獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー

登録日:2011/12/07(水) 22:46:11
更新日:2018/03/30 Fri 21:14:11
所要時間:約 12 分で読めます






世界の平和を護り、人々の為に戦ってきたスーパー戦隊。

スーパー戦隊に、輝ける二つのチームあり!

一つ!
燃え立つ激気は正義の証、
獣拳戦隊ゲキレンジャー!!


一つ!
果てなき冒険スピリッツ、
轟轟戦隊ボウケンジャー!!

出会うはずの無かった戦士たちが、
今思わぬ形でまみえ、変わる!


激気(ゲキ)×冒険(ボウケン)スピリッツで立ち向かえ!



2008年3月14日にリリースされたVシネマで、スーパー戦隊VSシリーズの第14作。
次回作「炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」が急遽劇場版となり、以後「新春スーパー戦隊まつり」が定着されたため、今作がVシネマ最後のスーパー戦隊VSシリーズにあたる。
今作では拳法家のゲキレンジャー、秘宝探索のプロフェッショナルのボウケンジャーが共闘。
それぞれの分野を活かしたストーリーが光る。
Vシネマオリジナルの敵もプレシャスと拳法を軸にしたクロスオーバーならではの魅力を持っている。

OPのタイトルバックも復活。
例のナレーションと共に中の人がスーツと共にポーズを決める。
監督は竹本昇、脚本は荒川稔久。

時系列に関しては、ゲキチョッパーが登場していることから、修業その28以降であり、
臨獣殿をマクが仕切っているわけではないことから、修業その36の間に起きた話と思われる。


【ストーリー】

ゴーゴーボイジャーで宇宙のプレシャス探索に向かった明石とさくら。
未知の惑星でプレシャス反応を探知した二人はそこに向かうが、アクセルスーツを纏い宇宙に出たさくらが謎の遺跡から発する光を浴びて……

一方、地球ではダークシャドウの風のシズカがスクラッチ社内で厳重に保管されていた赤い宝玉を強奪。
シズカを追うジャン達ゲキレンジャーだが、そこに真墨らボウケンジャーが現れ、両者が交戦。
かろうじて赤い宝玉を取り戻すゲキレンジャーだったが、突如黒い影が現れてそれを強奪し姿を消す。

その正体は、宇宙に消えたはずの明石だった……!


【登場人物】


獣拳戦隊ゲキレンジャー』SIDE

漢堂ジャン/ゲキレッド
「宇宙拳法の力、悪いことに使うの許せねぇ!」
アンブレイカブル・ボディの通り名のように、考えることは苦手だが体にみなぎる激気はすさまじいトラの子。
冒頭部では本編じゃあまりいい所がなかったゲキヌンチャクを振り回し、ボウケンブラックと交戦。サバイバスターを弾き返し、咆咆弾で反撃した。
ボウケンジャーと共にヤミノツウ遺跡に向かったり、ボウケンレッドと共にパチャカマック12世と交戦する際にも、独特のジャン語で冒険スピリッツを理解しようと奮闘する。

宇崎ラン/ゲキイエロー
「強さは正しいことに使うものよ!」
オネスト・ハートと根性なら誰にも負けないジャンの通訳係兼ゲキレンジャーのリーダー()。
冒頭部ではゲキトンファー・ロングバトンモードでボウケンイエローと交戦。
レムリア文明の遺産たるズバーンの刃を難なく斬り返した。

深見レツ/ゲキブルー
「そんな自分勝手な考え、絶対に打ち砕く!」
アメイジングッ!なファンタスティック・テクニックでおなじみ教えて君。
元・天才画家だったのか、世界中の遺産・秘宝を保管するサージェスミュージアムと、
それを経営するサージェス財団の存在を知っていたようだが、さすがにボウケンジャーの存在は知らなかった。
冒頭ではゲキトンファーでボウケンブルーと交戦。華華弾を放った。

深見ゴウ/ゲキバイオレット
「今、こいつを倒すのは何か納得いかねえが…油断するわけにはいかねえ!」
俺流こと紫激気が唸るアイアン・ウィル兄さん。
ゲキウルフでヤミノツウ遺跡に参上するが、ゲキビーストを持っていないケンの運転手代わりにされる。
バーカーと交戦後、パチャカマック12世の操り人形にされたかつての友・理央を見て苦々しく拳を握る。なんてこった!
まあ、最終的にはゲキリントージャウルフで一時的に理央と共に戦えただけよしとするが…まいったぜ。

久津ケン/ゲキチョッパー
「いやいや、ここは俺に目立たして貰わないとね♪」
グダグダでヘレヘレでいい加減だがキメる時はキメるアメイジング・アビリティの持ち主。
ゴウと共にゲキウルフをタクシー代わりにしてヤミノツウ遺跡に参上。
映士と共に追加戦士トリオを組んでバーカーと交戦。
パチャカマック12世との巨大戦では、サイダイオーの重量にゴーゴーボイジャーが耐えられないからか、ゲキトージャウルフに相乗りして参戦。

理央/黒獅子リオ
「こいつには、きっちりと礼をしなければ気が済まん…!」
相変わらず我が道を行く世界を制する者。
その気は臨獣殿に潜入し青い宝玉を強奪したさくら姉さんを変身解除させ、明石とも互角に渡り合えるほど。
ヤミノツウ遺跡で赤と青の宝玉の力で復活したパチャカマック12世の操り人形と化し、かつての友ゴウと交戦。レツと真墨との合体技を受け敗れた後、正気に戻る。
そして、巨大化したパチャカマックを見て上記の台詞を吐き、怒りの怒臨気でリンライオンを召喚。
月面で優勢に立っていたパチャカマックを怯ませるほどの獅子吼を放ち逆転の機会を作った。

メレ
「お待ちください、理央様。こんな小娘、理央様のお手を煩わすまでもありませんわ!」
毎度おなじみ理央様への愛のために戦うラブウォーリアー。
今回はダイボイジャーで理央様の愛の城たる臨獣殿に殴り込みをかけられたり、
自分の流派すらも理解できないカバ獣人に頼らざるを得なかったり、
さくら姉さんとキャットファイトを繰り広げたり、挙句の果てに理央様とカバもろともパチャカマック12世の操り人形にされたり…といいところがない。
月面にまでリンライオンについていってるリンカメレオンには健気さを感じざるを得ない。

バエ
「これはすごい!大迫力だ~!まさか臨獣殿で巨大戦が見られるとは~!」
メレの体内に住んでいる巨大戦大好きのハエ男。
やっぱり巨大戦に乱入、鬱陶しいくらいに実況していく。

真咲美希
スクラッチのお偉いさんにして、大食いで怒ると怖い激獣レオパルド拳の使い手。
牧野森男とは『行き着けのカレー屋』で知り合った仲で、ボウケンジャーの存在は彼から伝えられた模様。

マスター・シャーフー
「冒険の中にも修業ありじゃ」
七拳聖の一人で、菜月に「可愛いバケネコ~!」と嬉しそうに抱き着かれたり、おでことあごを撫でられるというある意味おいしい体験をする。
おいネコ、そこ代われ。


轟轟戦隊ボウケンジャー』SIDE

明石暁/ボウケンレッド
「久しぶりの冒険だ」
横入りドロボウボウケンジャーの元チーフ・熱き冒険者にしてデッカデカなヤツ筋金入りの冒険馬鹿。
ゴーゴーボイジャーでさくらと共に宇宙に旅立ったはずだが、訳あって黒服&サングラス姿でジャンや真墨達の前に現れボウケンスコープで赤い玉を強奪し去った。
そして、ダイボイジャーで臨獣殿に突入。宇宙拳法・究極の力を手にするという名目で理央メレコンビと手を組んだ。
臨獣拳の存在や理央の目的を既に理解しているあたり、『不滅の牙』の名はいまだ衰えを知らないと見られる。

伊能真墨/ボウケンブラック
「これでこそ冒険ってもんだろ」
明石が地球に去った後、ボウケンジャーのチーフを務めていた疾き冒険者。
後ろ髪を伸ばして、雰囲気がややワイルドになった。
明石の突然の豹変に誰よりも戸惑いながら、誰よりもその背中を追い続けた者として、自身を闇から救った者として彼を信じ抜いた。
黒獅子リオとの交戦では深見兄弟と共闘。天涯孤独の自身からすれば彼らは羨望の対象となろう。

最上蒼太/ボウケンブルー
「いい加減足を洗いなよ、シズカちゃん。僕のお嫁さん候補の順位、下げちゃうよ?」
元・スパイの高き冒険者。冒頭部で真墨、菜月らと共に風のシズカを追う。
相変わらずのフェミニストで、風のシズカをお嫁さん候補にランクインしていた。
彼の台詞からスクラッチの存在は結構知れ渡っているようだが、さしものスパイもゲキレンジャーの情報は得られなかった模様。
OPで人差し指を出すポーズは初期にちょっとだけ見られ、Vシネマ本編でも見せた「そうそう、蒼太!」のアレ。

間宮菜月/ボウケンイエロー
「ちょっとした冒険だったよ」
真墨のパートナーの強き冒険者で元気いっぱいなツインテールっ子。やっぱり明石をチーフと呼んでいる。「元チーフだよ」By蒼太
冒頭部で赤い宝玉を危険なプレシャスと言うが、「菜月もよく知らないんだけど…」と悩む。いいのか、イエロー。
冒頭部ではレムリア文明の遺産たるズバーンの剣モードを武器にゲキイエローと交戦した。

西堀さくら/ボウケンピンク
「私の戦いの歴史上、それは未経験ですが…やってみましょう!」
明石の伴侶たる深き冒険者。
冒頭部で謎の惑星に探索に向かい、謎の遺跡に遭遇、その後明石がダイボイジャーでバーカーと交戦する間に青い宝玉を回収、理央と対峙する際に謎の構え方と共に得体の知れない気を放つ。
実は今作の黒幕であるパチャカマックに操られており、ある意味人質状態だった。ヤミノツウ遺跡で明石に高圧的かつ丁寧語でない口調で命令したことから「いつものさくら姉さんじゃない!」とようやく気付いたであろう。
決戦時はラン&菜月と共にメレと激突。冷静に分析しようとするも「とにかく根性よ!!」とランに強引で説き伏せられ、上記の台詞で立ち向かった。

高丘映士/ボウケンシルバー
「お前、お肌が荒れてるぞ?代わりにこれをやる!」
サージェスレスキューの野菜野郎眩き冒険者。OPのサイレンもあって一番光っている。
ゲキレンジャーとボウケンジャーの交戦の隙を見てこっそり抜け出そうとするシズカから赤い宝玉を奪還。その代わりに赤いパプリカを手渡すが、結局ジャンに取られ返された。
月面の決戦では専用ロボ・サイレンビルダーが飛行機能を持たないため、アルテメットダイボウケンのコックピットで明石の隣に突っ立っていた。
悪いなシルバー、このロボ五人席なんだ。大聖剣斬りの描写から最終リミッター解除済みのままのため、搭乗しているだけで出力は上がっている…はず。
ちなみにゴーゴーボイジャーは無人状態で飛行能力がないゲキトージャウルフのタクシーになっている。

大剣人ズバーン
冒頭のゲキレンジャーとの交戦ではボウケンイエローの手持ち武器として登場。
月面での決戦ではアルティメットダイボウケンの最終リミッター解除状態の大聖剣斬りで、パチャカマックに大ダメージを与えた。
エンディングでは菜月をナンパしたケンを突き飛ばしたり、ダンスのラストにちゃっかり混じっていた。

牧野森男
「出ました、出ましたよ~!分析結果が」
サージェス財団の名メカニック。
真咲美希とは『行き着けのカレー屋』で知り合った仲。
『行きつけのカレー屋』はVシネマ脚本を書いたあの人が大好きなアバレる戦隊の秘密基地である。

風のシズカ
「この玉の、よくわからないけれどすごい力で大儲けしちゃうもんねーっだ!」
ボウケンジャーの敵たるネガティブシンジゲートから唯一の出演。
スクラッチから赤い宝玉をプレシャスとして強奪。
ボウケンジャーとゲキレンジャーの遭遇に困惑するもののチャンスと言わんばかりに逃走するが、結局ボウケンシルバーに宝玉を取られて、泣きながら赤パプリカにかぶりついて退散。以後出番なし。


【Vシネマオリジナルキャラ】


パチャカマック12世
かつて地球を訪れ獣拳の始祖たるブルーサ・イーと戦ったパチャカマックの子孫。
シャーフーによるとブルーサと戦った初代パチャカマックは高潔な拳士だったそうだが、この12世は宇宙拳法究極の力を手に入れる為には手段を選ばず、
さくら姉さんの身体を乗っ取って明石を利用したり、究極の力で理央・メレ・バーカーを操るなどの凶悪さが目立った。
得意技は「惑星直列波」

デザイナーは篠原保氏。
DVD映像特典のデザインギャラリーによると、
ボウケンジャーの世界観から「インカやマヤ文明をモチーフに」という提案のもと、それらの意匠を臨獣拳士風に胸の顔に仕立て上げることで両作品に親和性のあるものにしているとのこと。
頭の冠の装飾は秘密戦隊ゴレンジャーバリドリーンを意識したもの。

後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』第7話では、彼の後継者であるパチャカマック13世がザンギャック行動隊長として登場。
ジャンもレジェンド戦隊代表として登場している。


獣人バーカー
臨獣ナントカ拳…ではなく臨獣殿で一番風邪をひかないと言われる臨獣ヒポポタマス拳の使い手。
臨獣殿を襲撃するダイボイジャーに誰か止められないのかと困惑するメレの前に現れる。
自分の獣拳の名前も覚えきれないほどのバカで、そのバカっぷりにはさしものメレもツッコミきれないほど。そのバカっぷりのせいで終盤はパチャカマックに操られていたはずなのだが、全くそうは見えない。
おまけに痛みに鈍感かつ頑丈で、攻撃されたにもかかわらず寝てしまう。
リンリンシーになる前は戦う交通安全に所属する猿顔の一般市民赤いレーサーだったという説があるが、詳細は不明。


プレシャス


『宝玉』
ハザードレベル:不明
造られた時期:不明
保護した場所:未保護
宇宙拳法の究極の力が込められたの宝玉のプレシャスで、かつて地球にやってきたパチャカマックがブルーサの強さに敬意を評し献上。
赤タマタマは激獣拳、青の宝玉は臨獣殿が所持。
パチャカマックの血を引く者は、宝玉をヤミノツウ遺跡の扉にはめ込むと究極の力を手にできるという。


【拳法巨人】


ゲキリントージャウルフ
リンライオンとリンカメレオンがゲキトージャウルフと呉越同舟獣拳合体!」、月面で実現した拳法巨人でゲキファイヤー&アルティメットダイボウケンと共闘した。

どうやってリンビーストが月へ来たなんて突っ込んではいけない。
リンカメレオンいらないなんて突っ込んでもいけない。
奥義はウルフカッターと激臨剣で斬り裂く「激臨狼狼斬」。
次回作『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』ではエンジンオーG9と共にロンバンキと戦った…が、初登場補正が切れたせいか、圧倒していた本作とは逆にフルボッコにされていた。



ジャン「追記だぁ~!!」
明石「修正だッ!!」



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