登録日:2010/08/06(金) 03:16:20
更新日:2024/11/16 Sat 14:28:37
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18歳の青年で、階級は大尉。
まだ10代にして、自身の名を冠するMS部隊「ドレル大隊」の指揮官を務めており、
自身は指揮官機である
ベルガ・ダラスに乗り込む。
紫がかったブロンドヘア。わりとクセ毛でワカメ。右の前髪がややボリューミーで、時折右目が隠れる。
背が低い事をかなり気にしている(190㎝の長身の
ザビーネは仕方ないが、実は172㎝の
シーブックより低い165㎝)。
どこぞの
ワカメとは違い、足りない才能を努力で補う秀才タイプ。
MS大部隊の指揮官という、若さに見合わぬ階級・地位も、自身の実力で上り詰めたものだという。
カロッゾの長男で亡くなったカロッゾの先妻の子である(なので作中描写や設定記述は無いが「ドレル・ビゲンゾン」だった時代も有るのだろう)為
ベラの1歳違いの異母兄である(この辺りもコンプレックス)が、
天才型の妹・ベラに「嫉妬」などの下等な感情抱く事ははこれっぽちもなく、逆に、高い才能を持つ妹の成長を楽しみにしている描写すらある。
実力で任命されただけに指揮官としての能力も高く、祖父の(血は繋がってないが)マイッツァーの信頼も厚い。
本編では、その祖父のマイッツァーの命令により、フロンティアサイドに進攻して
ベラ・ロナの回収を行った。
その後もフロンティアサイド制圧にあたっていたが、功を焦り命令違反を犯してレジスタンスと戦闘し、
シーブックが乗り込んだ
ガンダムF91と
ヘビーガン24番機(
ビルギット機)に部下を三機撃墜され、生き残りの部下を率いて撤退した。
言ってしまえばシーブック及びF91の
噛ませ犬のようなポジションだが、部下三人を喪ったことを受けてそれを「自分の傲慢」とみなし即座に「撤退命令」を下し、
部隊の被害を最小限に抑えた上、自身も特に被害を受けなかったため、劇中では最後まで生き残った。
なお、MSパイロットとしての技量は高く、小説版では
ニュータイプとしての素質があるのではないかと囁かれる描写があった。
また、ザビーネを
ライバル視しているが敵対視はしておらずあくまで同じ組織内で腕を競う相手として見ている。
ベルガシリーズ最初期のベルガ・ダラスで、ベルガ・ギロスや
ビギナ・ギナとタイマンはれるぐらいの凄腕。
一部の資料において、乗機としてXM-07B ビギナ・ギナⅡが用意されていた、とある。
つまり彼がこの機体に乗っていればフロンティアサイド制圧を成し遂げていたかもしれない…。
【機動戦士ガンダムF91 プリクエル】
この作品でも妹のベラに期待を寄せる兄として描かれており、ビギナ・ギナの試作タイプをアンナマリーに
テストさせていた。
一方、フロンティアサイド侵攻計画でサウザンスジュピターからヘリウム3を奪うと説明された際には怒りを露わにし、説明していたジレを黙らせ父に問い詰めるという面も見せた。
体面上奪うだけで実際には裏取引があることを説明されて落ち着いたが、若さ故かそれとも本来の気質なのか卑怯なことは嫌いらしい。
また、幼少期のドレルも登場しており、後のデナンタイプの試作型と思しき機体を乗り回してブッホ社員を困らせていた。この頃からMSの扱いが上手かった模様。
F91の後日談を描く
漫画作品だが、
登場しない。
漫画を担当した
長谷川裕一先生が、原作者である
富野由悠季監督との打ち合わせでドレルがどうなったか尋ねたところ、
「気にしなくていいよ。忘れて」と返されたという。
富野監督の初期案では、小説版F91で初登場したシェリンドン・ロナと男女の関係にあるとしており、
件のシェリンドンももっと物語にガッツリ絡んでくる予定だったのだが、結局はやや目立つチョイ役程度に落ち着くこととなり、ドレルとの関係もなくなった。
…まぁその初期案でも、「ドレルは出てこない」ということだけは確定していたのだが。
なおよく勘違いされがちだが先述の通りドレルはカロッゾがロナ家に入る前の先妻との子なので実はロナ家との血縁関係は無い。
あくまで家系系譜上はシェリンドンとの関係は「従兄妹同士」にはなるが実際の血縁関係は無いので
インセストタブー的な問題は少なかったりする。
【SDガンダム外伝】
公子ドレルとして搭乗。CV:
騎士ガンダム
ネオジオン族ロナ家の嫡男で、妹ベラ(セシリー)を悪どく尋問する。要するに悪役。
聖機兵ガンレックスの発掘作業を担当していたがなんやかんやあって敵の手に落ち、同行していた
邪騎士バウがやられた事もあり彼を担いで撤退した。
その後の出番は無い。フェードアウト癖はSDガンダムでも変わらなかったようだ。
第2次スーパーロボット大戦αでは条件を満たせばあの
ハマーン様の手引きで仲間になってくれる。
ネオジオンと木星帝国のやり口について行けなくてクロスボーン・バンガードを離脱させようとしたら逆にジレとザビーネに叩き出されたという微妙な情けなさも漂うが
ステータスは高めだが
ニュータイプではない為か、余り強くないと思われがち……。
あえて言うなら特殊技能「指揮官」と
精神コマンド「加速」を両立しているのは便利。
また格闘も射撃もこなせるのでクスハ編以外なら
クロスボーン・ガンダムX2に乗せるのも良い。
なお、過激思想は捨てたものの貴族主義自体は捨てたわけではないと明言されているので若干先行き不透明な面も見受けられる。そして
EDでは全く登場せず安定のフェードアウト。
ただ、ザビーネとの決着に向かうキンケドゥを「もしもの時は私がザビーネを何とかするから心置きなく戦え」と送り出すなどちょっと義兄っぽい姿を見せる事も。
しかし、ハマーンを仲間にしないルートでは最後までシャア達に付き合い
戦死する。原作じゃ死んでないのに…。
そして
第3次αではハマーン拒絶が正史なので
死亡確定。カワイソス。
ふん…こんな項目の追記・修正なんてたやすいもの!
- 地味だな。すげー地味 -- 名無しさん (2013-07-23 20:54:04)
- 予定通りF91がテレビアニメになってりゃこいつも掘り下げられたんだろうが……不遇だ -- 名無しさん (2013-07-23 21:01:35)
- マイッツァーとドレルはその後どうなったんだろう? -- 名無しさん (2013-07-23 22:47:44)
- ↑クロスボーンガンダムを描く際に富野さんがこいつの存在を忘れてた、という話を聞いたことがある。どちらにせよ、最後までクロスボーンバンガードとして戦って死んだと思われる。……掘り起こしてほしいな -- 名無しさん (2014-03-09 15:24:00)
- 地味なんだけど、ロナ家で確実に一番マトモな人。シーブックからしたら将来のお義兄さんである -- 名無しさん (2014-04-01 19:48:50)
- UCのアンジェロに似ているんだが・・・子孫? -- 名無しさん (2014-04-01 21:26:02)
- というか存在悪れ去られているだけじゃあ・・・・ -- 名無しさん (2014-04-01 22:55:15)
- クロスボーン以前でシ―ブックがザビーネと何度か交戦してるからドレルとも戦ってるはず・・・? -- 名無しさん (2014-04-02 01:13:17)
- 草尾さんがその後ガンダムに出たのはWのノインの部下の悪ガキのアレックスとかいうチョイ役だけってのが悲しい。 -- 名無しさん (2014-08-13 02:54:32)
- ↑GジェネFで「Dガンダム」のダリーの声やってる。台詞は一つ、二つくらいだが -- 名無しさん (2014-08-13 03:26:39)
- そろそろF91とクロスボーンの間の空白の10年間を描いてもいいと思うんだけどなあ -- 名無しさん (2014-08-13 09:00:29)
- ニルファだと妹が年上になったうえにタッチまで変わってるというアレな光景が拝めるな -- 名無しさん (2014-08-13 09:35:58)
- 後のトランクスルーである -- 名無しさん (2014-08-13 09:44:36)
- 当時の人気声優が演じていてヒロインの腹違いの兄でという主人公の強敵かと思ったら・・・という不遇なポジション。禿からも忘れられていたのがきつい。 -- 名無しさん (2014-08-13 11:09:17)
- カロッゾのつれ子でロナ家に入ったが、親父は死亡、母ちゃん行方不明、妹はシーブックの元へ走り反コスモ貴族主義に
どんまいドレル(笑) -- 名無しさん (2014-12-11 01:06:33)
- ↑7アレックスはカツやってた難波さんだぞ。草尾さんはその相方のミュラー…豪華だな -- 名無しさん (2015-10-01 17:07:06)
- クロスボーン無印の単行本に、はっきりと消息不明ってかかれてたぞ。 -- 名無しさん (2016-04-19 18:24:51)
- ↑×4 山ちゃんのギュネイもそうだがまだブレイク前だしTVまでの続編が無くなるまではむしろ抜擢の部類であった -- 名無しさん (2017-03-06 19:57:35)
- F91の頃のまともなザビーネと共に、良識派の正統ライバルとして活躍する姿を見たかったキャラ。拗らせてキチ化するのと存在そのものを葬り去られるのとじゃどっちのがマシだったのだろう… -- 名無しさん (2019-03-24 09:04:15)
- ロリコン疑惑が発生した人 -- 名無しさん (2019-11-02 14:41:12)
- コードギアスのクロヴィスもそうだったが、何故か見ていてガルマ・ザビを連想した人も多い筈。 -- 名無しさん (2019-11-02 15:20:39)
- 小説版だとナディアの子供の設定だったりするが特に何が変わる訳でも無い -- 名無しさん (2021-04-17 11:50:07)
- 愛機のベルガダラスはグレイトバトルⅡの最初のボスなので知ってる人は多そう -- 名無しさん (2021-04-17 14:20:09)
- お禿様も気にしなくていい忘れてじゃなく、どうでもいいから自由にやっていいよくらいにしてくれれば出番あったかもしれないのに… -- 名無しさん (2021-10-09 22:51:17)
- ベラ、否セシリーの貴族主義否定演説から始まったコスモ・バビロニアの瓦解と関係者の去就についてはいずれダムAでクロボン前史と称して連載は確実かと -- 名無しさん (2021-10-10 00:11:21)
- ↑むしろF91~クロボンの「空白の十年」がクロボン完結後なんで二十年以上一度も描かれなかったんだろうね…… -- 名無しさん (2021-10-20 23:34:53)
- 少なくとも「ちゃんと実力でMS隊長を任せられている」らしいが、「カロッゾの実子ではありロナ姓を名乗る権利はあるが、実はコスモ・バビロニアの総指導者であるマイッツァーとの血縁はない」って組織内じゃさりげなく気まずい立場だったんじゃないだろうか……?おまけにF91本編後はカロッゾの凶行でセシリー共々「虐殺者の実子」の汚名を被る羽目になってるし…… -- 名無しさん (2022-11-13 08:54:42)
- ある意味ミネバ二世。活かさず殺さずであるからそ価値がある。 -- 名無しさん (2024-11-16 14:28:37)
最終更新:2024年11月16日 14:28