登録日:2021/02/24 Wed 22:32:32
更新日:2025/02/16 Sun 18:14:49
所要時間:約 44 分で読めます
武士の道から外れ、邪道に落ちた兵「冥人(くろうど)」となれ
『Ghost of Tsushima』とは、ソニー・インタラクティブ・エンターテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。
PlayStation4向けに2020年7月17日に発売された。
開発は『INFAMOUS』や『怪盗スライ・クーパー』などを手掛けたサッカーパンチプロダクションズ。
▲概要
鎌倉時代の日本の対馬を舞台に、1274年に起こった
「文永の役」…
元寇と呼ばれる蒙古兵(モンゴル兵)と日本の侍との戦争を舞台にしたアクションアドベンチャー。
製作はアメリカのデベロッパーが行ったが、実際に対馬を訪れてリサーチしたとあって、当時の日本文化と雰囲気を
エクストリーム神社参拝も含めて可能な限り再現。
歴史考証や殺陣、当時の生活についてもちゃんとその手のプロが監修についており、それは剣劇などのアクションでも垣間見ることができる。
とはいえ登場人物が架空であることに加えて、対馬の地理造形も現実と異なっており、
「歴史ゲーム」ではないことには留意。
本作はあくまで昭和~平成初期に映画館やお茶の間を賑わせた時代劇をゲーム化したもの、つまり
時代劇ゲームというジャンルといえる。
今作の一番の魅力的な部分は、なんといっても風光明媚なグラフィックとストレスフリーな操作感。
オープンワールドでありながら移動やファストトラベルにおけるロードがほぼなく、ノンストレスで対馬中を駆け巡ることができる。
その自信は「フォトモード」にも表れており、操作中ならボタン一つでいつでも画面を止めて撮影可能で、さらに色合いや構図の加工も行える充実っぷり。
更に複数あるシアターモードの一つに「黒澤モード」というのも選択できる。
これは当時の白黒映画を再現するもので、黒澤明監督の映画作品の時代劇さながらな雰囲気を味わえるようになる。
ただし色で区別する受け流し可否がわかりにくくなるなど事実上難易度上昇のオプションでもあることには注意。
この名称の為だけに、黒澤プロダクションから使用許諾を得たのは有名な話。
これに合わせてか、プレイステーションジャパンのマーケティングの一環として「往年の時代劇映画風トレイラームービー」も製作された。邦題「対馬の冥人」。
その一方で物語は終始陰惨に進み、蒙古に荒らされる民草や随所に散らばる死体なんてのは序の口。
家や村を焼かれたり、吊るされて射的の的にされたり、抵抗した者は拷問の末殺害されることが語られるなど、「侵略される側の地獄」もきっちり表現している。
(なお、レーティングはCERO:Zで流血・欠損表現が普通に出るため、耐性がない人は注意)
そういった話は寄り道系のクエストでも多く触れられており、大抵は仁が駆けつけて解決するものの、依頼主や周りが無事に済む事はほとんどなく、救いのない結末も多い。
そして終わらぬ戦いと悪化してゆく戦線に、主人公(プレイヤー)も段々手段を選んでいられなくなっていく…と言うのがこの物語一番の肝である。
周りの人物も一癖も二癖もある連中ばかりで、あるものは復讐のため、あるものは利益のために独自に動いて陣営が変わり、それが最後の物語へ収束していく。
そんな重厚な物語と、それでいて自由度の高い操作性。美麗な風景、情緒ある
BGMはさながら『和風
アサシン クリードシン・アサクリシャドウズ』といったところ。
一方で敵の攻撃力は(難易度「易しい」での序盤を除いて)高くなりやすく、特に序盤では考えなしに突撃すると囲まれて袋叩きにされるため、最初期は『
SEKIRO』のような死にゲーと思われていたほどには難易度が高い。
もっとも序盤の死にやすさは装備や技能が未熟な初期状態で多数の敵に挑むことが原因で、闇討ちや暗器といった「冥人」としての戦い方を解禁・活用すれば大幅に難易度が下がる。
これは正攻法では立ち行かず、忌避していた外道な戦い方に手を染めてゆく仁への感情移入を促す要素としても機能している。
加えてスキル・装備とプレイヤーの腕前次第では真正面から誉高く戦う「武士」スタイルも基本的には許容されており(人質がいるなど状況によっては隠密・暗殺が強制される)、攻略の自由度も高め。
気軽に操作して無双できるわけではないが、とはいえ難易度「普通」以下ならSEKIROほどプレイヤーがヤワなわけではなく、回復回数にもそれなりに余裕はある。
ただしアップデートで追加された最高難易度
「万死」は話が別。
「難しい」以上に敵の攻撃頻度が増加、受け流し等の猶予が減少することに加えて
ボスへの与ダメージ以外の各攻撃力がインフレし、
自分も雑魚敵も1、2回の被弾で死ぬ。
もともとの「刀の鋭さの表現」を改めて突き詰めたバランスが故に高難易度にありがちな「敵が硬すぎてダルい」ということがなく、かつしっかり難しいので緊張感と手応えを求める人は挑戦してみよう。
難易度は
トロフィーには一切関わらないうえ、メニューからいつでも上下させることができる(「易しい」専用でさらに下げるオプション「戦闘アシスト」もある)ためストーリーを楽しみたい人も安心。
発売後、この
ゲームはすぐ話題になり、わずか3日で全世界240万本、4ヶ月後には500万本を突破。日本でも41万本の売り上げを達成した。
参考までに、初代『
バイオハザード』が508万本、『
NieR:Automata』や上で挙げた『SEKIRO』も500万本である。
特にこの3日で240万本はPS4新規タイトルとしては過去最速。
2020年GOTYでもノミネートし、どのレビューサイトでも(一部でバッシングは受けたものの)高評価判定を得るなど、その人気ぶりは留まることを知らない。
2020年10月には新たに
「冥人奇譚(GoT: LEGENDS)」が解放。こちらはアクション性とロケ地を引き継いだマルチオンラインゲームであり、また違った遊びが楽しめる。
しかし本編以上に難易度が高いため、まずは一度物語を遊び終えてから始めることを推奨。
そして2021年8月にディレクターズ・カット版が発売。
更にストーリーに「壹岐之譚」という外伝が追加された。
難易度はクリア後前提の難しさである上ストーリー中は対馬に戻れなくなるため注意。
しかしクリア前でもセリフが違う箇所は多いので、腕に覚えがあるのならレベルを上げずに訪れてもいいかもしれない。
2024年にはSCEタイトルのPC移植のひとつとして、ディレクターズ・カット版がSteamでも発売され、PCで遊べるようになった。
冥人奇譚はPlaystationアカウントが必須(PS Plusは不要)だが、クロスプレイ対応。
本編は特典として特定の護符を先行入手でき、
Steam側の
実績とPS側のトロフィーを連動してくれるが、なくても遊べる。
CERO-Z関連
団子のように串刺しで晒された首や焼死体が目立つのでその辺がだめな人は覚悟のこと。
逆に臓物が飛び出たりなどはなく、戦闘による欠損は実はよく見ないとわからないレベルだったりする。
一方で斬首の瞬間はモブの蒙古兵隊長格をはじめとして多め。
とある主要人物が首級にされてカメラの方を向いた状態でポイ捨てされるシーンは、思い入れの問題もありキツイ。
流石に子どもの死体は無いもののその代用品の人形はあちこちに落ちているのでやはり精神的に来るものがある。
また、壹岐編は史実と違い十三
世紀末アイランドのためカルト教団めいた敵に薬物幻覚描写や頭蓋骨を使用したトーテム、生きながらに片腕を落とされた民衆など、より描写がきつくなっている。
冥人奇譚に関しては、怪奇幻想要素が強すぎるためかえってグロさは減っている。
▲物語
文永(十三世紀後半)、モンゴル帝国(大元)は東方世界の征服をもくろみ、立ちふさがるすべての国を蹂躙していた。
東の果て、日本に侵攻すべく編成された元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将、コトゥン・ハーン。
ハーンは、侵攻の足掛かりとして対馬に上陸する。
これを防ぐべく集結した対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅。島はたちまち侵略の炎に包まれる。
だが、かろうじて生き延びた一人の武士がいた。
仁は、境井家の最後の生き残りとして、たとえ侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意する。
冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、あらゆる手段を使って故郷を敵の手から取り戻すのだ。
※公式サイトより抜粋
▲主要人物
主人公。プレイヤーが操作するキャラ。
対馬五大名家の一つ、境井家の当主で、後述する地頭の志村とは伯父甥の関係。
本編導入である小茂田浜の戦いにて、志村や大勢の侍達とともに蒙古に立ち向かうも、強力な兵器の前に敗北。
侍は全滅し、志村は捕らわれ、自身も瀕死の重傷を負うも、ゆなという野盗に命を助けられる。
その後再びハーンに挑むも
手痛い再度の敗北を喫する。
以降は志村を取り返すため、そして蒙古を追い払うために仲間を募りながら孤軍奮闘していくことに。
悪化する戦局、追いつめられる民を見ていくうちに、武士の「誉れ」あっては戦にならないと悟り、徐々に戦いの為なら闇討ち、毒殺等手段を択ばぬ「冥人」へと"身を堕とす"ことになる。
詳細は該当項目も参照。
「誉れは浜で死にました」
「ハーンの首を取るために」
- 志村(英:エリック・ステインバーグ 日:大塚明夫)
対馬の地頭で下の名は不明。妻には先立たれており実子もいない。
仁の伯父に当たる存在で、早くに父を亡くした仁に剣法や教養、侍としての「誉れ」を教えてきた。
そのため仁からももう一人の父親として強く慕われており、序盤では「伯父上さえ救えば全て何とかなる」とまで思われていた。
お上の為、規範をもって堂々とする「誉れ」を重んずる武士らしい性格の持ち主だが、それゆえに頑固で、融通が利かない面も持ち合わせている。
また民に対しては(支配階級としては当たり前とはいえ)傲慢な素振りを見せる。
特に反乱を起こした経緯のある遣川の住民に対しては「盗みが得意」などと煽る事もさえもある。
金田城奪還の折に仲間として加わるが、そのころには「冥人」としての戦い方が板についてきた仁と徐々に軋轢を生むようになり…。
とはいえ仁への愛情はずっと変わらずにあり、こういった厳しい対応もゆくゆくは仁に自分の跡を継いでもらいたかったがためである。
誉を重んじるのも決して思考を放棄して形式を守っているわけではなく、平和に対する彼なりの考えがあってのこと。
故に、本編ラストで迫られる選択肢は志村のファンもアンチも苦悩させた。
「我らは規律を守ることで民の模範にならねばならぬ」
「それが誉れを得る道だ」
気の強い女野盗。仁の命の恩人であり、闇討ちの心得を伝授した。
「冥人」の名付け親でもあり、蒙古を打ち倒す救世主として民の間に噂を広めている。
…すなわち、仁に大きな影響を与え、「冥人」へと生まれ変わらせた者。
弟のたかを溺愛しており、彼のこととなると過保護になる位に心配性となる一面を持つ。
たかとともに本土へ行き、新しい生活を始めるために仁の戦いに協力。仁とは苦楽を共にする相棒のような間柄になっていく。
「このお方は蒙古を打ち滅ぼすため、冥府から蘇った伝説の武者"冥人"様さ」
ゆなの弟。勇ましい彼女と比べると臆病な性格。
野盗ではなく、鍛冶職人として生計を立てていたところ蒙古兵に捕まり、無理やり武器を作らされていた。
鍛冶の腕はかなりのものであり、パッケージで仁が付けている鎧は彼の手によるものである。
助けられた後も、最初はなりふり構わぬ戦いをする仁のことを恐れていたが、鑓川で共に戦っていくうちに強く慕うようになり、やがて仁の役に立てないかと一人奔走するまで成長するようになったが……。
役柄の割りに見た目はおっさんに見えるが、髭を剃るとかなりの童顔であり、また精神的にもどこか若さを感じさせる。
「お侍様の戦い方じゃない…」
通称石川先生。戦闘でも基本弓を扱う。というより近接武器を全く使わない。
対馬でも腕利きの弓取として著名な人物だが、偏屈かつ傲慢な性格としても知られており、その身勝手さには仁からも度々呆れられている。
弟子の巴が紆余曲折の末蒙古へ寝返ったと知り、そのけじめをつけるため戦いに身を投じる。
物語を続けるうちに分かるその性格のクソっぷりは、逆に「人間味があっていい」と一周回って愛されるほど。
一方で女性とあれど才あれば弟子に取ったり、仁の戦いぶりに一定の評価をしたり急に百姓になったりと、階級性差にとらわれず物を見る一面が印象深い。
傲慢で頑固で自己中心的であるのは間違いないが非道、外道の類ではない。
一部の冥人から盾にされたり矢筒代わりにされたりする。
CVはかの千葉御大であるがアドリブは少なく終始シリアスな笑いである。
「おのれわしを愚弄するか!!」
対馬五大名家の一つ、安達家の当主・安達晴信(後述)の妻。髪が少し白んでいる事から分かる通り既に老婆と呼べる年齢であるが、対馬一の女武芸者として石川先生と同じく著名な人物。
その昔は凛として優しい性格で知られた女傑だったとのことだが、小茂田浜の戦いで夫と息子全員が討死、さらに賊に襲われ残った家族全てを惨殺されたという凄絶な経験をする。
それ以降は打って変わって気性の激しい復讐鬼と化し、賊をけしかけた黒幕を追うために仁と奔走することになる。
弓のみの石川先生と対照的に、戦闘では主に刀を使って果敢に突撃する。背中の弓矢は戦闘中は飾りと化す。(一応射るシーンもある)
それだけでもインパクトがあるのだが、突撃時のボイスもまた鬼気迫るものであり、とにかく台詞や戦い方が脳筋思考。
そのすさまじさは仁をして彼女と蒙古兵なら敵の方を心配するほど。付いたあだ名が「対馬のアマゾネス」、「婆ぁサーカー」。
「我が一族の仇! ウワア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ!!!」
菅笠を被った牢人の集団、菅笠衆の頭。仁とは幼馴染の関係で、互いに気心の知れた仲。
仁とは確かに友情もあったが、文をスラスラ読んだり牢人を召し抱えるよう口添え出来たりする育ちの良い彼に対して嫉妬のようなものも抱いている。
小茂田浜の戦いで戦死した仲間に代わり、頭の座を引き継ぐが、今やすでに物資を奪わねば食っていけないほど深刻な食糧不足に悩まされていた。
志村救出のため菅笠衆を頼りにきた仁と協力し、物資を奪ったり仲間を取り返したりなど四苦八苦していくが、それでも食糧はまったく手に入らず追い詰められてゆく。
やがて捕まった仲間から「手厚く保護された、食料もくれた」という話を聞いたことで、苦渋の末に取り返しのつかない決断を下すことになる…。
「変わったのだな…」
「お前もな、冥人」
その後、裏切った菅笠衆は
ゲーム本編でもモブ敵として普通に登場する。
蒙古の剣兵よりも格段に手強いのでなかなか厄介。
- 堅二(英:ジェームズ・ヒロユキ・リャオ 日:佐藤せつじ)
杜氏で酒売りの商人。ゆなやたかとは幼馴染の関係。
この手の時代劇にありがちなお調子者の三枚目で、ゆな曰く「島一番の山師(詐欺師)」。
余計なことをしては要らぬピンチを招くため、周りからも鼻つまみ者扱いされている。
その一方で人の役に立ちたいという思いは本物であるため、激化する戦いの中でも、なんだかんだ最後までついてきてくれる。
また年下には優しい一面を持ち、特に自分を慕ってくれる人間には自らの命を張ってでも救おうとする意外な一面も持つ。
彼とのクエストでは何かしら箱樽に入る羽目になる。
「あっしらにはあなたしかいないんです」
「冥人を、待ってるんですよ」
中盤から仲間に加わる僧兵。恰幅のいい体格をした男。
杉寺の「守り手」として知られる兄・円浄と共に修行を積んでおり、蒙古襲来の折にも小茂田の戦いに加勢しようとしたものの、道中で捕虜となって金田城の北方にある伊東砦の土牢に押し込められた。
仲間が1人ずつ殺されてゆく地獄に耐えていたが、仁と志村が砦を奪還したことで救出される。
しかし、兄や仲間を置いて自分だけが生きながらえたことに葛藤も覚えている。
戦闘では身の丈を超える薙刀を振るい戦う。
僧兵として憎しみに囚われず戦う使命を帯びているが、若く精神的に未熟であることに加え作中で受けた仕打ちが仕打ちなので怒りに駆られることもしばしば。
使命と感情の間で苦悩しつつも、「平和のため」と同じ志を持つ兵を募り必死に抵抗する。
「仇討ちではなく、平和のために戦います」
仁の乳母で、薬草の知識も持つ老女。
実母を早くに亡くした仁とは実の母子のように強い信頼関係で結ばれている。
小茂田で侍が全員死んだと聞き、仁も戦死したものと思い悲しんでいたが、境井家の鎧を取りに来た仁と再会する。
仁は百合が
ネズミ退治に使っていた毒草で蒙古を殺せないかと思案、百合は心を痛めつつも知識を提供する。
生まれる前から仕えてきた主であり我が子同然でもある仁のため老体に鞭を打つが、言動の端々に衰えの兆しが現れており…。
「お父上は風となり導いてくださり お母上は鳥となり見守ってくださいます」
安達家当主であり、
安達政子の夫。
本編での役割は蒙古に一騎打ちを所望するも、彼らの作法を知らぬがために油をかけられ燃やされるという、ある意味では
かませ犬のような扱いであった。
以降は妻の政子殿との交流で話題にあがるくらいだったが、壹岐之譚ではその性格が判明。
意外とおちゃめな性格であり、仁とも互いに冗談を叩きあう年の離れた友のような存在ということが判明した。
境井正の死後は残った兵をまとめ上げ正の亡骸と仁を無事対馬に届けており、小茂田では相手が悪かっただけで指揮官としては十分優秀であったと思われる。
ちなみにデジタルデラックス版やディレクターズ・カット版の購入特典である「対馬の英雄の鎧」は彼の装いを模したもの。
「我こそは安達晴信 かの安達義信が五代の末裔なり」
仁の父で境井家の先代当主。
息子に対する情はある・・・というか仁が迷子や病気になると取り乱すほどであったのだが親としては不器用な人間で、
妻に先立たれてからはそれがさらに顕著になり、武士として育てるべく突き放してばかりいたため仁にはもっぱらそちらの性格で記憶されている。
本編の約15年前に壱岐を平定するため進軍するも、現地の賊の罠にかかり戦死。
その際まだ幼かった仁に助けを求めながらとどめを刺されたこと、それになすすべがなかったことが仁にとっては今でも
トラウマとなっている。
ただし、壱岐では海賊を匿った民をも皆殺しにするなど誉あるとはいいがたい振る舞いをしており、
「人斬り境井正」としてその悪名は未だに語り継がれ、壱岐の民に対馬の侍が深く恨まれる所以となっている。
「仁… 手を貸さんか」
- コトゥン・ハーン(英:パトリック・ギャラガー 日:磯部勉)
「侍! 我に降るか?」
本作の
ラスボス。対馬の蒙古兵すべてを率いる総大将で、かの
チンギス・ハンの皇孫、そしてクビライの従兄弟という設定。
性格は悪役に相応しく尊大かつ冷酷。対馬の民に降伏か死かを迫り、抵抗する者には一切の情けをかけない。
勿論降伏したものにも奴隷のような働きを強いる、侵略者の模範像ともいえる人物。
一方でただの血に飢えた獣では決してなく、対馬侵攻に当たって重要な地形や文化、人物関係について綿密に調査しており、
日本語も流暢に話せる。
恫喝を含めた交渉、策謀にも長けており、武力も仁を正面から突破するほど非常に高い。
また敵であっても仁や志村のような人物には一定の評価を下し、殺さずに降るよう説得するなど、あまりに現代的な
悪の美学を持ち合わせた難敵。
愛馬が脚を折ると即刻絞めて部下に振る舞うなど、人情より実利を取る性格ゆえ冥人にはシンパシーも感じている。
そのカリスマ性に魅了される対馬の者もいるようで、ハーンに心酔した僧の手による
怪文書が対馬各所で見つかる。
コトゥン・ハーンの指揮の下、対馬で暴虐の限りを尽くすモンゴル兵にして、
愛すべき雑魚キャラ。
史実では日本より先に侵略された中国・朝鮮(南宋や高麗)の兵も混ざって送り込まれていたが、本作では一人残らずモンゴル人。
無論対馬の民には嫌われており、ゆなや政子殿には事あるごとに「皆殺しだ!!」と叫ばれている。
基本的に剣兵(&双剣兵)、盾兵、弓兵、槍兵、剛兵、てつはうを投げる投擲兵に分かれているが、中には銀・金の鎧を被った隊長格も存在し、それほどの上位の戦士は
日本語を流暢に話せる。
壱岐島にはハーン配下とは別勢力のオオタカ族という蒙古が進出しており、怪しげな経で味方を強化する呪師や剣・盾・槍を切り換えながら戦う複合兵といった
特殊な強兵が追加されている。
対馬の民を脅かす外敵には容赦しない冥人に斬られたり、弓で射られたり、後ろから闇討ちされたり、熊や蜂の大群をけしかけられたりと倒され方のバリエーションは豊富だが、
特に斬られた後の彼らの倒れ方は、時代劇によく出てくる故福本清三氏のような斬られ役感溢れているので必見。
基本的にこいつらは島のあちこちで残虐行為を働いている鬼畜共なので、どんな方法でぶっ殺しても良心が全く傷まないようになっている。
思う存分冥人の恐怖を刻み込んでやることだ。
なお、
日本人にはなじみの薄い言葉で喋るため空耳も豊富。
「ドーショー!ドーショー!!」(←これが聞こえたら弓矢に注意)
「おのれの首で恩賞をいただく」
「おのれの血で畑を潤せ!」
ハーンの命を受け各地の侵攻を指揮する百戸長の一人。名将としてハーンにも高く買われている。
上級の蒙古の例に漏れず
日本語を流暢に話せるが、追い詰められると母国語が出る。
テムゲは鑓川の集落を包囲し恭順か死かを突きつけており、仁はこの包囲を破ることで鑓川の助力を得ようとする。
刻限を迎え攻撃が開始される中、仁は単身で投石機を破壊したうえ一騎討ちの末にテムゲを撃破。
彼の首を刎ね飛ばした瞬間、蒙古に恐怖と死をもたらす「冥人」は真の覚醒を果たすが、それは武士として越えてはならぬ一線でもあった…。
仁が駆る馬。
冒頭で乗っていた馬は小茂田の戦で死んでしまったため、ゆなに助けられたあと新しい馬を選ぶことになる。
その際に「信(のぶ)」「影(かげ)」「空(そら)」の3つから名前を選ぶ事となる。
単なる馬なのだが仁に対しては忠誠を誓っており、ときおりじゃれてくる事もある。
彼を枕に仁が昼寝をするシーンもあり、まさしく人馬一体。ある事から「
メインヒロイン」だの「最高の相棒」等と言われている。
途中とある事情からまた別の馬に乗り換える事になり、この際、元々の馬につけていた名前はつけられないが、代わりに「風(かぜ)」という名前を選択できるようになる。
しかし前の馬との思い出を引きずりこっちには余り感情移入出来ないプレイヤーも多数いたとか。
仁はどちらの馬も「友」と認識しており、馬側も仁の事を慕っている。
壹岐之譚では襲われた民を助けるために蛇や蒙古を蹴り殺すという正義感と強さを発揮するなど意外と賢い事が判明した。
この経験によって仁は「馬力」という新スキルを覚え、文字通り気力を使うことで人馬一体となって蒙古を蹴散らすことが可能となる。
壹岐之譚に登場する海賊。
名前が
文字化けのように見えるがこれが本名らしく「てんぞう」と読む。
かつて壱岐では海賊と侍の戦いがあり、その際に多数の仲間を殺されたことから侍を嫌っているが、
それ以上に蒙古を嫌っているため協力はしてくれる。
侍とのしがらみを除けば善人かつ仲間思いであり、必要とあれば自らの所有物も躊躇なく差し出したり、死した友に「来世では幸せにな」と手向けの言葉を送る。
相手が嫌いな侍であろうと失言の際には素直に謝罪するなどさっぱりした性格であり、やがて仁とは相棒のようになっていくが…。
「おのが先祖の裁きを受けるがよい」
壹岐之譚に登場する蒙古、オオタカ族の長。本名はアンクサー・ハトゥンだがもっぱらオオタカと呼ばれる。
作中唯一の女性蒙古であるが、「女は戦利品」である元寇で壹岐への兵隊を率いている事もありかなりの実力者。
毒を使い人々を狂わせ、情報を聞き出しつつ壱岐を支配していく。
壱岐に恨まれている境井の長男「仁」に興味を持ち、彼を味方にしようと企む…。
ちなみに毒やまじないが無くても普通に強く、杖を槍のように使い妙にアグレッシブな動きをしてくる。
壱岐之譚を進めている間、彼女の毒にやられた仁は考えている事が彼女の声で問いかけになるという状態になるが、描写的に会話中に割り込んでくるように見える為「横やりおばさん」「クソリプおばさん」「FF外から失礼おばさん」等と呼ばれている。
しかも隠密すれば「父が殺された時も隠れておったのう」闇討ちすれば「境井家の面汚しめが」落下ダメージを受ければ「より高くから落ちてみよ 苦しみが終わるぞ」等々状況に合わせて無駄に的確なクソリプが豊富に用意されている。
各地で「冥人」の伝説を語る盲目の僧。システム的には後述のオンラインマルチプレイモード「
冥人奇譚」への入口となるNPC。
…なのだが彼の語る内容は冥人は4人いただの、生者のみならず鬼や天狗とも戦っただのと原形が残らないレベルで脚色しまくった代物で、ようは対馬の
民明書房。
というか冥人はゆなの造語で最近作られたばかりの概念なのに、彼は一体何を語っているのだろうか。
あまりの胡散臭さからか傳承の琵琶法師と違い彼の語りに耳を傾ける民は1人もおらず、そればかりか気味悪がられている。
ただし物語を進めてゆくと民の間でも冥人の噂には行善の語りのような尾ひれがついて行き、山より大きいなどは序の口で、しまいには蒙古を滅ぼすため海を渡ろうとしているだのと語る民まで現れる。
「鬼に立ち向かった冥人たちの伝承をお聞きになりますかな」
2周目限定で現れる、奇妙な面を被った怪人物。
話せないようで、苦しげなうめき声を上げているが商人として取引が可能。
各所の探索や攻略で1周目の報酬に代わって手に入る「幻の花」と交換で様々なアイテムを売ってくれる。
特に護符は仁の能力を制限する縛りプレイ用の「呪縛」札や、「蒙古の犬を撫でて手懐けられる」「紫電一閃を使うと近くの敵に雷が落ちることがある」といった特殊で強力な護符が手に入る。
以上、他にも様々な人物が登場するが割愛。
ちなみに仁の仲間となる人物たちは開発陣いわく「仁の内面に抱える感情の一部を現している」とのこと。
▲探索(クエスト)
対馬が舞台なのは上述したとおりだが、本作はそこから3エリアに分けて構成されている。
始めた時は村や拠点のほぼすべてが蒙古勢に支配された状態で南部からスタートするが、依頼をこなしたり村や拠点を開放することで話が先に進んでいく。
移動に関しては「
ファストトラベル」システムを採用。行った場所や解放済みの拠点ならマップを開くだけで目的地にワープできる。
各ポイントには火の手の煙など大まかな目印がそれぞれに存在し、
また周辺に何かある場合、案内役の金色の鳥がどこからともなく表れるため、探索物が見つからないということはほとんどない。
また目的地や目当ての場所への誘導を、本作では「風の流れ」という形で表現。
これは蒙古襲来時、「神風」が吹いたことで蒙古軍の船が沈み、撤退を余儀なくされたという史実にあやかったものである。
百合の台詞にあるように、風と鳥は仁の亡き両親が姿を変えて仁を導いているものともされる。
メインクエスト
・仁之道
ストーリーの大筋に関わるミッションであり、基本的な能力とマップの解放にも関わる。
対馬南部の厳原(いずはら)を舞台に仲間を集めて志村救出を目指す「守之段」
中部の豊玉(とよたま)を舞台に戦力を整え志村城奪還を目指す「破之段」
北部の上県(かみあがた)に逃れたハーンを追い詰め討伐する「離之段」の3つに大きく分かれる。
内容も、単純な戦闘から見つからずに潜入、痕跡をたどって真相を追いつめるなど様々。
・壹岐之譚
DLCのメインクエスト。
毒と呪いで民を脅かす新手の蒙古、オオタカ族が壱岐に次いで対馬を狙っていると知った仁は単身、壱岐に渡る。
壱岐では侍、とりわけ境井家の者がかつての禍根で憎まれているため、「鑓川の仁」と出自を偽り活動することに。
開始後しばらくは対馬に戻れなくなり、更に終盤まで「境井家の鎧」の染色が制限される(鑓川カラーとGoWコラボカラーのみ)。
サブクエスト
・傳承
「伝承」を旧字体で書いたもの「ばくしょう」ではないで、強化系クエスト。始めるには琵琶法師からその伝説に関する話を聞く必要がある。
一際強力な武器や防具、技を入手することができるが、当然ほかのクエストよりも難易度は高い。
というのも最低1回以上は決闘に持ち込む流れなため、自信がなければ剣術方面を強化することを推奨。
琵琶法師の語りに出てくる、流れるような黒筆の絵巻は必見。
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「迅きこと雷の如し」にて習得。△+○で気力を一つ消費して防御不可の一閃を放つ。よろけて防御不能になっている敵に当てればダメージアップ。
これで敵を撃破すると腕を斬り飛ばし、周囲の敵を腰抜け状態にすることもある。
純粋に隙が少なく、高威力で決闘にも使えるため、非常に汎用性が高い。
かつて対馬を荒らした妖獣を一刀のもとに斬り捨てたという剣客・茂範の奥義で、密かに子孫が受け継いできたらしい。
作中では対馬を追放されていた古賀泰平という悪人が蒙古襲来の混乱に乗じて帰還、重範の子孫を脅して技を盗み、その上で殺してしまう。
仁は一騎打ちの最中に紫電一閃を会得し古賀を撃破。敗北した古賀には落雷が直撃し死亡する。果たしてそれが偶然なのか、技を奪われた者の執念なのかはわからない。
「忠頼の伝説」にて入手。
弓の連射速度と集中(スローモー)時間を強化する防具。
月読命の護符や、伊邪那岐命の護符など、矢に関する能力を上げる護符と相性が良い。
かつて対馬に来襲した海賊をたった1人で返り討ちにした弓取り、長尾忠頼が着用していたとされる鎧。
道中、装束を知る女武芸者と切り結ぶ事になるが、戦っている最中に誤解が晴れ色々教えてくれる事となる。
ちなみにその海賊の出所は壱岐島であり、そこでは当然ながら忠頼も恨まれているため、これを着ていると絡まれイベントの鍵になるという展開がある。
「内経の呪い」にて入手。
弾数は少なく引き絞りにも時間がかかるが兜と盾を貫通できる剛矢と、着弾点で大爆発を起こして敵を燃やす破裂矢を扱え、どちらも強兵に対する破壊力が高い。
弾道の直進性が高く、強化していくと引き絞り中にズームするようになることもあって遠距離狙撃にもぴったり。
確率即死毒の付与や拡散矢を追加する護符はこちらにも有効。
弓の達人、内経は都を脅かす妖を射落としたのだが、死に際にかけられた呪いによって周囲の人をも射殺してしまう。
罪人となるも帝の温情で死罪を免れた内経は対馬に流され、余生を過ごしたという。
彼の遺した弓を探す仁は天狗を名乗る男に襲われ、摩訶不思議な体験をすることとなる…。
豊玉の「吾作の伝説」にて入手。
相手のよろめきやすさと最大体力が増加する強力な防具。
武家の鎧と並んで刀での切り結びに向き、集団戦・決闘のどちらでも活躍しやすい。
ただの農民であった吾作が死んだ侍から出来心で剥ぎ取って盗んだ鎧。村が賊に襲われた際この鎧を着て戦ったところ、
武士の魂が宿ったかのような八面六臂の戦いぶりで村を守り抜いたことから、農民の守り神として語り継がれている。
時代劇ゲームということで様々な中世日本のエッセンスが混ざっている本作だが、吾作の鎧は史実でも元寇の時代に騎馬武者が着ていた「大鎧」というタイプの鎧なので史実コスプレにもお似合い。
あとこれを手に入れた時の仁さんの台詞はなかなか鬼畜と評判。「蒙古で試してみるか」
豊玉の「復讐の化身」にて習得。
L1+R1で気力を3つ消費し、強力な3連撃を繰り出す。捕捉範囲はかなり広く、難易度「万死」であれば瞬く間に雑兵3人を斬り倒せる。
こちらも決闘で使用可能だが、気力管理には注意。
かつて反乱を企て滅ぼされた鑓川の一族に伝わっていた奥義。
当主の時頼が討たれたことで当然その技は絶えたはずなのだが、未だに志村・境井に恨みを持つ鑓川の生き残りの間では
「鑓川の怨霊」を名乗る何者かが民から復讐の依頼を受け、夜な夜な人を斬っているという噂が…。
豊玉の「小次郎の六本刀」にて入手。
剣ではなく暗器に関する能力、性能を強化する。純粋にダメージ増量だけでなく、当てた敵に強力なデバフ効果、2周目強化後は気力吸収する効果も付与させる。
過去の伝承ではなくまさに現在、凄腕の剣客・小次郎が5人の菅笠衆とともに仁の命を狙っていることを法師から知った仁は、彼らを返り討ちにせんとする。
人質を取るもの、人間を暇つぶしがてら斬り殺しているもの、金の為戦うものなど屑牢人が多いが、
礼儀正しく義理固い人物や、剣と共に生き剣と共に死ぬ菅笠衆もおり、仁も彼らには敬意を表する。
…ただし、1対1の決闘を都合6回繰り返して手に入れたこの装束の効果を見るに、小次郎本人は 勝つためならなんでも使うタイプの剣聖なのかもしれない。
上県の「消えぬ炎」にて習得。
R1で油を消費し、一定時間、刀剣に火をまとわせてガード・パリィを不可能にさせ、若干の持続ダメージも付与する。
後半、黄色以上の蒙古剣盾兵の多くが使ってくるアレ。
元々は対馬の山頂に天から落ちた石によってもたらされた技なのだが、求めるものには分け隔てなく技を伝授した結果、
現在の対馬ではこの技を知るものは少なく、逆に蒙古に普及しているという有様である。
仁は極寒の雪山の山頂にある道場で密かに技を受け継ぐ人物から伝授されるのだが「ここに来たのはあなたが初めて」と言ったり、
この技は「天からの授かり物」と表現したりと、まるでこの世のものでは無いような言動を取る。
壱岐島において「境井正の形見」で入手。
これまでの鞍と手綱に代わって馬に装備させることで、被弾しても落馬しにくくなるほか、「馬力」に剛兵特効と低確率の気力吸収が付与される。
壱岐島では「人斬り」境井正とともに、彼の乗っていた荒駒も恐怖の象徴として悪名が知れわたっている。
正の死後残された馬鎧は壱岐の民が剥ぎ取って使おうとしたものの、これを着せられたどの馬も乗り手を殺めてしまったという。
持て余した民がどこかに隠したのだが、父を愚弄されてつい名乗り出てしまった仁は隠し場所を聞かせてもらえず、
上手く忍び寄って話の続きを盗み聞きすることになる。
壱岐島において「猿神と黒手の陸」で入手。
通常の受け流しが不可能になる代わり、「受け流しの極意」「後の先の極意」の猶予時間が結構伸び、反撃の性能も大幅に強化されるカウンター特化の鎧。
上級者向けと見せかけてジャストカウンターの入力猶予が通常カウンター並に滅茶苦茶ゆるくなる。
強制ガー不攻撃が多く本編以上に手強い敵ばかりの壱岐島でも、回避カウンターが使いやすくなるという点で直接戦闘の救済策を担っている。
殺した人間の肉を猿に食わせるサイコな海賊の頭・黒手の陸が着ていた鎧で、強化後の兜のデザインは某儀式の人のようなインパクト満点。
陸はその残虐性から手下に裏切られ、毒で目を潰され胸を突かれてもなお死なず、鎧を隠したのち船を燃やして手下を道連れにしたとされる。
ちなみに壱岐島の傳承2つは琵琶法師ではなく壱岐の民から話を聞くので、墨絵の演出こそ同じだが語りの口調が法師とは異なる。
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・浮世草
民の噂話を聞く、または直接現地で依頼主と話すことで発生。
中には突然戦闘に巻き込まれ問答無用でクエスト開始になる場合も。
大筋には関係がないが、クリアすることで
経験値や護符、レア素材が入手可能。
大まかに分けて通常、仲間、壹岐の3タイプがある。
通常版はいわば「時代劇の1話完結エピソード」。ゲストキャラにはモブなのにやたら濃い人物も。
仲間版は文字通り主要な仲間たちの物語で、
ゲーム全体にまたがっての章立て。防具の最終強化に必要な絹を入手するほぼ唯一の手段。
そして壱岐の浮世草は「数が少ないが密度が濃い」という方向性になっている。後日談やちょっとしたルート分岐といった特殊なギミックがあり、大きな護符が報酬のクエもあるなど
ゲーム的にもお得。
ただし、
「失いしもの」は本作屈指の救いのないエピソードなので要注意。
●成長に関わる探索物
温泉は体力を、稽古場は気力の最大値を上げることができる。
稽古場は指定のボタンを連続で押して竹を斬るミニゲームをする必要がある。
2周目に幻の花をもらう際もミニゲームをこなさなければならないので苦手な人は覚悟すること。
もっとも制限時間はアクセシビリティオプションで消す選択ができるし、そうでなくとも何度もミスしていると仁の動きが遅くなり猶予が長くなるので最終的にはどうにかなる。
対馬各所に散らばっており、一定数を拝むことで護符の装備数、上限到達後は「稲荷の力の護符」などの入手及び強化になる。
祠はそれぞれ、付近に棲む狐が知っており、追いかけることで場所が分かるようになっている。
壹岐には存在しない。
対馬各所に散らばっており、拝むことで大きな護符を手に入れることができる。
また、弓の強化に使うシイ材は拝んだ際のものだけでなく道中または社近くにも1本必ず生えている。
しかし正規の参道は蒙古に壊されていたり崩壊したりしているため簡単にたどり着くことはできず、
道なき道をロッククライミングの要領で進むエクストリーム参拝が必要。
その名の通り蒙古が占領している拠点で、全ての敵を倒すと解放できマップ上でも周囲の霧が晴れる。
太刀の強化に必要な金(貨幣ではなく金属の方)ももっぱら拠点の解放報酬。
規模によっては人質を解放する、火薬樽を爆破するなどの目標があるほか最後にボスとの決闘がある場合も。
また到達時にランダムに任意目標が発生し、成功すれば追加で噂が広がる。
この任意目標、「よろめき状態の敵を倒す」「受け流しの極意で敵を倒す」「[傳承の技]で敵を倒す」といった武士らしく達成できるものもあるが、
大半は「特定の暗具で敵を倒す」「上空からの闇討ちで敵を倒す」といった冥人プレイのトレーニング的目標がよく出される。
幸いこれによって得られるのはわずかな
経験値ボーナスであるため、難しいかやりたくない場合
スルーしても特に問題はない。
●その他の探索物
遠くからでも目立つ石碑で、鞘や鍔の模様やデザインを変える装具が拾える。
能力アップなどはつかないので単純に観賞用。
種類が非常に多く、クエストクリア報酬のみならず対馬の様々な場所に隠されている。
対馬各所の景勝地ではその風景を見ながら和歌を詠むことができる。
内容にもよるが、ある程度選択肢があるため、自分なりのオリジナル和歌を作成可能。
詠み終わると自分が作った和歌が刻まれた鉢巻を入手できる。
原語版ではただのポエムだったのだがローカライズにあたり「ちゃんと五七五に収め」「鎌倉武士らしく、ある程度武骨で雅になりすぎない」「3×3×3=27通りの組み合わせ全てで意味が通る」を20句以上の俳句全てで作り込んだ狂気の産物。
各地の墓地ではこおろぎの入った虫かごが見つかることがある。
集めると天候を変える笛の曲の数が増える。周回後も再出現はせず、幻の花はもらえない。
小茂田で散った武士たちの逸話を語り継ぎたいという依頼者のため、のぼり旗を集める収集要素。
一定数ごとに「馬具」の染色がもらえ、対馬五大家にまつわる話も聞ける。
取得後は完全に消失し2周めの幻の花はもらえないが、五大家の話はちゃんと聞ける。
世界観や史実に対する理解を深めるためのフレーバーテキスト。
文と書状は先述のハーンに心酔する僧の怪文書や作中事件の背景を示唆するテキスト、蒙古から
逃げる民の書き残しなど。
蒙古の品は蒙古の拠点にある様々なアイテムにくっついた巻物を集めることで記録され、これに彼らの文化についての解説テキストが載ってある。
●壱岐限定の探索物
猫、猿、鹿の霊地。笛を吹くミニゲームで動物を手懐けることで、対応する護符を強化できる。
ただし、少なくない数が既に蒙古に占領されており、事前に連中を殺処分しなければならない場合も少なくない。
エイム時のスローモーション時間を伸ばす「集中の護符」の入手及び効果強化。1ランクごとに+0.1秒。
ク ッ ソ ム ズ い。 ノンストップで一矢一殺出来ないと黄金ランクは無理。
集中系を徹底的に強化した上で設定からエイムサポートをONにしないと
FPS熟練者でもなければ、黄金ランクはまず無理。
しかもエイムサポートに頼ろうとすると射程が足りない(少し上に照準を合わせて放物線の落下軌道で撃ち抜く必要がある)ところもいくつかある。
さらに竹を斬る稽古と違い、どんなに失敗しても制限時間が緩和されることはない。
も う や だ 。
一応、各所で白銀ランクまで取って「集中の護符」を強化する、1周目で弓取りの装束を使う/2周目で忠頼の装束をさらに強化することで多少難易度を下げられる。
幸い黄金ランクの獲得はやりこみ要素であり、全箇所で赤銅ランクを取る(とりあえずクリア)だけでも
トロフィーは獲得できる。
護符の性能には影響するが、そこまで性能を突き詰めなければいけない状況がこの弓の修練自体くらいなので…
15年放置されぼろぼろになった実家の旗。一定数ごとに壱岐の傳承で手に入る馬鎧の染色を貰える。
対馬の物と同様、世界観や史実に対する理解を深めるためのフレーバーテキストだが、
半分はオオタカ族どもが撒き散らしたカルトな降伏勧告になっている。
●噂が広がる
敵を倒す、村を開放する、クエストをクリアすることで
経験値ポイントがたまり、仁の身体能力および、剣術や暗殺術などが強化される。
そういった
ゲーム的成長要素を本編では「噂が広がる」という形で表現しており、最初は死に絶えたと思われた無名の侍が徐々に名を変え、最終的には冥人へとなっていく。
経験値が一定ずつ貯まればスキルポイントになる。
数ポイント分の経験を積むと代わりにレベルアップとなって異名が変わり、最大体力が多めに伸びる(気力ゲージ最大値や護符を手に入れることもある)ほか、後述する暗器を一つ解放でき、敵兵にも変化が出るようになっていく(敵を倒すととまれに他の敵がビビったり、一目散に逃げだすなど)。
なお壱岐島では対馬の噂が届かない為、こちらでも上げ直しとなり、敵兵の挙動も上げる前のものとなる。
しかし対馬で会得したスキル自体は受け継がれるので、事実上のレベルキャップ解放と言えるだろう。
▲アクション
●剣術
基本は□ボタンで速打(弱攻撃)、△ボタンで崩しゲージを溜める強打(強攻撃、体幹ゲージのようなものを満タンにすると一定時間敵がよろめく)、△を長押しして離す→連打で溜め強打コンボ。他回避と防御などオーソドックスなつくり。
防御はタイミングよく押すことで受け流し(パリィ)も可能だが、赤く光る攻撃は防御も受け流しもできない。
パリィのタイミング判定自体は難易度選択に大きく影響されるが比較的緩く、さらに「受け流しの極意」を習得してからは、よりシビアなタイミングのジャストパリィで効果を跳ね上げることができる。
他、赤いガー不攻撃の一部が青白く光るようになり、受け流しだけはできるようになるスキルもある。
スタミナゲージの概念はないが、弱攻撃は連打しているとどんどん速度が遅くなり、やがて敵もこちらの攻撃を受け流しに来るためごり押しは不可。
自分から攻めに行く場合は、
まず強攻撃での崩し
を試みたあと、弱攻撃は崩れた相手にのみ打ち込むのが定石となる。
勿論敵は複数いると矢継ぎ早に攻撃を繰り出してくるため、いかに相手の攻撃を見極めていくかという守りの立ち回りが重要になる。
剣術には石の型、水の型、風の型、月の型の4種があり、隊長格を倒すか、隠れて動きを見極めることで習得ポイントが得られる(見極めが可能な場合は両方を満たせるので、隊長1人につき最大2ポイント)。
それぞれ蒙古兵が持つ武器に応じた特効があり、有利な相手は強打と溜め強打で崩しやすくなる。
中盤からはこれらの型をR2+ボタンで適宜切り替えながら戦っていくことになる。
・石の型
最初から習得済みの型。強攻撃で袈裟斬りコンボ、溜め攻撃で突きを放つ。
袈裟斬りは刀剣(二刀流含む)の敵兵を強攻撃で崩しやすいが、鍛えないと振りが遅いため格上の相手だと回避されがち(最後のスキル「岩雪崩」で石の型の強打速度アップ)。
溜め突きはかなり与ダメージが高く、スキルによって連続技になる。使いこなせば敵を一気に倒せる。
決闘の場面でも刀のみの相手は多いため、出番は多い部類。
・水の型
最初に習得できる型。強攻撃は切り上げコンボ・溜め攻撃は高速での連続攻撃が放てる。
ガード不能攻撃が増える盾持ちの相手を崩しやすい。盾兵は蒙古兵に多く、百戸長辺りならば決闘でも出てくるため、こちらも出番は多い。
だがそれ以上に溜め連撃がとても強力。スキルにより「流麗の伍連」になると1セットでほぼすべての盾兵を崩せ、
最後のスキル「怒水」によって溜め攻撃の威力が上がれば、他の武器相手でも状況次第ではごり押しで削ってしまえることも。
・風の型
単発型だが、強力なスキルの多い型。強攻撃では縦回転切り2連からの足蹴り。溜め攻撃は直に足蹴りを繰り出して相手をふっとばす、敵の崩しに特化したダメージを与えない技。
槍兵に有利…とはいえ、そのままだと一番隙が大きいしダメージに繋がりづらい技も多いので使いづらそうな印象を持つが、「槍の守り」まで習得すると強攻撃と溜め攻撃の動作中は自動で槍を受け流しできる。
溜め蹴りも強く、最後まで鍛えると剛兵以外は吹っ飛んで転倒し、そのまま追い打ちでとどめが可能。場所によっては高所から落下死させることもできる。
・月の型
最後に習得できる型。強攻撃で速い足蹴り、溜め攻撃で横回転切りを放つ。
剛兵(巨体の敵)に対して有効。こいつらは耐久力・速さ・攻撃範囲がどれも強い上、ハンマーや斧持ちは殆どの攻撃がガード&パリィ不能&食らうと吹っ飛ばされるという厄介な相手。
そのため手早くよろめかせるこの型は非常に便利で、△技がどれもクセなく使いやすいのが特徴。
特に最後まで鍛えたときの「
回転斬り 参連」→紫電一閃のコンボが強力。
難点としては、型ポイント合計23が必要で習得するまでが割と手間であるところか。
・冥人の型
中盤で習得可能。型というよりは特別な条件で使える無敵モードのようなもの。
自らの手で敵を7人無傷で倒すか、隊長格を闇討ちすることで使えるようになり、発動すると画面が「黒澤モード」のごとく白黒になり、近くの敵は
クロウドリアリティショック物の怪を見たかのように怯えて二の足を踏む。
この状態では3体まで雑兵を一撃で倒すことができ、加えて敵が永続の腰抜け状態になり逃げ出す≒無力化される場合もある。
1体1の決闘でもあらかじめ溜めていれば使用可能で、さすがに即死ではないが大ダメージ攻撃を3回行え、ほぼ確実に1形態分を飛ばす事ができる。
しかし発動中及び7人倒す途中に攻撃をもらうと強制解除され、最初から溜め直しとなる。(落下やてつはうの自爆など敵の攻撃以外でのダメージならセーフ)
そのため直接戦闘で溜めるのはかなり困難であり、飛び道具や闇討ち…すなわち冥人プレイを促す要素となっている。溜まったらさっさと積極的に使っていきたい。
なお、仲間が倒した敵や混乱針による同士討ちはカウントされない。
また冥人の型の必要カウントを軽減する鎧も存在する。
・一騎討ち
こちらがまだ未発見状態で、敵が一定数いる時に使用可能。
いわゆる「
刹那の見斬り」で、敵が突っ込んできたタイミングでボタンを離すことで敵を一撃で斬り伏せる。
装備や兵術を強化することで更に複数人斬ることができ、気力も大幅に回復できる。
反面リスクもきつく、誤ったタイミングで斬りかかると返り討ちに合い強制的に体力が1にまで減らされる。
後半ではフェイントをかけられたり純粋に隙も少なくなるため、あえて使用しないのも手。
またこれとは別に1対1の
決闘モードもある。
横やりは入らない反面、暗器や
飛び道具は一切使えないボス戦であり、純粋に剣での勝負となる。
ちなみに、本作は回復アイテムは存在しない(徐々に回復する護符や装備は一応存在する)。
ダメージを受けた場合は、気力を1つ消費することで中程度回復する。そのため気力数=回復回数でもある。
その分気力の上昇手段は多く、敵を倒す、闇討ちをする、ヘッドショットを決める、攻撃を受け流す、一騎打ちを成功させるなどで容易に溜まるようにはなっている。
●飛道具
お馴染みオープンワールドのお供たる射撃武器。仁之道において石川先生から賜る長尾家の一品で、これがあれば遠距離から敵を殺せる。
叢などに火をかけたりして敵を強く釘付けにできる火矢も使える他、ある護符を装備していれば一定確率で即死毒が発動するなど応用も効く。
通常の矢でも、高所にいる見張りを倒すときや、爆発樽や蜂の巣などの危険物で敵を処理するのに役立つ。
飛び道具の中では弾数が豊富なのも長所であり、壱岐で手に入る護符をつけると
一度に3本の矢を番え、複数の敵の頭を自動で同時に射貫く拡散矢の絶技まで使用可能になる。
ただしこの軽い矢は上級の蒙古兵が身につける兜と盾には弾かれるため、ヘッドショットを狙う時は注意。
仁之道で入手できる、もっとも誉なき暗器。吹き矢の要領で毒針を飛ばす。
弓より射程が短く、同様に兜や盾には弾かれてしまうがしゃがんだまま発射することができ、静かなので射点もバレにくい。
トリカブトの毒を塗った「毒針」は命中したが最後、敵は
盛大に吐血してもがき苦しみながら死ぬ。タフな剛兵や蒙古の隊長だろうと問答無用で死ぬ。
ヒガンバナの毒を仕込んだ「混乱針」が当たった敵は怒りで我を忘れ、敵味方関係なく攻撃するようになる。
ただ、
混乱と言っても仁を見つければ優先して襲いかかってくるので焦って突っ込まぬように注意。
どちらも非常に強力だが、補充には対応した花を採取する必要があるため、所持数の少なさ以上に手間がかかる。
●暗器(レベルアップで解禁される飛道具)
「どこも蒙古で溢れておる…戦えば、野犬のように囲まれてしまう
奴らを寄せ付けない手はないだろうか…」
「飛ばすのに向いた両刃の鏢、敵の虚を突き、一息に仕留める」
お馴染み忍びの武器。最初は必ずこの武器を開放することになる。
一度に2個投げて当たった相手を強制的によろめかせる。けん制用と思われがちだがかなり高性能。
ワンボタンで複数自動エイム、確定でよろめかせる上にこれ自体の威力もそこそこあり、強化すれば弓兵や犬・鷹くらいなら一撃。
特にホーミング性能は冥人奇譚とは別次元でフリープレイから入った人は驚くこと請け合い。
強化すれば3本同時投げになるほか、護符で強化すれば5本投げまで可能。
「蒙古の火薬を玉に詰めて投げれば、火の出る武器として、使い出があるが…」
爆発する火器を狙った位置に投げつける。現代で言う
手榴弾のようなもの。
持てる数は控えめゆえ、敵が集まった所を狙って投げると効果大。味方にはダメージがないため、敵に囲まれた仲間や人質に投げるのも絵面の酷さを気にしないならアリ。
史実でも蒙古兵が使い武士を驚かせたと伝わる、日本の歴史では有名なアレ…だが、海外での知名度が実はお察しなので、英語版では「Black powder bomb」と味気ない名称である。
ちなみに殺傷力があるのかただの威嚇用か論争が続いていたが、近年海底から引き上げられた現物には金属片が仕込まれていた痕跡があり、殺傷力があった説が有力になりつつあるとのこと。
「香に火薬を混ぜれば濃い煙が出るだろう。目くらましに使えるはずだ」
その場に投げつけ敵の目をくらませる。強化すれば自身への回復効果も付与可能。
強制的にこちらを未発見状態にできるため、ここからの闇討ちや
飛び道具を使った後の仕切り直しなど、囲まれた際の一計としては非常に強力。
ただしその分、所持数は
飛び道具系の中でも一番少ない。
「火薬を詰めた袋に松脂を塗れば、敵の体に引っ付く」
要するに
スティッキーグレネード。
てつはうではなくくないと同じように相手を自動で狙って投げつけるので、逃げながら手早く使う分に適している。
強化すれば自分が爆発に巻き込まれなくなるため、より乱戦向きに。
他にも下級の雑魚兵ならほぼ一撃、そして周辺の敵も同時に吹き飛ばすようになったり。
「音を立てれば番兵が来る、鈴を使って遠ざけるか引き寄せるか…」
狙って投げた地点に相手をある程度誘導し、闇討ちを効率よく行うための道具。未発見状態のみ有効で、優先度は敵の死体よりも下回る。
鈴はアサシン垂涎の一人のみ釣り出すことができる仕様。さらに「毒霧の護符」と併用すると拾った相手を毒煙で即死させる。この"毒鈴"はゲーム性が別物になるので、冥人プレイに華を添える。
スキルによって追加される「爆竹」は複数人を集める事ができ、連続闇討やてつはうなどと合わせて殲滅に使ったり、あるいは手薄になった場所をすり抜けていったりとよりテクニカルな使い方をする。
●闇討
こちらがまだ未発見の場合、敵に近づくことで脇差を使った暗殺を仕掛ける。
最初は一体葬るのにすごく手間がかかるが、脇差を強化することで最終的には喉のひと突きで終わらせるくらいには早くなる。
背後から、正面から、頭上から、障子越しなどバリエーションも豊富。
「数が多い…一人斬り血が流れる前にもう一人を斬らねば」
「続けざまに三人も敵を斬れば、活路を見いだせよう」
またスキルを習得すれば、最大3人まで連殺も可能。
隊長格の場合、最初は殺しきることはできないが、とあるイベントを経た後は背後から一撃で斬首し冥人の型のゲージを一気に満タンにすることができる。
10月より無料アップデートで公開したマルチプレイヤー版。
陣地防衛の「九死」と物語に沿って進む「奇譚」。そして壱与との戦いを描いた「大禍」の3種に分かれる。
4つの職から一つを選び、仲間とともに蒙古と妖怪に立ち向かうというもの。
マルチオンラインのため、インターネット環境が必須な点には注意。(1人でもプレー自体はできるが、クリアはほぼ不可能)。
こちらも該当項目を参照。
▲余談
- 対馬をスポットライトに充てたゲームだからか、対馬市とのコラボも積極的に行われた。ゲームの公式サイトでは観光名所や、歴史、地元料理が紹介されるなど一見の価値あり。
- 『世界ふしぎ発見』にも、対馬を紹介する際に本作が登場したことも。なおその時のナレーションは石川先生こと千葉氏である。
追記・修正は「誉れ」を捨ててからお願いします。
- 後々冥人忌憚も作成します。 -- 作成者 (2021-02-24 22:41:17)
- 監修した人もいたろうけど侍の心情とか和歌とか違和感のないレベルで海外の人が表現するってすごいと思う。開発が黒沢映画好きと公言してたのは伊達じゃなかったな -- 名無しさん (2021-02-24 22:56:36)
- サブメイン問わず蒙古が「残虐」だからこそ、プレイヤーと冥人の心境がシンクロしてくるんだよなぁこれ。あと表情の付け方がすごく上手い。 -- 名無しさん (2021-02-25 00:14:06)
- 映像や小物は「っぽさ」全開で歴史的考証とかぶん投げてるんだろうけど、何より日本人好みする「侍の精神性」「誉と現実」を上手く描写してるのがすごい。どんだけ時代劇見たんだ。 -- 名無しさん (2021-02-25 01:07:57)
- 最近建て主アピールマン増えたな… -- 名無しさん (2021-02-25 10:26:27)
- ↑ルールで推奨されてないし項目申請できるのにね -- 名無しさん (2021-02-25 12:21:54)
- 野暮な話だけど、この時期の実際の侍は蒙古が自分達のことを棚に上げてド外道扱いするレベルの超凶悪殺人鬼ばっかり(※蒙古視点です)だったという。 -- 名無しさん (2021-02-25 13:54:45)
- ハーンとの最終決戦は1対1にした方が難しかったんじゃないかと思う。いくら雑兵と組んで襲ってこようともてつはうやらとりもち弾やら使えるならだいぶ楽だし。 -- 名無しさん (2021-02-25 21:55:01)
- ↑2まあ実際の蒙古軍はわざと自分達の悪い噂を流してから無条件降伏を迫るやり口だったらしいし、降伏するなら腹を裂くくらいの侍たちはこの上なく厄介だったかも -- 名無しさん (2021-02-25 23:28:18)
- タッチパッド壊れてて困った唯一のゲーム -- 名無しさん (2021-02-26 23:55:50)
- ↑2初戦はタイマンを挑んだからこっちも正々堂々戦ったけど、最後は集団で襲ってきたからプレイヤーも絡め手を解禁した、っていう考察があったね -- 名無しさん (2021-02-27 10:16:01)
- 発売前はインファマスを引き合いに出されて叩かれたり、それこそゴースト汚物島呼ばわりされていたのが最早懐かしいな -- 名無しさん (2021-03-03 12:22:56)
- ↑6 鎌倉武士のド外道ネタとか蒙古軍からのそういう扱いネタってかなり嘘が多いよ、特にネットで有名な話は。全部ではないが。 -- 名無しさん (2021-03-07 23:51:59)
- 割と発売前からPVとかから注目されて期待高かったような -- 名無しさん (2021-03-17 01:54:23)
- 竜三って主人公の幼馴染で主人公が気づいてないコンプレックスの塊とかいかにもって感じだったよな… -- 名無しさん (2021-07-23 03:16:52)
- ゴジラ-1.0を観た時「このゲームみたいに白黒版やってほしい」って思ったな(そして実際にやった) 色んな名作の黒澤モードが見てみたい -- 名無しさん (2024-06-09 18:14:23)
- 誉を捨てるほど楽になるっていう悪魔的なシステムがすごい -- 名無しさん (2024-08-21 20:32:19)
- 続編も楽しみ -- 名無しさん (2024-10-18 00:59:48)
- 海の向こうの人たちの、時代劇への溢れんばかりの愛と尊敬を感じる作品。 -- 名無しさん (2024-10-25 15:59:56)
最終更新:2025年02月16日 18:14