登録日:2010/02/28 Sun 21:21:36
更新日:2025/03/12 Wed 20:06:04
所要時間:約 5 分で読めます
●目次
【プロフィール】
本名:モーガン
所属:元
海軍支部
役職:海軍第7支部軍曹→海軍第153支部少佐→海軍第153支部大佐(本部では大尉相当)→除隊
異名:斧手のモーガン
年齢:42歳→44歳
誕生日:4月13日
星座:牡羊座
身長:285cm
血液型:XF型(現実だとAB型)
悪魔の実:なし
懸賞金:不明
初登場:単行本1巻・第4話・『海軍大佐斧手のモーガン』
出身地:
東の海・シェルズタウン
好物:高級な料理
CV:
銀河万丈
演:ラングレー・カークウッド
【概要】
海軍第153支部の支部長。階級は大佐(本部だと大尉相当)
異名は斧手のモーガン。
名前の由来はカリブ海最悪の
海賊と呼ばれたヘンリー・モーガンから。
海軍将校では作中一番最初に
ルフィと戦った人物。
カモメのマークと「Möwe」の文字がデザインされた金属製の顎のギプスと、異名の由来である
斧型の武器となっている右手の
義手が特徴。また愛煙家で常に葉巻をくゆらせている。
また羽織っている海軍コートは背中に「正義」の2文字が入っておらず、全体的に青い色合いでノースリーブであるなど従来のものとはデザインが大きく異なる。
またこの右手は鉄柵を後ろの石壁ごと十数mに渡って両断するほどの切れ味を持つ。
【人物】
東の海の海軍第153支部大佐で同支部の最高権力者という立場でありながら、極めて横暴かつ尊大な独裁者。
海賊のように荒々しく口より先に手が出るタイプで、自身に逆らう者は女子供であろうと容赦なく死刑宣告をする。
本部相当では大尉と今では大した地位ではないが、東の海の辺境の町で威張り散らすには十分な地位だった。
また、実の息子である
ヘルメッポの事も「殴る価値もないバカ息子」としか思っておらず、ルフィに殴られた尻拭いを彼からお願いされるも一蹴して殴り飛ばした事も。
失脚後もヘルメッポを
人質にした上で逃走し、モーガンを逮捕しようとしたヘルメッポを
コビーと共にボコボコにするなど完全に毒親である。
【戦闘能力】
おれは海兵としてこの腕っぷしで大佐にまで登りつめた
いいか…世の中称号が全てだ!!!
この基地で最高位の大佐であるこのおれは
最高に優れた人間であるという事だ……!!!
偉い人間がやる事は全て正しい!!!
違うかてめェら…!?
「この腕ひとつでのし上がってきた」と断言する通り、完全な武闘派。
右腕に埋め込む形で装着された巨大な斧を武器としており、その斬れ味は一振りしただけで近くにあったフェンスが真っ二つに切れる程。
またこの描写からワンピースにおいて初めて「飛ぶ斬撃」を披露した人物だったりする。
とはいえ最初期のルフィにあっさりと敗れる辺り、戦闘能力はたかが知れている。
もっと言うと、ルフィはモーガン相手にゴムゴムの技を使うことすらなしに一方的に打ち負かしている。
一方で支部軍曹時代から
百計のクロの攻撃を受けてなお唯一生き残った辺り、素質は多少なりにあったのかもしれない。
【来歴】
かつては海軍第7支部に配属されていた誇り高い海兵だった(当時の階級は軍曹)
だが3年前にクロネコ海賊団を追う任務の際、クロネコ海賊団船長である百計のクロたった一人により部隊はモーガン1人を残して壊滅。
本人も右手と顎を失う重傷を負うが、そんな状況でも命乞いせず
「殺すなら殺せ」と啖呵をきった事でクロに気に入られる。
そして「クロを捕らえた」という催眠術を
ジャンゴにかけられ、同じように催眠術にかかった偽者のクロ(船大工のヌギレ・ヤイヌ)を捕らえ処刑した。
この手柄と腕っぷしが認められ海軍第153支部少佐に昇格しその後大佐にまで登りつめたが、それに伴い価値観が一変。
催眠術の影響かクロが見抜いた通り野心が芽生えたせいか立派な海兵であった性格部分は失われ、自身の地位や階級に固執する性格へと変貌してしまった。
東の海編
ルフィに殴り飛ばされた息子のヘルメッポからルフィへの
復讐を要求されるも「何でおれがてめぇの喧嘩の尻拭いをしなきゃならねえんだ」と逆に殴り飛ばす。
しかしすぐになぜ尻拭いする必要があるのか理解したのだった
ヘルメッポへの説教もほどほどに
「おれの権力の象徴」として長い年月をかけてようやく完成したという自身の石像を起こさせるように部下に命じる。
しかし彼の偉さを示す象徴となるはずであった石像は偶然その場へ乱入したルフィによって起こす途中で大破させられてしまう。
当然この最悪の事態にブチ切れたモーガンは
「あいつを捕まえろ おれが殺す!!!!」と半狂乱になりながら叫んだ。
この時の息子の告白によって前もって復讐しておかなかったことを後悔したであろう
そして部下にルフィを追わせながら、その場にいた部下にゾロを解放しようとしたコビーを粛清させる。
その後ゾロと奇跡的に致命傷を免れたコビーを確実に仕留めるため、自身も部下を引き連れ2人を処刑させようと広場に赴くも再び乱入したルフィによって妨害されてしまう。
この失態にモーガンは弱音を吐いた部下全員に
「頭 撃って自害しろ」ととんでもない命令を下し、ついに自分自身の手でルフィたちを処刑するため動き出す。
しかしモーガンと彼の息子のヘルメッポに
コビーの夢である海軍を汚されたと基地に乗り込んで来たルフィと、解放されルフィの傘下に入った
ロロノア・ゾロに敗れた。
そして元部下たちにより拘束される。
その後、今まで行ってきた権力濫用が本部にバレたことで死刑の判決が下り、本部に送検されることとなる。
だが引き渡しの瞬間に
立ったまま爆睡してて隙だらけだったガープを斬り付け、ヘルメッポを人質に脱走。
しかし、逃亡の小舟の上でヘルメッポの「いつかあんたを越えてみせる」という決意を聞いて何か思うところがあったのか彼を解放。
以降の消息は不明。因みに斬られたガープは爆睡していたため自身が斬られたことにすら気づいていなかった。
運命のいたずらか、逃亡中にシロップ村から逃げ出したジャンゴとニアミスしている。
後にコビーとヘルメッポが立派に成長し再登場したことで、その身内として読者からにわかに顧みられる立場になったが、
現在も偉大なる航路には入らず東の海にいると思われるので、本人の再登場の可能性は絶望的である。
一時期はカイドウに拾われてジャックに改名したとか言われていたが
一応、
ロビンが
七武海くまに飛ばされたテキーラウルフは東の海だけど…
【余談】
元々誇り高く全うな海兵であった彼の性格の変化は、クロに敗れた際ジャンゴによってかけられた催眠術が影響していると考えられる。
ただし上述のようにクロはモーガンが当時から野心を秘めていたことを見抜いていた。しかし催眠術によって完全に狂っていたわけでもない。
父の権力で威張っておきながらあたかも自分自身が偉いかのように振る舞う息子のヘルメッポを「殴る価値もないウスラバカ息子」と見放し、脱走の際には人質に利用するまでした一方で、そのヘルメッポが自身に対して「いつか自分を捕まえる」啖呵を切った時には彼を解放するなど、本来の誇り高かった海兵時代の性格の幾分かは残っていたようではある。
彼が登場する単行本第一巻には、デザインが決まるまでの紆余曲折が語られている。
息子のヘルメッポの方が先にデザインが決まっていたため、彼を元にデザインが進められた。
- 息子がケツ顎だから、親父もケツ顎にしよう。
- 息子が変な髪形だから、親父はもっと変な髪形にしよう。
というように進めて行った結果、全く凄味の感じられないデザインになってしまったため、最初からやり直すことに。
最終的にそこそこ格好良くなったが、ケツ顎はそのままであった(本編ではギブスに隠れているが、キャプテン・クロの回想シーンで確認できる)。
またデザイン模索段階ではモーガンではなく「チョップ」という名前だったらしい。
作者「水兵だから"水兵チョップ" ああ、なんて安易なネーミングだろう」
本決定デザインが斧手なのは、この名前の名残だろうか?
Netflixの実写ドラマ版でも登場。
媒体もあって流石に原作のような巨漢ではないものの、ルフィとゾロの連携でようやく倒せたほどの強敵として描かれている。
モーガン「偉い奴がする追記・修正は全て正しい! 違うか?」
海兵達「は、はっ!その通りであります大佐!!」
- コイツみないな名付きモブの項目なんてワンピはスゲーな。コビメッポもガープ配下でいい男に成長したんだし、下積みがもっと長ければ催眠術の影響に関係なく性格も歪み切らなかったかもしれない、もちろん仮定の話だけど。改心も堕落もありえそうだけど、アゴと斧の義手でどう暮らしていくのかは気になる、農家に転職して鍬手のモーガンに改名してるかもしれんし… -- 名無しさん (2018-10-05 23:33:09)
- ↑扉絵で『運命の入れ違い』とかやってるし海賊やってんじゃないかな -- 名無しさん (2018-12-15 02:42:48)
- ヘルメッポがのちに新世界編で(コビーと共に)汚職海兵を摘発したのが皮肉 -- 名無しさん (2019-01-18 11:33:04)
- ヘルメッポに「リカを殺したんだろうな?」と聞いた時に、ウスラバカ息子もさすがにドン引きしてたが、尾田っちはモーガンのヤバさを、小悪党の息子ですらビビる描写を入れることで、引き立たせたかったんだと思う -- 名無しさん (2019-06-07 09:46:46)
- ↑×10催眠術の影響だろ?それ以上でも以下でもないと思うが。 -- 名無しさん (2019-10-05 22:47:24)
- ガープが持ち上げるたびモーガンの評価が高まっていくの笑える -- 名無しさん (2019-10-20 02:03:44)
- 催眠術で人格変わったのか権力で人格変わったのか・・・ -- 名無しさん (2019-12-25 23:40:02)
- 考えてみるとわりと気の毒な人だよなぁこの人・・・ -- 名無しさん (2020-06-08 22:07:58)
- 催眠術によって内側にあった醜い心の部分が増幅してしまったのか元々は立派な海兵が催眠術で狂ったのか -- 名無しさん (2020-12-31 15:05:25)
- 今思うとあの斧、ちょっとした業物並みの切れ味があったんじゃ…… -- 名無しさん (2020-12-31 15:10:30)
- ジャンゴに出会わない世界線なら割といい海兵だったかもしれない -- 名無しさん (2021-04-09 20:31:20)
- 名有りの技がないせいか、グラバトみたいな対戦ゲームでは当時からハブられてた -- 名無しさん (2021-04-09 20:41:26)
- 催眠術の影響がなかったとは言わないが、結局その催眠の内容も「お前はキャプテン・クロを捕まえた男」っていうだけでしかないしな。結局は催眠術関係なく、出世していく内にその立派な人格も段々堕落して狂っていく未来があったと思う。野心というのも所詮立身出世的なは -- 名無しさん (2021-04-09 21:11:15)
- 途中送信失礼。それにこいつの場合クロが見抜いた野心も所詮は権力欲的な話であって、これが真っ当なものだったら逆にクロはそのまま殺していたはず。度胸がありながらゲスな部分を持つのも見抜いたからこそかえって気に入ったんだと思う。 -- 名無しさん (2021-04-09 21:17:09)
- 長年心待ちにしていた石像が、腰から砕かれたあげくに塔から落ちて上半身粉砕、のあたりはちょっと同情した。 -- 名無しさん (2021-10-09 21:46:24)
- ↑×2 こうして見ると、ヘルメッポとは似た者親子だったんだなあ… -- 名無しさん (2021-10-10 01:27:02)
- ガープの見聞色出し抜ける隠密スキルヤバすぎだろ。病気でボロボロの白ひげでもエースの闇討ち一蹴してたのに -- 名無しさん (2022-06-03 20:12:51)
- 万が一、ガープとか赤犬とかが抜き打ちで視察とかに来たらどうするつもりなんだろう -- 名無しさん (2022-07-20 20:14:39)
- 料理したら包丁いらなそうだけど食事が大変そうだし睡眠なんて危険極まりないのでは。 -- 名無しさん (2022-08-11 14:01:31)
- >ガープを持ち上げるたび そうだこいつの評価も上がっていくんだ。まさか見聞殺しの覇王色か? -- 名無しさん (2022-08-31 04:18:24)
- ソロより先に鉄(フェンス)を斬った男 -- 名無しさん (2022-11-25 21:59:34)
- コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-01-26 21:04:08)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2023-04-19 15:17:43
- ガープにとってまったく危険性がなかったから斬られたのも物が当たった程度の事に感じてスルーしちゃった説 -- (名無しさん) 2023-04-19 15:41:49
- 実写版だと自己顕示欲は強いけど圧政の様子がないので原作ほど腐敗してなさそうだし、戦力的にもルフィとゾロが連携しないと勝ち目は薄いぐらいに強くなってるな。でも斧の切れ味は鈍った -- (名無しさん) 2023-09-03 05:58:11
- つくづく唯一ながらある意味互いの運命を大きく変えることとなった接点を持つジャンゴとの運命の対比が皮肉でならない。おそらく互いのことをろくに覚えてなさそうなのも尚更に。 -- (名無しさん) 2023-09-03 06:37:36
- こいつの掲げてた正義ってなんだろう -- (名無しさん) 2023-09-17 11:32:04
- ワンピースはこの人やギンみたいに再登場して欲しいけどその後めっきり出番が無いキャラが多い… -- (名無しさん) 2023-10-29 23:14:10
- ヘルメッポとの親子喧嘩を映画に…はちょっと厳しいか -- (名無しさん) 2025-01-18 18:16:48
- 息子はコビーと一緒にその後が描かれるが、この人は本当に不明。(長い間安否不明だったギンは首領クリークと一緒にハチノスで生存確認できたけど) -- (名無しさん) 2025-03-12 20:11:08
最終更新:2025年03月12日 20:06