登録日:2021/5/4 (水曜日) 18:50:10
更新日:2024/12/20 Fri 13:47:14
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『破壊の竜神 ギーゼ』消滅、そして『メサイア』の眠りから3000年――
発売開始から7年の月日が経ち、環境のインフレ、カードの複雑化に伴い新規参入者の減少が懸念されたことでリブートを兼ねて生み出された新レギュレーション、
「Vシリーズ」。
しかし、Vシリーズの記事にもあるように、前シリーズ(Gレギュレーションまで)以上の凄まじいインフレを引き起こしてしまう。
結果、前シリーズが7年続いたのに対しVシリーズは3年で再度の新レギュレーション公示となった。
Vシリーズに次ぐその新たなレギュレーションこそが
「Dシリーズ」である。
●目次
【概要】
前述の通り、凄まじいインフレを引き起こし、規制の回数も凄まじいことになっていたVシリーズから、改めて環境を一新するために実装され2021年3月より開始された新シリーズ。
最大の特徴は、
今まではアニメキャラ含めアイチ達がメインだった(Gもあくまでもその延長線上の世界観)のを、メインキャラクター・世界観の完全一新。
及び、TCGの世界観は
Vシリーズでは廃止されていたユニット設定の復活を行って、その世界観はGの世界観を引き継いでいるが、
デュエル・マスターズの
不死鳥編や
新章DMのように、遥か未来を舞台にすることによって新規ユニットのみが登場する世界観という、
ヴァンガード史上初の完全な一新が行われたこと。
前回のスタン落ちから僅か3年で大きな変更が行われたことや旧作キャラの切り捨て等、何とかVシリーズに慣れ親しんだユーザーからは批判の声も出たが、
ユニット設定の復活やDシリーズをメインとした新作アニメの発表などは歓迎されている形になった。
また、今回のスタン落ちに関しては流石にブシロードも責任を感じた部分も大きかったのか、当時予約開始されていたVシリーズのブースターのキャンセルをショップ向けに無償で行ったりするなどを実施。
そして、シリーズ1年目は新規ユーザーに入りやすいようになんと500円デッキを下回る安さのトライアルデッキ、333円デッキの販売を決定。
しかもメインキャラ5人、追加で1人の6種から選べる上、必要なカードは全て複数積みされているなど、徹底して新規が入りやすい方法でアプローチがなされている。
また、前回のスタン落ちとは異なり、
Vシリーズのサポートも期間限定ではなく、「Vスタンダード」及び「Pスタンダード」として継続して行われる。
(Gスタンダードはあくまでも期間限定のサポートだった。今回のはファイターズコレクションなどのような販売にこそ限定されるが、公認大会などは並列してサポートがずっと続く形となる)
また、十周年を迎えるにあたって、プロデューサーも初期から長年勤めてきた島村匡俊氏から、森慶太氏へバトンタッチされた。
本シリーズ展開中に月刊
ヴァンガードブシロードが休刊となったため、2024年よりコロコロコミックにて新規児童層向けの漫画連載と特典カード配布を行っている。
圧倒的ライバルが居る雑誌に殴り込みに行くのか…(困惑)
とはいえ最初期も
他のTCGと懇意にしているケロケロエースに乗り込んでタイアップを始めたりしていたので、
シリーズ古参勢には馴染みある風景かもしれない。
雑誌変更を機にコロコロ作品とのコラボブースターを発売する等、公式も結構やる気である。
【主な変更点】
基本ルールに関してはVシリーズ同様に最初のルールから変更は無し。その為
こちらを参照。
また、テキスト記載やマリガンルールなどはVシリーズと同様のルールになっている。
Dシリーズにおいての大きな変更点をこちらで記載する。
・再度のレギュレーションの分岐
前述の通り、Dシリーズ発表でショップ大会や大型イベントにおけるレギュレーションが再分岐。
- Dシリーズのカード(左下に「Dアイコン」が付いたカード)のみが使用可能な「スタンダード」。
- Vシリーズのカード(左下に「Vアイコン」が付いたカード)のみが使用可能な「Vスタンダード」。
- 全てのカードを使用可能な「プレミアムスタンダード」。(後述するが、Dシリーズのカードと混ぜる場合は対応国家に注意)
の三つに分けられた。
・クラン制度の廃止・国家制度の導入
ヴァンガード史上最大の変更点。
3000年後の未来の惑星クレイが舞台となり、その間に世界も大きく変動したということでクランの統廃合が行われた。
今までの合計で24クランもあるクラン制度ではどうしてもブースター強化においての格差やタイミングの遅さが指摘されていた。
その事から、公式によって強化の機会を平等にするため、改めて6つの国家に分けられ、この国家でデッキを組むことになった。
先述の惑星クレイの設定から、ほぼ全ての国家の名前が変更されたが、プレミアムスタンダードにおいては実質その対応する国家のクラン全てを持っている形となるので、共存は可能となっている。
例えば新規国家ケテルサンクチュアリのカードは、旧国家ユナイテッド・サンクチュアリのデッキ全てで使用可能。
国家分けに関しては後述
・ライドデッキ
Dシリーズでの大きな変更点。
今までのヴァンガードは、あくまでも50枚のデッキから(ファーストヴァンガードを除くと49枚)からグレード順にカードをきちんと引き当てないと、
ライド事故というそもそもゲームにならない事故が発生し、まともな勝負にならないことが有名だった。
その為にいままではGアシストという形だったり、あくまでもランダム運が掛かるという形でもサポートは行おうとしていたのだが、
スタンダードにおいて今回は
ライドデッキというシステムが導入された。
これは、デッキ構築時グレード0、1、2、3のカードをあらかじめ選択してメインデッキと別に置いておくことで、
ゲーム開始時、このライドデッキのグレード0をファーストヴァンガードにして、ライドフェイズごとに
手札を一枚捨てることで、一つ上のグレードのライドデッキのカードにライド出来るというシステム。
これによって、ライド事故の可能性は消滅し、必ずグレード3にまでライドが可能になった。
その為、今まではバランスを崩しやすいためあまりできなかった「グレード配分がバラバラなデッキ」が大幅に強化。下手なリアガード向けG2よりリアガード向けのG3の方が強いと言われるように。
確定ライドの性質上、誰が呼んだか
森川デッキ救済システムなんて呼ばれ方も。…後述するが、今回はガチでこれをコンセプトにしたかのようなデッキがトライアルデッキで登場した。
また、これの登場によって、通常ライドは不要又は廃止なのかと思うかもしれないが、
今回は次に記載するペルソナライドのシステムも相まって、通常ライドも非常に重要なシステムとなっている。
そして注意点として、
ライドデッキはメインデッキと判別の為スリーブを別のモノを利用する必要がある。不正を疑われないようきちんと分けるべし。
また、このライドデッキに採用するメインヴァンガードのユニットとして、『ライドライン』とも言うべきユニットがブースターに収録されることになった。
TDにも入っているが、いわばこのライドデッキで確定ライドする主役みたいな立ち位置。そして各ライドラインが旧クランのイメージを持たせられているため、
いわば国家制の中でも各クランをイメージした戦い方が出来るようになっている。
ただし、あくまでも国家制なので、従来なら各クラン専用のリアガードたちが各軸で共存出来たりするため、
今までのヴァンガードとは思えないぐらいメインデッキ構築の幅が広がった。
ちなみにこれが使えるのは、Dシリーズのカードのみでデッキが組まれている場合のみ。注意。
一応スタンダードにおいてもアシストは行えるが、確定ライドが存在するので実質形骸化している。
・ペルソナライド
Dシリーズの目玉の一つである新システム。
立ち位置的にはVシリーズのイマジナリーギフトに近いか。
グレードアイコンの下に存在する「ペルソナライド」アイコンを持つG3のユニット(というかDシリーズのG3は全て持っている)が、
同名ユニットにライドしたときに発動する能力。つまり、再ライド前提の能力である。
効果は、一枚ドローし、そのターン中自分の前列ユニットパワー10000プラス。
ギフトで言うならば、同名再ライドしたターンに限りヴァンガードが永続で前列にフォース1を与える効果みたいなものか。
永続効果なので、後からコールしたユニットに対しても有効。そして、再ライドのディスアドバンテージを相殺できるので、積極的に狙っていきたい。
インフレがまた進んだように見えるが、再ライド自体がタイミング的に遅めなのと、後述のシールド値変更による手札消費の速さなども相まり、
そこまでインフレしてはいない。確かに強力だが。
・オーバートリガー
Dシリーズ、最大の目玉である新システム。
新たなるトリガーであり、その補正値はなんと驚愕の1億。
しかも、トリガー時に固有の能力を別で併せ持ち、その能力は今までのヴァンガードで言うメガブラストやゼロスドラゴンのように凶悪なもの。
またトリガーすると一枚ドローして除外される。この性質から、いわば5枚目のヒールトリガーとも言うべき点を併せ持っている。
シールド値もぶっ飛んでおり、50000シールドとして使用できる。素引きしても安心。
こんなのが複数枚使えれば大問題なので、構築制限として1枚のみ使用可能という形で制限されている。
デッキごとの固有トリガーもあるが、複数デッキで使用可能なクレイエレメンタル的な汎用トリガーも複数存在し(シンプルに使いやすい。固有トリガーは国家によっては癖がある)、構築に悩ませる点となった。
前述の制限があるので、インフレというよりはヴァンガード本来の「トリガー運によるゲーム性」の強化ともいえる要素。
・エネルギージェネレータ
Dシリーズ3年目にして追加された新システム
G1ライド時に配置され、先攻1ターン目を除きライドフェイズ毎にエネルギーが3ずつ溜まっていく(最大10)。
新たに作られたCB・SBとは異なる完全にコスト専用のシステム。コスト表記はEB(エネルギーブラスト)
EBギミックを積んでいない古いデッキでも、共通効果としてEB7で1枚ドロー出来るので基本的には恩恵がある。
当システムの為、エネルギー・ジェネレータという専用クレストが公式の場では必須となる。
・トリガーステータス、シールド値
Vシリーズから引き続いて、トリガー数値は10000のままである。
シールド値は再度変更され、グレード1は再度全て5000に、クリティカル、フロントトリガーのシールドは15000、ヒールトリガーも15000となった。
ドロートリガーは相変わらずシールド5000である。
守護者は無印シリーズのようなグレード1に存在するカードとなり、新たな能力を持つ完全ガードも登場した。なおトリガーの守護者は現時点では登場していない。
ちなみにフロントトリガーはクランタイプの概念がなくなった為、Vシリーズと異なり全デッキで使用できるようになった。
...と、読んでいて気付くと思うが、今回のシールド値にはユニットの効果やオーダーを利用しない場合、10000シールドが存在しない。
その為、10000要求が以前のヴァンガードと比べものにならないほど強力になったため、今までの感覚でプレイしていると痛い目を見やすくなった。
・レアリティ・封入率の再変更
ヴァンガードGの頃のブースターではGR(ジェネレーションレア)、VシリーズにおいてはVR(ヴァンガードレア)のように、
RRRを超えるレアリティを実装してきたヴァンガードだが、10周年の本シリーズにおいては原点回帰も兼ねてか、
通常カードの最高レアリティはRRRに戻った。(上位レアリティはSPなど存在するが、全てパラレルカード)
これらに加え、今までは一部のブースターにのみ存在していた「コモン・レアの本来光っていないカードのパラレル」として、新規レアリティ「H(ホロ)」が実装された。
これは通常ブースターにも存在するため、フルレアにしたいコレクター向けの需要を兼ねている。
また、このホロが実装されたことで、ブースターからほぼ確実に光り物カードが出るようになったため、パックを剥くうまみが増えている。
そしてなんと、完全ガードのレアリティがRに格下げされた。TDにも収録されているが、ブースター収録の方はメリット効果付きなので差替えが安価で行えるのは大変ありがたい。
その他、
RRRの1ボックスにおける枚数も従来の3枚から4枚に、SP加工のカードは以前と異なり1箱で確定一枚は入手可能になった。
ただし、初期はブースター1弾につき10種類だった
RRRが3年目には18種類となっており、1種あたりの封入率は減少傾向にある。
また、コレクター需要にこたえるためか、
SPカードが一部のカードにしかなかった旧シリーズとは異なり、大幅にSPの種類が増えている。
2024年現在では1種辺りの封入率低下とデッキ軸増加に伴う必須カード需要の爆増から、必須カードのシングル価格はかなり高騰している。
【惑星クレイについて】
惑星クレイの運命は、ヴァンガードG時の背景ストーリーの最終決戦において《破壊の竜神 ギーゼ》の消滅により、人の手に委ねられた。
しかし、それは同時に対存在であった《メサイア》が神格の源《クレイズイデア》へと還り、眠りについてしまうことでもあった。
神の両方が失われ、人の手に委ねられたクレイはあらゆる加護が失われ、大地は荒れ果てる。
それは後に、祈りなき時代――《無神紀》と呼ばれる災厄の時代の始まりでもあった。
多くのクランは《メサイア》の加護を失ったことで力を失ってしまい弱体化し、小国への分裂、内乱の発生…あらゆる災厄が襲い掛かった。
そしていつしか、惑星クレイは如何なる世界からも観測も転移も不可能な、過去からの予測も出来ず、未来への記録も残らない、あらゆる記録が失われる時空の断絶を引き起こす。
時空の断絶から数百年。《無神紀》の到来から実に3000年の時を経た惑星クレイから、「地球」への祈りが届く。
祈りは新たなる神格《天輪聖竜》の目覚めを引き起こし、新たなる時代《天輪聖紀》が到来する。
《天輪聖紀》に残るのは、かつてのクランたちが一つに纏まった、「新たなる国家」達であった…
新国家概要・特徴
Dシリーズにおいては、国家としてデッキを構築するため、
今までではまず同じデッキに入らなかったようなユニットたちも同じデッキに入る(いわゆるロイパラ風なユニット・エンフェ風なユニット・オラクル風のユニット)ようになったが、
メインヴァンガードとしてライドラインという、ライドデッキに採用しやすい一連のいわゆる主役ユニットたちが設定されている。(いわゆる今までのクラン的な形な雰囲気で遊ぶために各国家に『軸』を作る形)
旧国家に対応する内容・簡単な歴史をこちらの項目にて記載する。
【ドラゴンエンパイア】
3000年の無神紀を経た中で、唯一名称が変わらずに領土を拡大している軍事国家。
プレミアムスタンダードにおいてこの国家のカードを利用できるのは《
かげろう》・《なるかみ》・《
むらくも》・《
ぬばたま》・《
たちかぜ》。
国の境界こそ常に変化しているが、魔術と科学を融合させた破壊兵器を柱とする強大な武力を持っていたことで国は安定し、豊かさを保つことが出来た。
そんなドラゴンエンパイアの霊峰には、遥か古代より伝説の竜の卵を守護し続けている「暁紅院(ぎょうこういん)」がある。
これに所属する巫女たちが、竜の卵へ古代より祈り続けてきた結果、遂にこの竜の卵が孵り、新たな時代《天輪聖紀》の始まりとなった。
固有オーバートリガーは《再超の竜神王 ドラグヴェーダ》。
追加効果はヴァンガードのスタンド。シンプルかつ非常に強力であり、☆増加持ちの軸も多い事から一気に
ゲームエンドに持っていくパワーを持つ。
《天輪聖竜 ニルヴァーナ》ライン
新主人公・近導ユウユが使用するライドライン。
イラストイメージから、《かげろう》をイメージしたと思われる。
ライドするユニットは《サンライズ・エッグ》→《焔の巫女 リノ》→《焔の巫女 レイユ》→《天輪聖竜 ニルヴァーナ》。
新アニメ名を関した新能力《overDress》を基本戦略とする。
《トリクスタ》という、相手に選ばれない効果を持つグレード0ユニットに対し、
各種《ヴェルリーナ》ユニットを重ねて登場させる能力が《overDress》なのだが、これを繰り返して強力な《ヴェルリーナ》ユニットのリアガードを作成し、強力なリアガードの一撃で勝負を決めるデッキ。
主人公らしく、使いやすいデッキではあるがどの効果もCBやSBを使い、かつ現在ドラゴンエンパイアには使いやすい回復手段がない。
更に《ヴェルリーナ》が完成した後に相手に退却されると大幅なディスアドバンテージになってしまうのでそこら辺を考えて立ち回る必要がある。
《砂塵の重砲 ユージン》ライン
イラストのイメージは《なるかみ》のデザートガンナーあたりか。
ライドユニットは《砂塵の双銃 バート》→《砂塵の銃撃 ナイジェル》→《砂塵の凶弾 ランドール》→《砂塵の重砲 ユージン》。
かつての《かげろう》《なるかみ》を思い出させるかのような退却能力を持っており、
上手く退却が決まった後にその退却させた分だけ盤面を増強できる、と言った体のデッキ。
爆発力がニルヴァーナに比べて低いが、退却とスペリオルコールという組み合わせは単純ながらに完成された戦略でもある。
欠点は相手が展開してくれないとあまりうまく盤面が形成できず、爆発力も低いこと。相手のトリガーの出方にじり貧になりかねない。
【ダークステイツ】
かつて《
ダークゾーン》と呼ばれた常闇の魔法国家。国家カラーは紺。
プレミアムスタンダードにおいては《
スパイクブラザーズ》・《
ダークイレギュラーズ》・《
ペイルムーン》・《
ギアクロニクル》が所属する。
《メサイア》消滅による荒廃で、魔法力を大きく失ってしまったことで大きく各クランの力は衰退。
特にギアクロニクルへの影響は凄まじく、次元の断絶が起こったのも相まり時空を操る力を持つはずの彼らは
過去へも未来へも転移などが一切不可能になってしまった。
これらの大幅に力を失った各クランは分裂して多くの魔王が小国を支配する体制へと変化してしまうのだが、そんな中《
十二支刻獣》たちがある一人の英雄に力を託し、眠りにつく。
この英雄は
ギアクロニクルたちと共に新たな国家を建国する。その国家こそが《ダークステイツ》。
そして、この英雄の元一つに戻った国は、
ギアクロニクルが齎した「法」とドラゴンエンパイアとの同盟関係によって、再びの繁栄期を迎えている。
固有オーバートリガーは《怨恨の冥竜神 ゴルマギエルド》。
追加効果は「そのファイト中、自分のヴァンガードのパワー+10000、クリティカル+1」。
これはユニットにかかる効果ではなく、「プレイヤー自身が受ける効果」という珍しいものである為、いつ捲れても恩恵を受けられる。
優秀なオーバートリガーだが、反面瞬間的なパワーに乏しいので相性を選ぶ。
《ディアブロス “暴虐” ブルース》ライン
使用者は桃山ダンジ。主人公の兄貴分的なキャラで、立ち位置的にはアイチに対する櫂くん的なポジション。
イラストイメージは十中八九《スパイクブラザーズ》の後継者たちである。
(というかギャロウズボールのチームとしてのスパイクブラザーズという名前自体は残っているらしい。彼ら自身は「ディアブロス」というチームだが。)
ライドユニットは《ディアブロス “無垢” マット》→《ディアブロス”悪童”スティーブ》→《ディアブロス”憤怒”リチャード》→《ディアブロス“暴虐”ブルース》。
やはりスパイクを彷彿とさせるイラストなだけあって、連続攻撃を得意とする。
しかし、その方法は今までと異なり、スペリオルコールやVシリーズの「フォースや登場時のパワーアップを駆使してVとRのパワーを極限まで上げて殴る」ではなく、
この《ディアブロス“暴虐”ブルース》が持っている「プレイヤー自身の状態変化」『一気呵成』と呼ばれる状態になったときに行えるものとなった。
この一気呵成は《ディアブロス“暴虐”ブルース》がVに存在するライドフェイズに発動し、ペルソナライドなどで別のカードに変わろうが維持されるもの。
性質上どうしても発動までに時間がかかってしまうが、ペルソナライドの能力やこの一気呵成状態で効果を発動するユニットのパワーも相まり、発動さえすれば確実に連続攻撃を叩きこめるのが強み。
逆に言えばこの一気呵成になるまでは他のデッキよりも低いパワーラインで立ち回らなけばならないということでもある。終盤の大逆転に向いたデッキである。
《重力の支配者 バロウマグネス》ライン
イラストイメージはダークイレギュラーズを彷彿とさせる。
ライドユニットは《アンキャニィ・バーニング》→《ディープ・ソニッカー》→《エレクトロ・スパルタン》→《重力の支配者 バロウマグネス》。
バロウマグネスは自分のソウル枚数が5枚ごとに強力なスキルを発動でき、15枚以上で最大の力を発揮するようになっている。
いわば、旧シリーズで言う《ブレイドウィング・レジー》みたいなカードである。
旧ダークイレギュラーズのイメージ通り、ソウルを貯めて一気に蹴りを付けるので戦略としては大きく変わらないのだが、
こっちもブルースの軸と同様、「溜まるまで」が兎に角出力が低いデッキであるので、逆転を目指すデッキともいえる。
限界までソウルを溜めきるとクリティカルやパワー上昇は勿論、除去能力と連続攻撃も可能になると破格の効果を得られる。
【ケテルサンクチュアリ】
かつては《
ユナイテッドサンクチュアリ》と呼ばれた神聖国家。国家カラーは黄色。
プレミアムスタンダードにおいては《
ロイヤルパラディン》・《
シャドウパラディン》・《
ゴールドパラディン》・《
エンジェルフェザー》・《
オラクルシンクタンク》・《
ジェネシス》がこの国家のカードを採用可能。
《メサイア》の消滅により、ユナイテッドサンクチュアリの繁栄の礎であった「ケテルエンジン」が停止してしまい、預言能力を喪失。
無神紀となったことも相まり天災・人災・内乱・失政…様々な軋轢が生じ、かつて名君《
騎士王 アルフレッド》を輩出したバートン王家は衰退。
この国の衰退が惑星クレイの荒廃の最後の引き金を引き、クレイの各国家で内乱が起きる。
そしてユナイテッドサンクチュアリは内乱の果てに分裂。その内乱は300年にも及び、国土は荒れ果ててしまった。
生き延びた住人たちは、停止した「ケテルエンジン」を動力炉として天空に浮かぶ島「ケテルギア」を構築。
移り住んだ者たち――天空人は自分たちこそを「選ばれし者」という傲慢に染まり、他国とのかかわりを拒絶。かつての神聖国家へ、新国家が創設されることとなる。
そして、国土の大半を占める荒廃した地上に住まい、ケテルギアを見上げ、天空人たちに支配される大多数の地上人たち。
かつての理想は失われ、絶対的な身分格差の元に束ねられ独裁が進む新たなる神聖国家――それが《ケテルサンクチュアリ》である。
固有オーバートリガーは《栄典の光竜神 アマルティノア》。
追加効果は「そのターン中、リアガードでもドライブチェック可能(G3リアガードはツインドライブ。また、このドライブチェックのカードは手札に加わる)」というもの。
性質上序盤にめくると腐ってしまう、リアガードがG3でないと最大限恩恵を受けられないといった欠点があるが、決まったときは非常に凶悪な性能を発揮するためその点は一長一短。
また、旧クランの関係で山の操作ができるラインもあるのでそれらとうまく組み合わせてみると基本運任せのオーバートリガーとしては発動しやすい利点もある。
《
頂の天帝 バスティオン》ライン
使用者は江端トウヤ。かつてのロイヤルパラディンを彷彿とさせるライドライン。
(クランとしてのロイパラは失われたが、国家の第一正規軍としての「ロイヤルパラディン」の名は残っている模様)
ライドユニットは《天弓の騎士 ベイス》→《天剣の騎士 フォート》→天槍の騎士 ルクス》→《頂の天帝 バスティオン》。
やはり、ロイパラ由来のスペリオルコールで増強する…ではない。
見た目がロイパラにも拘らず、行っていることは何かというと、
森川である。
もう一度言う。
森川である。
どういうことなのかというと、《頂の天帝 バスティオン》はドライブチェックでグレード3が出ると、
リアガードをパワー+10000(トリガー修正値と同じ)してスタンドする効果がある。
つまり、Vシリーズ以降廃止されたスタンドトリガーを疑似的に扱える能力を持つ。
多くのファイターからアシュラカイザーじゃんとか言われたのは内緒だ
ターン1回制限こそあるが、他の国家や軸に比べ安定した4パンが行えることが強みなのだ。
そのためにはできるだけ多くのG3をデッキに入れる必要があるのだが、かつてはそれでもライド事故を考えればそこまで入れることが出来なかった。
しかし、Dシリーズにおいてはライドラインという確定ライドシステムがある。
これと、グレード3が並べば並ぶほどガード値を得るG3やブーストが可能なG3を獲得したことで、これらグレード3による連続攻撃を安定して行って相手を叩き潰すのがバスティオンである。
グレード1・パワー8000のカードがバスティオンの前列G3のパワー+2000と相性が良いためそれらを採用した構築もあるが、完全ガードとライドライン以外全てG3という極端な構成の方がシナジー面で回りやすく強い為こちらが主流となっている。
欠点はそのまま、グレード3が非常に多いことからガード値が脆くなりやすいこと。
G3になるまで盤面展開し辛く速攻にも弱い。
《六角宝珠の女魔術師》ライン
イラストのイメージはオラクルシンクタンク。
ライドユニットは《三角連想の女魔術師》→《四角重層の女魔術師》→《五角閃光の女魔術師》→《六角宝珠の女魔術師》。
オラクルが得意としたドローやトリガー操作に長けるライドライン。
バスティオン程の安定した攻撃能力を持たない代わりに、トリガーをデッキトップチェックなどで操作が可能で、ドロー能力も強め。
そして、トリガーが出ると別の追加効果を発揮できるユニットたちを使ってより強力になったトリガーで攻め立てるのを得意とする。
他のデッキだとどうしても運任せなオーバートリガーを有効活用しやすいのもポイント。
欠点としてはやはりトリガー依存で効果を発揮するユニットが多い他、
メインの六角宝珠の女魔術師が最大出力を出すのにペルソナライド必須であるところか。
バスティオンほど攻めるのが得意でないのも痛いポイント。
【ストイケイア】
惑星クレイ最古の国《
ズー》と、不死と海の国家《
メガラニカ》のクランたちが統合して生まれた新国家。国家カラーは緑。
プレミアムスタンダードにおいては《ズー》の各クランと《
バミューダ△》を除く《メガラニカ》の各クランのデッキで使用可能。
《メサイア》消滅後の混乱・内乱の中で、かつて最大の食糧生産国であった《ネオネクタール》は他国に食料を供給すら出来なくなる程に激減。
結果、食料は自給自足の小国家群へと分裂を続けることになってしまう。
そして《グレートネイチャー》の学園もまた、同様に縮小していった。
そんな暗黒の時代、現れた偉大な賢者《ストイケイア》。彼は惑星クレイに残った加護を観測する「ワイズキューブ」の創造に成功し、いつしか多くの者の希望とも言うべき存在になる。
《ストイケイア》の教えに賛同した者たちは、彼の死後「ワイズキューブ」の元に集まり、その教えの元に建国。
その際に《ズー》の住人だけでなく、《メガラニカ》もかの賢者に賛同したことから、この二つの国家は統合され、新たな国が生まれた。
その国家こそ、《ストイケイア》である。
固有オーバートリガーは《天恵の源竜王 ブレスファボル》。
追加効果は「ドロー・ヒール・フロント・クリティカルトリガー効果の同時発動」。
他の国家のオーバートリガーに比べて地味ではあるが、投入枚数が制限されている☆、治の役割を両方こなせる事から汎用性が高い。
使用者は大倉メグミ。イラストのイメージは確実にグレートネイチャーだろう。
ライドユニットは《樹角獣 ローテ》→《樹角獣 カリス》→《樹角獣 ラティス》→《樹角獣王 マグノリア》→《樹角獣帝 マグノリア・エルダー》。
グレートネイチャーの特性を受け継いでいるからこそ、やはりパンプアップは得意であるが、
それ以上に能力的には連続攻撃を得意とするライドライン。
後列からのアタックが可能で、その姿はさながらメガラニカの最強海軍《アクアフォース》を彷彿とさせる。
まあグレートネイチャー自体が連続攻撃をそこそこ得意としていたのでそういう意味では相性はいいのだが。
ストイケイアが統合国家であることを表すユニットともいえる。
当初はリアガードの展開手段やペルソナライドの安定性に乏しい欠点が有ったが、次第に改善された事で初年度の環境トップへと上り詰めた。
イラストのイメージはグランブルーを彷彿とさせるほか、植物のイメージも入っている。
ライドユニットは《夢囓り》→《怨念鎖》→《黒涙の骸竜》→《怪雨の降霊術師 ゾルガ》。
Vシリーズ末期に追加されたカードタイプ「オーダー」を駆使するライドラインで「魔合成」と呼ばれる固有能力を持つ。
「オーダー」は他のカードゲームで言う魔法カードや呪文に該当するもので、つまるところ使い切りで効果を発揮するカードタイプである。
しかし、《ゾルガ》の持つ「魔合成」能力はこのオーダーをプレイする際に、既に使用した別のオーダーカードをドロップゾーンからバインドすることで、プレイしたオーダーにその効果を追加できるという効果を持つ。
要はオーダーを一度だけ再利用出来るのだ。
オーダーは使い切りな分、強力な効果もあるので、それを使いまわせるのはシンプルに強力。
このほかグランブルー譲りのドロップゾーンからの蘇生能力も持つ。
欠点はやはりガードに使えないカードが仕様上多くなってしまうことだろうか。
しかし、カードゲームらしく遊べるデッキなので絵柄共々好きな人にはたまらないだろう。
【ブラントゲート】
かつて《
スター・ゲート》と呼ばれた惑星クレイの星間窓口として栄えた国家。国家カラーは白色。
プレミアムスタンダードにおいて《
ノヴァグラップラー》・《
ディメンジョンポリス》・《
リンクジョーカー》のデッキはこの国家のカードを採用できる。
《メサイア》は消滅の際、神の加護無き時代に、再び《虚無》達が引き寄せられ、クレイに災厄が齎されると予言を遺した。
この予言による警告を知ったスター・ゲートの各国家たち…
そう。《ノヴァグラップラー》・《ディメンジョンポリス》・《
リンクジョーカー》の所属者たちは惑星クレイの星間窓口を領土として持つ自分たちの果たすべき役割を知ったのだ。
彼らは一致団結し、新たなる国号《ブラントゲート》に改名。無神紀に現れる災厄たちを排除すべく、加護を受けぬまま世界の境界線で戦い続ける。
固有オーバートリガーは《無窮の星竜帝 エルドブレアス》。
追加効果は「そのターン中の自分の前列ユニット全てのパワー・クリティカルを二倍にする」というもの。
この能力特有の強みとして「このトリガー以前にクリティカルなどの効果を受けていた場合、それも含めて二倍にできる」という強みがある。
特にトリプルドライブなどの能力持ちの多いこの国家にはピッタリであり、最強クラスのオーバートリガー
使用者は瀬戸トマリ。イラストイメージは《オペレーター・ガール ミカ》のようなタイプのディメンジョンポリスあたりか。使用者の職業が婦警さんであるのもイメージの一つだろう。
ライドユニットは《極光戦姫 ルビー・レッド》→《極光戦姫 キルナ・ブルー》→《極光戦姫 リサット・ピンク》→《極光戦姫 セラス・ホワイト》→《極光烈姫 セラス・ピュアライト》。
オーダーカードのうち、Dシリーズで新登場したオーダータイプであるセットオーダー「監獄」を利用して戦うライドライン。
監獄を発動すると、オーダーゾーンに「監獄」として残り続けるのだが、これが存在する際に「収容」と呼ばれる能力を使うと、
相手のユニットを閉じ込めることが出来る。かつてのぬばたまがバインドしていたのに近いが、あちらとは異なり相手がコストを払うまで元に戻ることは無い。
そして、極光戦姫たちや監獄に関連するカードたちは、その収容枚数によって
追加収容・ドライブ・クリティカル・パワー増加など強力な効果を発揮できる。
収容されたユニットを釈放させたい場合、ソウルブラストやカウンターブラストが必要となるが
下手に釈放コストを払うと自分のデッキコンセプトで使うコストが不足しかねない。
また収容する側も、釈放はスペリオルコール扱いとなるので相手ユニットの登場時効果が適用され
考えなしに収容すると登場時効果を再利用されるのでプレイングには注意が必要。
難点は、どうしても監獄は「選んで収容」であるため、アンタッチャブルを出されてしまったり
相手が展開を行わないと攻め手に欠くことか。(相手手札を収容する手段は少ない)
イラストのイメージはまず間違いなく
リンクジョーカーだろう。
だがこのシリーズ開始時点では呪縛自体が存在せず、国家制なのでカード的にはかなり異なる。
ライドユニットは《柩機の獣 フォーヴィ》→《柩機の兵 ルーチス》→《柩機の兵 キュビジア》→《枢機の神 オルフィスト》または《柩機の主神 オルフィスト・レギス》。
こちらもセットオーダーを活用して戦うライドライン。だが、極光戦姫とは違うタイプの《世界》と呼ばれるオーダーを使用する。
これは、一枚セットされれば自分の世界は《
黒夜》となり、複数枚セットされると世界が《
深淵黒夜》となるもの。
また、世界カードは発動時に一定の効果も持っている。
これらの世界カードを展開して、《深淵黒夜》となると強力な効果を発動可能になるカードで戦う…というコンセプト。
特にオルフィストは《深淵黒夜》となっていると、「
夜影兵」というトークンカードを3枚もコールできるため、他のデッキに比べても圧倒的にローコストでリアガードを揃えられる。
オルフィスト・レギスの場合、トークン2体で攻撃→レギスで攻撃→攻撃済みのトークンを退却させトークンをコール、追加攻撃というラッシュが可能。
欠点はやはりオーダーゆえの手間と、見た目に反して力押ししかできないことだろうか。
完全にクレイの味方となったリンクジョーカーがここにあるともいえる。
使用者は惣川ハルカ。カードイラストはエイリアンの類。
「隕石」のサブタイプを持つセットオーダーをかき集めて射出、相手リアガードを退却させつつ自軍を強化して殴るデッキ。
ライドユニットは《グラビディア・デレン》→《グラビディア・ウェルズ》→《グラビディア・ネルトリンガー》。
グレード3のネルトリンガーは、条件を満たせばトリガー効果が2回発動するという露骨に危険な能力を持つ。当然オーバートリガーも適用対象。
そもそもこの能力を使う時点で自力でクリティカル+1しているので、対応を間違えると相手は死ぬ。
難点は隕石が切れると攻め手が止まってしまうこと。
【リリカルモナステリオ】
移動する羽クジラに乗って惑星クレイ中を興行する、領土を持たない『第六の国家』。国家カラーはピンク色。
旧所属クランは
バミューダ△のみ。その為必然的にプレミアムスタンダードでこの国家のカードを採用できるのはバミューダ△のみとなる。
元々バミューダ自体が独立性の高いクランであったため、それをカードゲームの国家的にも反映させた形と言える。
先代に倣ってか当初はエクストラブースターでのみ収録されていたが、Divinezシリーズからは通常ブースターにも収録されるようになった。
当国家のみ専用オーバートリガーが複数存在するが、効果は全て共通
追加効果は「
ゲーム中、自ターン中リアガードのパワー+10000」。
ダークステイツと同様序盤に捲れると強力な効果を持つものの、爆発力に欠けるので汎用オーバーが主流。
主なライン…という訳ではないが、
構築可能なライン数が国家中ダントツで多いのが特徴。
その数は2024年夏時点で25種以上…選択肢が多いのは良いことなのだが。
ライン同士で取り合いになるため優秀な汎用ユニットの価格が
リリステだけ群を抜いて値上がりするのも特徴だったりする。
【エキスパンション】
2024年12月時点の販売エキスパンション・構築済みデッキ及び販売予定商品で名前が分かっているのは以下の通り。
(発表次第追記・修正お願いします)
OverDressスタートデッキ
前述の通り、全て333円デッキ。
必要なカードは全て枚数が積まれているので、すぐに始められるようになっている。
公式曰く、かなりの無茶を通したデッキであり、売れば売るほど赤字とのこと。()内は収録国家を記載。
- 近導ユウユ -天輪聖竜-(ドラゴンエンパイア)
- 桃山ダンジ -暴虐の虎-(ダークステイツ)
- 江端トウヤ -頂の天帝-(ケテルサンクチュアリ)
- 大倉メグミ -樹角獣王-(ストイケイア)
- 瀬戸トマリ -極光戦姫-(ブラントゲート)
- 御薬袋ミレイ -封焔の巫女-(ドラゴンエンパイア)
Divinezクイックスタートデッキ
スタートデッキ第二弾、昨今の物価高騰と前述の理由もあり倍以上値上がりしたものの700円と構築デッキとしては相変わらず安価。必須カードであるエネルギージェネレータの数少ない入手手段でもある。
全カード加工なし、かつ各パッケージ絵のVG以外は全てバニラという驚愕の内容が波紋を呼んだ。
- クイックスタートデッキ ドラゴンエンパイア
- クイックスタートデッキ ダークステイツ
- クイックスタートデッキ ブラントゲート
- クイックスタートデッキ ケテルサンクチュアリ
- クイックスタートデッキ ストイケイア
- クイックスタートデッキ リリカルモナステリオ
ブースターパック
OverDressシリーズ
- 五大世紀の黎明
- 伝説への邂逅
- 覚醒する天輪
- 群雄凱旋
- 鳳竜焔舞
- 烈火翠嵐
- 女神再臨
- 龍樹侵攻
- 仮面竜奏
- 英雄激突
- 夜天凶襲
- 天輪飛翔
Divinezシリーズ
- 運命大戦
- 無幻双刻
- 次元超躍
- 宿命決戦
- 天智覚命
- 時空創竜
リリカルブースター
リリカルモナステリオ専用のエクストラブースターパック
- Lyrical Melody(リリカルメロディ)
- リリカルモナステリオ~新学期はじまるよ!~
- リリカルモナステリオ ~なつのおもいでっ!~
- リリカルモナステリオ ~いたずらしちゃうぞっ~
- リリカルモナステリオ ほしがきらきらっ!
トライアルデッキ
「チュートリアルカード」と拡張パック(12枚入り)を同梱
- 羽根山ウララ -絆の花咲く楽団長-
- 廻間ミチル -四炎の魔宝竜-
- 狐芝ライカ -破天執行-
コラボシリーズ
初期はコラボ作品単独でトライアルデッキ、ブースターパックが発売されていたが、
シリーズ途中から通常弾内に収録する形でのコラボが増えた。
- ホロライブ(既存カードの別ver)
- BanG Dream!
- 甲虫王者ムシキング
- 五当分の花嫁
- すとぷり(トークンカード)
- ぶいすぽっ
- オシャレ魔女ラブandベリー
【アニメ】
カードファイト!! ヴァンガード overDress(2021年) 2シーズン
カードファイト!! ヴァンガード will+Dress(2022~2023年) 3シーズン
カードファイト!! ヴァンガード Divinez(2024年) 2シーズン
カードファイト!! ヴァンガード Divinezデラックス編(2025年)?シーズン
新シリーズを迎えるにあたって、先述の通りアニメシリーズも一新。
なんと
メインキャラクターデザインにあのCLAMPを迎えたうえで、完全に新しい世界でのヴァンガードが描かれる。声優陣も非常に豪華。
最大の特徴として、いわゆる「惑星クレイ」とかみたいな超常的な要素が一切省かれており、新鮮な気分で視聴できる。
また、ファイト描写がかなり簡略化されており、販促アニメなのにカード効果の説明をするシーンがかなり少ないのも特徴。overDressは特に顕著であり、お陰でシナリオパートに尺を振れているとも言えるが賛否が分かれた。
そしてOPはRoseliaだったり、分割2クールだったり、1話から主人公が女装させられたり、ヒロインがBL的な妄想をしたり、キャラの一人がレンタルDVDショップの成人コーナーに入ったりとやたら深夜アニメっぽいが、これでいて
初代アニメと同じ毎週土曜日朝8時から放送されていた。公式がクレイジーウェイ。
そんなもんだからシーズン2以降は深夜放送となった。
ちなみに、ブースターパックにはCLAMPをメインデザインに迎えた関係か、低確率でSPカードの代わりに各メインヴァンガードとキャラが描かれた「DSR(ドレスシークレットレア)」という形でCLAMPの書き下ろしカードが封入されている。
2024年からは世界観を引き継ぎつつ、主人公を交代した新シリーズDivinezが放送中
内容が(序盤特に)はっちゃけていた前シリーズより王道寄りとなっており、再び朝アニメ枠に復帰している。
また、シーズンの合間に同じ放送時間を使った実写番組「ENJOY! ヴァンガろうTV」を放送する等新しい試みも見られる。
小中学生をレギュラーに据えた子供向けバラエティだが、主演の宮田俊哉君目当てで見るお姉様方も多いのは内緒。
【ゲーム】
旧シリーズを一部カードおよびルールが変更・修正された環境で遊べるスマホゲーム。
主人公である近導ユウユのメインユニットであるニルヴァーナのライドラインカードとトリクスタ・ヴェルリーナが参戦している。
ドラゴンエンパイア所属である為、かげろう・たちかぜ・なるかみ・ぬばたま・むらくものカードと組み合わせて使用可能。
シャドバやDQR等強力な
ライバルの存在もあってか日本では少々マイナーだが、公式いわく海外で好調だったらしい。
2023年6月30日に
サービス終了、3年半の歴史を終えた。
ヴァンガード ディアデイズ
Nintendo Switch /
Steamにて2022年11月17日発売。
アニメ(overDress)の世界観をベースにしたオリジナルストーリーが収録されている。
主人公はゲームオリジナルキャラの
一導寺ユキ(高2女子)だが、ストーリーモードを進めていくとアニメ主人公の近導ユウユをはじめとする他のキャラクターも一部操作可能になる。(操作可能なキャラそれぞれにシナリオが用意されている。ユキとその弟は、衰退したチームを復活させるために各地の強者とファイとしていくという王道ストーリーだが、overDressキャラのシナリオは若干ギャグ寄り)
なおシナリオ上の強敵はトリガー率がやけに高く設定されている。脱衣麻雀かよ
ゲーム発売時点での収録カード総数は約1000種類。新規ブースターパックの収録カードは有料DLCにて配信。一部の構築済みデッキは無料で入手可能。
オンライン対戦も可能。ただし、Switchと
Steamのクロスプラットフォームプレイには非対応。
パッケージ版には特典カードが付録。なお、これが数千円で売れたので実質的に安く購入できた
2025年1月30日に続編の2が発売予定。
追記・修正は天輪聖紀を迎えたクレイをイメージしてお願いします。
- 作成しました。追記修正案含めお願いします。 -- 名無しさん (2021-05-04 22:26:37)
- アニメが絶望的にカードゲームアニメしてない -- 名無しさん (2021-05-04 22:47:12)
- ラインについてまできちんと解説する必要ないんじゃねーかな。これからガンガン軸増えていく中で、有志がいちいち書いてくれるとも限らないし実際変えたらこのページ膨大な量になるし。国家とその性能傾向をざっと書くだけでいいと思う -- 名無しさん (2021-05-05 09:09:10)
- 森川君デッキ(バスティオン)楽しい。防御は不安だけどガード値が発生するグレード3もあるし…まあやられる前にやれってことかな… -- 名無しさん (2021-05-05 09:18:53)
- ユージンは正式でデザートガンナーの後継者達やで。ユニット設定の小説のほうで書かれてた -- 名無しさん (2021-05-08 00:55:57)
- コラボ抜きにしてもD3弾の時点でライドラインが5国家各3ライン、リリステが6ラインなのでそれら全部詳しく書くのは現実的じゃないですね。各ライドラインについては軽く触れる程度でいいかと。 -- 名無しさん (2021-09-11 11:37:30)
- ゲームシステムとしてはこれほんとにヴァンガードか!?って言うくらいよくできてるし、環境整備の部署が慎重にやってる印象もあるがいかんせんヴァンガード自体の手遅れ感が凄い……なんとか盛り返しながら長生きして欲しいが…… -- 名無しさん (2022-03-31 20:58:39)
- アニメがあんまり販促になってなかったイメージ、バトル基本ダイジェストだし -- 名無しさん (2022-04-15 16:21:00)
- 店によってはスターターが売れ残り333円デッキは100円、リリモナとかマンキンとかのデッキは半値とかで売ってたりするので今から始めるのもありかも……但し自分で組もうとすると一部やたら高いカードがある、ケテルだとペインキラーエンジェルとか加護の魔法プロロビとかブレードフェザードラゴンとか -- 名無しさん (2022-08-24 23:56:18)
- アニメ的には(4期辺りから怪しい感じはあるが)惑星クレイの話はほぼ無し(公式のユニットストーリーとかで展開はしてる)、尚9期まで予定されてる。OPやEDはブシロード関係のユニット(ロゼリアとかアルゴナビスとかストプリとか)が歌ってる -- 名無しさん (2023-03-07 01:29:35)
- 追記とライドラインは取り敢えず折り畳み、細かいライン毎の説明は消すか別項目にすべきと思うが。 -- 名無しさん (2024-04-10 13:41:19)
- シングル取引価格が恐ろしいよ…今になってDシリーズ始めたとは言えこの点はちょっとなぁ。プロモゲーっぷりも初代でちょっとあったのをVシリーズで改善したと思ったらDで加速気味だし -- 名無しさん (2024-04-21 09:55:54)
- リリステの主なラインを削除。主なラインも何も無いよあの国家… -- 名無しさん (2024-07-12 13:57:18)
- 日本一のデッキがコラボデッキのベリーとはな…言ってしまえば環境的には下のほうのデッキだったから、すごいわ。 -- 名無しさん (2024-12-02 23:31:33)
最終更新:2024年12月20日 13:47