登録日:2020/07/03 Fri 07:03:59
更新日:2025/04/20 Sun 00:00:14
所要時間: 推測:約 76 分
気の遠くなるような、遠い未来。
武器を持った人形と、機械が戦っていました。
彼らに戦争を命じた者達が、死に絶えても
教えられた言葉は、忘れませんでした。
まるで、棄てられた子供のように。
これは命なきモノ達の、魂の物語。
全ての存在は滅びるようにデザインされている。
生と死を繰り返す螺旋に……私たちは囚われ続けている。
これは、呪いか。それとも、罰か。
不可解なパズルを渡した神に
いつか、私たちは弓を引くのだろうか?
命もないのに、殺しあう。
NieR:Automata(ニーア オートマタ)とは、アクションRPG作品の1つ。
2017年2月23日に
PlayStation4向けに発売され、2017年3月には
SteamでPC版も発売されている。
ストーリー
遠い未来。
突如侵略してきた異星人。
そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。
圧倒的戦力の前に、人類は追われ月へと逃げ延びていた。
地球を奪還する為に人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。
さらに膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊を投入する。
人のいない不毛の地で繰り広げられる機械兵器とアンドロイドの熾烈な戦い。
やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……(公式サイトより)
概要
ファンからは高い評価を得ながらも、売上的にはイマイチ振るわなかった前作
『NieR Replicant/Gestalt』に比較すると2024年12月時点で
全世界累計900万本以上出荷(DL販売含む)という凄まじいヒットタイトルになり、国内外で高い評価を得ている。
特に大きな反響を呼んだのが2016年末に配信された
体験版で、プラチナゲームズの得意分野であるスタイリッシュなアクションに加え、
2Bというキャラクターの非常に印象的な
尻やビジュアルや退廃的な
BGM・世界観といったものがSNS等のネットメディアで話題になった。
これをきっかけに
ゲームのリリース前からPixivなどのイラストサイトではファンアートが爆発的に増え始め、一気に注目を集めるタイトルになったといえる。
発売後は、初週国内売上のみで約20万本を突破、2017年4月には国内外でのDL版含む販売数が100万本を突破。
2019年2月にはDLCなどの各種特典を収録した『Game of the YoRHa Edition』が発売、2019年5月には400万本突破を記念したトレーラーも公開された。
また、メディアミックスも豊富であり、舞台・
ノベライズ・コンサートイベント・朗読劇と様々な形で世界観を補完する展開がされている。
ちなみに、そもそも本作の前身はヨコオ氏が2014年頃に立ち上げた『舞台ヨルハ』という女性アイドルによる演劇プロジェクトであり、『NieR』シリーズの続編企画としてブラッシュアップしたものがゲーム『NieR:Automata』として形になったという経緯がある。
ゲームのヒットに伴い2018年には『音楽劇ヨルハ』として舞台もリメイクされ、完全新作の『少年ヨルハ』という舞台も公演された。
アニメ化もされ、『NieR:Automata Ver1.1a』の題で2023年の1月から3月にかけて放送されたが、新型コロナウィルス蔓延により9話~12話の放送が延期され、同年7月に改めて放送。
12話放送後には第2クールの制作が決定し、2024年7月より放送された。
ちなみに前作の時代がAD3360年頃なのに対し、本作のプロローグで2Bが参加した地上への降下作戦が実施されたのがAD11945年と実に
8000年以上の時間が経過している。
そのため、
とあるキャラクターを除けばストーリー上のつながりはなく、前作を知らなくてもさほど問題はない。
むしろ、2021年4月に『NieR Replicant』のバージョンアップ作品『NieR Replicant ver.1.22474487139…』の発売がされたので、こちらを先にプレイした後に『ver.1.22474487139…』をプレイするというのも想定されたプレイ順の1つであると思われる。
特に、『ver.1.22474487139…』の追加要素の1つには、『Automata』を少なくともCまたはDエンドまでプレイしていることが前提の内容が含まれており、体験上は追加要素をプレイする前に『Automata』をプレイしておくことを本当に、本当に推奨する。
作風
これまでのDOD・NieR作品と言えば剣と魔法のファンタジーと(DOD2を除き)救いのない結末でおなじみだったが、本作はこの方向が変更されている。
まず前者についてだが、前作にもあったポストアポカリプス要素が本作ではより強まり、さながらSFダークファンタジーといった方向性に仕上がっている。
本作は前作で人類の為に製造されたアンドロイド達、そして彼らと戦う機械生命体というロボット達の戦いが軸であり、そのためよりSFチックかつ機械的な要素が多数表れている。
ロード画面はアンドロイドの起動準備画面になり、支援攻撃は白の書による魔法攻撃からポッドによるレーザー射撃となり、共に戦う仲間も魔法では無くハッキングで支援を行う。チップを組むことで、ステータスからUI表示まで自分で実装する―――
本作は、そうした「登場人物が機械である」という設定を活かした機能が実装されている。
マップについても、人類が去り朽ちたビル群や砂漠に埋もれた団地、打ち捨てられた遊園地といったポストアポカリプス要素の強いものや、主人公たちが暮らす機械的なバンカー、敵が作り上げた無機質な構造物といった具合に、過去作以上にSF要素の強い場所が登場している。
それでいて完全にSFという訳でも無く、これまで通りのダークファンタジー的な要素も含まれている。それ故にシリーズの中でも特異な作風に仕上がっている。
そして後者だが、詳細はネタバレになってしまう為この後の記述に任せるものの、事前にヨコオ氏も発言した通り後日談も含めて一応はハッピーエンドになっている。
完全に大団円かと問われると頷くことは出来ないものの、真エンディングとその後日談の結末そのものは晴れやかであり、希望もそれなりに見えるような物になっている。
但し、じゃあ本作は鬱展開にならないのかと言うと別にそんなことはなく、(過去作と比べると大人しめと言われてはいるものの)真エンディングに至るまでの過程にはそれなりにキツい場面もある。
3周目のシナリオではそれが顕著に表れ、1~2周目で見知った登場人物らが心身共に追い詰められ、場合によっては破滅していく展開が続く。特に9Sやパスカルに関する場面は人によってはトラウマになるかもしれないレベル。
加えてCERO:Dのレーティングからも分かるように、(登場人物がほぼ機械なのに)それなりに流血・欠損といった描写も出てくるため、まずその手の描写が苦手な人にはお勧めできない。余談で言及している無規制版CMのラストの映像がダメな人はやめておいた方が無難だろう。
このように、これまで通りのヨコオ氏らしい狂気が滲む展開は健在ではあるものの、本作はそれを含めて真エンディングの晴れやかさを醸し出していると言える。
この項目を読んで気になった方がいれば、是非機械という無機質な物が織り成す、狂気と温もりに満ちた作風を楽しんで欲しい。
登場人物
メインキャラクター
...感情を持つ事は禁止されている。
身長:168㎝ 体重:148.8kg
スリーサイズ:84/56/88
ロールアウト日:11942年1月7日
「ヨルハ」部隊の戦闘モデル。
主に1周目のAルートで操作することになるキャラクターで、本作の顔役ともいえる。
スカート覗くと怒るけど「感情を持つことは禁止されている」というヨルハ部隊の規則に忠実であろうとしているため、
口数も少なくあまり感情を表に出すタイプではないが決して冷たい訳ではなく、仲間に対しては思いやりのある優しい性格。
特に9Sのことはとても大切に思っており、彼の身に危機が及ぶと激しい感情を露わにすることも。
まさにクールビューティーという表現がぴったりなキャラクターだが、ストーリーを進めていくにつれて彼女の言動の奥にある優しさも垣間見えてくるだろう。
一方で9Sに言わせると時々大雑把なところも。
本作のヒットの立役者ともいえる、非常に人気の高いキャラクターで、
- モノトーンのゴシックドレス風衣装に身を包んだ銀髪美女。
- 布状のバイザーで隠された目元、印象的な口元の艶黒子。
- スカートからチラチラ覗く白いレオタードからスラリと伸びたおみ足。
- 大胆に素肌をさらした背中。
- そして何よりもその肉感的な美尻。
一度見たら忘れることのないであろうインパクトを残す、まさに
フェチズムと属性力の塊。
美しい廃墟の都市で彼女が
ロボット相手に日本刀(っぽい武器)を振るって敵を粉々に破壊するというビジュアルは世界中の
ゲーマー達の
ハートを鷲掴みにした。
「あと何回、この悲しみに耐えなければならないのだろう?
実は彼女のモデル名である「2B」の名は偽装で、正式名称は「2E」。
同じヨルハ機体を処刑する役割を持っており、ゲーム本編の開始前から9Sとは何度も行動を共にしており、機密情報への不正アクセスを試みた彼を処刑していた。
この繰り返しからくる良心の呵責に苦しんでおり、小説の番外編でこのことが9Sに露見した際は彼に自分を殺してほしいと懇願するほど追い詰められていたが「何度殺され、記憶を失ってもまた君に会いたい」と言い残して自ら命を絶った9Sの願いを叶えるために感情を押し殺し、彼を殺し続けることを誓う。
9Sの方にはその記憶はないため、ゲーム開始直後の2Bがどこか9Sに対してよそよそしい様子なのはこのため。
3周目のC/Dルート序盤にて、機械生命体の攻撃によりウイルス汚染されたバンカーから9Sとともに脱出するも、彼を守るために単独で囮になり、ウイルスに感染。
感染を広げないようアンドロイドの反応が少ない廃墟都市区画に向かう途中A2に出会い、彼女に自分の記憶と遺言を託して介錯された。
そのため最期まで「ヨルハ計画」の真実を知ることはなかったが、彼女にとっては救いだったかもしれない…。
代わりに9Sとプレイヤーがどん底まで追いつめられることになるけどね!
誰かと一緒に行動出来るって、楽しいんです。
身長:160㎝ 体重:129.9kg
ロールアウト日:11942年1月30日
「ヨルハ」部隊の最新型スキャナーモデル。
2周目のBルート及び3周目以降で操作することになるキャラクター。
寡黙な2Bに比べると子供っぽく好奇心旺盛な性格をしており、軽口を叩くことが多く2Bや21Oからしばしば注意されることも。
比較的温厚で明るい性格だが、一度怒らせると手が付けられない。
スキャナーモデルは任務の特性上単独行動が多いため、2Bと行動を共にできることは嬉しく思っている。
親しい相手からは「ナインズ」と呼ばれており、2Bにもそう呼んでほしいと伝えるも、なかなか呼んでくれず落ち込むことも。
A/Bルートから3周目以降のC/Dルートまで一貫して物語の中心となるキャラクターであり、初期の明るい性格から、後半心身ともに追い詰められていき冷酷な復讐者に変貌していく変化を見事に演じ分けた花江夏樹氏の演技が光る。後半の怒りと狂気を孕んだ氏の演技と絶叫は必見。
「これは、僕の宝物だッ!触るな!」
実は本編の開始前から何度も2Bと行動を共にしているものの、彼自身はそのことを覚えていない。
優秀なスキャナータイプである9Sはその好奇心の強さからいずれ不正アクセスを試みてヨルハ計画の真実の一端に辿り着いてしまい、その度に2Bに処刑され記憶を初期化されていた。ちなみに2Bを案じて自決した個体も存在する。
3周目以降のC/Dルートでは2Bの死を目の当たりにし、彼女を救えなかった自責の念、A2そして機械生命体への復讐心、心の奥底に眠っていた2Bへの歪んだ愛情から精神の均衡を崩していく。
さらにヨルハ計画の真実を知ってしまったことから自暴自棄になりウイルス汚染も厭わず戦い続け、復讐を遂げた果てに死ぬことを望むようになるが…。
裏切ったのは……司令部だろう?
身長:168㎝ 体重:139.2kg
スリーサイズ:73/54/82
「ヨルハ」部隊の戦闘モデルのプロトタイプ。
ヨルハ機体に特徴的な目元の
ゴーグルも装備しておらず服装もボロボロ(ほぼ着てない)で、腰まで届くロングヘアが印象的。
A/Bルートでは顔見せ程度の登場で、本格的にストーリーに関わるのは3周目以降のC/Dルートとなる。
本編の4年前「真珠湾降下作戦」に投入されるも部隊は壊滅、彼女1人が生き残ったがその後行方をくらましたため、脱走兵として追われている。
同じ「二号」モデルのため2Bとは容姿が酷似しているが、スリーサイズからわかる通り2Bに比べるとスレンダーな体形。
実は体を覆っている服のように見える黒い部分の大半は皮膚パーツが剥がれてむき出しになった素体であり、ほぼ全裸。
「尻の2B」に対して、あえて言うならばその魅力はお腹。
普段は布状のパーツで隠されているが、リミッターを解除した「B(バーサーカー)モード」を使用したときに露わになるお腹から腰回りのライン、そして臍のインパクトは絶大。
「十六号、二十一号……四号……私は、まだ生きてるんだ……ごめんね。片が付いたら、すぐにそっちに行くから……」
かつて参加した「真珠湾降下作戦」で自分たちが戦闘データ収集のために全滅する前提で派遣されていたことを知り、司令部と決別。
機械生命体を殲滅して仲間たちの仇を討つために独りで戦い続けることを誓う。
脱走兵として追われる中で、実は2Bや9Sとも何度か対峙しており彼女たちを破壊している。
そのため2Bのモデル名の偽装についても知っており、自分と同じモデルの処刑タイプに追撃をさせるなんて悪趣味が過ぎると良い印象を持っていなかった。
しかし3周目のC/Dルートにてウイルス汚染された2Bと出会い、その姿にかつての仲間たちを重ね彼女の記憶と遺志を受け継ぐことに。
一匹狼の復讐者で、粗野な言動も相まって2B以上に人を寄せ付けない冷徹な印象を受けるが実は不器用なだけでとても優しい性格。
一方で割とポンコツなところもあり、パスカルの村では機械生命体の子供たちに懐かれ振り回されたり、2Bの遺命で一方的に随行してくることになったポッド042からは「理解力に問題あり」と言われ、キレ気味で「役に立たない箱」と言い返すなどコミカルなシーンも多い。
また、折悪く9Sに2Bを介錯するところを見られてしまったために彼からは2Bの仇として憎悪されることになるが、彼女の方は常に9Sを守ろうとしていた。口数も少なく毎度タイミングの悪い登場をするので一部からはコミュ症、脳筋ポンコツゴリラと言われている
ちなみにこの時2Bへの弔いのために髪を切っており、以降はショートヘアとなるが装備品でロングヘアに戻して操作することも可能。
2025年にはシリーズ15周年記念として、「Eエンド後の遠い未来の姿のA2」がピンナップに描かれた。
赤土に覆われたどこかの廃墟を旅しているようである。彼女も彼女で、新たな生を生きる事を決めたのだろうか?
◆随行支援ユニット ポッド042/153
CV:
安元洋貴(ポッド042)、あきやまかおる(ポッド153)
ヨルハ機体に随行し、戦闘や任務の支援を行うユニット。
白色のポッドが2Bの支援を担当するポッド042、黒色のポッドが9Sの支援を担当するポッド153。
「推奨:アクセスポイントの捜索。」「疑問:ヨルハ機体A2の学習能力。
そのうちぶっ壊す……」「警告:過度の戦闘行為は機体への負荷が大きい。」といった機械的な話し方が特徴的だが、2Bと9Sに随行していく中で彼らにも変化が見られるようになる。
新鮮な鉄パイプが釣れたことを報告してくるお茶目な面も。
ストーリー開始後は1機だが、砂漠地帯と水没都市で追加のポッドを入手することができ最大で3機随行させることが可能。
それぞれ装備がガトリング、レーザー、
ミサイルと異なり、素材アイテムを集めることで強化できる。
また、ポッド・プログラムという様々な装備を付け替えての攻撃が可能な他、ヨルハ機体をぶら下げるなど移動面でのサポートも行う。
ある意味で本作の真の主人公。
随行対象である2B、9S、そしてA2と行動を共にし、ポット同士の情報交換を繰り返して行くことで「意思」や「感情」に近いものを獲得していき、やり取りも少しずつ人間的なものになっていく。
その結果、C/Dエンディングの両方を見た後に迎えるEエンドで、ヨルハ計画の最終段階においてある決断をする。
余談だが、ヨコオ氏によるとポッドは番号が若い程思考が人間に近いらしい。
また後述するが、ポッド042に関してはヨルハ計画に関わる「ある人物」の人格データが元になっている。042の方が153より番号が若い事や「彼」の人柄を考えると、042が153より先に「ある結論」に至った事も頷ける。
アンドロイド
◆ヨルハ部隊司令官
CV:加納千秋
軌道基地バンカーにて全ヨルハ部隊を統括する指揮官。ちなみに彼女自身はヨルハタイプではない。
本名は「ホワイト」。ヨルハ部隊員とは対照的に白を基調にした服装に身を包んでいる。
何気に2B以上のナイスバディ。どうみても履いてないようにしか見えない際どいレオタードを着用している。
冷静沈着・厳格な指揮官だが、プライベートでは服を洗濯せずに溜めこむなどズボラな一面も。皮脂の出ないアンドロイドでバンカーにずっといる状態のため、洗濯物を溜める状況が想像できないが、ヨコオ氏曰くアンドロイドも埃っぽくなったりはするらしい。
「自分で決めるんだな……これから、どうするか。」
人類がすでに絶滅しており、ヨルハ部隊がその情報を隠蔽するために設立された部隊であることを承知している。
他のヨルハ部隊たちにそのことを隠しながら司令官としての責務を果たすことには内心苦悩していた。
Bルートの後半、不正アクセスによりヨルハ計画の真実の一端に辿り着いた9Sに対し処刑命令を下すことはせず、いかなる心境の変化かヨルハ計画の情報が記録されたデータチップを渡し、「これからどうするかは自分で決めろ」と言い残す。
その後C/Dルートの序盤、機械生命体によるハッキング攻撃によりウイルス汚染されたバンカーから2B、9Sと共に脱出を試みるも彼女自身もウイルスに感染しており、バンカーと運命を共にした。
◆6O/21O
CV:磯部恵子(6O)、初美メアリ(21O)
「ヨルハ」部隊のオペレーターモデル。
2Bの専属オペレーターが6O、9Sの専属オペレーターが21O。
6Oは定期連絡でよく世間話をしたり、占いの結果を気にするなど明るい性格。
対照的に21Oは事務的で真面目な性格で、無駄口の多い9Sを注意することも多い。
ただ「そーっと迫ってギュッとハッキング」という迷言から天然疑惑も。
C/Dルート序盤でバンカーが機械生命体によるハッキング攻撃を受けたことで6Oもウイルス汚染されてしまい、バンカーと運命を共にすることに。
21Oは直前で戦闘モデルへの転向を申し出ていたため地上に降下していたが同じくウイルス汚染を受け、9Sと戦うことになりA2によって破壊された。
ちなみにヨコオ氏によれば2人とも立場上、9Sが何度も処刑されていることは知っていた模様。割と闇が深い設定である。
◆アネモネ
CV:初美メアリ
廃墟都市のレジスタンスを率いる女性リーダー。
200年以上戦い続けている歴戦の兵士で、A2ともかつて「真珠湾降下作戦」で共闘しており顔見知り。
機械生命体を憎んでいるが「白旗を上げている連中を撃つほど終わってはいない」とパスカルの村とは資材の交易をおこなうなど、良好な関係を築いている。
「塔」崩落後も生存しており、レジスタンスのリーダーとして悲しむ間もなくキャンプ内で気丈に振る舞っていたことが語られている。
◆ジャッカス
CV:川渕かおり
砂漠地帯周辺を拠点に活動している女性型アンドロイド。
探求心が強く、サブクエストでは彼女の研究に付き合わされることも。おいアジ喰わねぇか。
爆発物が好きなのか、何かと爆破して解決しようとする癖がある。
レジスタンス組織の情報分析担当官とのことで、ヨルハ部隊司令官とも顔見知りらしく彼女のことを「人使いが荒い」と評している。
3周目クリア後には物語の核心について記された彼女の手による研究レポートが公開される。
◆デボル&ポポル
CV:
白石涼子
レジスタンスキャンプに住んでいる双子の姉妹型アンドロイド。治療・メンテナンスに特化したモデル。
ストーリー初期からキャンプにいるが、話しかけられるようになるのはA/Bルートの後半から。
過去に自分たちの同型機が暴走を起こしたことで、事故のことを知るアンドロイドからは迫害を受けているが、2人も贖罪の意識からそれを受け入れている。
「私達は、私達が犯した罪を償うんだ!」
前作『Replicant/Gestalt』に登場する2人とは別人だが、同じく「ゲシュタルト計画」を管理する役割を持っていた同型のアンドロイド。
本作で登場する2人は現存する最後の機体で、サンプルとして監視されているとのこと。
C/Dルート後半にて「塔」へと突入する9Sを支援するために2人で大量の機械生命体を相手に時間を稼ぎ、力尽きた。後日談でもアネモネの口から死亡したことが語られている。
◆ジニア
CV:
安元洋貴
朗読劇『ヨルハ計画』及び小説『少年ヨルハ』プロローグに登場。しかし後述の「ある事件」により、恐らく本編の時点で故人。アニメ23話にて彼と思しき後姿が把握できる。
人類軍の技術開発主任を務めていたアンドロイドであり、
ヨルハ機体の設計者。
制作したヨルハ機体のプロトタイプであるベースモデル達と六番目の衛星基地「ラボ」で生活しており、彼らは親子、或いは教師と生徒の様な関係性であった。
ヨルハ機体を用いた、後述する「ある計画」を立案していたが、共に暮らすヨルハ達への愛情との間で苦悩していた。
一度はその計画を削除したものの、ある一つのすれ違いにより、削除された筈の彼の計画は
より悪辣な物に書き換えられる事になる。
「戦場に送り出すのは辛いが……俺に出来るのは、奴らが戦場で困らないように強くしてやる事だけだ。……そう、思っていたんだ。」
CVで「おや?」と思った方もいるかもしれないが、後述するが実は本編に登場するある物の音声とあるキャラクターの元人格となった人物である。彼自身は本編未登場なものの、彼の影響自体は本編時点でも一部残っているという事である。
◆二号
CV:
石川由依
同じく『ヨルハ計画』及び『少年ヨルハ』プロローグに登場する女性型アンドロイド。ジニア同様に恐らく彼女も現在は故人。後姿と横顔が『少年ヨルハ』の挿絵で、顔や全体的な姿はアニメ23話で判明。
ヨルハ機体のベースモデルの一人で、身体能力に優れている。
…名前とCVで分かったかもしれないが、
本編に登場するヨルハ二号B型及びヨルハA型二号の元となった機体である。二人とは別人ではあるが、見た目は2Bや真珠湾降下作戦の頃のA2と瓜二つ(というかゴーグル外して病院服着た2Bそのものと言っていい)であり、性格もまた2Bにそっくり。2Bと比べると口数は多いが。
ただし同じくベースモデルである九号への対応は、2Bと比べると少し素っ気ないかもしれない。とはいえ嫌っている訳ではなく、「ある事件」の際にはラボ内の彼を案じたり、「ある事」をしようとした彼を止めようとしていた。
「お願い……九号……貴方は、狂ってる……!!」
◆九号
CV:
花江夏樹
こちらも『ヨルハ計画』及び『少年ヨルハ』プロローグに登場する少年型アンドロイド。本編の時系列では既に故人。後姿は『少年ヨルハ』の挿絵で、顔はアニメ12話で、全体的な姿はアニメ23話で判明。
二号と同様にヨルハ機体のベースモデルであり、身体能力は二号と比べると低いものの旺盛な好奇心と高い知能を持つ。一方で好奇心故に少々注意力散漫かつ他のことに気を取られやすいのが玉に瑕。
…もう言うまでもないかもしれないが、
本編に登場するヨルハ九号S型の元となった機体。勿論彼とは別人だが、当たり前のように9Sにそっくりな見た目(二号同様にゴーグルとチョーカー無しで病院服を着た9Sそのものの見た目)と性格をしている。少々9Sよりも子供っぽいかもしれない。
人類文明の資料を見るのが好きであり、いつか自身も人間のように暮らしてみたいと考えていたらしい。
また二号のことは
好きな子にちょっかいかけるノリでかなり慕っているようであり、「ある事件」でも彼女のことを考えていたようである。
「そうやって、僕達はアンドロイドの為の「神」を月面に作り上げるんだ!!
このまま、自動的に製造されるヨルハの部隊によって、神は生み出され……
そして、僕達ヨルハ部隊はその神の為に、殉教するんだよ!」
詳細は後述するが、ヨルハ計画を現在の形にした張本人。
9S同様に元は特段悪辣な性格でも無かったのだが、好奇心と高い知能、そしてそれに見合わぬ幼さが災いし、怒り狂った果てにヨルハ計画を現在の形で策定し、その後「ある事件」を引き起こす。9Sが一度キレたら手が付けられないのは間違いなくコイツ由来
また2Bと9Sの"生と死の螺旋"を作り出した元凶。
ヨルハ計画策定の際、二号モデルと九号モデルの生産方針について"ある事"を盛り込んでおり、これが後に二人に関わる"呪い"と"悲劇"の始まりとなる。
ゲーム本編の時点では既に死亡している人物だが、実は本編に彼と思しき声が挿入される場面がある。当初はあくまで推測に過ぎなかったが、アニメ12話にて彼の音声であることが確定した。
機械生命体
◆アダム
CV:
浪川大輔
砂漠地帯のマンモス団地廃墟の調査中、多くの機械生命体が集まって作られた繭のようなものから生まれた人型の男性の姿をした機械生命体。
ケイ素を主体とした特殊素材で構成されており、2Bたちアンドロイドに酷似、つまり人間そっくりの姿をしている。
最初股間は再現できてなかったけど。
生まれた直後は全裸で言葉もおぼつかなかったが、すさまじい学習スピードで知能を成長させていった。
余裕綽々な態度を見せるが、イヴに自分の名前は女性の物じゃないかと突っ込まれた際はさらっと流したりとややボケてる。
様々な知識を学んでいく中で人間というものに強い興味を持ち、衣服や読書、食事といった人間の行動を模倣するようになる。
その中である結論に至り、2B達に戦いを挑む。
機械達は、それぞれのタカラモノを大事にしていました。
ある機械にとってのタカラモノは……「憎悪」でした。
自分たちを生み出しただけで、導くことはしてくれなかった創造主であるエイリアン達への「憎悪」と、対照的な存在である「人間」への興味の果てに「死」を理解したいという願いから自身を機械生命体のネットワークから切り離し命を懸けて2Bに戦いを挑み、敗北。どこか安らかな表情で絶命した。
彼の記憶情報も「箱舟」には保存されていたようで、Dエンドではイヴと共に登場。
9Sに語りかけ、敵意も憎悪も感じられない穏やかな様子で宇宙へと旅立っていった。
◆イヴ
CV:鈴木達央
アダムとの初戦闘時、2B達の攻撃による脇腹の傷口から新たに誕生した双子の弟とされる機械生命体。
産まれた直後は兄と区別がつかない姿だったが、再登場した際には短髪になり性格も対照的に。
人間の文化にもさほど興味はなく、服を着ることもあまり気が進まないのか上半身は裸。
兄に比べると短気で子供っぽい性格で、アダムのことを「にぃちゃん」と呼んで慕っている。
粗暴で戦いを好むが心の中では兄と穏やかに暮らすことを望んでいた。何故か公式で発売されたLINEスタンプは彼とアダムのオンリーとなっている。
俺にとっては、にイチゃんが……にいチャンダケガ……。
アダムを喪ったことで機械生命体のネットワークを巻き込んで暴走、A/Bルートのラスボスとして2Bと9Sの前に立ちはだかる。
激戦の末、最期は2Bに止めを刺された。
ヨコオ氏いわく、意外にも自我はイヴのほうが発達しているとのことで、お互いを同じ個体、一心同体とみなしているアダムに対してイヴのほうは「あの人と俺は違う」という意識が強いとのこと。
◆パスカル
CV:
悠木碧
平和主義を唱え、戦うことを放棄した特異な機械生命体。
同じ思想を持つ機械生命体達が集まった村の村長をしており、2Bや9S、A2とも親交を深めていく。
人間の歴史や哲学書などに興味を持っており、村の機械生命体の子供たちに様々なことを教えている。
温厚な性格から子供たちからも「パスカルおじちゃん」と慕われている。
パスカルおジチゃん!あそンデー!
C/Dルートの中盤、彼の村の機械生命体の一部が暴走。
A2と共に子供たちを守るために戦うことを選ぶが、パスカルが子供たちの将来のために教えた「恐怖」という感情に耐えられず、子供たちはみな自殺してしまう。
絶望したパスカルはA2に自分の記憶を消去するか、殺してほしいと頼むのだった。
その後の結末はプレイヤーの選択によって変化するが、記憶を消した後は村に戻り、ショップを開くようになる。
…のだが、その売り物は村に落ちていた村人たちの残骸と子供たちのコア。
どれも強化素材若しくは換金アイテムとして有用であるが、彼を慕っていた村人たちを「ガラクタ」と称して販売する姿は村を訪れた9S(とプレイヤー)を絶句させた。
ちなみに何もせずにその場を去るという鬼畜な選択もできるが、その場合はA2に恨み言を残した後に姿を消してしまい以降登場することはなく、村に行くと彼の愛読書を入手できる。
殺した場合はA2に感謝の言葉を告げ、彼のコアを入手できる。
小説版や設定資料集の年表によれば記憶を消されて生存するのが正史な模様で、後にアンドロイド軍との間に和平を結んでいる。
その他
◆エミール
CV:
門脇舞以
前作『NieR Replicant/Gestalt』からの続投キャラクター。
機械生命体の頭部パーツの中から登場した不可思議生命体。
初遭遇時は球体状の頭のみだったが、再登場時にはオート3輪のようなパーツと合体し、廃墟都市で大音量の音楽を流して爆走しながらショップを開くようになる。イベント発生中に遭遇して雰囲気がぶっ壊されることもしばしば。
彼に関するサブクエストを進めていくことで明らかになるが、前作に登場したエミール本人ではなく、エイリアンとの戦いの中で自己増殖を繰り返していったうちの一個体。
複製を繰り返したことと、長い時間の経過でほとんど記憶を失っているがクエストを進めると徐々に記憶を思い出していき、かつてのエイリアンとの戦いについて語ってくれる。
全ての武器を入手し、最大まで強化することで受注できるようになるサブクエストにおいて、自我が崩壊して暴走する自らの分身と対峙することになる。
戦いの末、すべてを道連れに自爆しようとする分身を止めるため魔力を使い果たし、
大切な人達とのかつての記憶を思い出し、穏やかに機能停止した。
アンドロイドからのコードネームでは「N2」「赤い少女」とされているが、正式名称は「ターミナルα/β」。
機械生命体のネットワークの中から生まれた
概念人格を自称する存在で、少女のような姿は「ゲシュタルト計画」の中枢に関わる人物の記憶情報を取り込んでいるのが理由とのこと。
しかし声優名からわかる通り、
声はおっさんである。
別作品でも中田譲治氏は
ロリ少女の声を演じていたが…。
Bルートからこっそりと登場しているが、本格的に物語に関わるのはC/Dルートの後半。
機械生命体ネットワークを統括する役割に加え、以前よりアンドロイドたちを観察しており、A2とも因縁がある。
C/Dルート序盤ではバンカーとヨルハ部隊にハッキングを行い、ウイルス汚染によって壊滅へと追い込んだ。
その後は「塔」の中で9S、A2を待ち受ける。
実体を持たない存在であるため殺害することは不可能だが、A2と対峙するうちに自我の増殖・飽和により意見の対立が発生、まるで人間のように同士討ちを起こし自滅した。
月面の人類サーバーを破壊するために「塔」を建造したが、Dエンドでは考えを改め、機械生命体の記憶を封じ込めた「箱舟」を作り出し宇宙へと送り出すことに。
ゲームシステム
戦闘
2Bたちを操作しての
地上戦と、飛行ユニットに搭乗しての
空中戦、そしてアナログな
STGを彷彿とさせる
ハッキングの3種類に分けられる。
地上戦はゲームの戦闘の大半を占める要素となり、キャラクターを操作しての近接攻撃とポッドによる射撃攻撃を組みわせての戦闘となる。
近接武器は「小型剣」「大型剣」「槍」「格闘」の4種類が存在し、武器のレベルを上げることで攻撃回数が増えたり特殊な効果がつくようになる。おなじみ
ウエポンストーリーも存在。
戦闘モデルである2B、A2は2種類の武器を装備でき、「スピードアタック」と「ヘビーアタック」を組み合わせて多彩なアクションを行うことができる。
一方9Sは装備できる近接武器は1種類のみとなるが、後述するハッキングを使用可能。
プラチナゲームズのお家芸ともいえるアクションは非常にスタイリッシュで、武器を振るうだけでなく浮遊させた武器を高速回転させて相手に投げつける、投擲した武器を手元にワープさせてコンボをつなげるといった攻撃モーションも存在する。
空中戦は劇中でたびたび登場する飛行ユニット「Ho229」に搭乗しての戦闘。
飛行形態と
某ガウォークのような半人型の機動形態への変形が可能で、それぞれ操作感が多少異なるが、感覚的にはSTGに近い。
ポッド同様ガトリング、レーザー、ミサイルを使用しての射撃攻撃と、剣状の装備を用いての格闘攻撃やミサイルの全弾発射による攻撃が可能。
また、9S操作時は地上戦同様ハッキングを行うこともできる。
ハッキングは基本的には9S操作時のみに使用できる。
使用するとアナログ風なSTGステージが開始され、これをクリアすることでロックされた宝箱や扉を解除できるほか、機械生命体に使用すれば自爆させて周囲の敵にダメージを与えたり、
こちらが発見される前にハッキングを行うことでハッキング対象を味方にする「従属化」やプレイヤーが自分で機械生命体を操作できる「リモート操作」といったコマンドを実行することができる。
ステージ
いわゆるオープンワールドのフィールド形式となっており、
「廃墟都市」を中心に「砂漠地帯」「遊園地廃墟」「水没都市」「森林地帯」「工場廃墟」といった様々なエリアがシームレスに繋がっている。
また1周目の中盤からセーブ機能などを担うアクセスポイントという設備からポイント間の転送が可能になり、移動がスムーズに。
それ以外にもシカやイノシシといった動物に乗って移動することも可能。
2B達の体重を考えるとこのシカとイノシシが恐ろしくなる
水辺ではポッドを使って
釣りを行うことができ、エリアごとに釣れる魚が違ったり魚ごとに詳細な設定があったりとやたら芸が細かい。
そうだ漁師になろう。
基本的にはマップ内を自由に探索できる3Dアクションの形式になっているが、特定のエリアではカメラを引いての2Dアクション風になったり、俯瞰視点にカメラが固定されたりと慣れるまでは少々戸惑う要素もあるかもしれない。
釣り
上記のように水のある場所ではポッドを用いて釣りが行える。
場所ごとに釣れる物が細かく異なる上に魚図鑑の説明からこの世界の生態系事情やアンドロイド達の生活の一部をうかがい知れる。
釣れる物は我々が良く知る魚を筆頭にそれらを模した機械生命体、ゴミ、或いは超未来故に訳の分からない進化を遂げた生物まで様々。
換金額はどれも悪くなく、良い金策にもなる。
◆
アロワナ
現代では観賞魚として愛好家の多い魚。本作でも「人類には強烈な愛好家がいたという」と述べられている。
利用価値はないとはっきり書かれたけど
◆フタクビ
地底湖に生息する、その名の通り頭部が2つある淡水魚。アロワナに似ているが別種らしい。頭は二つとも独立した意思を持ち、上の頭で周囲を警戒しながら下の頭で泥を漁り餌を探すそう。ちなみに頭同士の相性によって寿命が大きく変わるらしい。
◆メダカ
現代では身近でありながら絶滅が危惧されている小型の淡水魚。
小さいため機械生命体のパーツの間に入り込み、水辺にいる機械生命体の故障の要因となっている。そのため機械生命体が敵視する数少ない生物。
これに目を付けたアンドロイド達が軍事利用を試みたことがあったらしいが、メダカ愛好家による反対運動により結局軍事利用は行われていない。
作中ではうざいほどに頻繁に釣れることから、上記のように観賞用に捕獲し愛好するアンドロイドも多い。
◆フナ
「淡水ならどこでも見かけることが出来る魚。害は無い。」以上。他と比べて格段に愛が無い
◆ダルマウオ
現実でのダルマオコゼやダンゴウオのような魚…ではなく、それらとは全く違う体の前部が大きく膨らんでいる淡水魚。膨らみの部分は浮袋であり柔らかい。但しこの部分を突くと逃げる。
◆
コイ
フナ同様に色々な所で釣れる。
この世界でもそのしぶとさは健在であり、他の魚が棲めないような場所にも適応してしまう。
◆毛ゴイ
体中に毛が生えたコイ。魚どころかただの毛玉にしか見えない。
この毛には保湿効果があるため、なんと陸上でもしばらく生きられる。陸にすら適応しやがった。よく川辺でひなたぼっこをしているそう。
◆淡水エイ
大型化したエイ。現実のアカエイ宜しく尾びれに棘ががあり、刺されると危険。
ちなみに機械生命体の中には幻の超巨大エイを求めて旅をする集団がいるらしく、巨大エイの目撃情報があった水域付近では彼らが集団で水底を歩いて調査しているそう。
◆ピラルク
現実では世界最大の淡水魚。
一部地域では食用とされている我々の世界とは裏腹に、この世界では利用用途は無いそう。ただし釣り上げると誇らしい気分にはなる。陸の王者
◆アブラ
報告:未知の物体
油田でのみ釣れる全身ゲル状の廃油まみれの魚。おかげで魚体は全く把握出来ない。
ちなみに油田で釣れるのはこいつ以外は魚ロボットかゴミである。本当こんなのどこから入ってきたんだ。
◆カブトムシウオ
カブトムシが体組織の貯水機能を高め続けた結果、水生生物に進化を遂げたもの。何を言ってるか分からない?書いている編集者当人も分からない
一応背ビレには昆虫時代の羽の機能が残っているため、この世界での生物進化の研究対象としての価値は高いそう。
砂漠のオアシスのみでごくまれに釣れる。
◆ミジンコ
かつては淡水生のプランクトンだったが、本作では水没都市のみ……つまり海でのみ釣れる。一応海水性のも現代に居なくはないけど少数派
小さいが異常に発達した腕によりかなりの力を出す。あれ?本当に我々が知っているミジンコ?
◆リョウガン
アロワナに似ているが体の両端に頭部が付いている。
ちなみにこれは幼魚の姿であり、生後一年経つと大きく育った方の頭部が「真の頭部」となり、もう片方は諦めて尻尾になるらしい。
◆シーラカンス
ご存じ古代魚の代表格。
我々の世界では深海に生息し、生息数も多くはなかったが、環境の変化かこの世界では浅い海域でも見られるようになったらしい。
◆フグ
この世界でも毒魚として認識されており、食べると幻覚・幻聴を伴う中毒症状が現れる。
ちなみに一部のアンドロイドにより、フグ毒を使ったドラッグが精製されているらしい。
アンドロイドですら「こう」なるフグ毒、あな恐ろしや。
◆カジキ
角が特徴的な高速で泳ぐ大型魚。
食用とされる現代とは違い、この世界では特に利用用途は無いものの、釣り上げると誇らしい気分にはなる。海の王者。
◆アジ
毒魚。毒魚である。大事なことなので2回言いました
我々人類が食べても無問題だが、実はアンドロイドの体液を凝固させる酵素を含んでいる。なのでアンドロイドが食べると死ぬ。最新型のアンドロイドだろうが漏れなく死ぬ。
魚の中では唯一『使う』ことが出来るが、使うと死亡しKエンドに直行する。Kの意味はaji wo [K]utta。捻れよ! なおこの時のメッセージから、アンドロイドにも味覚が存在している模様。
このように他の魚と比べても別の方向でインパクトが強く、他を差し置いてスクエニカフェのコラボメニューにも採用された。
◆カブトガニ
採血されることでおなじみの節足動物。
一部の女性アンドロイドの間ではカブトガニの甲羅を両胸にあてがったコスチュームがカルト的な人気を呼んでいる。
◆ヒトデ
浜辺でよく見る棘皮動物。
この世界のヒトデは人懐っこいらしく、手を近づけると寄ってくる。
◆タイ
おなじみめでたいイメージ故にいろんな魚にあやかられて付けられる奴。
図鑑ではアンドロイドの食に関しての記述があり、タイは擬似食として一部のアンドロイドに捕獲される数少ない種らしい。
本来アンドロイドは食事の必要は無いものの、一部サブクエにも出てくるが人類への憧れから食事の真似事をする者もいるとの事。
◆ウバザメ
かなりデカいので釣れたらうれしい。
この世界でも温厚な性格であり植物プランクトンが餌。
◆メダカ型機械生命体
メダカに似た機械生命体。
アンドロイドのメダカ愛好家の中にはこいつを飼っている奴もいる。見境無いのか。勿論ヨルハ部隊上層部には眉をひそめられている。
◆コイ型機械生命体
コイに似た機械生命体。
図鑑では魚型機械生命体及びこの世界の生態系についての詳細が説明されている。
こいつに限らず魚型の機械生命体は人類の食料源の一つである魚類の駆逐が目的であると推測されており、そのため在来種をモデルに制作されていると考えられている。
実際魚型機械生命体は猛威を振るい、地球の生態系は大きく変化した。
だがその後、魚型機械生命体へのメンテナンスは滞ってしまう。結果彼らは次第に野生化していき、いつしか本当の魚のように振るまうようになった。
この世界では既に在来種やアンドロイドへの敵意は観測されず、他の魚同様に自己の生存を目的としている。また陸上の機械生命体のように情報同期されているわけでは無い為、知性の発達も皆無。
また魚と共生関係にあるものも多く、例えば体に付いた苔やフジツボなどを魚に食べてもらい、代わりにその魚を外敵から守るという関係が見られている。つまり本来駆逐対象だった魚がメンテナンス係になっているのである。
こうしたことにより、魚型機械生命体と在来生物の共生関係は新たな生態系を織りなしている。
機械生命体側が自己保全の為に所属する魚のコロニーの保護・育成を推進したことにより、水生生物は駆逐されるどころかその分布量は旧世界を凌いでいる。
ただし魚型機械生命体の新生は観測されておらず、このままだと後150年程度で彼らは絶滅すると考えられている。
守護者であるメカ魚を失い在来種のみになった時、生態系がどうなるかは目下研究中だそうな。
え?なんか一部人類がいる前提の文だった?何のことやら
◆ピラルク型機械生命体
ピラルクに似た魚型機械生命体。
天敵は存在せず生態系の頂点に立つ存在だが、それ故に暇そうに水面付近を泳いでいる。
◆フナ型機械生命体
「フナに似た魚型機械生命体。害は無い。」以上。こっちも愛が無い
◆ダルマウオ型機械生命体
ダルマウオに似た魚型機械生命体。
浮袋部分に様々な鉱物が蓄えられいることから、やや高値で取引される。
◆フグ型機械生命体
フグに似た魚型機械生命体。
毒は無いものの、顎が発達しておりアンドロイドの皮膚すら食い破るそうなので注意。
現実のフグも顎や歯が強く、噛まれるとケガをする恐れがあるため注意するべし。
◆カジキ型機械生命体
カジキに似た魚型機械生命体。
実際のカジキとは比べ物にならないほど強烈な力を持つらしい。そのため釣り上げるのは非常に難しく、釣り好きアンドロイドの憧れ。
◆ヒトデ型機械生命体
ヒトデに似た機械生命体。
運動機能もヒトデと同様のため、上記のような魚類の駆逐という目的も想像できない代物。何のために作られたのかの結論は未だ出ていないらしい。推測:趣味
◆タイ型機械生命体
タイに似た魚型機械生命体。
気性が荒いらしく、釣り上げたアンドロイドを負傷させることもある程危険な魚。
◆シーラカンス型機械生命体
シーラカンスに似た魚型機械生命体。
こちらは現代のシーラカンス同様に深海に生息し、数も少ないためレア。どうやらシーラカンスが浅海に見られるようになったのは、こいつらがシーラカンスの住処を占拠したためらしい。
◆アジ型機械生命体
アジに似た魚型機械生命体。
こっちは食べると死にはしないものの、全身が痒くなる。どう見ても機械なのに何で食おうと思ったのか
◆カブトガニ型機械生命体
カブトガニに似た魚型機械生命体。
こちらは一部の男性アンドロイドの間で、こいつの甲羅を両肩にあてがったコスチュームがカルト的な人気らしい。
◆アロワナ型機械生命体
アロワナに似た魚型機械生命体。
珍しく在来種に負けた機械生命体。本物のアロワナの方が気性が荒かったそうな。
◆ウバザメ型機械生命体
ウバザメに似た魚型機械生命体。
ウバザメ同様温厚な性格であり、本家ウバザメと仲良く回遊している。
◆淡水エイ型機械生命体
淡水エイに似た魚型機械生命体。
製作時のモデルの問題なのか、尻尾が二股になっている。
◆機械生命体の頭部
金色に光り輝く機械生命体の頭。つまりゴミ。
金属部分の利用価値が高いため高値で取引されている。
ちなみに素材および武器の方の名称は「機械生命体の頭」である。
◆タイヤ
レジスタンスの車のタイヤ。要はゴミ。
物資の輸送船が襲撃・沈没する事件が多発しているため、タイヤ以外にも海底には多くのアンドロイドの物資が沈んでいる。
◆ガスボンベ
レジスタンスのガスボンベ。まあそのゴミ。
爆発の危険があるので勿論投棄は禁止されている。底に刻印されているコードで管理者が割り出せるため、故意に捨てるとヨルハ部隊によって厳罰を受ける。そんなことまでやってたのかヨルハ部隊
現実でも勿論勝手にガスボンベを投棄してはいけない。もし捨てられているガスボンベを見つけたら専門業者に連絡しよう。
◆バッテリー
レジスタンスのバッテリー。いわゆるゴミ。
投棄されたバッテリーはしばらくすると消えている。どうやら機械生命体が持ち去っているようだ。
◆壊れた銃器
携帯式対機械生命体ロケット弾発射機。言うまでもないが壊れてるのでゴミ。
レジスタンスの主力兵器であり、大型の機械生命体にも効果があるためなかなか侮れない。壊れてるけど。
機械生命体からは「アノイタイヤツ」と呼ばれている。
◆鉄パイプ
武器。分類は小型剣。
前作に登場したアレであり、ウェポンストーリーも前作を意識したものになっている。
◆ポッドb
随行支援ユニット。
ポッドの内1つが海で釣れる。貫通レーザーを撃てる。
何気にプレイキャラに応じて釣った時の反応ボイスが設定されており、中でも9Sは2周目と3周目で声色がかなり違う。
難易度
難易度は
EASYからVERYHARDまでの4段階存在するが、難易度の幅が非常に極端。
VERYHARDではあらゆる攻撃が一撃で
ゲームオーバーになりかねないレベルのダメージとなり、
某DMDモードを彷彿とさせるレベルの鬼畜難易度となる。
一方EASYモードでは特殊なプラグインチップが使用可能になり、攻撃から回避までをオートで行ってくれるためアクションゲーム初心者でも簡単にクリア可能。(チップのオンオフは個別に切り替えられる)
トロフィーのコンプもEASYモードだけで達成可能であり、パッケージに惹かれて買ったような初心者からコアユーザーまで幅広く楽しめるようにと考えて設定したとヨコオ氏もインタビューで語っている。
というか3周目クリア後にとある店でなんとトロフィーが購入できるようになるため、トロコンは容易。
サブクエスト
本作はメインストーリー以外にも、フィールド上にいるNPCに話しかけることで受けられるサブクエストが存在している。
基本的におつかい系が多いものの、経験値や素材を多めに獲得できるため、色々な物が不足しがちな序盤は頼った方が吉。
また一部を除いて基本的にメインシナリオの進行には関わらないが、一部のサブクエストはメインシナリオのみでは明かされない背景事情が出てくることもあり、中にはシナリオの大きな伏線となっている物も。そのため出来るだけクリアしておく方が良い。
サブクエストのシナリオはほのぼの終わる物やしんみり出来る物もあるが、やはりそこはNieRシリーズ。後味が悪い物やゾッとするオチが待ち受けている物がちらほらある。
◆サルトルの憂鬱
パスカルの村に住む変わり者の機械生命体・サルトルと彼に思いを寄せるロボット達。
実は本編に登場するとあるボスと密接に関わるサブクエ。2周目以降はサルトルをぶん殴りたくなること間違いなし
◆巨大ロボの調査/続・巨大ロボの調査
序盤以降度々登場する大型機械生命体・エンゲルスを修理し話を聞いてあげる事に。
案外愉快な奴である事が分かる。最後には「ある事」に気付き…
◆動物の縄張り
森林地帯にいる動物好きロボに、近隣の暴れ者の動物たちを駆除して欲しいと依頼を受ける。
葛藤はありつつもクエスト自体は比較的平穏に進む。クリア後にアーカイブを見るまでは。
◆ロボ道場
ビルの上に佇む機械生命体・ロボ導師と手合わせをする事に。手合わせ後に代金として素材を要求してくるが。
白帯から紅帯までランクがあり、倒すたびにランクが上がっていく。最後は少ししんみりする。
◆迷子の妹
パスカル村に住むロボットから、行方不明の妹の捜索を依頼される。
今度、こどもの作り方おしエテねええええ!
◆アネモネの過去
森の城でA2と接触したことを知ったアネモネは、2Bと9Sに彼女について調べて欲しいと頼む。
最初にA2の過去の一端が知れるイベント。詳細は3周目、A2操作時のキャンプ内の端末にて。
◆記憶喪失
廃ビル内にいた赤い髪のレジスタンスから、「友人を殺した犯人を突き止めて欲しい」と頼まれる事に。
終盤に明かされる、ある人物の真実に関わるサブクエストである。
そのためクリアを推奨するが、一方で後味の悪さは全サブクエストの中でもトップクラスであるため覚悟するように。
◆ジャッカスの研究
砂漠に常駐するレジスタンス・ジャッカスから「戦闘データの計測」を頼まれる2B。
クリア後に油田付近のヨルハ部隊員から電子ドラッグが買えるようになる他、アンドロイドが持つ衝動を理解する一端となる。
◆贈り物
2Bは日頃世話になっている専属オペレーター・6Oに「花の写真」を送る事に。
何気ないおつかいクエストであるが、クリア後に3周目に突入すると「ある場面」で6Oの最期の言葉が聞こえるようになる。
◆データ解析の鬼/データ解析の鬼・弐
9Sは専属オペレーター・21Oに「旧世界の情報」を集めるよう依頼される。
廃工場でかつて作られていた「ある物」が分かる他、3周目のある展開の伏線となっている。6Oのサブクエといいオペ子関連のサブクエは人の心とか無いんか?
◆おねえチャンあそんデー!
パスカル村を訪れたA2は村の子供達に「遊具を作れ」とせがまれる事に。
総じて暗鬱な展開の多い3周目の中でも屈指の癒しクエスト。クリア後には村に滑り台が追加される。だが…
◆ヒネクレモノ
村に住む変な機械生命体にハッキングを試みる9S。
「賢いって一体何だろうな……」
◆エミールの追憶
各地に咲いた「月の涙」の場所を教えて欲しいとエミールから依頼を受ける。
本作と前作を繋ぐ話の1つであり、本作のエミールがどのような経歴を経ていたのかが明かされる。また3周目のあるサブクエは、これをクリアすることが完遂に必要になる。
◆11Bの形見
序盤で撃墜された11Bの形見を探して欲しいと、16Dに頼まれる。
11Bが持っていた「ある計画」を明かさない場合も少々後味が悪いが、明かした場合のオチはそれ以上にアレ。
◆お城の宝探し
森の城門付近にいる片言のロボットから「森の城の宝物」の噂を聞いたため、調査することに。
森の王国の実情の一端が分かるクエスト。ラストはかなりゾッとする。
◆流浪のカップル
パスカル村に居たレジスタンスのカップルの手助けをすることに。
「女性って、怖い……」
◆
旧世界の情報
パスカルに旧世界の情報収集を依頼された9Sは、廃墟都市にて
ある物の情報を得るが…
パスカルと司令官のどちらに渡すかで会話内容が変わるが、あの世界での「アレ」の扱いがどうなっているかが知れる。
グリューンには流石に使われたらしいぞ。効かなかったけど
◆裏切りのヨルハ
3人の脱走ヨルハ部隊員がレジスタンスキャンプで狼藉を働いているという情報が入り、捕縛命令が下るが…
『記憶喪失』同様に、ある人物の正体に関わるクエスト。そして終盤の21Oのセリフはその人物の目的の伏線である。
◆デボルのお願い/ポポルの用事
レジスタンスキャンプの双子型アンドロイド・デボルとポポルに素材集めを依頼される。
治療型であるにも関わらず過酷な依頼を受けている二人だが…
◆
デボル・ポポルの雑用
引き続きデボル・ポポルから依頼を受ける事に。
明らかにこれみたいな敵が居たが気にするな。
◆砂の遺産
砂漠に佇むレジスタンスから、砂漠地帯の遺跡調査を頼まれる。
前作の残滓が把握できるサブクエスト。気になった人は是非リメイク版を。
◆スタンプ集め
遊園施設でスタンプを集め、豪華景品を貰う事に。
遊園施設の一癖も二癖もあるロボット連中を拝める。バカチンがー!
◆パレードの護衛
平和を願い、廃墟都市でパレードを行いたいという機械生命体達の護衛をする事に。
「徒労」という言葉がこれほど似合うサブクエストは無い。
◆
同胞達の行方
上述した『エミールの追憶』のクリアが必須となる。9Sはレジスタンスのアンドロイドから、仲間の行方を捜して欲しいと依頼される。
「弔い」をテーマにしたサブクエストであり、
ラストは涙腺崩壊必至。このクエストを経て、9Sは「ある覚悟」を決める事に。
変なのが居た?気にするな
◆エミールの決意
エイリアンと戦う為に数多の分身を生み出したエミールだったが…
全て武器の収集と最大強化というかなり面倒な解放条件だが、その分前作プレイヤーは涙腺崩壊必至。またこのサブクエはバッドエンド分岐があり、クリアすると見られなくなるため注意。
用語
◆アンドロイド
人類によって作られた人型の自律機械兵士。もともとは前作にて「レプリンカントシステム」を管理するために産み出された存在。
エイリアンの襲来に対して「人類軍」を組織し、地球を奪還すべく各地で抵抗を続けている。
自我データを義体と呼ばれるユニットに乗せて稼働しているので、バックアップさえとっていれば新しい義体で何度でも蘇ることができるが、一方でハッキングやEMP、ウイルスによる電子汚染攻撃には弱いという欠点もある。
◆機械生命体
エイリアンによって生み出された自律型の戦闘兵器。様々なモデルが存在し、一部の機体を除き共通する球体状の頭部が特徴。
単体での戦闘能力でアンドロイドを上回るのは大型個体を除けば稀だが、最大の脅威はその物量。
自己修復機能に加え、個体データはネットワークに繋がっている限り不滅、さらに各地の生産工場からはすさまじいペースで機体が量産されていく。
また、自己進化能力も非常に高くアンドロイドに有効なEMPを装備した機体やアンドロイドの技術をもってしても容易に除去のできない論理ウイルスなど様々な攻撃手段を有する。
理由は不明だがAD7645年頃から侵攻活動は低下しており、ゲーム中でも攻撃しない限りはこちらに無関心な個体や、「森の国」「パスカルの村」のような独自のコミュニティを形成したり、機械生命体同士で親兄弟のような家族意識を持つ個体も確認されている。
元々はエイリアンによって敵を倒すためだけに作られた兵器だったが、自己進化の果てに意識を獲得、創造主であるエイリアンをも滅ぼしてしまう。
その中で「敵を倒す」という目的の為には「敵が必要である」という矛盾した結論に達し、あえてアンドロイドを滅ぼさず、矛盾を解決する為に意図的にネットワークに欠損を発生させ進化のベクトルを多様化させつつ周囲の情報を取り込んでいった。
その結果がパスカルやアダム、イヴといった特殊個体の誕生や、より上位の存在である概念人格の誕生につながっている。
ちなみに、ネットワークは自前ではなく、地球上に残っていた量子ネットワークを流用している。つまり、魔素を使ったあれ。
そのためか、ニーアの村の図書館を模した場所があったり概念人格のボディがヨナっぽかったりしている。
◆エイリアン
AD5012年に突如として襲来し、地球への侵攻を開始した
宇宙人。
地球侵攻のための自律兵器として機械生命体を製造した。
前作『NieR Replicant/Gestalt』のドラマCDでエミールが屹立するアレみたいな卑猥な姿の宇宙人から地球を守るために戦っていたことが語られており、ネタ扱いかと思いきやまさか本作でこの設定が引き続き活かされ困惑したファンも多数存在した。
その後、およそ5000年にかけて現在までエイリアンとアンドロイドの戦いは続いているが、AD11000年頃からエイリアンシップの目撃情報は減少している様子。
実は自らが産み出した機械生命体により滅ぼされており、ストーリーに関わることはない。
アダム曰く「植物のような単純でつまらない生き物」だったらしい。
◆人類会議
地上を追われ月面に逃れた人類たちで構成される、アンドロイドたちに指令を下す機関。
ゲーム中でも定期的に激励の放送やメールを送ってくる。
前作の顛末を知っているファンにとっては周知の事実だが、既にこの世界の人類は絶滅している。
後述する「ヨルハ計画」のためにでっち上げられた組織であり、月面サーバーに存在するのは残された遺伝子情報とごく少数の保守要員のみ。
ちなみに月面人類会議の音声は、先述したジニアという名のアンドロイドの物を元にしている。というのもこの人類会議を立案したのがジニア当人だからである。
◆ヨルハ部隊
最新型のアンドロイド兵士「ヨルハ」機体から編成される部隊。スローガンは「人類に栄光あれ(For the Glory of Mankind)」。
軌道上にある衛星基地「バンカー」を拠点としている。ヨコオ氏によれば構成員は100~200名程とのこと。
「
ブラックボックス」と呼ばれる独自の駆動システムにより非常に高い性能を有しているが、この装置はブラックボックスどうしを接触させることで自爆装置にもなる。
各機体には「〇号×型」という正式名称が振り分けられており、A2の様なプロトタイプはアルファベットと数字の順番が逆。
数字部分は自我データを、アルファベット部分は機体の運用特性を表している。
自我データはそれぞれ対応するベースモデルとなる機体が存在しており、現在名前のみ登場している機体も含めると二号、四号、九号、二十一号が確認されている。
許可が下りればO型からB型への転向といった運用モデルの変更も可能。
A型:Attacker
近接戦闘を担当するモデル。プロトタイプにのみ存在する型番で、B型に統合された。
自爆機能は実装されていないが、代わりにリミッターを解除し短時間の間大幅に戦闘能力を向上させる「B(バーサーカー)モード」が使用できる。
本作に登場するA2(アタッカー二号)と彼女のかつての仲間であるアタッカー四号が該当。
B型:Battler
近接戦闘を担当する、A型の正式採用モデル。
本作に登場する2Bの他、サブクエストに登場する8B、22B、64Bが該当。他にも作戦行動時にちらほら名前は登場している。
D型:Defender
防御を担当するモデル。
プロローグで2Bが所属していた部隊の隊長・1Dやサブクエストに登場する16Dが該当する。またヨルハ制式鋼刀のウェポンストーリーにボクっ娘ラジオパーソナリティ24Dが登場している。
E型:Executioner
脱走兵への対処や機密保持のために身内のアンドロイドの処刑を担当するモデル。
存在そのものが秘匿されている訳ではなく、プロローグの降下作戦にも7Eという機体が参加している。
ただし身分を偽って作戦行動をとることもある模様。任務の特性上、B型を上回る高い戦闘能力を持つ。
上記の7Eは速攻で撃墜されて退場したが
ただその一方で(個体差はあるだろうが)精神的負担も大きくなるモデルであり、判明しているだけでも
精神に異常をきたし笑い続ける行動や
自我データへの損傷などが見られる機体が登場している。
上記の7Eの他、サブクエストに機体名は不明なE型機体が登場している。
そして実はもう一人登場しているのだが…(リンク先ネタバレ注意)
G型:Gunner
射撃戦闘を担当するモデル。プロトタイプにのみ存在する型番で、ポッドによる射撃支援機能の導入により廃止された。
A2のかつての仲間であるガンナー十六号が該当。
H型:Healer
治療・メンテナンスを担当するモデル。
序盤に撃墜された機体の中に12Hがいる他、外伝小説『静カスギル海』にて、「とあるサーバー」の保守担当である機体・10Hが登場している。
後に10Hは『NieR Re[in]carnation』のプレイアブルキャラの一人として登場することになる。
O型:Operator
バンカーにて地上部隊への通信・作戦支援を担当するモデル。
役割上、地上への降下は禁止されている。
本作に登場する6Oと21Oが該当。
S型:Scanner
情報の収集や解析、ハッキングを担当するモデル。
事前に作戦地域での潜入・諜報活動を行う関係上、単独での任務が多い。
女性型モデルが中心となっているヨルハ部隊の中で唯一、少年の男性モデルで構成されている。おねショタ。
本作に登場する9Sの他、シナリオに少しだけ登場する11Sやサブクエストに登場する4Sと32S、バンカー内でメンテナンスを行っている801Sが該当。また四〇式戦術槍のウェポンストーリーにヨルハ部隊のアイドルこと北部12C防衛本部の広報担当42Sが登場している。
なおかつては女性型も存在したようで、A2のかつての仲間であるスキャナー二十一号が該当。
◆ヨルハ計画
ヨルハ計画とは、人類軍司令部が立案した最新鋭のアンドロイドによって構成される「ヨルハ部隊」によるアンドロイドたちの戦意高揚を主目的とした作戦である。
ヨルハモデルが量産の暁には、機械生命体なぞあっという間に叩いてみせるわ!
うん、まぁ嘘は言ってない‥・。
ゲシュタルト計画の頓挫によりアンドロイドたちは人類再生の方法を模索するも、進展のないまま人類は絶滅。
その情報は厳重に秘匿されていたもののアンドロイドの中には少しづつ事実を知る者が増えていき、戦意の急激な低下へとつながっていく。
この状況を打開するための情報作戦が「ヨルハ計画」である。
まず手始めに「人類は月面に逃れている」という偽装情報をアンドロイドたちに流布。
その情報を補強するために人類の遺伝情報を保管している月面に通信サーバーを設置、「月面人類会議」からの定期的な通信を行ったうえで最新鋭のアンドロイド機体で構成された「ヨルハ部隊」を人類会議直属の精鋭部隊として組織。
ヨルハ部隊を各地の戦場に派遣することで流布した情報の信憑性を高めることを目的としている。
ここまではヨルハ部隊司令官にも知らされており、Bルートの後半、不正アクセスにより真実の一端へたどり着いた9Sに対して彼女は「これからどうするかは自分で決めろ」と言い残し、情報が記録されたデータチップを手渡した。
しかし、ヨルハ計画には司令官にも知らされていない「その先」があった…。
とはいえ上記の情報操作も、ヨルハ部隊の内部で真実に気づく者がいた場合発覚してしまう可能性がある。
そのため、十分な戦闘データが蓄積した段階でヨルハ部隊は軌道基地バンカーもろとも壊滅させられる運命にあった。
具体的には基地にアクセスできる緊急用のバックドアを意図的に開放、機械生命体に攻撃させるというもの。
ヨルハ部隊は基地サーバーとの同期を義務づけられているため、C/Dルート序盤で機械生命体の攻撃を受け一斉にウイルス汚染され、2B達や同期化を行わなかった一部のヨルハ機体を除き壊滅することに。
作戦の最終段階では随行支援ユニットであるポッドの手によってヨルハ機体の全個体データの削除とサーバーの初期化、加えて転送ユニットに格納されている素体も破棄。二度と機体の製造をできなくした上で万が一生き残っている機体がいた場合もポットによる攻撃で破壊するという念の入りようでウイルス感染から逃れた機体も破壊されたと思われる。
オーダー66みたいなやり方だな
加えて、最終的に破棄されるアンドロイドに通常のAIを搭載するのは人道的見地から許されないという判断からヨルハ機体に搭載されている「ブラックボックス」は機械生命体のコアを流用して製造されているという衝撃的な事実も劇中では明らかになる。
そりゃジャッカス先生もブチ切れるわ
数多の戦いと冒険を経て、預言者は言う。
ああ、大地の慈悲を。ああ、天上の喜びを。
鉄の軛から解き放たれ、私達の魂は救済されるだろう。
永遠に。
永遠に。
本編ではそのように説明されたブラックボックスとヨルハ機体の運用だったが、ブラックボックス自体は当初、純然たる高性能な動力炉として作らており、ヨルハ機体も戦況を打開するための新兵器として製造されてはいた。
しかし如何せんブラックボックスの材料が材料であるため、これをコアとするヨルハ機体は正式なアンドロイド兵として扱われない、つまり「あくまでアンドロイド型の
兵器」として扱われる予定である事が人類軍上層部で既に決定していた。
このことにより、作り出したヨルハ達への愛ゆえにジニアは苦悩していた。加えてヨルハ達を保守と連絡要員とした人類会議偽装の不完全さも感じていたため、彼はその計画を一度削除していた。
ところがジニアと二号の会話に違和感を感じた九号がサーバー内の資料を調べて復元したところ、
ブラックボックスの材料、そして自身も含めたヨルハ機体の運用計画を知ってしまった。
彼は
自身も二号も普通のアンドロイドと同じようには扱われない「バケモノ」であり、そんな自分たちが「人間のように暮らす」事など夢のまた夢であったと考え、そして「バケモノ」である自分たちを作ったのはジニアであるため、
慕っていたはずのジニアに裏切られたと思い込み、絶望。
怒り狂い、自暴自棄になった彼は、本編でも述べられたバックドアの解放によるヨルハ機体の廃棄計画を付加するなど計画を書き換えた。人類会議偽装をより強固にし、そして
アンドロイドですらない「バケモノ」の自分たちが、人類を「神」とした上で殉教するために。
本編では「ヨルハ機体は破棄予定故に通常のAIではなくブラックボックスを用いる」と記載されていたが、ブラックボックス製造の経緯や年表、九号による廃棄計画の付加から、恐らく正確には
「ブラックボックスを用いている故に廃棄予定になった」というのが真相。なお、恐らくそれ以外のヨルハ部隊の隊規や制服デザインも九号が考案したと考えられる。
そして11937年7月7日、九号は
ジニアと大気圏突入試験によりラボに不在だった二号以外のアンドロイドを全員殺害した上でラボに放火。加えて諸悪の根源(と考えている)であるジニアを襲撃し、できるだけ苦しめるように深手を負わせた。
最終的に戻ってきた二号に九号は殺害されたものの、既にサーバーに計画や機体の設計図、生産ラインの指示書は九号によって送られており、その中には
二号モデルと九号モデルが再び同時運用され、時に二号モデルが処刑担当となる事も含まれていた。
九号は死の間際、「
僕を裁くのは、君がいい」と考えていた。その
願いの通り、
二号と九号の後継機は互いを愛しながら裁き、裁かれ続ける螺旋に巻き込まれてゆく。
ねえ、二号。僕達の生まれた意味ってなんだろう。
わからないよ、九号。わからない……
ここから先の未来は、悲劇しか生まない。私達は、どこかで間違えてしまった。
私達は、もう、赦されない……永遠に……
永遠に。
上記を見て分かる通り、ヨルハ計画の大部分及びそれに付随する悲劇の元凶は九号と言える。
但し大本のヨルハ機体の製造と人類会議の運営立案を行ったのはジニアではある。とはいえジニア自身は苦悩の末に計画を削除しており、それをわざわざ復元させた上に書き換えたのは九号である。
一見すると彼に同情の余地はあまりなさそうだが、元々他のベースモデル達同様に彼もジニアを慕っており、何より九号の憤りの原因はブラックボックスの材料についてが主である。そもそも敵のテクノロジーを用いて稼働しているという事実は、九号を含めアンドロイドからして見れば恥ずべきものであるという認識が存在しているのだ。九号にとってブラックボックスの真実は、「自分達が殺すべき害虫の様な物を材料に、自分の体が作られている」と突き付けられたような物だと考えれば、人類であるプレイヤーにもその絶望と嫌悪が分かるかもしれない。故に、ブラックボックスの件さえ無ければ彼を憎むことすら無かったと考えられる。そのため凶行の動機も自分(と二号)の存在意義を揺るがされた事とそれによる自暴自棄、及びある種の自虐と言える。9Sの「2Bが絡むとカッとなる所」も間違いなくコイツ由来
彼が書き換えた後のヨルハ計画は、後続のヨルハ達全てを踏み躙るイカれた計画ではあるが、そもそもヨルハ達が普通のアンドロイドではなく単なるアンドロイド型の兵器、つまり道具としてしか他アンドロイド達から扱われない可能性の方が高かった事、そしてジニアが懸念していた情報漏洩のリスク(ブラックボックスの材料なども含め)を考えると、せめてもの自分たちの尊厳や生きる意味を守るためには必要だったと九号は考えたのかもしれない。
人類の庇護が行動原理の主となっているアンドロイド達が機械生命体を含めた「人類の敵」と認定した者へ向ける敵意や迫害については、作中でもデボルとポポルや賭博闘技場の例が物語っている事はプレイヤーもご存じだろう。仮に情報が洩れてしまえば、機械生命体に近い意識構造や駆動システムを持つヨルハ機体、そしてヨルハ機体を用いて「人類が生存している」と他アンドロイドを騙していたという事実が彼らからどのような目で見られるか……上記のデボル・ポポルや闘技場を見てきたプレイヤーならば自ずと察しは付くだろう。そう考えると九号の策略からは「倒すべき敵から作られた「バケモノ」の自分たちが他のアンドロイド以下の存在として惨めに生きるくらいなら士気を上げるついでに全員死んでやる」「せめて武勇伝を立てながらも誰にも辱められないまま消えてやる」という意図も汲み取れるかもしれない。
いずれにしても、ヨルハ計画は「ある種忌み子として扱われていた彼らを確かに愛していた」ジニアと「『慕っていた人が自分達を「バケモノ」として作った』と恨んだ」九号の哀しいすれ違いと共に始動してしまったと言える。もし仮に九号が凶行に走る前にジニアを問い質す、若しくは事前にジニアがブラックボックスの材料についてもう少し説明するなりすれば、結末はまだマシな物になっていたのかもしれない。もっとも後者は後者で色々と拗れそうだが。
また何より彼ら以外にも、「ヨルハ機体を通常のアンドロイド兵として扱わない決定を下した上層部」や「ヨルハ機体の製造を認可したアンドロイド」の存在があった事は無視できない。ジニアと九号、それぞれに咎と責任があるのは確かだが、決して彼らのみが責められるべきという訳では無いのである。二人は加害者であると同時に、泥沼化した戦争による被害者であるとも言える。
なおその後のジニアと二号、チェック用ブースに入っていた為(初期化はされたが)九号に直接手に掛けられず機体そのものは無事なベースモデル達の消息は不明だが、「衛星基地での火災」という状況から、そのままラボと運命を共にしたと考える方が自然か。但し年表には「死傷者」と記載されている事や、ラボの火災は記載されているもののカグヤのように「墜落した」とは記載されていない事もあり、正直な所は分からないのが実情。もっともジニアは先述のように九号に重傷を負わされている為、生きている可能性は余り高いとは思えないが果たして。
ちなみにCVで察した方もいるかもしれないが、ポッド042の人格データはジニアが元である。
詳しくは後述するが、Eエンドの顛末を考えると、このようなすれ違いが起きてしまったものの、二号と九号は最終的に生みの親に救われたと言えるのかもしれない。というか042が地味に9Sに冷たいのってまさか…
なおポッド自体はCVと人格データからわかるように一応ジニア氏の考案だったようだが、ガンナーモデルの項で説明したように運用自体は正式機体になってからである。また上記の顛末からして、「ポッドによる残存ヨルハ機体の破壊とデータ削除」のプログラムを組み込んだのは恐らく九号。
この計画を立てたのもアンドロイドである以上、自分自身の記憶を操作することができてしまうので、計画完遂後にヨルハ計画に関する記憶・記録を完全に消去してしまえば「かつて存在したヨルハ部隊の武勇伝」に裏打ちされた「月面に人類が生き残っている」という情報偽装が完全に達成されるというカラクリである。
またバンカー内部が常に白黒で表されているのとヨルハ部隊員の服がゴシックファッション系なのは、それぞれ「遺影」と「喪服」を表しているため。ここで述べた計画の全容を思い返すと、中々悪意の篭った理由である。
加えて部隊員は目隠し型のゴーグルを、オペレーターは口を覆う形のマイクをしているが、これはそれぞれ「真実を見ない」「真実を言わない」ことを表している。
そして我々プレイヤーが聞いていたバンカー内のBGMだが、その曲名は「偽リノ城塞」。バンカーが崩壊する際の曲名は「崩壊ノ虚妄」。
この曲名が意味するところは、ここまで読んだ方ならお分かりだろう。実際にプレイを通じて全てを知った後、サントラ等で曲名を見返してゾッとしたプレイヤーは多い。
「塔」での9SとA2との決着後、計画は予定通り最終段階に移るが…。
エンディング
「マルチバッドエンディング」とか言われた
「DOD」シリーズや前作
『Replicant/Gestalt』同様、本作品も周回プレイを前提とした複数のエンディングが存在する。
アルファベット全26文字に対応しており、正規のエンディングはA~Eの5つ。
加えてF~Zまでのエンディングが存在するが、こちらはゲーム中で特定の行動を行い、ゲームオーバーになることで発生する。
到達したエンディングはセーブデータに記録されていき、26すべてのエンディングを解放することで取得できるトロフィーも存在する。
A/Bエンド:flowers for m[A]chines/or not to [B]e
こちらは1~2周目にプレイできるストーリー。
2Bの地上降下から、アダム・イヴとの決着までを描く。1周目は2Bを操作するAルートで、2周目は9Sを操作するBルートとなる。
同じ時系列を異なる視点で描いているためストーリーの流れに大きな差はないが、Bルートでは1周目で触れられなかった機械生命体たちの過去や、9Sが2Bと別行動をとっていた際の裏側が語られる。またAルートでは入手できなかったアイテムも、Bルートでは9Sを操作しハッキングを行うことで入手できるようになる。
2Bと9Sは激戦の末に暴走するイヴを破壊するが、9Sがウイルス汚染を受けてしまう。
汚染された自我データのバックアップを残すわけにもいかず、9Sは自らの記憶が失われることを覚悟の上で2Bに介錯を頼む。
9Sをその手にかけ、共に過ごした日々の記憶がまた失われてしまったことに涙する2Bだったが、その時周囲の機械生命体達が再起動。
自らも最後まで戦おうとする2Bだったが、突如機械生命体は9Sの声で話し出す。
彼の自我データは機械生命体のネットワーク上にバックアップを残しており、そこで再形成されたのだった。
安堵する2B、無事9Sの自我データは新しいボディで復旧し、2人は次の戦いに備える。
一方で9Sはデータオーバーホール中に感じた謎のノイズを切っ掛けにメインサーバーに不正アクセスを行い、結果的にヨルハ計画の真実の一端を知ってしまう。
司令官は何故かそれを咎めることなく、彼に人類が既に滅んでいることを告げ機密情報の保存されたチップを渡す。
9Sは2Bにその事実を告げられぬまま、次の戦いへと向かう。
機械生命体と私達アンドロイドを分かつモノは何だろうか。
意思と感情を持つに至ったロボット達
彼等が死の間際に振り絞る 最後の叫びが今もまだ 私の中に残っている。
こうやって アダムとイヴを巡る最後の戦いは終わった。
この戦いは戦局に大きな影響をもたらすだろう。
僕と2Bの戦いもこのあとしばらく続くんだけど……
それはまた 別の話。
C/Dエンド:meaningless [C]ode/childhoo[D]'s end
3周目以降に解禁されるストーリー。時系列としてはA/Bエンディングの後にあたり、ぶっちゃけストーリー的にはここからが本番。
ここまでのストーリーで示唆されていた物の真相が明かされていく展開となるが、ここから本格的にヨコオタロウが牙を剥いてくる。覚悟して挑め。
2Bと9Sの活躍で機械生命体のネットワークに混乱が生じ、ヨルハ部隊はこの機を逃さず大規模侵攻作戦を開始するのだが…。
作戦は順調かと思いきや、突如機械生命体によりヨルハ部隊のアンドロイドたちとバンカー基地がハッキングを受け、ウイルス汚染されてしまう。
原因不明のノイズを理由に基地サーバーとの同期をしていなかった2Bと9S以外のヨルハ部隊は壊滅。
汚染されたかつての仲間達から追撃を受ける中、2Bは9Sを助けるために彼を逃がして単身囮となりウイルス汚染を受けてしまう。
汚染が進行するなか、A2に出会った2Bは彼女に自らの記憶と9Sを頼むという伝言を残し、介錯される。
折悪く9Sがその瞬間を目撃してしまい、激しい殺意と共に2Bの仇を討とうとした瞬間に突如地中から巨大な「塔」が出現、2人は崩落に巻き込まれてしまう。
その後目覚めた2人はそれぞれ各地の「資源回収ユニット」を調査し「塔」のロックを解除。
デボルとポポルの支援もあり、9Sと遅れてA2も塔に侵入。そこで出会った「赤い少女」から2人は機械生命体の目的、そしてヨルハ計画の隠された真実を知らされることになる。
機械生命体とA2への復讐心から自暴自棄になり、ウイルス汚染も厭わず戦闘を続ける9SとA2は遂に「塔」の最上部で対峙。
ここでどちらを操作するかのプレイヤーの選択でCエンドまたはDエンドに結末は分かれることになる。
Cエンド
A2を選んだ場合に到達できるエンド。
激闘の末A2が勝利し、ポッドの力を借りて9Sをハッキング。A2は自らの身にウイルスを移すことで、彼のウイルス除去を行う。
そしてポッドに意識を失った9Sを託すと、機械生命体のネットワークを破壊。先に死んで行った仲間に思いを馳せながら、崩れ落ちる「塔」と共に消えていった。
こんなに世界が綺麗だって、気付かなかったな……。
みんな……今、行くよ……。
Dエンド
9Sを選んだ場合に到達できるエンド。
激闘の末9SがA2に止めを刺されようかという瞬間、2Bの言葉を思い出し躊躇してしまったA2の隙を突き9Sは彼女に刃を突き立てる。
しかし9Sが倒れ込んだ拍子にA2が持つ2Bの刀が腹部に刺さり、彼も苦痛にのたうち回りながら死亡。結果的には相討ちに。薄れゆく意識の中、9Sの前に赤い少女とアダムが現れ機械生命体の記憶を「箱舟」に載せ、宇宙へと旅立つことを告げる。
共に来るかと誘う彼らに対し、9Sが答えると「箱舟」は空へと打ち上げられ、役目を終えた「塔」は2人の亡骸と共に崩壊していった。
終盤、「ある回答」を選択すると9Sの最期の言葉を聞くことができる。
その表情には既に憎悪も絶望も無く、「大切な何か」を穏やかな笑みで見つめながら彼は静かに息を引き取っていく。
Eエンド:the [E]nd of YoRHa
A~Dまでのすべてのエンディングをクリアすることで解放されるエンディング。
9SとA2の決着後、エンドロールが流れる中ヨルハ計画は最終段階へ移行。
ポッド達は計画にまつわる全データの削除を開始するが、その際にストリームにノイズが混じり、エンドロールの一時停止を求められる。
エンドロールを一時停止し、ポッド042が調べた所、2B、9S、A2のパーソナルデータが流出していたことが判明。
ヨルハ計画の完遂には3人のパーソナルデータを削除することが必要となるが…
ポッド153から042へ 計画に従い、パーソナルデータを削除せよ。
ポッド042から153へ パーソナルデータの削除を拒否する。
私……私は、この結末を容認できない、という結論に至った。
私はデータの破棄を拒否し、データのサルベージを行う。
ポッド153。君も……君も本当は、彼らの生存を望んでいるのだろう?
……我々にそんな権限は持たされていない。
ポッド153から042へ データのサルベージには危険が伴う。
エンドロールを中断して行われるポッド042と153の対話の果ての選択肢に答えると始まるのは、超難度の弾幕シューティング。
しかも敵となるのはスタッフロールの文字列。やたら耐久力が高く弾幕が強烈なSQUARE ENIX。
ある意味で、冒頭の2Bのセリフのように不可解なパズルを渡した神=ゲーム制作者たちに弓を引いて反逆している、と言えるかもしれない。
後半になるとどう頑張ってもクリアできないような弾幕の密度になるが、諦めずに何度もコンティニューを繰り返していくと他のプレイヤー達からの励ましのメッセージが表示されるようになり、
さらに他プレイヤーのデータを救援機として呼ぶことができ、その後は攻撃を受けても救援機が身代わりになり守ってくれる。
「〇〇(プレイヤー名)のデータが失われました」というメッセージと共に…。
またエンドロールということで主題歌の「Weight of the World」はここでも流されているのだが、最初はハッキング時の8bit風だった曲が人格を得たポッドを表すかの如く次第に人間の声へと変わっていき、更には救援が来るに従ってバックコーラスが増えていく演出がなされている。
シューティングをクリアすると再びポット153と042の会話が始まり、最後のムービーを見ることができる。
ヨルハ計画の結末…それはぜひプレイヤー自身の目で見届けていただきたい。
さらにムービーが終わると、ポッドがプレイヤーに対してとある質問をしてくる。
そう、前作同様のセーブデータ全消去の選択である。
シューティングの後半、救援にきてくれた他プレイヤーのように自分もまたセーブデータを代償に誰かを助けることができるというもので、同意しなくてもEエンドに到達したという記録は残るが、データを消去することでタイトル画面が変化、そしてポッド達からの最後の感謝の言葉を聞くことができる。
…事前にセーブデータをPS PlusやUSBメモリにコピーしておけばデータ復旧できるけどな!
感動が台無しという気もするが、偶然か必然かヨルハ機体の再起動時と同じ手順になるし、それはそれで。
余談であるがDエンドの要素を含んだこのエンディングの後日談が存在し、再起動を果たした2Bが9Sのために馳走する内容となっている。
その先の結末を知りたい人は是非とも「人形達ノ記憶」を見て欲しい。
アニメ最終回ではその後が追加され、ある人物がサプライズ出演し、どこかへ消えていった。
その一方、最終回アイキャッチに表示された16進数のメッセージから、2Bと9Sの生存が大災厄に何らかの形で関わっていることが判明し、アコールの出演も含め、今後の展開についてファンを恐々とさせている。
F~Zエンド
こちらは基本的にテキストが少し出るだけの
バッドエンドとなるが、本編に比べてやたらとネタに走った結末が所々に見受けられるのが特徴。
具体的には、
バンカーで自爆したり、
アジを食べたり、
漁師になったり…。
あとOSチップは外してはダメ、ゼッタイ。
3周目をクリアすると解禁になるチャプターセレクトを用いれば各エンディングの回収は容易だが、
唯一エミールに関わるサブクエストで発生するエンディングだけはクエストをクリアしてしまうと取り返しがつかなくなってしまう。
コンサート『人形達ノ記憶』
前述の通り本作は多数のメディアミックス展開が存在し、発売から間もない2017年に開催された朗読付きコンサートイベント『人形達ノ記憶』もその一つ。
前作でも開催された『滅ビノシロ 再生ノクロ』から引き続き行われたコンサートイベントなのだが、特筆すべきは朗読劇の内容。
なんと全公演で全て異なるシナリオな上に、そのどれもが本作を理解する上で大変重要なエピソードばかりという大変豪華な仕様であり、ファンの間では未だに語り草となっているイベントなのである。
幸いにも全公演がブルーレイ化されており、プレミア化もしていないため購入・視聴は容易。台本や各公演ごとのアナウンスも全て収録されている上に、チケット特典台本のみで見られたある展開も把握可能。そのため本作をプレイした方には是非購入して欲しい一本である。ちなみのこのブルーレイ、2017年10月2日付のオリコン週間ブルーレイ総合ランキングにて初登場1位を獲得するという、ゲームイベントのブルーレイにしてはかなりびっくりする記録を出している。
◆繰リ返サレル祈リ
4月23日公演。
本編では事実としてのみ明かされた、2Bの処刑人としての過去の物語。
繰り返される処刑に摩耗していく少女の叫びと、それでもと彼女を想い続ける少年。二人の命の螺旋。
◆ヨルハ計画
5月4日昼公演。
本作のエピソード0と言っても過言ではない物語であり、この話を知っているか否かで本作の解釈が大きく変わる一編。
ある研究者の計画と苦悩。愛されていた筈の人形の凶行。彼らの生と死の螺旋、その始まり。
ちなみに小説『少年ヨルハ』のプロローグでは、このエピソードが九号の目線で描かれている。こちらを踏まえた上で朗読を改めて聞くと、また違った目線で見られるかもしれない。
◆殺シ合イノ獣
5月4日夜公演。
本編開始前のA2の物語。過去に2B(2E)、9Sの両者と邂逅していたことがここで明かされる。
追われる身の孤独な脱走兵。自分と同じ顔の処刑人と、後に「塔」で相まみえる追手。
開場アナウンスは抱腹絶倒モノ
◆大切ナモノ
5月5日昼公演。
唯一明確に本編の時系列だと分かる、9Sと彼の記憶の物語。
2Bとの穏やかな日々。蝕まれる思考。それでも「宝物」を手放せない、少年の悲痛な叫び。
◆フェアウェル
5月5日夜公演。
本イベントの中でも特に語り草となっている、Eエンドの後日談となる物語。
白い瓦礫。九月の雪。命の螺旋に別れを。
ちなみに特典台本版は凄まじいバッドエンド
◆嘘
8月28日、29日公演(台湾での追加公演)。内容は同じだが途中アナウンスのキャラが変わり、28日がパスカル、29日が2Bとなっている。
本編の時系列…とは単純に言えないような、2Bと「それ」の邂逅の物語。
一風変わった任務。異常をきたすポッド。彼女を監視し嘲笑う「それ」。
これをフェアウェルの次の朗読に据える度胸
ちなみに朗読付きコンサートは以降も2018年、2020年、2022年、2024年にも開催されている。但し2024年の公演は現状海外公演のみかつ未ソフト化状態。あのフェアウェルの後日談がとうとう来たのに…
…と思われていたが、2024年公演もまた2025年夏に日本での公演が決定した。年跨いでるじゃんは禁句な。韓国公演も2025年だったし
現在2024年公演以外はソフト化されている為、こちらも気になる人は是非。
余談・小ネタ
- 本作の発売前CMにはテレビ放送版と無規制版が存在している。無規制版はスクウェア・エニックスの公式YouTubeチャンネルから見られるが、助けを乞いながら機械で無惨に破壊される人形や2Bを滅多刺しにする9S(一部ネタバレ部分を反転)など、作品世界観とマッチしているもののショッキングな描写があるため閲覧注意。
- ちなみに破壊される人形の映像は本作とamazarashiのコラボ楽曲「命にふさわしい」のMVに使われているもの。こちらも作品世界観を端的に表した良曲であり、DLCのシナリオにも関わってくるのだが、上記のように人形が惨たらしく壊される映像が延々と続くためこちらも閲覧注意。MVの終盤には2Bを模した人形も登場するのだが…
- 同曲を手掛けたamazarashiの秋田ひろむ氏は前作からのファンであり、後にアニメ版の楽曲である「アンチノミー」と「ブラックボックス」も手掛けている。前者は2Bのあのセリフを思わせる歌詞から始まり、彼女の心情や作品世界観を描いた良曲。ちなみにヨコオタロウ氏が脚本を手掛けた、同曲を用いた人形劇がamazarashiの公式YouTubeチャンネルで公開されている。
- 一方後者の「ブラックボックス」は、ある人物(それも恐らく3周目)の心情を描いた楽曲。彼が抱える激情や執着、孤独感をこれでもかと表現している、「命にふさわしい」や「アンチノミー」とはまた別の方向の良曲。また同曲が使用されたOP映像には、本作をプレイした者が見ればゾッとする程の絶望的なシーンが大量に詰め込まれている為、まだ見ていない人がいれば是非クリア後に閲覧して欲しい。
- 本作のキャストはオーディション形式ではなく、制作側からのオファーで決められている。
2B役の石川由依はヨコオ氏からの強い要望で決定。9Sはその役柄の難しさからかなり難航したとのことだが、アニメ『東京喰種』での花江夏樹の演技にプロデューサーの齊藤陽介が注目し、推薦する形で決定した。- ちなみに花江夏樹自身もヨコオ作品の大ファンであり、作品に参加できることに大喜びだったとのこと。
- パスカル役の悠木碧もシニアディレクターを務めた田浦貴久氏の
「あおちゃん出さないなら仕事しません」という脅迫によりたっての希望により起用された。
- レジスタンスキャンプの武器屋の経営者として『ドラッグオンドラグーン3』にも登場したアコールというアンドロイドの名前が挙がっている。
本人はゲーム本編には登場せず、店主との話題や入手できるチラシの中で名前が出てくるのみだが、ウエポンストーリーは彼女の手によって書かれているという設定も明らかになった。
そしてアニメ版最終回のラスト数秒のみでセリフもなしだがアコール本人が登場しており、DODシリーズのキャラがニーアシリーズに登場するという快挙を成し遂げた。
- 前作『NieR Replicant/Gestalt』同様オートセーブ機能は実装されておらず、フィールド上に設置されている
自販機アクセスポイントという設備での手動セーブが必要になる。これは前作での「手動セーブなんて古臭い」という批判に対抗してヨコオ氏が反発した結果とのこと。
- ヨコオ氏の作品としては、流れはどうあれ後日談込みで珍しくハッピーエンドとなった作品だったのでファンや制作陣からも丸くなったと驚かれていた。
全ての存在は滅びるようにデザインされている。
生と死を繰り返す螺旋に……『彼等』は囚われ続けている。
だが……その輪廻の中で足掻く事が、生きるという意味なのだ。
『私達』は、そう思う。
もし……この世界が呪いに満ちていても
もし……この世界が罰を与えようとも
その輪廻の中で私達は抗い続ける
祈りの言葉を、歌いながら
おはよう、ナインズ
alternative [E]den
推奨:追記・修正。
- エミールとアンドロイドの関係だけど、DODラストのポポルのセリフだと「もう人間はいない」ってことだから、たぶんエミールは人類としてカウントされてない。そもそも何百年も生きてるのに年取ってないし、単純に魔素で改造されただけじゃないんだろう。 -- 名無しさん (2021-02-11 13:44:39)
- これやっぱりエイリアンなんてそもそも存在してなくて、ヨルハ計画立案者による自演(エイリアンに見えるなにかを作って襲わせた)なんだろうな。魔素を使った量子ネットワークを流用しただの、人類が残した兵器工場をうまく再利用しただの、そんなの信じられない。バンカーへの資源配達を邪魔しないとか胡散臭すぎる。 -- 名無しさん (2021-02-11 13:49:17)
- 火星に届くロケット作った博士ロボヤバすぎじゃね?今後のシリーズに関わったりとかしないかなぁ -- 名無しさん (2021-03-22 23:26:06)
- トロフィーを金で買うと取得時に自動で撮られるスクショが当然買い物シーンになるため他プレイヤーにはバレる。しかし拾い物100個だか200個だかのトロフィースクショが死体漁りになってしまった事故に比べれば…(´;ω;`)こんな事なら先に買っておけばよかった -- 名無しさん (2021-06-09 07:51:39)
- トロフィースクショ、大量に溜まると容量食うからオフにしてて気付かんかったけどけど、金で買うと買い物シーンだらけになるんかw -- 名無しさん (2021-09-30 10:45:16)
- 2Bが石川由依氏で決定していたということは2B=ミカサなんで、PC版誰かミカサMOD作ってください。 -- 名無しさん (2021-10-12 05:45:40)
- 奈須きのこなどクリエイターにもファンが多いゲーム -- 名無しさん (2022-03-03 14:48:27)
- アニメでイヴのCVどうなるんだろう。続投するのかな -- 名無しさん (2022-11-16 10:14:20)
- アニメはどんな感じになるんだろう?ストーリーだけならまだしも作中の雰囲気をアニメで表現って難しい感じがする -- 名無しさん (2022-11-16 10:31:18)
- むしろ続投だろ。子供向け作品じゃあるまいし -- 名無しさん (2022-12-29 02:47:26)
- そういえばヨルハ部隊員はヤク中2人とオアシスでサボってた1人の計3人がいたけどアイツ等はヨルハ壊滅後も生き残ったんだっけ?誰か教えてくれ -- 名無しさん (2022-12-29 05:02:15)
- アニメ放映直前に2B・9S・A2の中の人3人とも既婚者になるという幸先の良い珍事 -- 名無しさん (2023-01-02 23:50:02)
- アダムの生まれるシーン、アニメだとグロかったな 機械の骨格に肉がついて人の姿になるって感じの -- 名無しさん (2023-01-30 23:18:59)
- エイリアンが機械生命体を作ったというのは嘘で、本当は黒幕がレプリカントに代わる人間の魂の器を作るために機械生命体とアンドロイドの共進化を促していた、って考察があってかなり腑に落ちたな。アダムとイヴはその目標に最も近づいた存在だったのかも。 -- 名無しさん (2023-03-09 13:47:59)
- そして、もしそうならばこの代替計画は恐らくゲシュタルト計画と並行して立案されていた予備プランだったんだろうな。機械生命体とアンドロイド双方のアーキタイプらしきものがゲシュタルト/レプリカント時代にいるし。まあ、機械生命体もアンドロイドも自我に目覚めて行ってたから、結局はゲシュタルト計画と同じ失敗を犯した事になるわけだが。 -- 名無しさん (2023-03-09 13:51:17)
- アニメ再開まだかな… -- 名無しさん (2023-05-17 16:12:32)
- ↑いよいよ来るらしいよ -- 名無しさん (2023-06-24 01:25:21)
- アニメ2クール目めでたい -- 名無しさん (2024-07-14 00:24:35)
- アニメ、原作よりもキャラたちがしにまくって救いようがなくなってんな… -- 名無しさん (2024-09-13 10:15:23)
- 初めての3周目をDエンドでクリアしたけど、その後一日中ふとした時に思い出して泣いてる -- 名無しさん (2024-09-24 21:09:42)
- アニメ完結!!「ほんとうに ほんとうに ありがとうございました」 -- 名無しさん (2024-09-28 21:34:26)
- おおむね原作同様のハッピーエンドで終わったけどアイキャッチの暗号… -- 名無しさん (2024-09-28 21:37:06)
- 2B以外のキャラの項目も建ったら嬉しいね -- 名無しさん (2024-09-30 21:18:44)
- ヨコオ氏「次回作は後悔させてやる」←超怖いんですけど -- 名無しさん (2024-10-07 23:35:38)
- アニメの最終回は「その後の追加」だけじゃないんだが… -- 名無しさん (2024-10-17 10:53:52)
- あの「フェアウェル(Eエンド後日談の朗読劇)」のその後の話が遂に今年オケコン朗読劇として発表されたけど、如何せん現状海外公演のみかつソフト化がまだだからなあ… -- 名無しさん (2024-11-06 16:38:53)
- rainakatsukiさんはしばらく、この項目の編集を控えたほうが良いのではないでしょうか。履歴を見てみたら、編集過多によって半分ほどrainakatsukiさんの履歴になってしまっているので… -- 名無しさん (2025-03-05 20:05:16)
- 伏線としての周回の2Bと9Sよりも3周目のA2の方が感情移入しやすかったりする -- 名無しさん (2025-03-27 09:01:35)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2025-04-08 09:16:07)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2025-04-16 09:04:32
最終更新:2025年04月20日 00:00