アットウィキロゴ

コビー(ONE PIECE)

登録日:2018/05/17 Thu 00:20:08
更新日:2026/03/22 Sun 10:43:07
所要時間約 7 分で読めます!!


タグ一覧
18歳 ONE PIECE ONE PIECE登場人物項目 SWORD いくら盛っても構わないという風潮 くいはない項目 じゃがバター やる時はやる アルビダ海賊団 ガープの教え子 コビメッポ コビー ピンク髪 モーガン・デイヴィス ライバル ロッキーポート事件の英雄 ワンピース 世界政府 丸眼鏡 元海賊 全世界人気投票42位 六式 六式使い 出世頭 出世魚 初登場が物語開始~クロ編終了まで 劇的ビフォーアフター 努力家 土井美加 大佐 小日山 成長期 成長率がバグってる男 数奇な運命を背負った男 有言実行 東の海 海兵 海兵になりたい→なった 海軍 海軍のホープ 海軍の主人公 海軍の大将の座についてみせます→未定 海軍将校 海軍将校になる男です→なった 海軍本部 海軍本部大佐 真面目 眼鏡 覇気使い 見聞色の覇気 誠実 非能力者





「ぼくは!!! 海軍将校になる男です!!!」




ONE PIECE』の登場人物。



【プロフィール】

本名:コビー
通称:ロッキーボート事件の英雄
所属:アルビダ海賊団雑用兼航海士→海軍第153支部雑用→海軍本部雑用→海軍本部曹長→海軍本部大佐(兼機密特殊部隊「SWORD」隊員)
年齢:16歳→18歳
身長:167cm
CROSSGUILD懸賞金:5星(5億ベリー相当)
能力:六式
覇気:武装色見聞色
出身:東の海(イーストブルー) サーツルゾ王国
誕生日:5月13日(コ→5、ビー→B→13)
星座:牡牛座
血液型:F型(現実だとB型)
趣味:海釣り・トレーニング
初登場:単行本1巻・第2話・『その男"麦わらのルフィ"』
好きな食べ物:リカが作ったおにぎり、ジャガバター
嫌いな食べ物:ブラックコーヒー
好きな季節:春島の秋
イメージ職業:保育士
イメージ花:ムラサキツメクサ
イメージ動物:イルカ
主な上司:モンキー・D・ガープX・ドレーク
主な部下:ヘルメッポ
CV:土井美加
演:モーガン・デイヴィス(TVドラマ版)


【概要】

主人公モンキー・D・ルフィが海に出て最初に出会った人物。
黒ぶち眼鏡と頭頂部の2本のアホ毛が特徴の小柄な少年*1
再登場以降は、額の十字傷を隠すように花柄のバンダナを巻き顔つきも精悍になっており、眼鏡も新聞などを読むとき以外は額にあげている。
ルフィと出会った時はアルビダ海賊団の航海士兼雑用係として無理矢理働かされていたが、船長の金棒のアルビダがルフィに敗れ解放された。
元々海兵になりたいという夢を持っていたため、ルフィと別れた後は海軍に入隊、紆余曲折を経て偉大なる航路の海軍本部所属となる。


【人物】

初期は「夢だけは人一倍大きい泣き虫の弱虫でネガティブ」という三重苦のヘタレであった。
だが、ルフィとの出会いで、それまでなかったガッツと男気に目覚め、“英雄”海軍本部中将ガープの訓練もあって徐々に筋金の入った精神力が養われていくことになる。

また、優しく誠実な性格でもあり、目上の相手や民間人は勿論ルフィにも初対面時から丁寧な口調で接している。
海軍に入隊後もルフィはコビーを友達と思っており、またコビーにとってもルフィは憧れの人物。
同時にコビーにとってルフィは超えるべき壁であり、故に『海軍の大将になる』事と『海賊麦わらのルフィを捕まえる』事を目標に掲げている。
短期間ですさまじい成長を遂げているが、周囲にいるのがガープをはじめ歴戦の海兵であり、憧れがルフィであることもあってか自己評価は謙虚を通り越して若干低め。

市民を守ることとを第一とする海兵の鑑であり、部下や市民の命を守るためなら自分の命を差し出すことも厭わない。
それゆえに市民を装った海賊・犯罪者のだまし討ちに弱い一面や、自分の命を軽く見すぎるところもある。
しかし市民や仲間を守るためならば、文字通り十二分の力を発揮する。


【戦闘能力】

初登場時は一般人以下の戦闘能力だったが、ガープに拾われて以降は厳しい訓練を行う。
廃棄された軍艦をサンドバッグ代わりに殴って鍛える軍艦バッグも、ガープの厳しい修行後に日々行い、ガープですらその根性に驚愕していた。
麦わらの一味vsCP9によるエニエスロビー壊滅事件後には六式の剃を修得し、海軍本部曹長に。
マリンフォード頂上戦争において、ルフィに殴られた後にはショックで「見聞色の覇気」を開花させている。

2年後の映画『ONE PIECE FILM Z』では、作者描き下ろしの設定画にて「見聞色が異常に発達」「六式をマスター」と記載。
実績を重ねて海軍本部大佐というスピード出世をしている。

世界会議編の頃になると、データカード『ビブルカード』によれば、「武装色の覇気」を習得したらしい。

また、人よりも戦いの才能がない分、100倍も200倍も努力をし続けており、更に「軍艦バッグ」という鍛錬を積み重ねている。
その結果、極限状態から繰り出す打撃力は、師であるガープと比べても何ら遜色は無い。

  • 実直拳骨(オネスティインパクト)
ハチノス脱出時に見せた技。
名前からしてガープの「拳骨衝突(ギャラクシーインパクト)」を参考にしたと思しき、「武装色の覇気」を纏ったパンチ。
覇気が凄まじいためか黒稲妻を纏っている。
火事場の馬鹿力」であり、自分がやらなければみんなが死ぬという極限状態がコビーの底力を引き出した。

「一瞬無防備になっていた」「技を放った後、手がボロボロ」などまだまだ粗削りな部分があるとはいえ、レベル6囚人にして四皇幹部のアバロ・ピサロの能力を併用して作った、軍艦すら握りつぶせる大きさとなっていた巨石の右手を粉砕したほどの威力を誇る。

因みに見落とされがちな部分だが、彼が破壊したアバロ・ピサロの腕は、巨大化人間のサンファンウルフよりも大きかったりする。



【来歴】

◆東の海篇

ある日、釣りに行こうとしたら間違えてアルビダの海賊船に乗ってしまい(2年後にはゾロがシャボンディ諸島集合時に同じことをやらかしている)、海の知識を人一倍持っていたことからギリギリのところで生かされることになったが、代わりに航海士兼雑用係として働くことを強制され、2年もこき使われていた。

しかし、フーシャ村を出てすぐ大渦に巻き込まれたルフィが入った樽をたまたま拾い、ルフィの海賊王への夢を聞いたことで、自分もこのまま雑用で一生を終えるくらいなら、アルビダに逆らってでも「海兵になる」という夢のために戦いたいと考える。

そしてルフィに「イカついおばさん」呼ばわりされてキレたアルビダに対し、



「ルフィさん!! 訂正してください!! この方はこの海で一番……一番……」

「一番イカついクソばばあですっ!!!!」

くいはない!! くいはない!!
僕は言ったんだ!! 戦った!!
夢のために!! 戦ったんだ!!


勇気を振り絞り、ついにアルビタに反抗。
その覚悟を汲んだルフィに助けられ、二人で近くの海軍基地の街、シェルズタウンに向かうことになった。
しかしその街では腐敗した海軍大佐斧手のモーガンが幅を利かせており、正しい海兵を夢見るコビーは、ルフィと共に捕らえられていたロロノア・ゾロの解放に協力。

モーガンはルフィとゾロによって倒され、コビーは街に残ることにしたが、海賊であるルフィと行動を共にしていたため、モーガンの後釜となったリッパー中佐に問い詰められる事になった。
彼らは先のモーガンの一件による恩義もあってルフィとゾロに好意的ではあったが、立場上海賊とそれに与する者を見過ごす訳には行かないためである。

それに対してルフィは一芝居打ち、コビーがアルビダの元で雑用をしていたことをばらそうとし、コビーは思わずルフィを殴り、ルフィもコビーをボコボコにしたことで、コビーはルフィの仲間ではないと判断された。
コビーはルフィが自分のためにあえて悪者になったことに気が付き、冒頭の言葉を宣言。
リッパーから海軍入隊を認められ、他の海兵達と共に敬礼でルフィ達を見送った。
その後、海賊に敬礼したということで海兵達は自主的に懲罰を受けた。

◇コビメッポ奮闘日記

海軍に入隊後はモーガンの息子のヘルメッポと共に海軍第153支部の雑用として働くことになり、色々あったヘルメッポとはなんだかんだ相棒とも言うべき間柄に。
そんなある時、モーガンの身柄が海軍本部へ移送されることになり、送検船の雑用を務めることとなったが、モーガンは護送のために派遣されたガープを斬りつけ、ヘルメッポを人質に取って脱走。

容赦なく砲撃しようとするガープ部隊に対し、コビーはヘルメッポを守るために大砲の前に立ちはだかり、ヘルメッポは感激の涙を流す。
が、海軍剣士ボガードによって簡単にコビーの抵抗は阻止され、更に(立ったまま寝てたら斬られて)目を覚ましたガープがヘルメッポとモーガンを狙う大砲を粉砕。
モーガンは逃がしてしまったが、ヘルメッポは父に決別を宣言し、送検船に帰還した。

自分たちのせいでモーガンを逃がしてしまった二人は号泣し謝罪するが、大砲を叩き潰したガープはそんな二人を自分の下で預かると宣言。
コビメッポは支部を離れて海軍本部で雑用として働く傍ら、ガープによって鍛えられ、二人で特訓の日々を送ることになるのだった。


◆偉大なる航路篇

ウォーターセブン

そしてウォーターセブンにて、ガープに率いられて、CP9を撃破した後のルフィやゾロと久々に再会。
成長期を迎えたらしく、身長が大きく伸び、贅肉ダルダルだった体も鍛え上げて別人のようにたくましくなった
たくましくなりすぎてルフィ(及び多くの読者)は誰だか分らなかった。
更に階級も海軍本部曹長にまで出世。
経緯は不明だが、額に十字の傷跡があり、修羅場をくぐってきたことをうかがわせる。
六式の一つ、「剃」も使いこなしており、相当実力をつけている。
ヘルメッポとも無二の親友ともいえる仲になっている。

ガープの計らいでルフィ達と再会することとなり、今の実力を見せるためにヘルメッポと共にルフィ達に挑んだが、簡単に押さえられた。
久々にルフィと語り合うことになり、話が弾む中、コビーは新たな夢として「海軍大将になってみせる」とルフィに宣言。
あまりの大言に言った自分がビビる中、ルフィは「俺と戦うんならそのくらいなれ」とその夢を信じ、コビーは必ずルフィ達に追いついて見せると気合を入れ直して帰っていった。

◇頂上戦争篇

戦力として実力を見込まれた為か、白ひげ海賊団と海軍のマリンフォード頂上戦争にヘルメッポ共々参戦。
だが、敵も味方も自分より遥かに強い者たちが次々と倒れていく過酷な戦場に怯え、一時は逃亡を図ろうとするが、同じく逃亡を図ろうとしていた将校が大将赤犬に粛清される光景を目にしてしまい逃げ場なんて無い事を悟る。
そのまま彷徨うように戦場へ戻ったところ、兄エースの囚われている処刑台へひた走るルフィと遭遇。
今は敵同士なのだとコビーは己を奮い立たせ挑みかかるが、この異様な戦場への悲痛と混惑の極みにあった今の精神状態ではルフィに勝てるハズもなく一撃で沈められた*2

そして極限状態の中で「見聞色の覇気」に目覚め、戦場で次々消えていく声を感じ取ってしまう。
目的を果たしてなお戦い続け、犠牲を増やし続けることに耐えられなくなったコビーは赤犬の前に立ちはだかり、悲痛な叫びを上げた。



そこまでだァア~~~!!!!



もうやめましょうよ!!! もうこれ以上戦うの!!! やめましょうよ!!!

命がも゛ったいだいっ!!!!

兵士1人1人に…!!  帰りを待つ家族がいるのに!!!

目的はもう果たしてるのに……!!!

戦意のない海賊を追いかけ……!! 止められる戦いに欲をかいて……!!

今手当てすれば助かる兵士を見捨てて……!!! その上にまだ犠牲者を増やすなんて

今から倒れていく兵士たちは……!!!! まるで!!!!

バカじゃないですか!!?


コビーの主張は人命重視という倫理的な側面は元より、海軍が世間に提示していたこの戦争の絶対目標はすでに達しており、海賊達に戦意が無い*3以上、海軍の一存で止められる戦いに終止符を打ち、海兵のこれ以上の損耗拡大を抑えるというのは実にもっともな意見である。
しかし、敗走する白ひげ海賊団の残党やインペルダウンの脱獄囚が世間に解き放たれれば、将来の治安を脅かす危険な禍根となりかねないのもまた事実。
海賊達に戦意が無いのを好機と捉え、徹底的に追撃し討ち取ろうとする赤犬の判断も決しておかしいわけではない。

未来への希望となる事を信じ、1人でも多く生かそうとするコビー。
未来への脅威となる事を懸念し、1人でも多く殺そうとする赤犬。

コビーにも赤犬にも遠い未来の人の因果を見通す力など無い以上、どちらが正しかったかなんて後年の事例をどれだけ並べ立てようと所詮は水掛けの結果論。
まさに答えなんぞ出ねェ正義正義のぶつかり合いである。

だが、海賊という「悪」撃滅を旨とする赤犬は当然コビーの必死な訴えを一顧だにせず、「正しくない海兵などいらん」と一蹴。
真っ向から対立するコビーの正義を文字通り力で粉砕し、己の正義を徹底的に遂行しようとする。



ダメだ死ぬ!!
───だけど僕は!!言ったんだ!!言いたいことを!!


くいはない!!!



目の前に迫る赤犬の粛清の拳への恐怖で慄きながらも、コビーは自らの行いに後悔は一切抱かなかった。
ルフィと出会い、生まれて初めて勇気を振り絞りアルビダへ反抗したあの日と同じように…


よくやった、若い海兵


お前が命を懸けて生み出した”勇気ある数秒”は…良くか悪くか


たった今、"世界の運命"を大きく変えた!!


直撃する寸前で赤犬の拳を受け止めコビーを救ったのは、なんと"四皇"赤髪のシャンクスであった。
コビーは泡を吹いてその場で気絶してしまうも、戦場中の注目を浴びていたコビーを生み出した数秒間にシャンクスが現れ介入した事で戦場は激しく動揺。
そのままシャンクスが仲介に立った事で、頂上戦争は終結。
コビーも生き延びる事が出来た。

シャンクスの言う通り、コビーの勇気ある行動がこの先の"世界の運命"を大きく変えた瞬間であったと言えよう。
無論「良くか悪くか」の言葉通り、この結果が将来どのように転ぶのかなんて事はシャンクスにもわかりはしない。
それでもシャンクスが「よくやった」と彼に言葉をかけたのは、強大な力を前にしても命を懸けて己が信念を貫いてみせた若者への賞賛であった。


◆新世界篇

2年後には、黒ひげ海賊団と元ロックス海賊団王直が激突したらしい、海賊島ハチノスでの「ロッキーポート事件」における活躍で、世間からは新世代の“英雄”として名前を知られている。

そして大佐にまで超スピード出世で昇格*4
かつての夢を叶えることとなり*5、「見聞色の覇気」を鍛え、六式をマスターし、更に強くなった。
見聞色の範囲もヘルメッポの比ではなく、遥か遠方の艦船の船員の気配を察知するほど。
強くなった後も驕ったりすることは一切なく、悪名をあげ続けて前を進んでいくルフィを今もなお変わらず尊敬している。

アニメでは、『ONE PIECE FILM Z』に合わせた特別編『ハンドアイランドの冒険』で原作よりも先に登場。
後の原作での登場に比べると落ち着いており(海軍将校の不正を確認する任務もあったためだが)、獣厳らしきパンチで岩をブチ砕き、素手で瓦礫を切り裂き受け止めるといった高い実力を見せていた。
ちなみに、終盤にはハンドアイランドの蝋細工職人にお願いして大将"黄猿"の蠟人形を作ってもらい、海軍基地の混乱を収拾するという思い切った行動にも出ている。
駐留する海兵達を一声でまとめあげるには基地の最高責任者であるビリッチ准将より階級が高く知名度のある将校が必要な状況であり、黄猿も事後承諾してくれそうな理由あっての行為ではあったが、上官の命令どころか上官そのものを捏造するとは中々に肝が太い真似もできるようになったものである。
アニオリとはいえ、後に判明するコビーの海軍内における特殊な所属を示唆する伏線だったのかもしれない。

◇世界会議編

WCI編後の世界会議編で原作にも登場。

世界会議へ参加する王族を狙う潜水艦の海賊を「見聞色の覇気」で発見。
ドレスローザ国王&プロデンス国王の船に向けて発射された魚雷に水中で組み付いて軌道をとっさにずらし、ヘルメッポとの連携で海賊を拿捕した。
キュロスにも英雄として知られているが、一切鼻にかけたり先ほど助けたことを恩にも着せない、そんな粗野な豪傑ではない好青年の姿にキュロスは好感を抱いた。
そして、たまたまレベッカが持っていたルフィの記事が載った新聞を見つけ、とっさに「ルフィさん」と言ってしまったり、それを熟読した上に感動して泣いていたりしたのでルフィのファンだと一発でレベッカたちにばれ、「ちょっと話そう♡」とレベッカとレオに連れていかれるのだった。

ワノ国編並びに終幕後

世界会議終了後、海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊員になっていた事が判明*6

世界会議にて議決された『王下七武海の撤廃』を受け、七武海の称号を剥奪された海賊ボア・ハンコックを捕らえるべく女ヶ島へ派遣されたヤマカジ中将率いる討伐艦隊にヘルメッポ共々参加。
女ヶ島へ向かう海上で、SWORD隊長であるX・ドレークより通信が入り、世界を揺るがす恐るべき事態が起こった事を聞く事になる。
…考えてみれば2年前に海軍に入ったばかりで、しかもそのときには表向き海賊やってるドレーク相手に海兵として信用されるという別ベクトルでの離れ業を成し遂げている。

その後は、ドレークの回想シーンで登場。
コビーにとってもドレークは信頼に足る人物だったようで、なんと自身とルフィとの関係を包み隠さず話していた
ルフィの持つ「人を引き寄せる力」について熱弁を振るっていた。

女ヶ島の戦い

女ヶ島へと到着した海軍の部隊は、即座にボア・ハンコックの治める国「アマゾンリリー」との戦争状態に突入。
島を防衛する屈強な九蛇の女戦士達に手こずるも、今作戦で試験運用のため配備された2体の新型パシフィスタ「セラフィム」の強力な援護もあり、部隊は城門を破って島内へと侵攻。
ついにハンコックの居城である九蛇城の前に到達する。
前線でセラフィムの指揮を執っていたコビーは未だ姿を見せぬハンコックに対し、「あなたの身柄一つで撤退を約束します」と投降を呼びかけるが、当人達からは「調子に乗るな」と憤慨されている。

もはやセラフィムによる強硬制圧以外の道はないと思われた矢先、なんと女ヶ島にハンコックの持つメロメロの実の能力奪取を目論む四皇黒ひげマーシャル・D・ティーチ率いる黒ひげ海賊団が襲来
予想外の第三勢力の乱入に海軍は浮足立ち、一方の黒ひげ海賊団も出会い頭に戦闘となったセラフィムの恐るべき戦闘力に驚愕する。
両勢力共に混乱する状況を好機と見たハンコックもついに参戦。戦いは三つ巴に縺れ込む。
急襲で先手を取ったハンコックは、メロメロの能力でその場にいたヤマカジ中将やヘルメッポを含む海兵達や、幹部含む黒ひげ海賊団の大半を石化させてしまう。
コビーは初撃での石化を免れたものの、この場で侵略者を軒並み殲滅する腹積もりのハンコックが彼を見逃す筈もなく、容赦のない追撃が迫る。
王下七武海に列せられた海賊の想像を超えた強さを前に絶体絶命のピンチに陥るコビーであったが、ハンコックがコビーに意識を向けた隙を突いて今度は黒ひげがヤミヤミの能力を発動。
ハンコックの身体を無理矢理引き寄せ、首根っこを掴み能力を封じる事に成功する。
間一髪のところでピンチを切り抜けたコビーは、同じく石化を免れていたセラフィム達が味方の海兵達が石化で身動きできないにも構わず戦闘を継続している様を見て、慌てて戦闘停止命令を出す。
三つ巴の戦いが張り詰めた膠着状態に陥る中、ハンコックは自身を捕らえた黒ひげに対し「自分を解放し島を去るのなら石化した全員を元に戻す」と交渉を持ちかけるも、黒ひげは信用できないと渋る。
現四皇と元王下七武海という世界最高レベルの海賊達を前にしては流石のコビーも蚊帳の外で両者を傍観する他ないと思われたが、そこで不意に黒ひげがコビーに対しまるで旧知の間柄のように話しかける。
ここでコビーと黒ひげにはロッキーポート事件の際に因縁がある事が判明する。

にっちもさっちもいかない膠着状態に業を煮やした黒ひげは、リスクは取れないとハンコックをこの場で殺害する事を口にする。
メロメロの能力は能力者当人にしか解けず、ハンコックが死ねばその時点で石化した全員の死が確定してしまうも同然。
当然ながらコビーも「待ってください犠牲が多すぎる」と黒ひげに異を唱える。
だが黒ひげの言う通り、交渉に乗って解放したところでハンコック側にはその後も約束を守り続けるメリットが無いのも事実。
解放した瞬間に約束を反故にされてメロメロの能力で攻撃された場合、今度こそコビーも黒ひげ共々石化させられてしまう。
そうなれば軍艦等にまだ残っている石化させられてない海兵達もハンコックや九蛇海賊団の追撃に遭い、文字通りの全滅を遂げる事は目に見えていた。
コビーにとって非常に厳しい選択を迫る過酷な状況に陥りかけたその時、助け舟はあまりに意外なところから現れた。


遅くなってすまないハンコック

え~~~!!! あのシルバーズ・レイリ~~~~!!?


コビー達の目の前に現れたのは、かのロジャー海賊団で副船長を務めていた"冥王"シルバーズ・レイリーであった。
伝説の"海賊王の右腕"の登場には、コビーも目玉が飛び出すほど驚愕する。
レイリーは自分が間に入るのでハンコックには「石化した全員の解放」、海軍と黒ひげには「黙って島を去る」事を要求。
老齢ながら今なお油断ならぬ戦闘力を誇るレイリーを前にコビーも黒ひげも提示された条件を飲む他なく、かつての大恩人である彼を信用していたハンコックも言う通り石化を解除。
解放された海軍の部隊は黒ひげ海賊団共々、女ヶ島から大人しく撤退を始める。

が、当初の目論見を達せられなかった黒ひげは、代わりと言わんばかりに軍艦一隻と800名もの海兵を拉致して連れ去ろうとする暴挙に出る。
セラフィムを使って抵抗しようにも四皇との交戦には海軍本部の許可が不可欠であり、指揮官のヤマカジ中将含め残存海兵達は仲間が連れ去られるのを歯噛みしながら見ている事しかできない。
そこでコビーは黒ひげに対して「軍艦一隻と海兵800名」の身代わりとして自分の身柄を差し出す事を提案。
海軍の英雄であるコビーならその価値もあると踏んだ黒ひげはその申し出を承諾。
かくしてコビーは黒ひげ海賊団によって拉致され、新聞には生死不明の記事が載るのだった。

◇未来島エッグヘッド編(前半)

コビーは黒ひげ海賊団の本拠地、海賊島「ハチノス」へと連行される。
黒ひげはコビーの前で海賊島を世界政府加盟国にする壮大な目論見を豪語し、その為の政府との交渉材料としてコビーの身柄を手に入れた事を明かす。
それに対しコビーはいつでも首切りできる辞表提出済み部隊であるSWORD隊員の自分の為に政府も海軍も動かないと反論。
だが黒ひげは、英雄として世界的に名の売れた海兵であるコビーを見捨てては海軍も世間へのメンツが立たないと踏んでおり、交渉材料になり得ると判断する。

コビーは右足に巨大鉄球付きの足かせをはめられ、ハチノスの牢獄に監禁される。
そこへ、ハチノスに囚われていたゲッコー・モリアを救出するべく潜入してきたペローナが接触。
檻から解放する代わりに、コビーの奥の檻に囚われているモリアを解放する取引を持ち掛けられる。
海賊との取引に難色を示すコビーであったが背に腹は代えられないと応じ、牢獄からの脱獄に成功する。

だが、自分と同じように囚われていた元一般市民の捕虜や奴隷達を見捨てられなかったコビーは、彼らが逃げ延びる時間を稼ぐために敢えてその身を海賊達の目に晒して囮となる事を決断。
かくしてコビーは、外れぬ足かせを抱えたままハチノス中の海賊から追い回される事となる。
ちなみにここで海賊達の口から、コビーにはクロスギルドから5億ベリーという海軍大佐(本来1億ベリー相当)としては破格の額の賞金が懸けられている事が判明している。
ハチノスでは当時、黒ひげ当人はワノ国天上決戦後でワノ国から出航した最悪の世代を狙うべくウィナー島に赴いていたため不在であったが、留守を任されていたアバロ・ピサロ含め強大な実力を誇る幹部達がまだ何人も残留している状況。
島から脱出する足のアテすらないコビーの逃走劇には、もはや絶望的な未来しかないと思われたが…


おい海賊共ォ~~~!!!

お前ら誰を攫ったかわかっとるんか!!?

コビーは海軍の「未来」!!!

そして

わしの愛弟子じゃあ!!!


なんとコビーの恩師、モンキー・D・ガープがSWORD部隊を率いてハチノスを強襲したのである。
島へと上陸したガープは、かつての一番弟子クザン含む黒ひげ海賊団最高幹部達と交戦し、その絶大な戦闘力で圧倒。
その隙にヘルメッポ含むSWORDの同僚達と合流したコビーは、彼らの援護もあって奴隷たちの救助に成功する。
救助者を乗せた軍艦も海上へと離脱し、殿を務めていたガープとコビー含むSWORD部隊も撤退を開始。
だがその最中、奴隷のふりをした海賊に騙されたコビーをかばったガープが、透明人間シリュウから手痛い一撃を喰らい重傷を負ってしまう。
さらに復活したクザンの追撃も加わり、相討ちの形でガープもついに倒れる。
倒しても倒しても無数に湧き出てくる海賊達の包囲網にコビーやSWORD隊員が徐々に追い詰められていく中、海上の軍艦にもシマシマの実の能力で海賊島と一体化していたアバロ・ピサロの巨大な魔の手が迫る。
あまりに絶望的な状況に頭を抱えて慌てふためくコビーだったが、そんな彼にガープはなんと「アバロ・ピサロの巨大な腕の破壊」を命じる。
敵は愚か味方ですら無謀だと叫ぶ中、ガープから「判断はいつも一瞬」と活を入れられたコビーは無我夢中で駆けだす。


破壊する!! できなきゃみんな死ぬ!!
僕のせいで人が死ぬ!!!


親友ヘルメッポの捨て身の援護を受け、ピサロの山のように巨大な手と対峙したコビーは渾身の覇気を己の右腕にこめて殴りつける。


実直拳骨(オネスティインパクト)!!!


ガープの拳骨にも引けを取らないその凄まじい一撃はピサロの掌から肘まで貫通し粉々に粉砕
己の限界を超えた一撃を放った反動でコビーの腕はボロボロになってしまったものの、見事軍艦を護り切り、甲板へと無事降り立つのだった。
だが、ハチノスに1人残されたガープはもはや身動きできない状態で海賊達に包囲されてしまっていた。
ガープは最後の通信で自分に構わず全軍前進で島を離れるように命令。
ガープから「海軍の未来」を託されたコビー含む若き海兵達は、ハチノスを後にするのだった。

◇未来島エッグヘッド編(後半)

ハチノスより生還したコビーは、負傷の治療のため海軍GS総合病院へと入院。
療養中、SWORDの同僚達と共にDr.ベガパンクの全世界緊急配信を聞く事になる。
ベガパンクの口から次々と明かされる新事実の数々に、コビーは気を失いそうになるほど衝撃を受ける。
そしてその事実があってはならない大変な結論を導き出す事に戦慄するのだった。

全ての配信を聞き終わったコビーは、ルフィと初めて出会った時の事を思い出していた。
海賊王を目指す…すなわちひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を見つける夢を語ってくれたあの時。
ベガパンクの口より語られた「今、世界で何が起ころうとしているのか」、そして「ワンピースを見つける意味」とは…
すべてを理解したコビーは神妙な面持ちで、ある決意を口にする。


ルフィさん…僕は……

あなたの夢を 阻止しなくちゃ!!!


◆劇場版

『ONEPIECE FILM Z』にて初出演。
ガープやセンゴクからゼファーの過去について語られた。

ONE PIECE STAMPEDE』にも出演。
ヘルメッポと共に万博会場の海賊たちの鎮圧にあたる。
バスターコールが迫る中たしぎとともにスモーカーに付き従い島内に残ろうとするが、 スモーカーの意図を察したヒナによって撤退させられる。

ONE PIECE FILM RED』にも登場。
ウタの計画を阻止する為、ヘルメッポと共にウタのライブに潜入。
ウタの能力によりウタワールドに取り込まれてしまうが、「CP-0のブルーノ」「麦わらの一味」「ビッグ・マム海賊団」「ロッキーポート事件で関わりのあったロー」と共に共同戦線を結んだ。

トットムジカとの最終決戦では、共同戦線に入った総員の指揮にあたった。
勢力もバラバラでほぼ即興に近い集まりに対し、人員・能力・適性をその場で把握し、トットムジカとの戦闘陣形と一般人の安全確保のために全員に無駄なく的確な指示を与えて動かすという大活躍を見せた。

【実写版】

原作同様ルフィとはアルビダ海賊団の船で出逢い、その後はシェルズタウンで別れるのだが、なんとコビメッポ奮闘記のシナリオを取り入れた感じで出番が倍増。
ヘルメッポと共にガープ率いる追跡部隊の一員として、ルフィ達を追う事になる。

ガープからは早くから才能を見抜かれており、当初は意見の対立していたヘルメッポとも彼を助けたことから良い関係になる。
途中で七武海の存在を知り海軍の正義に疑問を持つも、最終的に自分の正義を貫くことを決めるようになった。
最後はルフィに手配書を渡して、互いの夢が叶うように健闘を讃え合い別れた。

シーズン2ではローグタウンを研修で訪れた際に、スモーカーとたしぎと出逢う。
ゾロに敗れたことで自分の信念の在り方に悩んでいた彼女に対し、「上官の命令も大事だけど自分の正義も大切にした方がいい」とアドバイスを贈った。

【余談】

◆ロッキーポート事件

上記の通り、コビーが世間で英雄としての名声を得る切っ掛けとなった事件であるが、実は未だに謎の多い事件である。
わかっているのはトラファルガー・ローが事件の首謀者であり、コビーは巻き込まれた市民を護ったということのみ。
さらに黒ひげが元ロックス海賊団船員の王直を倒しハチノスの元締めになったことが判明している。
また、バスコ・ショットがハチノスの町を火の海にしようとした際に、自身の能力でハチノスと同化しているアバロ・ピサロ曰く「ようやく修復が完了した」とのことから、ハチノスにある設備、施設である可能性が高い。
世界的な大事件であることは間違い無さそうなのだが、事件そのものについて作中で語られたことが無く、その全貌はまったくの不明だった。
2024年11月4日発売の週刊少年ジャンプ47号での尾田先生の一問一答で大まかな内容が明かされ、
ローは元々、ハチノスにあるロード歴史の本文を求めて密輸船に侵入。

実はローが侵入した船は密輸船と全く別の同じ国旗を掲げた巨大客船「ロッキーポート号」で、とある国王と要人が乗船。

客船及びハチノスはローとハチノスの海賊との戦闘で大パニック。

それぞれ別の目的でやって来ていたコビーと黒ひげが現れ、紆余曲折を経て一時的に共闘、海賊たちを撃破した。

なお尾田先生は「描くと長いので今後も描かないような気がする」とのこと。

事件の名称の元ネタは現実世界で1976年に起きた「ロッキード事件」の可能性が高いと思われる。
複数の国の政財界を巻き込んだ大規模汚職事件であり、確かに世界的な大事件ではあったのだが、人々が傷つき護られる類の事件では無い。

◆ヘルメッポとの関係

ヘルメッポとは初対面では敵として対峙、その後成り行きで一緒に海兵となって行動、ガープの弟子として鍛えられた間柄だが、世界徴兵を行ったように海軍の人員不足
という点を考慮しても僅か2年の間に雑用から12階級も昇進するというスピード出世、更には英雄として名を上げ、特殊部隊隊員としての顔も持っている。
ヘルメッポも若干劣るとはいえ10階級昇進するなどお互いとんでもないスピードで出世を遂げている。

当初ヘルメッポは父親の庇護がなくなり不貞腐れ、コビーも泣き虫から脱却できていないなど決して仲は良くなかったが、その後苦楽を共にしたことで信頼関係を構築。
ヘルメッポはコビーが先に昇進しても多少嫉妬することはあっても決して卑屈になることはなく、彼を支える相棒としてサポートに徹している。
対するコビーも地位や名誉に驕ることなく、ヘルメッポに対して強い信頼を寄せており変わらず気さくに接するなど良好な関係は続いている。

◆スピンオフ

『少年ジャンプ+』ではコビー…ではなく、顔がそっくり*7な日本の少年小日山くんを主人公としたギャグマンガ『コビー似の小日山~ウリふたつなぎの財宝~』が連載された。
連載中盤からは小日山くんあんまり出番無くなったけども。





追記・修正は海軍本部最高戦力になってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年03月22日 10:43

*1 作中で度々チビ扱いされるルフィより低い

*2 ルフィもコビーの事は認識しており、構っている暇の無い状況だったとはいえ殴り沈める時はつらそうな表情を浮かべている。

*3 この戦争における想定外の第三勢力である黒ひげ海賊団との戦いは、また別の話である。

*4 コビー自身の功績もあるが、頂上戦争で死亡した海兵の枠を埋めるため、全体的に階級が引き上げられた。

*5 一般的に将校とは少尉以上の階級を指すため最初の夢は叶ったことになる

*6 原作956話は、週刊少年ジャンプ掲載時は「少将」という超スピード出世だったが、95巻では元の「大佐」に訂正された。

*7 イケメンモードではなく初期の姿。