毛の王国(ボボボーボ・ボーボボ)

登録日:2020/05/28 Thu 11:57:09
更新日:2025/04/11 Fri 10:07:48
所要時間:約 20 分で読めます





毛の王国とは、漫画ボボボーボ・ボーボボに登場する架空の国。


【概要】

100年前の3世世代、現在の4世世代ともに「毛狩り」を行うマルハーゲ帝国の抵抗勢力であった。
しかし、本編の20年前、毛狩り隊が攻めてくる。
王国に残った5人の人間(ヒューマン)タイプを脱出ポットで外部に逃がした後滅亡したが、その後ビビビービ・ビービビにより「真・毛の王国」として再建された。

体毛のひとつを自在に操る五つの真拳、通称「5大毛真拳」を伝えている。
5大毛真拳には序列のような上下関係が存在しているようで、上位の真拳は下位の真拳に対してアドバンテージを持つ。
判明している限りではカミの毛真拳を頂点としているほか、スネ毛は鼻毛に対して優位である模様。

なお、真説において世界はネオ・マルハーゲ帝国に蹂躙され、それはサイバー都市や裏マルハーゲ帝国も例外ではないが「真・毛の王国」は全くその影響を受けていなかった。
最低でも1~4区までの総隊長、特にかつて三世率いる帝国と対等に渡り合ったシゲキXが健在なうえ、ブーブブやベーベベも防衛していたのだと思われる。
あるいは毛の封印を恐れた三世が後回しにしたか。


【人物】

【旧・毛の王国】

・TUYOSI

CV:佐藤正治
ボーボボ達毛の5兄弟の実父。年齢は16歳らしい。種族は毛。ボーボボからの呼称は一貫して「父ちゃん」。
見た目はイロモノだが割と常識的で良識のある性格をしており、アニメだと庶民的で優しい父親の側面を見せていた。ボーボボを売って助かろうとした事もあるが。
ビービビが毛狩り真拳を使用した際にはビービビがそこまで堕ちた事を嘆いていた。
第一話では手が無いので脱出ボタンが押せず、毛狩り隊の代わりの役を買って出てボーボボ(の代わりの役を任された毛狩り隊員)を逃がした。
最終盤でボーボボに「毛王の証し」を託していたことと実は死んでいなかったことが明らかになる。
振り回すと「鋼鉄毛根ハンマー」として使えて、頭頂部は「伝説の親父ソード」となる。

○バババーバ・バーババ

毛の5兄弟の長男。ウデ毛、あるいはムナ毛真拳の使い手だと思われる(説明シーンがブレているため明確にどちらかは不明)。本編には未登場。
かつて毛の王国を脱出するときボーボボに脱出ポッドを宇宙までぶっとばされてしまったまま、そのまま宇宙にいる。
原作では最後まで登場しなかったため人となりに関しては不明だが、破天荒はビービビと合わせ「二人の悪魔」と呼ぶほど恐れていたためビービビに匹敵するレベルで残虐な性格をしていると推測される。
連載時はそんな事前情報と毛の5兄弟の長兄という事で間違いなくラスボスとなる……と思いきや上述の通り最後まで登場する事はなかった。
後にベーベベは「元々毛の争いに何の興味も持っていなかった」と語っているが、毛の王国編序盤ではビービビに指示を出しているシーンがあるのでこの漫画らしいノリと勢いによる 設定変更の都合と思われる。
宇宙からビービビに指示を飛ばしていた可能性もなくはないが。
あるいはビービビがバーババを慕っていて、随時バーババに報告をして確認をとっていたか。

ちなみに本編のHブロック基地壊滅後*1首領パッチの卒業式で、ボーボボが同名の技をクマ達に使用しているが、関連性は不明。

「ふわり!どんぱっち」2巻の巻末短編漫画では本編世界のボーボボがその後バーババと戦っていることが示唆されており「最強最悪の男」と称されている。
ファンの間では「宇宙」に要塞を築いたピーマンや「宇宙」エネルギーをためておりピーマンと手を結んだツルリーナ四世に、「宇宙」にいる身として協力しているのでは?とも囁かれている。
また、ウデ毛真拳orムナ毛真拳だけでなくビービビのように強力な真拳を有しているものと思われる。

ビビビービ・ビービビ

毛の五兄弟の次男。カミの毛真拳と毛狩り真拳の使い手。カミの毛真拳は五大毛真拳最強であり、下位の毛真拳に圧倒的に優位。また、毛狩り真拳も毛真拳に対して強い力を発揮する。
第一部のラスボスであり、圧倒的強さを誇った。
どのくらい強いかというと、 ボーボボ+魚雷の最強融合戦士魚雷ガーボを一撃で倒すほど。
詳しくは彼の個別項目で。

○ブブブーブ・ブーブブ

演:野本ほたる(舞台)
毛の五兄弟の長女にして紅一点。出生順だと3番目。ワキ毛真拳の使い手。
ベーベベに対しては苦手意識を持っているらしい。

見た目は田ボちゃんと全く一緒*2。武器は三節棍とヌンチャクとこれまた一緒。そのため、田楽マンからは「パクリ」として非常に嫌われている。
ガンつけられたことがきっかけで首領パッチに惚れた。彼の活躍には鼻血を出したりいきなり抱きつくほどに。よくアピールをしているが空回って結局は奇行となっている。

極楽鳥の見立てでは実力は八区総隊長と同程度らしい*3が、彼女の最も恐ろしい点は あのボーボボから非常に恐れられるほどの何を考えているのかわからず、横暴で超残虐なその性格。
血を見ることが大好きであり、ルナーク大佐を拷問のように敗北させた後は血を求めさ迷っていた。
ただビービビと違い父TUYOSIのことはちゃんと親として愛していたのか、
TUYOSIが生きてたことを知りツッコミ側として愕然としたり、吹き飛ばされるTUYOSIを見て「父さーん」と心配するなど珍しく普通の言動を見せていた。
他にも、ビービビが毛狩り真拳を習得していたことを知ると複雑そうな表情で「兄さん…」と口にしたり、ボーボボのことは可愛がっているなどなんやかんや家族の情に溢れる人物。それ以上に横暴で残虐なだけで。

また、非常にアルコールに弱くなんと奈良漬で酔うほど。
酔っ払ったら横暴な性格に磨きがかかり
人質だったはずなのに敵側の切り札として再登場したベーベベを既に倒していたり、そのままステージボスになったりなど、漫画の都合を考えない。
大好きなはずの首領パッチをボコるなど意識も完全に消えてしまう。

ビービビ戦で毛玉を破壊され一度は死亡してしまうも、ボーボボたちが天国に迎えに来てくれたことにより復活
自分自身の葬式に出て自分に一泣きかました。

「ブーブブ!なんで死んだのよ、ブーブブー!」byブーブブ

真説ではさすらいの豆腐や極楽鳥をつれビービビの墓参りに来ていた。

なお、パラレルワールドでの別作品に当たる「ふわり!首領パッチ!」では直接登場はしなかったもののビュティと同い年の娘をもつ、マスコット専用の人気エステの女主人であることが示唆されている。

因みに20年前の時点で9歳、つまり現代の時点で29歳であり実は魚雷ガールより年上である。


○ベベベーベ・ベーベベ

CV:???

毛の5兄弟の3男。スネ毛真拳の使い手。
ワカメのような髪型で、目元が隠れている。
常にタバコをふかせたダンディな男。
因みに年齢は28歳で魚雷ガールと同い年。
「弟のものは兄貴のもの」という信念を掲げる兄貴絶対主義者。
一度はビービビに従おうとしたり、ブーブブには勝てないなど自分が弟側でもこの信念は適用されるようだ。
そのためボーボボに対しては横暴な面もあるが、本質的にはまともな常識人。
ボーボボがビービビに殺される事を案じてボーボボとわざと敵対し生き残らせようとしたり、ボーボボとブーブブがビービビに一度殺された際には一切躊躇せずに命を賭けて二人の蘇生を行う等家族想いな人物で、一番仲の良かった兄弟なのもあってかボーボボからも尊敬されている(その割にはぞんざいな扱いが目立つがそれ程気の置けない仲という事だろう)。
父親事も尊敬していたようでビービビとの戦いでは戦いの余波からTUYOSIを庇っているシーンが見られる。
ただ、「スネ毛は月からの贈り物」とか言ったり破天荒のモノローグを無視したりと少し天然
実はダンディな見た目とは裏腹に目はまるで少女漫画のようにキラキラしておりその事がコンプレックス。
そのため常に前髪で隠しており、素顔を見られると激怒する。

幼い頃はボーボボ、破天荒とよくつるんでともに3狩リアを組んでいた。
しかし、第二のガネメとなった首領パッチ(とそれをあらかじめ買収していたボーボボ)のせいでにされてしまっていた時期をもつ。
その後ボーボボを庇いハイドレートに拐われ、洗脳されて彼の左腕になっていた。
しかし、毛の王国が滅んだ時には人の姿で立ち会っていたので一度は国に戻されたか自分で逃げたかしたと思われる。

闇皇帝編でボーボボたちと対決。鼻毛より上位の力を持つスネ毛の力でボーボボを苦しめるも、理性が崩壊しガネメと化したボーボボの前に敗北。

敗北後は洗脳も解除され、今度は「兄貴絶対」の信念のもとビービビに協力しようと毛の王国に来たが、ボーボボたちが暴れたことによりビービビと戦うことになってしまう。
ビービビの先制攻撃でスネ毛を削られる弱体化をくらうも機転を利かせてビービビを撃退した後はボーボボをビービビに殺させないため発毛獅子三強のチームに入ってあえて敵対するが、ブーブブに倒されたことでボーボボ側に再加入。

ビービビ戦では破天荒と共に冥界に行きボーボボに毛力を与えて甦らせた。

真説ではビービビの墓参りに来ていた。
「兄貴絶対」の信念やビービビの絶対的な力を畏れていた故にビービビの仲間になろうとしたが、
その性格については「やなヤツだった」とこぼしているなど、単にビービビを恐怖していたところもあるようだ。
そして「今の自分ならビービビ兄にも勝てる」と豪語するほど強くなったらしい。そして生き返ったビービビに「ならやってみるか?」と首を摑まれた。
因みにスネ毛真拳の都合上蹴り技を多用するためかビービビからは「昔から足癖が悪かった」と評されている。
アニメにも登場したが、声優は不明。

パラレルワールドでの別世界にあたる「ふわり!首領パッチ」では、姉が立ち上げたマスコット専用のエステ「Bububu-garden」二号点の店長を勤めている。どうやら姉とともにマスコット専用のエスティシャンとして高い実力を持つ様子で、姪であるパンコにも慕われている。あと、こっちの世界では眼が普通

スネ毛真拳はをエネルギー源としていて、月に関連する技を持つ。関係があるかどうかは謎だが、軍艦の使う我流鼻毛真拳に毛力(ムーンライト)と言う技があったりする。
また、鼻毛にたいして絶対的に有利であり「スネ毛」の一言で聖鼻毛領域をもぶち壊すほど。
スネ毛を使って物を動かせるため、足を放り出して寝ながらバイクを運転できる。

ボボボーボ・ボーボボ

ご存じ我らが主人公。毛の五兄弟の末弟にして鼻毛真拳の使い手。
詳しくはその項目で。

破天荒

カギ真拳の使い手でハジケ組の構成員。詳しくはその項目で。

軍艦

毛の王国出身の人間ではないが、幼い頃はボーボボと共に毛の王国で暮らしていた。
ベーベベ、破天荒とも一緒に歩くなどそれなりに仲がよかった模様。
詳しくは彼の個別項目で。

○ビタ

ビービビの娘で、ミンの姉。ショートヘアーの方。つけものと入れ替わってつけもの王国にいっていたはずだが、ビービビ撃破後は普通に毛の王国にいた。

○ミン

ビービビの娘で、ビタの妹。ツインテールの方。ニンジンが嫌い。
天の助にところてんを渡されたため、人質にされたときも純粋な言葉で説得した。
ビタがつけものの変装だとわかったときはムンクの叫びのような表情になるほどに驚いていた。 

【発毛獅士16区】

新・毛の王国にてビービビに仕えている部隊。
数値が低いほど強く、特に1区~6区の総隊長は桁違いの強さを誇り、1区~3区の総隊長はその中でも元・帝国の支配者という強力さ。

シゲキX

発毛1区総隊長。首領パッチもどき。しかし、本気になると人間態になり超強くなる。
詳しくは個別項目で。

○ゴイスー

発毛2区総隊長。バズーカ真拳の使い手。軍艦の弟。高身長で至る所にスマイリーフェイスがプリントされたジャケットを着用。いつもはストレートヘアーだが、真拳を使うときはリーゼントになる。
シゲキX・さすらいの豆腐と共にボーボボ達を東のボディソープ塔で迎え撃つが、バトル終盤では二人と比べ見せ場が少ないまま突っ込み役などをやりつつも撃破シーンすら描かれずに東塔の崩壊に巻き込まれる形で退場してしまった。
真説ではビービビの墓参りに来ていたようだ。


○さすらいの豆腐

発毛3区総隊長。天の助と同じプルプル真拳の使い手だが、ところてんと豆腐では流派が違うのか本当に同じ真拳かと思うほど物理的攻撃力に大きな差がある。
嫌いなものはところてん。
忍者装束を身に着け、一人称も「拙者」。豆腐道場の師範として豆腐達をまとめていて、彼らからとても慕われており、毛嫌いする天の助相手であっても「いいパンチだ」と力を認めるなど、部下思いの武人肌な人物(豆腐)。 
一方、かつてはテニスボールになりたいと思いテニス協会に豆腐をテニスボールにしようと申請するが、崩れる、弾まない、日光に弱いといった理由で却下され、署名活動でも二人しか集まらなかった過去を持っていたり、長々と語ったこの過去が別に「自分の戦う理由では確実にない」と断言するなどかなりの奇人(奇豆腐)。(この過去にはビュティはおろかボーボボと首領パッチすらあきれ果てていた。)
天の助には一度は勝利するが二戦目では太陽光パネルに変身した天の助の直射日光により形が崩れ、昔顔に埋めたアサガオの種が成長した隙をつかれ「苦労クロウ」で敗北した。
真説ではビービビの墓参りに来ていた。


○極楽鳥

発毛四区総隊長。暗殺真拳の使い手。見た目はヘッポコ丸と同じくらいの少年。服装がヒイ□っぽい。
ビービビの容器(いれもの)であり、カミの毛で繋がることでビービビの精神を体内に入れることが出来る。

田楽マンをさらい、西のシャンプー塔でボーボボ達を迎え撃つが、ビービビに体を提供して戦うも敗れてしまった。
その後顔に落書きやいたずらをされまくってどんなシリアスなことをしてもカッコ悪くされたが、そんなことは気にせずにビービビの役に立てなかったふがいなさとボーボボを殺せなかった責任から自害して一本の毛となった。

真説ではその後生き返ったのか普通にビービビの墓参りに来ていた。


○ゆうこ

発毛5区総隊長。三つ編みで露出の高い服を着た、関西弁でしゃべるなかなかの美女。弱肉強食思想の持ち主。
初登場した時は関西弁でなく標準語で喋っていたが気にしてはいけない。
ステージの都合か、ダンスに絡めた戦術を多く使用する。
出会ったばかりにも関わらずじごくのイルカに慕われていたり、彼やシェルに呆れつつも助けようとするなど上位幹部の中ではかなりまともな人物。

その正体はソフトンと同じくバビロンの女戦士であるアイスン
バビロンモードでは顔がコーンつきのアイスクリームとなる。ちなみにバナナ味。

北のコンディショナー塔でボーボボ達と対決。
ソフトンを倒すことでソフトンのバビロンの力を吸収しようとしたが、鼻毛真拳究極奥義「体感☆パラダイスGAMEゾーンXサマーVer」の前に敗れた。


○じごくのイルカ

発毛6区総隊長。ペロペロ真拳の使い手。「ボーボボ四周年記念ハジケキャラ募集」のGPキャラ
嘴や足が生えているなど、全体的にイルカっぽくない。本人いわく「イルカではなくじごくのイルカ」。
ゆうこのことを「姐さん」と呼んでいる。
その強さは単純な肉体ならあの魚雷ガールとラッシュを演じるほど。真拳での搦め手も得意だが、アホなため相手のボケにのってしまう一面もある。

ボーボボ世界の住人らしく自身のはがきを送ってくれた少年にプレゼントの副賞を勝手に追加したり、ブーブブを食べた後頭から出したり、産みの親の話を持ち出して感動させてから不意うちしたりと中々に卑劣でハジケたやつ。イルカだが生魚は嫌いで、水の中を泳ぐときは浮き輪を着用。
最終的には他の読者募集のキャラに連れ去られ現実世界へと戻った。

主な奥義
  • エコー・ザ・ドルフィン
イルカが他のイルカと会話するために放つ超音波を浴びせて、相手をイルカにする技。
だが、ボーボボ達はイルカの天敵サメさんになった*5

○ファイン

発毛7区総隊長。微粒子真拳の使い手。仲間をムダ毛扱いし、殺すことすらする粗暴な男。
相手に威圧感を与える目的や粛清意味合いもあろうが、情報収集のためワキ毛真拳を無理矢理受けさせたルナーク大佐をその情報を直接聞くことなく*6殺害し、予め部下が倒されることを作戦に入れているなど上司としては最低。
リーダーにしたくはない。

南のリンスー塔でボーボボと戦う。
あえて仲間を全員倒させてボーボボにブーブブと「真拳チェンジ」をさせることで鼻毛真拳を封印した上で自身は微粒子真拳のまま倒そうとしたが、ボーボボは元々ワキ毛真拳を使えた為無意味であり、彼の「毛魂(バーニング)」に敗れた。

その後、ヤボウや12区、16区総隊長と共にツルリーナ3世と戦うが、返り討ちにされた。


○ヤボウ

発毛8区総隊長。笠を被った男。常に自身の昇格のことを考えているため、仲間が潰しあっても煽るようなことを言う。 
極楽鳥の発言が正しければ、ブーブブ並の戦闘力をもっているが作中では
ゆうこ、じごくのイルカ、堕天使シェルと共にボーボボ達と戦うも、全く活躍しないまま敗北した。
その後、ファインらと共にツルリーナ3世と戦うが、返り討ちにされた。

○ブルーD&レッドK

発毛9区、10区総隊長。モエモエ真拳の使い手。ファインたちと共に南のリンスー塔でボーボボたちと対決。
最初はブルーDは風邪で欠席していたが、いつのまにか普通にいた。

いつもは被り物をしているが、その正体は連載当時としてもベタすぎて少し古くさい萌え系メイド。ブルーDはショートヘアーでレッドKはツインテール。二人揃って「モエ」と「ニャン」が口癖。絵柄も台詞のフォントも他のキャラとは違う萌え仕様。

しかし、それは猫被りで本性は騙し討ちを得意とする狡猾な性格。
首領パッチを騙し討ちするもボクサーとして目覚めた彼に敗れた。


○堕天使シェル

発毛11区総隊長。エンジェル真拳の使い手。ゆうこ達と共に北のコンディショナー塔でボーボボと対決。

詩的な言い回しを好むイケメンだが、ナルシスト病を患っていて、じごくのイルカと共にボーボボのボケにノッてくることも。
ゆうこには二人揃って「実力はあるがアホ」と言われている。 
じごくのイルカとは最終的にかなり心を通じ会わせたらしく、彼がいきなり現実に戻されたときは涙を流して悲しんでいた。

ちなみに、マルハーゲ帝国皇帝決定戦には「シェル」という名前の人物が参加していたことが確認できる。
この漫画の性質から考えてかなりの確率で偶然だろうが、もしかしたらマルハーゲ帝国に所属していたことがあるのかも知れない。


○まぐろっ子ちゃん

発毛12区総隊長。海の幸真拳の使い手。ナイトキャップを被ったデフォルメした魚のような姿をしている。
チョイツヨと共にツルリーナ3世を攻撃するも敗れてしまう。 

主な奥義
  • すじこの舞い 
詳細不明。

○ルナーク大佐

発毛13区総隊長。イエッサー真拳の使い手。「イエッサー!」が口癖の軍人風の男。
なんとなく三世世代のコンバット・ブルースと雰囲気が似ている。
両目に眼帯をしているため、前が見えなイエッサー!
なお眼帯の下には隠された秘密が……という事も特になく、普通にゴルゴ13風のシブい目つきをしている。

ブーブブの拷問を受け、最初は「イヤッサー!」だったがマゾだったため「気持ちいイエッサー!」で脱落。
その後、ファインにより粛清として殺されるが次の回で幽霊として登場した。

「気持ちいイエッサー!! 悔いはなイエッサー!」


○とっても健康マン

発毛14区総隊長。束縛真拳の使い手。仮面をつけて、体を束縛している。その正体は連載初期に友情出演した「貧弱マン」で、作者のデビュー前のボツ原稿の主人公。元気が一番。
極楽鳥と共に西のシャンプー塔で戦うが、露骨な雑魚として処理された。

主な奥義
  • ソフト・インパクト
ビームを放ち、当たった相手は束縛される。

○ワサビーフ・カール

発毛15区総隊長。ブヒっとね真拳の使い手。太っていて、両目と口が3の形。
実は顔は本当の数字で、ブヒっとね真拳の奥義の効果で形が変わる。
貧弱マン共々完璧な使い捨てキャラとして処理された。 

主な奥義
  • 地獄のカウントダウン
顔の数字を減らしてカウントダウンをとる。結果は顔の数字が「GO」になって、鼻のなかに変な生物が入っているとバラされるだけ。

○チョイツヨ

発毛16区総隊長。十徳ナイフ拳の使い手。鎧を着た巨漢。
まぐろっ子ちゃんと共にツルリーナ3世に敗れる。


【ビービビ・ドッ♥キュン決死隊】

新・毛の王国の門番を担当する5人組のビービビ直属の親衛隊。
人間姿の三名はコスチュームの各所に「ビ」の文字をあしらっている。
毛の王国に来たものに焼き印を押してビービビに忠誠を尽くすよう洗脳している。
戦隊ヒーローをモチーフとしていて、使用するのも戦隊真拳。
戦隊真拳は「合体させてこそ真の力を発揮させる」という性質があり、ピグムック以外の四人が同時に技を出すことで合体奥義『ドッ♡キュン四色ブラスト波』が使える。
ボーボボたちとの5vs5の戦いでは最初は自分達が得意とするリング*7だったことやボーボボたちがあまり本気を出していなかったこともあり優勢をとるも、ボーボボがビービビの弟と分かり心を乱したところを鼻毛真拳バッキュン超奥義「聖鼻毛☆怪人組織嘆(ボーボボモンスターハウス)」に敗れる。
メンバーの名前はシューティングゲームのタイトルが元ネタと思われるものがある。*8

○ディウス

決死隊リーダー。配色はレッド。角が生えた青年。敬語で話すが、慇懃無礼な一面も持つ。
怪人・翼王大帝ケルナボシファーに敗れる。
使用奥義は「レッド・ガンマスター」。

○ダライアソ

配色はブルー。牙が生えた、ワイルドな見た目の青年。粗野な性格。
ダンゴ怪人との戦いに、体内から三色団子を撒き散らしながら敗北。
使用奥義は「ブルーソードダイナソー」と「ブルーアルマナックブレード」。

○インビー

配色はピンク。アホ毛が飛び出たショートヘアに肩や腋、胸元、へそなどが露出した服装が特徴のメンバーの紅一点。可愛い。
ボーボボが召喚した「怪人」ならぬ「外人」相手に英語が苦手だったため頭がショートして敗北。
使用奥義は「ピンクリボン・エナジー」。多数のハートが描かれたエネルギー波を新体操用のリボンから出す。

○カモ崎ガル平

配色はグリーン。その名の通り鴨。ボーボボにも弱そうなやつと言われた。
卑劣な極悪怪人・ザンギャークに負けた。*9
使用奥義は「グリーンカモ鍋の蓋」。

○ピグムック

配色はブラック。毛むくじゃらの外見をしている。首領パッチが妄想したビービビの見た目そっくりだったため、彼からはビービビと勘違いされた。
一方、ピグムックも首領パッチが「ドドドード・ドードドんパッチ」と名札をつけていたので首領パッチをビービビの親戚とみていた。
落語好きだったため、怪人落語パッチに負けた。 
メンバーのなかで唯一合体奥義に参加していないが、不意打ちで相手をリングのくぼみに突き落とす奥義「「O・HAGI(オ・ハギ)シュート」を使う。
名前の由来は(見た目的に)ピグモンムックからか。



追記・修正は毛の鎮魂歌を歌える人がお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ボボボーボ・ボーボボ
  • アホの集まり
  • 毛の王国
  • 髪の毛
  • ウデ毛
  • ハジケ
  • 豆腐
  • モエモエ
  • イエッサー
  • 国家
  • 愛すべきバカ達
  • ワキ毛
  • スネ毛
  • 五兄弟
  • バビロン
  • 元気が一番
  • 微粒子
  • 暗殺
  • 読者応募キャラ
  • 戦隊
  • バズーカ
  • ブヒっとね
  • 束縛
  • 架空の国家
  • 王国
最終更新:2025年04月11日 10:07

*1 アニメではキラリーノ撃破後

*2 厳密には胸元にアニメ版の田ボと同じハート型の穴が空いているという違いがある。

*3 しかしツルリーナ三世の奥義「水晶の魔術」によると魚雷ガールやゴイスー、さすらいの豆腐といった実力者を差し置き「強大な力を持つもの」と判定されているあたり、この極楽鳥の見立てが完全に正しいかは疑問である。さらに言えば破天荒が判定されていないので毛玉がある者を優先して表示しているわけではない。

*4 アニメ版では「スパークリング」とルビが変更されている。

*5 余談だが、本来自然界においてはイルカはむしろサメを倒すこともある。だが彼はイルカではなくじごくのイルカなのでその違いかもしれない。

*6 もっとも、塔での戦闘の様子は他の発毛獅志にも伝わるので無駄というわけではない。

*7 『SAI』という中央に重力ボールが組み込まれた六面体。無数ある窪みに突き落とすことで、相手をたこ焼きにすることが可能。

*8 ダライアソ=ダライアス、ディウス=グラディウス、インビー=ツインビー、カモ崎ガル平=ダックハントと頭脳戦艦ガルが有力

*9 雑誌掲載時は肉屋に200円で売られたが、単行本では該当するシーンが何故か差し替えられており、ザンギャークが同格の力を持つヒヨコと戦う前に、ヒヨコにやられていた。