ボウケンイエロー/間宮菜月

登録日:2024/09/20 Fri 15:12:40
更新日:2025/04/15 Tue 09:37:30
所要時間:約 8 分で読めます





じゃあ…菜月は…イエローでいていいの〜!?


間宮菜月とは、スーパー戦隊シリーズ第30作『轟轟戦隊ボウケンジャー』の登場人物である。

演:中村知世(ちせ)


【概要】

一人称は菜月でツインテールがトレードマークである、推定19歳程度・血液型調査中・身長162センチメートル*1ボウケンブラック/伊能真墨と共にサージェス財団に入隊した新入り隊員。
物語が始まる2年前にある遺跡で気を失ってかつ、記憶喪失だったところを真墨に発見されてから彼と行動を共にするようになり、ボウケンジャーの一員となったのは左手に着けている腕輪と本名の秘密を知るため。
咄嗟に予知能力を発揮して仲間の窮地を救うなど、謎が多いが…?


【人物】


天真爛漫な性格で実質保護者の真墨をたびたび困らせており、一般的な常識に疎く、頭を使うことは苦手で計算も両手を使わないと出来ない、ローラーブレードを履いてココアを配膳しようとするがこぼしてしまう、これまたローラーブレードを履いてケーキを食べようとするが滑った拍子に顔をケーキに突っ込んでしまう、真墨曰く1人で電車にも乗れない、地図も読めない、バスに無理やり乗ろうとする、不器用でリンゴの皮を剥こうとしても誤って自分の指を切ってしまう、などそそっかしいこともしばしば。

ミッション中はコードネーム(明石ならチーフ・レッド、さくらならサブチーフ・ピンク)で呼び合うという掟も無視して度々さくらに注意され、腕輪の秘密を知ろうとしてジャリュウ一族と会話していたところを目撃されてスパイだとも疑われていたが、やがて彼女とも打ち解けていき、Task.6「呪いの霧」・Task.12「ハーメルンの笛」ではさくらと女性メンバー同士で行動するケースも見られ、Task.12ではアクセルラーを損傷して変身出来ない身ながらもさくらが携えたライフルを借用してカースに大立ち回りを演じて敵に囚われた真墨・蒼太を救出する活躍も見せた。

そして持ち前の明るい性格でサージェスを信用出来なかったオホ-ツクババァ唐物屋(からものや)和子からは信用を得て交流が続いている*2、明石からゴーゴーチェンジャーを託されボウケンシルバーに変身してクエスターと戦いながらも共闘する姿勢は見せない映ちゃん高丘映士と向き合い、過去なんて知らない方が良いと言われながらも今村みく母のケイが愛していたことを伝えて仲間として受け入れる、サージェスミュージアムにやってきた少年(正体は後述)の願いに応えようとし1人でも奮闘する、会社を辞めてまでダークシャドウが設立した冒険スクールに入学するも悉く上手くいかなかった島田浩介を励ます、終盤においては闇のヤイバの裏切りで負傷したダークシャドウの頭領である幻のゲッコウ*3を救って一時的に行動を共にする、闇のヤイバに心の闇を付け込まれて決着を着けてからは姿を消した真墨を誰よりも心配する、といったシーンも多く描かれており、明石からは「お前の明るく挫けない性格は、ボウケンジャーに必要不可欠だ」と評されている。

また、Task.24「初音の鼓」ではスーパー戦隊シリーズファンなら誰もが思うであろう、「最初から巨大戦力を用いて敵を倒せばいいのでは?」という疑問に答えることになった。


Last Task「不滅の冒険魂」でガジャドムとの最終決戦を終えた半年後には明石からチーフの座を託された真墨・蒼太・サージェスレスキューとなった映士と共に行動しており、エピローグでは日本に戻ってきたゲッコウ・シズカが狙っていたプレシャス・孫悟空の如意棒の回収に成功、これからも彼女の冒険は続くのであった。

みんな、ありがとう!


【正体】


Task.14「蘇る過去」では風のシズカの攻撃で仲間とはぐれてしまった際に同じ腕輪を持つミリア(演:碇由貴子)という妹を名乗る少女と出会い「ユリア」と言われて彼女と絆を深め、予知能力を狙った真墨が両親を殺害したと吹き込まれてかつ、彼と行動するボウケンジャーも敵と認識して攻撃を仕掛ける。
これは何にでも変身できるダークシャドウのネンドガミの罠であり、さくらの機転で一件落着と思いきや腕輪を付けられて洗脳されてしまうも、体を張った真墨の「良いか…よく聞け…俺が…俺がお前を仲間にしたのは…お前が…お前が…可愛かったからだ!」という告白説得で隙を見せたところを腕輪を破壊され我に帰り、ブラックとの共同戦線で追い詰めてデュアルクラッシャーで撃破、巨大化して真墨の姿を取ったネンドガミにも怯むことなくあっさり撃破した。事件解決後に真墨は自己嫌悪に陥っていた。

だがこれで腕輪の謎が解けたわけではなく、先述の唐物屋和子の屋敷を掃除していた中で唐物屋の初代が海から掘り当てたというものを見せられ、関係があるのでは、と言われていた。
この掘り当てたという像には大剣人ズバーンが握られていたほか、菜月が付けているのと同じ腕輪が付けられていた。
帰還しても和子から渡されたものを誰にも見せようとしない中でリュウオーンとガイ・レイが手を組んで出現、菜月は真墨共々連れ去られてしまい、真墨はリュウオーンに脅され、3人に菜月を発見した場所を白状させられた上で案内することとなり…。




【ボウケンイエロー】



レディ!

ボウケンジャー、スタートアップ!


強き冒険者、ボウケンイエロー!


スーツアクター:蜂須賀祐一

菜月がアクセルラーで変身した姿。
元から経験を積んでいたレッド・ブルー・ピンク、トレジャーハンターだったブラックと異なり、経験のない戦士ではあるが、菜月の秘める超パワーや予知能力、そして専用装備のバケットスクーパーを活かした接近戦でネガティブシンジケートに立ち向かう。


【装備・個人技】

バケットスクーパー

ボウケンイエロー専用のバケット(バケットとはコンクリート打ち込みに使用する容器であり、パンではない)を模した爪状の武器。
最大500kgもの力を発揮して地盤も掘り進むことが可能で、プレシャスを発見することにも役立てられる。
得意技はパラレルエンジンのエネルギーを最大稼働させて凄まじいスピードで振り回す、「スクーパーファントム」


ゴーゴービークル

  • ゴーゴードーザー
ブルドーザー兼ローダー型ビークル。ナンバー4。
前方に装備した大型のバケットは岩石・土砂を難なく持ち上げて道を切り開くことを得意としてかつ、プレシャスの発掘・運搬も可能で、車体上部に搭載されたキャノン砲で攻撃することも出来る。


  • No.17 ゴーゴーアタッカー
Task.34で実戦投入された攻撃爆撃機タイプのビークル。ナンバー17。
合体時はダイボイジャーの胸部を構成。
頑丈さに優れ、2基のボイジャーキャノンの他、機関砲やロケット弾も搭載しており、それを活かした急降下爆撃を得意とする。



以降のシリーズでの活躍

獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー


冒頭でスクラッチ社に保管されていたプレシャスである赤い宝玉を狙う、相変わらずなシズカと対峙していた中で現れたゲキレンジャーと対決、ゲキイエロー/宇崎ランと戦うも、黒いジャケットを見に纏った明石が登場して赤い宝玉を奪い去ってしまう。
スクラッチ社に招かれた際はテニスラケットを興味津々に見ていたほか、マスター・シャーフーを化け猫と言いながらも可愛いと評していた。

最終決戦では本作のメイン敵であるパチャカマック12世から解放されたボウケンピンク・ゲキイエローと共にメレと戦い苦戦を強いられるも、ランが言う根性の力に感化され、3人の力を合わせた合体技・過激気(かげき)冒険(ぼうけん)根性撃(こんじょうげき)でメレを圧倒する。

EDではさくら・ランと共に修行に励むも、そのしんどさに嘆いていた。


スーパー戦隊最強バトル!!


怪力チームの一員として参戦。
1回戦ではグリーンサイ・ガオブラックと共に変化球チームのシグナルマン・ポリス・コバーンニンジャマンシュリケンジャーと交戦し、バケットスクーパーの一撃で3人を圧倒しジェムを獲得して勝利に貢献するも、ガイソーグの襲撃を受ける。

準々決勝ではイエローオウルギンガブルーと共に金ピカチームの大剣人ズバーン・ゴーオンゴールドゴセイナイトと対決、自身はゴーオンゴールドと交戦し、描写はないながら勝利している。

なお、チームとしてはギンガブルー・ガオブラックの2人が準決勝で格闘技チームのリュウレンジャータイムレッドと交戦するが、敗北した。


【余談】

  • 名前の由来は江戸時代の探検家にしてその足で日本中の情報調査を行う御庭番等を務めた幕臣「間宮林蔵」と、黄色を連想させる菜の花と月から。

  • 当初はボクっ娘になる予定だったが、没になっている*4

  • 父を演じられたのは『五星戦隊ダイレンジャー』でキリンレンジャー/"天時星"知を演じられた土屋圭輔氏で、母を演じられたのは『電磁戦隊メガレンジャー』でメガイエロー/城ヶ崎千里を演じられたたなかえり(メガレンジャーの時の名義は田中恵理)氏であり、どちらも黄色の戦士の先輩である。


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  • イエローヒロイン
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  • 最年少←に見せかけて実は最年長
最終更新:2025年04月15日 09:37

*1 出典はいづれも超全集上巻P.24の菜月の紹介ページより。

*2 Task.33での再登場時の交流で正体に近づくきっかけとなった

*3 ちなみにゲッコウは前線に出ることがなかったため正体こそ把握していたがここでボウケンジャーの面々と初めて出会ってかつ、ボウケンジャーは正体を知らなかった

*4 出典は超全集上巻P.80のスペシャル座談会の中村氏の発言より。