シャドームーン

登録日:2009/07/23(木) 22:27:13
更新日:2020/05/23 Sat 11:48:56
所要時間:約 18 分で読めます






「ハッハッハ……仮面ライダー、いやブラックサン!私と戦い、キングストーンを渡すのだ!」



仮面ライダーBLACK』の登場人物。
ショッカーライダーのような偽物ではなく、主人公と全くの同質・同格の戦士としての「悪の仮面ライダー」の開祖とも呼べる存在であり、
ダークライダーが当然になった近年においても抜きんでた存在感を放つキャラクター。

主人公・南光太郎の親友・秋月信彦が暗黒結社ゴルゴムの手によって改造された姿であり、
ゴルゴムの後継者たる宿命を背負う「もう一人の世紀王」。
ライダー最強の宿敵として南光太郎の前に立ちはだかる、キングストーンの片割れ、「月の石」を体内に持つ
銀色の戦士。サブタイトル等では「地獄王子」、「影の王子」等の異称もある。

ゴルゴムの支配者・創世王から「太陽の石」を授かった
世紀王ブラックサン(=仮面ライダーBLACK)と対になる存在であり、
この二人を戦い合わせ、勝った方が次期創世王となる。

改造される前の記憶はあるが、秋月信彦としての人格は失われてしまっており、
世紀王の宿命に従い、ブラックサンを抹殺せんと襲い掛かる。
変身機能は創世王に操作されており、仮面ライダーBLACKのように自分の意思で変身解除して信彦の姿に戻ることは不可能であるが第47話において、一度だけ創世王が強制的に信彦の姿に戻したことがある。


後の平成のダークライダーと違い仮面ライダーを自称したことは一度も無いが、
商品展開・登録の都合で「仮面ライダーシャドームーン」という名称表記が使われる事も多数。
一応ソフビ人形シリーズではシャドームーン名義で販売されている。



◇主な能力


身長:197・4cm
体重:90kg
ジャンプ力:40m
水中での活動時間:60分

※物理攻撃のスペックに関する正確な数値は不明だが、リ・イマジ版に限った話では
パンチ力5t、キック力7tとされている。

BLACKの強化皮膚・リプラスフォーム以上の硬度を誇る強化皮膚シルバーガードを全身に纏い、
視覚的にはBLACKの黒い部分と銀の部分が丁度逆転したような配色となっている。

両肘の強化装具エルボートリガー、両足の強化装具レッグトリガーは、パンチやキックの効果を上げる働きがあり、
エルボートリガーは高速振動によって接触した物体を破砕し、相手を切り裂く武器としても使用可能である。
レッグトリガーはその稼働ギミックから歩くたびに飛蝗の脚のようなパーツが立ち上がることで
「カショッ…カショッ…」と特徴的な足音が鳴り、シャドームーンというキャラクターの象徴として
聴覚的な印象(ダース・ヴェイダーの呼吸音みたいな感じ)を強く与える物となっている。放送当時は視聴者達のトラウマになる程恐れられていた。
一方でアクションの邪魔になることから、アクションシーンではレッグトリガーがついていない場合も*1
出し入れ自在なのだろうか…?

緑色の複眼マイティアイは、BLACKのマルチアイの能力に加え、透視能力を備えている。
RXで復活を遂げた際は、RXの戦闘を観察することで無敵に無敵を重ねたようなRXのフォームチェンジの短所を見抜き、
そのうえで戦術を組み立てるなど敵の戦力を分析する機能も見せている。

また、神出鬼没の瞬間移動や幽体化しての憑依→人格の乗っ取り、太陽を覆い隠して東京全域を闇に閉ざす天候操作、
果ては外伝的作品においては巨大化*2や分身、タイムワープ*3など、
キングストーンに由来する多彩かつ強大な超能力をも使いこなし、その戦闘力はBLACKやRXと同等以上である。
…ただし、BLACK本編に限れば戦闘経験の蓄積で仮面ライダーBLACKに迫られている感もあり、
正面切っての勝負ではさほど圧倒的な有利を見せたわけでもなかった。



◇主な技


シャドーパンチ
赤熱したエネルギーを拳に集中させて放つパンチ。拳大のエネルギー弾のみを遠間の敵に撃ち込むこともできる。

シャドーキック
シャドームーン版ライダーキック。フォームは両脚を揃えて放つ跳び蹴り。発動時は緑色の閃光に足が包まれる。
既に特訓で強化済みだったBLACKのライダーキックと互角以上の威力を持つが、
その一方で自身への負担も軽くは無く、深いダメージを受けた最終決戦時においては
光のエフェクトの無い不発のものとなってしまっていた。

シャドーフラッシュ
シャドームーン版キングストーンフラッシュ。何でもありなのはBLACKと同様だが、
BLACKが窮地から脱するために用いるのに対し、シャドームーンは積極的な攻撃手段としても利用する。
死した怪人を亡霊怪人として復活させたり、バトルホッパーの制御を奪うなど、正しい意味でチート。

シャドービーム
キングストーンのエネルギーを掌から緑色の稲妻のようにして広域放射するシャドームーンの得意技。
照射された地面が赤熱化し大爆発を起こす程の威力がある。
あのバイオライダーにまともなダメージを与えたのもこの技。



◇使用武器


サタンサーベル
ゴルゴムに伝わる最強にして唯一の魔剣。金の柄と細身の紅く透き通った刀身が特徴。
代々の世紀王にしか使いこなすことはできない*4
高位の怪人であるビルゲニアを盾ごと両断して一刀の下に葬り去り、
世紀王であるBLACK、シャドームーンに等しく致命傷を与え、
バリアで身を守る創世王を貫いて完全に討ち果たす
…など「BLACK世界におけるジョーカー」ともいえる滅びのシンボル。

単純な斬撃のみならず、刀身同様の紅いエネルギー刃を飛ばしたり稲妻状のエネルギー帯で相手を拘束して振り回すなどの技も使える。
力以外に信じるものを持たないシャドームーンの孤独さの象徴でもあり、最終決戦では手放した剣を握らせてくれるよう
BLACKに懇願し、「それがなくては心細くて地獄にもいけん…」と呟く弱気な一面も見せた*5
同じ世紀王であるBLACKも使用可能だが、ゴルゴムを壊滅させたのち光太郎の手によって放棄。虚空にて光の粒子に解け、消滅した。


シャドーセイバー
『RX』で復活した際に編み出したシャドームーンの新必殺武器。両肘のエルボートリガーを合わせることで生成する
長短二振りの両刃剣で、シャドームーンはこれを攻守に使い分けた二刀流スタイルで戦う。
黒と銀の柄にサタンサーベルを思わせる赤く透明な刀身を持ち、
鍔元にはRXのリボルケイン同様、緑色のタイフーン状の意匠がある。
サタンサーベルと比べると純粋な武器に徹した使い方をされており、一振りで岩をも両断する切れ味を誇る。 



◇誕生秘話


もともとは、ブラックサンと同様の改造手術を行われたバッタの改造人間となるはずであった。
しかし、信彦の父・秋月総一郎の謀反によって脳改造の段階で手術が妨害され、光太郎が脱走した際に負傷。
物語前半は延々と生命維持カプセルの中で不完全なバッタ男*6の状態で休眠を余儀なくされる。
その間、生命エネルギーが枯渇して衰弱死しかかるなど三神官の肝を冷やす事態が頻発。
さらに世紀王として名乗りを上げる剣聖ビルゲニアの登場にも立場を脅かされる。

創世王自身も、シャドームーンが満足いく後継者として完成を見なければ、
ビルゲニアを世紀王の代役に立てることも考えており、シャドームーンの復活を待ちながらも
ビルゲニアが王の証たるサタンサーベルを使用することを黙認するなど、
次期創世王の器同士を両天秤にかけていた。

そして、三神官の力の源であるパワーストーンの石のエネルギーを注ぎ込まれることで完全復活を遂げる。
このような経緯ゆえにBLACKに比べてメカニカルな意匠が多い本編におけるシャドームーンの姿は
イレギュラーな強化フォームだともいえる。



◇BLACKにて


ビルゲニアを倒した後、光太郎の前に姿を現し、宣戦布告。
これまで、社会の影から隠然としたパワーを揮っていたゴルゴムの存在を公とし、
大規模な破壊活動を伴う侵略に打って出るようになった。
実戦では非力さが目立った三神官もシャドームーンが分け与えた力により、凶暴性を増した大怪人に変化した。

シャドームーンはゴルゴム怪人を指揮しながらも劇場版第2作目ではBLACKと直接対決を展開。
BLACKがロードセクターを亡霊世界に封印されたことに動揺していたこともあってか、BLACKを圧倒するが、
BLACKがロードセクターを奪還すると、戦闘を中断して撤退した。

BLACKの手で怪人と作戦を潰されていきながらも、気付けば、日本そのものがゴルゴムの手中に落ち、
多くの国民が諸外国に亡命したことで街はゴーストタウン化。
数少ない生き残りはヒャッハーとなってゴルゴムに媚を売る完全な世紀末状態となってしまった。

ついに、信彦を助け出すという未練を断ち切り、シャドームーンを己の手で斃すことを決心したBLACKと対決。
実戦経験の差から劣勢になったところを、創生王の手で一時的に信彦の姿に戻され、
それにより生じた隙を衝いて、BLACKを倒した。

BLACKからキングストーンを奪おうとするが、今度は逆にBLACKが光太郎の姿に一時的に戻ったことに動揺して撤退。
直後、BLACKの遺体は谷へ転落した後、海に消えていった。

その後、クジラ怪人の手で復活したBLACKと戦い、バトルホッパーを奪って、BLACKを追い詰めるものの、
正気に戻ったバトルホッパーの特攻で重傷を負い、キック合戦で敗北した。
「それがないと心細くて地獄にもいけん…」と降参した振りをしてでもBLACKを倒そうと、サタンサーベルを取り返すが、もはや不意打ちでもBLACKを突く力もなく、

「ブラックサン、俺は死ぬ。だが、勝ったなどと思うな。お前は一生苦しむ事になるんだ。親友を…この、信彦を、抹殺したんだからな。一生後悔して生きていくんだ。ふはははは… 俺こそ、次期創世王だ!」

という恨み言を残して力尽きた。長い戦いと散々の犠牲の末やっと倒したと思ったらこの言葉で、光太郎(と視聴者)に強烈なトラウマを刻み付けた。

だが、BLACKが創生王を倒すために、サタンサーベルを召喚した際、シャドームーンはサタンサーベルを手放し、
創世王の最期と共に崩壊するゴルゴム神殿の中に消えていく際には、光太郎の名を呟いていた。
僅かながらに信彦の心が蘇ったのかもしれない…

登場は実に3クールに突入してから、とライバルキャラの癖に異常に遅い。
ぶっちゃけ、ビルゲニアの方がライバルとしてはそれっぽいイベントに恵まれていたくらいである。
しかし、その圧倒的な強さと立ち位置、秀逸なデザインから視聴者には悪のライダーとして強い印象を与え、
2014年度ライダー怪人総選挙では実に1位の座に輝いている。



◇RXにて


ゴルゴム戦役から約半年後、続編「仮面ライダーBLACK RX」においてまさかの復活を果たす。
サタンサーベルがないから心細くてあの世に行けなかったのかとか言わない
当時RXが戦っていたクライシス帝国の前線指揮官、ジャーク将軍と会見した時には
全身にサビが浮いた亡霊のようなたたずまいであり、口調もドスが利いてすさんだ雰囲気を増している。
此度の復活は「打倒仮面ライダー」という強い執念のなせる業であるが、同時にゴルゴムの世紀王としての
過去の記憶一切を失っている。次期創世王への野心という指針を喪失したことで前作のような複雑な狡猾さがすっぽりと抜け落ち、
「正々堂々の勝負でライダーを倒す」というシンプルな行動原理のみが残る武人的なキャラクターに性質が変化した。
光太郎のこともBLACK時代の「ブラックサン」という呼び方はせず、「仮面ライダーBLACK RX」と律儀に呼んでいる。

近年悪の大ボスとして再利用される機会の多いシャドームーンではあるが、RX以外はどうでもいいというスタンスが悪役には不向きだからか、
RX版の人格をベースにしたキャラ付けをされることはあまりない。

RXとの初戦は事前にRXの戦闘能力をスキャンし、
RXだけでなく怪力無比のロボライダーを羽交い絞めにして動きを封じ、
バイオライダーのゲル化をシャドービームの広域放射で周囲を焼き払うことで完封など
スペック差やブランクをまるで感じさせない異常な強さを見せて追い詰めたが、
余所者のシャドームーンに手柄を渡さじとしたクライシス帝国の隊長連が横槍を入れたせいでトドメには至らず。
この際、光太郎からはその圧倒的な強さから「単身でクライシス帝国に並ぶ強敵」と認識されている。

第27話ではサタンサーベルに代わる新たな武器、シャドーセイバーの二刀流を駆使し再戦。
激闘の末、RXのリボルケインを再度キングストーンに受けたことで敗北を認める。
そして生ある限り何度でもライダーに勝負を挑むことを宣言しつつ、既に個人的に突き止めていたクライシスの卑劣な計画の全貌をRXに伝え、
その阻止を任せた上で自身はクライシスに人質にされた子供達を救い、力尽きた。
ゴルゴム時代からは考えられない共闘を経て、光太郎に抱き抱えられたその亡骸は人間・信彦の姿に戻っていた。
光太郎の当初の目的であった「信彦を救う」という使命は、ある意味ここで成し遂げられたのかもしれない……。
なおRX時点で信彦役だった堀内孝仁が俳優を引退しているため別人が担当している。

何の伏線もない唐突な登場であり、無闇なテコ入れとして当時は批判的に受け取られがちだったが、
正統派ライバル然とした高潔な一騎打ちやRXを認めたうえで改心、最期に人間の心を取り戻したラストから
この回を以て仮面ライダーBLACK真の最終回であると再評価する向きも後年になって増えてきている。



◇萬画版


Blackと同じ黒いバッタ人間であり、シャドームーンと呼称されることはない。
光太郎がゴルゴム基地から脱出した際の爆発に紛れて同じように脱出したと語り秋月家に帰還する。
当初は光太郎と協力関係にあったが、実は接触した時点で既に世界の王となる欲望に負けてしまっており、
奈良で変身した際に光太郎への殺意をむき出しにした。
ゴルゴムの計画により光太郎とネパールで戦わされそうになるが、阻止される。
トランシルヴァニアでは光太郎と共闘したが、光太郎が姿を消してから戻ってくるまでの7年間の間に魔王として、世界支配の陰謀を巡らす。
1999年の御台場でBlackと対峙し、賢者の石の力をぶつけ合いに敗れ、
首から下を吹き飛ばされて敗北するが「俺が死ねばお前が世界の王になる」と言い残して海に沈んだ。
怪人による支配後も生かそうとしていたTV版とは異なり、杏子の死には全く心を動かしておらず、
脳改造に関係なく人の心を捨ててしまったという一層救えないキャラクターとして描かれている。



◇客演


その圧倒的な存在感ゆえ、完全な死亡が確認されている現在においてもパラレルワールド設定を持ち込むことで
花形悪役としてゲームや映画、ヒーローショーに客演するケースが後を絶たない。
いずれも世界観が異なるため本編の秋月信彦とは完全に別人である。
ただし、ワールドとレッツゴーでは本編と同じくてらそままさき氏が声優を担当している。


◆映画『仮面ライダーワールド』
また復活して怪人軍団を率いるも仮面ライダーZO仮面ライダーJに敗れる。巨大化までしたのに。
明らかに本編のシャドームーンよりも弱い。

「お前も巨大化できるのか、世紀王の戦いにふさわしい」


◆『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
「ディケイドの世界」で門矢士の妹・小夜を世話していた執事・月影ノブヒコが変身。
オリジナルと異なり、「「創世王」を名乗る。
また歴代のシャドームーンで初めて“変身カット”が作られた。

士に「世界の崩壊を食い止めるには全ての仮面ライダーを戦い合わせ、最強の一人を決めるしかない」と進言、
全パラレルワールドを巻き込んでの大規模なライダーバトルを開催させる。

その後、記憶を取り戻し大ショッカー
大首領の座に返り咲いた士から光 夏海小野寺ユウスケといった旅の仲間達を引き離す。

しかし、裏では自分を置き去りにして自由に世界を渡り歩く士に怨みを募らせていた小夜の心の闇を煽って共謀、
士を第首領の座から追い落とそうと企む陰険な策略家であり、謀反によって大ショッカーの頂点に立つラスボスになった。
彼の言いなりになっていた小夜は改心して士の下に帰ってしまうが、
それがどうしたと言わんばかりにライジングアルメットになったクウガとディケイドを追い詰める凄まじい強さを発揮。

が、突如(番組の宣伝に)現れた仮面ライダーWにコテンパンにされ、
大ショッカーの城に張り付けになってしまい、最後はJを除くオールライダーのライダーキックにより、
崩壊する大ショッカーの城と運命を共にした。

特撮同人でお馴染み藤沢真行先生の公式漫画版ではRXと絡むなど、やや原作を意識した立ち回りを見せている。
最終的にキングダークと融合するが、ジャンボディケイドに倒された。その際不吉な言葉を残す。

「わすれるな…光ある所にかならず闇はあることを…」


ちなみに月影ノブヒコを演じた大浦龍宇一氏は、
この役が決まった際に『BLACK』、『RX』、『仮面ライダーワールド』を見て動きを研究し、
さらにフィギュアをネットで見たりソフビを実際に購入したりして、ノブヒコの立ち方や動きに反映させたらしい。

なお、この映画でのシャドームーンのスーツアクターは「次郎さん」こと岡元次郎氏。
『BLACK』や『RX』では主役の中に入っていた彼が今度はかつてのライバルの中に入るとは、なんとも不思議な巡り合わせである。


オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
この作品においては1号~オーズまでの全仮面ライダーが一本の歴史で繋がった海賊戦隊ゴーカイジャー的な歴史観の中に
BLACKやRXの戦いも含まれているという設定。このオールライダー史観ともいうべき世界設定は以降もお祭り映画で多用されることとなる。
シャドームーンは大神官ダロムと共に暗黒結社ゴルゴム代表として歴代悪の組織同様にショッカーと大同団結。
ただ、同盟を募るショッカー大首領主催の会議ではすべてをダロムに任せて自分は特に発言はしなかった。

声は原作と同じてらそま氏(キンタロスと兼任)で、世界観的に信彦のみが改造されたと受け取れなくもない…が、何故かディケイドと戦っていた。
恐らくオリジナルの宿敵がいないディケイドの措置だろうが、BLACK世代からの評価は低い。
非常に扱いが悪く、他の幹部たちと違って死亡描写も無いため生死不明。
更に、後のシリーズの悪のライダーだった連中が仲間としてどさくさにまぎれて決戦に参加しているのに
シャドームーンはショッカー扱いだったりと、何かと不遇な感が拭えない。
そもそもコイツの存在が逆説的にBLACKの存在を証明しているように見えるが、その辺の考察は映画の項目参照。


◆漫画『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』
マーダー帝国の再生幹部として登場。ただし、黒幕が創世王という事もあって、ゴッド将軍の指揮下で本拠地のマーダー惑星を守る他の組織の幹部達とは別に復活させられる。
砂漠の星でサンドスネークを操ってRXと戦うも、図らずも助け合う事になった。
その後はマーダー惑星でもRXと戦うが、アマゾンの活躍で思うようにいかない事を創世王に罵られ、怒って創世王を串刺しにし、RXに勝機を与えてしまう。
マーダー帝国崩壊後は再戦を誓って去った。


さらにある作品ではその昔、アイドルの追っかけをしていたことが判明。
その熱狂ぶりは凄まじく、入院した病院にまで行っている(無論退院する時だが)。



◇立体化


S.H.Figuartsでは商品化希望キャラクター第1位を見事獲得し、フィギュア化された。
サタンサーベルとシャドーセイバーの双方が付属しているため、BLACKとRXのどちらと並べても違和感が無い上、
造形的にも非常に出来が良くファンなら絶対に欲しい逸品である。

また、独特のアレンジを利かせることに定評のあるバンダイのハイターゲットフィギュアS.I.C.シリーズでは
BLACK・RXの次に同一素体を流用したコンパーチブル商品として発売。
BLACKのリペイントに当たるバッタ男からシャドームーンへの換装が可能である。
スマートな雰囲気のTV版と比較すると拘束具に見立てた外殻に大剣のようにアレンジされたサタンサーベルと
かなりマッシヴな雰囲気が増しており、悪の貴公子然としたシャドームーンを期待していたファンからは微妙という評価もある。
シャドーセイバーは付属していない。



◇その他


オリジナル後日談であるジオラマ小説HERO SAGA -After 0-』では、
RXをリペイントした白銀のボディ緑の複眼を持ったアナザーRX
そして真紅のボディ太陽ふたつのキングストーンを両方ベルトに収めた
創世王となったシャドームーンを思わせるデザインのアナザーシャドームーンが登場。
多くのファンの妄想するIFを直撃した作例から大いに話題を呼んだ。

光太郎の前に現れたアナザーシャドームーンの正体は信彦の遺体を乗っ取って復活した創世王。
同作品では代々の創世王というのは実はすべて同一人物であり、世紀王を戦わせるのは後継者の選出のためではなく、
強靭な肉体を持った『器』を選定したうえで創世王がそれを乗っ取り延命することを目的としていた
という驚愕の真実が明らかにされた(あくまでこの小説独自の解釈であり、原作もそうというわけではない)。


なお、2012年以降の公式イベントではの装甲を真紅に染め上げた「レッドシャドームーン」が登場。この小説の設定が一部逆輸入された形となる。

このレッドシャドームーンは後にゲーム『仮面ライダーバトライド・ウォー創生』の最終ボスとしても登場。
『HERO SAGA』とは逆に自らを取り込もうとした創世王の力を逆に乗っ取ることで復活を遂げたIFの歴史の存在という設定になっている。
その影響で身長も約10m程度に巨大化しており、どことなく仮面ライダーアークを思わせる。

記憶を喪失したRX時代のシャドームーンとは正反対に本来持っていた野心がさらに増大した悪の覇王ともいうべき性格で描かれ、
仮面ライダーBLACK(光太郎本人)と対峙しても信彦としてはおろか、ライバル視するそぶりすら見せず
「この力があればもはやブラックサンのキングストーンなど必要ない」という結論にすら至っている。
自身の分身である緑色の影のようなシャドームーン軍団をあらゆる時代に送り込み、全ての仮面ライダーを抹殺したうえで
全宇宙を支配せんともくろむが・・・


仮面ライダーバトル ガンバライド』に7弾から参戦。
7-025LRは悪役としては4-017LR 王蛇に続く2枚目のLRとなる。
コウゲキは600と高水準。ヒッサツもコウゲキ共々ライダースキルで上乗せされ、ボウギョも相性が3振りされている。
ただしタイリョクだけは他のカードに頼るしかないのが弱みである。
が、シャドームーンの真価は8-053SRで発揮される。

8弾では順当にSR降格。
前弾で課題だった体力への補正も手に入れ、総合力に長けたカードとなった。
特に攻撃ベスパ後衛として不動の地位を築いており、撲殺デッキの弱点になりがちな守備補強と攻撃強化を両立してくれる。

レッドシャドームーンもカード化されている。


「ブラックサン…この貴様の項目を必ず追記・修正する!」

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