ハチク(ポケモン)

登録日:2012/02/02 Thu 04:55:52
更新日:2025/09/05 Fri 23:02:41
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熱いだけでなく 冷たいだけでなく

二つを 自在に コントロールせよ



ハチクとは、『ポケットモンスター』シリーズの登場人物。
初登場は『ポケットモンスター ブラック・ホワイト

CV:飛田展男(TVアニメ版)/小上裕通(ポケモンマスターズ


◆概要


イッシュ地方・セッカシティのジムリーダー
専門タイプはこおりタイプ
通称「アイス マスク」

水色の髪をオールバックにした、非常に渋い男性。
「アイス・マスク」の二つ名が示すように、怪傑ゾロ風の(目の部分だけ穴のあいた)長い布で目元を隠し、
それをちょんまげはたまた中尾彬のマフラーの如く捻り上げ高い位置でしばっている。
上着は羽織一枚だけと潔く、片側を露出しその隆々とした筋肉をこれでもかと言わんばかりに見せつけたスタイルが眩しい。

アメリカが舞台なイッシュ地方では非常に浮いて…いやとても斬新なサムライファッション。
なお、ゲームにおける戦闘前のカットインはカンフーポーズ。


ジムリーダーになる前はアクション俳優として活躍していた。
しかし撮影中に怪我を負ってしまい引退せざるえなくなった折、アデクの助言を受けジムリーダーになったことがニンドリのインタビューで明かされている。
悪をバッタバッタなぎ倒す彼を是非拝んで見たいものである。


名前の由来は「淡竹(はちく)」から。



◆ゲームでのハチク


【ブラック・ホワイト】

ゲーム中では七番目に対戦するジムリーダー。
なお、同じ七番目に戦うこおりタイプ使いジムリーダーには、シンオウ地方スズナがいたりする。

「ネジやま」を越えた先、街中にガマガルマッギョが生息し、冬場は雪におおわれるセッカシティのジムリーダー。


使用ポケモン

【ブラック・ホワイト】
  • バニリッチ ♂ Lv.37 こおりのいぶき/おどろかす/ミラーショット/とける
  • フリージオ  Lv.37 こおりのいぶき/オーロラビーム/こうそくスピン/リフレクター
  • ツンベアー ♂ Lv.39 つららおとし/きりさく/しおみず/いばる

前回のフウロ同様、今作ジムリーダーの中でもかなり弱い部類に入ると思われる。

理由として、物語後半に訪れるこのジムに来るまでにはこおりタイプの弱点を突けるポケモンが手持ちにたくさんいるという状態になりやすいことが挙げられる。

エンブオーは勿論、ヒヒダルマズルズキンといったほのおタイプかくとうタイプのポケモンがいれば余裕で3タテが可能。
最初にポカブを選んでいなくても、タワーオブヘブンに出現するヒトモシや「リュウラセンのとう」の草むらに出現するコジョフー等をゲットし育成しておけば難なく攻略出来るだろう。ご丁寧にセッカシティのポケモンセンター内では「かわらわり」のわざマシンがくれるNPCがいるほか、わざマシン売り場に「だいもんじ」が売っているため技にも困らないという。
何ならこの時点で既に「フキヨセの洞穴」にいるはがね/かくとうタイプ伝説ポケモンコバルオンをゲット可能。捕まえて即ジム戦に持ち込めば負ける要素は皆無と言っていい程。

また、相手は全員こおり単タイプであるため故に耐性が ド貧弱 なので、普通に一致技ゴリ押しで攻めていてもさほど苦戦はしない。

技構成にも問題があり、今作のジムリーダーの使うポケモンの大抵の技構成は、
Lv.で習得する技とそのジムで貰えるマシン技のみの構成となっているため*1、そのあおりを受けた結果、技範囲がかなり狭いうえ相性補完がロクにできいないという状態に。
「おどろかす」や「こうそくスピン」といった産廃技を無駄に覚えている始末。オマケにフリージオは「れいとうビーム」を覚えておらず「オーロラビーム」をメイン技にしているので下手すればジムトレーナーの個体の方が強い。
唯一マシなツンベアーも「しおみず」もC70かつ不一致なので致命傷にはなりにくく、そもそも打たれる前に上から沈められるケースがほとんど。


ただ、フウロと比べると火力は高い方なので、相性不利なポケモンや進化前のポケモンで無理に挑むと返り討ちに遭いやすいのでほどほどに。


勝利すると、アイシクルバッジわざマシン79「こおりのいぶき」が貰える。
攻撃技としては「れいとうビーム」に劣るが、ダブルバトルでは味方の「いかりのつぼ」を発動させるために使える。



『静かに喜び、静かに怒る』とジムトレーナーから称される通りクールかつ寡黙な面を持つ一方、
あんな露出全開な格好をしているのに実は寒がりらしく、くしゃみをする姿が度々目撃されていたり。
ジムの仕掛け(スケートリンク)の上にはハチクさんの通った跡が残っている為ルートがバレバレ…等、おちゃめな一面も垣間見える。

しかし、リュウラセンの塔にプラズマ団が現れたと聞けば迷わず現場に赴き対峙する熱い心を持つ。
ぶっちゃけ生身でしたっぱ全員を蹴散らせそうな気もしなくはない。
事件後アララギパパのボディガード役を買って出、調査に同行する辺り非常に真面目な好漢と言える。

最終決戦時もベルの呼び掛けに応え、他のジムリーダーと共に駆け付けてくれる。相変わらず言葉少なだがかえってそこが彼らしくて良い。

ミステリアスな雰囲気に加え、ダークトリニティの気配を瞬時に察知する心眼等、何か裏がありそう……と思われたがそんなことはなかったぜ!



ブラック2・ホワイト2


『ブラック・ホワイト』の2年後を描いた続編『ブラック2・ホワイト2』ではジムリーダーを辞任し、俳優に復帰。

そして…










ファーッファファファ!



…ハチクさん何やってんすか…。


昔は時代劇中心だったが、現代的なアクションに転向。「ハチクマン」としてポケウッドに登場する。
『ハチクマン』及び『ハチクマンの逆襲』と『FULL METAL COP』で共演、前者はハチクが、後者は主人公が悪役。

ハチクマンのときはノリノリで悪役を演じている。

悪の怪人 ハチクマンは トイレなどに ゆかぬのだっ!!



また、アロエと同様にジムリーダーを退いたとはいえ、ポケモンワールドトーナメントには参加し、主人公と戦うこともある。
なお、ここでのエースはツンベアーからフリージオに変わっている。


【PWT(イッシュリーダーズ)】

【PWT(ワールドリーダーズ・タイプエキスパート)】



◆アニメでのハチク



元アクション俳優としての一面とジムリーダーとしての一面の両方が描かれている。
フウロちゃんみたいな改悪化は免れた。

アクション俳優を怪我のために辞めた後、ウルガモスの保護区である聖なる山でパートナーのツンベアーと共により強くなるために修行をこなしていた。
その修行内容はかなりハードで、あのサトシでさえ最終的に音を上げた。
ちなみにその修行でハチク自身が大岩に向かって岩砕きを放っている。
…アクションスター関係なくね?

その後、ウルガモスがポケモンハンターに捕まり、救出のためサトシのワルビルがハンターのブルンゲル(♂)とのバトルに。
途中こそワルビルが優勢となりブルンゲル(♂)を追い詰めるが、見かねたハンターが追加でブルンゲル(♀)を投入。2vs1の卑怯な戦法でワルビルを圧倒しサトシ達を追い詰める。

その状況を見て、自分が食い止めるとハンターとの戦いを引き受けた。
そして、ポケモンハンターに向かって「許さんぞ、人間のクズめ!」と発言し、ツンベアーがブルンゲル2匹分の「ハイドロポンプ」を「しおみず」で相殺し、ワルビルを苦しめた「たたりめ」を根性で打ち破るといった圧倒的実力差を見せ、最後は「れいとうパンチ」でハンター諸共ジャスティスした。


次話のジム戦では、ゲームと同じ手持ち3匹を使用。
切り札はやはりツンベアーであったが、サトシとワルビルのタイプの相性を覆すような機転を前に敗れた。
その後は互いに健闘を讃え合い、アイシクルバッジを渡した。
そして、サトシにソウリュウシティに行くように促した。



◆『ポケットモンスターSPECIAL』でのハチク


シッポウジムでのダークトリニティとの闘いの中、ジムリーダー6名の中で唯一プラズマ団に捕らわれず、ブラックの師匠になり、彼にライトストーンを持たせた。





追記・修正は氷の上を優雅に滑りながら…グハッ!?…頼む…

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最終更新:2025年09月05日 23:02

*1 唯一の例外がカミツレのエモンガ2匹が覚えている「つばめがえし」。