終末のワルキューレ

登録日:2020/07/26 Sun 13:16:36
更新日:2025/04/13 Sun 13:43:52
所要時間:約 12 分で読めます





700万年続く人類の歴史が今 幕を閉じようとしている
その原因は…
核戦争でも小惑星の衝突でも――
地球外生命体の侵略(UNKNOWN ATTACK)でも――ない
人類は今
他ならぬ人類の創造主“神”の意思によって――
終末(滅亡)を迎えようとしているのだ

千年に一度、天界で開催される「人類存亡会議」にて神々は人類の滅亡を決定した
それを覆すべく立ち上がったのは人類史上最強の13人!!
そして彼らを迎え討つは天界最強の13人!!
人類の存亡を賭けた戦いが、今始まる――!!!


全世界の神々VS偉人、武人、傑人!!!



「終末のワルキューレ」とは原作:梅村慎也、構成:フクイタクミ、作画:アジチカによる「月刊コミックゼノン」で連載中の漫画。2024年12月時点で既刊23巻。


【概要】

人類滅亡を決めた神々とそれを覆そうとする戦乙女によって選出された人類の英傑たちによるバトル作品。

連載開始直後から話題となっていたが、単行本第1巻は発売直後から品薄となった為、大量重版となっている。
単行本第2巻が発売された際には作画担当アジチカが第1話をすべてTwitterで公開したことから読者を大きく増やした。

スピンオフ作品として本作に登場する呂布を主人公にした「終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝」が同誌にて連載し、完結。全7巻。
第2弾としてジャック・ザ・リッパーを主人公にした「終末のワルキューレ奇譚 ジャック・ザ・リッパーの事件簿」が同誌にて連載中。
2021年にアニメ化が決定。同年6月17日よりNetflixにて独占配信がスタートした。そして、2021年の10月に2期の放送が決定された。

なお、スピンオフ連載開始時には同誌で「今日からCITY HUNTER」を連載中の錦ソクラ先生とのコラボで、あの中学教師がまさかの登場を果たした。ちゃんと許可は取っているぞ


あらすじ

誕生から700万年が経過しても進歩の兆しがない人類は、万物の創造主である神々が1000年に1度集結して開かれる「人類存亡会議」にて終末を与えられようとしていた。
戦乙女(ワルキューレ)の長姉ブリュンヒルデは決議に待ったをかけ、超特別条項神VS人類最終闘争(ラグナロク)により人類の行く末を決めてはどうかと提案する。
当初はその申し出を相手にしなかった神々だったが、ブリュンヒルデの挑発にプライドを傷つけられた事でラグナロクの開催が決定。
かくして、天界が誇る最強神達と秘術「神器錬成」によって神器と化した戦乙女達と共に戦う最強の人類「神殺しの13人(エインヘリャル)」による、13番勝負の幕が上がる。


※未読者は閲覧注意










作中用語


  • 人類存亡会議
1000年に1度開催される全世界の神々が一堂に会し、人類の存続を決める会議。

  • 神VS人類最終闘争(ラグナロク)
ヴァルハラ憲法第62条15項に定められた神と人類による一対一勝負(タイマン)
13vs13で行われ、先に7勝した方が勝利し、神側が勝てば人類の終末が決定、人類側が勝てば1000年の生存が許可される。

  • 神器錬成(ヴェルンド)
戦乙女(ワルキューレ)が持つ人間の戦士達と心を通わす事で、自らの身体をその戦士に最も適した神器に変化させる能力。
神器錬成した戦乙女は所有者と一蓮托生の関係になり、ダメージの有無にかかわらず所有者が死亡すると共に消滅する。

  • 魂の完全消滅(ニブルヘル)
魂そのものが消滅し、復活も輪廻転生も出来なくなる事。ラグナロクの敗者は人類、神問わずにこうなる。



登場人物


戦乙女(ワルキューレ)

北欧の半神で、天界の危機に備えて地上の人類を神兵候補として天に召す「魂の運び手」を担う13人の姉妹。
人間の戦士たちと心を通わす事で、自らの身体をその戦士に最も適した神器に変化させる神器錬成(ヴェルンド)を持つ。

CV:沢城みゆき
長女。
本作の主人公……と、言うよりも狂言回し・進行役にあたる。
かつて人間の身体にまで落とされた事もある悲劇のワルキューレで人間への思い入れも人一倍強い。
人類存亡会議で可決した人類の終末に異議を申し立て、神VS人類最終闘争(ラグナロク)法を起こす。
普段は凛とした佇まいの美女だが、気が高ぶると粗暴な言葉遣いになったり、女性がしてはいけないレベルの顔芸を見せたりと、その時々で別人のような振る舞いを見せる。
動揺するとサルミアッキパイ*1をヤケ食いする。

  • フリスト
CV:小林ゆう
次女。
名の意味は「震える者」と「轟かす者」。姉妹の中で唯一二つの名(チカラ)を持つワルキューレ。
愁いた表情の儚げな面と感情を露わにする激情的な面の二面性を持つ。

  • スルーズ
CV:三木晶
三女。
名の意味は「強き者」。姉妹の中で最も大柄で筋肉質な体格をしている。性格も一見男勝りだが、本質は乙女チック。

  • ランドグリーズ
CV:川上彩
四女。
名の意味は「盾を壊す者」。ロングヘアーの穏やかな淑女風な出で立ちの女性。

  • ゲイレルル
五女。
名の意味は「槍を持ちて進む者」。平安装束に似た着物が特徴で、ゲル曰く「十三姉妹で最もプライドが高い」好戦的な性格。

  • スカルモルド
六女
名の意味は[剣の刻」

  • レギンレイヴ
CV:川口莉奈
七女。
名の意味は「神々に残された者」。広いデコとメガネが特徴。

  • ゲンドゥル
九女。
名の意味は「魔力を持つもの」。ビレッタ帽*2のような帽子を被り、羽衣を纏った天女の様な出で立ちの女性。淑女的な雰囲気とは裏腹にヒルデ曰く「性格がイカツくメンクイ」らしくジョークや悪乗りに乗るタイプ。

  • アルヴィト
十女。
名の意味は「軍勢の守り手」。1つ下の妹・フレックと似た容姿をしており、試合前に神器錬成の練習をしようとする等、真面目な性格。


  • フレック
CV:井上ほの花
十一女。
名の意味は「武器をガチャつかせる者」。ツーサイドアップの髪形をした少女。
私室がファンシーグッズであふれている。

  • ゲル
CV:黒沢ともよ
十三女で末妹。
ボクっ娘で、語尾に「っス」と付ける特徴がある。ブリュンヒルデに付き従って共に行動している。


神々の闘士

全宇宙創造(ビッグバン)以来の興奮(ドキドキ)じゃわい!!」
CV:高木渉

ギリシャ神話の最高神。
ヴァルハラ評議会議長を務め、屈指の権力を持つ。
見た目はヨボヨボで小柄な爺さんだが戦闘時には全身の筋肉が膨張してムキムキな巨体になる。若い頃はワイルドなナイスガイ。
神々の中でも一、二を争う戦闘狂で、ブリュンヒルデからは戦闘愛好嗜虐変態神(エロジジイ)と呼ばれており、今回のラグナロクやかつてのアダマスの乱の際にも喜々としていた。

CV:松岡禎丞
北欧神話の狡知の神。
男性的でも女性的でもある飄々とした少年。自由奔放で掴み所の無い性格をしている。他者に化ける能力を持つ。第11回戦に登場。

「ただ昨日よりも今…そして今この刻よりも…美しくなるために オレ様は魂を焦がす」

ギリシャ神話の太陽神。
桜色の長髪に端正な顔立ちの美青年。一見ノリの軽い口調をした優男だが「己を知り己を高める事こそ美しい」という独自の哲学と信念を持ち、「哲学」「詩歌」「医学」「弓」「予言」「拳闘」等の様々な神性を司るが、元々は特筆した取り柄の無い凡神で、弛まぬ努力でそれらを獲得した過去を持つ。
アレスを神友と呼び親しく思っているが当人からは苦手に思われている。
武器は様々な形を模る「アルテミスの糸」。

「神は群れぬ 神は謀らぬ 神は頼らぬ…それこそが神」
CV:櫻井孝宏

ギリシャ神話の海神。
ゼウスの兄だが老体な弟とは対照的に整った若い顔立ちの金髪美青年。
傲岸不遜の具現化と言っても過言では無い性格で、見下した相手とは目も合わさず、原初より完全無欠な存在である神に仲間も謀も不要と考えており「最も神らしい神」と評されている。
それ故に同じ神々からも恐れられており、本人も観客席の神々を雑魚と見下している。ロキ曰く「オーディン以上に冗談通じないヤツ」。武器は三叉槍(トライデント)

日本神話の海神(一応)。
ヤマタノオロチ退治と司る神性が多数ある事で有名。第10回戦に登場。

CV:小西克幸
「それでもオレは人間を愛している」

ギリシャ神話の英雄。
筋骨隆々の身体に赤い長髪の巨漢の好青年。
爽やかな性格に高潔な志を持ち、己が正義を貫き通す姿勢は正に「正義の使者」と呼ぶに相応しい勇者で、周囲からも大幅な信頼と支持を得ている。その強靭な精神力から「不屈の闘神」の異名を持つ。
人間から神に成った半神半人で、同じ半神半人のワルキューレ達からも「兄さま」と呼ばれ慕われている。武器は巨大な棍棒。

「貴様 人間なんぞにしておくには勿体ないな」
CV:緑川光

北欧神話の雷神。
赤色の長髪に引き締まった細マッチョ体系の美丈夫。寡黙だが語らずして相手に恐怖を与える程の威圧感を持ち、「北欧神話最強」とも称される。
一方で自身に匹敵する敵に巡り合えず、退屈を持て余している。武器は大槌(ミョルニル)

CV:田島章寛
仏教の軍神。天界処刑人七福神の一柱。面頬をつけている。

エジプト神話の冥府神。犬顔で有名な神様。スサノヲノミコトと共に最後に登場。

CV:速水奨
北欧神話の最高神。長い顎髭と眼帯が特徴の老人。トール以上に寡黙で代わりに両肩のカラスが代弁している。

「ずっと殺されたかったのに…今は…人類を 塵にしたい!!」

CV:浪川大輔
キリスト教悪魔で、ご存じ蠅の。一般的に悪魔として知られるが大元は旧約聖書の豊穣の神バアル・ゼブル
漆黒の神父服に黒髪のテンパが特徴の青年。天界随一のマッドサイエンティストで控室はさながら実験室のようになっている。かつては天界の神だったが自らでも抑制できない愛する者への破壊衝動で親友たちを喪って以来、自分を殺せる存在を求めている。
武器は自身の能力を強化する「アポミュイオスの杖」。



「しょうがねぇなぁ」

CV:鈴木達央
インド神話の破壊と創造の神。
四本の腕に5つの眼を持つ。喧嘩好きで荒っぽい性格だが融通は割と利く方で、本来出場するはずだった二回戦や四回戦の出場権を譲った。
元はインド神界の片田舎で気ままに暮らす神だったが、神友ルドラの夢であるインド神界制覇に付き合い、戦いの果てに頂点に立った。




神殺しの13人(エインヘリャル)

ブリュンヒルデが選出した人類最強の戦士達。
エインヘリャルとは北欧神話で戦死した勇者の魂を指す言葉。
ワルキューレ達によってヴァルハラに集められた所謂英霊で、死んだ年齢・姿に関わらず全盛期の姿と年齢で呼び出される。
相手がよく知られた神々であるのに対して、あえて宮本武蔵ではなく彼に負けた佐々木小次郎の方を選出したりと人選も一癖ある。

CV:石川界人
「他者の痛みを()るからこそ・・・朕は 最高の王なのだ」

紀元前の中国の皇帝。
中国史史上初めて国家統一を成し遂げた人物で歴史上における皇帝の地位に就いた最初の人物。
神相手にも上から目線を崩さず、自身を「世界に唯一の王」と豪語する。

  • レオニダス王
「従うのは己の (ここ)のみ――」

紀元前ギリシャの都市国家スパルタの王。
神が定めた神託(きまり)に従う時代で己の生き方は自分で決める生涯を貫き多くの羨望の眼差しを受けたとされる神に反逆した漢。
人の身でありながら神々すらも警戒する膂力の持ち主。ラグナロク参戦時の衣装は某コマンドー。

  • ニコラ・テスラ
「さあ・・・科学(われわれ)が神を超える(とき)だ」

オーストリア帝国の電気技師兼発明家。
机上の空論だった自身の研究を神器錬成によって実現させ、神々に挑む。科学力は人類史に残る天才学者達も一目置くがネーミングセンスが絶望的に悪い。

「岩流の進化未だ止まず すなわち今刻(いま)が小次郎の全盛期なり」
CV:山路和弘

宮本武蔵との決闘で知られる安土桃山時代の剣客。
敗けた相手を超える方法を一人で探求し続け、死後もなお剣の道を磨き続けた「史上最強の敗者(ルーザー)。その為、ラグナロクには死亡時よりも老いた姿で参戦している。

CV:杉田智和
「初めてなんですよ 神様は…」

19世紀末のイギリス・ロンドンを震撼させた連続殺人鬼
右眼にモノクルをかけ、老紳士を思わせる身なりをしており、自らも紳士と称する。オッドアイで右眼に人の感情を色で判別する能力を持つ。
ブリュンヒルデからは「人類の中で一番キライなクソ中のクソのゲボカス野郎」と酷評されている。

  • アダム
「子供たちを守るのに――理由なんているのかい」
CV:斉藤壮馬

最初の人類であり全人類の父。
ややあどけなさの残った童顔で引き締まった筋肉質の美青年。
服は着ておらず股間を葉っぱ一枚で隠した葉っぱ隊スタイル。
神々からは楽園追放の一件から神を憎んでいると思われており、ブリュンヒルデもその憎悪の力を期待して彼を選出したが、神への憎悪は一切無く、ラグナロクには自身の子供たちである人類を守る為に参加した。

  • 雷電為右衛門
「おめったいのう」
CV:木村昴

相撲2000年の歴史の中で最強と目される江戸時代の「無類力士」
体格は力士と言うよりレスラーやボクサーに近いムキムキマッチョで三大欲求に忠実な豪胆な人物。
生まれながらに筋肉が骨を折る程に異常発達しており、それらの筋肉を「百閉」と名付けた外殻筋肉で抑え込んでいる。

  • 沖田総司
CV:代永翼
新選組一番隊組長を務めた幕末の天才剣士。
控え室で他の闘士と神々の戦いを見て早く自分の出番を望んでいる。
見た目はまんま「ちるらん 新撰組鎮魂歌」(原作:梅村慎也が手掛ける同雑誌で連載中の漫画)の沖田総司。第10回戦に登場。

  • グリゴリー・ラスプーチン
ロシア帝国崩壊の一因となった怪僧。
経歴や皇帝一家との関係から悪人や怪人と扱われる事が多いが元が聖職者と言う事もあり、存命中から権力欲や金銭欲は無く戦争反対派の人物だった。2025年3月時点の連載では人類代表の中で唯一の未登場。

「ノスタラダムスの大予言」で知られるフランス・ルネサンス期の医師、詩人、星占術師。
端正な顔立ちの美少年だが飄々とした振る舞いで人をおちょくる人物。ブリュンヒルデ曰く「人類史上最も不愉快な男」であり「人類で唯一冥界に墜とされた男」そして「我々のジョーカー」とのことである。

「お前 なかなかいいぞ」
CV:関智一

三国志最強の英雄。
幼少期から最強を求め、立ちはだかる相手を薙ぎ倒して前進し続け、その名は中華全土に轟いたこの武力なら中華最強とされる武人。壊れない武器、全身全霊で戦える相手の揃ったラグナロクに歓喜している。

ソビエト連邦がフィンランド領土に侵攻した「冬戦争」に於いて、「白い死神」の異名を持ちソ連兵を恐怖させたフィンランドの軍人。人類側の闘士の中では最も近代の人物。2019年秋にTwitterで本編に先がけて公式イラストは公開されて、2025年1月の第11回戦に登場。

  • 坂田金時
童話「金太郎」で知られる平安時代の伝説上の武士。
引き締まった細マッチョ体型の青年。釈迦とは旧知の仲で、ある人物についての調査を依頼される。






その他の神々


CV:野津山幸宏
「終末の番人」の異名を持つ北欧神話の光の神。ラグナロクの司会進行を務める。

CV:田中理恵
ギリシャ神話の美の女神。魅惑的な身体と美貌をした女神で、常に3人の巨漢従者を従えている。

北欧神話の平和の神。トールに救われたことで、彼に対し絶対の信頼を向けている。人間のことは軽視している。

CV:諏訪部順一
ギリシャ神話の伝令神。燕尾服を着た執事風の出で立ちの青年でゼウスに付き従っている。狡猾な曲者でかつてのアダマスの乱の際にもアダマス側に与していた等、トリックスター的な存在。

CV:田所陽向
ギリシャ神話の軍神。
大柄で屈強な肉体をしており、若干濃いが整った顔立ちの美青年。
弟のヘルメスと共にラグナロクを観戦しているが、人類代表闘士達の恐るべき実力に度々驚愕している。
過去の人類滅亡会議で人類に戒めを与える案が出た際に自身の領地であるテーバイが選ばれた為、神軍を率いて侵攻した。
その際に侵攻を止める為にゼウスの力を得たヘラクレスと交戦し、彼が神に成るきっかけになった。
それ以来ヘラクレスに対して絶対的な信頼を寄せており、今では足元にも及ばないがかつて拳をぶつけ合った事を誇りに思っている。

ゼウスやポセイドンの父でかつて宇宙最強と呼ばれた神。宇宙最強神決定戦(ティタノマキア)の決勝で若かりし頃のゼウスに敗北し、殺された。ゼウスからは良い父親ではないが最高の武人だったと評されている。

  • アダマス
オリュンポス十二神が十三神だった頃に属していた征服神。
ハデスの弟でポセイドン、ゼウスの兄。ゼウスが最高神となる事を良しとせず神々や怪物を従えて謀反を企てたが、ポセイドンによって殺害され、存在自体を無かった事にされた。
本作オリジナルの神で、名前の由来はクロノスが使う武器「アダマスの鎌」。

  • パールヴァティ
  • カーリー
  • ドゥルガー
インド神話の女神でシヴァの妻達。パールヴァティが正妻でカーリーが第2、ドゥルガーが第3夫人。

  • ガネーシャ
インド神話の富の神でシヴァとパールヴァティの息子。まんま二足歩行の象。

  • ルドラ
インド神話の暴風神。シヴァの幼馴染みで親友。
まだインド神界に絶対神(アタマ)が存在しない群雄割拠の時代にシヴァと共に頂点を目指す旅に出た。旅の最後でシヴァと頂点の座を賭けて戦い、彼の強さを認めて自身の権能とその証の紋様を託し、インド神界から姿を消した。
ラグナロクでブラフマー達と再会し、シヴァの戦いを見届ける。

  • 火神アグニ
  • 水神ヴァルナ
  • 雷神インドラ
  • 維持神ヴィシュヌ
  • 創造神ブラフマー
シヴァとルドラが旅の中で戦ったインド神話の強神達。
ラグナロクでルドラと再会し、シヴァの戦いを見届ける。

  • 七福神
天界処刑人を名乗る仏教の神々。


人類側の観戦者


三国志の武将。
一般人よりも大柄な体格で身の丈ほどのある酒樽を片手で持つ。人類の存続が掛かった戦いを酒の肴と言い張る豪胆な人物。

三国志の武将。
張飛の義兄であるが一般的な細身の体格。三国志最強は関羽ではないかと当人に問いかける。

三国志の武将。
關聖帝君という神として祀られるが人類側についている。大柄な張飛を肩車できる巨体をしている。
軍略など総合的に見れば三国志最強であると自負するが、純粋な武人としては呂布が最強であると評価している。

呂布軍軍師。楽しそうに戦う呂布の姿に涙を流し喜んでいた。

  • カイン、アベル
アダムの息子たち。両親とは違い服を着ている。

  • イヴ
アダムの妻。
最初の女性のイメージに違わぬ、ナイスバディな絶世の美女。
楽園で蛇神に禁じられた木の実を食べたという濡れ衣を着せられ楽園追放となるがイヴを救うために自ら禁じられた木の実を食べ、蛇神を切り刻んだアダムと共に地上へと去る。

  • ミケランジェロ
イタリア・ルネサンス期の芸術家。
アダムの姿に見惚れ、阿陀磨須に変化するゼウスを見て慄いていた。

安土桃山時代の剣客。かつて巌流島にて小次郎との死闘を繰り広げた剣士。
舞台に立った小次郎を見て実力を察し、小次郎が天下無双に達したとして最強の剣士と認めた。

  • 宮本伊織
宮本武蔵の養子。父に負けた小次郎が代表となったことに納得していない。

戦国時代の剣客で足利将軍家の剣術師範。
小次郎が人類代表という事実に当初は納得できなかったものの舞台に上がった小次郎を見てその実力を察した。

  • 宝蔵院胤舜
江戸時代の僧、武道家。宝蔵院流槍術2代目。吉岡同様に小次郎の佇まいで実力を察する。

戦国時代の剣豪。富田流開祖にして小太刀無双の名を持つ。

  • 富田景勝
富田勢源の甥。
生前は自身と同じ富田道場に居た小次郎のやる気の無い態度に呆れていたが、自然の中で様々な修行を行い半年振りに道場に戻ってきた小次郎と手合わせしようとするも、手合わせをする前に小次郎の実力が自身より上だと分かり自身の負けを認めた。

生前の小次郎が敗北の旅の中で戦った剣士達。

  • アーサー・コナン・ドイル
イギリスの作家。「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者で世界最高峰の頭脳を持つ推理小説家。
ビジュアル的には作家というよりホームズそのもの。
生前はジャック・ザ・リッパーの正体を追い求めていたが正体が分かることはなかった。

イギリスの劇作家。
ジャックが自身の作品の読者だったことを知り、自身の作品で殺しを止められなかったことを悲しんでいた。

  • アン
ジャックの母親と同じ売春宿にいた売春婦。常に酒をあおっている。

  • カストル
古代ギリシャ・テーバイの民。
ヘラクレスが人間だった頃の親友で当時の名であるアルケイデスと呼ぶ。彼を始めとするテーバイの民はヘラクレスを応援している。

  • 谷風梶之助
第四代横綱。雷電の兄弟子であり、相撲の師匠。上京したばかりの雷電に相撲の楽しさを教えた人物で、素人同然の時点で凄まじい素質を見せた雷電を弟子にした。
百閉を開放して戦う雷電に感動しており、生前に雷電の全力を受け止められなかった事を悔いていた。

  • 小野川喜三郎
第五代横綱。谷風、雷電と同じ時代の土俵で戦った力士。
雷電の強さを「無形」と評し、土俵は雷電には狭すぎたと語っている。

  • 杉田玄白
江戸時代の蘭学医。
雷電の(医学的見地での)肉体美を絶賛している。

  • 葛飾北斎
江戸時代の浮世絵師。
第5回戦の試合模様を絵におこしている。

  • 関半右衛門
  • けん
雷電の両親。幼少期から己の以上筋肉に苦しむ雷電を支え続けた。雷電は母の言葉を基に力士を目指した。

  • ジャータカ
古代北インドの王で釈迦の親戚。病弱だったが釈迦とは気の合う中で、彼の死の前の言葉は釈迦が「目覚める」切っ掛けとなった。

  • 春燕
幼少期の人質時代の始皇帝・贏政の世話人。嬴政の父である先代秦王の暴虐で息子を失っており、当初は恨みを晴らす目的で世話人を引き受けたが贏政の境遇に同情し、親身に接するようになった。
天界で再会した息子の春鷗と共に始皇帝の闘いを見守る。

余談


以下の賞に選ばれている。
  • このマンガがすごい! 2019 オトコ編:第5位
  • 全国書店員が選んだおすすめコミック 2019 一般部門:第5位
  • 次にくるマンガ大賞 2019:第20位
  • 第2回マンガ新聞大賞:第7位




追記、修正は、戦乙女と心通わせて神々に挑んできてからお願いします。


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最終更新:2025年04月13日 13:43

*1 世界一不味いと評される北欧のお菓子

*2 カトリック教の聖職者が被る帽子。分かりやすい例えではドラクエ僧侶の被り物