登録日:2012/07/21(土) 00:26:30
更新日:2024/04/17 Wed 09:01:28
所要時間:約 7 分で読めます
■データ
全国
図鑑No.510
分類:れいこくポケモン
英語名:Liepard
身長:1.1m
体重:37.5kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50
特性:じゅうなん(
麻痺状態にならない)
/かるわざ(道具を失うと素早さが2倍になる。再び道具を持つと元に戻る。最初から道具を持っていない場合は無効)
隠れ特性:
いたずらごころ(変化技の優先度が+1になるが、技を当てる相手があくタイプの場合は必ず失敗する)
種族値
HP:64
攻撃:88
防御:50
特攻:88
特防:50
素早さ:106
合計:446
■概要
第五世代から登場した
猫型ポケモン。
鳴き声もそのまんま
「にゃぁーん」。
姿的には豹が元になっているのだろうが、気にしニャい。
■ゲームでレパルダス
進化前のチョロネコは序盤で出現するので、捕まえて育てた人も多いことだろう。
BWのストーリー上では、チョロネコが
Nのポケモンとして登場したり、
プラズマ団のしたっぱ、
チェレンや
ギーマも使用したりと所々で見かける。
…しかし、ストーリー上では比較的威力の弱い技しか使ってこないため、あまり脅威を感じない。
さらに素早さは高いが紙耐久のためあっさり倒せてしまう……ストーリー終盤のギーマあたりからは脅威が増してくるが。
これはトレーナー側も同様で、ストーリーでは高威力の技はLv40を超えるまで覚えず、タイプの幅も無いため、中盤以降の戦力としてはほぼ期待出来ない。
使うには結構な愛が必要となる。
BW2の
ライバル(ヒュウ)の妹のチョロネコがストーリーの主軸のひとつとなっている。
5年前、彼らの亡くなった祖父に捕まえてもらったチョロネコをプラズマ団に奪われ、
そのことからヒュウはポケモンが居なくなることに対して過剰ともいえるほどに反応する。
(作中ではその予感は当たっており、サンギ牧場の
ハーデリアが誘拐されかけていた)
またプラズマ団の非道な行為を激しく憎み、妹のチョロネコを取り戻すこと、活動を再開したプラズマ団掃討を目的としている。
終盤の彼とプラズマ団のチョロネコ(レパルダス)をめぐるやり取りは、
モンスターボールが確かにポケモンを縛っていること、トレーナーに逆らえないことなど、
前作で深く触れられなかったポケモンの現実を垣間見せられるイベントになっている。
しかしモンスターボールによる制御だけがポケモンと人間の絆ではないと信じ、ヒュウは取り戻したレパルダスを妹へ返すことを決めるのだった……。
そして、
キュレムと戦闘後に彼女の元に訪れると……。
■対戦でレパルダス
この子が存分に実力を発揮出来るようになるのは、育成環境が整うようになるクリア後から。
覚える技は癖のあるものが多く、「ねこだまし」や「ねこのて」、「
いばる」や「イカサマ」「あくび」といったコンボ向けの技が多い。
特性だと、じゅうなんはピンポイントなこともあって採用されず、持ち物がなくなるだけで素早さが飛躍的に上がるかるわざが採用されることが多い。
このようなこともあり、特性「かるわざ」で「
ノーマルジュエル」を持たせて「ねこだまし」を撃ち、飛躍的に素早さを上げる型がよく使われる。
特性が発動すれば、先制技を使われなければまず先手をとれるので、素早さに努力値を振らなくてもいいのがポイント。
その分耐久に回せば
ガブリアスの「げきりん」を耐えることも可能だったりする。
…で攻撃面は?というと、いばる+イカサマのコンボで高火力を発揮することが可能。その際はあくび等でカバーする必要があるが、ハマれば強い(※運次第)。
しかし、他方では覚える技のタイプ的に攻撃範囲が狭いという悩みが……
総じて、あくタイプらしいトリッキーな運用が好まれるポケモンである。
ダークな感じの見た目、妖艶さをも感じさせるスマートな姿、美しい毛並み、全てを見透かすかのような瞳……
あぁ…コンテストに出れたのなら、かっこよさ…それだけじゃない、うつくしさ部門でも完璧だったのに……
BW2発売後、レパルダスの隠れ特性が解禁。
さらに入手も
隠し穴で粘れば誰でも手に入るように。
隠れ特性はいたずらごころ。
あの
もふもふと同じ特性であり、あちらが猛威を奮ったことからも
凶悪な特性であることが窺える。
……この特性と「
ねこのて」によってレパルダスはマイナーポケモンから、
最凶最悪のポケモンとして名を轟かせることになった。
特性と技については詳しくはリンク先を見てもらうとして…
ねこのては変化技であるため特性いたずらごころで優先度+1で出せるので、レパルダスはほぼ全ての技を先制で出すことが可能に。
これで他の手持ちの技を調整すれば……
- 1:先制「キノコのほうし」からの「身代わり」、更に「わるだくみ」を積んだり、いばる+イカサマのコンボ。相手は死ぬ。
- 2:「こうこうのしっぽ」を持たせて「そらをとぶ」を出す。
1ターン目はいたずらごころの効果で先制して相手の攻撃をかわし、2ターン目はこうこうのしっぽの効果が適用されて相手の攻撃を再びかわしたあと後攻で出る。
こうこうのしっぽ仕事しろ。
(シャドーダイブ、ダイビング、あなをほるのパターンもある)
- 3:先制で「ふきとばし」か「ほえる」を出し、相手に何もさせずに交換を繰り返させることで時間切れを狙い判定勝ちする。
…なんてことが出来る。
正真正銘の悪である。
……が、対策はある。
1や3に対しては特性や道具による回避率上昇、マジックミラーやマジックコート、特性での入れ替え防止など。
夢
メタモンによる返しがあるものの、猫の手はこちらのパーティ内での技依存となるためやや不安定。
天候or状態異常玉で2匹を自滅させる方法もあるが、全ての型に対応できるわけではなく、読み間違えるとパーティ壊滅まっしぐら。
これら嫌がらせ型に対して有利に戦えるのは優先度+2の「しんそく」や「フェイント」とかなり限定的、
しかも耐えられて胞子が飛んでくることもあるので過信は禁物。
レパルダスより速いいたずらごころ持ちの「ちょうはつ」、優先度+1の先制技もあるが、
共にスカーフなどで更に速さを増すこともあるため安定した対策とは言い切れない。
なにこれ怖い
こうしてレパルダスは大きな非難を浴びるハメになり、レパルダス自身&レパルダスを愛するトレーナーにとっては悲劇の事態となってしまった。
あまりにもあんまりな戦法だったせいか、
XYからは「ねこのて」で「ふきとばし」などの交代技や「そらをとぶ」系の技を出せなくなった。
レパルダスを使う側、対策する側両方の心に大きな爪痕を残したこのコンボはこうして封印されたのだ。
追記・修正はレパルダスを愛する方にお願いします…
- 今はだいぶ沈静化したよな -- 名無しさん (2013-08-05 23:18:47)
- アロー様々や! -- 名無しさん (2013-12-21 19:43:14)
- ↑猫の手で吹き飛ばし吠えるが選ばれなくなったからじゃないかな -- 名無しさん (2014-01-09 13:37:26)
- ♀が多そうな容姿なのに性別の割合は50:50、一方でブニャットは25:75。Why? -- 名無しさん (2014-02-24 12:21:28)
- 「ねこのて」→「ふきとばし」によるタイムオーバーデス戦法はポケットモンスター大辞典というサイトでは「レパルダスロック」と呼ばれている。 -- 名無しさん (2014-10-21 22:19:52)
- アニメのチョロネコは映画で何故か二足で立ち、XYで当たり前のように二足デフォになっている謎。公式イラストは四足なのにどうしてこうなった。 -- 名無しさん (2014-11-09 16:07:05)
- デントのチョロネコが苦手な理由はサトシとアイリスにしか教えられなかった。 -- 名無しさん (2014-11-16 11:45:38)
- そもそも猫の手悪戯心を平気で行うプレイヤーのモラルに問題ある。 -- 名無しさん (2015-07-04 11:11:08)