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ジャンゴ(ONE PIECE)

登録日:2019/01/17 Thu 01:39:06
更新日:2026/06/16 Tue 23:44:28
所要時間:約 5 分で読めます





(ワン)(ツー)・ジャンゴで眠くなる!

(ワン)(ツー)・ジャンゴ!!


漫画ONE PIECE』の登場人物。


【プロフィール】

本名:ジャンゴ
所属:クロネコ海賊団→海軍
役職:副船長→船長→海軍本部三等兵→海軍本部少佐(新世界編)
異名:“1、2のジャンゴ”→“寝返りのジャンゴ”
悪魔の実:なし
懸賞金:900万ベリー(海賊時代)*1
年齢:27歳→29歳
誕生日:12月28日(1・2・ジ(2)ャ(8)ンゴ)
星座:山羊座
血液型:S型(現実だとO型)
初登場:単行本3巻・第25話・『ウソ800』
出身地:東の海
主な上司:黒檻のヒナ
好きな食べ物:キノコのスパゲティ
CV:矢尾一樹(後のボンちゃん及びフランキー)、高木渉(『ジャンゴのダンスカーニバル』、1121話)


【概要】

初登場時は東の海(イーストブルー)にてクロネコ海賊団の船長を務めていた男。世間からの異名は“1、2のジャンゴ”
本編開始より3年前は副船長であったが、当時船長であった"百計のクロ"よりその座を譲られ就任した。
クロの立てた計略に乗り、ウソップの故郷であるシロップ村を襲おうとした為に麦わらの一味と激突する。
が、麦わらの一味との戦い後は物語の裏で紆余曲折を重ねた果てに、なんと海軍へ入隊。
2年後には海軍本部少佐の地位にまで昇り詰めるなど、極めて数奇な運命を辿る事となった。


【外見】

少しウェーブのかかった灰色気味なボブヘアーの痩身の男。
何より特徴的なのは、その目に掛けたハートマーク型のレンズのサングラス。
実はその下に隠れている目もグラサン同様ハートの形をしている地の文曰く、『心ある瞳』
顎にはエジプトのファラオの付け髭のごとき謎の縞々の突起物が生えてるが、その正体は顎から生えたキノコの食べ残しである。
そのファッションはサングラスを除けば後述する立場と同様に変遷が激しいものの、基本的に何かしら帽子を被っている場面が多い。


【人物】

初登場時は少々ぶっきらぼうで取っつき難い印象も漂わせていたが、実際は極めてノリの良い男。
ただ、その感性はどこかズレ気味な上に頭もあまり良くなく、そのマヌケな言動や挙動を上役や部下からツッコまれる事もしょっちゅう。
おまけに当人にその自覚はなく、変なヤツ呼ばわりされると「おれは変じゃねェ」と強く否定する。
しかし、譲られた身とはいえ海賊団の船長を務めていただけあって、荒くれ者達をまとめ上げるだけのカリスマ性は持ち合わせていた模様。

「殺しならまかせとけ」とクロに言っていたように、殺人を楽しむ残忍さこそないものの、必要とあらば女子どもであっても手に掛ける事を厭わないなど海賊らしい非情な男
…なのだが、初対面の子ども達にねだられて自分の催眠術を披露したり、殺す事など容易い筈の邪魔者を催眠術で眠らせて排除する事にこだわったり、誤ってルフィを死なせたと思った時には「殺すつもりはなかった」とコメントするなど、どこか人のいい様子もうかがわせる憎めない人物でもある。

海軍大尉のフルボディとは互いに立場を知らぬまま意気投合して友達になり、彼が海賊との戦いでピンチに陥った時には、その正体が海兵であると知っても見捨てられず、逮捕されるリスクを承知の上で加勢するなど、友情には厚い側面も持つ。

かつての船長であるクロに対しては「今まであんたの言う事を聞いて間違ったためしはねェ」と言っており、彼の立てる計略を信用するが故に従っていた模様。
だが、麦わらの一味との戦闘中には部下に対して「おれ達はこの計画から逃れられやしねェんだ」とも口にしていたあたり、クロの凶悪な戦闘力への恐怖も多分に含まれていたと思われる。

海軍入隊後の上司である女海兵"黒檻のヒナ"大佐にはフルボディ共々恋心を抱いており、度々アプローチしているが、ヒナからは部下としての実力は買われているものの、恋が実る気配は微塵も見られない。

海賊になる前はダンサーを目指していたこともあってダンスが大の得意。
その実力はほぼ飛び入りで参加したダンス大会でしっかり優勝してしまうほど。
ムーンウォークもお手の物で、初登場時もムーンウォークで歩きながら現れている。


【戦闘能力】

催眠術を得意とする凄腕の催眠術師
催眠の種類は昏倒・戦闘力強化・記憶操作と、地味ながらその応用性の幅はチートじみている。

こう書くと搦め手特化のサポートキャラのように見えるが、これでも一海賊団の船長なだけあってクロネコ海賊団の中では船番のニャーバンブラザーズよりは弱いと言われているものの、物理的戦闘力もかなり強い。
その腕っぷしはフルボディとたった2人で、屈強な偉大なる航路(グランドライン)の海賊団を瞬く間に制圧してしまえる程。
得物は投擲武器のチャクラムでサイズこそ掌程度の大きさだが、その切れ味は大木を一撃で何本も薙ぎ倒し、小さな林ならものの数分で丸裸にできる凶悪な威力を誇る。

搦め手にも正攻法にも長けた実力者である事は間違いないのだが、その一方で当人の根が単純すぎる為か、逆に搦め手を仕掛けられると滅法弱く、足元を掬われやすい。
相手にかけた催眠が自分にもかかってしまって自爆するなんて事態はしょっちゅうであり、シロップ村上陸時にウソップが言い放った「俺には一億人の部下がいる」という子供騙しな虚仮威をマジで信じそうになってしまう有様。「なんて信じやすい人だ」
シロップ村でのカヤ追撃戦では、その圧倒的な戦闘力を見せつけながらも、カヤを護ろうとする9歳児の悪ガキ3人組に翻弄されまくる始末である。
海兵になった後もそういった面はあまり変わっておらず、詰めの甘さが原因でミスを犯す事もしばしば。

  • (ワン)(ツー)・ジャンゴ

いいか、よくこの輪を見るんだ

催眠術。武器のチャクラムに糸を繋いで振り子代わりにして相手に見せ、上記の掛け声と共に発動する。
その効果自体は非常に強力であり、その持続性は催眠の内容にもよるが、催眠が掛からなかった者や自身の精神力で打ち破った者は作中では皆無。
人数制限も無く、チャクラムさえ視界に入っていれば多人数に一度に催眠を掛ける事も可能。

弱点は催眠が発動するまで一時的とはいえ相手にチャクラムを凝視させる必要がある事。
つまり、発動前に目を瞑られたりチャクラムから顔を背けられたりするだけで、催眠に掛からなくなってしまうのである。
なので味方や初見の者相手ならともかく、すでにタネを知られてしまった敵に催眠を掛けるのは至難の業。
また、チャクラムを凝視させるだけでいいという条件は催眠を掛けやすいメリットがある一方、視界にさえ入ってしまえば誰彼構わず無差別に催眠が掛かってしまうデメリットもある。
特にチャクラムを反対側から見ている術師のジャンゴ自身にも催眠が掛かってしまう点は致命的。
クロにそれを指摘されてからは、発動の瞬間に帽子の鍔で目元を隠すことで催眠に掛からないよう対処している。

ちなみに、ジャンゴ自身は悪魔の実の能力者ではないが、催眠術は前述の顎に生えてきたキノコ(の傘部分)を食べたことで偶然にも体得したものであるらしい。
柄の部分だけ食べ残されているのは非常に不味かったため。
もしかしたら悪魔の実の亜種のようなキノコだったのかもしれない。
作中で催眠術の使い手は他にもバロックワークスミス・ゴールデンウィーク黒ひげ海賊団ラフィットなどがいるが、ジャンゴと似たような経緯で使えるようになったのかは不明。


【来歴】

過去

海賊になる前はダンサーとして大成する事を志し、東の海(イーストブルー)各地を流離っていたとの事。
ちなみにこの頃、不摂生な流浪の生活を送っていたが為に顎から謎のキノコが生え、腹を空かせていたジャンゴは試しに傘の部分を食べてみたところ、催眠術を使えるようになったらしい。
だが結局ダンサーとしては芽が出ず、夢破れたジャンゴは海賊へと落ちぶれクロネコ海賊団に入団。
船長の百計のクロの元、副船長を務めていた。

ムダさ、死ぬまで政府はあんたを追い回すと思うぜ?

本編より3年前、クロは海軍賞金稼ぎに追われ続ける海賊生活に嫌気がさし、船を降りることを計画。
クロは襲撃をかけてきた海軍の軍艦に単騎で乗り込み海兵達を殺戮すると、たった1人生き残ったモーガン軍曹を捕縛。
ジャンゴはクロの命令で、クロの恰好をさせた船大工のヌギレ・ヤイヌに「自分が百計のクロである」、モーガンに「自分がクロを捕らえた」という催眠術をかける。
こうしてヌギレ・ヤイヌを自分の身代わりとして処刑させたクロは船を降り、副船長のジャンゴが後釜に座る形でクロネコ海賊団の新船長に就任した。
だがクロにはもう一つの計画があり、そのために3年後再び落ち合う約束をジャンゴと交わしていた。

ちなみにジャンゴの催眠によりクロ捕縛の功績を与えられた海兵モーガンは、それを糧に海軍支部大佐の地位にまで出世するが、催眠の影響でかつての誇り高き精神は歪み、自身の地位と権力に異常なまでに固執する悪辣な男へと成り果ててしまった。

東の海編

◇シロップ村編


オイ、誰だこのおれを“変な人”と呼ぶのは! おれは変じゃねェ!!!

クロが船を降りてから3年後、約束通り彼の計画に加担するべくクロネコ海賊団はゲッコー諸島近海にて停泊。
まずは計画の段取りについて確認する為、ジャンゴはクロが“クラハドール”という偽名で富豪のお屋敷の執事として暮らしているシロップ村へと単身赴く。
クロに村では目立たないよう事前に言われていた事もあり、村を訪れた時にはラフな服装に着替え、通りすがりの催眠術師を装っていた。
が、手配書写真にも写っている特徴的なサングラスと帽子はそのまんまであり、正直言って変装する意味が極めて薄いあんまりな恰好。
挙句に村の道をムーンウォークしながら後ろ向きで歩き、路傍の少年達に催眠術を見せてとせがまれたので掛けてあげたら、ものの見事に自爆し村のど真ん中で少年達共々グッスリ眠り始めるなど目立ちまくる有様。
いくらシロップ村が海賊と縁のない平和な村だからって、アンタ一応東の海じゃ上の下~中クラスの懸賞金額の悪名高い海賊ですよ…
当然ながら久しぶりに会ったクロからも開口一番に苦言を呈される始末である。

いつでもイケるぜ、“お嬢様暗殺計画”

なんやかんやありつつ、クロと合流したジャンゴはシロップ村から少し離れた海岸で密会。
計画についてイマイチ飲み込みの浅いジャンゴに対し、クロはその詳細な全貌について再度説明する。
クロの計画とは、クロネコ海賊団にシロップ村を襲撃させると同時にお屋敷の主人であるカヤを捕らえてジャンゴが催眠術を掛け、「執事クラハドールに私の財産を全て譲る」という遺書を書かせた上で殺害するというもの。
クロはシロップ村で3年間カヤへ親身に仕える好人物を演じてきた事もあり、これまでの献身への感謝の印としてカヤから財産を譲られてもおかしくないだけの世間的な評判をすでに得ていた。
つまり海賊の襲撃に巻き込まれ不幸にも命を落とした主人から今わの際に譲られた体で、誰からも怪しまれず莫大な遺産を合法的に手中に収める事を目論んでいたのである。
無論、計画成功の暁には実働役であるジャンゴらクロネコ海賊団の面々はクロが手に入れた遺産から報酬をたんまり貰える手筈となっていた。

だが、偶然にも近くの崖の上にいた村の少年ウソップと海賊を名乗る流離いの少年モンキー・D・ルフィに密会の内容を聞かれてしまう。
ジャンゴは即座に催眠術を掛け、眠らされたルフィは崖から転落した事で死んだと判断。そしてまたもや自爆して眠ってしまい「まだそのクセなおってねェのか」とクロからも呆れられた。
ウソップに関しては村では有名な嘘つきのオオカミ少年という事もあり、「何を騒ごうと信じてもらえる筈がない」とクロが判断した為に見逃した。

上陸だ野郎どもォ!! 村を荒らして屋敷を目指せ!!!

明朝、予定通り計画を開始したジャンゴはクロネコ海賊団を率いてシロップ村に一番近い海岸へと上陸。
海賊団の戦闘員達は船長ジャンゴの号令の下、海岸から村へと続く坂道を雄叫びを上げて駆け上がる。
ところが、そんな彼らの前に村への襲撃を阻むべく立ち塞がる者達が現れる。
それはウソップと彼に加勢するルフィ率いる海賊、麦わらの一味であった。
特に船長のルフィと剣士ロロノア・ゾロの戦闘力は凄まじく、クロネコ海賊団の戦闘員達は悉く蹴散らされ、坂道を登り切る事すらできず。
これ以上足止めされると自身の立てた計画の遅れを何より嫌うクロの手で皆殺しにされかねないと恐れるジャンゴは、催眠術で味方を強化したり、船番のニャーバンブラザーズを戦闘に投入して状況の打開を図るが、それでもこの膠着状態を破る事は適わず。
ついには計画通り村への襲撃が始まらない事に痺れを切らしたクロ本人が、この場へと現れてしまう。
ジャンゴ達のあまりにふがいない有様に激昂したクロは、5分でこの状況を片付けて計画に移らなければ、この場にいる全員を自らの手で即刻皆殺しにすると宣告。
幸か不幸かクラハドールの正体を知ったカヤがこの場に現れた事もあり、クロは予定通りカヤに遺書を書かせ抹殺するようジャンゴに厳命。
クロに脅され死に物狂いなジャンゴは、近くの林へ逃げ込んだカヤの追跡を開始する。

このおれから逃げられると思うなよ!!!

ジャンゴはチャクラムを投擲して林の木々を薙ぎ倒す圧倒的な力を見せつけ逃亡者を追い詰めるが、カヤを護るようウソップから命じられたウソップ海賊団の3人の奮戦やカヤ自身の必死な抵抗を前に手間取ってしまう。
だが、歴戦の海賊の追撃を一般市民の彼らが凌ぎ切れる筈もなく、ジャンゴは頑強に抵抗を続ける邪魔者の子供達をまずは殺害しようとする。
そんなジャンゴに対しカヤは「言う通り遺書を書くので、子供達の命は見逃してほしい」と懇願するが、催眠術で操ってしまえばカヤの意思などどうでもよくなるジャンゴがわざわざそんな取引に乗る必要は無く、「キャプテン・クロには全員消せと言われている」と冷酷に突き放す。
しかしカヤはその場に落ちていたジャンゴのチャクラムを手に取り、自らの首に突き付けると「要求を受け入れなければ、遺書を書かずこの場で自殺する」と宣言。
これには先程までの冷酷な顔はどこへやらジャンゴも焦りまくり、一転してカヤの要求を呑み子供達は見逃す事を約束する。
ジャンゴはカヤに対し「おれはこう見えても正直者で通ってんだ」と約束を守る旨を明言していたが、実際クロには全員を殺すよう厳命されている上に、陰謀の真相を知る者達を生かしておくリスクを考慮すれば、カヤ殺害後も約束を守り続けるとは到底思えない…がジャンゴの事なので、そこまで頭が回らず律儀に約束を守った可能性も捨てきれないが
カヤに遺書を書かせる事に成功したジャンゴは、ついに彼女を殺害すべくチャクラムを構える。
そこへゾロに担がれたウソップが駆け付けるが、ジャンゴの傍まで到達するには未だ距離があり、カヤを殺害する時間は十分にある状況。
ジャンゴが勝ち誇った顔でカヤを手にかけようとしたその時、ウソップのパチンコが放った“火薬星”がジャンゴの顔面を直撃。
炸裂した火薬星の爆風を顔面へモロに喰らったジャンゴは一撃で昏倒し、地面で大の字になってのびてしまった。
同じ頃、クロもまたルフィに敗北し、もはや敵わぬと悟ったクロネコ海賊団はシロップ村から退却。
クロは部下達に引きずられて行ったが、ジャンゴはそのまま1人置き去りにされてしまうのだった。

ちなみにジャンゴ自身は知る由もなかったが、クロは自身の生存を知る者を誰一人生かしておく気はなく、計画が成功した暁にはジャンゴを含むクロネコ海賊団全員を口封じに抹殺する腹積もりであった。
そのため、ジャンゴはウソップと麦わらの一味に敗北した事で皮肉にも命を繋ぐ結果となったのである。

◇短期集中表紙連載第3弾『ジャンゴのダンス天国』

シロップ村の戦い後のジャンゴの動向は、扉絵連載シリーズにて描かれる事となる。

ウソップに倒された後、そのまま林の中に放置されていたジャンゴは徐に意識を取り戻す。
爆発で顔と服の一部がコゲていたが行動に支障はなく、まずは現状を把握しようと海岸へと戻るが、すでにクロネコ海賊団の船は離岸し遠く沖合へと去り行くところであった。
計画は失敗した挙句、部下達からも完全に見捨てられてしまった事を悟ったジャンゴは、とりあえず腹ごしらえをして気を取り直そうとシロップ村へ赴く。
先程まで略奪の限りを尽くそうとしていた村の食堂に、普通に客として入店し飯を食らう中々の図太さを見せるジャンゴだったが、そこで因縁の悪ガキ3人組の1人たまねぎに見つかってしまう。
かくしてウソップ海賊団改めウソップ警備団*2に今度は逆に追い回される身となったジャンゴは海岸に泊めてあった小舟*3をこれ幸いと頂戴し、シロップ村から脱出するのだった。

外洋を帆走するジャンゴの小舟は、海上にてとある小舟と偶然すれ違う。
小舟に乗っていたのは、かつてジャンゴに催眠を掛けられた事のある因縁の男。
クロを捕らえた功績により海軍支部大佐の地位にまで昇り詰め、その後己の悪行により失脚し逃亡中の元海兵モーガンであった。
あまりに奇妙な運命の巡り合わせであったが、幸か不幸かこの時はお互いに小舟の上で爆睡していたため、二人が顔を合わせる事は無かった。

ジャンゴは航海の末、東の海の流行の発信地として知られるミラーボール島へ到達。
意気揚々と島へ上陸し街へと繰り出したジャンゴであったが、街には海兵もうろついており、変装の必要があると判断。
海賊の服と帽子を脱ぎ、胸元を開いたセクシーなシャツとオーソドックスなサングラスに着替えて再び街へ出たところ、ちょうど開催中のダンスコンテストの会場を発見。
海軍に追われる身ながらも、ダンスと聞いては黙っていられなかったジャンゴはコンテストに飛び入りエントリー。
昔取った杵柄と言わんばかりに圧巻のダンスパフォーマンスを観客に魅せつけ、コンテストを勝ち上がっていく。
ついに決勝へと進んだジャンゴは、洒落たスーツ姿のダンディと一騎打ちに。
会場を沸き立たせる白熱のダンスバトルを繰り広げた末、ついにジャンゴはダンディを破り優勝。見事ダンシングチャンピオンの座を手にする。
鳴りやまぬ歓声の中、ジャンゴは挫折し海賊に落ちぶれる前の自分が、かつて狂おしい程に求めたダンサーとしての栄光に浸り、感涙にむせび泣くのだった。

コンテスト後、ジャンゴは決勝相手のダンディとジョッキを酌み交わし、互いの健闘を讃え合う。
あの激しいダンスバトルの中で、言葉は交わさずとも2人の熱きソウルは強く共鳴し、いつしか互いの間には深い友情が築き上げられていたのだ。
だがそこへ突如として海兵が現れ、ダンディに対し海賊ジャンゴの物と思わしき服が見つかった事を報告。
実はダンディの正体は海軍本部大尉“鉄拳のフルボディだったのである。
フルボディは目の前のマブダチがその海賊ジャンゴである事に気づかぬまま、部下の海兵達に捜索を命じる。
対するジャンゴは目の前のマブダチが名うての武闘派海兵である事を知り青ざめるが、ちょうどその時、ミラーボール島へ船長ユリーカ率いるチューリップ海賊団が襲来
フルボディ率いる海兵部隊が迎撃に動く中、ジャンゴはこれ幸いと一般市民に紛れて逃亡。乗ってきた小舟で島から脱出しようとするのだった。

一方のフルボディはチューリップ海賊団と激突。
流石は偉大なる航路(グランドライン)の屈強な海賊と渡り合う海軍本部の大尉なだけあって、東の海の田舎海賊なんぞ拳一つで容易く圧倒し、瞬く間に制圧していく。
が、劣勢に立たされた海賊達は卑劣にも非力な町娘を人質に取り、フルボディを脅迫。
海兵として護るべき一般市民を傷つけられないフルボディは、無抵抗のまま海賊達に嬲られ一転してピンチに陥ってしまう。
もはや絶体絶命と思われたその時、町娘を取り押さえていた海賊を背後から奇襲し人質を解放する男が一人。
その正体は、海賊として逮捕されるリスクを承知しながら、それでも友を見捨てる事が出来ず舞い戻ったジャンゴであった。
かくしてジャンゴとフルボディは互いに背中合わせで周囲を取り囲む敵と向かい合い、ダンスバトルさながらの華麗な戦闘を披露。
見事チューリップ海賊団を完全制圧するのだった。

倒れ伏した海賊達の真ん中でポーズを決めるジャンゴとフルボディに、町民達からも歓声が上がる。
だが、戦いを終えたジャンゴの手にフルボディが向けたのは握手…ではなく手錠であった。
フルボディもジャンゴとの友情を疑ってなどいなかったが、それでもその正体が海賊であると知ってしまった以上、罪人を捕らえる海兵としての義務を放棄する事はできなかったのである。
海賊海兵…互いの立場故に命を救ってくれた親友に縄を打たなければならぬ残酷な現実に、周囲の海兵達もむせび泣く。
無論、ジャンゴもこのような結末を覚悟の上で戻ったのであり、取り乱す事もなく逮捕を粛々と受け入れるのだった。

逮捕されたジャンゴは偉大なる航路の海軍本部裁判所へと送られ、裁判にかけられる。
司法島エニエス・ロビーの裁判所ではなく海軍本部の軍事法廷で審理されたのは、チューリップ海賊団討伐における海軍への協力行為を鑑みての事だったと思われるが、懸賞金900万ベリーという東の海でも指折りの悪党の罪を減免するには至らず、裁判長はジャンゴに対し絞首刑を言い渡す。
もはや死刑は免れぬと思われたその時、判決に異議を唱える男が一人。
その正体は、自身の海兵としてのキャリアを捨てる覚悟を背負い、海賊の友の命を救うべく罪の減免を訴えるフルボディであった。
フルボディは裁判官達の目の前で、なんと得意のダンスによる判決への異議申し立てを敢行。
正気の沙汰ではない行動のように思われたが、フルボディの熱き想いに突き動かされたジャンゴも両手を縛られたまま踊り出す。
2人の迫真のダンスを前に、周囲の海兵達や傍聴人、ついには裁判官達までもが釣られて踊り出し、厳かな法廷はすっかりダンスカーニバル状態に。
この異様な空気にすっかり呑まれてノリノリになってしまった裁判官達は、フルボディの降格と引き換えにジャンゴへとうとう“免罪”の判決を下す。
かくして死刑を免れたジャンゴは、己を捨てて自分を救ってくれた友フルボディと涙の熱い抱擁を交わすのであった

免罪により晴れて自由の身となったジャンゴは、海軍本部の船着き場にてフルボディに別れを告げる。
最後に無二の親友との握手を望んだジャンゴであったが、フルボディはそれを拒否。
ダンスを愛する熱い心で結ばれた2人であったが、それでも海賊と海兵という何処までいっても交わらぬ互いの立場が友であり続ける事を許さなかったのだ。
フルボディの気持ちを汲んだジャンゴは徐に懐からチャクラムを取り出す。
ジャンゴは自身の催眠術により、この友情を2人の記憶から消し去ってしまう事を提案。フルボディもそれを了承する。
友として互いを想い合うからこそ友である事を忘れようとする2人の哀しき決断に、周囲の海兵達もむせび泣く。

が、催眠術発動直前になって目の前を偶然通りかかった美しき海軍本部大佐“黒檻のヒナに、ジャンゴはフルボディ共々一目惚れ
心を揺さぶる熱き愛と友情のダブルパンチを喰らったジャンゴはとうとう海賊への未練をバッサリ断ち切り、なんと海軍に入隊する事を即決。
かくして海軍本部三等兵となったジャンゴは降格により同じく三等兵となったフルボディと共にヒナ大佐の部下となり、モップ片手にノリノリで雑用に励むのだった。

偉大なる航路編

アラバスタ編終盤にて満を持して登場。扉絵連載シリーズにてメインを張ったキャラが本編で再登場するのはバギーアルビダ以来となる。
異名を“寝返り”に変え、同じく異名を“両鉄拳”に変えたフルボディと共にコンビを組んでいる。
階級は相変わらず三等兵だが、その実力は相方共々上官のヒナ大佐からも一目置かれている。
恰好はサングラスこそ海賊時代と変わらぬハート形レンズだが、帽子は「MARINE」の文字が入った海兵キャップに変わり、服は黒ズボンとヒョウ柄のシャツにネクタイを付けている。
ちなみに海軍において私服での勤務が認められるのは少尉以上の将校からで、それ以下の下士官は支給された制服の着用を義務付けられる。
なのでジャンゴとフルボディの服装は思いっきり規律違反しているのだが、作中で特に咎められている様子は見られない。
ある意味、実力第一主義の海軍本部らしい風潮と言えるかもしれない。

◇アラバスタ編


いいかお前ら 海賊なんて… 最低だっ‼

偉大なる航路の海上にてとある海賊と戦闘中だったヒナ率いる艦隊「黒檻部隊」に、本部からの緊急指令が舞い込む。
早急に部隊を動かす必要に迫られたヒナは、海賊への追撃を部下のジャンゴとフルボディに一任。
愛する女性直々の命令とあらば張り切らざるを得ないジャンゴとフルボディは、たった2人で敵船に殴り込み海賊達を完全制圧。
意気揚々と勝利のダンスを踊る2人は拿捕した海賊船に乗って、アラバスタ王国沿岸にて部隊を展開中のヒナと合流する。
ヒナはジャンゴとフルボディの実力的に敵船を落として部隊と合流するまで時間がかかり過ぎていると訝しむが、遅れた理由がまさか2人揃ってヒナに贈る為の お 花 を 摘 ん で い た からと聞くと、彼女も呆れる他なかった。
2人からのアプローチを慣れた様子で早々にバッサリ切り捨てたヒナは、緊急任務の内容について説明。
このアラバスタ王国にて王下七武海の一角、サー・クロコダイルを打ち破り、その首に一億ベリーもの賞金を懸けられた麦わらのルフィ。
彼の率いる麦わらの一味が船でアラバスタを脱出する前に、海戦で撃破するようヒナの部隊に命令が下ったのである。
奇しくも両名にとって東の海で因縁のある麦わらの一味の討伐任務に、ジャンゴとフルボディも驚いて顔を見合わせる。

アラバスタの中央部を流れるサンドラ河の上流にて麦わらの一味発見の報告を受けたヒナは、ただちに部隊を率いて麦わらの海賊船を包囲。
速度と小回りに優れる小型艦を2隻ずつ標的の四方に配置し、付かず離れずの距離を保ちながら十字砲火で巨大な鉄槍を撃ち込む黒檻部隊の名物フォーメーション「黒ヤリの陣」により、麦わらの一味を翻弄する。
麦わらの船から南側の陣営艦をフルボディと共に指揮していたジャンゴは、久しぶりにルフィと対面。
物覚えの悪いルフィもジャンゴの事は覚えていたようで、「おいおいっ!!催眠術師!!お前海賊だろうが!!!」と再会したらいつの間にか海賊から海兵へと転身していた男に驚きを隠せなかった。ちなみにフルボディについては、一味の中で特に因縁あるサンジですらよく思い出せない始末であった。
もはや一味を八方塞がりの状況に追い込んだと調子に乗ったジャンゴはチャクラムを取り出し、ルフィに得意の催眠術を掛けようとするが、その隙にウソップの撃ち込んだ大砲の弾が乗艦へと直撃。
砲撃を喰らってバランスを崩したジャンゴの艦は、事もあろうに隣接するフルボディの艦を巻き込みながら転覆し、2隻まとめてあっという間に沈没してしまった。
皮肉にもジャンゴはシロップ村の戦いの時と同じく、ウソップの狙撃でまたもや撃破されてしまったのである。
その後、ジャンゴと同じ声優のボンクレーが自ら囮となり、崩れた南の陣営の穴を抜けて艦隊を惹き付けた為、麦わらの一味は脱出に成功。
黒檻部隊の麦わらの一味討伐任務は失敗に終わる事となった。

なお、乗艦を撃沈されてしまったジャンゴとフルボディだったが、その後すぐにヒナの艦に救助された模様。
電伝虫で通話中に襲ってきたボンクレー一味残党を自身の悪魔の実の能力で苦も無く捕えるヒナに対し、「言ってくれェ!! 決めゼリフ言ってくれェ!!」と相方共々やいやい騒ぐ厄介ファンめいた元気な姿を見せていた。

◇短期集中表紙連載第8弾『ミスG・Wの作戦名“ミーツバロック”』

ルフィに敗れ失脚した元王下七武海サー・クロコダイルが裏で率いていた秘密犯罪組織「バロックワークス」の残党達のその後を描いた扉絵連載にも登場。

アラバスタの事件の後、世間に公になったバロックワークスの残党狩りを行っていた黒檻部隊は、偉大なる航路のキューカ島へと赴く。
目的はこの島に潜伏しているとの情報があった組織の元幹部Mr.3の捜索。
…の筈なのだが、島に着くなり上官のヒナはプールサイドのビーチベッドでゆったりとくつろぎ、ジャンゴやフルボディら部下の海兵達に至っては海パン一丁で遊んでいる始末。
一応リゾート地のTPOに合わせた振る舞いで目立たぬよう捜査しているのかもしれないが……ちょっと建前が過ぎやしませんかね?

そんな中、同じく組織の元幹部であったミス・ゴールデンウィークMr.5ミス・バレンタインの3人が偶然にもキューカ島へと来訪。
すでに元幹部達の詳細な人相を把握していたヒナは、変装して目の前を通り過ぎようとした彼女らの正体を即座に見破り襲撃。
ミス・バレンタインはヒナが捕縛したが、ミス・ゴールデンウィークとMr.5はジャンゴとフルボディが海パン姿のまま追いかけるも逃げられる。
捕らえたミス・バレンタインの持ち物を検分するジャンゴの傍ら、ヒナは彼女を餌に潜伏中の残党共を引きずり出す策を思案。
Mr.3、ミス・ゴールデンウィーク、Mr.5の3人に対し「夕刻までに西の港まで出頭せねばミス・バレンタインをその場で即刻縛り首にする」との触書を出す。

ヒナ率いる黒檻部隊はキューカ島西の港にてミス・バレンタインを磔にし、ジャンゴら海兵達も磔台の下で相手の出方を待つ。
するとそこへ何故か縛られて台車に乗せられたMr.3が「自首します」の張り紙を添えられて現れる。
額面通り“自首”と受け取るにはあまりに異様な状態に海兵達も面食らうが、その隙を突いたMr.3は突如として縄抜けし、周囲の海兵を蹴散らす。
実は彼の正体はMr.3ではなく、サンドラ河の戦いでヒナに逮捕された後、脱獄して行方をくらませていたMr.2ことボンクレーだったのだ。
ジャンゴはチャクラムを振り回してフルボディら共に迎撃するが、オカマ拳法の達人であるボンクレーにはまるで歯が立たず、まとめてノックアウトされてしまった。

その後、ボンクレーはヒナとのリベンジマッチに敗れ再度捕縛。ついでに当初の標的であったMr.3も発見し捕縛に成功する。
だが、磔にされていたミス・バレンタインはボンクレー乱入のドサクサに紛れて救出に現れたミス・ゴールデンウィークとMr.5が奪還。
挙句、すでに海軍に逮捕・留置されている仲間の救出を目論んだミス・ゴールデンウィークに軍艦をジャックされ、持ち去られてしまうのだった。

◇マリンフォード頂上戦争編


海軍本部の大要塞マリンフォードにて、当時世界最強と謳われた海賊「白ひげ海賊団」と海軍&七武海間における頂上戦争が勃発。
ヒナから戦力として実力を見込まれた為か、ジャンゴもフルボディ共々戦争へと招集される。
…のだが、同じ扉絵連載海兵コンビであるコビーヘルメッポと違って特に活躍が描かれる事もなく、最終的にルフィが無意識に放った覇王色の覇気で泡噴いて昏倒し戦線離脱となった。

アニメ版では、ルフィとヒナが衝突する直前にフルボディと共に足止めを挑むアニオリ展開が挿入されている。
ジャンゴはルフィに得意の催眠術を掛けて眠らせようとするが、クロから指摘されていた癖がうっかり戻ってしまった為に自爆。
フルボディ共々眠ってしまった上に、ヒナの技の巻き添えを喰らって拘束されてしまう結果に終わった。

結局のところ、相方共々ほとんど役に立てぬまま退場という有様だったが、将官クラスの海兵とも互角にやり合う新世界の猛者海賊共相手では何もできなくても仕方なかろう。
コビメッポにも言えるが殉職しなかっただけマシかもしれない。

新世界編

頂上戦争より2年後も、少将に出世したヒナの元でフルボディと海兵コンビを組んでいる。
だが、この2年間に海兵として着実に腕を磨き功績を積み重ねていたようで、なんと階級はフルボディ共々“少佐”にまで出世。
海軍本部佐官クラスともなると懸賞金数千万ベリーの海賊と互角に渡り合えるだけの実力がある為、下手するとかつて恐怖の対象だったクロよりも強くなっている可能性すらある。
服装はサングラスと海軍キャップ以外は登場する度に変わっており、彼のオシャレなセンスが伺える。
ちなみにすでに将校の地位にいるので私服勤務は問題ないのだが、逆に将校の証たる海軍コートを羽織っている場面が相方共々一度も見られないという別の意味で規律違反になりそうな有様である。

◇ゾウ編~ホールケーキアイランド編幕間

久しぶりに本編へ登場。
世界会議へ参加するアラバスタ王家を聖地マリージョアまで護衛する任務を請け負ったヒナ少将の背後で、フルボディ共々健在な姿を見せた。
その手には花束を携えており、相変わらずヒナへのアプローチを続けている模様。

◇ホールケーキアイランド編~ワノ国編幕間

マリージョアまでの護衛任務自体は特にトラブルもなく無事終えたようで、聖地のお膝元である赤い港(レッドポート)にて食事休憩中。
ロックス”に関する話題をガープ中将に振るヒナの隣で、酒瓶片手にフルボディと酔いどれていた。

◇エッグヘッド編

海軍G-1支部(旧海軍本部)近海の廃船場にて、フルボディと共に船首が大きくひしゃげた2隻の廃艦を眺めていた。
そこに居合わせたブランニュー准将は、これがガープ中将とその弟子のクザン元大将がサンドバッグの代わりに軍艦の装甲を素手で殴り続ける“軍艦バッグ”を行っていた跡だと彼らに説明。
海軍の英雄達の超人性が日々のたゆまぬ厳しい鍛錬により培われていた事実に、ジャンゴとフルボディも驚きを隠せなかった。


【劇場版での活躍】

『ジャンゴのダンスカーニバル』

2001年公開の劇場版第2作『ねじまき島の冒険』と同時上映された短編作品にて、なんと主役に抜擢
ストーリーの時系列はルフィに手配書が発行されてる事から、恐らくアーロンパーク編直後あたり。
内容は扉絵連載『ジャンゴのダンス天国』を下敷きにしているものの、ストーリーそのものはまったく異なる。
また、ジャンゴの声優もテレビアニメ版で務めた矢尾一樹氏ではなく、高木渉氏に変更されている。

ビートが空腹に堪えるぜ…!

ドーム状の天蓋から吊るされた巨大なミラーボールが街中を照らすミラーボール島*4では、年に一度のダンスカーニバルが開催されていた。
そこへひょっこり現れたのは、懸賞金900万ベリーの海賊“1、2のジャンゴ”。
腹を空かせてフラフラなジャンゴは、まずは腹ごしらえをするため近くの酒場へと赴く。
荒くれ者達で賑わう酒場に、何故か半裸の海軍大佐(CV:稲田徹)率いる海兵部隊が訪れ、抜き打ち臨検を執行。
客に賞金首が紛れていないか捜索する海兵達の目の前に現れたのは、何故か酒場のカウンターの上で酒瓶片手に華麗なステップで1人踊っていたジャンゴであった
ノリノリで踊っていたところに海兵達から銃を突き付けられ、ようやく自分の置かれている状況を理解したジャンゴは脱兎のごとく逃げ出す。

実はこの時、麦わらの一味もちょうどミラーボール島を訪れており、海兵達に追いかけ回されるジャンゴとすれ違う。
面倒事に巻き込まれないうちにその場を去ろうとする一味であったが、ジャンゴを追いかけている海兵の1人がルフィの手配書を持っていた事が運の尽き。
ジャンゴの追跡は指揮官の大佐が1人で請け負い、残りの海兵達は麦わらの一味へと殺到する。
海兵達に追い回された一味はハチャメチャな逃走劇の末、街のシンボルである巨大ミラーボールに激突。
ミラーボールは激突の衝撃で大きく揺れだし、街中の注目を浴びる。
そんな中、半裸大佐に追われてカーニバル会場へ逃げ込んだジャンゴは、MCの男(CV:大場真人)を蹴り飛ばしてマイクを強奪。
完全にやけっぱちとなったジャンゴは、まるで振り子のように揺れる巨大ミラーボールの下、街中に向かって高らかに叫ぶ。


俺達はもう止まらねェ!! 音楽鳴ったらァ!! ぶっ倒れるまで踊り続けるぜェ!!!

(ワン)  (ツー)  ジャンゴオオォォォッ!!!!


STAMPEDE

2019年公開の劇場版第14作。
ストーリーの時系列はホールケーキアイランド編直後あたりと思われる。
今作はこれまでに登場した原作・アニオリキャラが勢揃いするオールスター映画であり、ジャンゴも僅かながら登場する。
ちなみに今作での声優はテレビアニメ版と同様、矢尾一樹氏。

新世界のデルタ島にて海賊の為の祭典「海賊万博」が数十年ぶりに開催される情報を掴んだ海軍本部は、万博に集結した海賊を根こそぎ逮捕すべく、大将黄猿及び藤虎を指揮官とする大艦隊を派遣。
海軍少佐のジャンゴは上官のヒナ少将や相方のフルボディ少佐と共に島の上陸制圧部隊に参加。
島から脱出しようと死に物狂いで襲いかかってくる海賊達相手に、フルボディと背中合わせで激闘を繰り広げる。

ところが、島の地下から元ロジャー海賊団の一員にして“鬼の跡目”の異名を持つ大海賊ダグラス・バレットが出現。
自身の悪魔の実の能力で島と一体化した巨大な怪物と化したバレットは、海軍最精鋭の中将達ですら一蹴する圧倒的な戦闘力で暴れ回る。
この事態の早々の幕引きを元帥赤犬より命じられた黄猿は、包囲艦隊の一斉砲撃により島にある全てを根こそぎ殲滅する究極破壊命令「バスターコールを発動。
島にはまだ多くの海兵が取り残されていたが、5分後には容赦なく砲撃を開始する旨が上陸部隊に伝えられると、ジャンゴら海兵達は死に物狂いで海岸の軍艦へと退避を始めるのだった。


【余談】

元ネタ

服装や顔つき、ムーンウォークが得意なダンスの達人といった設定などから、キャラクターとしてのモデルはマイケル・ジャクソンと思われる。

異例の経歴

寝返りという二つ名が少々不名誉だが、何気に元海賊が海兵になるという作中でもなかなか見られない極めて珍しい経歴の持ち主*5
逆に海軍から海賊になったり、初めから海軍にいながら汚職に手を染める者が結構いる中で真面目に海兵としての職務を遂行し、新世界編では相方共々少佐に取り立てられたあたり、なんだかんだ海軍の方が性に合っていたのかも知れない。
そもそも、彼が海賊になったのはロマンや野心を抱いていたワケではなく単なる挫折の果ての成り行きでしかない為、海賊の立場に未練が薄かったのも理由と思われる。
もちろん相方や上司にも比較的恵まれた上でジャンゴの人柄がそれらに適合できるものだったという事も大きいだろうが。

偶然か必然か、
  • 海賊だった過去から逃れるため、長年率いて来た部下を殺そうとしたクロ
  • 海賊として裁かれる事を承知の上で、出会って間もない友人を助けたジャンゴ
と、クロとはかなり対照的に描かれている。ウソップと同じく、ルフィから人としての"器"が大きいと言われるのはジャンゴの方であろう。

声優

アニメ版開始時からの担当声優であった矢尾一樹氏は、麦わらの一味のフランキーやボンクレー役も務めていたONE PIECE常連声優の1人。
上記の劇場版作品『ジャンゴのダンスカーニバル』を除けば、初登場から24年間に渡り一貫してジャンゴの声を務めてきた。
だが、2024年に矢尾氏は体調不良を理由にフランキー役を降板。
その後、ジャンゴがアニメ1121話で登場した際は、ダンスカーニバルの担当声優である高木渉氏がおよそ23年ぶりに彼の声を演じる事となった
ただ、矢尾氏はフランキー降板後もXでジャンゴの誕生日にジャンゴのフィギュアに声を当てていたりする為、今後ジャンゴ及びボンクレー役も正式に降板するのかは不透明である。

実写版

2023年にNetflixで配信された実写ドラマ版『ONE PIECE』では第1シーズンにてシロップ村編も実写化されているものの、登場する敵はキャプテン・クロと女の子と化したシャム&ブチのみで、ジャンゴ含め他のクロネコ海賊団メンバーは一切登場しない。
実写版では原作でジャンゴの催眠術でカヤに書かせる筈だった遺書はクロ自身がすでに偽造済みで、カヤも海賊による襲撃ではなく病死に見せかけて毒殺する腹積もりであった。
シャムとブチはカヤのお屋敷に務めるメイド&コックとしてクロが潜り込ませており、戦いの場も海岸ではなくお屋敷内に変更されている。



(ワン)(ツー)・ジャンゴで追記・修正したくなる!

(ワン)(ツー)・ジャンゴ!!


…おれはこの項目を追記・修正する男だ(どーん)

副船長ってばまたやってるよ…


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最終更新:2026年06月16日 23:44

*1 逮捕されるが、後述の理由で無罪放免になった事で、海軍に転向した事で、賞金停止。

*2 ウソップ海賊団はウソップが旅立つ前に解散させていた。

*3 当初1人で海へ出るつもりだったウソップが用意していた舟。

*4 原作の扉絵連載に登場するミラーボール島とは外観がかなり異なる。

*5 後に事情や実態は異なるが似たような経歴を持った海軍将校は登場した。