登録日:2010/12/02 Thu 09:42:27
更新日:2025/01/29 Wed 19:42:28
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概要
ポケモンには、『
ルビー・サファイア』以来、攻撃、タイプ等のステータスとは別に、「とくせい」と呼ばれるパッシブスキルのようなものが持っており、その効果も「特定の技の
威力が上がる」「特定のタイプのダメージを半減する」「野生のポケモンが出やすくなる」「場に出した時に天候を変える」等多種多様である。
また、
テッカニンや
ファイアローのように特性の恩恵で環境上位に上り詰めるポケモンもいる。
その一方で、
ケッキングや
レジギガス等、デメリット効果を持つ特性を足枷代わりとして、高い
種族値とのバランスを取っている種も存在する。
このように特性は、特に公式大会などの対人戦の場面において、戦局に大きな影響を与える重要な要素だが、何でも使用できるわけではなく、種族によってある程度定められている。
第四世代までは1つの種族につき特性は2つまでしか無く、既に特性が2つ出揃っているポケモンは今後特性面での強化は望めないものと考えられていた。
※ただし第六世代では
バスラオ(あおすじ)、第七世代では
ゲンガー、第九世代では
ダーテングの既存の通常特性(ゲンガーは特性が1つ)が別のものに置き換えられるという仕様変更が起きている。また、フォルム違いを含めば特性が4種類を超す種族はごく僅かだが存在する。
ところで、第五世代では、連動サービスとして『
ポケモンドリームワールド』(PDW)というものがあり、そこで手に入れたポケモンを本編に送ることが出来た。
そのPDWで手に入るポケモンは、通常プレイでは手に入らない特性を持っている。これこそが「隠れ特性」である。
これらの特性はドリームワールドで入手できる事から、非公式な通称として「
夢特性」と呼ばれるように。
後に公式から「隠れ特性」という名称が発表されたものの、発表がかなり遅かったため、第五世代では「夢特性」という呼称の方が一般的であった。
PDWそのものは第五世代限りのサービスで、現在は
サービス終了しているが、第六世代以降もその名残で「夢特性」呼称を使うプレイヤーが決して少なくないので、あまりその辺は強要しないように気を付けよう。
隠れ特性の中には他のどのポケモンも持っていない隠れ特性限定の特性もあり、中には『マルチスケイル』や『マジックミラー』の様な強力な特性も存在する。
ただし第五世代当時から、ある特定の雑誌等のオマケとして隠れ特性のポケモンが手に入る、所謂「株ポケ商法」と揶揄されるパターンもあった。
これらのオマケは、大概書籍であるため、複数個体を入手するには複数冊の購入が必須だった。
しかも大抵
御三家が「ランダム」に手に入るというのもガチャに見立てられたこともある。
その中には『
かそく』の
アチャモ等、対戦における強さの評価を根本的にひっくり返すような特性を持ったポケモンもいたため、物議を醸すことに。
第五世代においては、隠れ特性と性格値は紐付けされた関係ではなかった。
隠しパラメータが性格値から暗号化定数に移行した第六世代以降は事情が異なるが、通常特性と隠れ特性の違いを分ける暗号化定数の仕組みには未だ謎が多く、改造ツールを使う場合でも通常特性→隠れ特性への変更は失敗しやすく危険だとされる。
変遷
第五世代
第五世代では、
- ♀の親が隠れ特性である場合にしか遺伝しない。
- ♀が隠れ特性であってもメタモンとの配合では遺伝しない。
という仕様であった。
このことから、容易に複数個体が手に入らないうえに、♀がいなければ
個体値・技の遺伝が不可能。♂のみ・性別不明のみのポケモンにいたっては孵化で増やす事すら出来なかった。
それでいて
PDWにおいては♂が出やすいという設定がなされており、隠れ特性個体の量産を阻もうとする意地の悪さまで垣間見えていた。
概要欄にも書かれている『かそく』
アチャモなどの書籍経由で手に入る隠れ特性個体は
関連書籍の売り上げが落ちるのを恐れてか孵化による量産を防ぐためなのか♂固定。
強力な特性『
ひでり』と『
あめふらし』を持つロコンとニョロモが解禁された翌日には
GTSで♀の隠れ特性持ちのニョロモ、ロコンが大量に出回った。
(厳密には『すいすい』を持ったニョロモが『あめふらし』を持つ
ニョロトノに
進化するため、
ニョロボンを使う場合や
リトルバトルでは『あめふらし』は使えない)
解禁から暫く経ってからも♀のニョロモや♀のロコンがPDWで発見されたという情報はなかったが、Wi-Fi対戦環境ではニョロトノ・
キュウコンが多く出回っていた。
これらの♀は全て改造、又は改造産の子孫ではないかという噂が流れたが、公式側からの正式な声明は無く、プレイヤーの間で水掛け論が起きたりもした。
ほかにもGTSで、通常特性の♀のロコンや♀のニョロモに「ユメ」「ひでり」「あめ」などとNNをつけて、レアポケを要求する(詐欺を働く)者もいた。
BWの本編に登場する隠れ特性持ちは『テレパシー』の
ムシャーナと『ダルマモード』の
ヒヒダルマのみと異様に少なかったが、
BW2では
イーブイ(
♂固定。嫌がらせか)や
シキジカ等が貰えたりする。
他にも「
隠し穴」で様々な種族と出会える。場所によって出てくるポケモンは異なるが、『ひでり』ロコンや『マルチスケイル』の
カイリュー、『
いたずらごころ』の
レパルダスや『スキルリンク』の
チラーミィをはじめとする新ポケ達等なかなかの粒揃い。
ただし隠し穴もPDW同様に
♂の方が出やすく、『マルチスケイル』カイリュー・『テクニシャン』
キノガッサ・『かわりもの』
メタモンなど対戦でも名を馳せたポケモンは出現率が軒並み低くなっており入手は容易ではない。
また、『ポケモンARサーチャー』で捕獲した霊獣
コピペロスも化身
フォルムでは隠れ特性だったりする。
今世代においては「ブラック・ホワイト」「ブラック2・ホワイト2」「ポケモンドリームワールド」「ポケモンARサーチャー」「関連書籍や何らかのキャンペーン」から隠れ特性を入手可能になっているが
ブラック・ホワイトとブラック2・ホワイト2ではポケモンドリームワールド経由で入手可能なポケモンが異なる(つまりはいつものバージョン商法)。
ポケモンドリームワールドはサービス終了、ポケモンARサーチャーは配信終了により新規プレイ不可により、現在の第五世代は通常プレイの範疇でしか隠れ特性個体が入手できない。
「ブラック2・ホワイト2」内でも登場済みの隠れ特性ポケモン全種は補完されていないので、第五世代当時に遊んでいたプレイヤーとの交換でないと入手不可能な隠れ特性個体もいたりする。
(一例を挙げると『ぼうじん』ミノムッチや『なまけ』
アイアント等。特にミノムッチ系列は第八世代まで隠れ特性の入手が補完されなかったため、第五~第七世代までは激レア中の激レアだったり)
こうして見ると第五世代の隠れ特性事情は後から遊ぶ奴の事をまるで考えてねぇな…
第六世代
『
X・Y』では群れバトルで低確率、三体目枠解禁後の
フレンドサファリで出現するようになった。
しかもフレンドサファリは1つのサファリにつき3種類しか出ない上、2V以上確定なので色々と便利である。
任意のポケモンが出るサファリの人を3DSに友達登録する必要があるものの、一度登録してしまえば楽になる。
フレンドサファリでは第六世代の新ポケモンの殆どが出現するようになった。
入手できない新ポケモンは
ドラミドロ、
ガチゴラス、
アマルルガのみ。
このうちガチゴラスとアマルルガは同世代の公式大会参加者に配布された。ドラミドロについては後述。
また、隠れ特性ポケモン×メタモンとの組み合わせでも
遺伝できるようになった。(メタモンの特性は不問)
他種族から引き継ぐ
タマゴ技等の関係で相変わらず♀は必要であり、本作から始まった
ボール遺伝にも♀が必須だった。
それでも隠れ特性持ち自体は♂でも1匹手に入りさえすれば増やせるようになったのは大きな進歩と言って良いだろう。
これにより、『かそく』と「
バトンタッチ」を
両立したバシャーモを使用することも可能となった。
テッカニン「…」他にも♂しかいないポケモン、性別不明のポケモンがこの仕様で救済されている。
『
OR・AS』では
図鑑サーチの機能によりそこら辺の草むらでも隠れ特性持ちを捕獲可能に。
こちらは隠れ特性の有無に関わらず
個体値0Vで出現することもあるが、運が良ければ最大で3V以上確定になる可能性もある。
最低1匹は捕獲した上でサーチレベルを上げる必要があり、フレンドサファリよりは効率面で劣る。
また、水上や洞窟内でも図鑑サーチは有効だが草むらと異なりターゲットが動き回るわ、場所によってはすぐ逃げられるわで更に効率は落ちる。
それでも単独でも好きな隠れ特性持ちを3Vで入手できるようになったのは大きい。
X・Yで苦行とオサラバしたトレーナー達は孵化による
厳選のため今日も
廃人ロードを駆け巡る。
なお、やはりというべきか「X・Y」と「OR・AS」の両方でも隠れ特性の入手方法が補完されなかった種類は存在しており、
これらの入手は第五世代で捕獲していた個体を持ってくるか、持っているプレイヤーから交換で譲ってもらう必要があった。
第七世代
『
サン・ムーン』『
US・UM』では
乱入バトルにより、野生で出てくるほとんどのポケモンの隠れ特性を入手できる。ただし「しまスキャン」や「ウルトラワープライド」で出会ったポケモンは仲間を呼ばないため、これらで捕まえれる
御三家もやはり通常特性限定となる。
が、第七世代までは苦行を行わなければ自力入手の困難な隠れ特性も存在していた。
XYのフレンドサファリやORASに出現しない、XYの群れ限定の隠れ特性持ちポケモンである。
5匹同時に出現するため遭遇するチャンスは少なくないものの、4匹倒さないと捕まえられない。
さらに場に出たターンではどの個体が隠れ特性持ちなのかもわからないため、判別した上で倒す必要がある。
XYでは1つのエリアにつき出現率高・中・低の3種類の群れがあり、この低出現率の群れから隠れ特性の個体を見つけるのは難しい。
また、XYには同種4匹+異種1匹と言う種族混成の群れが存在しており、異種1匹の隠れ特性持ちを捕まえるのは特に難しい。
中には
主人公のポケモンそっちのけで自分と異なる種族を攻撃したり、仲間を巻き添えにして主人公のポケモンを攻撃する群れもいる。
さらに低出現率かつ同種4匹+異種1匹の群れに潜む隠れ特性持ちの捕獲は相当な苦行であり、何日も群れバトルを続けて探すこともザラ。
「隠れ特性持ちを探していたら先に
色違いを見つけた」「群れを狩ったお陰でミツハニー♂のレベルがかなり上がった」
「やっと見つけた隠れ特性持ちと一緒に色違いが出た」といった事例もあるらしい。
特に
クイタランは低出現率+味方の
アイアントにボコられるという悲惨なコンボがある上、第七世代にも出ないため入手難易度が非常に高い。
珍しい隠れ特性持ちは是非孵化で増やしてGTSに流してあげよう。
低個体値でも親として使えるので喜ぶ人は少なからずいるはずだ。
SM以降は「すごいとっくん」もあることだし。
かつて入手しづらかったポケモン
ガルーラ自体はそのまま野生では出現しないが、なぜか
カラカラがガルーラを呼ぶので特性厳選できる。
母性でも働いたのだろうか
ダブルの主力技「ねこだまし」「いわなだれ」等の対策になるが、大半が
メガシンカ型なので殆ど意味がない。
メガシンカと使い分けるにしても
ゴーストに
ノーマル・
かくとう技を通せる『きもったま』の方が有用である。
- ウソッキー(びびり)〈XY群れバトル・SM/USUM仲間呼び〉
XYでは
オーロットの中にしれっと混じった、パッと見ネタな群れで出現。
あまり通る機会がない場所の草むらにいる上、出現率が低いため気付かずスルーされてしまうことも。
SMでは進化前のウソハチが野生で出現するため仲間よびで入手できる。VC版金銀クリスタルからでもいい。
しかし元々鈍足なウソッキーに素早さ1段階強化程度では恩恵を感じづらいため『びびり』の需要は少ない。
素早さを上げるなら相手の技に依存しない上に2段階強化できる「ロックカット」の方が使いやすいだろう。
XYの群れでは
ケンタロス4匹の中にいる逆ハーレム。出現率が低いため捕まえづらい。
何気にORASでは出現せず過去作産個体はPDW限定なので入手が面倒だった。
しかしVC版金銀クリスタルにより格段に入手しやすくなった。
SMでは低確率ながら野生出現する。ただ、
ケンタロスも呼んでくる上にケンタロスが呼んでくる事もある
為地味に面倒。
XYの群れは出現率が低い上に
ハブネーク4匹からフルボッコにされるのが厄介。
せっかく隠れ特性持ちの個体に出会えてもハブネークを倒し切る前にザングースが倒されることも。
なお、Xでは逆にザングース4匹がハブネークをフルボッコにしている。
しかし、ハブネークはフレンドサファリにも出現するるため、Yのザングースと違い入手難度は低い。
その後ORで全国図鑑入手後に捕獲できるようになり、入手難度は一気に下がった。
隠れ特性は「あかすじ」と「あおすじ」で共通。
同じくどちらも使える『てきおうりょく』が優秀なので影に隠れがち。
ミミッキュ対策を意識する場合に使えるかもしれない。
長いこと入手手段はPDWしかなかったが、USUMにより野生出現するため仲間呼び連鎖が可能。SMでは出ないこと、バージョンにより色が決まる点に注意。
……しかし、実は『ウルトラムーン』の青筋バスラオはなぜか増援を呼ばない不具合があるため、青筋かたやぶりバスラオの入手方法は依然PDWのみであり、実質『ウルトラサン』のあかすじ限定といえる。
XYでは
ダンゴロの群れの中に混じって出現。
隠れ特性は『がんじょう』なので判別は簡単だが、出現率が低いため捕まえづらい。
他の群れ限定隠れ特性は前作で入手できていれば転送できるがが、メレシーは第六世代からの新ポケかつ群れ限定なので野生個体の入手は最も難しい。
SMにて野生で出現するようになったため、ハードルはぐっと低くなった。呼びだす
ヤミラミがメレシーを攻撃して連鎖を邪魔してくるので隙を見せないように動きたい。
クズモー自体はXY初出だが、Yでは通常特性の野生個体しか入手できず、『オメガルビー』にて図鑑サーチを使うことで入手できるようになった。
しかし通常エンカウントではなく、フィールドにランダムで出現する。
その上ゆっくり近付かなければ逃げられるので、1匹目に遭遇するのが地味に面倒。
さらに図鑑のサーチレベルを上げないと隠れ特性持ちが出て来ず、かつ性別もランダムなのでオシャボ厳選派にとっては手間が掛かる。
XYからクズモーを連れて来て一旦図鑑に登録した方が早いだろう。
ASでは代わりに
ウデッポウが出現するが、こっちには隠れ特性が無いのが少し不平等。
第六世代以降で入手しづらかったポケモン
第五世代のソフトから引っ張ってくるなど、手間はかかるが一応入手手段が無いわけではないポケモン。
テツとの交換にて入手可能。
おとこ女の子限定なので、下のトリデプスとは選択。
ルリとの交換にて入手可能。男の子限定なので、上のラムパルドとは選択。
各地の隠し穴にそれなりの確率で出るため隠し穴にしては難易度は低い。
しかしXYでは群れバトルでもフレンドサファリでも出ない、ホウエンでも
アローラでも出てこない。
オマケに2022年現在、ガラルやパルデアも出禁であり、後述の方法にも頼れず状況が改善していない。
隠れ特性の入手手段が第五世代しかない一般ポケモンはそういない。
- メブキジカ(夏・秋・冬)(てんのめぐみ)〈BW2〉
季節研究所のイベントで隠れ特性が貰える。
第五世代では♀しか隠れ特性を増殖できないためすかさず性別チェックしておきたい。
ただまあ、シキジカやメブキジカ自体はXYのフレンドサファリやORASにも出現する。春限定で。
第六世代以降は季節の概念が撤廃され、隠れ特性の各季節シキジカを手に入れるにはBW2から持ってくるしかない。
しかもこれを気に入ったオシャボに入れるとなると、オシャボに入れた♂シキジカと隠れ特性モンボ♀季節シキジカをはるばるアローラまで輸送してボールが遺伝するのを粘ることに。
出現率が低い上に、
アイアント4匹からフルボッコにされる。タイプ的に有利とはいえ、4対1では勝ち目がない。
やられる前に救済するのは至難の業。
『テレパシー』持ちに「
スキルスワップ」させる、『いかく』+「やきつくす」等、何らかの工夫が必要となる。
隠れ特性持ちはXYの群れバトルかPDW限定だが、そもそもの問題としてクイタラン自体の需要が低い。せっかく第七世代で不遇脱却はできたのだが哀れ。
いずれもARサーチャー限定。霊獣
フォルムになると特性は通常のものと同様なので、化身フォルムでしか意味がない。
VC版経由で入手できるポケモン
VC版の初代や金銀クリスタルから最新作に転送されたポケモンは全て隠れ特性となる。
これにより三犬こと
三聖獣の隠れ特性が解禁され、またGTSに入手を頼るしかなかったポケモン達も再び自力で入手できるようになった。
転送したポケモン自体はレートでは使えないものの、
伝説のポケモン以外は
預け屋経由で子供に特性を遺伝させることで問題なく使用できる。
- ニドラン♀(はりきり)〈BW2隠し穴・XY群れバトル・VC〉
ニドラン♂♀の『はりきり』は
ニドクインや
ニドキングに最終
進化することで「ちからずく」となる。
隠れ特性が欲しいだけならニドラン♂を捕まえても良いが、
オシャボ厳選の場合は♀必須。
XYではニドラン♂4匹+ニドラン♀1匹の群れで出現するため、オシャボ厳選派にとっては面倒臭かった。
場合によっては過去作産♀を持ってきた方が早かったが、SM以降はメタモンとの組合わせで♂からもボール遺伝が可能になった。
しかし、ニドラン♀とニドラン♂は別種として扱われるため、その組み合わせでニドラン♂のボールとニドラン♀の隠れ特性を同時遺伝させることはできない。ここは注意が必要。この仕様のためサファリボールやガンテツボールと隠れ特性の両立は剣盾まで待つことになった。
また第七世代以降はVC版
初代や
金銀クリスタル経由でも手に入るため入手難易度は大きく下がった。
オシャボも考慮すると難易度が大きく跳ね上がるが
相手の技に依存するものの、「
からをやぶる」と合わせてより多くの相手を抜けるようになる。
雨パでは基本的に『すいすい』安定だが、それ以外でオムスターを使うならこれを選びたい所。
特性は実質オムスターと同じ。
あちらと違い積み技こそないが、やはり雨パ以外で使うなら有用な特性。
3つの特性の中でも汎用性が高く、使いやすい効果。
4倍弱点を突く機会も多いので半減実を封じるメリットもそれなりにある。
この特性の追加と第七世代での「オーロラベール」習得により
霰パで活躍しやすくなった。
それ以外では言うまでもなく『プレッシャー』安定。
元々アタッカーのみならず耐久型としても活躍しているため、
まひを撒く機会は多い。
ただし「
どくどく」を使う場合はかえって邪魔になる可能性があるため『プレッシャー』安定。
また「はねやすめ」で粘る際にも相手のPPを削れる『プレッシャー』の方が有用なこともある。
戦略や仮想敵に応じて選択したい所。
こちらもアタッカーと耐久型の両方をこなせるため
やけどを撒きやすい。
ファイアローに比べて素早さで大きく劣る一方、耐久力や火力では勝る。
やはり『プレッシャー』とは一長一短なので戦略次第での選択となる。
晴れパで状態異常対策として使える。
しかし耐久型として使いやすいわけでもなく『しんりょく』の方が良いこともあるかもしれない。
相手のほのお技読みで繰り出せるようになり、「ふんか」に重要なHPも削らずに済む。
しかし『もうか』もHPが減った後で2撃目の炎技の威力を確保できるため慎重に選びたい。
「アクアブレイク」「れいとうパンチ」等の主力技を強化できるため有用。
現環境では大半がこの特性で採用されている。
相手の持ち物を判別できるのは「
トリック」を決める上で重要。
トリックの通じないメガシンカや
Zワザが主力となっている現環境ではなおさらである。
自身より素早さで勝り通常特性で『おみとおし』を持つ
オンバーンの存在が気がかり。
防御がやや高めなこともあり、対かくとう等ある程度の物理受けをこなせる。
雨パなら『すいすい』も良いが、それ以外では『どくのトゲ』よりも役立つ局面が多い。
特に「ねっとう」や「でんじは」を使うならかえって
どくの効果が邪魔になることもある。
ギャラドスが強力なライバルとなるため技による差別化は必須。
シングルでは耐久型以外だと一長一短だが、ダブルで非常に有用。第八世代からは「いかく」を無効化するのでエンテイを使う場合はほぼこれ一択になる。
しかし準伝説故にタマゴを作れないため完全にフリー専用となる。
また『プレッシャー』が場に出た時に発動する特性のため、どちらにせよ初見で特性がバレる。
高い耐久と「はねやすめ」との相性が非常に良いチート特性。
ホウオウ同様入手手段は限られていたが、
2018映画の
特別前売券で特別な技「
ぼうふう」を覚えた個体が配布されたことがある。
- ホウオウ(さいせいりょく)〈ARサーチャー・VC〉
サイクル戦に強くなる。「ブレイブバード」の反動補助にも。
しかしARだと厳選実質不可でVCだとオシャボ不可。
ホウオウ自体は度々配信が行われているが、全てが通常特性なので入手手段は限られている。
後、忘れがちだが
「とんぼがえり」は覚えない
為注意。
GTS以外で入手できなかったポケモン
サービスが終了しているPDWでのみ入手できたポケモンやイベントで配布されたポケモン等。
特に記述が無い場合は、後述の第八世代以降の手段で補完されている。
襷がむ石火等のコンボを重視する型等で活用できる。
メガシンカ型とは言うまでもなく相性が悪い。
上述の通り非常に強力で採用理由に直結する特性。
ただ、コイツの場合メガシンカしても『かそく』になる為誤魔化しは利く方。
強特性であることに加え、XY時代にも一度配布されたため、同期の2匹よりは流通量が多い。
爆発技自体が下火なので需要は少なめ。
みずタイプの攻撃技を採用しない場合は必然的にこちらになるが非常にレアケース。いずれにせよメガシンカ型では発動機会がほぼ無いためどちらでもよいかも。
本来は等倍であるみず技を無効化できるため、有用性が高い。
ダブルでは味方の代わりに技を受けることもでき、特に
砂パでは心強い。
強制交代を防ぐ『きゅうばん』も積み技が使いやすくなるため一長一短。
同特性持ちの中でみずタイプではないのはコイツと
ツンベアーのみ。
元々鈍足ではあるが、
性格「ようき」で最速
130族を抜く程度にはなる。
雨パではなかなか得られない独自の耐性や攻撃範囲による立ち回りが可能。
『カブトアーマー』は雨パ以外での採用となる。
しかし耐久戦術が出来るわけではない為こちらでも奇襲気味に『すいすい』でいいかも。
耐久型・アタッカー型のどちらでも役立つ優秀な特性。
『いかく』等の対策となる『クリアボディ』とは一長一短。
なんとバンクで受け取った時点で性格が固定されるという鬼畜仕様。
霰パで耐久力を発揮できるが、
トドゼルガ等の影に隠れがちか。
レジロックと同じくバンクで性格が決まる。
「けたぐり」「くさむすび」の威力を100から80に下げられるが、ピンポイントすぎる。
オマケにこの特性を持ってしまうと体重200kgを切ってしまい
「フリーフォール」で持ち上げられるようになってしまう
。
「かみくだく」や「シャドーボール」等の追加効果を防げる『クリアボディ』の方が有用。
性格はレジロック・レジアイスと同じ仕様。
第六世代以降は
くさタイプに粉技が無効なため、「くさきのミノ」は基本的に『きけんよち』安定。
「くさきのミノ」を砂パや霰パで使う場合に限り採用の余地がある。
しかし「すなちのミノ」と「ゴミのミノ」にとっては素で使うとしても十分に価値のある特性である。
特性が2つしかない関係上、『きけんよち』の発動の有無で特性がバレてしまう点には注意したい。
『ぼうじん』のミノムッチから
進化するとこの特性になる。
サブウェポンが少なめなので一致技のみで広範囲に等倍ダメージを通せるのはありがたい。
むし技のサポートという用途に限っても『むしのしらせ』より有用な場合が多いだろう。
『すなおこし』が優秀で採用理由に直結する特性なので基本的に使われない。
砂撒きのお膳立てをしてまで鈍足かつ並程度の火力であるコイツにアタッカーを任せるメリットも少ない。
- ディアルガ(テレパシー)〈ARサーチャー・2015映画前売り〉
ダブルで味方の「
じしん」を恐れずに済む。
実質厳選不可。かつて前売りで隠れ特性が配布された。(「ひかえめ」固定)。
- パルキア(テレパシー)〈ARサーチャー・2015映画前売り〉
実質厳選不可。かつて前売りで隠れ特性が配布された。(「おくびょう」固定)
ディアルガと比べると別に抜群を取られる全体攻撃がない為微妙。爆発持ちと組む時くらいか。
- ギラティナ(テレパシー)〈ARサーチャー・2015映画前売り〉
実質厳選不可。かつて前売りで隠れ特性が配布された。(「ゆうかん」固定)
コイツの場合
そもそも味方を巻き込む全体攻撃が揃って半減以下
なのでさらに微妙。
「リーフストーム」を撃つ度に特攻が上がるため強力。
基本的にはこれ一択。
主力技に「フレアドライブ」「
ワイルドボルト」「もろはのずつき」と高威力の反動技が並ぶため有用。
なお、進化前のポカブ・チャオブー時代は『あついしぼう』となっている。
急所ダメージによる事故死を避けられる。
しかし有用な積み技もなく耐久型に向いているわけでもないためぶっちゃけ微妙。
効果自体は有用だが、「からをやぶる」を安全に積むためにも『がんじょう』の重要性は高いので影が薄い。
連続技や『かたやぶり』を警戒するにしても同じく耐久力の強化に繋がる『ハードロック』が優先されがち。
ちなみに相方の
アーケオスには隠れ特性がそもそも存在しない。
厄介な「キノコのほうし」や「ねむりごな」等を無効化できる。
「いかりのこな」による攻撃誘導や霰のダメージ等も防げるため、ダブルではより重宝する。
タイプ的にこれらの使い手に対して強く出られることもあり、他の特性よりも優先順位は高い。
なお、カブルモ時代は殻がないため『ノーガード』となっている。
『
きあいのタスキ』等が発動した時にさらなるスピードアップが見込める。
元々トップクラスの素早さだが、昨今の素早さインフレや素早いポケモンでも
スカーフ持ちが多いことを考えると恩恵は大きい。
他2つの特性が役立つ場面が少なめなこともあり優先順位は高い。
主力技「もろはのずつき」による反動ダメージがなくなるため、高い物理耐久を最大限に活かせるようになり、物理アタッカーを「りゅうのまい」の起点にしやすくなる。
ただ逆に反動技がその「もろはのずつき」しかなく、サブウェポンの牙技を強化する『がんじょうあご』も、ドラゴン技の補完に悩むガチゴラスには有用(特に「こおりのキバ」)なので悩みどころ。
なお、チゴラス時代は『がんじょう』となっている。
霰パの天候スターターとして動ける重要な特性であり、「
ふぶき」も必中になる。
通常特性の『フリーズスキン』は第七世代で弱体化したため、補正付き「ハイパーボイス」でも「ふぶき」以下という有様。
なのであちらは「
みがわり」貫通狙いの音技や「はかいこうせん」(さすがに「ふぶき」の威力は超える)を採用する際の選択肢程度に留まっている。
普通サイズのバケッチャならフレンドサファリに出現する。しかしバケッチャは親のサイズが遺伝するため、これから特大サイズのバケッチャは生まれない。
特大の隠れ特性バケッチャは、第六世代で海外や
ポケモンセンターのイベントにおいて配布されたのみ。
小 or 大の隠れ特性パンプジンは入手不可能となる。
希少価値は高いが、そもそもパンプジンはくさタイプなので「ねむりごな」「キノコのほうし」といった粉技が効かず、これらの対策なら通常特性のパンプジンでよい。「さいみんじゅつ」で眠らなかったところで、メジャーな使い手
ゲンガーにはすばやさ的に分が悪い。
だが「あくび」も無効化でき、且つ
カバルドンに有利という特長がある点は見過ごせない。
上記のポケモンのうち、五世代初出の隠れ特性入手はGTSでドリームボールに入っている個体を探すのも手。
もっとも、ボール遺伝が可能な現状ではドリームボール入り=隠れ特性持ちという保証は全くないが。
第八世代
『
ソード・シールド』では、
マックスレイドバトルの太い柱から出現するポケモンが隠れ特性を持つ。
ワイルドエリアでは通常特性が混ざる上、一部の種族に至っては隠れ特性個体が出ないという面倒な仕様も存在したが、
DLCの「ヨロイ島」「カンムリ雪原」では確定で隠れ特性。
また、『冠の雪原』で通常特性から隠れ特性に変更するアイテム『
とくせいパッチ』が追加され、『BD・SP』や『
スカーレット・バイオレット』にも続投したため、
剣盾もしくはBDSPに連れて行けるポケモン、パルデア地方に生息するポケモンは全種類隠れ特性を入手可能となった。
これにより、[[ヒードラン]]の隠れ特性『ほのおのからだ』は10年越しにようやく解禁された。
ただし、第八世代のとくせい
パッチは隠れ特性から通常特性に戻すことは出来ないので注意が必要。
剣盾のレート戦では、レギュレーションマークを付けることで技はレベル技のみになり、配信限定技や過去作限定タマゴ技を二度と覚えられなくなる代わりに過去作産の隠れ特性のポケモンも使用可能となった。
入手に手間がかかるのは主に
伝説のポケモンをはじめとするタマゴ未発見グループのポケモンである。
タマゴから生まれる種族は隠れ特性持ちの個体が1匹いれば最低限タマゴで何匹でも手に入れることができるが、この世代の『とくせいパッチ』はタマゴほど気軽にいくつも入手できるものではない。
なお、
テッシードは通常特性と隠れ特性が両方『てつのトゲ』で見分けがつかず、とくせいパッチも使えないため、人から貰う際には注意。
ナットレイに進化させれば通常特性が『てつのトゲ』、隠れ特性が『きけんよち』になるため、とくせいパッチも使用可能になる。
第九世代
テラレイドバトルで登場するポケモン(☆3以上)が隠れ特性を持っている事がある。☆の数が多いほど隠れ特性個体の確率が上がる。
とくせいパッチの入手難度も僅かに緩和されており、テラレイドバトルの☆6以上の撃破報酬にて低確率で入手可能に。
☆7のさいきょうテラレイドバトルでは初めて撃破した際にとくせいパッチが確定で1個入手できるようになっている。
DLCの「藍の円盤」ではどうぐプリンターという名のソシャゲ風ガチャシステムが実装。この金レア枠からは低確率ながらとくせいパッチが排出される事もある。
今世代からとくせいパッチ使用で隠れ特性から通常特性1へと変更可能になった。
隠れ特性にしたけど通常特性に戻したくなった時や、産廃な効果を持つ隠れ特性を是が非でも変更したいポケモンの救済用道具としても使えるようになり、利便性がぐーんと上がった。
隠れ特性によって強化されたポケモンの例
今まで
伝説のポケモンにしか許されなかった特性が解禁され、
晴れパ/
雨パの始動役という役割を確立した。
もちろんそのままアタッカーに転ずることもできるし、変化技でサポートすることもできる。
厳選のお供としてどの世代でも使われるポケモンであった一方、対戦では「へんしん」の手間もあってダブルで味方に変身させる目的で少数使われる程度のポケモンだった。
しかし隠れ特性で
場に出た瞬間即座に目の前のポケモンに「へんしん」するという掟破りの特性『かわりもの』を獲得。そのまま変身しても同速勝負になり先制できるかは運ゲーになってしまうが、『こだわりスカーフ』を持てば相手のポケモンもスカーフ持ちでない限り必ず上を取ることができる、
先発で出して相手の技構成を把握する偵察要員のような使い方から、相手が強化した積みエースを能力変化ごとコピーして逆に暴れさせる積みポケキラーになったりと、オンリーワンの個性を活かし要注意ポケモンとして知られるように。
ちなみに
メガシンカだろうとそのままコピーできる上に自身は一般ポケモンなので伝説のポケモンの頭数にカウントされないという利点もあり、メガシンカや伝説のいる環境では通常環境より更に
警戒されるポケモンとなる。
安定した耐久力を得たことで
ドラゴン同士のタイマンを制しやすくなり、「しんそく」で確実に1匹倒せる。
とはいえ、素早さでも勝る『かたやぶり』持ちの
オノノクスの前では形無し。
第9世代では新要素『テラスタル』の恩恵を最大限に受けて、
攻撃型・搦手型問わず多様過ぎる型の数々が誕生した結果、見事トップメタに上り詰めた。
ありとあらゆる変化技を弾き返すことができるようになり、「
ステルスロック」や「ちょうはつ」に強くなった。
相変わらず『かたやぶり』に貫通はされるが。
火力こそそこそこ高いが
中途半端な素早さと低い耐久に悩まされた二匹。
バシャーモの場合は
ゴウカザルの存在も大きかった。
それが毎ターン素早さが上がるようになったことで上から安定して高火力技を打てるようになり大化け。
サメハダーはそれでもメジャーポケモンとはいかなかったがバシャーモは一躍トップメタにまで躍り出ることに。
第四世代までは
ミカルゲの存在が重く不遇ポケモンだったが、隠れ特性で強力かつ凶悪な特性『いたずらごころ』を習得。
変化技を先制して放てるようになり、特に先手で「じこさいせい」ができるのは現在
ヤミラミのみ。
第七世代では
あくタイプには『いたずらごころ』が通らなくなったが自身もあくタイプなのでいたずらごころ無効の恩恵はある。
第四世代までは微妙過ぎるステータスと芸の無さから不遇だったが、試行回数を稼げば
こおりタイプの突破力と相まって全抜きも可能。
研究が進んだ現在は害悪と呼ばれるまでに大化けしている。
第八世代では『ムラっけ』で命中率と回避率が上がらなくなった。
類似特性も含めて
攻撃技が皆無だったり
超紙耐久でないと許されないレベルの凶悪すぎる特性。無対策だと積み起点にされて終わる。
第五世代から解禁されていたが、第五世代では入手難易度の高さから、第六世代~七世代では
メガゲンガーの存在の影に隠れてマイナー気味で、強さが本格的に認識されだしたのは第八世代から。
積むことで威力の上がる「
アシストパワー」を獲得したことも大きい。
隠れ特性が死に特性なポケモンの例
通常特性にある『やるき』と
全く同じ効果である。
一応第8世代までは『やるき』にレベルが高い野生ポケモンが出やすくなる効果があったので全く一緒……と言う事は無かった
というかこれだと隠れ特性は劣化であるが、
第9世代でその効果すら取っ払われてしまったので
まごうことなき同一効果に。
ゲーフリは一体
デリバードに何の恨みがあるのだろうか?
『かるいし』を持たせて
やっと「
けたぐり」等の威力を120から100に下げられるという誰得仕様。
メガシンカ前のトレース対策としても使えない。
ハッサムもほぼ同じだが一応あちらは持ち物なしでも火力が下がる。
肝心の連続攻撃技が
「みだれひっかき」だけという有様。
一応USUMにて「スイープビンタ」を習得できたのだがそれだけであり、それなら「タネマシンガン」や「ロックブラスト」も使える
チラチーノでやればいいという始末。
第8世代ではリストラされ、久しぶりに本編に復帰した第9世代ではあろうことか「スイープビンタ」を没収されてしまい再び「みだれひっかき」のみに逆戻りとまさに踏んだり蹴ったり。
「もろはのずつき」や「フレアドライブ」を覚えないどころか「がんせきほう」や「アームハンマー」といった反動を受ける技が対象外である。
反動と言っても
反動ダメージを受ける技のみが対象なので
ドサイドンには「とっしん」「じごくぐるま」「すてみタックル」の3つのみで、どれも「ストーンエッジ」に劣る威力。
しかも過去作産が使えないルール下では対象技が
「とっしん」だけという有様になる。
そもそも
ゴーストタイプなので「じばく」「だいばくはつ」は無効、「ビックリヘッド」も半減で受けられるため、等倍で通るのは「ミストバースト」のみとかなり限定的。
しかも
「無効化する」ではなく
「不発になる」なので相手の頭数を減らすことができないためむしろデメリットにもなる。
さらに、接触攻撃はほぼ使わないため相手の『ゆうばく』を発動させることもない。
まともに使う場面があるとすれば相手の起点作成からの自主退場を阻止したり、ダブルバトルで相手の爆発技から味方を守る程度か。
パンチ技の威力が1.2倍。特性自体の性能は悪くはないがレディアンの攻撃は僅か35。
特化して特性が乗ったところで特化ヒトカゲとかヒノアラシ程度の火力しか出ない。ナメてんのか?
素早さが80と結構あるので、進化前のレディバが持つ『びびり』の方がまだ使えるとか言われる始末。
ではその『びびり』自体はどうなのかというと…
むし・ゴースト・あくタイプの技でダメージを受けると素早さが1段階上がる。
通常特性で所有するのは
エレズン・
ウミディグダ/ウミトリオ・
コレクレー(はこフォルム)の4匹。
条件の方はエスパータイプのポケモンが弱点とする技で攻撃された時と言っても差し支えない。
だが所持ポケモンは進化前が多くエスパータイプは皆無、最終進化先で持っているのも鈍足で使いやすい特性を持つウソッキー・
グランブル・
ノコッチ/
ノココッチと、むし弱点だが防御2倍の特性『ファーコート』を持つ
アローラペルシアン、そして
耐久がなさすぎて素早さ1段階上昇とか言ってる場合ではないウミトリオと使う必要がないポケモンばかり。
そのため特性そのものが死んでいる。
唯一使えるとされるのは
リトルバトルでのみ強い
パールル。
ただそれも特殊アタッカーでありながら特性が『シェルアーマー』といまいちなので、若干ではあるが攻撃的なこちらを積んだ方がマシという理由である。
あとはリトルバトルであれば
ワンパチもこの特性が消去法で候補に上がる。
こちらの場合は通常特性が対戦で全く効果のない『たまひろい』である上、レベル5であれば素早さが1段階上昇するだけでもそれなりに抜ける相手が多いためである。
第8世代では『いかく』も対象になった…のだが、所有者が諸々未解禁の状態となり、
おまけに残った奴が(進化前以外は)ウソッキーとノコッチという『いかく』なんか喰らったら困る奴ばかりでやっぱり死んでいる。
アローラペルシアンもやっぱり『ファーコート』の方が魅力的だし…。
第9世代でも相変わらずだが、「とぐろをまく」+「
バトンタッチ」型の
ノココッチが『いかく』や「とんぼがえり」を受けて素早さ上昇をも狙えるという理由で数少ない採用意義が生まれた。
第七世代までは、「
めざめるパワー」を威力90にすることができ、厳選難易度が高いながらも強力な特性だったが、同技の廃止によりここに入ってしまった悲劇的な事例。
一応「マジカルリーフ」が威力90になるが、こだわり系と相性が良い「リーフストーム」のほうが使いやすいためほとんど使われない。
これにより、
ロズレイドは使用率が大きく落ちてしまった。
隠れ特性が変更されたポケモン
隠れ特性はその名の通り解禁されるまで公式に入手する手段が存在しない。
そのためか、当初設定されていた隠れ特性から変更されたポケモンが何匹か存在している。
当初解析などで判明していたのは「自分以外が使用した電気技の対象を自分に上書きし、更にその攻撃を無効化し特攻を1段階上げる」という効果の『ひらいしん』だったが、結局第五世代では隠れ特性のサンダーは解禁されず。
第六世代になって解禁されると上述のとおり『せいでんき』に変更されていた。
『せいでんき』サンダーの活躍は上述のとおりだが、もし『ひらいしん』のままだったら耐性の数が更に増えアタッカーとしての性能も増し、ダブルでは味方を電気から守れて……と殊更に凶悪化していたことだろう。
第五世代でかげふみゴチルゼルがマイナーだった真の原因。
ただでさえ当時からメタの一角に座っていた
シャンデラに凶悪特性が与えられたら環境が一変どころの騒ぎではない。
解析が存在が判明してからはいつ隠れ特性のシャンデラが解禁されるか気が気でないトレーナーも多かったが、結局第五世代で解禁されることなく第六世代で『すりぬけ』に変更される形で隠れ特性のシャンデラが解禁されることになった。
「ひかりのかべ」や「
みがわり」を無視して攻撃できるのでこちらでもそこそこ強力。
第六世代まで三犬の隠れ特性は同タイプの技を無効化する特性だった。
一見意味がなさそうに見えるが、第六世代では「でんじは」がでんきタイプにも通っていたのでそれを無効にできる
ライコウ、「おにび」に合わせて出すことでメインウェポンの火力が上がる
エンテイ、同タイプの技に合わせて貴重な回復手段にできる
スイクンやライコウと様々な戦略が考えられた。
バトルハウスでは未解禁特性も含めてランダムに特性が選ばれるのでそれで隠れ特性の三犬と戦うことが可能だったが、第七世代で何故か揃って変更されている。
第8世代から特性『いかく』を無効にする効果が追加。特に物理アタッカーステータスのエンテイはいかく持ち相手にこうげきが下がらくなり持ち前の火力をふんだんに発揮できるため、三犬の中で恩恵を大いに受けた。
既存の特性から次の世代で登場した新特性に変更された例。
『
LEGENDS アルセウス』は
レジギガスを除き特性がシステム上機能していないが、内部的には隠れ特性込みでしっかり設定されている。
どちらも登場時点ではハズレ特性だったり特性と種族値が噛み合わなかったりとイマイチだったのだが、第九世代で新特性の『きれあじ』を獲得。
いずれも適用対象である「斬る技」にタイプ一致技が含まれており、倍率は1.5倍とかなり高いことから火力に期待できるようになった。
一度隠れ特性が解禁された後に変更された初の例。
第五世代での隠れ特性『はやあし』は仕様上ペンドラーとは尽く相性が悪く実質死に特性と化していたが、第六世代からは『かそく』に変更。
先達のバシャーモやサメハダーより決定力は劣り、「バトンタッチ」を覚える点もバシャーモと被るが、こちらは「てっぺき」を覚えたり耐久が多少高かったりするのが個性として生きる。
ペンドラー同様一度隠れ特性が解禁された後に変更された例。
第八世代までの隠れ特性『まけんき』はいずれかの能力を下げられると攻撃が2段階上がるというもので、特攻の方が高い
エンペルトとはイマイチ嚙み合ってなかったが、第九世代にて「まけんき」が解禁された第五世代当時にはなかった『かちき』に変更。
発動条件はそのままに上がる能力が特攻になったため、能力を下げる相手により強気に出せるようになった。
追記・修正は廃リンク厳選を終わらせてからお願いします。
- XYにてオスからも遺伝できるようになったな・・・ -- 名無しさん (2013-10-27 21:23:14)
- GTSは本当に苦行だったからフレンドサファリはまだマシ -- 名無しさん (2013-10-27 23:12:46)
- ↑PGLの間違い -- 名無しさん (2013-10-27 23:13:27)
- 必ずしも夢特性が良いとは限らない、ってのは救いかな。ニンフィアのフェアリースキンとか特に意味ないし -- 名無しさん (2013-10-28 06:55:37)
- ↑意味ないなんてとんでもない。1.3倍補正が乗るから、前作からハイパーボイス持ちを輸入出来れば威力175の身代わり貫通技になる。ついでに電光石火も威力78の無効がないタイプ一致先制技になる -- 名無しさん (2013-10-28 07:57:55)
- 一致でんこうせっかだけで十分意味あるわな。つか元の特性が耐久だと特殊受けになりがちなニンフィアだとあんま意味ないし。 -- 名無しさん (2013-10-28 08:54:13)
- チャーレムの特性なんてテレパシーだぜ。ヨガパワーを失ったチャーレムなんて埋葬ポケ以下だろ。 -- 名無しさん (2013-10-28 10:28:23)
- ↑あのソーナンスも夢特性がテレパシーだぜ!しかもフレンドサファリで出てくると影踏みで逃がさないオマケつきだ! -- 名無しさん (2013-11-02 13:07:04)
- メタモンが夢だと無効になるか?かわりものメタモンで夢のとかけあわせて普通に夢産まれると思うが -- 名無しさん (2014-01-26 17:31:31)
- ↑メタモンが夢特性でも問題なく夢特性は遺伝するので修正した -- 名無しさん (2014-01-27 20:43:45)
- ようやくかるわざサワムラーの厳選が楽になる。いままでずっとハイリンク厳選してたんだよな~ -- 名無しさん (2014-02-28 14:57:28)
- 速足ペンドラー、湿り気ブルンゲルの特性の相性の悪さは異常・・・。しかしながら、速足ペンドラーは第6世代で加速ペンドラーへ変更された模様。 -- 名無しさん (2014-04-18 14:45:29)
- 影踏みシャンデラは解禁されずに没になった。推測だけでバランスブレイカー扱いなのが恐ろしい。シャンデラの夢特性は第6世代ではすり抜けに変更された。 -- 名無しさん (2014-04-18 14:48:56)
- ベトベトン「ゲーフリ、特性ヘドロ液をくれよ、何で毒手なんだよ?」マタドガス「結局、夢特性はなしかよ。悪臭を持たないマタドガスってなんだよ、まあ特性浮遊はありがたいがな」 -- 名無しさん (2014-05-30 21:16:07)
- アブソル「私は災いを察知する能力があるから夢特性は危険予知だと思ったのだが、まさか正義の心だとは・・・。」 -- 名無しさん (2014-05-30 21:18:48)
- サファリで出るサナギラスの特性は脱皮のみなので、LV55まで上げて進化させないと夢特性の判別が出来ないという嫌がらせ仕様 -- 名無しさん (2014-06-15 19:07:17)
- ↑緊張感バンギラスの採用価値はそこまで高くないけどな・・・。 -- 名無しさん (2014-07-11 00:40:30)
- バンギの強さはタイプと種族値と特性(砂嵐)の3つが綺麗に合わさってできたものであって、そのどれか一つでも欠けたら意味ないんだよなぁ -- 名無しさん (2014-07-11 00:58:11)
- 貰って厳選したニョロトノがサファリボールだった。(サファリゾーンは4世代まで)それに気づいた時凄く悲しくなった。 -- 名無しさん (2014-07-25 12:27:52)
- さすがに1年以上経つから夢メレシー持ってない人は少なそう -- 名無しさん (2014-10-31 22:00:25)
- デリバードの扱いひでぇ -- 名無しさん (2015-03-15 18:36:53)
- ○○メタルはほぼ需要がない。 -- 名無しさん (2015-05-28 13:36:45)
- 「せいぎのこころ」って名称とか格好いいよね。似た名称の「ふくつのこころ」もまた格好いいけど。 -- 名無しさん (2016-11-06 17:00:20)
- 7世代は多少改善されたのか? -- 名無しさん (2016-12-02 22:29:42)
- ↑乱入バトルで、10体目以降の乱入ポケモンは夢特性出やすくなってる。ついでに色違いも出易くなって、31体目以降は個体値4V確定になってる -- 名無しさん (2016-12-06 00:12:33)
- 夢メレシーも入手しやすくなってえがった -- 名無しさん (2016-12-22 17:09:55)
- マルチスケイルカイリューもめんどくさいよね(スキルスワップが無ければ判らないし)後第7世代に限りエレキスキンゴローニャも面倒(湿り気持ちか、自爆・封印・スキルスワップを使えるポケモンがいないと苦行)だけどVCorORASで砂隠れイシツブテを持ってくると凄く楽になるよね -- 名無しさん (2018-03-29 16:15:59)
- ミス発見。フリーザーの特性が「あられ」になってますよ -- 名無しさん (2018-04-10 13:03:37)
- bw2でのルリ・テツのイベントの記載が無いな トリデプスもそちらで入手できるのに -- 名無しさん (2018-04-11 00:42:45)
- なんでニドラン♀が未だに[入手しづらいポケモン]に入ってるんだ?VCで格段に入手しやすくなったのなら[かつて入手しづらかった]の方に入れるべきでは -- 名無しさん (2018-05-19 11:03:18)
- 今のところ完全に隠れ特性が入手できないのはヒードラン、カプ系かな?(それと配信限定の模様のビビヨン、記事にもある小大パンプジン) -- 名無しさん (2019-11-10 14:48:07)
- 剣盾にも隠れ特性はよ -- 名無しさん (2019-12-06 11:04:28)
- ↑マックスレイドバトル経由でいける。しかし残念なことにエンカウントテーブル指定ミスで何種類か解禁されているのに未解禁という残念な状態のポケモンがいるらしい(ソース:ポケモンwiki他各種攻略サイト) -- 名無しさん (2019-12-06 21:51:17)
- ふとボックス確認してみたら持ってたセキタンザン全員隠れ特性だったのはちょっと笑った -- 名無しさん (2020-03-01 23:49:05)
- 剣盾DLCでやっと隠れ特性にできる道具が出たな -- 名無しさん (2020-09-29 22:34:26)
- これを機に隠れ特性を調整してほしい -- 名無しさん (2020-09-29 22:39:35)
- アローラのすがたと違ってにしのうみはレイドにもいないしイベントでも手に入らないから過去作を介する必要があるって話だったんだが、わかりにくかったらすまん。 -- 名無しさん (2021-01-09 22:55:16)
- ↑ソフト単体で出ないということ? -- 名無しさん (2021-01-10 00:42:25)
- ↑にしのうみは剣盾に図鑑データあるけど、剣盾のソフト単体でにしのうみ自体が出ない。 -- 名無しさん (2021-01-19 10:02:42)
- 通常特性が地味で微妙な効果持ちは、隠れ特性が強力で対戦させるならこれ一択の者が多い。 逆に、通常特性が強力な効果持ちは、隠れ特性が通常特性の劣化もしくは地味でおまけ程度の効果持ちが多い(主に第四世代まで) -- 名無しさん (2021-01-20 13:06:28)
- 何で未だに通常特性3枠にしないのか。改善してるとはいえ入手するのも手間だし隠す必要ないでしょ -- 名無しさん (2021-01-21 06:58:32)
- それはまあ…後付け要素だし、「なぜ過去作にはその特性のポケモンが出なかったのか」という理屈を付けるためなのかなあ -- 名無しさん (2021-01-21 07:30:15)
- ↑3 じゃあレディアンはどれが強いんだ? -- 名無しさん (2021-01-21 07:42:07)
- フシギバナも葉緑素のおかげで草トップ勢の1人に -- 名無しさん (2021-08-08 23:52:38)
- 第九世代では隠れ特性のポケモンに特性パッチを使うと通常特性に戻せるようになりました。 -- 名無しさん (2022-12-06 11:40:10)
- ↑ん?ということはレートでは使えないし解禁されない限り無理とはいえノーガードカイリキー可能に!? -- 名無しさん (2022-12-25 13:29:12)
- 歴代御三家がパルデア入国可能になったお陰で一部手に入りにくかった御三家の隠れ特性が入手出来る可能性が出てきたな -- 名無しさん (2023-09-09 12:55:49)
- とくせいパッチ多すぎ、売るか!・・・なんて半月前は夢にも思ってなかった。 -- 名無しさん (2023-12-25 02:19:15)
最終更新:2025年01月29日 19:42