登録日:2011/09/26 Mon 21:52:45
更新日:2025/09/24 Wed 00:44:47
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《
紫炎の影武者》とは
遊戯王OCGのカードである。
六武衆と極めて深い関わりを持つカテゴリである「紫炎」に属する。
《紫炎の影武者》
効果モンスター
星2/
地属性/
戦士族/攻 800/守 400
このカードが召喚に成功した時、自分のフィールドに表側表示で存在する「紫炎」、または「六武衆」と名のつくカード1枚につきこのカードに武士道カウンターを1つ乗せる。
このカードをリリースすることでこのカードに乗っていた武士道カウンターの数以下のレベルを持つ「紫炎」、または「六武衆」と名のつくモンスターカード1枚を墓地から選択して手札に加える。
概要
召喚された時に自身に武士道カウンターを乗せる誘発効果と、カウンターが乗った自身をリリースすることで、墓地の「紫炎」または「六武衆」モンスターをサルベージする起動効果を持つ。
一見すると便利に見えるが、よく見ると微妙である。
1.召喚権が必要
特殊召喚ではカウンターを乗せられないため、召喚権が求められるのだが、そうなると【六武衆】の持ち味である展開力を活かしにくくなる。
特に
「六武衆」ではないことがネックで、場に「六武衆」がいるだけで手札から特殊召喚できる《
真六武衆-キザン》などを出せない。
また、サルベージは起動効果なので、《
激流葬》などでの着地狩りや、効果の無効化によるカウンターの除去には無力。
もっとも、サルベージ効果は最序盤の展開においては役に立ちにくいもの。
展開の途中にリソースを回復し、以降の盤面を固める助けになれば役目を果たしたと言えるが、特殊召喚ではカウンターが乗らないせいで、そんな普通の使い方も少し難しい。
また、2ターン目以降に使うことを考えた場合、別の問題が浮上する。
2.活かすには他のカードも必要
サルベージできるモンスターの幅、即ちこのカードに乗せられるカウンターの数は、場の「紫炎」「六武衆」カードの数で決まる。
つまり、展開しきった盤面を崩されれば扱いが難しくなり、大して損害がなければ召喚する必要性自体が薄れる。
自身も「紫炎」カードなので、他にカードがなくともカウンターは1つ乗るが、その場合、サルベージできるのは《紫炎の寄子》と《影六武衆-フウマ》のみ。
どちらも自身を特殊召喚する効果を持たず、単体では展開が伸びないカードなので、サルベージしたところで恩恵は少ない。
また、カウンターを大量に乗せようとしても、そこまでの準備ができるなら
S召喚や
L召喚などで強力なモンスターを出した方が、後の展開もやりやすいだろう。
3.《戦士の生還》の存在
単純にして致命的な欠点。
戦士族モンスター1体をサルベージするシンプルな通常魔法だが、レベルの制限などは一切ない。
戦士族統一テーマである六武衆において、カード1枚の消費でモンスター1体をサルベージするならこちらでも十分事足りると言えるだろう。
これらの点から、サルベージ効果を期待するプレイヤーはほとんどいなかった。
とはいえ、場合によっては大量に武士道カウンターを乗せられるので、
《六武の門》のサポートとして使う方法がとられていた。
しかし《六武の門》が
制限カードになったため、再び出番を失った。
追記・修正よろ
* *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
《紫炎の影武者》
通常モンスター
星2/地属性/戦士族/攻 800/守 400
シエンに仕える影武者。
鋭い切れ味の名刀を持つ。
通常モンスター
真の概要
《紫炎の影武者》は遊戯王OCGのカードである。
登場は最初期も最初期、遊戯王OCG初の商品である「
Vol.1」。
彼は当時から《
青眼の白龍》などの影に隠れて、既に見向きもされない微妙な
バニラカードの一枚に過ぎなかった。
このまま、何もなく終わると誰もが思った……いや、このカードについて考える人すらいなかっただろう。
しかしVol.1発売から6年余りが経った
第4期半ば、《シエンの間者》という通常魔法が登場。
古参のプレイヤーは「そういえば昔、《紫炎の影武者》っていたなあ」と思い返した。
その半年後、ついに君主である《天下人 紫炎》、その更に1年後の
第5期には
六武衆と《大将軍 紫炎》が登場。
第7期には
真六武衆の登場により、「紫炎」(と密接な関係にある「六武衆」)は第7期環境最強のカテゴリーとなった。
たった一人の影武者の水面下での努力が実ったと言えよう。
まあ、彼の出番が増えたとかそういうことは全然無いんですけどね!
おまけに、このカードの英語版は
例によって"Shien"のカテゴリから漏れているというオチまでついている。
そのため、言語によって扱いの差が生じないよう、「紫炎」をサポートする効果は
全て「「紫炎」効果モンスター」という指定がなされている。
一応レベル2のバニラの中では攻撃力がやや高め(6位タイ)なのだが、同じレベル2・地属性・戦士族のバニラには攻守共に上回る《ドローン》がいる。
《ブラック・ガーデン》との相性が良いことを活かせなければ、こちらを採用するメリットは特にない。
バニラサポートに長けた
原石と共に【六武衆】に組み込もうにも、六武衆名称のバニラには《六武衆の侍従》がいる。
あちらは《
六武衆の荒行》との併用で後続をリクルートすることもでき、こちらが勝るポイントを見出すのは難しい。
そもそも「六武衆」でも「「紫炎」効果モンスター」でもない以上、【六武衆】にねじ込んだところで、受けられるサポートは少ないのだが……
でも、まあ、【六武衆】に彼を入れてあげて、昔を思い出すのもたまにはいいんじゃない?
え、どうせなら事実上のリメイクである《六武衆の影-紫炎》を入れるって?
アニメでの活躍
デュエルモンスターズの第一話は
武藤遊戯と
城之内がカードで遊ぶところから始まる。
遊戯「さあ、じょうのうちくんのターンだよ。(棒)」
城之内「よっし、これで、バトル!」
このとき、城之内が出したキャードこそが《紫炎の影武者》である。
遊戯王シリーズは彼無くしては始まらなかったに違いない。
おそらく、
パラドックスも彼が最終目標だったのだと考えられる。
- 攻撃力が無駄に高いんだよなぁ -- 名無しさん (2013-11-23 13:44:08)
- 嘘記事なのにしょっぺえ・・・・・・ -- 名無しさん (2013-11-29 06:18:40)
- なんという現実味のある嘘記事 -- 名無しさん (2013-11-29 08:28:50)
- だから遊戯王8の城之内のデッキに入ってたのか。。 -- 名無しさん (2025-09-23 12:39:17)
最終更新:2025年09月24日 00:44