ゴロサンダー

登録日:2019/11/16 Sat 10:57:41
更新日:2024/01/30 Tue 09:40:23
所要時間:約10分で読めます





女ァ、気ニ入ッタ……!



ゴロサンダーとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンタイガ』に登場するウルトラ怪獣の一体である。


【データ】

別名:雷撃獣神
身長:55m
体重:4万t

CV:辻󠄀本貴則(ニュージェネレーションヒーローズ以降のシリーズ常連監督)


【概要】

第19話「雷撃を跳ね返せ!」に登場。
「見た者には必ず死が訪れる厄災の神」「戦うことが生きがいの獣神」として宇宙中でその名を馳せる悪名高い怪獣であり、トライスクワッドもその存在を認知していた。

基本的には鳴き声を上げるばかりだが、割と知能は高く、時折簡単な人語を話す。

なお「獣神」で「サンダー」だが、アニメプロレスとは何の関係もない。


【外見】

赤を基調とした体を持ち、別名のような赤鬼や雷様を彷彿とさせる姿が特徴。
頭には前方と左右に伸びる3本の角を持ち、目つきは非常に人間的で、三白眼に細目で垂れ目という表情は憎たらしくもどことなく愛嬌も感じさせる。
アヒルのような平たい嘴を持ち、一番奥の一対の歯がはみ出ている。
両肩にはドリルのような突起物が伸びた装甲を、太短い両腕には太い針が付いた籠手を装着している。
ちなみに手首には手のひらからはみ出して穴が開いている部分がある。
胸には左右にそれぞれ和太鼓の模様分かりやすく言うと某楽器の鬼の戦士が使う太鼓と似た感じのものが描かれている。
そして、下腹は屈強さなど微塵も感じられない程にでっぷりとだらしなく突き出ている。
へそにあたる場所にはカラータイマーのような紫のカプセルがついており、その下には立派な出べそがある。
両脚はやはり太く短く、大きなイボで覆われている。
背中には金の鎧を装着しており、小さく反り返った尻尾もそれに覆われている。

……といった具合で、タイガの父・ウルトラマンタロウが過去に戦ってきた怪獣を彷彿とさせる、どこか間抜けでひょうきんな見た目が特徴。
しかし……


【戦闘能力】

さて、肝心の強さだが……










強い。







本当に強い。







マジで強い。



どれ程外見が間抜けでもその別名や悪評は伊達ではなく、純粋な力比べで負け知らずだったタイタスを押し切る程の強さを誇り、あのトライストリウムとも互角に渡り合う程。


技一覧

  • サンダースパーク
胸をドラミングの要領で叩いて発電した電気を手首の穴から放電する。
片手から放つだけでもエレクトロバスターとほぼ互角の威力を誇る程だったが、両腕から同時に放つ事も可能で、その際の威力はエレクトロバスターを打ち破る程。

  • ゴロタツマキ
手首の穴から強風を起こし、周囲の物を吸い込んでへそのカプセルに貯める。

  • ゴロン棒
岩や木を削って作ったかのような見た目の棍棒で、電気を集める事で生み出される。
常に超高圧電流を纏っており、ゴロサンダー自身の怪力も相俟ってタイタスの頑丈な筋肉にも大ダメージを与える。

なお、これらの技を使わずとも、大柄な見た目に違わぬハイパワーによって接近戦で猛威を振るった。


【劇中での動向】

物語冒頭でウルトラマントレギアに呼び出され、怪獣リング化して彼の手中に収まった後に人間サイズで再度召喚された。
その際、工藤ヒロユキと佐々木カナの前に現れるとカナを気に入り、ゴロタツマキで彼女をカプセルに監禁すると巨大化し、闘争本能のままに電撃を撒き散らして町を混乱に陥れた。

見かねたヒロユキが変身したタイガもサンダースパークの一撃でダウンさせると、
タイタスもエレクトロバスターを打ち破っただけでなく、マウントポジションからゴロン棒で何度も連打し、カラータイマーが点滅するほどにまで追いつめた。

しかし、気を取り戻したカナがカプセル越しに声援を送った事でヒロユキとタイタスが奮起し、一瞬の隙を突いたアストロビームを食らった挙句、トライストリウムへの変身を許してしまう。
それでもゴロン棒で食らいつくが、それも弾き飛ばされ、さらにはカプセルを切り離されてカナを奪還された事で戦況が一変。
サンダースパークを仕掛けるも、最期はそのエネルギーすらも絡めとって強化されたタイタスバーニングボンバーを脳天から食らい、地面にめり込んだ末に爆散。再び怪獣リングとなってヒロユキの手に渡った。


映画『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス

ヘルベロス・セグメゲル・ナイトファング・ギガデロスと共に再生怪獣軍団として登場。
ゴロサンダーは湊兄弟が変身したウルトラマンロッソウルトラマンブルと交戦。
電撃パワーで兄弟を苦しめるが、ウルトラマングルーブの変身を許してしまい、スーパーウルトラマン軍団の合体攻撃により倒されてしまった。 


【余談】

  • 戦闘の際の四股を踏むかのような動作や、土俵入りの塩の代わりに砂を撒くかのような動作を繰り返すなど、力士を彷彿とさせる演出が多数取り入れられている。
    ちなみにその度に寄せ太鼓がBGMとして鳴っていた。

  • 霧崎ことトレギアの陰湿な嫌がらせによって一度心折れたヒロユキがカナの激励で立ち直るという非常にシリアスな話において、ゴロサンダーのコミカルな動作と演出の数々は少なからず清涼剤になった模様。
    何、シリアスブレイカー? それは、まあ……うん……

  • 「(タロウの息子の話だから)やっぱりタロウっぽい怪獣出さなきゃなぁ」という辻本監督の提案により、この怪獣がデザインされた他、見た目がゆるい割に強いのも辻本監督の意図によるものとのこと。
    ちなみに声も辻本監督自身が担当しているが、これはウルトラシリーズで監督と怪獣の声を務めていた神谷誠氏への憧れがあり、自ら担当することにした事が明かされている。





追記・修正は雷撃を跳ね返してお願いします。

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最終更新:2024年01月30日 09:40