に連載が開始されたスピンオフ作品『警察学校編 Wild Police Story』においても松田との関係が深く掘り下げられている。
安室が思わず反応を示した「
ゼロ」という言葉は、彼の子供の時のあだ名だったと同時に、所属する警察庁警備局警備企画課に存在する(と噂されている)係につけられたコードネームのようなもの。「存在しない組織であれ」という意味を込めてそう呼ばれているという。
コナンはその「ゼロ」という言葉と、これまでの事件で見せた彼の言動などから、彼の正体を
公安警察の人間だと推理した。
「安室の兄ちゃんって敵だよね?悪い奴らの」とコナンに訊ねられた際、それを一度は否定するも、『緋色シリーズ』が進んでいくうちに事実だと発覚。
そのシリーズで降谷は赤井の生存を確信し、彼の同僚である
ジョディ・スターリングたちを人質に取って赤井をおびき出そうとする。
結果から言えば、赤井本人とコナン、それと彼らの
協力者たちの手によってその計画は破綻した。
この時に沖矢の正体が赤井だと見抜いていたが、コナンたちの妨害によってその真相はうやむやにされている。
なおよく言われるが、この時の降谷の行動とその動機については「組織に引き渡し、これをきっかけに中枢に食い込むつもりだったようだ」というのは
あくまで赤井の推測に過ぎず、上述のように公安の十数名の部下を率いての行動はリスク面でやや疑問が残る。
一応赤井の生存は確認できたものの、逆に自分の本名、引いては所属も知られたことを明かされ、この件の情報は組織へ一切漏らさないことを暗黙の了解としたまま幕を閉じた。
来葉峠の一件以降、安室とコナンはある時は協力し合い、またある時は探り合い……と、状況と場合に応じて立場を変えつつ関わり合っていくようになる。
その後、組織の重鎮たる
ラムから工藤新一について調査するよう命じられたことで、『迷宮
カクテル』のエピソードの冒頭で工藤邸に侵入した際、ついに赤井本人とお互い変装していない素顔のままで対面を果たすが……。
一方で、とある依頼で偶然同道することとなった板前の
脇田兼則からは「(小五郎が持つという「ハズレを見抜く目」を羨ましがりながら)自分を謀る裏切者がわかるじゃないですか…鮮度の落ちた魚を高値で売りつける仲卸とかねぇ…」と言って見つめられるなど、
こちらもやや不穏な空気を醸し出している。安室の側も何か彼に対して思う所があったのか、脇田がコナンのことを褒めつつ更なる話を聞こうとした際には話題を逸らしていた。
【赤井秀一との因縁】
赤井からは「敵に回したくない男の1人」とされているが、彼に対して安室は現在でも強い執着・憎しみを抱いている。
作者曰く「赤井は安室の唯一の弱点で、能力的には赤井を上回っているが、いざ対決すると安室は何をやっても赤井には勝てない」とのこと。
安室こと降谷が赤井に拘る理由……それは彼の幼馴染で親友にして、同じく公安警察(警視庁公安部)からの潜入捜査官だった「スコッチ」こと
諸伏景光の死に赤井が関わっているから。
本編の3年前、赤井が諸星大、コードネーム「ライ」として組織を探っていた頃のこと。
景光がNOC(ノン・オフィシャル・カバー。本来の身分を隠して潜入捜査を行う者)だと組織に露見し、赤井によって景光は射殺されてしまった。
携帯電話ごと心臓を撃ち抜いたため彼の身元や仲間との繋がりが途絶えてしまい、「幽霊を撃ったようで気味が悪い」と言って去っていく赤井。
景光からの連絡を受けて駆け付けるも、すでにその時には事切れていた友とその仇を苦々しげに見る安室。
尤も、遺体右手の血痕から「スコッチは自ら心臓を撃って
自殺したこと」を彼も理解していた。
許せなかったのは、「あれだけの実力を持つ赤井が、自決させるために銃を渡したこと」にあったのだ。
なお、景光の死にはさらに深い事情(詳細は景光の項目を参照)があるのだが、全てを目撃していた赤井が口を噤んでいるため、安室は未だそれを知らない。
『エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』
台詞は無いが、ジンのイメージシーンに登場。
第1話の時点で既に
黒の組織に潜入していたことが判る。
ウォッカに取引相手の社長が暴力団・泥参会とつるんでいることを報告している。
このことに関してジンは「
相変わらず鼻の利く野郎だ」と評していた。
□主人公を務めるスピンオフ作品
2018年5月から2022年5月まで連載。2022年には
アニメ化もされネットフリックスで配信された。
『コナン』本編の裏で安室がどのような日常生活を送っているのかが描かれている。
詳細は個別項目へ。
『警察学校編 Wild Police Story』
2019年10月から連載された。
警視庁警察学校時代の降谷の思い出、および本編においては既に全員殉職している同期の松田陣平・伊達航・
萩原研二・諸伏景光らとの絆が描かれる。
アニメは『ゼロの日常』とは異なり『コナン』本編と同じ時間枠において地上波で放送され、本編としてカウントされている。
また、原作タイトルは全て
四字熟語で統一されているが、アニメの
サブタイトルは『警察学校編 Wild Police Story case ○○』(「○○」にはそのエピソードでフィーチャーされる同期の名前が入る)となっているほか、『警察学校編』原作にコナンは登場しないが彼の短いモノローグが冒頭に入り状況説明などを担う形としていた。
□余談
最初は公安ではなく、純粋な悪役として出す予定だったとの事。
2014年に『金曜ロードSHOW!』公式サイトで行われたキャラ
人気投票では10位に輝くなど、劇場版に登場する前からそれなりの人気を得ていた事がうかがえるため、そういった面の影響もあったのかもしれない。
探偵業をしつつ喫茶店のバイトもこなし、機を見ては小五郎の仕事にも同行、更に裏では黒の組織の任務と公安の仕事もキチンと遂行し……と、安室はこのように
3つの顔を使い分けている。彼の持ち味を端的に表すフレーズでもあり、公式でも彼の紹介の際に使われている。
だがこのように色々な肩書が相まって実に忙しい人になってしまっており、スピンオフ漫画ではほとんど
睡眠をとっていないシーンもある。
黒の組織とは関係なくFBIの事は毛嫌いしている模様で、捜査官と出くわすと辛辣な態度を取る。
もっとも、彼らは正当な手続きを経ずに日本国内で無断で捜査活動をしている上に銃撃戦まで繰り広げるなど、国内の治安維持に努める公安の立場からそうなるだけの正当な理由が無いわけではない。
「
手柄欲しさに事件現場に出ばって来てドヤ顔で捜査を引っかき回し地元警察に煙たがられて視聴者をイラつかせる存在」と、FBI捜査官らを目の前にハッキリと言い放った。
さらにその推理力の低さを「気付いた事は
それだけなのか?FBI」と
露骨に馬鹿にし「日本への観光旅行を満喫したならとっとと出て行ってくれ」と
全力で挑発するなど、安室透としての普段の人当たりの良さはこの時だけは鳴りを潜めるほど。
過去にスコッチが
世良真純にベースの弾き方を教える姿を見た事があったため、彼女の事を知っている模様。
ただ、世良に「どこかで会った事ないか?」と訊かれた時は「気のせい」だと誤魔化していた。
しかし、その時の反応から恐らく世良が赤井の妹であることは知っているはず。
2018年には、トークアプリ
LINEにおいて安室(降谷)と友達になれるキャンペーンが展開された。『コナン』でこうしたキャンペーンが行われるのは初めて。
「ハムサンド」とメッセージを送ると作り方の手順やコツを教えてくれたり、登場人物の名前を打ち込むと色々とリアクションをしてくれたりした。
安室版と降谷版の二種類があり、それぞれ微妙に口調が違う。後発の降谷版は反応語句が増え、ハロウィンや
クリスマス、酉の市などの時事ネタのほか、『コナン』のLINEスタンプにもリアクションが返ってくるようになった。
2019年のトークイベント「話そうDAY」で作者本人が「安室のLINEの内容は俺がかなり監修した」と発言したので、内容は公式設定とみてよさそう。
赤色をとにかく嫌っている。
2017年のクリスマスイラストでは、
サンタクロースの衣装を手にひきつった顔で「僕…赤いのNGって言いましたよね?」と梓に訊いていたほか、
カレーを食べる際は「赤い福神漬けより白いらっきょうのほうがこの店のカレーには合う」と話すなど、その姿勢は徹底している。
期間限定LINEでも「(よくある赤い
トマトではなく)黒いトマトを育てている」「(「紅白歌合戦」とメッセージを送ると)白一色のほうがいいんじゃないですかねぇ…」「(「サンタクロース」とメッセージを送ると)白いおひげのおじいさん」とコメントするなど、赤色の要素が含まれているものごとであってもそれに触れずに避けようとしているのが判る。
『SDB』80巻によれば「しゃべりまくっても嫌がらない人」とのこと。
2018年に劇場版『ゼロの執行人』の大ヒットにより増えた安室ファンの間で、彼の本名である「降谷」姓のハンコを持つのが一種のブームとなった。
「自分の苗字でもないハンコなんて何に使うのか?」と思う人もいるだろうが、とある情報番組によれば、一例としてタスク管理に際し安室(降谷)が上司であると仮定して、タスクが終わるごとにこのハンコを捺して彼の部下の気分を味わう……という使い方をする人がいるそうだ。ちょっと何言ってるか分からないです
ちなみに「降谷」姓は実在するもののかなり珍しく、日本全体でも約30世帯くらいしかいないらしい。
あるハンコ店によれば「この(降谷)姓のハンコの注文はいつもなら1年に1本あるかどうか」というくらいの需要だったそうだが、この年ハンコ業界は思わぬちょっとした特需に沸いた結果、経済紙にも取り上げられることとなった。
2018年9月には、引退した元歌手の安室奈美恵に向け、安室透が「お疲れ様でした」とのメッセージが書かれた黒板を手にしている公式イラストが発表された。
2022年には、『コナン』と『
ONE PIECE』のコラボ企画の一環として、
『週刊少年サンデー』掲載作品のいち登場人物でありながら、なんと他社のライバル誌『週刊少年ジャンプ』の表紙を飾るという快挙を成し遂げた。
なお、当時の担当声優だった古谷氏は、『
ONE PIECE』では安室と同じように主人公を支える歳上の金髪イケメンキャラである
サボを演じていた。
ちなみに『サンデー』にやって来たのは
ロロノア・ゾロ。
おかげで「安室さんは潜入捜査で『ジャンプ』に来たのに、ゾロは迷い込んで『サンデー』に載った」と言われたとかなんとか。
2007年に発売された『
みんなのGOLF5』に「コナン」というプレイヤーキャラが登場するが、偶然にもこのキャラクターを演じていたのが古谷氏である。
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以下、FILE.1136のネタバレ注意!! |
7年前の警察学校時代に遭遇した幼き新一と蘭と同期で解決した事件に使われたある文語を現在になってコナンが知っていたことから遂にコナン=新一に確信した。さらに謎の老人から「江戸川コナンを調べ上げろ…骨の髄までな…」 と命令を受けている安室…今後の展開が見逃せないだろう。
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追記・修正は、洞察力の鋭い人にお願いします。
最終更新:2025年04月24日 15:47