観覧車イベント(ポケモン)

登録日:2010/09/20(月) 15:17:23
更新日:2023/07/06 Thu 11:58:14
所要時間:約 5 分で読めます





観覧車イベントとは、ポケットモンスター ブラック・ホワイト(以下BW)で起こるサブイベントのことである。

BWにおける四つ目のポケモンジム・ライモンジムは遊園地の施設内にあり、ジム内部にもジェットコースターが仕掛けとして設置されているのだが、
ここでジムリーダーを倒して外に出た後、同じ遊園地エリアの観覧車前を訪れた時、そのイベントは発生する。

季節は春、それまで誰もいなかった観覧車前に、女性キャラが立っているのである。彼女に話しかけると勝負を挑まれ、バトルすることになる。
ミニスカートの「ミハル」という彼女が繰り出してくるポケモンは新ポケモン・ゴチム(エスパー・LV25)のみで、
貰える賞金も数百円と、戦闘自体は楽勝の上に旨味もないのだが、問題はその後。

なんと彼女に誘われ、一緒に観覧車に乗ることになる。

一緒に観覧車に乗ることになる

大事なことなので二回言いました。

戦闘に勝利し、ひと息ついたところで「今からさ わたしと 一緒に 観覧車 乗りましょ!」と誘われるのだ。
因みにこれは強制であり、乗らないという選択肢はない(断る奴もいないだろうが)。


そして二人で観覧車に乗り、ゴンドラが動き始める。
最初は余裕を見せていたミハルは、観覧車が上がり始めるとどんどん弱気になっていき、

「怖いよお…… 高いよお……」

等と言い出す始末。


そして極めつけはゴンドラの高度が一番高くなった時のこの台詞。

「あ ダメ…… もう 限界…… こっち…… そばにきて…… ね?」


どう見てもエロゲです本当に(ry


そう、実はミハルちゃんは高所恐怖症だったのだ。
一度でいいから観覧車に乗ってみたい、でも友達と一緒に乗って怖がるのも嫌だ……と困っていたところに主人公が通りかかったのだ、
と観覧車から降りた後で説明してくれる。

怖がりながら観覧車に乗っている彼女は本当に可愛い。
因みにこの会話の時、プレイヤーネームを呼んでくれます。

そして「また 一緒に 観覧車 乗ろうね!」というミハルちゃんの一言でこのイベントは終了となり、主人公は次なる目的地を目指して旅を再開することになる。



















――しかし。
日付が変わった後に再び遊園地を訪れてミハルに話しかけると、もう一度観覧車イベントが発生する。
今回も使用ポケモン・勝利時の賞金は同じだが、ミハルちゃんの台詞に多少変更が加えられている。
その最たるものが、観覧車を降りた後のミハルちゃんの一言。


「うう…… やっぱり怖かった……」

「でも 何か……」

「わたし ○○くんと一緒だと 怖くても……」

「っていうより ○○くんの 前で 怖がってること 自体を 結構 楽しんでたりして……」


どう見ても(ry

デレる、というより新しい性癖に目覚めかけているような気がするが、可愛いんだからよしとしよう。


このイベント、ゲーム内の季節や主人公の性別によって一緒に観覧車に乗る相手が変化している。
ミハルが登場するのは主人公・男、季節・春の時である。

以下、それぞれのパターン


【BW】
主人公・男の場合

春・ミニスカートのミハル(ゴチム)
伝説の幕開け。いたって普通の女の子。
高い所が苦手であり、頂上付近に到達すると寄り添ってくる。
観覧車イベントって恋愛ゲーモチーフのニヤニヤイベントだと思っていた。
そう、あの夏が来るまでは…

夏・やまおとこナツミ(ガントル)
ゲーフリ暴走の産物。みんなのトラウマ
こちらを見るなりやけにハイテンションで接し出し、ひと夏の思い出を求めて観覧車で待機している。
観覧車に乗っている時にサウナみたいだと言ったり、恋人がいるかどうかを聞いてくる。
ちなみにナツミのガントルは「でかいきんのたま」を持っている。
おーおー

秋・OLのチアキ(チラーミィ)
「降りるまででいいから…… このまま お願い……」
恋愛トラウマ持ち。
精神的には重い展開のはずなのだが物理心理共に重い夏に比べれば余裕で軽い。
むしろ夏のトラウマを癒してくれる清涼剤ポジ。

冬・園児のフユカ(ユニラン)
「おにいちゃん おひざのうえ のっても いーい?」
賞金は後述するフユタとは雲泥のs……(文字がかすれて読めない)
園児なので無論健全。持ってるポケモンで邪推するような奴ははかいこうせん。

え? 夏の相手がおかしいって?
気にするな、一人称が「ボク」のやまおとこなんて会いに行かなきゃいいんだよ。


主人公・女の場合

春・ダンサーのハルオ(ダルマッカ)
マジチャラ男。暇している独り身である。
ライモンシティにはカップルが少ないらしい。多分ジムリーダーのせいで相手への理想が高すぎるんだろう。

夏・エリートトレーナーのナツキ(ココロモリ)
「手……つないでいいですか」
一見エリート意識バリバリのオレ様キャラと思いきや実は高所恐怖症でヘタレ。
そのツンデレめいた言動から女性人気も高い。
エリートトレーナーらしく、他の観覧車トレーナーより手持ちのレベルが高い。

秋・ウエートレスのアキラ(クルマユ)
素直クールな女性。男性っぽい名前だが女性。
残念ながら彼氏持ち。しかしその彼氏はどうやら浮気しているらしく…?
主人公とは普通に同性友達になる。 普通じゃない同性友達(男主人公の夏に出てくる奴)の話はするな。

冬・おぼっちゃまのフユタ(ハトーボー)
病弱セレブ。賞金も8人の中でトップ。
病弱なのに冬の寒空の中立たされるとか鬼畜過ぎる。
しかもあまりに寒そうにしていたせいか、トウコが暖房着を掛けてあげる描写があるのだが、
トウコは全主人公キャラの中で屈指の軽装である一体何を掛けてあげたのだろうか



そして発売翌年の5/1、ポケモンスマッシュにてついに馬場隊員による紹介が行われたのだが…
場の空気がとてつもない勢いで悪くなる大惨事となってしまった。ってかミハルでこれならナツミ紹介してたらどうなってたんだろ。

結論。このイベントは賞金的な意味でもイベント的な意味でも女尊男卑。



【BW2】
BW2でもちゃんと健在。
しかしBWが余りにも余り過ぎた為か恋愛ゲーっぽい空気はかなり薄くなった。
…と言いたいが逆に「これは恋愛絡みではない」という台詞が多く逆の意味で意識させてしまう。
前作から3年経っているせいなのか観覧車に乗ると老朽化による軋む音が聞こえてくるように。


◆男主人公の場合

春・ミニスカートのハツハル(レパルダス)
花粉症のヤンキーのあばレパルダス。ギャルキャラ味が強い。
タマゲタケ先輩って誰だよ……。
余り脈はない上に「フェチ」という言葉を子供たちに教えてしまった。
普段の口調はヤンキーだが頂上付近で観覧車が軋む音が聞こえると、
「キャーッ! もうダメッ! 壊れるッ!! パパ!! ママ!! 助けてー!!」
と叫ぶあたりやはり彼女もかわいい女の子である。
誰だ?いやらしい事を想像した人は?

夏・ほいくしのエナツ(クルマユ)
今回のナツミ枠。見た目は女性だが実は男性
ただ男の娘好きからは評価する声も。
男の娘の面が強いが会話内容が現実にもありがちなブラックな内容があったりと考えさせられる部分も。
何もかもがネタなナツミとは違うのだよ

秋・OLのチアキ(チラーミィ)
前作から続投。
今作ではちょっと成長している。
また、結婚したのかおなかの中には新しい命が。有り得ないと思うがまさかトウ…

冬・おとなのおねえさんのマフユ(モココ)
誰かに命を狙われているらしいが厨二病疑惑アリ。
こんなんでもBW2男主人公で一番の脈ありである。
季節の観覧車イベントで唯一のBW初出ではないポケモンを繰り出してくる。


◆女主人公の場合

春・ダンサーのハルオ(ダルマッカ)
前作から続投。トウコの事をマジ懐かしんでいる。
2年前は暇だったがトウコのおかげでやる気が生まれ、ポケモンたちとダンスチームを組んでいるらしい。

夏・ビジネスマンのヒロナツ(ハトーボー)
観覧車の運営会社の社員。色々ブラックな発言や描写が多い正統派。
「密室で二人きりはまずい」「フツーに考えるとナンパっぽいし気持悪いよな」と口は悪いが良識人。
「キミはもうちょっと世の中は疑って生きた方がいいよ」というのは名セリフである。
夏も過ぎたしヒロナツも常識人だしもうトラウマ要素なんてないだろう、そう思っていた。
まさか秋にアイツがいようとは…

秋・やまおとこのナツミ(ガントル)
回避したと思ったらまさかの……。
しかもBWの時と比べて明らかに様子がおかしい。
勿論主人公は女なので特に何の進展もない。おかしい事は何も言ってない。
どうやら夏に出会った好きな人に「好き」だと言われたのにこっぴどく振られたようで観覧車に乗っている間ずっと傷心のまま泣き続けている。有り得ないと思うがまさかトウ…
その代わりに2回以上観覧車に乗るとソウルで繋がるマブダチになってくれる。
というか、これだったらビジネスマンをヒロアキにして季節を入れ換えてもよかったのでは。
失恋の季節だから秋にした、と言えばそれまでだが…

冬・ギタリストのフユミ(ホイーガ)
衝撃の秋が過ぎた後に観覧車にいたのはルー語を話す女性だった。
密室でギターをかき鳴らすんじゃねぇ。しかも十八番がよりにもよって演歌
その後何と清純派アイドルとしてスカウトされるが、条件としてその独特の口調と時代遅れの音楽を辞めるように言われている。
せっかくのチャンスを逃さないように努力しているが、主人公と二人きりの場合は本当の姿を見せたいという切ない渇望を見せる。キマシタワー。
BW2女主人公で一番脈あるの彼女である。

結論。賞金的な意味でもイベント的な意味でも前作より格差は減ったが、やはり女尊男卑。
そして恩人扱いのトウコと比べて秋のせいで風評被害が酷すぎるトウヤェ…

また、殿堂入り後は曜日によってバトル無しでライバルやベルチェレンNと乗れる。
他にも、ルリ/テツイベントの舞台もここ。


ちなみに季節の4人全員と乗るとメダルが貰える。




「今からさ わたしと 一緒に 追記・修正 しましょ!」

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最終更新:2023年07月06日 11:58