1兆度の火球

登録日:2022/07/20 Wed 15:41:04
更新日:2025/04/30 Wed 08:14:39
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Q.1兆度の火球が地球上で照射されたら何が起きるの?


A.まずは1兆度という温度を実感するために、身近な高温の例と共に挙げていく。

100度…沸騰した水
1000度…地表付近のマグマ
6000度…太陽の表面部分
15000000(1千5百万)度…太陽の中心部分
100000000(1億)度…核融合発電の目安温度
1000000000000(1兆)度

  1兆度が如何に飛び抜けた温度かお分かりいただけただろうか。

  このような超高熱のため、火球として存在する場合には莫大なエネルギーを蓄える事になる。
  火球の直径を1mと仮定しても、温度が1兆度となると放射されるエネルギーはとてつもないものとなり、
  計算すると180兆×1兆×1兆kW、つまりは180,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000kW(=1.8×1038kW)
  あの燃え盛る太陽が放つエネルギーの470兆倍であり、太陽が470兆個出現するのと同義である。


  1兆度の火球が地球上で放たれた途端、その熱によって地球は一瞬の内に消し飛び
  火星や水星を始めとした太陽系の他の惑星も次々と蒸発
  太陽までもが1兆度の熱を受けて膨張し、宇宙中に拡散して消滅してしまう

  更にはそのエネルギーの大半が強力な放射線であるγ(ガンマ)として放たれ、火球より放射状に広がっていく。
  生物に極めて有害なこの放射線は1兆度より放出されるために効力と拡散範囲共に凄まじく、
  火球の燃焼時間がほんの1秒ほどだったとしても人間程度のサイズの生物なら被曝と同時に即死させていき
  地球生物と同程度の放射線耐性を持つ生物達が即死しない程度にγ線が薄まるのは402光年*1先のこと。

  すなわち地球より3,820,000,000,000,000(3820兆)km圏内の天体に棲む生物は滅亡する


  以上のように1兆度の火球とは、照射されれば地球のみならず周辺の天体にも甚大な被害をもたらす、
  宇宙規模の凶悪極まりない破壊兵器なのである。



追記・修正は1兆度の火球を照射してからお願いします。 












「私は執行者として“天体制圧用最終兵器”を伴って来た。」












!!!この先、映画『シン・ウルトラマン』の重大なネタバレがあります。!!!









ピポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ










ピポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ










「“ゼットン”なのか。」












登録日:2022/07/20 Wed 15:41:04
更新日:2025/04/30 Wed 08:14:39
所要時間:約 11 分で読めます






*2

… ゼ ッ ト ン …




天体制圧用最終兵器ゼットンとは、映画『シン・ウルトラマン』に登場する生物兵器。
同作のラスボスにあたる存在である。


概要

ウルトラマンの同胞にして光の星からの使者ゾーフィにより地球へと持ち込まれた「天体制圧用最終兵器」

初代ウルトラマン』のリブート作品という事もあって、そのラスボスであるゼットンの登場は公開前から予想されていたが、本作では「宇宙恐竜」だった従来から打って変わって「生物兵器」として運用されるという大胆な設定変更が行われている。バット星人配下のゼットンや宇宙恐魔人ゼットは一旦忘れろ。
そのため分類としてはザラブやメフィラスら外星人より、序盤に登場したネロンガガボラたち禍威獣の方に近い。

姿形や設定は大きく様変わりしたものの、お馴染みとなる1兆度の火球やウルトラマン最後の敵として立ちはだかる展開、
ゼットン特有の「ピポポポ…」「ゼットーン…」という不気味な鳴き声などは健在となっている。

ちなみに「ゾーフィが操るゼットン」というシチュエーションは、放送当時の資料不足が原因の誤情報として一部のファンにのみ知られていたマニアックなネタだったのだが、この天体制圧用最終兵器の登場によって公式媒体で実現する事となった。
詳しい情報は宇宙人ゾーフィの項目にて。


外観

本作のゼットンは「兵器」のために起動の有無が存在し、普段は小型カプセルとして収納されている。
この時点では等身大のゾーフィの掌に収まる程度の大きさである。さしずめ「カプセル禍威獣」といったところか。


*3

自律モードに切り替える事で宇宙空間へと浮遊し、対象惑星の衛星軌道上でパーツを増やしながら自動で組み上がっていき、生物らしい部分が殆どない上に両腕を広げた直立体勢で固定。
最終的には身長60mのウルトラマンが角の長さにも満たない4km以上の巨体へと変形し、地表からでも昼間に見える月のように白いモヤでシルエットが目視できるようになる。
全体的な色彩や意匠などの姿こそ従来のゼットンの印象を残すものの、幾何学的かつ前衛的なそのビジュアルは異星人の戦艦や宇宙ステーション、宇宙要塞を思わせる。


*4

数日かけてエネルギーのチャージが完了すると、胸の橙色の水晶を花弁のように開けて1テラケルビンの超高熱球*5を形成し始める。
そして手足にあたる部分を前に突き出すように曲げてレールガンの砲身を思わせる発射モードへ変形し、「天体制圧」を遂行するのだ。


戦闘性能

「天体制圧用最終兵器」という壮大な肩書きに相応しく、常軌を逸した戦闘性能を兼ね備えている。

その耐久力は、作中世界における使用可能な熱核兵器の全機*6を投入したとしても"とても足りない"と評されるほど。
実際にウルトラマンがゼットンに挑んだ際にはスペシウム光線やザラブを一刀両断した八つ裂き光輪の巨大版、続けて放たれた超巨大分裂八つ裂き光輪の連続攻撃を電磁光波防壁で完全に防御
さらに反撃モードに突入すると、攻撃対象に向けて対空機銃ともいえる光弾の嵐を全身から撃ち出してくる他、胸よりウルトラマンほどの大きさの熱球を発射して敵性体を完膚なきまでに撃滅していく。
もはや生物兵器というより戦艦のごとき防御性能である。

ゼットンご自慢の1兆度の火球だが、この作品で遂にその検証結果が言及されており、劇中の予測によると、
発射した瞬間に地球のみならず太陽系の全てが焼き尽くされた上で、更に数光年先まで被害が及ぶとされている。
たかが一惑星の知的生命体を殲滅するためだけにしてはあまりにも規格外な被害範囲であり、もはやオーバーキルという言葉すら生温い過剰すぎるその攻撃性能から「雑草駆除のために山ごと吹き飛ばす」なんて例えも。
十数日のチャージ期間を経て1兆度の火球が形成され次第、標的となった天体は事前警告も無しに滅却される。

ちなみに庵野秀明氏が制作にあたって作成した設定メモによれば、3次元空間の200光年以内を消失可能*7である上に、
この火球を発射するゼットン自体が1兆度に耐えられるシステムを搭載しているので再利用可能とのこと。
事実ならば映画内での予測を大きく上回る能力を備えていることになるが、これらの設定メモが映画本編にどこまで適用されているかは不明である。
ただ火球を精製から発射まで周囲に影響を与えず保持し続けていた描写を考えるに、1兆度に耐えることはおそらく可能と思われる。


劇中における運用

外星人第0号メフィラスでの一件からベータボックスを利用した地球人の兵器としての利用価値が露呈し、更にはその事実がマルチバース中に広まってしまっていた。
この事態を受けて、ウルトラマンが所属する光の星は人類が兵器として悪用される前に廃棄処分とする事を決定。
そして人類絶滅を実行するため、ゾーフィの手で持ち出されたのが天体制圧用最終兵器ゼットンだった。

執行者として現われたゾーフィに神永は人類根絶を止めるよう説得するが、聞き入れられる事は無く無情にもゼットンは起動される。
自律モードに切り替えられた事でゼットンは衛星軌道上へと浮上し、1テラケルビンの火球照射に向けて着々と組み立てられていく。

突如として空に現われた巨大な禍威獣を巡り世間が再び不安に包まれる中、職場へと帰還した神永はゼットンに纏わる情報を禍特対の面々に伝えた上で自分がゼットンを止めに行くという。
神永自身、ゼットンには到底敵わないと理解していながらも人類を守るためにウルトラマンへと変身し、宇宙に出て攻撃を仕掛けに行った。

しかし、強大極まるゼットンに対してスペシウム光線はおろか八つ裂き光輪さえも全く歯が立たず、逆に光弾の雨霰を食らい宇宙から撃ち落とされてしまう。
洋上へと墜落した神永は何とか救出されたものの意識を失う重体であり、ウルトラマンがゼットンに敗れ去った事は明らかだった。


「…ウルトラマンが………敗北……」


遙か先を行く科学力の外星人と渡り合う上での頼みの綱であり、今やにも等しい存在として人々の信仰対象にもなっていたウルトラマンの敗北。
その一報を聞いた日本含む各国政府はある決断を下した。















翌日。
人々は禍威獣や外星人が起こした騒動など感じられないような、普段通りの生活を過ごしていた。

布団を干す主婦。
公園で無邪気に遊ぶ子供たち。
定食屋で食事を取る客。
スマホを見ながら信号待ちする若者。
……今までと何一つ変わらない日常がそこにはあった。










*8


遙か上空で佇むゼットンを除いて。




これが「ゼットン案件」に対して世界各国の政府が取った方策だった。
すなわち、ゼットンに関する一切の情報及び地球が消滅するという事実を秘匿し、一般市民には何も知らせないまま滅びの時が来るのを待つというものであった。
ウルトラマンという最大の対抗手段が失われた今、ゼットンに対して最早何も出来ない人類にとっては、いたずらな混乱を招かず静かに最後の時を待つ事が精一杯の策だったのだ…。

禍特対のメンバーにも「ゼットン案件」に関して「何もするな」と言い渡されており、各々がそれぞれの時間を過ごしていた。
万策尽きて煙草を吹かす田村、意識不明の神永を見守る浅見、無謀と分かっても出来ることを探す船縁。
そして禍特対随一の頭脳を持つ滝は、先のザラブ・メフィラスの件で人類の叡智がいかに取るに足らないものか思い知らされていただけにその絶望も激しく、ウルトラマンでも勝てないゼットンに未熟な人類が出来る事など何も無いとヤケ酒に走り自暴自棄になっていた。

だが、神永はそう考えていなかった。
滝に向けてベーターシステムの基礎原理と高次元領域の情報を人類が扱う計算式として事前に残しており*9、ゼットンの攻略を託していたのである。
神永の心意気に触れた滝はこれに奮起し、世界中の学者たちと意見を交わしてゼットン攻略の糸口を探す「ゼットン攻略国際会議」を提唱した。


人類の叡智がリモートで集った結果、何とか導き出されたその攻略法は「ベーターカプセル再点火の際に1ミリ秒だけ展開する別次元へのゲートにゼットンを押し込む」というものだった。*10
要するに「0.001秒でゼットンを殴り飛ばせ」という無謀極まりない作戦だったが、意識が回復した神永は人類を守るためにこれを快諾。

ゼットンが衛星軌道上を外れて発射モードに変形し、いよいよ1テラケルビンの火球照射が目前に迫る中で、神永はウルトラマンに変身して宇宙へと飛翔する。
火球の寸前まで接近すると同時にベーターカプセルを再点火し、超高速回転と共に放たれたウルトラマンの強烈な体当たりは見事0.001秒でゼットンを押し込む事に成功、ゼットンは粉々に砕け散りながら別次元へと消し飛んでいった

ベータカプセルの関係式を提示したのがウルトラマンなら実行役もウルトラマンという何ともウルトラマン頼みな作戦だったが、式よりベータカプセルの特性を洗い出しゼットン攻略を発案したのは滝含む地球の学者達であり、紛れもない人類の叡智がゼットンを打ち倒したのである



しかしその代償は重かった。
ゼットンを押し込むための別次元に繋がるゲートはウルトラマンも吸引される危険性があり、万が一吸い込まれれば何処かも知れない平行宇宙へと飛ばされてしまうからだ。
それでも神永はリスクを承知の上で作戦を遂行しており、ゼットンの破壊に成功すると共にゲートから離れるべく全力で飛行した。
だが、病み上がりだった事に加えゼットンを押し込む際に力を出し切っていたために、抵抗虚しく吸引されてしまう。

ゼットンの撃破には成功したものの肝心の神永が帰ってこず、禍特対の4人の表情は浮かなかった。
このままウルトラマンは二度と地球に戻って来れないのだろうか…?









シン・ウルトラファイト

新撮影編のTI版5『白砂青松 修羅シュシュシュ』『ゼットン 火の車』に登場。TI版4の『6次元無頼』にも声だけ出演する。
姿形は『シン・ウルトラマン』のものと同様だが、登場回により大きさが異なる。

白砂青松 修羅シュシュシュ

『シン・ウルトラマン』と同様の大きさで登場。地球を滅亡させるべく衛星軌道上に出現した。
その強さは大本と変わっていないらしく、あの異様にマヌケで好戦的なファイト版ウルトラマンが今まで敵対していた禍威獣や外星人たちに助けを乞うレベル。
なお、その助けを求められた相手は揃いも揃って全てを諦め、各自思い思いの方法で現実逃避していた。
最終的にいつものようにメフィラスと殴り合いを始めたウルトラマンを地球ごとふっ飛ばした。

ゼットン 火の車

こちらはウルトラマンと同じくらいの大きさで出演。意外と華奢な印象を受ける。
また、強さや戦法も『シン・ウルトラマン』本編と異なり、二足歩行をして格闘戦も行う。
ついでに肩書も「宇宙恐竜」に戻っている。
話の流れとしては従来のウルトラシリーズのようにメッチャ強いゼットンがウルトラマンをボコるだけの淡白な内容…なのだが?



余談

  • 冒頭の1兆度の火球に関する解説は、空想科学読本でお馴染みの柳田理科雄氏が計算して導き出したもの。
    作中の1テラケルビンおよび一兆度の火球の解説。そしてテレビシリーズと比較しても尋常ではないレベルで巨大化したゼットンで空想科学読本とこの火球を実現するために地球より巨大なゼットンの挿絵を思い出した視聴者も少なくなかった様子。
    さらに氏はYouTubeのチャンネル「空想科学研究所KUSOLAB」にて、今作の火球が直径1mどころか小さく見積もっても100mはあった事に着目して「被害の範囲は火球の直径に比例するので、同じ1秒の点火時間だったとしても地球より40200光年以内の天体は壊滅して銀河系の41%が滅亡する」との見解を語っている。
    研究所所長「恒星系ごとじゃねえじゃん!」

  • 1兆度の威力は『光の星』以外の外星人にも知られているのか、劇中ではゾーフィの姿を見かけた直後、メフィラスは速やかに地球から撤退する決断を下している。
    つまり、メフィラスが知りうるレベルの過去に、ウルトラマンの同胞がゼットンを起動したことが確認されている証左でもある。
    先述の「兵器として再利用可能(=複数回使う事を前提としている)」という裏設定もこれを裏付けている。


  • その複雑極まる造形から立体化は厳しい…と見られていたが、後にムービーモンスターシリーズで高さ30cmもの巨体で販売されている。
    更にS.H.Figuartsシリーズではまさかの可動フィギュアとして立体化にこぎ着け、熱球発射形態の組み換えも実現している。



追記・修正は1兆度の火球に耐え抜いてからお願いします。 

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最終更新:2025年04月30日 08:14

*1 太陽から冥王星までが0.0008光年、天の川銀河の中心から太陽系までが26,100光年と書くとその範囲がイメージできるだろうか。

*2 画像出典:Twitter 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント @shin_ultraman 2022年6月25日掲載より https://twitter.com/shin_ultraman/status/1540500020574789633?s=20&t=gqBm27WnEx6e2-Y1caCg9g

*3 画像出典:Twitter 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント @shin_ultraman 2022年6月21日掲載より https://twitter.com/shin_ultraman/status/1539080674048495618?s=20&t=NZ9bTlFqbMziTC2wdwp9JQ

*4 画像出典:Twitter 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント @shin_ultraman 2022年7月28日掲載より https://twitter.com/shin_ultraman/status/1552489018776059904?s=20&t=NZ9bTlFqbMziTC2wdwp9JQ

*5 要するに一兆度、1テラと一兆はどちらも10の12乗で同じ桁のため。一方で摂氏0度=約273.15ケルビンなので、正確には1テラケルビンは摂氏一兆度より273.15度程低いのだが、百の位の数字など一兆に対しては10桁下の誤差にしかならないので、ほぼ一兆度と言い切って構わない。それほどに一兆とは凄まじい数値である。

*6 核出力は合算でTNT火薬200万kt程度とされる。これは広島型原爆(核出力15ktと仮定)約13万発分に相当する。

*7 「消失」が何を対象とするかは不明。物体か、あるいは空間そのものと考えるべきだろうか。

*8 画像出典:Twitter 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント @shin_ultraman 2022年8月3日掲載より https://twitter.com/shin_ultraman/status/1554663345449467904?s=20&t=NZ9bTlFqbMziTC2wdwp9JQ

*9 内容の現実性はともかくちゃんと英語の論文の体で書かれており、神永の学習の成果と配慮がうかがえる

*10 より正確には「ベーターカプセルを二度点火すると6次元(ゲート)を通じてプランクブレーン(別の宇宙)へと繋がり、重力波が発生する」→「発生した重力波を(おそらくウルトラマンの重力制御能力を用いて)ゼットンの1兆度の火球に集中させる」→「6次元のゲートを中心とした膨大な重力が発生し、ゼットンを別のプランクブレーンに飛ばす」という流れ。厳密には、殴り飛ばす対象はゼットンそのものではなく1兆度の火球である。

*11 さらばウルトラマンのオマージュは数多くあるが、「なぜか白黒になるカット」まで再現したのはこいつくらいだろう