かくとうタイプ(ポケモン)

登録日:2010/10/09 Sat 21:29:31
更新日:2022/04/09 Sat 11:27:25
所要時間:約 12 分で読めます




このムキムキ筋肉は、ダテじゃなーいーっ!勝負よ!



ポケモンシリーズに初代から存在するタイプの1つ。

その名の通り、格闘技をモチーフにしたポケモンやマッチョなポケモン、人型のポケモンが該当する。
カイリキーオコリザルエビワラーサワムラー等が特に有名。
筋骨隆々なイメージが強いためか♂の比率が高い種族が多く、中には♂しかいないポケモンもいる。
種族値もイメージ通り、全種族が優秀な物理攻撃力を持っている。
特性で攻撃を引き上げるチャーレムと特殊アタッカー型のケルディオを除けば物理アタッカー型は攻撃種族値の最底辺が90と非常に高い。
単純なパワーだけなら間違いなく全タイプの中でトップクラスである。
その他の能力の傾向はばらつきがあるが、速攻アタッカー型は素早さが高い代わりに耐久面が低く、それ以外は物理寄りの耐久力を持つものが多い。
中速型や鈍足型は被弾率が高い上に弱点技を受ける機会が多く、高威力技の反動で耐久を削るため場持ちが悪いのが難点である。
こんなタフネスなパワータイプがノーリスクで暴れ回ったら手が付けられないので、仕方ないのかもしれない。

技もパンチ・キック・投げの他、力任せなものが多い。
そのため第三世代までの格闘技は全て物理技扱いだった。現在でも格闘技は物理技が多く、高威力技も豊富。
物理技では「インファイト」が特に強力だが使い手が少ないため、ややリスクの重い「ばかぢから」か「とびひざげり」に頼るポケモンが多い。
その他にも重量級殺しの「けたぐり」に急所狙いの「クロスチョップ」、玄人向けの「きあいパンチ」と選択肢は豊富。
ただし高威力技は耐久を削るリスクがあるのが玉に瑕。
一方で特殊技は「きあいだま」「はどうだん」「しんくうは」「しんぴのつるぎ」の4つだけとかなり貧弱なレパートリー。
このうち「きあいだま」は高威力なものの命中不安、残る3つは習得できるポケモンが極僅か。
そもそも特攻が高い格闘ポケモンがほとんどいないという不遇っぷりである。
まともに特殊型として運用されるのは能力が両刀寄りのルカリオフェローチェジャラランガ禁止級で能力が完全に特殊型のケルディオくらい。
しかし『きあいだま』は抜群の相性補完の良さからサブウェポンとしての人気が非常に高い。糞外しはご愛嬌

サブ技には不自由せず、特に3色パンチや「ストーンエッジ」「いわなだれ」「なげつける」あたりはほぼ全員が使える。
最近ではフェアリー対策の「どくづき」の需要が高め。

脳筋らしく変化技の充実度は全タイプで最低クラス。
ただ動体視力に優れているためか第二世代のわざマシンなしで「みきり」を覚えられるポケモンが多い。
ダブルバトルでは「まもる」に対する「ふういん」対策として利用価値がある。

弱点はひこうエスパーフェアリー
抵抗力はむしいわあく
弱点を突けるのはノーマルこおり・いわ・あく・はがね
半減されるのはどく・ひこう・エスパー・むし・フェアリー
無効化されるのはゴースト

ノーマルタイプに抜群という無二の個性を持ち、他にもいわ・こおり・はがねに強いと、とにかく硬い相手を叩き割るのが得意。
ノーマルに強いのは達人の技は凡人では受けられないという理論か、「牛殺し」の異名を持つ空手家・大山倍達をリスペクトした感じか。
あくタイプに強いのはタイプ間相性調整要素が強くイメージ付けは難しめ。強いていえば、ヒーローとしてアウトローを懲らしめるイメージか。特性「せいぎのこころ」がその最たる例と言える。
逆に苦手なタイプは格闘技が届かない(ひこう)か当てられない(ゴースト)、もしくは心情的に手を出す気が失せそう(どく・むし・フェアリー)なラインナップ。
触れる前に見えない力でどうこうしてくる超能力者は、昔から専門外。
また、むしタイプは互いに半減される。刺されるのは平気でも素手で虫を叩き潰せとなればそれはまた別の話。


【かくとうタイプの歴史】


第一世代赤・緑・青・ピカチュウ)

主なポケモンはカイリキー、エビワラー、サワムラーなど。

『とくしゅ』が攻防一体で、脳筋のかくとうタイプは低い『とくしゅ』を与えられており、特殊技への耐性は低かった。
その上、当時最強であるエスパータイプを弱点に持つため毒タイプとならび、不遇中の不遇で冬の時代。
唯一、ノーマルタイプの弱点を突けるとはいえ肝心の技の性能が悲惨で、サワムラー以外のメインウェポンは「とっしん」にすら劣る性能の反動技「じごくぐるま」
サワムラー専用技で同タイプ最大火力の「とびひざげり」でさえ(外した時の反動ダメージが1で済んだとはいえ)威力85という始末だった。
全体的に技の威力が控えめだったという事情もあるが、そこを差し引いてもやはり使い勝手は悪かった。
当時ケンタロスが一般ポケモン最強の名を欲しいままにしていたのは能力や技に恵まれていたのもあるが、彼ら格闘タイプの不甲斐なさによるところも大きい。
またエビワラーのパンチ技が特殊技や貧弱なノーマル技ばかりだったり、設定上も格闘道場組はナツメのかませ犬だったりとどこまでも不遇。
まともな活躍は98カップ予選優勝パーティにカイリキーが入っていたこと、99カップ決勝大会にニョロボンが1体エントリーされていた程度か。


◆第二世代(金・銀・クリスタル

「マッハパンチ」「クロスチョップ」「ばくれつパンチ」等が追加されたが、金銀でクロスチョップはカイリキー・オコリザル専用技であった。
クリスタルからタマゴ技で一般ポケにも解放されたが、使いやすいかくとう技を覚えないポケモンもまだまだ多かった。

とはいえ特攻・特防の分離で、特攻は相変わらずだが特防は大幅に上昇し、エスパー技を一撃は耐える耐久性を得る。
最大の天敵であるエスパータイプそのものも弱体化し、新タイプのあくとはがねはどちらもかくとうに弱く、
またカビゴンハピナス等の当時の要注意ポケはかくとうに弱い者が多かったりと少しずつ優遇される。
後の世代では命中率の低さから敬遠されがちな「ばくれつパンチ」ですらカビゴンらへの対策として格闘ポケのみならず多くのアタッカーが採用していたほど。
さらに第三世代までは技の物理/特殊がタイプ依存のため、「めざめるパワー(霊)」により格闘ポケがエスパーやゴーストにも対抗することが可能だった。
かくとうタイプの逆襲が始まった。

新ポケモンはヘラクロスカポエラーなど。


◆第三世代(ルビー・サファイア・エメラルド/FR・LG

「ばかぢから」「きあいパンチ」等の有力な技が多数追加される。
「けたぐり」も重い相手に強いという特徴が付与され、戦略的価値が出てきた。
かくとう技に恵まれないニョロボンも「かわらわり」の登場で「じごくぐるま」に頼る必要はほぼなくなった。

バシャーモキノガッサ、チャーレムなど実力のある新ポケモンも追加される。
またこの頃から弱点であるひこう技やエスパー技がサブウェポンに採用されにくくなり弱点も突かれにくくなった。
また「こらえる」+「きしかいせい」コンボも大流行した。


◆第四世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ/HG・SS

初代の不遇はどこへやら。上位タイプとして君臨する。
「インファイト」「アームハンマー」「きあいだま」「はどうだん」「しんくうは」等が追加。
また、第3世代ではニドクインしか覚えなかった「ばかぢから」がプラチナで教え技として多くのポケモンに配られた。

高威力かつ高命中な技が増え、ハピナス等のメジャー所の弱点を突く等の大活躍をする。
役割破壊技としても優秀。

また技の物理/特殊がタイプではなく技毎に設定されるようになり、3色パンチが物理化。
これによりエビワラーをはじめとする格闘ポケの攻撃範囲が大きく広がった。

代わりにめざパ霊が特殊化したものの、一致技の強化と優秀なサブウェポンの増加を考えればお釣りが来るレベルだろう。

新ポケモンにはゴウカザル、ルカリオ、ドクロッグエルレイドが追加。
また、カイリキーの特性に『ノーガード』が追加され「ばくれつパンチ」等の使い手として脅威となる。

ただし先制技や砂嵐、霰が流行し始めたため「こらきし」コンボを主流にしていたポケモンには大きな向かい風。


◆第五世代(ブラック・ホワイトブラック2・ホワイト2

技の威力が修正され、「とびげり」「とびひざげり」が強化される。
苦手なエスパータイプは火力不足から不遇気味であり、
ひこうタイプは数はそれなりにいたが、強力なひこう技を打ってくるポケモンは少なく、かくとうタイプにとっては最高の環境だったといえる。そんな中でも活躍できるバンギラスも化け物級だが
高耐久ビルドレインを要するローブシン、当時のねむりの凶悪仕様を味方に付けたキノガッサがトップメタに君臨し、他のかくとうタイプも適当な高威力技で殴るだけでそれなりに活躍できると言われたほど。

威力100以上の技もほのおタイプ同様にかなりの数となる。

新ポケモンはローブシン、ズルズキンコジョンドなど。

伝説にもやその弟子が追加され、結構な数になっている。


◆第六世代(X・YOR・AS

ローブシンやキノガッサなどがあまりにも暴れすぎた為か、フェアリータイプファイアローなどのメタが大量に登場した。
おかげでかなりの逆風だが、猛威をふるうメガガルーラに一致で弱点を突けるのは大きい。

技の方は「グロウパンチ」「たたみがえし」が新登場。
また、「ファストガード」「ワイドガード」が連続で使用可能になっている。
逆に「ローキック」は威力65に上昇と、特性『テクニシャン』持ちのキノガッサ、カポエラーには痛い変更がなされた。

新ポケモンはブリガロンゴロンダルチャブル
メガシンカ勢はルカリオ、バシャーモ、ヘラクロス、チャーレム、そしてかくとうタイプが追加されたミュウツー
ORASからはミミロップ(ノーマル単にかくとうが付随)、エルレイドもメガシンカが可能になった。


大抵のかくとうタイプは、攻撃種族値が高く、高威力の格闘技で敵を打ち倒すアタッカータイプ。

耐久性もそれなりにあるものが多く、非常に優秀である。
意外にも物理耐久よりは特殊耐久に優れたポケモンが多い。

対戦ではバンギラスやサザンドラヒードラン等のメジャーなポケモンに強く、
ポリゴン2奇石ラッキー等、一撃必殺技を除きかくとう技以外では処理しにくいポケモンが現れたため重要な役割を担うことが多い。


◆第七世代(サン・ムーンUS・UM

新ポケモンはケケンカニキテルグマナゲツケサル、そして600族初のかくとうタイプであるジャラランガが登場。
さらにウルトラビーストマッシブーンフェローチェも登場すると、いつもと比べると変わり種の新参が多い。

一方で何と今世代は新技無し
対してZワザによって不安な命中率を備えていた「きあいだま」が使いやすくなった。
ただ、恩恵を受けたのがかくとうタイプよりむしろかくとう技をサブウェポンに置いている輩(特にボルトロス)なのが悲しい。

さて、肝心の環境だが……
ファイアローが大幅に弱体化して環境から消えるというかくとうタイプにとって嬉しい調整がなされた。
その一方で、今世代で本格的に牙を剥きだしたフェアリータイプの大増殖に否応なく巻き込まれる結果に
こおり技が四倍なのに全然効かないメガボーマンダが環境トップなのも酷い。

フェアリー大増殖の影響はデカく、かつて一世を風靡したあのローブシンが30位どころか最早過去の栄光と言わんばかりの順位まで大凋落。
マトモに環境に生き残っているかくとうタイプはフェアリーに対抗できるメガルカリオ、優秀な素早さと攻撃範囲で小回りが利くフェローチェやメガミミロップ・バシャーモ、逆風が前作より酷いのに未だに「キノコのほうし」が凶悪なキノガッサ、専用Zワザがチートなジャラランガくらいと極僅か。
要はメガシンカ級の攻撃性能か強力な搦め手、そして複合タイプが無ければまともに活躍できない。
ぶっちゃけ全体的にはアロー全盛期の前作のほうがまだマシだったというレベル。

まだ技自体はガルーラやフェアリー大増殖の恩恵を受けたはがねタイプに通ると言う事から需要は衰えていないものの、肝心の本体はまるで初代に戻ったかのような立場にあるのは言うまでもない。
特に遅いかくとうタイプに生き残る術がないのが苦しい


◆第八世代(ソード・シールド

新ポケモンはまさかのガラルカモネギの進化系のネギガナイトに始まり、タイレーツオトスパスと、種類こそ少なめだが何れも特殊な戦法を使うポケモンたち。
さらにシールド版のパッケージを飾る伝説ポケモン、ザマゼンタもかくとうタイプである。
新技は自身の防御を攻撃に利用する「ボディプレス」、新格闘ポケモンの専用技「スターアサルト」「はいすいのじん」「たこがため」、ダブルバトルで役立つ変化技の「コーチング」。
因みに今世代ではわざマシンの大幅な仕様変更により、新たにわざレコードが登場した。
これにより今まで格闘ポケモン以外があまり使用できなかった「インファイト」を多くのポケモンが習得可能になった。
また「ボディプレス」も格闘ポケモン以外の多くのポケモンが使用可能になっている。

かくとう技をダイマックス化させると味方の攻撃を一段階アップさせる「ダイナックル」となるが、追加効果とのバランスを考慮されてか威力がかなり低く、ダイマックスさせると大体の場合においてかくとう技の威力が大幅に下がるというとんでもないことになる。*1
もちろん、キョダイマックスカイリキーの「キョダイシンゲキ」もこの仕様。完全にとばっちりを喰らったとしか思えない。

今世代では使用可能なポケモンが全体的に減ったことにより、格闘ポケモンも種類が減少、メガシンカやZワザも使用不可能になった。
その結果、なんと前世代環境で活躍した格闘ポケモンが一切使用不可能に
一応ルカリオやジャラランガが引き続き登場しているが、どちらもメガシンカやZワザに頼っていたポケモンなので今作では実質的に弱体化している。
その他続投した格闘ポケモンに関しても前世代で活躍できたとは言い難い、スペック不足気味なポケモンが多く、
おまけに何故か単タイプばかり続投してしまっているので、ダイマックス時の深刻な火力不足も相まって採用が難しくなってしまった。
新格闘ポケモンに至っては全員かくとう単タイプである。
ちなみにかくとうタイプ最終進化形26種類*2の内実に12種類が単かくとう
HOME解禁で準伝説は三闘獣、幻はケルディオやマーシャドーが解禁された。三闘獣はバトルレギュレーションマークを付けて過去作限定技を忘れさせれば、または冠の雪原で捕獲すればランクマッチにも出られる。

現在の対戦環境ではミミッキュドラパルトトゲキッスギャラドスアーマーガアといったかくとうタイプに強いポケモンが猛威を奮っており、前世代に引き続き格闘タイプ不利の状況にある。
カビゴンがトップメタに返り咲いたことやバンギラスやサザンドラ等のあくタイプの採用率も増えてはいることから、完全には腐り切ってはおらず、ルカリオ、ローブシン、ルチャブルを始めとした環境で活躍している格闘ポケモンはいるにはいるものの、半数以上の格闘ポケモンはまるで存在感がない…
前述の通り「インファイト」や「ボディプレス」がばら撒かれてしまっているせいで前世代同様「技だけ頂いて本体は要らない」状況に陥っている点は否めない。
更に2020年6月からエースバーン隠れ特性『リベロ』の解禁により、かくとう技をタイプ一致で使えるようになってしまったことから格闘ポケモンの更なる需要低下が心配される…

鎧の孤島解禁後に登場した新ポケモンウーラオスの登場。専用技が強力な事もあり、常に高順位を獲得していた(それ以外のかくとうタイプは更に存在感が…)。専用技等はもう1つのタイプに依存しているものの、かくとうタイプとしての強みも十分にある。

冠の雪原解禁後は新たにガラルサンダーが登場。専用技の「らいめいげり」は攻撃しつつ確実に相手の防御を下げる技である。
だが原種サンダーがトップに君臨してからは…。

シーズン13現在トップ30にいるかくとうタイプはウーラオスとフェローチェのみとなってしまった。とはいえ、ウーラオスが2形態存在することとエースバーンの存在を考慮すれば実質4種が活躍しているとも取れる。

外伝作、LEGENDSアルセウスではニューラのリージョンフォームとしてヒスイニューラとオオニューラが登場。


【対戦で活躍しているかくとうタイプ】


■カイリキー
高い攻撃力を持つ初代からのガチムチポケモン。ウホッ、いい筋肉…
特性『ノーガード』により必中と化した「ばくれつパンチ」はチートとしか思えない。耐久性も高い。
地味に「マッハパンチ」は覚えず代わりに「バレットパンチ」を覚える。
たまに『こんじょう』もいるため、うかつに「おにび」を放つと危険。
最近キョダイマックスにも目覚めた。

■ヘラクロス
「メガホーン」や「インファイト」等の高火力技と特性との合わせ技で火力がイカレてるムシキング。
グライオンに会ったら逃げましょう。ヘラコロスに会ったらこちらもメガシンカしてみましょう。

■キノガッサ
最強の催眠技「キノコのほうし」を武器とするくさ/かくとう。『どくどくだま』+『ポイズンヒール』などのハメ技が得意。先制技「マッハパンチ」も覚える。
もともと強かったのだが、夢特性『テクニシャン』により高火力タイプ一致技二つを得て強さに磨きがかかった。
シングルレートに跋扈する害悪ポケの一匹。
鉢巻テクニ種マシンガンは三発でスイクンを撃墜する鬼火力。
色々と凶悪すぎたせいか、XYで「キノコのほうし」がくさタイプに無効になるなど、かなりパワーを抑えられている(それでも嵌まれば強いが)。

ハリテヤマ
我らが横綱。HPはかくとうタイプ最高、攻撃も高いが、それ以外はかなり低い。
しかし何だかんだで結構タフ。特性『こんじょう』で火力も横綱クラス。
一度しか出来ないけど防御特化クレセリアすらほぼ確1の威力1800を誇る究極の「きしかいせい」は脅威。
『あついしぼう』でウルガモスも相手にできる。
意外とでかい。てか全600族よりもでかい。二足歩行一般ポケでも最大級。

■ゴウカザル
シンオウ御三家の一匹。役割破壊の申し子。
高い素早さを持ち異常な技バリエーションと特殊も物理にも対応出来る二刀流向きな能力からとても止めにくい。
主なワザは「オーバーヒート」「インファイト」「くさむすび」「めざめるパワー(氷)」など。「アンコール」や「ステルスロック」「ねこのて」も覚える。

■ローブシン
第五世代で登場したガチムチ赤鼻。
現状バンギラスをほぼ確実に仕留められる数少ないポケモンでもある。
「アームハンマー」で殴るもよし、「ビルドアップ」+「ドレインパンチ」で耐久型もよし。追撃用の「マッハパンチ」も。
BW2で三色パンチ、隠れ特性の『てつのこぶし』を得て止めづらさに磨きがかかった。
『こんじょう』は「からげんき」の火力が高く、他の状態異常を防げる。やけどダメを回復する目的でビルドレにも。
ちからずく』は『いのちのたま』と合わせると三色拳が鬼火力になり、エアームドブルンゲルの安易な受けを許さない。
『てつのこぶし』はドレパンとマッパ、あと一応三色拳の火力が上がるのでビルドレに向く。

■コジョンド
高い素早さから放たれるモッフモフな「とびひざげり」であらゆる敵を粉砕する。
伝説ルールでメジャー。
『すてみ』で火力がさらに上がった。
命の珠と相性の良い『さいせいりょく』も優秀。

コバルオン
聖剣士の1匹でリーダー的存在。
後述するルカリオと同じ複合タイプ。
火力はルカリオに一歩譲るが、場作りや「ボルトチェンジ」といった個性は健在。

テラキオン
聖剣士の1匹。
いわ/かくとうで弱点は多いが能力値は優秀。タイプ一致が相性補完になっている上、挑発もあるので止めにくい。
意外に素早さが高く、ゴウカザルと互角の上位クラス。
耐久の種族値自体は低くないが、「インファイト」で削れる上弱点も多い。
アクジェやバレパンなどの先制技に弱め。

ビリジオン
聖剣士の1匹で紅一点(?)。
前述したキノガッサと同複合タイプだが、キノガッサと違って両刀気質。

■カポエラー
バランスの良い能力を持ちかくとうタイプで数少ない『テクニシャン』と『いかく』持ち。
特性上「マッハパンチ」や「ねこだまし」等と相性が良い。
特にダブルバトルでは『いかく』+「ねこだまし」&「ワイドガード」などに加え「インファイト」によるそれなりの火力、そして「まもる」解除が狙える「フェイント」等を持つため、かくとうタイプ最メジャーに位置している。

■バシャーモ
いろいろ振り切って帰ってきた軍鶏。
中途半端な種族値に加えゴウカザルの登場によりネタ扱いされていたが、BWの夢特性で『かそく』を獲得。
強化された「とびひざげり」も相まってかなり強力に。
エスパー・ゴースト対策に「はたきおとす」を持つことも。
XYでメガシンカを会得してさらに強くなった。

■ルカリオ
映画の主役だったのに特に伝説でもなかった波導の勇者。見た目速そうなのにそんな素早さも高い訳ではない。
しかし特攻はかくとうタイプ最高で攻撃もなかなか高水準。
そして技が豊富。くさ、ひこう、フェアリー技以外全て覚え、先制技を5つ、積み技もかなりのもの。
そしてポケモン界屈指のイケメン。
メガシンカすると特性が『てきおうりょく』に変わり、並の等倍の受けを許さない超火力を得られ、ネックの素早さも改善される。勿論両刀にも対応。

■ブリガロン
最初は栗だったのにどうしてこうなった系御三家。
ゲッコウガが優秀すぎて空気気味だがこちらも優秀な特性『ぼうだん』を持つ。
「ヘドロばくだん」「シャドーボール」「きあいだま」「タネマシンガン」辺りが防げるのは優秀。
くさタイプの特徴で「やどりぎのタネ」と粉技が無効になるので立ち回り次第でキノガッサやフシギバナゲンガーを完封する事も可能。
攻撃範囲や火力もなかなか。

■ジャラランガ
初の600族格闘ポケモン。
登場当初は無駄が多い種族値配分と600族とは思えない貧弱な習得技から専らネタポケ扱いだったが、USUMではヤバすぎる専用Zワザと「インファイト」などの強力な技を貰って堂々たる強さに。
フェアリー四倍という物凄く辛い環境なのにダブルバトル上位で活躍する漢。
剣盾ではZワザ廃止の代わりに新しい専用積み技を獲得。
基本的に積みアタッカーなので、場作りを整えると一気に脅威と化すが、積めないとサンドバッグにされる。

■マッシブーン
コードネーム『UB-02 EXPANSION』の別名を持つムッキムキの蚊のようなポケモン。
非常に高いHP、攻撃、防御と平均的な素早さを持つが特殊方面がからっきしというローブシンに近い能力となっている。
特に物理耐久はクレセリアとほぼ同じという化け物レベルで「ビルドアップ」「とびかかる」「きゅうけつ」を駆使して粘り強く戦うことができる。
素早さも捨てるには惜しいくらいには高いので「いじっぱり」「ようき」「わんぱく」と採用する性格が多い。
因みにその見た目のイカツさに反して『出現場所がお花畑』なのを始め、『どんな時でもマッスルポーズを忘れない』、『図鑑説明が他のUBと比べてなんか浮いている』という公式初お目見えの時には予想も付かなかったであろう、あまりのギャップの強さにより、UB屈指の癒しとして専らの評判である。

■フェローチェ
コードネーム『UB-02 BEAUTY』の別名を持つスラリとした美しいポケモン。
攻撃、特攻、素早さは異常なレベルで高いが耐久は物理はルージュラ、特殊はパルシェン並とペラペラで、下手したら半減技で落ちる。
ただその攻撃性能は折り紙つきで、物理特殊両方で戦える上に何故か「れいとうビーム」を覚えるのでドラゴン対策もバッチリ。
不利な相手だったら「とんぼがえり」で逃げられる。半減こそ多めだが特化すればたとえ半減であってもかなりのダメージが与えられるので刺さる時にはとことん刺さる。先制技を出されたら致命傷だが
あんまりにも耐久が低い上に両刀向き種族値なので「さみしがり」「やんちゃ」みたいな普段採用されない性格が平然と採用される。
なお対のマッシブーンと違ってコイツはあまり友好的とは言えない。
剣盾では新たに「インファイト」や「トリプルアクセル」を習得し、物理一本の型が主流になった。ただし特性の都合上素早さをどこまで上げるかが悩み。

■ネギガナイト
まさかのカモネギの進化系。とはいってもガラルカモネギの進化系だが。
隠れ特性『きもったま』によりゴーストでの対策や『いかく』も許さない。何気に技範囲も広い。
素早さが中途半端なのが難点。

■ザマゼンタ
シールド版パッケージを飾る伝説ポケモンにして「格闘王の盾」。
『くちたたて』を持たせることによって「れきせんのゆうしゃ」から「たてのおう」へとフォルムチェンジする。
盾モチーフという防御一辺倒なイメージと裏腹に、火力も素早さも十分高く、耐久寄りのバランス型というステータス配分。
しかし特性も相まって相性が非常にいい「ボディプレス」をよりによって習得不可
そのために相性の悪い「インファイト」を採用せざるを得なくなっている。
さらにザシアンは剣を持っている分、かくとうタイプでもないのにかくとう技のレパートリーはこちらより上、特性のせいで「インファイト」の火力も実質負けるというマイナス面が目立つ。
一方で、補助技は「リフレクター」「ひかりのかべ」「コーチング」など非常に優秀。
さらに禁止級だけあって、耐久は従来のサポート型ポケモンと違って破格の性能。素早さも『いたずらごころ』持ちを除けば非常に高い。
火力も無視できないレベルで、「とおぼえ」でサポートするついでに自身の火力を上げたり、専用技でダイマックスを牽制できるので、ダブルのサポート役として評価が上昇しつつある。
また、「れきせんのゆうしゃ」は持ち物が自由なだけでなく、素早さが「たてのおう」より上なことや弱点が大きく変わることから、そちらを採用するメリットも十分にある。

■ウーラオス
鎧の孤島のパッケージを飾った準伝。あく複合の「いちげきのかた」とみず複合の「れんげきのかた」の2種類が存在する。
専用技がどちらも確定急所により高火力で打つ事が可能で、どちらのかたも先制技を覚え、更に「カウンター」も使えるため非常に読みづらい。物理耐久も地味に高く、低威力なら一致弱点技も耐えてしまう。
一方特防は並程度な為火力に特化したサザンドラの「りゅうせいぐん」まではさすがに受けられない。
またキョダイマックスも有しておりどちらもキョダイマックス技が「まもる」や「ダイウォール」無効な為どちらかというとダブルで活躍する。「れんげきのかた」は「ダイストリーム」も強力な為悩みどころである。

ガラルサンダー
サンダーのリージョンフォーム。タイプはルチャブルと同じ。専用技「らいめいげり」で攻撃しつつ確実に相手の防御を下げる技である。だが、『あまのじゃく』に使ってしまうと…?
サブウェポンもそれなりにあるため油断ならない。



【かくとうタイプの主な使い手】


・一般トレーナー

からておう
バトルガール(FRLGでは「かくとうむすめ」)
かくとうきょうだい
たつじん
きんこんしき
カラテおやこ

・ジムリーダー


・四天王

シバ
レンブ
ハラ(しまキングも兼任、SMのみ)

・その他



ちなみにかくとうタイプ使いは自身も格闘家な場合が多く、上記のキャラはコルニ以外全員格闘家である。
また、コルニもローラースケーターであるため日々自身の身体を鍛えており、かかと落としで岩を砕くくらいは出来るため、他の格闘使いに引けを取らない。


【実際の格闘技その他とポケモンの元ネタ】



●ボクシング
エビワラー、キノガッサ、ケケンカニ

●キックボクシング、空手
サワムラー

●カポエイラ
カポエラー

●リアルファイト
オコリザル、バルキー、ズルズキンゴロンダ

●アメフト
ナゲツケサル

●ベアバッグ
キテルグマ

●相撲
ハリテヤマ

●中国拳法 (截拳道)
ルカリオ、コジョンド

●空手
ダゲキ

●柔道
ナゲキ、オトスパス

●プロレス、ボディビルウホッ
カイリキー、ローブシン、マッシブーン

●ボディビル
ニョロボン

●ルチャリブレ
ルチャブル

●ムエタイ
バシャーモ

居合術
エルレイド

●モンゴル相撲(?)
エンブオー

●昆虫相撲
ヘラクロス

●騎士道
ブリガロン、ネギガナイト

●スパルタ式ファランクス
タイレーツ

●ロッククライミング
オオニューラ


もう一部格闘技関係なくなってるが突っ込まないであげて。


か弱いあなたも護身用に追記・修正してみてはいかがですか?

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2022年04月09日 11:27

*1 一方で同じく追加効果とのバランス調整をされているどくタイプの「ダイアシッド」は素の威力が100以上ある技が少ない為、かくとうタイプほどの威力が下がる影響はあまり無い。

*2 ザマゼンタを歴戦の勇者・盾の王それぞれ別カウントとする