蛮機族ガイアーク

登録日:2009/12/16 (水) 23:43:03
更新日:2020/03/09 Mon 18:01:26
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蛮機族ガイアークとは炎神戦隊ゴーオンジャーに登場する組織。

【概要】

ジャンクワールドを起源とする、汚染された環境を好む悪の機械生命体の種族。
元々はマシンワールドの住人で炎神からは絶滅したと思われていたが、生き残っていた三大臣がマシンワールドの征服を目論み、炎神たちによって放逐されてしまう。
そのため、今度は逃げ込んだ先のヒューマンワールド(地球)にヘルガイユ宮殿を築き、蛮機獣などの戦力を送り込み地球環境の汚染を進めた。

人間とは美的感覚が異なり、「汚い」を褒め言葉、「美しい」と言われる事を侮辱に感じる。似たような感覚の持ち主『電子戦隊デンジマン』のベーダー一族が存在するがベーダーは美的センスは地球人と同様。
大臣同士は互いに実力を認め合っており、協力して作戦を進めることも多い。
またウガッツを含め部下に対する信頼も篤い。
蛮機獣に対しても、作戦に失敗して逃げ帰っても長所を褒め称え、強化させてあげたりと手厚いサポートをしている。
ゴーオンジャーの敵であるが、ガイアークと全く面識のない怪物が登場し「支配する地球がなくなっては意味がなくなる」と一度ゴーオンジャーと手を組んだことがある。
前線は意外とヒーロースピリッツを持っており強敵になりそうだが、バカなのでバランスが取れている。

断末魔がネタ満載なことでも有名。
余談ながら、公式サイトでの蛮機獣解説ページは取扱説明書風の文章になっており、モチーフとなった物品の解説やら劇中での特徴や欠点などを説明書風に上手く面白く纏めているので一見の価値ありかもしれない。
なお三大臣などのキャラクターデザインにはスチームパンクの要素が取り入れられている。

  • ヘルガイユ宮殿
ヒューマンワールドにガイアークが建造した、彼らの拠点となる巨大な前線基地。
設計はヨゴシマクリタイン。建造はヨゴシュタインが実施。
巨大な工場のような外見で、どす黒い排煙や工場排水が終始無秩序且つ大量に垂れ流され、周辺の環境を汚染し尽くしている。
蛮ドーマの発着場も存在し蛮機獣もこの内部で建造されている。
武骨な要塞……と思いきや、内部にはバーカウンターもあるなど比較的生活空間としては良好。

宮殿中枢部には無尽蔵にエネルギーを生み出す「デウス・ハグル・マギア」という永久機関が存在。
「蛮ドーマ」を制限なく瞬時に大量製造できる程の強大なエネルギーを無尽蔵に生成可能な、正しく永久機関と呼ぶに相応しい装置であり、
ヨゴシマクリタインに無限のエネルギーを常時供給する機能も兼ねる。
なお設計図通りに宮殿を建設したヨゴシュタイン自身は、デウス・ハグル・マギアの存在を全く理解しておらず、他の二大臣も気付いていなかった。

デザイナーの酉澤安施氏によると「沢山の煙突からの煙で姿を眩まし、大地を切り崩して資源を消化しつくして、海に廃棄物を流しているイメージ」らしい。


【主な構成員】

≪三大臣一派≫

害地大臣ヨゴシュタイン
「大地を汚す憎い奴!害地大臣ヨゴシュタインナリ!!」
CV:梁田清之
通称:ヨゴ様
ガイアークを束ねる三大臣の一人で、大地を汚す害地目の蛮機獣を作り出す。バカ担当。
本名「バロン・ヨゴレックス・ド・シュタイン」
口癖は「〜ナリ」
パワーに優れた武闘派で戦闘時には「ヨゴシュピア」と呼ばれる巨大な槍を使用。ヨゴシュピアから光線を発射することも出来る。
ケガレシアほどではないが前線に出ることもある。
見た目通りの豪胆な性格だが、
部下であるヒラメキメデスの死には葬式を挙げた後2週に渡って喪に臥しそこから2週に渡って傷心を癒す旅に出たり
そのショックから一度は強い言葉で突き放した2大臣に慰められて感激するなど、繊細で人間くさい一面もある。
部下であるヒラメキメデスの弔い合戦のためギャグを捨てたガチ性能に走ったハンマーバンキを引き連れて大暴れすることもあったが、
最後まで憎悪が長続きしなかったりと根はかなりの人情家である。故にガイアーク内での人望はかなりのもの。
36話でホロンデルタールの遺したゼンマイネジを使ってその力に溺れて独断専行に走り*1走輔を死の淵に追いやったが、復活した彼との一騎打ちに敗れ死亡した。
彼の死にはケガレシアやキタネイダスのみならず、戦闘員のウガッツに至るまで全員酷く悲しみ、後日葬式まで上げている。
ゴリラ顔の主将クワガタンクとは無関係。


害水大臣ケガレシア
「濁り腐った水よ! わらわ、害水大臣ケガレシア!」
演:及川奈央
通称:ケガ様
ガイアーク三大臣の一人で、水を汚す害水目の蛮機獣を作り出す。バカ&お色気担当。
「〜でおじゃる」が口癖。
見た目は鎧を着た女性だが、れっきとした機械生命体。
自らを「偉大なる機械生命体の乙女」と称するが、センスがイマイチ古く「オバサン」は禁句。
人間の姿に変化することも可能で、その際には「汚石冷奈(けがいし れな)」を名乗る。
武器は「ケガレスティック」と呼ばれる棒でにも変化が可能。
劇中のアイドルユニット「G3プリンセス」ではお色気ポジション担当。*2
終盤では自分たちの意識を乗っ取り盾や道具のように扱ったヨゴシマクリタインに対しキタネイデスと共に反逆。
ケガレスティックでムゲンゴミバコの奪取と破壊に成功しヨゴシマクリタインの「正義解散」を封じるが、激怒したヨゴシマクリタインの一撃を受けキタネイダス共々反撃を受け致命傷を負う。
ゴーオンジャーに看取られる中、キタネイダスと共に「友」の待つ世界へ旅立っていった。
しかしこの決死の反逆が、ゴーオンジャーが逆転を成し遂げる最大の要因となった。
スーパーショッカーの蜂怪人とは無関係。

なお当初は中の人が記憶に新しい元AV女優ともあり懸念の声も上がったが、お色気を封印したコミカルな年増乙女がウケ、ヒロインたちに負けず劣らずの人気キャラとなった。
ただそれ故に、「本業」のレビューで「ち○○ん変○強○ジャーに濁った液体をかけられ喜ぶケガレシア様!」なんてことを言われたりしている。


害気大臣キタネイダス
「黒く染まった空気よ! 私、害気大臣キタネイダス!!」
CV:真殿光昭
通称:キタ様
ガイアーク三大臣の一人で、大気を汚す害気目の蛮機獣を作り出す。バカ担当。
「〜ゾヨ」が口癖。
頭脳派でビックリウムエナジーやガイアークが使用する兵器などの製作も行っている科学者。
当初は陰険で狡猾な作戦を実行する頭脳派であったが話数が進むにつれてガイアーク特有のバカっぽさが露呈。
落ち込むヨゴシュタインを慰めたり、ケガレシアと淋しく7並べで遊んだり、時には独りで7並べをして遊ぶ姿が描写されるなど、コミカルな一面が目立つようになる。
部下の努力はきっちり評価する部下想いの人情家としての顔も持つ。ヨゴシュタインの死を受け入れ最初に奮起したのもこの男である。
科学者としての頭脳は優秀であるが、立案した作戦の多くが無駄に回りくどいものだったりする典型的な頭のいいバカ。
その他、様々な世界に知人が居るなど人脈は中々に豊富。
なおヒューマンワールドで覚えた趣味はトランプで、特に「7並べ」を得意とする。
前線に出る頻度は少ないが、戦闘能力は高い。武器は「キタネイバー」と呼ばれる

最終盤ではケガレシア同様、散々自分達を虐げて強権を強いてきた暴君ヨゴシマクリタインに反逆。
ケガレシアが奪ったムゲンゴミバコをキタネイバーで破壊する。直後にヨゴシマクリタインの攻撃を受け、ゴーオンジャーの腕の中でケガレシアと共にヨゴシュタインの元へ旅立った。
ヨゴシマクリタインに対して放った「ガイアークに独裁者はいらないゾヨ!!」という台詞は、
彼らが「ガイアークの理想」を己よりも強大な第三者にさえ譲らず最後まで貫いてきた証明とも言える作中屈指の名言。

中の人はパワーレンジャーシリーズ初代パワーレンジャーのビリー・クランストン/ブルーレンジャーを吹き替えをしたことがある。


害地副大臣ヒラメキメデス
「このヒラメキメデス、命に変えてもヨゴシュタイン様と害地目の名誉を守ってみせます…!」
CV:中井和哉
通称:ヒラメさん
ヨゴシュタインの直属の部下。生暖かい目担当。ヨゴシュタイン曰く「やれば出来る子」
丁寧な言葉遣いと柔らかな物腰が特徴だが、実は計算と策謀によってトラウマになるほど炎神たちを苦しめたガイアークきっての策士。
いい作戦やアイデアを閃いた時の「ヒラメキましてございます」が口癖。
狡猾なキャラから裏切りキャラかと思われたが、実は蛮ドーマなどを開発した実績と知力をヨゴシュタインに認められて副大臣に抜擢されたことに恩義を感じ忠誠を誓った忠臣。
彼のために計算を捨て23話で蛮機獣100体分のビックリウムエナジーを詰め込んで「デタラメデス」となってデタラメな強さで奮戦するが、同じくデタラメに戦った走輔に敗れて死亡するも、死後も幽霊のウラメシメデスとなってサムライワールドの妖怪・伐鬼と共にゴーオンジャーを苦しめたりとその忠義は本物。
最後はお清めの塩乗せブラスターソウルのG9成仏グランプリを受け成仏した。
使用武器はヨゴシュタインが直々に手渡した定規+分度器+な見た目の「ハカリバー」
奥州筆頭や三刀流剣士は無関係。9年後には宇宙戦隊の青い狼に転生したらしい。
「ココロオトメデス」というオネエの兄がいる。


≪総裏大臣一派≫

掃治大臣キレイズキー
「無念であります…害気大臣、害水大臣、骨は拾ってクリーナー…」
CV:竹本英史
ヨゴシマクリタインの配下にして、3つのブレーンワールドを゙掃除゙してきた殺し屋。
冷静沈着且つ礼儀正しいクールな性格で、口癖は「~であります」「ルルルのル」
総裏大臣一派の中では比較的ギャグ色が濃い目で、性格もやや三大臣一派寄りなキャラ。
ヒューマンワールドを綺麗さっぱり片付ける一大作戦「年末ジャンボお掃除大作戦」を決行しようとし、
ホウキショットガンやチリトリシールドなど愛用の武器「おソウジ七つ道具ウェポンズ」を駆使してゴーオンジャーを苦しめたが、最後はエンジンオーG12の前に敗れ去った。
しかし、彼の遺した七つ道具の一つ「ウェポン6 ムゲンゴミバコ」はとんでもない事態をもたらす。
前のジャージ摂政の部下の遣隋使とは無関係。
キャラの元ネタは「ゴルゴ13」+「レレレのおじさん」。


危官房長官チラカソーネ
「受けきれないのね~!!」
CV:島田敏
キレイズキーと共に3つのブレーンワールドを滅ぼした蛮機族で総裏大臣の女房役。
小太りな体形で軽いノリが目立つが本性は陰湿な性格。
体形の割に身軽で、天地逆転の技で相手の攻撃を跳ね返す天地羅苛死憲法(てんちらかしけんぽう)という拳法の使い手。その他に右目や胴体のXマークから光線を発射して攻撃するが、ガンバルオーに敗れる。
女好きの木星帰りのニュータイプ伝説の超サイヤ人とは無関係。
語尾は「〜ノーネ」だが、あの人とは全く関係ない。


総裏大臣ヨゴシマクリタイン
「我を倒すとは笑止…!我は全てに君臨する…11次元の全てを我が物とするのだ!!」
CV:梁田清之
通称:ヨゴ父
ガイアークの頂点に立つ総裏大臣。
キレイズキーが遺したムゲンゴミバコからチラカソーネと共にヒューマンワールドへやって来た。
口癖は「〜ナリナ」で、声は息子と同じ。
ヨゴシュタインの父親だが温厚な息子とは逆に非常に冷酷な性格で、死んだ息子を無能扱いし、部下を平気で捨て駒や道具扱いする典型的な独裁者。
「デンカノボウトウ」と呼ばれる棍棒状の武器を操るパワフルな戦いを得意とする。
その昔ジャイアン族を滅ぼしかけたと言われており、このことからキャリゲーターにとっては因縁の敵でもある。
必殺技は、浴びた者を波動レベルの光の粒子に分解し、ヒューマンワールドから消滅させる金色のエネルギー波「正義解散」
この技で初期3人以外のゴーオンジャーや炎神を次元の狭間に飛ばした。
ただしこの技はエネルギーを大量に消費するため連続で使用できず、その度にムゲンゴミバコから取り出したエネルギーで補給を行っている。
その他、デンカノボウトウから緑色の光線を発射する「強行採決」や、大出力の破壊光線「最終独裁宣言・ヨゴシマニフェストブレイク」といった技を武器とする。
直接攻撃のみならず搦め手技も得意で、他の蛮機族を操り無理矢理特攻させる「クグツカイライ政権」等も使う。
しかし最後はボンパーの尽力で正義解散のカラクリを見破られ、復活・再集結したゴーオンジャーの前に敗北。
「我が負けるなど決してあってはならぬナリナ…!我は11次元の覇者、ガイアークの総裏大臣……!アイムソーリー!!」
という断末魔を残し爆散した。

その後「199ヒーロー大決戦」にてまさかの復活。
本編での冷徹なキャラとは一変、「ヨゴ映」なる撮影スタジオを作りゴーカイジャーとゴセイジャーを倒す映画を撮ろうとするギャグキャラと化した。
何気にアンテナバンキの回に登場したカメラマンウガッツが再登場している。


≪その他の蛮機族≫

害水機士ウズマキホーテ
CV:楠見尚己
アレルンブラ家に忠誠を誓い、二ゴールに仕える害水機士。
で武装し、大洲を巻き起こしてエネルギーを巻きとって吸収してしまう能力を持つ。
かなり前からヒューマンワールドにやってきていたが清浄な環境に耐えられず仮死状態に陥り、
近くにあるゴミを吸収しつつ地蔵と化して眠りについていた。
口癖は「イタダキ」、「○○しナイト」。

害水王子ニゴール・ゾ・アレルンブラ
CV:野島健児
ガイアークの貴族でケガレシアとは顔見知りだが、ケガレシア曰く「美しいものが好きな変態」
美しいものを求めてヒューマンワールドに来ていたが清浄な環境のため石化していた。
ベアールに求婚するなど明らかにガイアーク的にセンスがズレており、そのためにケガレシア様に見限られて死ぬままにされた。
戦闘時にはサーベルを使い、刃先からビームを発射する。
セイラン家のヘタレとは無関係。

害統領バッチード
「負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのである。辞任!!」
CV:銀河万丈
最終話でガンマンワールドにいることが判明したガイアークの首領。
三途の川の水を使い、汚れたガスを永久に垂れ流し全てのワールドを汚すことができる「バッチリウム・プラント」を完成させるために外道衆と手を組む。
ジオンの総帥とは無関係。
侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!』に登場。

保蛮官チラカシズキー
「俺はガイアークという名前が大好きです!」
CV:黒田崇矢
海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場したガイアークの残党。
ガンマンワールドで暴れていたが、突如現れた6人組の海賊が変身した宇宙警察にボコボコにされる。
闇のヤイバとは関係ない。

害統領(二代目)ババッチード
「まだ望まれている内に退陣するのが1番であ~る。辞任!!」
バッチード亡き後に害統領を継いだ二代目害統領。
何故か声はバッチードと同じ。
チラカシズキーと共に忍者集団を率いたりはしていない。
マーベラス「誰もお前なんか支持してねえよ!!」


【蛮機獣】

ガイアークの尖兵であり今週の怪人枠。
ガイアークが地球征服のために作り出す機械生物。三大臣の命を受け、あの手この手で地球環境を汚染しようと働く。
特徴的な語尾を持ち、命令に対し「かしこまり~!」と返すのがお約束。
なおこの返事や語尾は蛮機獣達のギャグであることが判明した。つまりは生態的なものではない。
「害地目」・「害水目」・「害気目」の三種、そして三大臣合作の「害地水気スペシャル目」の計4種類がいる。
だがどいつもこいつもおバカで、発言にはちびっ子置いてけぼりな古いネタも多い。
断末魔では豆知識や誰うまなことを言ったりする。


【その他戦力】

◆ウガッツ
今作の戦闘員。
スクラップが原料の一般兵で、人間を改造しても作ることができる。
人格もしっかり存在し、時には待遇に不満を抱いてガイアークに辞表を提出したウガッツもいる。
戦闘機・蛮ドーマの操縦も担当。
ニゴール専属のビューティフルフレンズも存在する。

◆蛮ドーマ
ヒラメキメデスによって開発されたガイアークの小型機動兵器。ヘルガイユ宮殿の各所に配備されている。
飛行形態と二足歩行形態の二形態に変形が可能で、巨大戦では操縦を担当するウガッツ同様集団で動き回り、空陸両面から蛮機獣をサポートする。
戦隊悪役では非常に久々の戦闘機ポジションの敵。
モチーフは複葉機とカマドウマ。

◆ホロンデルタール
かつてヒューマンワールドになる前のダイナワールドを滅ぼした伝説の蛮機獣。
モチーフはゼンマイとゴリラ
ヨゴシュタインによって34話で復活し、口からの破壊光線や上半身から発生させる衝撃波、胸から出すゼンマイで古代炎神を操る洗脳能力など圧倒的な力で苦しめるがエンジンオーG12の前に敗れる。


ケガレシア「追記・修正お願いするでおじゃる!」


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