コパノリッキー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/08/27 (土) 23:25:00
更新日:2025/02/09 Sun 07:26:31
所要時間:約 23 分で開運!




画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Become a Legend 砂塵」篇
© Cygames・JRA

リッキー☆ラッキー☆みんなでハッピー!
レースも開運も、ぜーんぶ私にまかせて!



コパノリッキー(Copano Rickey)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:稲垣好

モチーフ元である競走馬『コパノリッキー』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:リッキー☆ラッキー☆世話焼き係・風水娘☆
生年月日:3月24日
身長:165cm
体重:秘密☆
スリーサイズ:B83・W55・H87
靴のサイズ:左右ともに25.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:掃除、断捨離、植物の世話
苦手なこと:ホコリっぽい場所
耳のこと:両耳のカバーはパパの手作り
尻尾のこと:その日の吉方位に向かってパタパタしがち
家族のこと:きょうだいが多いから、とっても賑やか☆
ヒミツ:①かしわ餅は無限に食べられるくらい好き / ②少年たちの初恋ハンター
自己紹介:リッキー☆ラッキー☆大吉祥☆コパノリッキーだよっ!風水の力でキミにもハッピーを呼び込んであげる♪

キャラクターソング:ラキハピファンタスティック

「去年はなんとまさかのコパノリッキー!今年はやっぱりコパノリッキー!」

2015年フェブラリーステークス実況より

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第10弾「次の光、次の時代」篇
© Cygames・JRA

最多の冠

最強の運氣

【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第10弾「次の光、次の時代」篇より

2010年代に活躍した強豪ダート馬の1頭にして、GⅠ及びJpn1レースを合計11勝という怪物的な記録を打ち立てた競走馬『コパノリッキー』がモチーフのウマ娘
2022年5月4日にビジュアルが発表された新規ウマ娘の1人。
この日は馬主であるDr.コパ氏の誕生日前日であり、史実の勝ち鞍であるJpn2のダート重賞レース・兵庫チャンピオンシップの開催日でもあった。

ふわふわしたブラウンのお団子結び(シニヨン)ヘアーと八重歯が特徴的。
また、右が赤ライン入りの黄色、左が黒一色と左右それぞれで色の異なるイヤーカバーを装着している。
なお見た目だと気付きにくいが身長が165cmとウマ娘の中では比較的高身長の部類*1に入る。
しかもビジュアルが発表してしばらくしてからプロフィールの詳細が発表されたため、見た目のイメージよりも身長が高いことに驚いたトレーナーが多かった。

その快活な見た目の通り、明るく元気で朗らかなラッキーガール。
そして彼女を語る上で欠かせないのが『風水』の知識に精通しているという一点。
幼い頃のとある体験で聞いた龍神様のお告げをきっかけに、風水にハマり込むようになり、
以来、日常においてもレースにおいても、あらゆる場面で風水を取り入れることに余念が無い。

そして風水の力をもっともっと広めていきたい、この力で多くの人を幸せにしたいという熱意も持っており、
浮かない表情、落ち込んでる相手を見つけるとすぐさま駆け寄っていき、
自身の風水パワーで悩みを解決してあげようとするなかなかに押しの強い一面も持っている。

…ただ、その押しの強さと『風水』そのものへの理解度の浅さが災いして、
初対面の相手には怪しいとか胡散臭いとかそういったイメージを持たれてしまうことも多い*2

しかし、リッキー自身が「オカルトではない」と語るように、風水それ自体は統計学、環境学にも通ずるれっきとした根拠あるものであるのも間違いなく、
自身が走るレースにおいて「大地の聲」を聞き分け、レースの仕掛け所を見抜いたりする他、
彼女の風水によるアドバイスで経営が好転したとお礼を述べる中華料理店の店主が登場したり、
選抜レース中で良くない流れを感知し、事実そこまで大きな被害ではなかったもののアクシデントの発生を予測したり等々、
彼女の持つ風水の知識とパワーが本物であることを裏付ける描写も多く存在している。

リッキー自身も、風水を知って欲しいという熱意が先行しすぎて懐疑的に見られてしまうことは否定できないものの、
ステレオな新興宗教の勧誘みたく決して熱意だけで空回っているということは決してなく、
風水それ自体と同じく、確かな知識と理由に基づき行動している部分もきちんとあり、
風水について正確に知ってもらうためにはどうすれば良いかを、筋道立てて考えていけるだけの冷静さも持ち合わせている。
勿論、そればかりにかまけてその他が疎かになっているということもなく、日々のレーストレーニングも欠かす事は無い。
「風水は願いを叶えてくれるものではなく、努力の方向を教えてくれるもの」というのが信条の一つでもある。

故に『風水』をきちんと理解しているか否かで、彼女への評価が180°変わるというなかなかに両極端な面もあると言える。
個別ストーリーや育成シナリオでは当初、風水それ自体の理解度にプラス、リッキー自身の知名度もそれほどではないことが合わさり、
ただ一方的に押すだけでは理解を得られないことから、どのようにして彼女の信条たる風水を広めていくかというのテーマの一つとなっている。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:F ダート:A
距離 短距離:C マイル:A 中距離:A 長距離:G
脚質 逃げ:A 先行:A 差し:C 追込:G
2022年08月19日に☆3「陰陽八卦☆開運衣」として実装。
上記の通り、ウマ娘として発表されたのが同年の5月でありながら、その僅か3ヶ月後に育成ウマ娘に抜擢されるという、メジロブライトすら上回るスピード実装。
また、同日には川崎・船橋・盛岡といった地方レース場と、それに関連したダート重賞レースの大量追加、
更には7月27日のぱかライブで発表されていたライバルのホッコータルマエワンダーアキュートの2人も、
リッキーの育成シナリオ上で3Dモデルと勝負服がデザインされるなど、ダートに関する要素が大幅強化される形となった。

そしてバ場適性については当然の如くダート適性が最高のAとなっている。
同年6月に実装されたイナリワンに続き、これでダート適性A持ちのウマ娘は5人目*3となる。
逆に芝適性については最低ではないものの、多少マシ程度のF。大体宣伝担当の人のせい
初期補正だけでは最高適性まで底上げできないため、先輩たるファル子のように芝でも活躍するオールラウンダーに魔改造するには運が絡んでくる。
尤も、それでもBまでは持っていけるため、育成シナリオ内で走らせるだけなら十分通用するかもしれないが。

距離適性はマイルと中距離が最高のA、短距離がC、長距離が最低のGという配分。
ダートには長距離レースが存在しないため、そこは気にしなくていいだろうが、
短距離適性についてはJBCスプリントを始めとした短距離のダートレースも多く存在しているため、
できれば4以上の因子を確保して最高適性まで底上げし、あらゆるダートレースに適応できるようにしたいところ。

脚質適性は逃げと先行が最高のA、差しがC、追込が最低のGとなっている。
固有スキルの有効活用を考えると、どちらかといえば逃げ向きだろうが、先行でも問題はないため、
逃げについてはファル子という強力な競合相手がいること、チャンミやチーム競技場等ではメンバーの脚質はバラけさせた方が良いことから、
ファル子がいるなら先行、彼女がおらず、タイキシャトルなどの先行バが入るなら逃げにする等、ダート適性持ちの育成ウマ娘の入手状況で決めても良いだろう。
一応、差しもCあるためその気になれば補正して差しウマとしての育成も可能。

[陰陽八卦(おんみょうはっけ)開運衣(かいうんい)]

五行、陰陽、八卦──勝負服に力を集め、私は勝つ!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[陰陽八卦☆開運衣]コパノリッキー」勝負服
© Cygames・JRA

「コパノ」冠名で知られるDr.コパこと小林祥晃氏*4の勝負服「赤一本輪黄袖」がベース。
やはり風水の要素をふんだんに取り入れての、運気向上を意識した赤と黄色をベースにしたドレススタイル。
左足のブーツが白いのは元馬の脚の毛色から。さらに着けていた青のバンテージは指ぬきグローブとブーツの踵の装飾に反映されている。
因みにこのデザインについて馬主のDr.コパ氏が風水的に正しくなるように監修を行ったと明かしている。

成長率は賢さに+20%、パワーに+10%。賢さの成長率が高いのは風水の知識に精通した知的な面をイメージしてのものだろうか。

所持スキル
覚醒スキル2種も含め、わかりやすくダートに特化したスキルが多く揃っている。
中距離コーナー○や先行のコツ○なども所持しているが、逃げやマイルなどにも十分適応可能。

特に抜群の踏み込み及び龍脈の波濤は基礎ステータスさえ十分ならそれだけで更に底上げを可能であり、
それ以上に発動条件をほぼ問わない緑スキルのため、後述の固有スキルの真価を発揮するための大きな強みになるのが嬉しい。

通常スキル:
中距離コーナー○、先行のコツ○、明るい兆し、(覚醒Lv2)踏み込み上手、(覚醒Lv4)交流重賞○

レアスキル
(覚醒Lv3)勝利の機運(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度が上がる/ダート)
コパッと開運!(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度がすごく上がる/ダート)

(覚醒Lv5)抜群の踏み込み(パワーが十分に強いとスピードが上がる。パワーが十二分に仕上がっている場合はすごく上がる/ダート)
龍脈の波濤(パワーが十分に強いとスピードがすごく上がりパワーが十二分に仕上がっている場合はものすごく上がる/ダート)


流れは整った──


厄を退け、幸運をこの手に!


万事吉方、開運落着☆

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[陰陽八卦☆開運衣]コパノリッキー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「理運開かりて翔る」。
効果は「終盤が迫った時どこかで速度を少し上げ、さらに能力を引き出すスキルの発動数に応じて速度と加速力を上げる」というもの。
なお、ここで言うところの「能力を引き出すスキル」は緑スキルのことを指す。
競り合いやポジションといった要素はなく、ただ終盤が迫った時にランダム発動のため、発動条件は非常に緩い。
しかも、発動スキル数に応じて速度アップ効果の上乗せと加速力アップまで加わる。
必要な数の緑スキルを取得させそれらが問題なく発動するレースに出せば、他は実質無条件で非常に高出力の速度アップと加速の複合スキルが発動するというのは言うまでもなく強力であり、
この固有スキルもあって、コパノリッキーはダートレースにおいては長きに渡りトップクラスの評価を維持し続けている。

一方で、最大限の効果を発揮するためには育成時に取得するスキルの吟味が必須となる。
最大効果まで持っていくには6つものスキルを発動しておく必要があり、それだけの数の緑スキルを取得させる時点でなかなか骨が折れる上、一度のレースで6つもの緑スキルの発動条件を満たすとなると予め狙わないとまず不可能。
正にリッキーが得意とする風水の如く、天候、バ場、レース場、番号、他ウマ娘の作戦傾向等々、あらゆる周囲の状況を読んだ上でスキルを取得し、さらに適切なコンディションで出走することで初めて最大限に効果を引き出せるといえる。

加えて先行ならともかく逃げで育成する場合、対人コンテンツにおける逃げウマは求められる必須スキルが他脚質よりも多めなことから更にハードルが高くなるため、本気で強力なリッキーを育成するのはなかなかに難しい。*5
「育て上げれば強力だが初心者が安易に手出しできるものではない一強」という意味では、嘗て同じようなポジションを長らくキープしていたかの葦毛の怪物を彷彿とさせる。

因みに継承版だと肝心要の第二効果がバッサリカットされてしまうため、そちらの評価は微妙。

更に余談として、今日でこそ最強クラスのダートウマ娘として知れ渡っているリッキーだが、実は実装当初の評価はそこまででも無かった。
というのも実装当時の環境だと「緑スキル6個を取得した上で更に他のスキルやステータスを仕上げる」というリッキーに求められる育成ハードルが現実的ではなかったため、ポテンシャルこそ最強クラスではあったが机上の空論に近い状態だったのである。故に、リッキー実装後に開催された対人イベントでの採用率も芳しくなかった。
その後、育成環境がインフレしていくにつれてリッキーの性能を最大限引き出すための育成が徐々に現実的になっていった結果、彼女の持つダートでの無類の強さに注目するプレイヤーが増えていった結果、今日のダート最強格の評を得るに至ったということである。

発動演出では吹き荒れる砂嵐の中でリッキーが印を結び、掲げた両掌から青龍が現れ天高く駆け上っていき、
砂嵐を吹き飛ばして周囲を明るい晴天に変貌させるというもの。
スピーディーなリッキーの動作も併せ、さながらバトルアニメの必殺技のようなカッコいい演出になっている。

最高の地勢に、最高の運気!
絶対勝つってわかってたよ!

固有二つ名は「勝利を呼ぶ縁起者」。
取得条件は「ダートのG1を11勝以上し、全てのレースをやる気「絶好調」で出走し続けて育成を完了する」。
前述の通り11勝は史実のコパノリッキーが獲得したG1タイトル数であり、史実再現を求められるもの。
クライマックスシナリオ以外では、目標レースでダートのG1レースを7つ走ることになるため、
その全てに勝利することを踏まえても、後4つのG1ダートレースを追加で走る必要がある。
更に第二条件として出走時は常にやる気絶好調以上が求められる。
レース直前にやる気ダウンイベントが起きるとアウトなため、運も絡んでくる。

サポートカード

育成ウマ娘としては最速実装だったことからか、長らくの間SSRやSRはおろか、共通のRすらサポートカードが1枚も実装されていないという状況*6だった。
2023年6月にようやく共通RとSR【ラッキーの神様は早起き】が同時に実装。
2024年7月29日には待望のSSR【Lucky☆Summertime】が実装されている。

SR【ラッキーの神様は早起き】

得意練習は根性。
ヒントでは「レコメンド」「砂浴び」などダートで使える速度スキルの他、
「交流重賞◯」「船橋レース場◯」「盛岡レース場〇」などの様々な緑スキルを入手する事ができる。ダートウマ娘の育成や因子周回では是非とも編成したい。
練習性能は固有ボーナスも含めて「やる気効果50」「トレーニング効果10」「友情ボーナス25」と、並のSSRに匹敵する性能を誇るが、
ヒント発生率やレースボーナスが低いのが難点。あとよりにもよって固有で緑スキルが必要になるコパノリッキーの育成で使えないこと
なお、連続イベントでは50色ものハンカチを持っている事が明らかになるが、
何とサポカのイラストに描かれているハンカチは馬主であるDr.コパ氏の公式ショップで実際に販売されている。

SSR【Lucky☆Summertime】

得意練習は賢さ。
友情ボーナス、やる気効果アップ、トレーニング効果アップを一通り備えているため練習性能は高め。
得意率も65あるため友情トレーニングも踏みやすい。
そして何より固有効果と素体性能合わせて賢さとスキルPtにそれぞれ+2のボーナスがつくのが非常に強力。
特にスキルPt性能についてはこのボーナスによって、実装時点の環境最前線に並ぶ他の賢さサポカと比較しても突出したものを持っている。

取得スキルについても多数のダート用スキルの他、マイル及び中距離では取得が優先される汎用緑スキルの「自信家」や逃げ育成にはお馴染み必須級の「地固め」も備えている上、
イベント完走時のレアスキルはダート用のレアスキルである「砂の開拓者」と「砂の妙手」を選択式で取得できる等々、非常に強力なラインナップとなっている。

これらの点を総合してダートウマ娘育成時にはぜひとも編成したい1枚としてトップクラスの評価を得ている。逃げ育成だと盤石持ちのコレとトレードオフになってしまう欠点はどうしようもないが。
そしてもちろんこちらもリッキー自身の育成には使えないため、ダート環境トップを単独で突っ走るリッキーに対する露骨なナーフとしても見られている。

個別ストーリー

幼少の頃のお告げに導かれ、今ではすっかり風水の虜となっているコパノリッキー。
この素晴らしさによってもっと多くの人たちに幸せになってもらいたいと風水の布教に励む日々を送っていたが、反応はいまいち。
時には果敢に生徒会にまでアタックするも、やはり理解を得るのは難しかった。

トレーナーと出会ったのもそんな最中であり、風水について基本的な知識から熱弁するも、
やはり他の大多数と同じで反応は芳しくなかった。

そこでならばと、相手がトレーナーだったこともあり、リッキーは明日の選抜レースで自身の実力と共に風水の素晴らしさを教えると宣言。
風水への興味は別としても、その熱意に惹かれる部分のあったトレーナーは、彼女の宣言通りに翌日の選抜レースを観戦しに行くことに。

え、ちょっと待って……! このトレーニング場の力場……

しかし、前触れなくリッキーはいきなり氣の流れの変貌察知し、次のレースで良くないことが起こると予測。
流石にレースそれ自体を止めるわけにはいかなかったものの、彼女の予測通りに失格者や転倒者こそいなかったが、かなり荒々しいレースが展開されることになった。
直感でわかったのか? と、問いかけるトレーナーに対してリッキーはそんないい加減なものでなく、
三千年の確かな知識に裏打ちされた、風水という環境開運学に基づく予測であったことを熱弁。

眼前でその事実を見せつけられたということもあり、トレーナーはリッキーに対する印象が単なる胡散臭い子ではなく、
第一印象よりも遥かにまともで底知れない可能性を秘めていると、評価を改めることになった。

さあ、私の行くべき道は──!!
ってあれ? あれ?? あれれ???
今日は聲が聞こえない!? そんな、噓でしょ!
あああああああああ~~~~……!

ところが、熱弁していた風水の力は肝心の自分のレースでは発揮できずに散々な結果に。
友人のホッコータルマエからも苦言を呈され、納得いかないリッキーの横で、トレーナーは疑問を抱く。

直前のレースアクシデントの予測と、その際に語られた風水は学問に基づく確かなものだということ。
ならば自分のレースで実力を発揮できなかったことにもきちんとした理由があるのではないか? と思い、
その不調の原因を探るべく、彼女の様子を見守ることになる。
その最中でトレーナーは、純粋に風水の力で周囲のみんなの背中を少し押してあげたいだけ、という彼女の心意気や、
彼女の風水に基づくアドバイスによって助けられたという人の声にも触れていくことになる。

そしてリッキー自身が語る大地の聲…それは、風水によって氣の流れ、次の周りの動きなどを事細かに感じ取り、
『こう走ればいい』という最適解を導き出すこと、それをリッキーは『大地の聲が聞こえる』と表現していたということ。
あの日の選抜レースではそれが聞こえなかったのが敗因。自身の調子は絶好調なのに何故なのか?

わかった……かもしれない
レースで、大地の聲が聞こえなかった理由

そんな話を聞いた上でトレーナーは今までのリッキーとその周囲の声から知った情報を統合した上で予測を立てた。
彼女が語った大地の聲が聞こえた場面……レースでは聞こえなかったそれ……

その上で後日の選抜レース、コパノリッキーは前回と違い、今度はダートの選抜レースに挑むことに。
幼少の頃に連戦連勝重ねたという学校のグラウンド、あの日トレーナーと一緒に行った龍穴からの氣をよく感じられる浜辺。
ならばそれに近い環境ならば大地の聲を聞けるのではないかと、トレーナーがダートを勧めていたのである。

見える……! わかる……! 氣の流れが。大地の聲が……場がどうなってるか教えてくれる
トレーナーの読み通り。そうだったんだ、やっぱり風水との相性はダートの方が!

五行相生! 木から火が生まれ、火は土に還る! 仕掛けどころは、あの大きな木を通り過ぎたあたり
最終直線! 『巒頭』『理氣』……すべて整った。運勢は万全。あとはただ──
速い方が勝つ!! 積み上げた力を吉方位に全力で!!

やぁぁぁああああああああああああ!!!!

そしてその予測は見事的中、スタートは上々、枠番カラーと方位の関係、足から伝わるバ場の環境、
周囲のウマ娘たちのコンディション、氣の流れ……その全てを統合して聞こえてきた大地の聲に導かれるままに、
見事リッキーは勝利を掴むことができた。

そしてその日の夕刻、自分にダートという大地の聲が聞こえる新たな環境に導いてくれたトレーナーに対し、
今後も共に歩んで欲しいという思いの丈を打ち明け、もちろんトレーナーもそれを了承し、2人は正式なパートナーとなった。

なかなか見つからないんだよね。風水を心から信じて、みんなを幸せにしたいって願ってくれる人☆
キミと私はまさしく『相生』! 出会えた私は本当にラッキーでハッピーだよ♪

育成シナリオ

そんな流れで、ダートという新たな戦場を風水の力で勝ち抜いていき、その素晴らしさを多くの人々に知ってもらいたいという思いの下で奮闘していくことになる。

ライバルであるホッコータルマエやワンダーアキュートとの熱戦、先輩であるスマートファルコンからのアドバイスなども受けつつ、
当初はイロモノみたく見られてしまいがちな自身と風水への評価を、確かな実力を示していくことで少しずつ変えていき、
時に風水にばかり傾倒してしまいてんてこ舞いになったり、ライバルであるタルマエの挫折と復活、
自身のスタンスに対する悩みや、背中を押してくれるスマートファルコンの後押し等々、
決して単なる独りよがりではない、真に風水のことを知ってもらい、皆に幸せになってもらうためにレースに挑んでいく、
リッキー自身の成長を描いた王道ストーリーが展開されていくことになる。

まずは自分自身のことを知ってもらうためのファン集めから始まり、その後はOPレースの伏竜ステークスを経た後、数々のダートG1レースに挑んでいくことになる。
本人がマイラー気質&逃げAなため、コパノリッキE誕生の可能性はさほどでもないだろうが目標最終ターンのジュニア優駿で一発クリアを狙う際は多少注意しておこう。
その関係で目標とするレースの大半がG1の上、ライバルとしてホッコータルマエやワンダーアキュートが立ち塞がることも多い。
ラストの東京大賞典以外の目標が3着以内且つ、ライバル2人のステータスもそこまで暴力的ではないため、絶望的な難易度というわけではないが、
それでも安定したG1レースでの入着が求められる関係上、初心者にはなかなか骨が折れるかもしれない。

また、クライマックスシナリオ以外ではクラシック級の6月前半にバッドスキル「怪しい雲行き」が付与されるイベントが発生。
コレが解消されるシニア級のフェブラリーステークスまではレースの勝利が安定しなくなってしまうため、後述の隠しイベントや固有二つ名を狙う場合に厄介となる。

同じくクライマックスシナリオ以外での隠しイベントとして、史実通りにダートG1で11勝以上すると、シニア期12月後半に「天に輝く11の星」が発生。
上述した固有二つ名の条件でも説明した通り、追加で更に4レース以上のG1勝利が求められるものの、
イベントではスピード、パワー、賢さそれぞれに+25、スキルPt+30、レコメンドと前列狙いのスキルも取得できるなどなかなか強力なため、狙っていく価値は十分にある。

特殊実況はシニア級かしわ記念を制した後のJBCクラシックで発生。
史実のリッキーで有名なあの実況はゲームの都合上実装不可能だから仕方ない*7

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
春の主役は秋も主役!
コパノリッキーがJBCクラシックを制しました!

元ネタ:2014年JBCクラシック

◆関連キャラクター

地元の苫小牧をこよなく愛するローカルアイドルウマ娘。
その熱い地元愛から「とまこまい観光大使」に任命されており、自身のライブ活動とレースの活躍で地元のPRに全力を注いでいる。

非常に生真面目な性格で、地元の知名度向上の期待を一心に背負っていることから責任感も強い。
リッキーについては当初、風水というよくわからないものに傾倒していることから懐疑的に見ており、苦言を呈することもあった。
後にダートでの才能を開花し始めてからは史実と同様に、決して負けられないライバルとして闘志を燃やしていくことになる。

史実において同時代のダート戦線でコパノリッキーと鎬を削り合った最大のライバル。
リッキーとの直接対決戦績は5勝5敗、タルマエ自身もダートのGⅠ級競走を10勝してる等、リッキーに並ぶ怪物級のダート馬。

リッキーやタルマエよりは先輩となるダートで活躍するウマ娘。
非常にのんびりとしたまるでおばあちゃんのような親しみやすさを感じさせる独特の性格とペースを持つ。

しかしレースとなると話は別で、ダートにおいてはかのスマートファルコンにも匹敵する実力を持つ、
ダートウマ娘の強豪の1人としても名を馳せている。

同じダートウマとしてリッキーやタルマエとは仲が良い他、
周囲の幸せに一生懸命故に、自分自身のことが後回しになりがちな彼女のことを気にかけていたようで、
リッキーと共に歩んでくれるトレーナーに対して感謝を述べるといった場面も。

史実ではタルマエと同じくダート戦線でコパノリッキーとも対戦経験のある競走馬の1頭。
前者2頭との単純比較だとGⅠ級競走の勝利数こそ劣るものの、特筆すべきは3歳のデビュー戦から9歳まで走り続けたその活躍期間の長さにある。
加えて晩年、絶頂期を過ぎた9歳という老齢の身でJpnⅠレースであるかしわ記念で勝利を飾ったこともあるという、別ベクトルでの怪物である。

ダートにおいてはご存知、砂のハヤブサこと、歌って走ってみんなに笑顔を届ける最強ウマドル。

コパノリッキーの育成シナリオではダートレースにおいて重鎮として名が知られる程になっており、
ウマドルと風水という違いはあれど、みんなに笑顔を届けたいというスタンスに通ずるものもあってか、
要所要所で壁にぶつかるリッキーにアドバイスを授けたり元気づけたりと、ダートレーサーとしての頼れる先輩として大活躍している。

上述のように既に重鎮となったからかレースの出走は控えめになっているようでストーリーでの対戦は無い。
これは史実においてファルコンはちょうどリッキーのデビュー戦の少し前に引退しており、対戦経験がないためと思われる。
しかし、2011年の東京大賞典ではワンダーアキュートとの接戦を繰り広げており、ウマ娘内でもそれを意識した話が語られている。

史実では父が同じゴールドアリュール。
ウマ娘では腹違いの同父馬は史実で縁があるか、父馬が実装済みの場合以外はあまり絡まないため*8珍しい取り合わせである*9

人助け大好きなお祭りウマ娘。
育成シナリオ内では、サトノダイヤモンドより更に前に出会っていた幼馴染とのことで、
幼少期ではよく一緒にかけっこ等をしていた仲とのこと。
併走トレーニングの相手に悩むリッキーに、幼少期と同じようにその相手としてお助けすることになる。

史実では同じヤナガワ牧場生まれという繋がりがある他、引退したのが同じ2017年。
更に言うと「毎年挑んで勝ち切れなかった年末大一番のレースを最後の最後で遂に勝ち取った上での勇退」という共通点もある。*10

98年黄金世代の一角であるお昼寝大好きトリックスター。
ホーム画面上で絡みがあり、スカイに釣りのコツを習って見事大物をゲットしたことを嬉しそうに語っている。

裏付けのある知識を基にするリッキーとしては、直感で最適解を導くスカイのことは逆に新鮮なのかとても気に入っており、
もしかしたらファンなのかもしれないと本人の目の前で公言する程。
流石のスカイもそこまで押しの強いリッキー相手には思わず照れ臭そうにタジタジになっていた。

史実では年代が離れているため競走馬同士の絡みは無いものの、
双方の馬主であるDr.コパ氏と西山茂行氏がプライベートで仲良し*11なため、恐らくそこから派生した関係性。

97世代の一角にしてシラオキ様の導きのままに開運に熱意を注ぐウマ娘。
リッキーの育成シナリオのイベントで、動物園にて開運グッズであるペンギンぬいぐるみを猿に攫われて落ち込むフクキタルに、
たまたまその場に、自身のトレーナーと共に居合わせたリッキーが風水でアドバイスをする…というものがある。

リッキーはフクキタルを「幸運を引き寄せるために最大限に努力をしているのだからきっと報われる」と、運頼みだけでなくそのための努力もしていると好意的に見ており、
そんなリッキーをフクキタルの方は「リッキー大先生」と強く慕っている。学年としてはフクキタルの方が先輩なのは黙っておこう。

ただし、別のイベントでリッキーが「ラッキーグッズはたくさん持ちすぎても逆効果」と語ったことで、それがモロに直撃するフルアーマーフクキタルがイジられることになったりもしている。

トレセン学園の誇る豪腕プリンセスと巨大スプリンター。
学園におけるクラスメイトで、ゲーム中ではリッキー育成中のランダムイベントなどで登場する。推定同学年の黄金世代クラスと比較してもあまりにも濃すぎるメンツである
リッキー含め全員が全員明るくプラス思考なタイプで相性が良く、リッキーの風水アドバイスも好意的に頼ってくれるありがたい相手。

世代がバラバラなため史実での接点は特に存在せず、ウマ娘としての学年設定の都合での繋がりと思われる。
キャラとしては「『風水普及』『プリンセス』『ちゃんこ鍋』という一見トンチキに思われかねない夢を真面目に追い続ける」繋がりではある

  • リッキーのパパ
会話中に度々存在が語られて登場する、読んで字のごとくリッキーの父親。
彼もまた風水の知識に精通しており、リッキーに風水について学ばせた。
建築家としての一面もあるらしく、風水リフォームで廊下の板を手入れしようとしたリッキーの電話一本で職人を手配する場面も。

リッキーとの親子仲は非常に良好。
かしわ記念が行われる5月5日は彼の誕生日であるらしく、レース中のリッキーの姿を見たトレーナー曰く「一段と力がこもったような走り」はパパに対して花を添える気持ちもあったという。

競馬事情に関心のある方には言うまでもないが、モデルとなった人物は史実のリッキーのオーナーである「Dr.コパ」こと小林祥晃*12
著名の馬主がウマ娘の父親のモデルになる例は、キタサンブラックとサトノダイヤモンドに続いて3人目となる。
リッキーの個別ストーリーで語られる「幼少期に川に溺れたが、川の主の竜神に助けられ風水に目覚めた」というエピソードは、幼少の頃のコパ氏の実体験談に基づく。


◆余談

上述した勝負服の記載にもあるように、馬主のDr.コパ氏は、コパノリッキーのウマ娘化については非常に好意的且つ協力的であり、
Twitter上でもウマ娘のリッキーについての情報を数多く発信している他、
育成実装後には自身もウマ娘のアプリでリッキーの育成に励んでいる程の入れ込みようである。
なお、馬主直々にウマ娘をプレイ、ひいては所有馬をガチャで引き当てたという報告を行った馬主は今のところコパ氏が初*13
また小林オーナーとしての氏いわく「アプリコンテンツとしての制作中に育成シナリオを見せてもらった」らしく、作中でリッキーが言及する風水に関してはほぼすべてDr.コパとして監修している模様。
いわく「明らかな考証ミスがあったためそこの訂正をお願いしたら、専門家ということもあって全部チェックや指導をすることになった」とのこと。

余談だが、競走馬擬人化漫画『馬なり1ハロン劇場』に登場するコパノリッキーも風水の達人という設定であり、
そちらでも『風水はおまじないではなく統計学である』という点に言及されている。
…まああれ「汚部屋はやめよう」とか「なるべく静かなところで寝るようにしよう*14」といったガチの生活指導もあるのでその通りではある。

「風水を信じ、実践する茶髪の美少女」「固有スキルの演出がなんか異能バトルものっぽい」等などの要素から、
2000年初頭にアニメ化された『Dr.リンにきいてみて!』を連想するユーザーが一定数おり、
コパノリッキー実装時のTwitterでも、実に20年以上前に連載・アニメ化された同作品がトレンド入りする事態が起こった。Dr.コパにきいてみて!
また、快活な性格や髪型・八重歯などの外見上の要素から『スレイヤーズ』のリナ・インバースを連想したという者もおり、
こちらはなんと同作品の公式イラストレーターが『スレイヤーズ』風のコパノリッキーのイラストを自身のSNSにアップするという事態に発展した。先生何やってんすか

なおコパノリッキーが発表されてしばらくはキャラ付けが不明であったことから、
笑い声が「コーッパッパッパ」、語尾に「~(で)リッキー!」をつけるコパノリッキー、通称エアプリッキーが二次創作上で誕生している。
ただ育成中の「コパコパしてきた」というセリフや安心沢の笹針治療のイベントで「コパぁっ!?」と謎の悲鳴を上げており
更にミニゲームのUFOキャッチャーで30秒以上放置した場合に「コパコパァ~」と呟くため、強ち間違いではなかったのかもしれない。




風水パワーで項目の修正もラッキー☆ハッピーだよ!

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最終更新:2025年02月09日 07:26

*1 同じ165cmのウマ娘としてはシンボリルドルフ、エアグルーヴ、ウオッカや、後年登場したカツラギエースやオルフェーヴルがいる。

*2 他でもない、個別ストーリー1話時点でのトレーナーがそうだった。

*3 イナリワンやアグネスデジタルがオールラウンダーなことを踏まえると、専業ダートレーサーとしてはハルウララ、スマートファルコンを加えて3人目。またコパノリッキーより前のダートA持ちのウマ娘の実装はオールラウンダーが続いていたため、専業としてはスマートファルコン以来1年3ヶ月ぶりの実装となる。

*4 「ラブミー」冠名も使用している

*5 緑スキルの大量取得が前提のため、「地固め/盤石の構え」の発動スキルに悩まなくていいのは救いだろうか。

*6 他に同じパターンだったウマ娘としてはカレンチャンが該当する。

*7 4歳時フェブラリーステークスを最低人気で制覇後、5歳時に今度は1番人気で連覇した際の実況が有名だが、前者は人気がステータスで決まる都合上逆に難易度が高く、後者はシナリオ内でフェブラリーステークスを2度制覇する事が不可能の為絶対に不可能。

*8 競馬業界において同父馬は数百頭存在することも珍しくないため兄弟としては扱わないためか、ウマ娘でも特別な関係として取り扱うことは殆どない。

*9 他には父ステイゴールドナカヤマフェスタゴールドシップくらい。

*10 3度目の挑戦となった有馬記念を勝利し引退したキタサンブラックの直後、4度目の挑戦で東京大賞典を勝利したコパノリッキーも引退という流れ。

*11 ついでに言うと両氏共にウマ娘について非常に好意的な部分も共通している。

*12 風水で有名な人物だが本職は建築家であり、その他にも神職や料理教室校長、大学客員教授、そして馬主と様々な面を持つ人物である。

*13 セイウンスカイ・ニシノフラワーの馬主の西山茂行氏はウマ娘に好意的だがプレイはしていない。一方で西山氏の娘さんはウマ娘をプレイしていることをSNS上で公言しており、特にセイウンスカイへの思い入れが強いことで有名。

*14 「窓のすぐ近くに布団やベッドはダメ」とされることが多い。外の音、場合によっては人工的な光のせいで眠れなくなりかねないことから