N・グラン・モール

登録日:2011/01/07(金) 11:10:21
更新日:2020/04/18 Sat 14:58:38
所要時間:約 4 分で読めます




N(ネオスペーシアン)・グラン・モール
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻 900/守 300
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う
ダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す。


【概要】

遊戯王OCGに存在するカード。
アニメ遊戯王GXに登場し、主人公遊城十代が使用する地属性のネオスペーシアン。

見た目はモグラだが、獣族ではなく岩石族なので間違えないようにしよう。
おかげでコアキメイルの維持コストとして見せる手札として使える。

E・HERO ネオス」とコンタクト融合で「E・HERO グランネオス」、
N・フレア・スカラベ」+「E・HERO ネオス」+「N・グラン・モール」によるトリプルコンタクト融合で「E・HERO マグマネオス」になる 。

効果名は「ドリル・モグル」


特筆すべきは、いかに強力なモンスターであろうと手札に戻してしまう鬼畜な効果。
相手モンスターと戦闘を行う際、ダメージステップ時にお互いを手札に戻す。

こちらから攻撃しても、表側表示で相手に攻撃された時も効果は有効。
裏守備のモンスターを攻撃した場合、表になる前にバウンスするのでリバース効果も発動させない。

さらに、この効果は対象を取らないため、カオス・MAXマジェスペクターのような「相手の効果の対象にならない」モンスターにも通用する。


考えても見て欲しい。

せっかく出した青眼の究極竜も融合E・HEROも、こいつに攻撃されるだけでバウンスされるのである。
召喚に手間のかかる特殊召喚モンスターを戻されると非常につらい。
エクストラデッキのモンスターだと再び出されてしまう可能性があるが、蘇生制限をリセットできるので蘇生・帰還をされずに済む。

また、自身も手札に戻る点がクセモノであり、何度でも利用可能。
フィールドに残らないので通常魔法やモンスターの起動効果による除去を喰らう心配が無い。

攻守は低いがバウンス効果のために気にならず、むしろ奈落に落ちない利点となる。

結果ついたあだ名が
鬼畜モグラ
糞モグラ
外道モグラ

etc…

……まあ否定はできまい。


【環境での活躍】

その脅威的な性能から、かつては非常に恐れられ、
サイバー・ドラゴンの特殊召喚の後にコイツが出たら詰みゲー』
と揶揄された時期もあった。

GXの頃は第5期シンクロ召喚が登場前である。それほど特殊召喚の手段が発達していなかったことから一度出鼻を挫かれると巻き返しが困難だった。

下級アタッカーではサイドラに勝てず、何とか上級で場をこじ開けてもモグラでバウンスされるという寸法である。

あまりにも鬼畜過ぎる効果のために07年3月1日から制限カードとなる。ネオスペーシアン唯一の規制である。

……が、第6期以降シンクロ召喚が登場したことで環境は一気に高速化。
召喚権を使って1体ずつバウンスするのでは除去が間に合わなくなっていった。

自身のバウンスでフィールドを開けてしまうのも問題であり、こいつを出すくらいなら主軸となるモンスターに召喚権を使って出来るだけ展開し、可能なら1ターンで勝負を付けてしまう戦い方が主流となった。
当時、多くのシンクロデッキの切り札だったブリューナクが手札を捨てることでいくらでもバウンスが撃てたことも向かい風だった。

こうして、召喚権を使用する点と破壊耐性の増加に対する抑止力としてか13年9月から準制限に緩和。
その後も採用率は下がったままだったので14年2月には無制限に帰って来た。

第9期に入るとペンデュラム召喚が実装。
召喚権を消費することなくモンスターを展開する手段が増え、このカードもより使いやすくなった。
さらなる鬼畜であるマジェスペクター・ユニコーンの登場で一時は役どころが危うくなったが、そちらは16年10月1日で制限、17年1月1日で禁止となっている。

モグラを使うなら召喚にリリースが要らない手軽さを活かしたい。
召喚権が余りがちなデッキでは有効であり「壊獣デッキ」に差さっていることもある。

効果自体は今でも強力なので、意外なところで使われて泣きを見る可能性はあるだろう。


ちなみに、同じく召喚権を使って除去を行うモンスターとして有名な「ならず者傭兵部隊」は、02年5月1日で制限入り、06年9月1日で準制限に緩和、07年3月1日で制限解除となっている。


【弱点】

当然だが、スキルドレイン禁じられた聖杯など 効果を無効にするカードには弱い。
特に、攻撃宣言時に効果を無効にされると手痛いダメージを喰らう羽目になる。

攻撃しなければバウンスできないため、攻撃反応型やフリーチェーンの除去に引っかかる。
次元幽閉」や「強制脱出装置」などに注意

また、裏側守備表示の状態だとバウンス効果を使えないので、「月の書」や「皆既日蝕の書」には弱い。

その他「マインドクラッシュ」を使われると確実に当てられてしまう。
なお、相手のカードをバウンスする都合上、モグラとの相性もいい。


【アニメでの活躍】

VS銀流星
デビュー戦
巨大戦艦 ビッグ・コア」をバウンスし「ボスラッシュ」の効果による強固なループを破った。
この時はダメージ計算が行われた。
そのため何故ダメージ計算をOCGでオミットしたのかと嘆く人が続出。アニメで弱体化されると思われる強カードに限って逆に強化される遊戯王あるある現象の一つである。

VS斎王
ネオスとコンタクト融合して「グラン・ネオス」になり、「アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER」をバウンスしようとするも、その逆位置効果でカウンターされて破壊された。


VSヨハン
守備表示にしたりとまだダメージ計算を行う効果のようだ。


VSプロフェッサー・コブラ
このターンで勝利しなければ敗北するという絶体絶命の窮地で「E・HERO マグマ・ネオス」となり、コブラを倒した。


VS岩の精霊タイタン
デュエルではなく(グランネオスとして)リアル召喚された 。
流砂に飲まれ行く潜水艦を持ち上げ、「岩の精霊 タイタン」に潜水艦(内部に十代たちが潜入中)を叩き付けるというかなりの活躍をしている。
……十代達はよく無事だったな……。


VSゾンビ万丈目
グランネオスになり、融合モンスター「闇魔界の竜騎士ダークソード」をバウンス、万丈目にトドメをさした。


VSユベル
「ユベル」をバウンスしに掛かったが、満足御用達キャード「ヘイト・バスター」によって破壊された。


VS闇磯野
F・G・D」をバウンスしに掛かったが、「スキルドレイン」によってモンスター効果を無効にされ、戦闘破壊された。
この時、モグラを目の敵にしていたプレイヤーからは歓喜の声が上がった……かどうかは定かではない。


VS武藤遊戯
「ヒーローズ・ギルド」の効果でドロー、「コードチェンジ」の効果で「ヒーローズ・ギルド」のテキストを岩石族に変更し、手札に加えようとした。
が、「精霊の鏡」によってカウンターされ墓地に送られた。

その後、「ミラクル・コンタクト」により「E・HEROマグマ・ネオス」にコンタクト融合された。

「E・HEROマグマ・ネオス」の攻撃を「魔法の筒」で跳ね返そうとした遊戯に対し、「コンタクト・アウト」で融合解除され、再び場に特殊召喚されるも、ブラック・マジシャン・ガールと一緒に「黒魔族復活の棺」のコストにされた。
もしかしなくても一番厄介だと警戒されたのだろう。



【余談】

四期OPにて、カードエクスクルーダーとネオスペーシアンが映る部分があるが、こいつだけいなかった。
禁止化の噂も流れたとか。


追記修正はバウンスされながらお願いします。

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