登録日:2013/06/10 Mon 11:53:37
更新日:2025/03/20 Thu 17:32:08
所要時間:約 6 分で読めます
あおいさん・・・・
僕だって忘れやしないさ
ポドリムスの事、そしてあおいさんの事・・・・
困ったときはいつでも呼んでくれよな。
ヒーローは必ず、行くからね。
チェイング!
悪! 裂!
"wing man !!"
「ウイングマン」とは、
週刊少年ジャンプで1983年から1985年まで連載された
桂正和のヒーロー漫画。アニメ版のタイトルは「夢戦士ウイングマン」。
2024年10月22日にはテレビ東京系の「ドラマチューズ!」枠にて
実写ドラマが放送中。
◇ストーリー
主人公の広野健太は変身ヒーローに憧れる普通の中学生。
そんな彼は帰宅途中、次元の裂け目から一人の美少女と一冊のノートが降って来るのを目撃する。
美少女の名前はあおいで、異次元世界『ポトリムス』から来たという。
そして彼女と一緒に降って来たノートこそ、願いを書き込むとそれが実現する『ドリムノート』だった。
健太はドリムノートに自分が考えた最強の変身ヒーローの姿を書き込み、変身能力を得る。
そのヒーローこそ、『ウイングマン』である!
かくして、ウイングマンに変身する少年、健太のヒーロー生活が始まったのであった!
◇登場キャラ
演者はそれぞれTVアニメ版/実写版。
広野健太/ウイングマン
主人公。ヒーローごっこが好きなヒーロー
オタクの中学生。
厨二病?直情的で思い込んだら一直線な性格だが、正義感は本物。
「チェイング!」のかけ声でウイングマンに変身。
あおいの故郷であるポドリムスを征服し、ドリムノートと三次元(地球)を狙っている独裁者・リメル一味と戦う。
運動神経もイマイチでまともに戦えなかったが、学校の新体操部で体の動かし方をマスターし、さらには筋トレで筋力を身につけ、ヒーローアクション部にスカウトされて仲額中のご当地ヒーロー『学園戦隊セイギマン』のセイギレッドとなるなど、徐々に一人前のヒーローとして成長していくなど、ヒーロー性は元から本物のそれだったであろうことが強くうかがえる。
あおいにほのかな恋心を持っている。かなりモテているが、超鈍感な朴念仁のため気づいていない。今で言う「ハーレム主人公」の原型とも言える。
堀川りょうの声優デビュー作にして主演作でもある。
変身時間は三次元世界では10分。(時間が過ぎないポドリムスでは無制限)
健太自身は自作スーツと同様の赤地に白のツートンカラーで思い描いていたが、ドリムノートにウイングマンのイラストを描く際、付属のドリムペンで体を塗り潰したせいか体色は黒地に青となった(後に、変身時間のリミットを知らせ、また新
必殺技「デルタエンド」に対応するため青→4分後黄→7分後赤と変化するように改良している)。
変身後は腰に施された「クロムレイバー」(後に刀身にエネルギーを放出する「バリアレイバー」に強化)という長剣を振るい、全身から放つ破壊光線「ファイナルビーム」と、その発展版で変身時間7分を過ぎると発動する「ブランチ」という二体の分身と共に放つ「デルタエンド」を
必殺技としていた。(発動条件が時間のためポドリムスではデルタエンドは使用不可となることが判明したので新装備ソーラーガーターの開発へと繋がった)
後に強化装甲「ウイングガーダー」、太陽光線を吸収し力に変えるウイングガーダーの強化版「ソーラーガーダー」、ソーラーガーダーの右手甲にクロムレイバーを装填し発動するレーザー剣「ヒートレイバー」、デスボールで動きを止めヒートレイバーで斬る必殺技「ヒートショック」など、強力な装備で戦う。
アニメ版ではソーラーガーターは登場せず、スピード形態のマッハチェイング(頭部および身体の各部に赤い模様が現れる。短距離のテレポート移動が可能)とパワー形態のパワーチェイング(目および身体の各部に黄色い模様が現れる。瞬間的な力の増強が可能)のオリジナル形態が存在する。
愛機は人型
ロボット・ウイナルドに変形するエア
バイク「ウイナア」。
アニメでは
ポピーからの横槍と当時の風潮の影響でウイナアはウイナルドに変形せず、某サイ○ロン号に似たオートバイ「ウイナアⅡ世」が登場、これがウイナルドに変形しウイングマンをサポートした。
実写版では本当にサイク□ン号に乗っていたであろう方が演じることになるとは…。
アオイ/夢あおい
CV:川浪葉子/演:加藤小夏
本作のヒロイン。青髪のベリーショートで勝気な性格。ボーイッシュ。ほとんどビキニな戦闘コスチュームがエロイ。
異次元ポドリムスから三次元である地球にやって来ており、ポドリムス人特有のディメンションパワーと呼ばれる
超能力を持つ。
願いを書き込むとそれが現実になる『ドリムノート』の開発者・ドクターラークの娘。
健太と同じ仲額中学校に転校してくるが、途中から本来の年齢(16歳)に合わせて仲額高校に編入した。
健太に淡い恋心を抱いているが、想いを中々口に出せないシャイな一面がある。
ドクターラーク
CV:はせさん治/
関智一
あおいの父親で、ドリムノートの生みの親。ボトリムス一の優秀な科学者。
原作ではリメルに幽閉されていたが、アニメでは反乱軍を率いてリメルと戦っていた。
ライエル編では三次元に来てあおいと暮らすようになり、盗んだ特撮ヒーローの着ぐるみを着て戦ったりしている。
小川美紅
CV:渡辺菜生子/演:菊地姫奈
健太のガールフレンドで、新体操部のエース。健太のヒーローに憧れる気持ちに理解を示す。
内気で愛くるしい外見とは裏腹に意思が強い。実は健太に想いを寄せている。
健太が本当にウイングマンだと知ると、健太とあおいを助けるためにドリムノートで変身ヒロイン化。以降はウイングマンと共に戦闘に加わるように。
後に『ウイングガールズ』を結成。
森本桃子
CV:山本百合子/演:上原あまね
幼馴染の健太の影響でヒーロー好き。ヒーローアクション部所属でアクションは得意。
『学園戦隊セイギマン』ではセイギピンクを務める。
そばかすがチャームポイントで、ピンク髪のセミロング。健太がウイングマンとして戦っている事を知ると、自分もウイングガールズのメンバーに加わった。
小学校時代、愛犬のあいしーを交通事故で死なせてしまった際、ひき逃げ犯に怒り立ち向かった健太と出会っている。そのため、一途に健太に想いを寄せている。
パンチラ要員。
美森くるみ
CV:堀江美都子
超人気アイドル。好奇心旺盛な性格と大人びた落ち着きを持ち、トップスターである事を鼻にかけない。
戦いに巻き込まれて健太がウイングマンの正体である事を知り、一生懸命応援している。
アイドルではなく一人の女性として健太に想いを寄せている。マスコミにウイングマンの正体を問われた時は「彼に危険が及ぶので」と無言を貫いた。
アニメにおける中の人はミッチー。
リロ/桜瀬りろ
CV:石澤美華
ドクターアンバランスに作り出されたゾウジンゲン(
人造人間)。歌声で人間を操る能力を持つ。
リメルの命令で健太の後輩として転入してくるが、卑怯な事が嫌いな性格でリメルを裏切ってウイングマンの味方になる。
自己中でわがままだが、あおいには懐いている。
アニメではボトリムス人という設定で、健太を助けるために全てのパワーを使い果たし、海外に去っていった。
布沢久美子
CV:中野聖子/演:片田陽依
仲額中新聞部所属で、スクープに情熱を燃やすメガネっ子。トラブルメイカー。
特ダネを求めて健太を追いかけている内に、本当にヒーローに変身できる事を知る。それをネタに自らも変身できるようにしてもらい、ウイングガールズ結成を提唱した。
その際には変身すると視力が良くなる設定にしてもらった。
ライエル編では一途に想い続ける女の子らしさを見せたが……
松岡ケイコ
CV:
島本須美/演:映美くらら
健太の担任。結婚願望が強い。ヒーローに夢中の健太に呆れており、口うるさく説教する。
アニメ版では毎回のように登場。新体操部の顧問。
北倉先生に想いを寄せるが……
リメル
CV:田中康郎/
大塚明夫
ポドリムスを支配する悪の独裁者。普通のボトリムス人だが、支配下に置いたポドリムス人からディメンションパワーを奪い、強大な力を操る。
ボトリムス人同様に三次元人を奴隷化させる事と、ドリムノートを奪う事を目的にしている。
原作では新装備のソーラーガーダーによって倒されたが、実は影武者で本物はドクターラークに化けてあおいに襲いかかるが、キータクラーと協力して今度こそ撃破され、奪ったディメンションパワーが解放されポドリムス人に戻った。
アニメ版ではボトリムスでの決戦で倒されたかに思われたが……魂がウイングマンに倒されたシードマンの怨念を吸収して『ゴーストリメル』として復活。最後は「ダブルデルタエンド」で撃破された。
キータクラー/北倉先生
CV:富山敬/演:
宮野真守
ウィングマンの
ライバル。リメルの片腕的存在で、鋭い爪の付いた3本指が特徴。
ウイングマンが初めて戦った敵で、打倒ウイングマンに執念を燃やす。
北倉先生として仲額中に潜入。自分に一目惚れした松岡先生を利用してドリムノートを奪おうとするが、松岡先生を愛している事を健太に見透かされ撤退。アニメでは松岡先生とのラブコメ回があったりする。
度重なる失態を犯しリメルによって独房に収監されてしまうが、実はウイングマンとの決着をつけるために、テレパシーで特撮の着ぐるみを操りひそかに健太をサポートしていた。(それでドクターラークが着ぐるみを着てサポートをした時にキータクラーと誤解されてしまう。)
リメルが倒された後は帝王ライエルに取り入る。
ライエルを倒したウイングマンに戦いを挑み、敗れる。復活したライエルに押されるウイングマンに勝機を作るために、ライエルに組みつき自分ごとウイングマンに攻撃させて最期を遂げた。
ナァス/斉藤辰夫
CV:
島田敏/演:橘春軌
あおいの元恋人。ポドリムス人でキータクラーの一番弟子。斉藤辰夫として学園に転校してくる。
リメルに取り入ろうとあおいを言葉巧みに誘惑し、ドリームノートを強奪しようとするが失敗。
原作ではウイングマン、アニメ版ではあおいの手で引導を渡される。
シャフト/黒須
CV:
塩沢兼人
ヒーローアクション部の新入部員で、『セイギマン』のセイギブラックにさせられた。
コウガブラックとは関係ない。
正体はめったに生まれない高等シードマンで、健太に近づくために仲額中生徒の黒津に憑依(アニメ版では黒津は仮の姿)。
キータクラーとは仲が悪く、手柄を横取りしようとした事も。
ドクター・アンバランス
CV:大竹宏
リメルに仕える科学者で、さまざまな怪人を生み出す。
実はドクターラークが助手用に造った「ゾウジンゲン」第1号。
帝王ライエル
CV:
GACKT(ドラマ版)
原作のみに登場。本作の
ラスボス。
リメルが倒された後、新たに出現した侵略者。征服した惑星を宝石にしてコレクションしている。
地球の美しさに目をつけ、邪魔な地球人を一掃しようと戦闘員を送り込む。
巨大化したウイングマンに倒されるが、それは自身が搭乗する巨大
ロボットに過ぎなかった。
ウイングマンとキータクラーの決戦の直後に姿を現すが……
ドクター・ヴィム
原作のみに登場。ライエルの右腕の美女で、科学者ながら肉体派。
かなりの男嫌い。数々の失態によってライエルからクビにされてしまう。
戦いの中で健太に惹かれていき、最期はライエルを裏切って戦艦で特攻する。
キータクラーとの闘いに決着が着いたその瞬間、生きていたライエルによってあおいは撃たれてしまう。
キータクラーの犠牲によりライエルを撃破するが、あおいは死亡してしまう………
死亡したあおいを生き返らせるため、健太はドリムノートに記されたウイングマンの事をすべて消した。
そしてノートいっぱいに、『あおいさんは生き返る』と埋め尽くした瞬間、時間が巻き戻り、健太はウイングマンだったころの記憶と時間を完全に失う。
あおいの記憶とともに・・・。
そしてウイングマンとして活躍していた時間が「無かった」ことになり全てリセットされた。
そう、全てが夢だったのかのように………
最後にあおいは健太にキスをし、健太は普段どおりの日常に戻るのであった。
◇アニメ主題歌
OP:「異次元ラブストーリー」歌.ポプラ
ED:「Wing love」歌.山中のりまさ
◇ドラマ版主題歌
OP:「chang【e】」BLUE ENCOUNT
ED:「yoin」Nowlu
追記・修正はドリムノートにお願いします。
- あー。懐かしい。 何か、現代のラノベとかにはリスペクトしてるっぽいのあるかも -- 名無しさん (2014-08-28 10:11:37)
- ……あれ?ライエル編は? -- 名無しさん (2014-08-28 10:23:10)
- 当時Dノートは「ドリームノート」で「デスノート」ではなかった夢の無い時代になったな。 -- 名無しさん (2014-08-28 12:09:21)
- ↑ああ。成る程。そう言う視点もあるのか。 -- 名無しさん (2014-08-28 12:10:56)
- なんか、この項目でみくが無視されていて腹立たしい! -- 名無しさん (2014-08-28 12:13:54)
- 結局キータクラーのそっくりさんはそれっきり忘れ去られたな。 -- 名無しさん (2014-08-28 17:07:09)
- ガンバルガーのヤミノリウスと亜依子先生の関係ってキータクラーと松岡先生が元ネタなのかな?北倉先生の正体を知り改心を迫る松岡先生から逃げ回るキータクラーか…ww -- 名無しさん (2015-11-16 16:28:03)
- これの連載終了後、グァンダーとかレモンとか打ち切りが続いた桂氏だが、前述の二作品は私の中では大好きな漫画。 -- 名無しさん (2015-11-16 19:31:02)
- ヴァンダーはウイングマンと違うヒーローを模索して迷走しちゃったし、レモンは別路線に移った結果、勝手が違いすぎてやはり迷走してしまった。だがその経験が電影少女やI''sを生むんだからやはり必要な挫折だったのだなと思うよ。 -- 名無しさん (2015-11-16 20:25:45)
- グァンダーでなくてヴァンダーですぜ。でも、ライエル編アニメ化してほしかったなぁ。ソーラーガーダーとかヒートショックとかかっこよかったのに。 -- 名無しさん (2015-11-16 20:28:47)
- シャドウレディは全3巻で打ち切りに近い結末だったしDNA2も全5巻で最後打ち切りエンドだったがアニメ化されたな -- 名無しさん (2015-11-16 20:33:15)
- 続編のラノベ一話書いてみたけど、なんか萌えアニメっぽくなってしもたw ところで最終回のあれは、ただ記憶が失われただけなのかな? それとも、ウイングマンとして戦った事実が因果律改変でなくなってしまったのか…… -- 名無しさん (2016-08-04 17:33:52)
- アオイさんはドラゴンボールのブルマなみにエロかったな。その影響か青い髪のキャラみただけでハッとしてしまうようになってしまったよ。 -- 名無しさん (2016-08-04 18:06:35)
- 当時知らないけどヒロイン信者争いひどそう(桂作品はだいたいそんなもんだろうが) -- 名無しさん (2017-01-09 08:03:54)
- ↑12 デスノートが始まった当初『昔、ドリムノートという上位互換品があってな……』とちょっと話題になったな -- 名無しさん (2017-01-09 08:41:10)
- youtubeで3話くらいまで配信されてたけど大体アオイちゃんのコスチューム破かれててワロタ(そしてお世話になった) -- 名無しさん (2019-10-15 18:57:46)
- 桂先生がウイングマンのデザインしたのはなんと高校生の頃。凄すぎる。胸にWを模した意匠をあしらっている……が意外なことに、後のI"sの女子制服襟元にもWの字(湾田高のW)が受け継がれていたりする -- 名無しさん (2022-05-17 08:43:03)
- 実写版面白いね 桂先生が監修してるだけあって衣装の出来が良いしストーリーの再現度も高い -- 名無しさん (2024-10-26 15:26:08)
- うっかり「ウィングマン」って書くと警察に連れて行かれるって聞いた -- 名無しさん (2024-10-30 19:39:32)
- ドリムノートがデスノートの上位互換って上に書いてるけど、ドリムノートでは人が直接殺せてないんだよな……あれ原作でも理由が書かれなかったけど何だったんだろう(ドラマは「最初に書いたこと関連以外は書けない」って制限ついた) -- 名無しさん (2024-11-06 11:02:00)
- 少年ジャンプの優しいノートがドリムノート、邪悪なノートがデスノート -- 名無しさん (2024-11-06 12:32:23)
- ↑しかも月は北倉先生になった。 -- 名無しさん (2024-11-15 07:23:22)
- ↑✕3 ドリムノートは夢を実現させるためのものであって殺人は基本的に夢とは見なさないからじゃないかな?しかもその夢の実現も必ず何かしらの代償を伴うわけで、○○が死ぬと書いたことが実現したとしても○○と書いた奴が事故死とか代償払わされると思う。あおいの蘇生も結果的には実現はしたが直接的な蘇生ではなく時系列的に1巻の冒頭まで時間が巻き戻されるということになったし。 -- 名無しさん (2024-12-08 12:51:14)
- 長い間、「作者がマシリトや田舎者呼ばわりされてる漫画」としか知らなかった -- 名無しさん (2024-12-08 19:10:57)
- 実写版は今は叩かれそうなお色気シーンをなくし戦闘とヒーローらしさを強めた作品だったな…最後はほぼ原作通り切なかったけど… -- 名無しさん (2024-12-30 20:14:17)
最終更新:2025年03月20日 17:32