ドラえもん(キャラクター)

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ドラえもん(キャラクター) - (2022/04/02 (土) 12:22:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/09 Fri 21:55:23
更新日:2024/04/27 Sat 13:02:28
所要時間:約 15 分で読めます


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129.3 ※主人公です たぬき たぬき←たぬきじゃない! ふしぎなポケット やろう、ぶっころしてやる。 コメント欄ログ化項目 コンプレックスの塊 ジャン・レノ スパロボ参戦希望筆頭 チート←ポケットが ドラえもん ドラえもんズ ドラえもん登場人物項目 ドラ焼き ドラ焼きの亡者 ドルオタ ネコ ネコ型ロボット ハゲ モナ・マーシャル ロボット 中古のポンコツロボット 主人公 人外 人間臭い 他力本願絶対許さないマン 元落ちこぼれ 元黄色 全知全能 名言製造機 四次元ポケット 土曜日のたぬき 大山のぶ代 子守用 富田耕生 怒ると怖い 愛すべきバカ 暴言製造機 最強ロボット候補 最終兵器・石頭 未来 横山智佐 毒舌 水田わさび 汎用猫型決戦兵器 海ではフグやタコ、アメリカではアザラシに間違われる。 満身創痍 特定意志薄弱児童監視指導員 畜生青狸 知らぬ者はいない 短足 石頭 自己犠牲 落ちこぼれ 親友 親友は人間 親善大使 野沢雅子 量産機 銅鑼焼き 青い悪魔 青色 音痴 高橋和枝 鼠嫌い




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きみはじつにばかだな。



ドラえもんは漫画作品及びアニメ「ドラえもん」に登場する主人公である。

【通常のドラえもん】
CV:富田耕生→野沢雅子(日テレ版)
  大山のぶ代(テレ朝版第一期、俗に言う大山版) 
  水田わさび(テレ朝版第二期、俗に言うわさび版)
  モナ・マーシャル(アメリカ版)

アニメでは4人の声優がいるが、日テレ版が黒歴史で視聴が困難で初代は大山と紹介されることが多い。
当時のスタッフは、ドラえもんというキャラクターに「世話好きなおじさん」というイメージを抱いていたことから、動物役なども多く演じていた富田に初めから配役するよう決めていたという。
日テレで二代目ドラえもんの声を務めた野沢は同作を白黒作品であったと勘違いしている。*1*2

【黄色い(本編前の)ドラえもん】
CV:高橋和枝→横山智佐(大山版)
  水田わさび(わさドラ版)

断じてたぬきではない


※多数の設定が混在する為、ややこしい部分があります。ご了承ください。


●スペック

品名「ネコ型子守ロボット(MS903)」
製造年月日:2112/9/3

身長および全スリーサイズ:129.3cm
体重:129.3kg
頭の周囲:129.3cm
足の長さ:129.3mm

馬力:129.3馬力
ネズミに驚いて逃げる時の速度:129.3km/h
(通常時の速度:50mを15秒で走る=12km/h)


◎経歴


東京マツシバ社製のネコ型ロボット。
製造中に起きた事故によってネジを1本失う。
そのせいか、仲間達より若干性能が劣るややまぬけなロボットに仕上がってしまったが、それでもどうにかロボット学校を卒業し、
『子守ロボット』としてセワシの家に引き取られる(間違い注文であるが…)。

セワシが劇中ののび太達と同年代に成長した頃、「うちが貧乏なのは先祖がしっかりしてないせいだ」というセワシの発案で、
一族で最もドジだと思われるのび太のもとに送られ、以降は野比家に居候しつつのび太の世話をしている。
彼の寝床はのび太の部屋の押し入れの中。
連載当初は「セワシの子分」と紹介されており、野比玉子がドラえもんを家族の「人数」には含めず、のび太のペットとして見ている回があったのはこの名残なのかもしれない。

ちなみに大人になったのび太が描かれる回では存在に一切触れられていない事から、のび太が成人する頃には既に未来に帰還している模様。
帰還した具体的な時期は描写されていないが、のび太基準で「小学生時代*3」と「高校時代以降*4」の二つが有力視されている。

だが、『ドラえもん』における事実上の最終回に当たる「45年後……」では壮年期ののび太とドラえもんが普通に会話しているため、
未来へ帰還した後も交流自体は続いているようだ。*5

アトム則巻アラレなどが「天才科学者に作られた『作品』」であると描写されているのに対し、
彼は明確に「企業によって大量生産された『工業製品』の一個体」と明言されており、ロボットのキャラクターとしては異質な出自となっている。
一応、媒体によっては「件の生産ラインで作られた個体第1号」という微妙に特別(?)な出自にされている事もある*6
ただし、「ミニドラ」は設定によっては「ドラえもんの功績を称えてあえて現在のドラえもんを模して造られている」となっており、出自はともかく現在の立場としては未来基準でも相当特異なポジションにあることは伺える。



◎見た目


ずんぐりした体型の青いボディでまんまるな頭を持つ。
作者が娘の起き上がりこぼしに躓きどらえもんを思いついた為、連載初期は今とは違い、ずんぐりむっくりした体形だった他、連載当初の設定では「犬と猫の出来損ないロボット」だった。
かつては猫耳があったが、ネズミにかじられて失っている。
そのため、彼の容姿を見て「ネコ型ロボット」であると初見で気付く者は少なく、むしろかなりの確率でタヌキに間違えられる。

なお、体色も誕生直後は黄色だったが、耳を失った直後に青くなっており、
最も古い設定では「耳を失くしたショックで青ざめ、元に戻らなくなった」という理由だった。
ちなみに原作で体の青色を表現している縦線はトーンではなく、F先生が一本一本描いていたらしい。

映画『2112年 ドラえもん誕生』以降の大山版アニメでは、「耳を失った悲しみを忘れて元気を出そうと『元気の素』を飲もうとしたところ、
間違えて『悲劇の素』を飲んで一晩中泣き続けた結果、声が枯れ、黄色のメッキが剥がれて青い下地が露出した」と言う設定が登場している。

水田わさび版では様々な設定が織り交ざっている。
「ドラえもんが生まれかわる日」では『2112年 ドラえもん誕生』とほぼ変わらない設定だったが、
『走れドラえもん!銀河グランプリ』『ドラえもんの100年タイムカプセル』では原作準拠の設定に。
さらに『スーパーレディオステーション ドラチャン★ドラヂオ』にて、また『2112年 ドラえもん誕生』とほぼ同じ設定に戻った。
なお、声変わりの設定自体は残っているが、どのような経緯で声が変わったかは不明。
(わさび版では現在のドラえもんも今のドラえもんの水田わさび女史が演じているが、やや演じ方を変えている。)

やたらとプロフィールに129.3が目立つのは、連載開始当時の小学4年生の平均身長だから。親しみやすい身長に設定されているのである。
誕生日21 12 9 3 日は、実はこの数字から生まれたもの。
しかし、体重129.3kgの物体が特急電車並の速度で走り回るとは恐ろしい話であるし、そんな重い彼が寝てもびくともしないのび太の部屋の押し入れの強度も異様である。
というか、のび太もたまにドラえもんを持ち上げるし。
反重力装置が搭載されてるのでその恩恵かもしれないが…
あと129.3馬力相手に喧嘩して勝てるジャイアンとは何者だろうか(子守りロボットなので子供相手にはリミッターがかかるのかもしれないが)。
また、プロフィールの数字を忠実に再現すると、 絶対に劇中の姿にはならない (身長129.3センチに対して頭の円周が129.3センチだと5頭身ぐらいの微妙にスマートな体型になる)。
なお、テレ朝のアニメでは実寸100cmでかかれている。これは単純に「かわいいから」というもの。


◎性格

真面目かつお人好しな性格で基本的にはのび太の兄貴分、保護者役として登場する。
しかしながら、メディアにもよるが、フランクで毒舌、現実主義者の側面も併せ持つ事が示唆される。
それでいて、のび太と同レベルのドジなお調子者でもあるため、共に悪ノリして事態が悪化することも多い。
そのため、たまにのび太と一緒にジャイアンのゲンコツの餌食になったり、
セクハラをやらかして、しずかちゃんの制裁を食らうこともしばしば。

基本的に原作及び日テレ版ではのび太のことを呼び捨てでよぶが、テレ朝のアニメでは君付けでよぶ。*7*8

また、惚れっぽくてスケベでミーハーな面もあり、世界線によっては未来にガールフレンド残してきているのに多数のメス猫に惚れては振られたり、
ひみつ道具でしずちゃんの入浴を覗こうとしたり、超ミニスカートブームと知った途端に鼻息を荒らげて外に飛び出したり、
アイドルの追っかけをしたりと、いろんな意味で人間臭く子供っぽい。

さらにかなりのゲームオタクでもあり、未来世界のゲーム機を現代に持ち込んだことやテレビゲームを徹夜でプレイしたこともあった。

好物のドラ焼きへの愛情は常軌を逸しており、味や食感には並々ならぬこだわりを持つ。
駅前商店街の菓子店の主人と論争を繰り広げたて、挙句の果てに、道具を使ってまで、自らの持論を通すという強引な手段を講じたことさえある。

そしてネズミ嫌いも常軌を逸しており、気絶するなどまだいい方。作品によっては全くよくないが
対ネズミ用と称し、戦車やビルを消し飛ばすほどの破壊力を持った超兵器や現実改変装置を保有しており、ネズミ抹殺の為に地球を滅ぼしかけたことすらある。*9
ハムスターやモルモットも当然駄目で、学習漫画ではミッ●ーマウスの焼き印がついたどら焼きにすくみ上がっていた。

この2つが絡んだ時に際しては自身の使用する道具をフル活用する分、のび太のイタズラや暴走よりもよほど厄介な事態になる事もあり、
のび太とママがタッグを組んで、ご機嫌取りに動いたこともあった。

ひみつ道具の管理が杜撰であり、ひみつ道具をその場(のび太の部屋、空き地など)に放置したまま出掛ける、修理中や欠陥品をポケットの中に入れておく、
メンテナンスを怠る、ひみつ道具の選択や使用方法を間違える、ひみつ道具の重要な事(欠点など)を後から説明する
(惨事が起こったり、ジャイアンに奪われた後が多い)など、いい加減な所が目立っており、
この行動がのび太達が被害に遭ったり、恥をかく原因の一つとなっている。

更には咄嗟の状況だとパニックになりがちな部分があり、あわてるとロクなことにならないような部分はのび太にも指摘されている。
逆に落ち着いた環境での知識や雑学、状況の立て直しや考える準備がある戦局ではかなり落ち着いて頭が回り、
これは日頃はドジで無知だが追いつめられると咄嗟の機転が利き、柔軟な発想力もあるのび太との対比とも言える。
(前述の通りドラえもん・のび太ともにドジな面を同時に見せるケースも多いのだが)

また極限状態や失態を起こした際には自罰的な傾向があり、大長編のような生死のかかった重大な事態ではしばしば「壊れてお詫びする」という行動を取りにかかる。
他にも優先順位としては自分の身の安全よりも何よりのび太たちの事を優先しがちで、危険な相手の場合ロボットに対してだと容赦なく破壊や改造を選択することも多い。
ただこれらの行動は「機械に対して情が無い」と言うわけではなく、子守ロボットとして人間の安全を第一に考えていると言うスタンスなだけと思われる。


なお、日テレ版のアニメでは最初はおっさん臭い性格で秘密道具を出すとき「あーらよっと」という掛け声をだしていた。
声優が野沢雅子に代わってからは原作以上に子供らしく活発な性格になっている。また「~のよ」などと女口調も使っていた。
寝ているのび太達を夜中に起こした後楽園球場で野球をする、のび太の林間学校にリュックの中に入ってついてくるといった自分勝手な行動も目立つ。

大山ドラ時代は原作よりおとなしく、過激な台詞は他のキャラクター、台詞に差し替えられている。
これは大山のぶ代が「ドラえもんは子守りロボットだから乱暴な言葉遣いはしない」という考えによるもの。
「ぼくドラえもんです」や「うふふふ」は大山のぶ代のアドリブによるもの。

わさドラでは基本的に原作に近いフランクな口調、性格となっているほか、
若干日テレ版後期の影響も受けているようで、活発な面や子供っぽい行動が目立つ。*10



◎機能

●ペタリハンド
丸くてゴム鞠のようだが、どんなものでも吸着する高性能な手。
ある程度は形状を変えられるようで、指と思しき塊が現れることもある。銃の引き金も引ける。
本人はジャンケンでグーしか出せないと言っていた時もあるが、何度かチョキは出しており、夢中機回の雑誌連載版では幻のパーを出していたこともある。
あやとりができないことがコンプレックス。「手がゴムマリだからできないんだよっ」


●へんぺい足
脱力感漂うネーミングだが、反重力装置で地表から僅かに浮いている高性能な足。
音を立てずに歩くことができる機能もあるが故障している。
彼が歩くときの奇妙な音はこの2つの要素が噛み合った産物らしい。
足が浮いている設定は「家の外でもクツを履かないのはなぜ?」という問い合わせがきっかけで作られたもの。
原作者の藤子・F・不二雄先生もこれを知った時には驚愕したとか。
短足なのがコンプレックス。でも正座してる場面がいくつかあったりする。どういうことなの…

なお皮膚は足裏のみならず微細な反重力場が働いているので、埃や汚れは乾いていれば布で吹くだけで落ちる。
タイムマシンからう×この中に落ちた時はさすがに川で洗っていたが。


●耳
前述の通りに耳を失い、やはりコンプレックスの一つに。
しかし、もともと耳のパーツはただの飾り(後付け設定で集音器になっていることが判明)であり、
聴覚の機能は人間の耳と同じく側頭部に内蔵されている。
だからドラミちゃんは耳が無くても問題なく活動できる(リボンは着脱可能な補聴器で、なくても日常生活には困らない)。
2011年の誕生日スペシャルではこのコンプレックスを克服したことが示唆されている。


●鼻
強力ハナ。
人間の20倍の能力を持つと言われるが、故障中…
ちなみに、コロコロ版のドラえもんズでもこの事を本人が話している。


●レーダーひげ
具体的に何のレーダーかは不明だが、やはり故障している。
取り外しは可能だが、ないとバランス感覚が狂うらしい。
隠し事をしているとピクピク震えるぞ。


●口
洗面器がすっぽり収まる口。猫語が話せる。


●しっぽ
スイッチになっており、ひっぱると機能が停止し、もう一度ひっぱると再起動する。
一時期はしっぽをひっぱると姿を消す機能もあったが、現在では(便利すぎたので)なかったことになっている。
本物のネコ同様、機嫌が悪いと左右に揺れる。


●ネコ集め鈴
ネコを集める効果があるが、やはり故障している。何の為にネコを集めるのかは不明。
一時だけ鈴型のカメラに交換されていたこともあった。
映画「ひみつ道具博物館」では作中の回想にてドラえもんがまだのび太の元へやってきたばかりの頃に鈴を巡る一騒動が起こり、それが二人が親友になるきっかけになったものとしてドラえもんが新品よりも5倍もかかる修理代を出してまで大事にしている事が明らかとなった。


●エネルギー源
体内には食べたものをエネルギーに変換する「原子胃袋」を持ち、人間と同じ食事で活動エネルギーを得ている。
100%エネルギー変換するので糞尿などの排泄物は出ないが、劇中ではトイレに行っている描写もある。しかも立ちション
「おい、順番まてよ」
なお原子炉(体内水素核融合)の設定は現在はボカされている。


●冷却水
ドラえもんをはじめとする未来のロボットの多くは、コンピューターを冷やすために冷却水を通している。
ぶっちゃけた話、マンガ的に表現されているドラえもんの汗や涙、唾液の類である。
ちなみに蚊にも刺される。ロボットなのに。


●四次元ポケット
おなかについているネコ型ロボットの標準装備。
内部に無限大の広さの四次元空間が広がり、あらゆる物体を収納できる。
中に入れた物は何を取り出したいかをイメージすると自動的にそのものを引き寄せる…ため、
使い慣れていない素人はろくでもないものを取り出すことが多いし、
ドラえもん本人であっても予想だにしないものを詰め込まれていたり、慌ててパニックになったりしたときにはどーでもいいものばかり出してしまう。

様々なひみつ道具が収納されているが、ドラえもんの場合は本人が購入した道具以外にレンタルしたものもあるらしい。
基本的にはセワシの親から貰った給金代わりの小遣いや野比家のそれ等、
子供の小遣いと変わらない資金で買えるものばかりな筈だが、その割に性能が凄まじい。
着脱は自在であり、洗濯も可能。ドラえもんの寝床である押し入れの枕下にはスペアが置いてあり、使用中のポケットと内部の空間がつながっている。

なお未来デパートに行けば何も入っていない四次元ポケットを購入できる他、
ポケット以外にもカバンなどの四次元空間を使用した収納アイテムは色々ある模様。




上述の通り、ドラえもん自体の本来は「子守り用」だが、大長編などでは他の用途に使われることも多い。

ロボ子を送り返してもっといいロボットを借りれないかとのび太がごねた際は 自らが女装してロボ子の穴を埋めようとした 事もある
(他にも『温泉旅行』で仲居コスをしてのび太のパパとママから金をせしめようとし、アニメ版ではさらに女装エピソードがある)。


ドラえもんが慌てたときに関係のない道具が次々に出てくるのは、ドラえもん自身がパニックに弱いうえにポケット内の整頓を怠っているせいらしい。
不調になったドラえもんを直す為にのび太がドラえもんの体内に入った際には、余りの乱雑さに絶句した。


◎性能

前述の製造中の事故が原因で、他のネコ型ロボットより低性能な「落ちこぼれ」になってしまった。
ロボット学校での成績はのび太を笑えたレベルではない。
と言ってもそれは22世紀(ロボット)の基準であり、作中では難しい事柄の解説役だったり、
バイバインで増えていく栗饅頭の計算を暗算で一瞬で答えを出したり、
ひみつ道具や異星の宇宙船を修理したり、雑学等も数多く持ち合わせていたりと、何だかんだで主要人物の中では頭は良い方である。
……もっとも、それは後期以降の話で最初期の「ドラえもん対ガチャ子」では2+3を6と答えていた上、
「おいかけテレビ」では電器屋に行けばテレビに出られると思い込んでいた。
(これは最初期はドラえもんのキャラクター自体がどこかボンヤリしており、より常識の無い子供っぽい路線だったのも大きいだろう)
なお、同じく最初期の「まほうのかがみ」という話では車を運転しているので免許をもっている模様。*11

また、同型の仲間と同様に定期的なメンテナンスを行う必要があるが、当の本人がメンテナンス嫌いであるため、
不調になったドラえもんを周囲の人物が修理しようとするエピソードも存在する。
しかし、時には記憶回路をリセットされそうになり、のび太がメンテナンスを阻止したこともあった。

その割にボディの丈夫さは尋常ではなく、たとえ爆発に巻き込まれてもススで黒くなるだけで大きく破損したことはない。
更に深海底や宇宙のような過酷な環境でもひみつ道具無しで普通に行動していたり、
原作漫画では無いが太陽に超至近距離まで近づいても体が溶けるどころか平然としていたこともある。22世紀の科学力ってスゲー!

大長編や映画では「石頭」を自身の最終兵器であると豪語しており、頭突きで金属製の扉や特殊合金製のガスタンクを破壊したり(雲の王国)、
ドラえもんの製作された22世紀より更に数十年先の技術で作られた巨大なバリアを粉砕したり(宝島)と、
本気を出した時の破壊力は凄まじい。
一方で弓矢がアッサリ貫通して刺さったり、ジャイアンのパンチやハンマーでドツかれて歪んだり、それなりに柔らかそうな時もある。

実は射撃に関してものび太の陰に隠れがちだが結構凄い。
元々ドラえもんがのび太の使わせる前にデモンストレーションすることは多々あるのだが、のび太が外しまくった実物射的を命中させたり、
早撃ちでも「ツモリガン」の回ではのび太に勝利しているほど。


◎毒舌

性格の項で少し触れたが、特に原作漫画ではギャグ漫画ということもあってか、さらりとヒドイことを言うことも少なくない。
そして大半がのび太に向けたものである。
(とはいえ、この作品はドラえもん以外もナチュラルに毒舌が多いのだが)


◎音痴

ジャイアンの陰に隠れがちだが、実は壊滅的な音痴
その歌の酷さはジャイアンすら逃げ出すレベル。
主要人物の中では間違いなくワーストに入る。
ちなみに同じくのび太も結構酷く、しずかのバイオリンの腕前もアレなので、
メインメンバーの中で比較的まともな音感を持っているのはスネ夫ぐらいだったりする。

一応、挿入歌として使用されるキャラクターソングでは美声を披露しているので、ご安心を。
(勿論、これはドラえもんに限った話ではないが。)


◎関連ロボット


ドラミ
ドラえもんと同じオイルを使って造られた妹。
(曰く、二人にオイルを注入する際によく振らなかったせいで、
上澄みの薄いオイルがドラえもんに、底の濃いオイルがドラミに振り分けられてしまったために後述の性能差が発生したという説もある)
落ちこぼれであるドラえもんのサポート役として造られたので、兄とは違って大体のことはそつなくこなす。
キャストが千秋になってからは出番が大きく増えた。


ガチャ子
原作初期や日テレ版に登場したアヒル型ロボット。
ドラえもんのライバルとして大暴れするも原作者に存在を抹消されてしまう。
日テレ版ではしずかの家の居候としてレギュラー化するも、日テレ版のアニメ自体長く続かずテレ朝でドラえもんが始まるや否やアニメごと封印されてしまう。
つくづく不憫なロボットである。

ミニドラ
ドラえもんのある功績を讃えて、ドラえもんの姿を模して作られた小型ロボット。出すひみつ道具も全てミニサイズ。
様々な色のミニドラが存在し、ドラえもん自身が持っているミニドラは赤い。
基本的に人語を話さないが、原作とアニメ版では話し方が違う。


ザ☆ドラえもんズ
伝説のひみつ道具である親友テレカを持つドラえもんの同級生達(大山版のみ)。
水田わさび版では存在そのものがないと扱われている模様。声優的にも、もう呼べないような豪華な人々だし……


江戸川ドラーズ
ドラベース ドラえもん超野球外伝』第1話で助っ人投手として参加していた。
実はチームの名付け親。
しかし試合では21失点したへっぽこピッチャー。


●スーパードラえもん
『ドラミちゃん アララ・少年山賊団!』の冒頭、
2125年の22世紀デパートの広告で『新製品!』との煽り文句で宣伝されていたネコ型ロボットタイプの次期モデル。
この時のみの登場だが、耳が付き、眉が凛々しくなっているなど『スーパー』の名に相応しい容姿を持つ。ドラえもん当人の間接的な『息子』と言える存在。


●パワえもん
わさドラオリジナル。未来のドラえもんの同級生。優等生だが。
子守ロボットとしての勤務先は未来の出木杉家らしい。


うまい棒のアレ
有名なキャラだが、名前を含めた一切の設定は謎。



◎設定について

『ドラえもん』の登場人物・ひみつ道具の設定に一部矛盾や混乱が生じているのは、
作者の藤子F以外にもアシスタントなどの複数の人間で設定を考えているため。
中でも、俗に「方倉設定」と呼ばれる、「ひみつ本」などの数多くの設定本の著者でもある、
アシスタントの「方倉陽二」が生み出した設定の多くは藤子Fの正式な認定を受け、現在の『ドラえもん』の世界観を形作っている。

当然長い歴史の中で改変されることもままあり、
セワシの家に買い取られた経緯も、かつては「特売所内のジャンクコーナーに置かれていたところを買い取られた」というものであった。
因みに、動力源については不明。近年、核エンジン駆動であるのが削除されたと話題になったが、
元々前述の通り「原子胃袋」で人間と同じ食事をエネルギーに変換しており、所謂、核燃料をエネルギー源としているわけではない。



◎余談

上述したように原作初期のドラえもんはアニメ版に比べて毒舌家(というより現実主義者)なので、
アニメから入ったファンが原作に違和感を感じてしまうということが度々起こる。

また、実写化CMでかのジャン・レノがドラえもん役を務めている。

よく言われる「ドラえもんとのび太のどっちが主人公なの?」という疑問については、原作者が既に答えを明らかにしており、インタビュー等で「主人公はドラえもんで、のび太は副主人公」とコメントしている。(ただし、原作初期では明確にのび太が主人公のポジションだった)
ちなみに、わさドラのアニメオリジナル回ではドラえもんがメインとなり活躍する話が増えており、原作回でもドラえもんがのび太と一緒に行動したり、時にはドラえもんが中心の話としてアレンジされることが多くなっている。

ちなみに、ドラえもんの行動でよく話題にあがる問題として、
「歴史を変えようとしている・実際に変えたこともあるドラえもん達は、何故タイムパトロールに逮捕されないのか」というものがある。

これについては明確な説明は作中に無く真相は不明なのだが、
一部ファンの間では「タイムパトロールにとっても有益な存在だから見逃されている」
「実はドラえもんが過去に来ることそのものが正しい歴史として組み込まれている」という説が主流である。

前者に関しては、ドラえもん達には劇場版大長編などで数多くの犯罪者を懲らしめてきた実績があり、
かつドラえもん抜きでは事件の解決はなかっただろうため。
後者に関しては、ドラえもんが関わり未来がのび太だけに限らずあらゆる者にとっていい方向に変化したことが理由として考えられている。
『2112年 ドラえもん誕生』のドルマンスタインと黒服のことを考慮すると、すでに歴史に組み込まれていてもおかしくはない。
「のび太の新恐竜」では明確にドラえもんとのび太の行動が歴史に組み込まれていることが描写されている。


また同じくドラえもんにおける謎の一つとして、
なぜ一般人キャラは堂々と外を出歩いているドラえもんや大っぴらに使われている秘密道具を見てもそこまで驚いたり気にかけたりしないのか、
というのがあるが、ドラえもんやのび太がしょっちゅう近所で騒動を起こすため、慣れきってしまったのかもしれない。

実際、何かあって原因がドラえもんだと判明すると「また野比さんのところのロボットか」とか言われてたりするし、
民家に墜落したドラえもんを「お宅のまんまる頭の短足ロボットが……」と野比家に普通に知らせてくれている。
その事から、「野比家のロボット」と認識されているようだ。
また、『かんしゃく紙』のエピソードでは「野比さんとこのへんなロボット」と言われており、一部の人はドラえもんを「変」だと思っているらしい。

また、『アメリカ版ではどら焼きならぬピザをぱくついていたよ!』なんて噂が立っていたがこれは間違い。アメリカ版でもどら焼き好きである。*12
これは日本語版放送前に公開された『変身!ドラキュラセット』の写真でピザを食していたせいだと思われる。写真は「日本での救急箱がアメリカでピザに変更」という説明用。






あれでもない~これでもない~…あった!追記・修正~!

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