メジロブライト(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/04/03 Sun 02:11:24
更新日:2025/04/14 Mon 18:46:58
所要時間:約 22 分で読めますわ~。





画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第6章後編「煌めきはどこまでも」
© Cygames・JRA


あら、私の出番ですか?
では、今から準備いたしますね~


メジロブライト(Mejiro Bright)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:大西綺華

モチーフ元である競走馬『メジロブライト』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:意志は固くペースは緩く!のんびりご令嬢
誕生日:4月19日
身長:157cm
体重:微増 (まあ、食べ過ぎました~)
スリーサイズ:B84・W59・H81
靴のサイズ:左右ともに23.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:ドールの衣装づくり
苦手なこと:溶ける前にアイスを食べる
耳のこと:耳かきされると、すぐ眠ってしまう
尻尾のこと:おしりに敷いてもあんまり気づかない
家族のこと:帰省シーズンは家族総出で迎えに来る
ヒミツ:①走っている電車を眺めるのが好き / ②いつかひとり旅をしたいと思っている
自己紹介:……まぁ? 自己紹介の時間ですの?うふふっ、メジロブライトと申します。メジロ家の一員として励みますわ~。

「君の使命」

その冠を
戴いた者が
果たすべき
つとめを知れ
刻むべき
歴史を知れ

臆するな
万里を乗り切る
たくましさを
君は持っている

2020年 URA「名ウマ娘の肖像」メジロブライトより

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇
© Cygames・JRA

志すは再興の春

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇より

メジロライアン産駒としてメジロドーベルと共に多くの重賞を制覇し、メジロ牧場に最後の春をもたらした競走馬「メジロブライト」がモチーフのウマ娘
後にスペシャルウィークら98世代=最強世代の面々とも激闘を繰り広げている。

2021年11月18日に、メジロドーベルの育成実装発表と共にシルエット姿で公式ホームページに登場。
翌19日に名前とキャラビジュ、担当声優などが明かされ、実装されたドーベルの育成シナリオでも重要人物として活躍している。
アプリリリース後に実在する競走馬の中から新規でウマ娘として追加された初の例でもある。
因みにこの際「4月19日生まれのメジロ家出身のウマ娘」とまで情報が明かされていたことから、
姿がまだ出ていないにもかかわらず競馬ガチ勢により速攻でメジロブライトと特定された。最早特定してくれと言っているようなレベル
これが影響してか、あまりに早期に特定されユーザー間での予想が盛り上がらないという事態を避けるために、
後発の新規ウマ娘を名前を出さずに発表する際には他に公開する情報を絞るようになった…という説が一部で囁かれている。
なお原案イラストの画風がメジロマックイーンメジロライアンら初期のメジロ家のメンバーと似ているため、
アプリ版で初登場したとはいえ、当初から登場させる予定があったのでは、とも言われている。

「1800mを2分もかかるような馬はいらん」などと史実で言われたこともあるのを反映してか、物凄くマイペースでおっとりのんびりな性格のお嬢様系ウマ娘。
ある意味代名詞になりつつある「ほわぁ~」に代表される、非常に特徴的な間延びしまくりの口調と、
おっとり・ぽわぽわした佇まいは何とも言い難い、独特の雰囲気を醸し出しており、油断していると周囲まで彼女の形成する独自のペースに飲み込まれてしまうことも。

担当トレーナーが付く前は走りにおいてもスタートダッシュに遅れ加速も悪く、それらを終盤で覆すような末脚も持っていないなど課題だらけの有様で、
ドーベルと並ぶ名門メジロ家の出身でありながら、周囲のトレーナーたちからの評判はいまいち。

しかし、その天然でぽわぽわした表情の裏側、心内にはしっかりと「名門メジロ家のウマ娘」としての自覚と誇りが根付いており、
幼少期からそののんびりとした佇まいのせいで周囲の期待に応えられなかったのをメジロ家のウマ娘として恥ずべきこととしっかり自覚した上で、
例え歩みが遅くとも、自身もまたメジロ家のウマ娘として相応しい存在、ライアンやマックイーンのような先達のように、メジロを照らす新たな光となるという強い覚悟を併せ持っている。
故に、一度これと決めたことには普段のスローペースっぷりからは考えられないレベルの物凄い食いつきを見せることもしばしば。

父親はテーマパークのオーナーであり、ブライト自身もテーマパークに興味津々で、
こういう場所には慣れていると豪語するも、担当トレーナーを三半規管が壊れる超絶地獄級の絶叫マシーンに誘ってしまったことも。
1コマ漫画では日頃のお礼と称して、マチカネフクキタルをテーマパーク貸し切りに招待していたりもした。

なお、ブライトの育成イベントで、彼女の父が手掛けるテーマパークのお化け屋敷にブライトが一人で入るというものがあるが、
マイペースでおっとりした性格のおかげか、ブライトはこのテのお化け屋敷に異常なまでに耐性があるらしく、
支配人が「ブライトお嬢様にお楽しみ(怖がって)いただくべく考案した」という数々の仕掛けを、悲鳴を上げるどころかニコニコ笑顔で踏破し、
ライアンとドーベルが考え、デザインした脅かし用の人形も、「可愛らしいお顔立ち」と愛でるばかりか自分と仲の良い二人のデザインだと察し、
最後の一手として特殊メイクでクリーチャーに扮したブライトトレーナーが脅かしに来ても、
驚くどころか一目で自分のトレーナーだと見抜いて笑顔で話しかけ、観念した彼/彼女に出口までエスコートしてもらう…と、
最早常人離れした胆力と観察眼でお化け屋敷を完走するブライトの姿が描かれている。ちなみに怖がりこそしていないが、お化け屋敷そのものは楽しんでいた様子。

一部を三つ編みにしたふわふわの茶髪ロングヘアーと丸っこいたれ目がちな表情が特徴的で、右耳のメジロカラーのリボンがチャームポイント。
この髪型は史実においては母父だったマルゼンスキーを意識したものと思われ、実際に両者を並べるとかなり似通っている。
また、モチーフ馬が「ズブい」ことで有名だったことから、マルゼンの「激マブ」に倣ってブライトを「激ズブ」と形容するユーザーも。悪口一歩手前

アプリ内のひみつの一つ「走っている電車を眺めるのが好き」は、史実のブライトの名が特急『かがやき』から付けられたことを意識した設定と思われる。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:F マイル:C 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:D 差し:A 追込:A
2022年03月18日に☆3「ブリュニサージュ・ライン」として実装。
キタサンブラックサトノダイヤモンドと立て続けに大物ウマ娘が実装されてきたアニバーサリー期間の最後の刺客として登場。
これまで散々トレーナーの財布にダメージを与え続けてきた先、トドメと言わんばかりに実装が発表された
因みに他にも育成実装候補が多くいる中、2021年11月の初登場から間を置かずに育成実装の対象となったことも驚かれている。
尤も、その後の2年目以降においてはブライトと同等、もしくはそれ以上のスピードで実装されるウマ娘が続出するなど誰が予想できただろうか。
また、2023年11月30日には新衣装として☆3「清らに星澄むスノーロリィタ」が実装されている。

距離適性については中距離と長距離がAというステイヤー型。
しかし、史実においてデビューからしばらくはマイルレースを走っていたことを反映してかマイル適性もCあり、
因子で補正をかければマイラーとして運用することも十分に可能。
残りの短距離については最低でこそないもののFと低めであり、スプリンターとしてはあまり向かない。
クライマックスシナリオではジュニア期のレースポイント稼ぎのために、マイル適性を上げてから育成を始めるのも選択肢に入る。
脚質適性は差しと追込を得意としている。
個別ストーリーでも言及されていたように、ここぞというタイミングで力を爆発させて一気に相手を追い抜くタイプのようである。
残りの先行はD、逃げが最低のGとなっており、ギリギリ先行は因子補正で補えなくもないが、あまり現実的ではない。

[ブリュニサージュ・ライン]

この色を纏う…その重みは、よく理解しております~。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ブリュニサージュ・ライン]メジロブライト」勝負服
© Cygames・JRA

お馴染み白とミントグリーンのメジロカラーをふんだんにあしらったもので、史実の馬主メジロ牧場の勝負服「袖緑縦縞」の再現度は高い。
上半身は白とミントグリーンのコルセットに袖は白と緑の縞模様、下半身は裾に白のフリルが付いたミントグリーン一色のスカート調で、
腰には金縁の黒いベルト、首元にはこれまたミントグリーンの薔薇の装飾が施されている。

衣装名のブリュニサージュ(vernissage)とはフランス語で研磨、ニスなどを意味する単語であり、
名前と合わせ、メジロの新たなる光となるべく己を磨くブライトにピタリなネーミングとなっている。

成長率はスタミナに+14%、根性と賢さにそれぞれ+8%となっている。

所持スキル
回復レアスキルを2つも自己所有しているという、豊富な持久力で捻じ伏せる後方脚質のステイヤー。
進化スキルになると回復量がすごくと"ものすごく"にまで至るため、疲れ知らずの長距離用メンバーとしての起用可能。
反面、速度上昇や加速のスキルに乏しいため、サポカや因子で上手くフォローしたい。

通常スキル:
追込コーナー○、ペースキープ、マイペース、(覚醒Lv2)追い上げ、(覚醒Lv4)スタミナイーター

レアスキル
(覚醒Lv3)不屈の心(レース中盤に追い抜かれると持久力が回復する)
不屈のお嬢様(レース中盤に追い抜かれると持久力をすごく回復する)

(覚醒Lv5)泰然自若(レース中盤始めの方に中団にいると速度をわずかに落として持久力をすごく回復する/長距離)
動かざること羊蹄山の若し(レース中盤始めの方に中団にいると速度をわずかに落として持久力をものすごく回復する/長距離)



ふわぁ……っと、そろそろですわね。


わたくしの春よ、目覚めましょう!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ブリュニサージュ・ライン]メジロブライト」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「麗しき花信風(かしんふう)」。
効果は「レース後半に中団から残り持久力に応じたロングスパートをかけて速度をわずかに上げ続ける」となっており、
ブライトの得意とする差しや追込で特に発動を狙いやすいスキル。
残り持久力に応じてとあるように、スタミナが多ければ多いほど持続時間と最終的な速度アップの効果が伸びるため、回復スキルを多めに取得しておけば、このスキルの効果もより強力になる。
ただ追込での起用だと発動圏内に入っても後方の位置取りになっていることが多いため、「強攻策」などの中盤から位置を押し上げていくスキルがあると安定する。

発動演出は純白の雪景色の中にブライトが降り立ち、手にしたパラソルを一振りすることで、周囲が途端に花咲き乱れる春景色へと一変するというもの。
背景に映る山は後述の固有実況にも関わる羊蹄山の麓を意識したものと思われる。

まあ、わぁ~♪ 光を、示せましたわ~。

[(きよ)らに星澄(ほしす)むスノーロリィタ]

サンタさんに変身~ですわ。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[清らに星澄むスノーロリィタ]メジロブライト」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント『A Gleaming Mejiro Gala』にてメジロパーマーと共に披露された新衣装。
メジロ家主催のクリスマスファンイベントに合わせたサンタモチーフの衣装となっている。
ややクリーム色寄りの白色に赤色と緑色のリボンをあしらった、如何にもなクリスマスカラーのドレス衣装で、頭部にはレースカチューシャを付け、髪型はふわふわのツインテールへと変更。
特に髪型の印象から通常衣装のブライトと比べてかなり幼さ・あどけなさが強調されるイメージなことから話題を呼んだりも。

こちらの成長率はスタミナに+20%、賢さに+10%。

所持スキル
回復スキルに特化していた通常衣装から一転、得意とする差し・長距離レースで有用な速度上昇が揃っている。
代償として自前の回復スキルは一つも無くなってしまっているが、そこは後述する固有スキルでカバーしろということだろうか。

通常スキル:
道悪○、追い上げ、一歩から、(覚醒Lv2)進出開始、(覚醒Lv4)冬ウマ娘○

レアスキル
(覚醒Lv3)千里の道(レース中盤に中団にいるとしばらくの間速度が少し上がる/差し)
聖夜の天路(レース中盤にしばらくの間速度が少し上がる。スタミナが十二分に高いと効果時間が増える/差し)

(覚醒Lv5)怒涛の追い上げ(レース終盤で追い抜くと速度が上がり加速力がちょっと上がる/長距離)
雪華の追い上げ(レース終盤で追い抜くとしばらくの間前に出る。スタミナが十二分に高いと効果時間が増える/長距離)


そこは輝く御伽の国


大切な夢を集めた宝箱


魔法をかけます、メリークリスマス!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[清らに星澄むスノーロリィタ]メジロブライト」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「Illuminate you」。
効果は「中盤に中団にいるとき速度をわずかに落として、持久力をすごく回復する。スタミナが十二分に高いとその後終盤に長時間わずかに前に出続ける」というもの。
速度減少のデメリットこそあるものの、中盤に中団にいるという緩い条件でスタミナをすごく回復できるため、これ一つで回復スキルとしては十分に強力。
追加で回復レアスキルを更に上積みすれば、通常衣装と同様に疲れ知らずのステイヤーとして仕上げることもできるだろう。

見ての通り進化スキル、固有スキルが共にスタミナが高い時に効果が追加されて真価を発揮できるようになるため、
育成においては通常衣装以上にスタミナを高めるのを意識していきたいところ。

発動演出では聖夜の光に照らされた遊園地において、ブライトがクリスマスモチーフのメリーゴーランドに乗り込んで楽しみ、
その後にこちらにクリスマスプレゼントを手渡してくるという、ファンタジー要素と微笑ましさに溢れた可愛らしいもの。

非常に高いの回復量に加えて追加効果の前に出続ける効果のおかげで終盤にも強く、
進化スキル2つを取得すれば終盤力の更なる強化と中盤の競り合いにも強くなれるといった多くのプラス評価により、
長距離レースにおいてはトップクラスに強力なウマ娘としての評価を得ている。

聖なる栄光は
貴方様に贈ります。

固有二つ名は「のんびりステイヤー」。
取得条件は「メジロの冠名がつく継承ウマ娘から思いを継承し、天皇賞(春)を含む3000m以上のG2もしくはG1を4回以上勝利し、ファンが240000人以上になる」。
第一条件の継承については、継承先の片方どちらかがメジロ家のウマ娘であればいいため、
☆3のマックイーンやドーベル、アルダンがいない場合でも、入手しやすい☆1のライアンを継承元にすればよく、達成は容易。
史実やシナリオでの関係、更に同じ差し・追込系ということからもベストな組み合わせである。

第二条件の天皇賞(春)を含めた3000m以上のGⅡ以上のレースで4回以上勝利というのが意外に厄介であり、
該当のレースは天皇賞(春)を含めてクラシック級以降に合計5戦しか存在しない*1ため、取りこぼしに注意。

サポートカード

汎用Rのほか2022年2月24日に期間限定イベント「はじまりのRun-up!」の報酬の一つとして、SSR【リトル・バイ・リトル】が実装。
2025年3月11日にはSSR【春、来たれり】が実装されている。

SSR【リトル・バイ・リトル】

得意練習はスタミナ。
「追い上げ」「パス上手」「別腹タンク」といった長距離向けスキルを多数そろえている他、
イベントを進めることで長距離レアスキル「怒涛の追い上げ(「追い上げ」上位スキル)」も取得できる。
完凸すれば育成開始時のスタミナ初期値アップ効果もあり、長距離向け、特にブライトと同じ差しや追込のウマ娘を育てるのに役立つ。

SSR【春、来たれり】

こちらの得意練習もスタミナ。
「大急ぎ」「がむしゃら」「下準備」と長距離・差しのスキルが多くそろっている。
固有ボーナスは『絆ゲージが100以上の時、スタミナボーナスと根性ボーナス』というもので、発動時にはスタミナボーナス+2,根性ボーナス+1となり、素で持っているスタミナ・根性・spボーナスも併せてボーナスが+6と非常に強力な性能を持っている。
トレーニング効果は5と得意練習以外ではあまり寄与してくれないものの得意率は80とトップクラスなため、トレーニング面だけで言えば得意練習でのステータス向上に絞った一枚と言える。

しかしそれを遥かに上回る衝撃を与えたのがレアスキルイベントの面について。
本サポカで手に入るレアスキルは「一気呵成(「大急ぎ」上位スキル)」だが、最大の特徴として、レアスキル獲得に必要なイベントが一回しかないことが挙げられる。

これまでのSSRサポカはアプリ実装当初からレアスキルを獲得するためには三回の連続イベントを見なければならないのがスタンダードであり、育成シナリオ中でのイベント発生率は完全ランダムなことから3回分のイベントが完走せず編成したサポートカードのレアスキルが貰えないという問題は常に付きまとうものであった。
特にアプリ稼働から年数が経過して育成環境がインフレしていくと、編成サポカ全てが有用なSSRでレアスキル5~6個を全て取得すること前提の育成というのが常識化しており*2、育成中に合計15~18回ものイベントを経なければ理想とする個体を作れないのである。*3

しかし、このサポカが引っ提げてきたイベント1回で完走&レアスキル取得というのは、これまでのSSRサポカ全てに共通した悩みを根本から覆すに等しいものである。
おまけに編成外のサポートカード(所謂野良サポカ)でも登場するため、運が良ければ大幅なステータスアップと共にレアスキルを獲得できたりするという別方向の強みも備えている。

そういう点では直前のガチャにおいて「1枚のサポカでレアスキルを2つ取得できる」という別の新要素を引っ提げてきたSSRスピード【世界を変える眼差し】アーモンドアイと共に、ウマ娘のサポカに新たな可能性を提示してきた重要な1枚といえるため、今後これに続く更なる同種=イベント1回でレアスキル確定のサポカが増えていくのか要注目となっている。

とはいえ、このサポカ本体がスタミナサポートとしてトップ級の評価なのかといわれればそういうわけでもなく、上述したようにトレーニング効果が低いために出張性能には乏しいこと、それに関連してスキルPtボーナスこそ持ってはいるが根本的なスキルPt稼ぎ能力が他のトップ級スタサポと比較すると劣っていること、一気呵成も差し・長距離用のスキルとしては強力だが、それ以上に重要な加速スキルの無我夢中や各種回復レアスキルと比較すると優先順位が下がること等々、強力ではあるが理想環境を突き詰めていくと使い所を考える面も大きいといえる。

個別ストーリー

もうすぐ春がやってくるだろう暖かな日差しのある日、メジロブライトはとある一本の枯れ木になびく一枚の葉っぱをのんびりと見つめていた。
そんな折にやってきたのがトレーナーであり、自分と一緒になって一向に落ちることのない枯れ木の葉っぱを眺め続けてくれていたトレーナーに興味を抱くことに。

後日、トレーナーは学園内にて再びブライトを見かけるのだが、
ブライトはトレーナーと再会するなり、いきなりこちらを仮トレーナー様と呼んでくる。
そしてわけもわからぬ内にトレーナーはブライトの形成する独自のペースに完全に飲まれ、いつの間にか彼女のトレーニングの面倒を見ることになっていた。

混乱の最中にいながらもトレーナーはそこでようやく、彼女が名門メジロ家の一員であることを知り、
課題が多いとはいえまだまだ余力を残していたその走りの中に光るものを見出したことで、
来週の選抜レースまでの仮トレーナーを引き受けることに。

その後、いきなりメジロ家に招待されて、マックイーンやライアンも交えたお茶会に参加したのだが、
トレーナーは同じメジロのウマ娘であるライアンから「普段ぽやっとしてるが芯は強い子なので、あなたを選んだのにも理由がある筈」とブライトのことを託され、
後にブライト本人からも自分を見出した理由として「あの日一緒に枯れ葉を眺めてくれたから」と伝えられる。

わたくし、生来どうにものんびりさんのようでして~。
他の方よりも、考えることも、成長も遅いのです。
子供の頃からずぅっと、今に至るまで……ご期待いただいたたくさんの方を、がっかりさせてしまいました。

──"メジロ"のウマ娘として、恥ずべきことですわ。
……!

……だからといって、ダメな子と思っているわけではありません。
たとえ歩みは遅くとも、わたくしだってメジロのウマ娘。
選抜レースの出走も、そろそろ自分の力を示そうと考えたからです。
けれどこのままでは、望む結果を得られないとわかっていました。

そんな時、あなたに出会ったのです。わたくしと、同じペースで、空を見上げてくださったあなたなら……。
わたくしが何者か、その証拠を共に示してくださると感じました。
数々の輝きを見せてきた、ライアンお姉さまがたに続く……。

──メジロ家の、新たな光となるために……!

生来のんびりさんで、メジロのウマ娘としての期待になかなか応えられず、自分のペースでゆっくりと歩んでいた、
そんな中、自分と同じペースで空を見上げてくれたあなたなら、自分がメジロ家の新たな光となるための確証を示してくれるはずだと。

ブライトの確かな決意を感じつつ、数日後に開催されたメジロ家主催のトークイベントで起きたアクシデントをトレーナーの機転で上手く切り抜けたその帰り道、
トレーナーは寄り道と称してブライトを、初めて出会った枯れ木の下へと連れてくる。
あの日、見上げていた最後の葉っぱも既に抜け落ちてしまったのだが、よく見るとそこには葉っぱの代わりにもうすぐ芽吹くだろう一つのつぼみが見られた。
長い長い冬を耐え抜け、やがて暖かな春を迎えれば、新たな命が芽吹く時が必ずやってくる───それは、目の前の少女にとっても同じこと。

芽吹く時は今だ
……わたくしも、皆さまのようになれるでしょうか? 大好きなメジロ家の一員として……?
なれる!!
……今、わかりましたわ。わたくしはきっと、ここで──あなたを待っていたのですね。

自分の芽吹くペースに寄り添ってくれる存在……ブライトは目の前のトレーナーを自分にとって無くてはならない存在であると改めて確信する。

そして翌日の選抜レース、平均よりも10秒近く遅いタイムに呆れや落胆の声が響きながらも、ブライトは見事に勝利。
エンジンの掛かりが遅いだけで、仕掛けるタイミングさえ掴めれば抜群の末脚を発揮できる、
この子を鍛えていった先で照らし出す光を、未来を共に見てみたい。

そんな思いと共にトレーナーは仮ではない、正式なブライトのパートナーとして共に歩んでいくことになる。

育成シナリオ

育成シナリオにおいては、同期のドーベルのシナリオでも示されていたように、
トリプルティアラを目指す彼女とは対極的に、クラシック三冠を目指してのレースに励むことになる。
皐月賞、日本ダービー、菊花賞と順調に進んでいく中、やがてはステイヤーズステークスや天皇賞(春)といった長距離路線にも力を入れていくようになり、
その先でブライトの持つ真の才能と、嘗てメジロ家当主からかけられていた言葉の真意を知っていくことになる。

嘗てのライアンの無念やマックイーンの想いを背負い、ドーベルと共にメジロ家の新たな新星として実力を示し続け、
更にはアルダンやパーマーも交えて、スピード偏重の時代の到来の中、メジロ家はどのような走りをしていくべきかが議論されるなど、
当時実装されていたメジロ家ウマ娘が総出演する、正にメジロ家総決算とでも言うべき、見応えのあるシナリオとなっている。

バレンタインにはカカオの木を丸々一本プレゼントされたり、クリスマスにはトレーナーこの先をプレゼントしてほしいとお願いされたりと、
色々とスケールが次元違いの彼女の魅力の数々も楽しむことができる。

特殊実況は天皇賞(春)の最終直線で設定されているが、後続とそれなりに差をつけた状態でないと発生しない。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
さぁブライトだブライトだ!
メジロ家に春!

元ネタ:1998年天皇賞(春) 関西テレビ 杉本清アナ

◆関連キャラクター

  • メジロ家のおばあ様
アニメでお馴染み、メジロ家の現当主であるおばあ様。
他の子たちと同様に、ブライトにとっても敬愛すべき対象なのだが、自身の歩みがのんびりで期待に応えきれないことにはわだかまりを感じていた模様。
特に幼少期にマックイーンやライアン達が今後どう走るかを説かれるなか、自分にかけられた「皆をよく見ておきなさい」という言葉を、
「(おっとりしすぎて走るのに向いていないから)あなたは走らなくて良い」と突き放されたと解釈し、自分は一切の期待をされていないのだと考え現在まで引きずっていた。
しかし、実はそれはブライトの周囲への劣等感等から来る曲解であり、ブライトは自身の育成シナリオにて、その発言の真意を知ることになる。

メジロ家出身のウマ娘の一人。
自身よりも先にデビューし、輝かしい活躍を続ける憧れの対象。
幼少期からよく面倒を見てくれたことから、他のメジロ家メンバー以上の信頼を寄せており、「ライアンお姉様」と呼び慕っている。
同時に、かつて皐月賞で敗れたライアンの無念と悔しさも知っており、自身がその無念をきっと晴らすという決意も持っている。

ライアンの方も、先達の一人としてデビューしたブライトを要所で導いており、
心根ではなかなか自信を持てない繊細な自分を純粋に慕ってくれるブライトのことを嬉しく思っている。

史実では親子で、ドーベルと同じく初年度産駒の1頭。

メジロ家出身のウマ娘(ry。
ライアンと同じブライトにとっての憧れの対象でもある。
菊花賞後にステイヤーとしての才能を開花し始めたブライトにステイヤーズステークスを勧め、
見事天皇賞(春)を制した際には、ブライトを自身の後継者として認めるほどに喜んでいた。

メインストーリー・第6章前編ではチームメイトであるスペシャルウィークが狙う天皇賞(春)への練習に付き合うなどサポートしているが、
同じメジロ家であり、メジロ家の重んずる天皇賞(春)の連覇を掲げるブライトとの板挟み的な状況になる。

メジロ家出身(ry。
ブライトにとっては共に新たなメジロの光となるべくデビューを果たした同期でありライバル
年上年下関係なく相手を「○○さま」と呼ぶブライトが唯一「ドーベル」と呼び捨てにしていることからも分かるように、
ドーベルに対しては特に親しみを感じている様子。

普段はのんびり、ぽわぽわとマイペースで緩みがちなブライトを、しっかり者のドーベルが戒めたり、フォローすることが多いが、
一方で、引っ込み思案で人見知りが激しく臆病になりがちなドーベルを、自身のペースで動じないブライトが導くこともあるなど、
対照的な性格故にお互いに足りない部分を補い合える、非常に相性の良い友人・ライバル関係である。

誰よりも早く先頭を走ることに全てを注ぐ異次元の逃亡者。
ブライトのシナリオにおいては日本ダービーや宝塚記念、天皇賞(秋)で幾度となくぶつかることになり*4
ブライトとの激闘を通じてスズカもまた成長していき、自分だけの走りを見つけていくことになる。

日本ダービーのスズカは史実での迷走、もしくは大逃げスタイルを確立できていないことを反映したのか、逃げではなく先行で登場。
しかし所持スキルは逃げのものが多いためスキルが発動せず、史実のようにバ群に沈んでしまうこともしばしば。

またノーマルエンディングではブライトに餌付けお茶会に誘われる形でスペシャルウィークをメジロ家に招待。
しかしこれまでスズカさん一辺倒だったスペちゃんがブライトに靡くのを目撃したスズカがヤキモチを焼いているような描写がある。

あの、ブライト……。 うまく言えないんだけど、その……。

はい~?

……負けられない?

ほわぁ……?

なお、スズカが主役となるメインストーリー5章のクライマックス、天皇賞(秋)のレースムービーでは、
史実同様に、一枠一番で出走したスズカの隣、二枠二番でブライトが出走していることが確認できる。

シラオキ様のご加護を一身に受ける運の体現者で同期。
育成シナリオでは史実と同じ菊花賞で登場し、全ては運と豪語しつつも確かな実力を有する強力なライバルとして立ちはだかる。

まったく言及されていないが、実はメインストーリー最終章・前編の天皇賞(春)でもモブウマ娘に混じって出走している。

ご存知、ウマ娘の看板娘、グラスワンダーエルコンドルパサー
セイウンスカイキングヘイローといった98年最強世代を代表するけっぱりウマ娘。
育成シナリオ最後の目標レースである有馬記念において、他の最強世代らと共に強力なライバルとしてブライトと激闘を展開することに。

また、スぺが主人公となるメインシナリオ最終章でも絡みがあり、史実再現となるラストの天皇賞(春)においても両者は激突することになる。
激闘を制したスぺに惜しくも届かず悔し涙を流すブライトと、その無念を受け止めるライアンの姿は間違いなく名シーンである。

  • ツルマルツヨシ
ルームメイト
ツヨシが虚弱体質の為、部屋を空ける事が多く孤独な想いをしていた事が判明しており、「人形のマキちゃん」の誕生秘話に関わっていると思われる。
ツヨシとの関係は非常に良好で「ツルちゃんさま」と呼ぶ程に仲が良い。

史実では99年の京都大賞典で対戦している(ツヨシ1着、ブライト2着)。

ファン感謝祭で登場。
本で読んだ知識」と前置きを入れつつ、ブライトの肝っ玉の太さを「若い頃のメジロのおばあ様にクリソツ」と評している。
その若き日のおばあ様に憧れを持っており、またそれと似た気質を持つブライトにも親近感と運命的な何かを感じているらしい。
「メジロのおばあ様」の元ネタの一部と思われるメジロアサマとマルゼンスキーの活躍時期はおよそ10年ほど異なっているため、
それを考えれば、若い頃のメジロのおばあ様に関する知識の由来が「本で読んだから」と言っているのもおかしくはないのだが、
如何せん発言者がマルゼンスキーなだけに「本物を間近で見たのでは?」と考察するトレーナーも多いとか。

因みにスペシャルウィークとのホーム画面会話によると、ブライトはマルゼンの運転に付き合わされても助手席でうとうとできる胆力の持ち主らしい。改めてマイペースすぎる…

史実では上述したように母の父がマルゼンスキー



より輝かしい項目となるための、追記・修正をお願いしますわ~

この項目が面白かったなら……\ほわぁ/

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最終更新:2025年04月14日 18:46

*1 天皇賞(春)、菊花賞、阪神大賞典、ステイヤーズステークスが2回。

*2 大抵1枚は各シナリオと密接にリンクする友人かグループタイプのサポカが編成されるため、ほとんどの場合は5枚が主流か。

*3 サポカによっては2回目の選択肢時点でレアスキルが貰えたりもするが、当然全てというわけではない上、取得時のヒントレベルが下がってしまうといったペナルティもある。

*4 ブライトの主戦騎手であった河内氏はその直前のほんの一時期(97年秋)ではあるが、スズカの鞍上に迎えられていた事があった。