ナツミショック

登録日:2010/11/15 Mon 09:17:29
更新日:2025/02/24 Mon 12:35:12
所要時間:約 4 分で読めます






「う~~観覧車観覧車」
今観覧車を求めて全力疾走している僕は各地のジムに通うごく一般的なポケモントレーナー。
強いて違うところをあげるとすれば♂のポケモンに興味があるってとこかナ……名前はトウヤ。
そんなわけで帰り道にある街の観覧車にやって来たのだ。
ふと見ると観覧車の前に一人の山男が立っていた。
そう思っていると突然その男は僕が見ている目の前でベルトのモンスターボールをはずしはじめたのだ……



ナツミショックとは、『ポケモンBW』の観覧車イベントの一種である。

男主人公でのみ立ち会える。

いわゆる黒い任天堂もとい黒いゲーフリ。


まずは観覧車イベントの項目を見てもらうとして、様々な女の子と観覧車に乗れるこのイベントはエロゲも顔負けな展開が多く、これだけでも十分プレイヤーを驚かせ、虜にさせた。

そんな訳でいつも通りのハーレムを味わいにこの真夏の熱い中今日も観覧車へ向かう男達。
そして、そこにいたのは……。

らーらーらー それは

らーらーらー それは……




や・ま・お・と・こ!





「いやぁ、そこの少年! 毎日ムシムシ暑いな!!」
「こんなイケない夏を満喫しない訳にはいかないよ!! な?」


待っていたのは女の子でもお姉さんでも幼女でもない、ただのやまおとこ


そして、歴代ポケモンシリーズ史上最悪の悪夢及び、地獄へのカウントダウンが始まる…。




「そこでだ! ボクと一緒に観覧車に付き合わないか!」
「勿論タダとは言わないぞ! ボク自慢のポケモンで少年をもんであげよう!!」




  はい
→いいえ


一つ忠告しよう。ここで止めておけ。

誤ってポケモンバトルに突入すればもはや逃げ道はない。

因みに手持ちポケモンガントル1匹のみ。
春から大分時間が立つので大して苦戦はしないはず。こっちとしては苦戦したいのだが……
なおこのガントルは何故かでかいきんのたまを持っているが、あまり深く考えてはいけない。どろぼうを使えば金稼ぎにはなるため、夏はうってつけの稼ぎ時である。後述するイベントさえ我慢できるメンタルを持っていれば、だが。

勝負後、主人公のポケモンを逞しくご立派と称える。

そして……、



(※観覧車内)
オオウ……ムシムシとしてて、まるでサウナだな少年!

アアア 熱いなァ…… 少年の肌を汗がつたっているぞ……。


暑いではなく熱い。もう既に公式が病気な発言満載だが、とうとうこのやまおとこは最後に、


「ところでだ……少年……、恋人とかいないのか?」




と発言。もはや決定事項です。本当にありがとうございました。

降りた後も……、



シャツと肌を張り付ける汗が二人が過ごしたあの時間を物語ってしまうな少年!
これでボクらの仲は一層進展してしまったわけだ!
ボクら二人の夏休みはいつまでも終わらないな!

では、また会おう! 少年。


こうしてこの「やまおとこのナツミ」は、プレイヤーにポケモン史上最悪の悪夢を植え付けた。
そしてこれは通称「ナツミショック」として、まるで第二次ポケモンショックの様に語りつがれる事となった。子供(特に男児が)トラウマになるだろ……


因みに女主人公の場合夏は普通のエリートトレーナー(男、名前はナツキ)であり、実は高所恐怖症なのにも関わらず乗るのを「修行」と言い張るツンデレである。
ムサいナツミとは逆に、腐女子及び女性プレイヤーに人気は高い。
同性相手もウェイトレスのアキラさんとのガールズトークである。

やっぱり女尊男卑なのこのゲームは?

そして一方秋に会えるOLのお姉さんのチアキさんは「浄化の秋」として中和役としての立場と人気を獲得した。




そして、なんと『ポケスぺ』にブラックの初バトルの相手として出演。
本人の話によると20年間一度もリーグに出場できず、1番道路で勝てそうなトレーナーと対戦してきたとのこと。

ブラックに敗れたときに引退しようとしたが、手持ちであるモンメンが弱点であるを克服する自主トレを見て引退を撤回。
リーグ出場を目指し、旅に出る。

しかし、今年もジムバッジをすべて集めることができなかったため、リーグを観戦していた。
プラズマ団がリーグを襲撃したときにブラックが今まで出会ったトレーナーと共に、彼を助太刀する。
以上のように、『ポケスペ』におけるナツミは本編のものと全く違うとして描かれている。まさか作者も被害者だったためにこういう風に設定変更を入れたのだろうか……



そんな訳でマイナーチェンジでは元通りになるのか? 再起不能に出来るのか? 
それともまさか……と、期待はピークに高まった。

そして……。




この初めての体験はポケモンバトルでは知ることのなかった絶望感を僕にもたらした。あまりに激しい黒いゲーフリに技を出しきると同時に僕のやる気は公園の名物の観覧車の中であっけなく果ててしまった。


【→2回目以降はいを選択してしまった場合】



そうか! そうかあ! 少年!
これでまた2人の関係大きく進展してしまうな!

じゃあまずはあいさつ代わりにポケモンイッパツやっとくか!


こうして少年は二度目以降の行為に及んでいく……




【→2回目以降いいえを選択した場合】



何だ! 何だよお! 少年! ノリが悪いじゃないか!
二人で過ごしたあの時間を忘れたわけじゃないだろ? な?
ボクら二人のサマーに来年があるとは限らないんだぞ! な?

ボクは暫くここにいるから考え直して来て欲しいなっ!




BW2



「なにイ?今度は女の子ォ?お前俺をゲーフリの黒歴史とまちがえてんじゃねえのか!?」
プレイヤー「しーましェーン!!」
「しょうがねえなあ。いいよ、いいよ。俺が待機しといてやるからこのまま来ちまえ。異性でやりまくるのもいいかもしれないしな!」

奴が帰ってきてしまった!

主人公を女の子にした場合、秋に出会える。
これは、前作で地獄を見た人が女の子を選ぶことで地獄を回避しようとした巧妙な罠である。
前作で女の子にして地獄を回避したから罠とか関係ない?知らんな

女主人公に、あの暑い夏を思い泣きながら乙女全開で失恋告白をされる。
秋は失恋の季節ともいうが、まさか「アキ」の付かないナツミに当てはめようとはだれが予想しただろうか

「好きだよって……ウソだったんだ! ……じゃなかったんだ……グスン……グスン……」

そして話しかけた時の様子から女には興味が無いようにも見え、主人公♀にはクールな口調だった。
しかし2回目以降は打ち解けて口調も優しくなり、彼女の事をマブダチと呼んでいる。

そして、エナツショックという類似現象……もとい類似イベントが起こる。
ナツミに引き続き、また男主人公で夏に起こる

もっともこちらは外見が良いため、むしろ喜ぶ人達もいるとか…。



第6世代では……】


その後発売された第6世代こと『ポケモンXY』ではシャラシティのとある男性からこんな話が聞ける。

知り合いに観覧車好き
やまおとこがいるんだが……。
恋が成就したらしい…………。

幸い名前は出ていないのでさすがに彼だとは信じたくないが、まぁいずれにせよXYとBWの時間帯はほぼ同じ*1なので、前述した通り後のBW2にて振られる事となる訳なのだが。

ちなみに、XYの公式攻略本には「BW2を女の子の主人公でプレイすると失恋したやまおとこに出会えた」と書いてある。
この情報からして「どんな女性なんだろう?」とか、「美人さんかな?」とか想像しがちだが、BWで地獄を見た男性プレイヤー達からはこんな想像はできないだろう。

……まあ、これをどう捉えるかはお任せします。



ORAS

直接的には登場しない。
ただし今回のホラースポット「シーキンセツ」に「モーレツ! 世界のやまおとこ!」と言う雑誌が落ちている。
そして彼のアッー!的なポジションはアクア団幹部の一人であるウシオに引き継がれた。
どんだけ引っ張る気だ。



【こぼれ話】

2017年8月11日に各地方から代表的なやまおとこが集結した「やまおとこ総選挙」……とやらが行われた。
結果は惜しくも1位のやまおとこと僅差で敗れ2位に終わった。
ちなみに、1位はアローラ地方のやまおとこ、ダイチである。
……うん。相手が悪かった。



……とこんなわけで僕の初めての夏の観覧車バトルはクソミソな結果に終わったのでした……


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最終更新:2025年02月24日 12:35

*1 プラズマ団がイッシュで活動していることがモブトレーナーから明かされている