害水大臣ケガレシア

登録日:2020/10/03 Sat 11:57:50
更新日:2024/03/06 Wed 22:57:50
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惚れなきゃ後悔!ケガレシア!


ケガレシアは『炎神戦隊ゴーオンジャー』の登場人物。


演:及川奈央

身長:191cm(巨大化時:49.5m)
体重:54.0kg(巨大時:140.5t)

【概要】

蛮機族ガイアーク」三大臣の一人で、水を汚す害水目の蛮機獣を作り出す。
見た目は銀色のセクシーな鎧をまとった人間の美女だが、れっきとした機械生命体である。
本作のバカ&お色気担当。
「〜でおじゃる」が口癖。

戦闘では鞭やロッドに変化するケガスティックを武器とする。
また、肩のバルブから汚れた爆破性の液体を噴射する。

人間の姿にも化けることが可能で、その際は(けが)(いし)()()という安直な偽名を用いる。
劇中では、保健室の先生に扮したり、正月早々入浴シーンを披露したりとサービスシーンもチラホラある。*1

【人物】

地球の汚染を目的としているが、他の大臣同様コミカルでお茶目なシーンが多い、所謂憎めない悪役。
自らを「偉大なる機械生命体の乙女」と称するが、おばさん呼ばわりされると顔を真っ赤にして蒸気を漏らしながら激怒するのがお約束。*2
GP-45で座敷わらしにおばさんと言われた時に至ってはマジギレして巨大化するというあまりにも大人げない行為に及んだ。厳密には相手の方がおばさんどころかババアなのだが。

見た目はかなり美人だが、やはり蛮機族特有の価値観ゆえ「綺麗」、「美しい」と言われる事をかなり嫌っている。
その為、GP-14で範人に惚れられた際は不快感を顕にしている。

同じ大臣のヨゴシュタインとキタネイダスとの仲はかなり良好で、共同して作戦を進める事もあったり、トランプに興じたりしている。ただし、七並べはキタネイダスと2人きりでやったせいで、カードを止めていることがバレてしまった。
ヨゴシュタインの死には葬式を挙げるほど悲しみ、GP-45では彼を生き返らせようとしている。ついでに総集編も行った。
一方で、同じ害水目の貴族ニゴール・ゾ・アレルンブラ(CV:野島健児)の事はあまり快く思っておらず、「美しい」という言葉を肯定的に捉えている彼の蛮機族としてズレた価値観に嫌悪感を示している。
また、ニゴールが敗北した時はビックリウムを与えずに見捨てている。

ゴーオンジャーとは普段は敵対関係にあるが、GP-31ではヒューマンワールドを破壊しかねない力を持つロムビアコを倒すために一時休戦して共闘。
早輝と美羽と共にアイドルユニット「G3プリンセス」を組んでロムビアコを撃破する。
だが、ケガレシアはゴーオンジャーと和解する気はなくユニットはすぐに解散してしまった。*3

末路

何だかんだで最終盤まで生き残るも、自分たちの意識を乗っ取り盾や道具のように扱ったヨゴシマクリタインに対しキタネイデスと共に遂に反逆。
ケガスティックでムゲンゴミバコの奪取と破壊に成功しヨゴシマクリタインの「正義解散」を封じるが、激怒したヨゴシマクリタインの一撃を受けキタネイダス共々致命傷を負う。

最期は走輔、蓮、早輝に看取られながら息を引き取り、ヨゴシュタインが待つ世界へ旅立った。

【その他の作品】

死後は3人仲良く三途の川で暮らしていたが、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!』でバッチードに引き揚げられる。
が、こき使われるのが嫌だったようでゴールド寿司でビールを飲みながら屯した後、寿司を食い逃げして姿を消した。

海賊戦隊ゴーカイジャー』関連では悪役ながらかなりの厚待遇で、『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』ではG3プリンセスとして、『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では魔空監獄の囚人として登場している。

『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』では自力で修理して完全に復活を果たした。
ヒューマンワールドを征服する気はないようで、エレ機族ゾンタークと戦うゴーオンジャーを支援する。

そして、何と早輝のゴーフォンとチェンジソウルを用いてケガイエローに変身した。

惚れなきゃ後悔!ケガイエロー!

どこがとは言わないが、デカい


【余談】

スーパー戦隊シリーズでは恒例の素面タイプの女幹部だが、『ゴーオンジャー』以後は『特命戦隊ゴーバスターズ』のエスケイプまで4年間も途絶える事になった。

デザイナーの酉澤安施によると、配役が決定する前から演者の及川奈央をイメージしてデザインしていたとのこと。

演者について

ご存じの人もいるだろうが、演者の及川奈央は当時としては記憶に新しい元AV女優。
その為放送開始前は、「子供向け番組の配役として如何なものか」という懐疑的な声も上がっていた。*4
また、及川も演じる前は「石を投げられる覚悟で」と言われていたらしい。

だが、蓋を開けてみればお色気を封印したコミカルな年増乙女がウケ、ヒロインたちに負けず劣らずの人気キャラとなった。
及川は、撮影を見学に来た子供や親子連れに声をかけられたり記念写真を求められたりされた事が非常に嬉しかったと述懐しており、『ゴーオンジャー』への出演を宝物と称するなどかなり愛着を持っている。
ちなみに、G3プリンセスについては、当初は他の2人と10歳近く年齢が離れていることもあって断っていた他、バカ担当のつもりで演じていたとのこと。

また、東日本大震災で被災した子供達を勇気づける為に、悪役にもかかわらずTwitterでメッセージを発信したり、他のキャストと共に新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛けたりしている。


お前達、今度たっぷり追記・修正してあげるでおじゃる。

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最終更新:2024年03月06日 22:57

*1 余談だが、本来綺麗な環境を嫌うはずの蛮機族だが、何故ケガレシアは入浴しても平気だったのかは不明。傷を癒したり体を温めたりする程度なら大丈夫なのだろうか。

*2 演者は当時27歳

*3 ちなみに、ベアールVは自身を含めた4人でMステに出演するつもりだったらしく、ユニットを抜けたケガレシアに「アホー!!」と文句を言っている。

*4 もっとも、セクシー女優の起用自体は『激走戦隊カーレンジャー』のゾンネット役の七瀬理香などの前例があるため、及川に始まったことではない。