登録日:2011/11/07(月) 19:06:32
更新日:2025/07/08 Tue 19:24:07
所要時間:約 7 分で読めます
1994年にバンプレストから発売された
SFC用ソフト。
帝国とは何か。
皇帝の正体は?
今、ヒーローチーム「バトルフォース」が
最強武装軍団に挑む!
スーパーファミコン
ザ・グレイトバトル
Ⅳ
ファンタジーな前作とは打って変わって、
SF色の強い世界観となっている。
また、後に『
スパロボOG外伝』に参戦する「コンパチブルカイザー」のデビュー作(ここでは「コンパチカイザー」)となった。
《ゲーム内容》
Ⅱ、Ⅲの
ベルトスクロールとは異なり、2Dの横スクロールアクションとなっている。
体力が0になったり谷落ちすると残機が減り、一時的に天使みたいになって自由に移動し、復活できる場所を選べる。
ただし動きは遅く、時間も短いため、下手すると谷落ち→幽体離脱→谷落ちの
無限ループも…
当然、残機が無くなると
ゲームオーバー。
攻撃方法は射撃攻撃と、キャラごとの特殊攻撃、画面全体を攻撃するボム攻撃がある。
射撃攻撃はレベルによって特性が三段階まで変わる。
また、ステージによってはラストに
巨大ロボ戦に移行する。
4人のヒーローがバトルフォースの巨大ロボ「コンパチカイザー」を操り、通常攻撃と、ガードと、各種
必殺技を駆使して戦う。
《
あらすじ》
コンパチワールドは新たにニューコンパチネイションと改称し平和の維持に努めていたが、
抑圧されていた悪のエネルギーにより異次元とを繋ぐゲートが開いてしまう。
皇帝オーバーロードの手により、各惑星が制圧されていく中、
ヒーロー達は特殊部隊「バトルフォース」を結成し、彼らに対抗した。
ある日、キサブロー博士がブラックエックスによって拉致された事を知ったバトルフォースは、
V2、パワード、ZOを敵の軍船に侵入させ、もう一人のヒーローを別行動で救出に向かわせた。
この物語は、オーバーロード軍の戦いの中で活躍した、バトルフォースの4人のヒーローの戦いの記録である。
《登場人物》
【バトルフォース】
●
V2ガンダム
宇宙世紀最強最後のガンダム。
武器はナパーム弾で、一定距離進むと落下し、広範囲の爆風を発生させる弾丸を発射する。
レベルが上がるほど爆風の範囲も広がる。
特殊攻撃は
ビームサーベルだが、攻撃範囲はかなり狭い。
固有アクションはバーニア噴射で、空中での上昇や落下の減速が行える。
放置してると銃のマガジンを付け替える。
●
ウルトラマンパワード
青い瞳の
ウルトラマン。
日本語も流暢に喋る。
武器はバズーカで、威力の高い弾丸を発射する。
レベルが上がると威力が上がり、壁を貫通するようになる。
威力は高いが連射はできない。
特殊攻撃はメガ
スペシウム光線。
固有アクションはミクロ化で、赤い球体に変身して狭い通路を進める。
ただし移動スピードは遅い上に、無防備で攻撃もジャンプもできない。お前ら匍匐前進しろよ。
放置してるとバズーカを立ててダルそうにする。
●
仮面ライダーZO
シンさんを差し置いて参戦。セリフがやけにシブイ。
武器はバーナー。「
汚物は消毒だ~!!」とかがががっ!とか言わない。
威力は低いがずっと撃ち続けられる。
また、移動しながら撃ったり、その場から動かずに放射することも可能。
レベルが上がると射程が伸びる。
また、敵弾を消滅させる事もできるため、意外と強力。
特殊攻撃はダッシュからのZOキック。
キック時には無敵時間があるため、敵弾を消す能力と相まって、ボス戦ではかなり使える。
固有アクションは壁捕まりと三角飛び。某特A級ハンターのそれと同じ。
放置してるとバーナーを磨く。
●
ロア
シリーズおなじみのオリジナルキャラ。ただしステージ1では別行動を取っている。
武器は連射可能なビームガンで、特性はZOとほとんど同じ。
レベルが上がると跳弾するようになる。
特殊攻撃は無いが、固有アクションは真上に発射する電磁ワイヤーと2段ジャンプの2つ。
前者は攻撃判定がある他、天井にぶら下がれるので、活用機会は多い。
後者は通常のジャンプと異なり、1方向にまっすぐに飛んでいく。
放置してるとビームガンを回転させ、カメラに流し目を送る。
唯一前作から続投だが、他の3人の後輩という立ち位置とあまりに違い過ぎる性格から前作までのロアとは別人と思われる。
4機のカイザーマシーンが
合体して誕生する巨大ロボ。
開発者の知らないうちに自己修復機能を備えた上、最終的に自我まで芽生えた。
コイツ
DG細胞積んでんじゃねぇの?
合体
BGMは非常に燃える。
ただし、一部「
特救指令ソルブレイン」と酷似している部分がある。
1人プレイと2人プレイで性能が段違いになる。
(2Pがロボのエネルギーをチャージできるため、
必殺技がガンガン使える)
必殺技はファイナルカイザーバーストだが、一番便利な技は実はバルカン。
ちなみに、設定では
剣も持っているが、このゲームでは使用不能。後に『
OG外伝』で初披露となる。
【オーバーロード軍】
今作はステージボスは全てオリジナルキャラである。
(ステージ内の
中ボスにはゲストキャラもいるが)
◆デバイス
機械惑星ラーガのボス。
パッと見ピザなザク、というか知らない人はガンダムのキャラと勘違いする。一定ダメージで外装が燃え、フレーム剥き出しになる。
◆陸軍将軍ドンメル
緑の惑星ツルスのボス。
ロアの旧友クロスを
ブラックホールで飲み込んだ。倒すと
サソリ型
戦車、グーゲルスコルピオンに乗り込む。
もしかして→
十面鬼
◆空軍将軍オーロラ
浮遊都市マートムのボス。
捕虜の振りしてバトルフォースを基地最深部まで誘い込む。倒すと鷹型
ヘリ、ホークワインドに乗り込む。
見た目やボス部屋が完全に一昔前のディスコ。
◆ティーゲル
荒野の惑星ラノフのボス。
素早い動きをするため、割と厄介。
倒すとペットの「ガルアーマー」を呼んで戦わせる。
◆海軍将軍デスマルク
水の惑星ザウスのボスで、自称「三大将軍最強」(笑)
倒すと海神型ロボ、グラーフクラーケンに乗り込む。設定では船にも変形するらしいけど、
ゲームでは没。
ひょっとして→
マジンガーZ
◆将軍ブラックエックス
皇帝オーバーロードに忠誠を誓う謎の男。
バトルフォースの前に度々姿を現す。直接は闘わず、巨大ロボでの対戦となる。
その正体はドンメルに殺されたと思われていたロアの戦友クロス。
オーバーロードにその能力を見込まれ
洗脳されていたが、ロア達との戦いで記憶と取り戻し、オーバーロードに反逆するもののロアを庇って戦死する。
……という触れ込みなのだが、この手のキャラとしては珍しく
ロアはブラックエックス=クロスだと本人が死に際に明かすまで気づいていなかった。
まぁ、度々姿を現すって言っても殆どロボ戦だったしなぁ…
◆皇帝オーバーロード
子供のような外見の
ラスボス。
倒すと
巨大化し、
ロボのような真の姿で戦う。
それを倒すと、今度はかつての
ダークブレインを思わせる生物的なキモい姿で復活する。
こいつのせいでEDを見れなかった小学生はどれだけいるのか…
【ステージ】
◆将軍ブラックエックスの戦艦
拉致したキサブロー博士を護送している戦艦。救出のために輸送船に潜入し、そこから突入する。
ボスはエックスの乗るバトルアーマー、X1号ロボ サンダーボルト。
◆機械化惑星ラーガ
高度な科学力を有する惑星。その科学力を軍事兵器に利用しようとしている敵を止めるため、兵器開発工場へ直接突入する。
中ボスは
キングジョー。四体の飛行メカが変形合体する
ロマン仕様。ボスはデバイス。
ちなみに、V2の一族は代々この星でメンテナンスを受けている。
◆緑の惑星ツルス
自然が豊かな惑星。任務は特殊鉱脈発掘施設の破壊。ボスは陸軍将軍ドンメル、クーゲルスコルピオン、X2号ロボ
マックスマグマ。
ロアの戦友、戦士クロスの故郷。
◆浮遊都市マートム
本隊が爆破装置をしかける時間を稼ぐため、敵基地に潜入し引き付けておくことが任務。また、任務とは別に救援を求めてきた捕虜(笑)を助けるために基地深部へと進む。ボスは空軍将軍オーロラ、ホークワインド。
◆荒野の惑星ラノフ
無人惑星だったが、敵がコンパチワールドに一気に侵攻するために秘密中継基地を作っている。第17艦隊が爆撃している隙に基地を破壊するために侵入したが、実は基地はダミーで待ち伏せされていた。ボスはティーゲル、ガルアーマー、X3ロボ スチームパンカー。
◆水の惑星ザウス
水と氷に包まれた惑星。ザウス近くに出現した敵の母星を守る人工
ブラックホールを消すため、発生装置を破壊しに行く。中ボスは
タッコング、ボスは海軍将軍デスマルク、グラーフクラーケン。
◆母星
敵の本拠地。本隊とは別行動で星の裏側から内部に侵入する。壁や床が生物的。
中ボスは三将軍のメカが現れる。
追記・修正はオーバーロードを倒してからお願いします。
- ラスボスがとんでもない鬼畜だったのを覚えてる… -- 名無しさん (2015-01-29 01:21:59)
- OGにそろそろ出てきそう -- 名無しさん (2016-02-05 03:59:33)
- プレイしたのはだいぶ昔だが、戦隊モノの巨大ロボを格ゲーに落とし込んだようなボス戦は今見てもかなりユニークなんじゃないだろうか?あんなシステム未だにコレ以外で見たことない。 -- 名無しさん (2021-10-20 01:48:20)
最終更新:2025年07月08日 19:24