スワマ(ポケモン)

登録日:2021/08/25 Wed 17:17:30
更新日:2025/06/02 Mon 15:50:45
所要時間:約 4 分で読めます





俺がタダでバトルしてやるとでも思ってたのかよ

お前の持ってるポケモン全部見せろ

スワマはアニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ』第77話「炎のメモリー! ポカブVSエンブオー!!」に登場したゲストキャラクター。
CV:福山潤

【人物】

垂れ目が特徴の少年で、サトシポカブの元トレーナー。

強いポケモンを手に入れる為なら手段を選ばない自己中心的な性格で、ポカブを捨てた理由も「バトルの才能が無かったから」という身勝手なもの。しかも作中の台詞から、ポケモン強奪も放棄も初犯ではないことが窺える。
当人は「さっさと逃がして自由にした方が幸せに決まっている」と語っているが、ついてきたポカブを紐で縛って置き去りにするという虐待をしでかしている。

こうして見ると悪い部分ばかりしか見えないが、彼がポカブにバトルの才能がないと見なした理由は相性有利のシキジカに負けたからであり、そこまで理不尽と言える理由ではない。実際にこのような例はシンジ もおこなっている。(イシツブテに負けたマリルリを他のトレーナーに譲渡している)また、逃がす場所に他人に発見されやすいバトルクラブを選んであげたりと彼なりにそれなりの配慮はしている模様。

【戦術】

作中で判明している手持ちはエンブオークイタランの2体。通称「ファイアーウォーリアーズ」。
ダブルバトルを得意とし、自分もダメージを受けつつ勝利するワイルドな戦法を用いる。

【作中の活躍】

バトルクラブで、モブトレーナーの少年に無理矢理勝負をポケモンバトルを仕掛けて勝利すると、彼からポケモンを取り上げようとする。
そこに通りかかったサトシ一行に注意され、ドン・ジョージも現れると追放を恐れたのか大人しく諦めて立ち去った。
その夜、ポケモンセンターでサトシ達と再会し、ポカブの様子からサトシとアイリスはスワマがポカブの元トレーナーだと見抜く。

そして、どういう訳か裁判風にポカブを捨てた理由についてサトシ達から問い詰められる。(裁判長:デント、検事:サトシ、被告人:スワマ、「有罪有罪」うるさい傍聴人:アイリス他多数)
サトシとスワマの言い分は両方一理あるので、優柔不断な裁判長は困り果ててしまうが、どこからともなく現れたドン・ジョージの提案で、明日の明朝のポケモンバトルで決着を着けることになった。

翌日、サトシはポカブとツタージャ、スワマはクイタランとエンブオーでバトルする。
しかし、ポカブは未だにスワマに未練があるせいで実力が発揮できず、一方的にやられてしまう。
スワマはそんなポカブを嘲笑すると、あまりにも残酷な真実を語り始める。


俺はポケモンを捨てる時、自分も辛いようなフリをするのさ。

じゃないと、いつまでもウジウジ引きずる奴がいるからなぁ。

フッ、別れの辛さを演出すると、大概のポケモンは納得してくれるんだけどねぇ。


バトルクラブの前にポカブを置き去りにしたあの日、ポカブの回想のスワマは申し訳なさそうな表情をしていたが、全てただの演技だったのだ。
前述のようにバトルクラブを捨てる場所に選んだのは「他のトレーナーにポカブを解放してもらおう」という考えがあったのかもしれないが、ポカブは口に縛られた紐が絡まって食事ができなくなり、サトシと出会うまでにブラッキーと間違われる程痩せこけてしまった。
しかも、ポカブが見えなくなるところまで行くと

ハ~清々した。あんな弱っちいポカブなんかいらねぇよ。

さぁ、もっと才能のあるポカブを探さなきゃ。ハハハハハハ…

と高笑いする始末。
自分の元トレーナーが正真正銘の外道と知ったポカブは絶望し、完全に戦意喪失。
サトシから一連の行いを非難されても「力こそが正義だ」「トレーナーが才能のあるポケモンを探すのは当然だろ」と開き直って悪態をつく。

その後、サトシとツタージャの激励でポカブは立ち直るが、本気を出したエンブオーの「超フレアドライブ*1」でツタージャを倒す。
そこで、逆境に立たされたポカブがチャオブーに進化する。
そして、形成が逆転し新たに覚えた「ほのおのちかい」と「ニトロチャージ」を畳み掛けてクイタランとエンブオーを倒した。

バトル終了後、大人しく負けを認めるが、あっさり掌を返してチャオブーを自分の元へ戻ってくるように誘う。
だが、これまでの酷い行いに加えて、さらりとサトシを「冴えないトレーナー」と侮辱したことがチャオブーの癇に障り、怒りの「かえんほうしゃ」を浴びせられ真っ黒焦げになり、完全に見限られてしまう。

くぅ~覚えてろ~!!

最後は反省も改心もしないまま情けない捨て台詞を吐いて逃亡。
その後、彼が二度とサトシ達の前に現れることは無かった…。


【余談】



  • アニポケでは、スワマ以外にもポケモンを捨てた身勝手なトレーナーが存在する。*2
    一方でスワマは人としては最悪でも、強さを求めようとする姿勢は一貫しており、自分が捨てたチャオブー(ポカブ)の強さを態度はどうであれ認めている。

  • スワマが登場した第77話は過去最低視聴率・2.2%を記録した。
    放送日がゴールデンウィークの連休初日だったことが原因と思われる。



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最終更新:2025年06月02日 15:50

*1 クイタランの「ほのおのうず」を纏って攻撃するオリジナル技。特性「もうか」を意図的に発動させているのか?

*2 スワマの先輩ポジションにあたる無印のヒトカゲを捨てたダイスケ、オレンジ諸島編のビッグシティのフシギダネを捨てた市長、デコロラ諸島編第7話のみずタイプを捨てたトレーナー達、新無印サトシゲンガーの元トレーナー等。