登録日:2020/07/28 Tue 05:04:16
更新日:2025/04/20 Sun 17:20:05
所要時間:約 6 分~14 分で読めます
演:逢沢りな、菊池和澄(幼少期)
キャラクターソング:「Smile×Smile」
【概要】
ゴーオンイエローに変身する、
鹿児島県出身の
黒髪ロングの少女。
ゴーオンジャーのスマイル&癒し担当。
オープニングクレジットやジャケットでのキャッチフレーズは
「SWEET ANGEL」。
「スマイル」を信条とし、落ち込んでいる人が傍にいれば、
「スマイル、スマイル」とその頬を引っ張って相手を笑顔にさせるのがお約束。
ショッピングが好きで、よく服や限定品のスイーツを買っている。そして、男性陣を荷物持ちに使う。
おしゃれや流行に敏感で、暇な時はおしゃれに没頭したり流行の雑誌を読み漁ったりする。
菓子作りが得意で、甘いもの嫌いである軍平も絶賛する腕前だが、それ以外の料理は味付けを極端に甘くしてしまうので不評。
しかし、早輝本人は自分の料理が不味いことが全く分からない、所謂
「味オンチ」。
自覚症状こそないが、「味オンチ」はコンプレックスになっており、夢であるパティシエの道を諦めている。
それでも料理に関しては、次回作の『侍戦隊』の姐さんの上位互換なのだが。
運転免許を持っているが、ギンジロー号の運転は主に走輔が行っているため、無事故無違反のペーパードライバー。
そして何より、特筆すべくは
その容姿。
ぶっちゃけた話、
とんでもないくらいの美少女であり、彼女をひと目見て仰天した当時の視聴者は少なくなかったと思われる。
「
スーパー戦隊シリーズで可愛い女性メンバーといえば?」と聞かれたら、放送終了から十数年経った今でも名前が挙がるだろう。
アメトーークの「スーパー戦隊大好き芸人」では、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」のたかし氏オススメの女性メンバーとして紹介された。
【人物】
明るく純真無垢な性格で、人当たりが良い。
他のメンバー同様正義感も人一倍強い。
鹿児島出身なので、感情が高ぶると鹿児島弁が出て一層度胸が据わる。
一方で、ジャン・ボエールの講義のような小難しい話は苦手。
が、1人でヒラメキメデスを撃退する作戦を思いつくなど決して頭が弱いわけではない。
年頃の女の子故、寝癖を指摘されて落ち込んだり、走輔の着替えを見て赤面したりするデリケートな一面もある。
【人物関係】
初期メンバーなので最も一緒にいる期間が長く、チームワークも抜群。
GP-06では、ひょんなことから早輝に結婚願望があると勘違いした際に、「幸せの女神は後ろハゲなんだ」と例えは頓珍漢だがエールを送ったことがある。
こちらも初期メンバー。
GP-46では家出したボンパーを一緒に探した。
年が近いので、よく一緒に行動している。
たまに、早輝からは荷物持ちとして買い物に付き合わされる。おまけに、スマイルも強要される。
GP-09では、レンズバンキの能力でジャンクワールドに飛ばされてしまい、落ち込む早輝を励ますため彼女の頬を引っ張って笑顔を作らせた。羨ましい。
この時の会話がきっかけで、早輝は諦めていたパティシエの道を目指すようにする。
あと、「ゴーオンゼミナール」で早輝を抱っこした事がある。当たり前だが制裁された。
なお、範人はどちらかと言えば年上好きらしく早輝を異性として見ることはない。
早輝も範人とは仲間として接している様子。
加入して間もないGP-03の冒頭で、組手をした。
この時の早輝の「まいった~」は可愛いので必見。
GP-34では後述の楼山早苗を改心させると宣言し、かなり感謝された。結果は察してくれ……。
『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』では一緒に落ち葉を掴む修行をする。
ウイングスのアニの方。
登場当初はレベルの違うゴーオンジャーとは敵対関係だったが、早輝に対してはそこまで嫌味を言っていない。
GP-29では、激昂していたあまり早輝のプリンを台無しにしてしまい、十数個も弁償している。
早輝からは長らく「大翔さん」と呼ばれていたが、GP-44で
お化け屋敷のお化けに怯えている時に喝を入れられてからは呼び捨てになり、「早輝みたいな妹も良い」という彼に「お姉さんにならなってあげても良い」と返している。
ウイングスの妹の方。
女の子同士気が合うのか、真っ先に打ち解けた。
戦闘やEDではペアになることが多い。
GP-38では男性陣が軒並み戦闘不能の状況で弱気になっていたが、早輝にビンタされ立ち直った。
GP-48ではケッテイバンキの猛攻に怯える早輝に対して、「早輝のスマイルには何度も助けられた」と勇気づけている。
こちらも初期からの長い付き合い。
早輝からは
「ボンちゃん」と呼ばれている。
某オカマは関係ない。
ゴーオンジャーが結成して間もない頃、上手く戦うことができずに落ち込んでいた早輝を励ますために、
ストラップをプレゼントした。
早輝はそのストラップを常にゴーフォンに付けており、大切にしている。
早輝の相棒の
炎神。
強い信頼関係で結ばれている最高のコンビ。
炎神では紅一点なので、早輝に悩みを話すこともある。
ゴーオンイエロー
CV:逢沢りな
SA:人見早苗
早輝がゴーフォンにチェンジソウルをセットして変身した姿。
小柄な体格なので素早さが高く、死角からの攻撃やキック技が得意。
なお、早輝は髪型を束ねずにメットオンする事が多いが、メットの中は超空間になっているため髪が乱れることはない。
イエロー専用のレースカーの形をした弾丸。
前面のシルバーのバンパー部分は特に頑丈な合金で作られており、何にぶつかってもびくともしないほど丈夫。
強力な小型
モーターのパワーで、イエローのコントロール通りに自動で高速走行して敵を追尾する。
得意技は、敵の周囲を走らせ、突進攻撃を繰り返す
バレットクラッシュ。
ハイウェイバスターの弾丸も担う。
【来歴】
かつてはパティシエになるために製菓学校に通っていたが、先生に味オンチを指摘されてから通わなくなる。
その後、サーキットで売り子をしていたところ
ガイアークの襲撃を受け、人々を守る為に立ち向かう。
その正義感を炎神達に認められ、ゴーオンジャーに選ばれた。
伝説の男に似たフルート奏者と良い感じになったり、ジャンクワールドに飛ばされたり、森で不思議な少年に出会ったり、ギャルに変装したり、実姉の楼山早苗(演:英玲奈)が上京してきたり、座敷わらしに髪飾りを盗まれたりと様々な出来事を経験する。海水浴にも行ったが、水着はお披露目されなかった。
美羽やケガレシアとアイドルユニット「G3プリンセス」を組んだ話は有名すぎて語るまでもないだろう。
その縁もあってか、ケガレシアとキタネイダスがヨゴシマクリタインに反旗を翻し散っていった後、両者の亡骸の手を携え丁重に供養している。
本編では一度も死亡・離脱することなく最後まで戦い抜いた。
ベアール達と別れてからは、ケーキ屋で働いている。早苗に給料を横領されたが。
【その後の活躍】
害統領バッチードの攻撃で、範人と共に再びジャンクワールドに飛ばされる。
出番は少ないが、同じくジャンクワールドに飛ばされた
流ノ介を励ました。
美羽、ケガレシアと共に小人サイズのG3プリンセスとして登場。
衣装はチアガール。
野球仮面との対決にて、ゴレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーが
ゴレンジャーハリケーンで召喚した。
【余談】
演者の逢沢りな氏は撮影開始時は現役の高校一年生。
スーパー戦隊シリーズ初の平成生まれのメンバーであり、本作で女優デビューした。
撮影中に17歳の誕生日を迎え、共演者やスタッフにお祝いされた。
早輝については、「負けず嫌いなところが自分と似ている」とコメントしている。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では、かなり大人びた雰囲気になっており驚くスタッフも居たとか。
逢沢氏は現在もTwitterで時々ゴーオンジャーに関する事を呟いている。
2020年4月ではTwitter上で、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼び掛ける為に「ゴーオンスマイルプロジェクト」に参加した。
2025年には東映特撮に複数回出演し、東映公認のラジオ番組『仮面ラジレンジャー』のパーソナリティを務める
神谷浩史氏と結婚している。
また、劇中で走輔達を悶絶させた早輝の手作りオムレツだが、スーパー戦隊シリーズとパセラリゾーツがコラボした『スーパー戦隊レストラン』において「サキ、特製オム…いや、
チョコレート??」という名前で提供されている。
それも
デザート枠で。
見た目は普通のオムレツにチョコソースをかけた物となっている。
まあ早輝に限らず「
芋長の芋羊羹ピザ」や「
サモーン シャケメシイタメ」等ネタに走っているメニューはそこそこあるが…。
勿論連が作ったオムレツも「アレンジ!オムハヤシ」という名前で提供されている。
追記・修正は笑顔を忘れずにお願いします。
Vシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』で正義の味方達は帰ってきた!!
【警告】ここから先のリンクは『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』のネタバレを多数含みます。
未視聴の方はクリックしないことを強く勧めます。
何と既にゴーオンジャーを脱退していた。
ゴーオンジャーを敵視する
香川先生野泉進一郎防衛大臣の軍門に下り、政府の広報官になっていた。
夢見ていたパティシエの道は諦めた可能性が高い。
服装はいつものジャケットではなく、黒いスーツ。
走輔たちについて野泉に「仲間」と言われた際には、「元・仲間です。今は一切関係ありません」と返している。
その顔にあの可愛いスマイルの欠片もなく、
「もう……正義もスマイルもないのよ……」と今にも言い出しそうな、某兄貴にも引けを取らない変貌を遂げていた。
本作中盤、
ドクター真木ィ!グレイズキーによって捕らえられた軍平とボンパーを尋問。
軍平の足を躊躇なくハイヒールで踏みつけるなど、悪女ぶりに磨きがかかる。
しかし、軍平に問い詰めたのは、相棒であるベアールVの行方だった……。
実は、鎖国バリアが作動して以降、行方不明になったベアールを捜すために、わざと野泉に接近していた(元々ベアールはスピードルとの夫婦喧嘩で家出しており、暫く早輝の所に居候する予定だった)。
軍平からベアールの炎神キャストの在処を聞き出すと、一転して野泉の部下達を蹴り倒して2人を解放。
やはり早輝は裏切ってなどいなかったのだ。
だが、ベアールを捜すだけなら仲間に相談すれば良い。
その事を軍平に指摘された途端言葉を詰まらせる。
そこへ、野泉が現れる。
野泉の正体は、エレ機族ゾンタークの闘首・ノイーズン。
目的は、自らが開発した「Nチップ」をアップデートし人間をエレ機族に変え、ヒューマンワールドに「究極の平和」をもたらすこと。
所謂、平和主義者の皮を被った侵略者である。
野泉によってNチップを操作された早輝は、ヒラメキメデス野泉チルドレン第1号と化してしまう。
早輝の肉体はまだ完全に取り込まれていないが、時が経てばエレ機族に成り代わってしまう。
更に、野泉チルドレンは独自の意思も持っており、いきなり軍平に襲い掛かる。
その後、走輔達も変身して加勢するが、炎神ソウルが無いため十二分に力を発揮できない上、中身が早輝であるため迂闊に手を出せない。
一方、体を乗っ取られた早輝は、精神世界らしき場所にいた。
そこには、ゴーオンジャーだった頃の数々の記憶が浮かんでいたが、次々と消えてしまう。
チルドレンはノイーズンとグレイズキーと共に走輔達を追い詰め、チェンジソウルを奪い取る。
そして、早輝の心の中に6つのチェンジソウルが落ちてきた。
正義の味方なんて、永遠には続けられないから……いつかは皆とバラバラになる……。
そう思ったら寂しくて……自分から離れて忘れようとした……。
戦いが終わってから、皆はそれぞれ別の道を歩んでいた。
だが、早輝は受け入れられずにいた。
仲間達と共に戦い、共に苦しみ、共に笑いあったゴーオンジャーとしてのかけがえのない日々が、終わりを告げてしまう事を。
それでも、走輔達は早輝を助ける為に必死に説得する。
その声を聞いて、早輝の脳裏に走輔達との数々の思い出が浮かび上がる。
いいかよく聞け!
幸せの女神ってのは……後ろハゲなんだ!
そういう問題じゃない!
幸せってのは、目の前にある時ぐーっと掴まなくちゃ駄目なんだ!
そうっすね。俺達が元気を出してボンパーを支えてあげなくっちゃね。
ごめん……でも、皆を守れるのは私達だけなのよ。
ほら、スマイル。
勝手に離れていった身なのに……。
もう仲間ではない筈なのに……。
早輝の名を叫び続け、必死に助け出そうとしている連達。
そして走輔は諦めずに立ち向かい、野泉チルドレン否、早輝の心の中へ手を伸ばす。
遂に戦うことを決意した早輝は、チェンジソウルを持って走輔の元へ走り出し、野泉チルドレンから分離。
そして、ケガレシアが変身していたケガイエローと入れ替わるようにゴーオンイエローに変身する。
そして、もっとイエローになっていたかったと落ち込むケガレシアの頬を引っ張って笑顔にする。
いつも通り名乗りを決めてゾンタークに立ち向かう。
久々の戦闘だが、コンビネーションはいつも以上。
7人で力を合わせ、ノイーズンを撃破しヒューマンワールドの危機を救った。
走輔達と和解してゴーオンジャーに復帰したものの、ジャケットの着用は恥ずかしいようで、EDで範人と軍平にからかわれている。
さて、この『10 YEARS GRANDPRIX』。
何と早輝だけ新規の変身・メットオフ・ジャケット着用シーンが全てない。
先述の変身シーンは、過去の物を背景に流用している。
『ゴーカイジャー』関連では比較的出番が多かった彼女だけに、残念がった人達は少なくないだろう。
ちなみに、舞台挨拶では軍平役の海老澤健次氏に、お馴染みの「スマイルスマイル」を野太い声で言われたり、復活シーンを弄られたりした。
なお、本作の早輝の心情についてだが、実は本編でもそれらしき伏線は存在する。
劇中終盤、ヨゴシマクリタインの猛攻により自身と走輔、連、ボンパー、スピードル、バスオン、ベアール、ゴローダーGT以外の仲間が全て消されてしまった際、食欲不振になる程のショックを受けていた。
最終的には全員復活するも、【人物関係】の節から分かるように、仲間達と満遍なく絡んでいた早輝にとって、仲間達の死は耐え難いことだっただろう。
本作で早輝が仲間との離別を過剰に恐れていたのは、この出来事がトラウマになっていたと考えると一応辻褄が合う。
- 姉はエイサイヤミーのお姉さんだったのか....見る者全員惚れさせるっていうのはある意味原作リスペクトだった訳か。 -- 名無しさん (2020-07-28 07:52:20)
- 今日は中の人の29歳の誕生日。時の流れを感じるな… -- 名無しさん (2020-07-28 14:19:46)
- 早輝がビンタしたの?美羽がビンタしたの? -- 小沢さん (2020-07-28 14:55:47)
- 199ヒーローのEDでゴーオンイエローと腕組んでのWピースサインのあのポーズ...結構好き。 -- 名無しさん (2020-07-28 18:56:05)
- 姉の回はベアールが最後にガツンと言ってくれると思ってたけど、ギンジロー号を売り飛ばすのはさすがにやり過ぎじゃないかな・・・ -- 名無しさん (2020-07-28 20:02:30)
- やっぱり姉は嫌われてたのか -- 名無しさん (2020-07-28 20:03:01)
- 楼山早苗は個別にしたほうが良いですか? -- 名無しさん (2020-07-29 14:28:25)
- ↑2ここでここまで言われてるんじゃ、新しい記事立てたら罵倒のバーゲンセールになるのが目に見えるしダメだと思うよ -- 名無しさん (2020-07-29 18:42:30)
- ↑分かりました。代わりに楼山早苗の記述を大幅に削除することを相談所で提案しました -- 名無しさん (2020-07-29 20:27:06)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-07-30 21:14:09)
- 流用だったってだけで「大人の事情じゃないの?」「事務所と何かあったんじゃないの?」と匂わせておいて(しかも証拠がない)それで「問いただすなよ!」っていうのはどうなんだろう。わざわざ書く必要なくないか? -- 名無しさん (2020-08-02 16:02:04)
- シンケンイエローの姉はまともなのに 早苗は、それでも555三大悪女よりは -- 名無しさん (2020-08-02 16:45:17)
- ハミィと並んで「報連相を忘れたか」と言いたくなる人。いつかVシネでの各キャラ別行動が明るい理由になることを願ってる。 -- 名無しさん (2023-01-27 16:53:31)
- 森の少年の回の回想シーンで早輝が呼んでたのが両親だけだったのは多分あの時点では姉の設定がまだなかったからなんだろうけど、それが脚本の穴とは思えないのがあの姉貴の恐ろしいところ -- 名無しさん (2023-10-19 15:46:19)
- ゴーオンの1話を見たデカブルー役の林さんは早輝のあまりの可愛さに「なんで俺デカレンジャーやねん、なんで俺ゴーオンジャーじゃないねん」って思ったとか(ツインカムエンジェルのビジュアルも良いと思うけど) -- 名無しさん (2024-01-31 07:22:39)
最終更新:2025年04月20日 17:20