登録日:2022/09/26 Mon 08:52:14
更新日:2025/01/13 Mon 09:43:30
所要時間:だいたい 28 分で読めるんだなはん!
◆プロフィール
キャッチコピー:目指せシチーガール!地方出身の頑張り屋
誕生日:3月10日
身長:156cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B80・W55・H80
靴のサイズ:左右共に22.5cm
学年:中等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:鍋料理、雪合戦
苦手なこと:暑さ
耳のこと:めんこい耳当てをたくさん持っている
尻尾のこと:プチプラお手入れグッズに挑戦中
家族のこと:上京後も方言が残る娘に、少し安心している
マイルール:冬は絶対こたつ。寮でもミニこたつを愛用
スマホ壁紙:上京する時に撮った美冬ちゃんとの写真
出走前は…:髪やメンコをしっかり整える
ヒミツ:①編み込みの腕だけはプロのヘアスタイリスト並み / ②ひとりで川魚を釣れるし捌けるし焼ける
自己紹介:あ、あたしはユキノビジン言います!チンクルシリーズでイケてるシチーガールになるのが夢です!ふぅ…ちゃんと言えたぁ…
キャラクターソング:シティプリンセス!
北雪の花/ユキノビジン
美しさと儚さは
隣り合わせか
運命に導かれ
運命に翻弄されても
人の心を優しく照らした日々は
忘れない
テレビ東京 土曜名バ座アルバム 2021年7月31日放送『北雪の花/ユキノビジン』より
◆概要
岩手県の盛岡競馬場から中央に移籍し、GⅠ勝利こそ無かったものの桜花賞、オークスで2着に入るなど、実力を見せたグッドルッキングホースがモチーフの
ウマ娘。
薄い茶色のボブカットに白のカチューシャを付け、さらにそのカチューシャの周りを覆うように編みこみがなされている。その見た目や言動は純粋無垢にして美少女の言葉がピッタリ。
モデル馬が付けていた白いメンコを元にした白い耳カバーも相まってまるで雪ウサギを思わせる。ウマ娘と思ったらウサギ娘だったでござる
方言や訛りが強く残っており、標準語にはまだ慣れておらず、普段の会話でも
かなりの頻度で盛岡弁が出てくる。
担当声優の山本希望氏も東北出身のためか、訛りに違和感がなく、非常に耳に残る。ほんにほんに。
上京してきた理由も、モデルとして活躍しながらレースでも成績を残していた
ゴールドシチーに憧れてと、簡潔にして明確なものであった。
ただ、体を動かすほうが性に合っているらしく、本を読んだり、ブラックで
コーヒーを飲んだりすることが苦手だが、“
シチーガール”になるべく我慢しているとのこと。
とにかくひたむきに、持ち前の明るさで
チンクルシリーズ……もとい、トゥインクルシリーズへと駆け出していく。
ちなみにこの娘も初等部上がりたての可能性が高い。個別ストーリーで体操服モデルが使われただけかもしれないが、もしそうならユキノは間違いなく恵体である。
◆アニメ版での活躍
BNWの誓い
高知県の物産展を開いていた
ハルウララとともに、物産展にて岩手県の土産物を販売していた。
ほかにも、
オグリキャップの大食いチャレンジではわんこそば1,000杯の給仕係をしていた。ちなみにわんこそばも岩手県名物である。
うまゆる
第13話「うまゆるラップでプチョヘンザ」にてダークホース枠として登場。
中の人が元々大のヒップホップ好きで『
ヒプノシスマイク』にも出演していることから見事なラップを披露している。
◆漫画での活躍
『うまよん』
他のキャラと比べてもかなり登場している回が多く、基本的にシチーと一緒にいる。
ユキノはもちろんシチーのことを尊敬の目で見ているが、彼女も彼女で結構目をかけているなど、このころからシチーとの関係性がクローズアップされていた。
そのほかにも
マンハッタンカフェ、
マヤノトップガンとも一緒に出ているが、ユキノの純粋さがどの話でも如実に現れており、
バレンタインチョコの回では
ファインモーションのチョコつけ麺や
シーキングザパールの
全身チョコ(?!)とカオスな場になっていたのを、
初めての手作りに失敗したチョコを隠すことなく出してくるなど、清涼剤としていい〆をしてくれた。
◆アプリ版での活躍
性能
バ場 |
芝:A |
ダート:B(A) |
距離 |
短距離:D |
マイル:A |
中距離:A |
長距離:E |
脚質 |
逃げ:C |
先行:A |
差し:F |
追込:G |
2022年9月12日よりピックアップガチャにて☆3「めんこいめんこいむつのはな」、さらに2024年1月31日には新衣装となる☆3「茶の子雪ん子」が実装。
牝馬三冠路線である桜花賞、オークスで2着に入る活躍があったことを反映され、マイル、中距離の適性がAとなっている。
短距離、長距離もそれぞれD、Eと補正で何とかなるレベルにはなっているため、その気になれば全冠を狙うことも可能となっている。
また、バ場適性も芝Aに加え、ダートがメインの盛岡競馬場で三歳新馬戦からビギナーズカップまで三連勝していたのでダートの適性もB。
こちらも継承での補正が容易なため、ダートでの活躍も十分に見込める。
脚質は先行がA、逃げがCとこちらも優秀。逃げに補正を与えてあげれば育成面で安定感も高まるだろう。
[めんこいめんこいむつのはな]
雪国のもちーふをたっくさん入れてもらいましたぁ…!
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[めんこいめんこいむつのはな]ユキノビジン」勝負服
白のダッフルコート風のドレス。襟はあるが肩口や鎖骨が見えるようになっているほか、
スカートとコートの襟付近には赤い花の刺繍が施されている。
カラーリングが紅茶花伝のパッケージにそっくりとか言われることも。
馬主であった荒井幸勝氏の勝負服である「
黄、
海老縦縞、
青袖」は襟とスカートの裾等が
青、
スカートのプリーツから見える裏地に
深赤と
黄色の縦縞が見える様になっている。
地味に髪飾りも普段が
ピンクなのに対し
赤になっている。
また、鬣にもあった白の
リボンは腰のベルトにくくりつけられる様に刺繍付の布で表現された。
モチーフ馬の右前足が白かったことを反映し、白の指ぬきグローブを右手のみ付けている。
原案から大きく変更されたウマ娘の一人で、原案では黒のダッフルコートにマフラー、ミニスカート、
それに白の厚手のサイハイソックスにミトンと、寒さに負けない女子高生なイメージだった。
……が、それ以上にインパクトがあったのがスケート靴。誇張でもなんでもなく、マジでスケート靴を履いていたのである。
こんな靴でターフやダートを走ろうものなら間違いなく馬場が荒れてしまうだろうというのはさることながら、
それ以前に氷上でもないのにまともに走れるのかとキャラ発表当初から言われており、育成実装時にはほぼ間違いなく変更されるだろうと言われていた。
現在は元ウマの両後脚の毛色も白かったことから白ベースに青のリボンがついたブーツに変更されており、その心配はない。
私服もピンクの毛糸のセーターに水色のスカートとシンプルながらもユキノの純粋さを現したような服装になっている。
真夏でもセーターを着ているのはさすがに暑そうではあるが……半袖衣装はよ
ステータス成長率はスピード+10%、根性+20%で、スピード、根性、賢さの初期値が高め。
逃げ育成の場合はこの根性の成長率の高さがより生きてくるだろう。
反面、初期値も低く、成長率補正もないスタミナとパワーをどうするかが育成のポイントとなる。
パワーはスピードや根性練習で何とかなるかもしれないが、それだとスタミナはどうにもならない。
かといってスタミナをサポカで補強しても今度はパワーが上がりにくくなってしまうため、育成に慣れている人とそうではない人とで差が結構でやすい。
所持スキル
雪の日〇を所持しているのは雪国出身のユキノらしいフレーバー色も感じるが、
覚醒スキルが共に距離の指定を問わないため、得意とする先行をメインにプレイヤーの方針によって様々なレース場で活躍が期待できるといえる。
とはいえ、中距離直線〇や決意の直滑降の有効コースのことも考えるに、最も力を発揮できるのはエリザベス女王杯だろうか。
特に「ノンストップガール」と「決意の直滑降」、および双方の進化スキルが上手く噛み合えば、その勢いは雪崩の如し。
下り坂が最終コーナーである盛岡、中京、阪神レース場では正に誰にも止められないユキノが見られるだろう。
後に追加された分岐進化の「決意の根性娘」により、加速が頭打ちになる場合の調整も効くようになった。
通常スキル:
垂れウマ回避、中距離直線〇、直滑降、(覚醒Lv2)雪の日〇、(覚醒Lv4)先行コーナー〇
レアスキル:
(覚醒Lv3)ノンストップガール(ラストスパートで前が塞がれた時加速力が上がりコース取りが少しうまくなる)
┗憧れのシチーガール(ラストスパートで前が塞がれた時しばらくの間加速力が上がりコース取りが少しうまくなる)
(覚醒Lv5)決意の直滑降(下り坂で加速力が少し上がる/先行)
┗雪国仕込みの直滑降(下り坂でしばらくの間加速力が少し上がる/先行)
┗決意の根性娘(下り坂で加速力が少し上がるその後残り300mを切っているとき速度がわずかに上がる/先行)
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[めんこいめんこいむつのはな]ユキノビジン」固有スキル発動
固有スキルは「ゆきあかり、おいかけて」。
発動条件と効果は「残り300mを切って先頭もしくは前の方で先頭のウマ娘との距離が近いと速度を上げる」となっている。
逃げ、先行どちらでも問題なく発動し、特に逃げの場合だと最後の一押しが望めるため、
他の逃げウマたちの固有スキルと合わせると終盤での競り合いに強くなり、加速スキルとあわせるとさらに伸びがよくなる。
速度上昇も申し分ないため、有用なスキルの一つである。
発動演出では口づけを交わした途端に意思を持ったかのように駆けだしていった雪うさぎを追いかけていき、
その先で待っていた幻想的な雪明かりの景色の下で笑顔を見せてくれる。
[茶の子雪ん子]
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[茶の子雪ん子]ユキノビジン」勝負服
こちらはイベントストーリー「おでんせ!和みの幸味庵」にて2024年1月31日に実装された新衣装。
白と青のドレスから一転、黄色の着物に茶色とベージュのエプロンと正に和洋折衷な衣装に。
正面からだとわかりにくいが、髪の後ろも縛っているなど、袖まくりも相まって裏方での仕込みもこなせる、
かわいらしくも元気いっぱいなユキノらしさが随所にみられる。
また、ダート適性がAに上げられており、南部杯を攻略しやすくなっているのもそうだが、ダート方面での活躍が大いに期待できる。
成長率はスピード、パワーに8%、根性に14%に変更され、根性育成がしやすくなった。
所持スキル
通常衣装と同様に距離指定の覚醒スキルが無いため、やはり方針次第で色々と応用が効くのがありがたい。
こちらは変化したバ場適性や、マイルコーナー〇のことも考えると、やはりダート・マイルの運用がメインだろうか。
通常スキル:
コーナー加速〇、負けん気、攻めの姿勢、(覚醒Lv2)対抗意識〇、(覚醒Lv4)マイルコーナー〇
レアスキル:
(覚醒Lv3)アンストッパブル(レース中盤に速度が上がる/先行)
┗もうひとけっぱり!(レース中盤に速度がすごく上がる/先行)
(覚醒Lv5)曲線のソムリエ(華麗なコーナーワークで加速力が上がる)
┗曲線に舞う深雪(コーナーで加速力が上がりさらに速度がわずかに上がる)
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[茶の子雪ん子]ユキノビジン」固有スキル発動
固有スキルは「いっぱいおあげんしぇ!」
スキル内容は「レース中間付近で前の方から仕掛け始めるときに少しの間速度が上がる。マイルレースなら効果が上がる」。
先行ならばまず腐ることのないスキルとなっており、最終コーナーに差し掛かるまでにいい位置に付きやすくなる。
マイルだとさらに効果が上昇し、ダート適性と合わせて南部杯、JBCレディスクラシックやチャンピオンズカップではより有利に進めやすくなるだろう。
演出では和菓子屋での仕込み作業中のようで、盛岡名物の南部せんべいを手際よくさばいている…が、
一枚割れてしまい、それでも隠さず綺麗に包装したニンジン柄の南部せんべいをこちらに渡してくれる、というもの。
最後に見せてくれる照れ顔は一度は見てみるべし。
固有二つ名は「岩手の純朴美人」。
取得条件は「盛岡レース場で重賞を勝利し、桜花賞、オークス、秋華賞を勝利し、ファン数が32万人以上になる」。
牝馬三冠路線は育成目標に入っているためこれ自体は容易だが、問題は盛岡レース場での重賞。
盛岡開催のレースは現状実装されているレースは全てダート。
実質的にクラシック・シニア級の7月後半のマーキュリーカップか、クラシック・シニア級10月前半のマイルCS南部杯の2択になるが、
デフォのダート適性Bでも勝てることも多々あるためここはさしたる障害にはならない。ただし育成目標に組み込まれてない点には注意。
育成でレースのローテーションを決められるようになったら忘れずチェックしよう。
要求ファン数である32万人はトリプルティアラ路線だと少々厳しいため、第一の条件を満たしつつ少しでもファンを増やせるマイルCS南部杯への出走が理想か。
サポートカード
サポートカードは初期からガチャで入手できる汎用RとSR【シチーガール入門#】のほか、2021年4月15日にSSR【ふるさと直送エール!】、
さらに期間限定イベント「晩秋、囃子響きたる」の報酬SSR【宵照らす奉納舞】が実装されている。
SR【シチーガール入門#】
得意トレーニングは根性。
固有効果に「根性ボーナスと初期根性アップ」がある。
完凸すると初期絆25%、得意練習率60%、やる気効果アップ30%に加え、パワーボーナスがつく。
根性育成であと1枚ほしいが、強いサポカがないという人は、このサポカを絡めると他の効果と合わさって1回の爆発力が上がるだろう。
さらに固有イベントがどちらもやる気アップがあるため、
よくやる気が下がるイベントが起こりやすいウマ娘の育成ではお出かけせずともやる気が回復する可能性が高くなる。
「コーナー加速〇」のスキルヒントを取得可能。
SSR【ふるさと直送エール!】
得意トレーニングは賢さ。
固有効果は「トレーニング効果アップとレースボーナス」。
1stアニバーサリーで強化され大きく評価があがったサポカの一枚。
固有イベントでは全ての上の選択肢にやる気アップがあり、完凸した場合のやる気アップ効果60%を最大限生かすことができる。
2回目の上の選択肢はやる気2段階上昇+バッドコンディション解消、3回目上はやる気4段階上昇+バッドコンディション解消であり、育成失敗一歩手前から一気に巻き返せる。
2回目以降の下の選択肢はパワー、根性、賢さがそれぞれ+10、3回目まで下を選べば合計+60とこちらも強いので状況に応じて最適なものを選ぼう。
1回目で先行で優秀な回復スキルである栄養補給のヒントを貰えるのも美味しい。
「ノンストップガール」のスキルヒントを確定で入手できるため、逃げ以外であればどのシナリオで育成しても光るサポカとなっている。
唯一にして最大の弱点はサポート効果がとにかく貧弱なこと。
やる気効果だけは高いがトレーニング効果はないので非友情性能は高くないし、友情性能はかなり弱い。レースボーナスは固有で5%と最低限はある。
それを差し引いても1周年以降の「ノンスト」は凄まじい汎用性を誇るのである。
逆に言うとノンストが弱く、イベントのステ上昇値もそれぞれ+3ずつしかなかった1周年以前の評価は散々だった
下記サポカ同様にユキノ本人には使えないという欠点もあるが、本人がノンストを普通に覚えるため欠点にはなっていない。
サポート効果よりイベントと金スキルが肝心ということで(良くも悪くも)無凸でも気にせず使えるというのもメリット。
SSR【宵照らす奉納舞】
得意トレーニングは根性。
固有効果は「友情ボーナスと初期絆ゲージアップ」。
上2枚とは打ってかわってやる気アップはなく、むしろ体力がマイナスして根性と賢さが少しもらえるイベントばかりとなっている。
完凸すると初期根性+25、初期絆25%、トレーニング効果アップ+10%と配布SSRらしく効果は控えめ。
「曲線のソムリエ(「コーナー加速〇」上位スキル)」を確定入手できるが、こちらも1周年で強化されたもののコースを選ぶスキルとなるため、
2回目でイベント打ち切りとなって絆ゲージが下がるかわりに「遊びはおしまいっ!」のスキルを入手できる選択肢があり、そちらも選択肢に入る。
しかし、このサポカの真骨頂は
クライマックスシナリオ。
根性育成をするうえではレベルアップでの初期絆ゲージアップと固有ボーナスによる初期絆ゲージアップもあるため、
友情トレーニングをかなり早い段階から発生させられるのは非常に大きい。
加えてレースボーナス10%、ファン数ボーナス20%もあるため、フレンドポイント交換のSSRハルウララと並んで評価が爆上がりした。
無課金勢にとっては非常にありがたい1枚となっている。
唯一の欠点は上記の賢さユキノと併用できないこと
個別ストーリー
盛岡の山奥にあるとある村で育ったユキノは、幼いころから走りにおいて郡を抜いており、オグリキャップのように走れると周囲からの評価も高かった。
しかし、本来なら東京の名門
小学校に進学することができたが、推薦枠が足りず、結局は盛岡で小学生生活を送ることになっていた。
それでも、都会に行ってみたいという思いから
トレセン学園への編入はあきらめていなかった。
が、ユキノは編入した後のことは何も考えておらず、どうしたらいいかがわからないままだった。
そんなある日、誕生日が同じ友人でフィギュアスケートに打ち込む「美冬」が実家に訪問してきた。ユキノはその悩みを美冬に打ち明けると、彼女は何やらファッション誌を取り出す。
そこには「おしゃれもレースも最強のシティーガール」の題名とともに写るシチーの姿があった。
誰にも流されない、自分を地で行くシチーの活躍にすっかり釘付けなユキノは、自分の中にあった「なりたかったもの」のイメージが出来あがっていく。
(ンだべ……!あたしの憧れてたのは……まさに、こういうやつだなはん……!)
(勝って、勝ち取って、実力で自分がなりてぇ自分になってる子!
そっか……あたしずっと、こういうキラキラな子に……
“シチーガール”に、なりたかったンだなはんっ……!
美冬も同じように自分からチャンスを掴みに行くために海外の強化合宿に行くことを聞き、ユキノも腹を決めた。
あたし、中央に行って、イケてる“シチーガール”になる──!!
こうしてユキノは村のみんなに見送られ、上京し、トレセン学園へと編入した……のはいいが、
さっそく学園の名を騙る募金詐欺に引っかかりそうになっているところをたまたま通りかかった
トレーナーに止められ事無きを得た。
その数日後、再び見かけたのはデビュー前の生徒の公開練習。
地方ウマ娘ブームがあった事もあり既に注目の的となっていたユキノだが、目標を聞かれた際に当然“シチーガール”になることをあげると、
周囲の人々にはまともに取ってはくれず、ただ「盛岡から来たアイドルウマ娘」としか見てくれなかった。
ユキノはそれを良しとせず、寮を離れ、夜にアンクルウェイトをつけ急な斜面の山道を往復し自主トレをする。
しかし、自主トレ故に無茶なトレーニングとなっており、いずれ身体を鍛えるどころか壊してしまいかねなかった。
それをまたしてもたまたま通りかかったトレーナーに声をかけられ、効率的なトレーニングのアドバイスをしてもらうことに。
翌日、ユキノ向けのトレーニングメニューを自主的に作っていたトレーナーのもとを、今度は彼女から訪ねてくる。
そこで、ユキノは盛岡を愛してやまないこと、みんなからの期待に応えたいこと、そして一番大事な“シチーガール”になるという目標を語る。
それを聞いたトレーナーは、ユキノに「シチーガール」の意味を訊ねる。
まだユキノと接した時間は短かったが、それでも彼女の言う“シチーガール”が一般とは違う意味だと察していたのだ。
じゃっ……!ええっと、“シチーガール”てのはですね、
それだけじゃなくっ!強い意志とか、実力とかがあって……ンン~~~っと!!
本当に素敵な“シチーガール”を見にいきましょうっ!今がら!
ユキノに引っ張られる形でトレーナーが向かった中山レース場にはシチーの姿があった。
ユキノはシチーこそがとびきりキラキラの“シチーガール”だと語る。
当初は本人だとは知らなかったが、仲良くなってから雑誌に載っていたことを知ってから、ユキノにとっての理想の“シチーガール”像として目に焼きついていた。
憧れになるのも頷ける圧巻の走りを見た後、ユキノは改めて自分の目標を語る。
『盛岡の星』になるためには、ただちやほやされるだけでなく、本当に応援される存在でなくてはならない。
同じく地方から来たオグリキャップやイナリワン、そしてシチーも強いから「星」になれた。
今は実力が足りなくても、いつかは自分もそうなりたい、と。
み、見せる実力さ、あると思ってくれてるンですか?あたしに……。
その帰り道、何か考え込んでいたユキノは、トレーナーに対してこう言った。
トレーナーは地元の人と似ている。自分自身を心の底から応援してくれていると。
だからこそ、選抜レースまでの間、自分を指導してほしいと申し出た。
トレーナーが断る理由もなく、すぐに選抜レースに向け、トレーニングに励むのだった。
そして迎えた本番、ユキノには隠れて友人の美冬、そして村の方々にも応援に来ていただいた。ユキノにとってはいい刺激になったようだ。
しかし、それと同時に、ユキノをアイドル視するファンも大勢いる。
しかし、美冬はブームは自分の実力を見せ付けるいい機会だといった。まず走ってもらわなければ何も始まらない、ブームはチャンスだ、と。
(あたしは『ブームだから』なンて、勝手に落ち込んで……。
注目してもらえンのは、まンずありがてぇことだったのに……)
勝つぞ!村のみんなもファンの人たちもトレーナーさんも……
そして、ゲートが開く。10人中9番人気と周囲に大きな期待はされていなかったが、それを跳ね除けるように前へ前へ──
完全に後続を引き離し、3バ身差で圧勝を決めた。
あまりの実力にそれまでアイドル視していた人々は面食らう。ユキノは自分の実力を存分に見せ付けることができたのだった。
レース後、美冬やユキノの父親はユキノを祝福し、そしてトレーナーにユキノのことをお願いする。
ユキノ自身は照れから一度は否定するも、トレーナーもユキノとの契約を望んでいた。
……っ!はいっ……!あたし、絶対にまンずイケでる“シチーガール”になりますねっ!
育成シナリオ
育成シナリオでは史実でも通ったトリプルティアラ路線を中心としている。
自身をアイドル視することなく、本当の自分を見てもらうべく奮闘するが、
それでも危惧していた飽き、過度なアイドル視によって生まれた妬みなどによって心が折れかけることなく、真の“シチーガール”を目指すことになる。
隠しイベントとして、トリプルティアラ、そしてエリザベス女王杯を勝利すると、
シニア級12月後半で根性と賢さのステータスアップ、スキルポイントに加え「コーナー加速〇」「真っ向勝負」のスキルヒントがもらえる。
また、マイルチャンピオンシップ南部杯でも隠しイベントがあり、クラシックかシニアかで多少の誤差はあるが、
基本パワーが大きく上昇し、「盛岡レース場〇」「まっしぐら」のスキルヒントがもらえる。
桜花賞、オークスは負ける可能性も高いが、このころにはステータスも上がっているため、それほど苦労することはないはず。
この二つの隠しイベントは上記の固有二つ名を狙う上で確実に通ることになるので、ぜひとも狙ってみよう。
特殊実況は史実で中央での唯一の重賞勝利となったG3クイーンステークスに設定されている。
育成でも必ず通るため、飛ばしてさえいなければ聞くことは容易。
+
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特殊実況 ※ネタバレ注意 |
ユキノビジン!
みちのくの粘り! みちのくのたくましさ!
問題なしユキノビジン! 強い!
元ネタ:1993年クイーンステークス フジテレビ・青嶋達也アナ
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◆関連キャラクター
ユキノにとっての憧れ、モデルもこなすグッドルッキングガール。
ギャルで都会っ子なシチー、純粋な田舎っこのユキノと一見正反対にも思えるが、
その実本当の自分を見せようと努力するという行動方針は両者ともに一致している。
ユキノがシチーの在り方を目標とし、彼女への憧れを自らが努力を重ねる原動力とする一方で、
シチーの方もまた、「キレイなだけのお人形」と見られている現状を内心で嫌っており、
似たような境遇にありながら、腐ることなくひたむきに前へと進もうとするユキノの姿に元気をもらっていた。
練習やレース外でも仲が良く、憧れの“シチーガール”となるべく、都会の洗練されたオシャレにも内心惹かれているユキノに、
シチーが「今のままで綺麗なんだから気にすることないのに(意訳)」と微笑みながらレクチャーするなど、姉妹のように仲が良い。
『うまよん』の時点で特に絡みが多く、ユキノに合うコスメを選んだり、
彼女が盛岡のいいところを聞こうとしたが言葉に詰まってしまったのを見て、事前に自分が調べた盛岡のことを話してきっかけを作ったりするなど、
ユキノが一方的に憧れているわけではなく、シチーの方もユキノのことを気に掛けている良好な関係性を築いている。
育成目標の最後であるジャパンカップに登場。2人の集大成を見ることになる。
史実では世代こそ違う(そもそもユキノビジン号の誕生年度=ゴールドシチー号の逝去年度)ものの、両者ともにグッドルッキングホースとして注目を集めたほか、
二代目ゴールドシチーが中央から岩手競馬に移籍して2勝をあげるなど、ユキノビジンとは正反対な経緯を持った競走馬がいるという接点がある。
他にも血統をたどるとテスコボーイの孫であるという共通点もある。
ちなみに、シチーが(主にトレーナー関連で)曇る二次創作には、どこからともなくユキノの口調を真似して「美しいべ……」とコメントするユーザーが現れ、
それに対して「消えるべ!闇のわだす!」という返信が付くのがお約束になっていた。通称「ヤミノビジン」。
ただ、ウマ娘の公式が出した「キャラクターのイメージを損なうような二次創作・コメント投稿は控えてほしい」(意訳)というガイドラインに基づき、
「ヤミノビジン」もユキノビジンのイメージを損ないかねないという観点から、このガイドラインが公表されてからは下火になりつつある。
底抜けに明るく感情があふれまくりなダービーを夢見るウマ娘。
固有イベントでも掛け合いがあるほか、ホーム会話でチケゾーのほうからユキノをケーキ屋に誘うなど、仲がいい様子がうかがえる。
チケゾーの誕生日限定会話にもユキノとのものがあり、みんなから祝われて泣きまくった結果目が痒いというチケゾーを気遣い、
「祝うのはチケットの感情が落ち着いてからにしよう」と内心考えていたが、うっかり自らのプレゼントのことを話してしまい、
結局「目が痒い」とぼやいていたチケゾーをまたもや号泣させることになって慌てるという、微笑ましい会話になっている。
史実では同期ではあるものの、対戦したことなどは無い。
しかしこの2頭の産駒に地方で競走馬として走っていたマルハチドーランが存在することから、その関係性が反映されたと思われる。
なお、チケゾーが同期ということは必然的に
ビワハヤヒデや
ナリタタイシンもそうであり、
とくにハヤヒデとは
誕生日が一緒だったりするのだが、それ以外の史実における接点がほぼ皆無なためか今のところこの2人と絡んだことはない。
ルームメイト。
スピリチュアルな雰囲気を持つ、コーヒー党の物静かなウマ娘。
ユキノはカフェが淹れてくれるコーヒーを気に入っているが、いかんせん苦くてそのままではあまり飲めないらしい。
ただ、カフェはそんなユキノの事情を察し、砂糖やミルクを入れてみることを提案するなど、
カフェ自身はブラック派だがそれを押し付けず、ユキノが美味しく飲むことを優先してくれている。
誰が言ったかカフェオレ部屋
ユキノの方も、ホーム画面にて
「カフェさんが部屋に入ってくるとコーヒーのイイ匂いがするンです~…嗅いでたら笑われちゃいました。」という他、
カフェもホーム画面の台詞で、「自分がコーヒーを淹れているとユキノが手作りクッキーを焼いてくれる」と話しており、二人の関係性は非常に良好で、
カフェはユキノのことを
「ゆりかごのように優しい方」と評し、普段以上に表情が豊かになる。
一コマ漫画では、シチュエーション的に「最高のコーヒー」を飲むべく、休日に二人で山に登り、カフェお手製のコーヒーを飲む微笑ましいものも。
???「少しは私にやさしく接してくれたまえ」
また、カフェは生まれつき持っている高い霊感が災いし、気味悪がられてしまうこともあるが、
ユキノも自然や田舎の風景の中で幼いころから霊的な存在に親しんできたという共通点があり、そういう意味でも相性がいい模様。
史実では競走馬として登録こそされなかったが、二頭の間には仔馬が生まれている。
おませで大人に憧れる変幻自在な脚質を持つウマ娘。
ユキノ同様にシチーに憧れており、ファッション雑誌を一緒に見ていることがある。
一コマでもマヤにマフラー(マヤの勝負服と同じ柄)を編んであげたり、シチーと一緒にメイクをしてもらったりしている。
魔性のカワイイカレンチャン。
ウマスタで「映え」写真を投稿するカレンチャンもユキノにとって憧れのひとつで、いろいろとアドバイスをもらっている。
カレンチャン自身もユキノの純粋さに好感を持っており、キャライベントでもユキノの頼みならばと快諾している。
期間限定イベント「晩秋、囃子響きたる」ユキノとシチー、カレンチャンの3人が奉納舞の踊り手に選ばれ競演したほか、
報酬サポカ「宵照らす奉納舞」ではその後の関係性も描写された。
高知県からやってきた天真爛漫なウマ娘。
OVA『BNWの誓い』を皮切りに、アニメの学園祭回では互いに地元の物産展を出しあって火花を散らしている。
共通点としては互いに地方競馬場出身なこと、そしてウララは高知で、ユキノは中央重賞で勝利する前からグッズが販売されるなどしていた、ということがある。
バクシンバクシン学級委員長。
【ふるさと直送エール!】の連続イベント2~3回目に登場するほか、育成でもクラシック級夏合宿でイベントがあり、
バクシンなりのやり方でユキノを元気付けようとしていた。
史実では世代こそ違えど、父がともにサクラユタカオーであるという共通点があり、
ユキノが育成イベントでバクシンオーについて「お父さんと似ている」と口にしていたのもこのためだと思われる。
ユキノの幼馴染として登場するウマ娘ならぬヒト娘。人間のネームドキャラが出るのはかなり珍しい。
フィギュアスケーターを志しており、ユキノがトレセン学園へと行くきっかけを作ったのも彼女である。
育成シナリオでもお互いに手紙やSNSで交流を欠かさず、お互いに切磋琢磨する様子を交換しあっている。
元ネタは不明だが、ユキノビジンの現役当時は伊藤みどりの活躍でフィギュア界が盛り上がっており、そのあたりから着想を得たのだろうか。それか原案勝負服の設定を引き継いだのか
ユキノビジン育成シナリオにて登場する特徴的なモブウマ娘。
桜花賞、オークスでは他よりも高いステータスを有しており、ネームドウマ娘と同等、もしくはそれ以上の大きな壁となって立ちはだかる。
モチーフ元はユキノビジンが2着となった桜花賞・オークスでいずれも勝利した「
ベガ」。
「ハープ」→琴→こと座+「アルファ」→「こと座のα星」=「ベガ」といった言い換えとなっている。
史実で後にアドマイヤベガを生むからか、性格も
彼女に似ている。
シニア級1月後半の福引イベントで「特上にんじんハンバーグ」を当てると妹がいることが判明する。
妹が成長してご飯を食べられるようになって初めて行ったのが有名なハンバーグ屋で、そこでユキノが妹のためにいろいろ選んであげたらしい(妹はとても喜んでくれたそうな)。
血統で見ると全妹であるターフティファニーが存在し、ユキノビジン号と同様に繁殖牝馬にもなった。
一緒に追記・修正すっぺ!
- G1勝利馬のように名馬の肖像とかがないからそこでめちゃくちゃ苦労した。 -- 名無しさん (2022-09-26 08:59:51)
- 適度にムチっとした感じなのが実にGood -- 名無しさん (2022-09-26 09:41:42)
- ゴールドシチー関連のネット界隈で定期的に表れる闇の美人 -- 名無しさん (2022-09-26 10:13:52)
- ↑途中送信すまん。『定期的に表れるヤミノビジンで笑う。』と送ろうとしてた -- 名無しさん (2022-09-26 10:15:23)
- 消えるべ!闇のわだす! -- 名無しさん (2022-09-26 10:42:45)
- ユキノもヤミノもコメするには方言翻訳サイトを使わざるを得ない 難易度たけーなオイ -- 名無しさん (2022-09-26 14:06:09)
- ↑2 それそれ。まぢ好きw -- 名無しさん (2022-09-26 15:39:03)
- 初期のPVだとハルウララと同室設定だったはず -- 名無しさん (2022-09-26 18:17:55)
- 作成乙です。周囲の見方と望む姿のズレってのは、憧れであるシチーのシナリオでも主題だった辺り、こんなところでも因果が… -- 名無しさん (2022-09-26 19:00:29)
- 賢さユキノは表面上の数値以上の強さがある。ノンストもだけど使ってみるとファインCBにも負けない強さがある -- 名無しさん (2022-09-26 19:06:04)
- ユキノ自身も強力なスキル覚えられるから、ステ十分ならチャンミでエースになれる可能性を秘めてる。もしエリザベス女王杯や秋華賞が来ればなお刺さる -- 名無しさん (2022-09-27 01:20:25)
- 某よしのんと同じくイメージに反して意外とおっきい娘(140台っぽいけど156ある)(胸もある) -- 名無しさん (2022-09-27 09:27:20)
- 実装前は闇の闇のってネタにされてて、実装されたら美冬NTRネタで逆襲されてるの笑う -- 名無しさん (2022-09-27 15:19:32)
- 体操服が板に付きすぎててヤバい -- 名無しさん (2022-09-27 22:34:02)
- 史実だとエアグルーヴLOVEなピルサドスキーとの間にも子供がいる。今後ファインモーションと絡むことあるかな。 -- 名無しさん (2022-09-29 15:57:42)
- この娘のスケート靴もそうだけど、今見てみると「あ、これ走るの考慮してないな」ってなる原案デザイン結構多いよね -- 名無しさん (2022-09-30 16:13:25)
- ↑スイープトウショウとかも顕著だよね(ローブが地面に引きずるレベルでダボダボ) -- 名無しさん (2022-10-02 07:50:39)
- うーん、スクショしても固有スキルのUIだけ残っちゃう。うまく画像のせられん -- 名無しさん (2022-10-13 22:04:54)
- 将来的には盛岡繋がりでメイセイオペラのウマ娘との絡みが欲しい -- 名無しさん (2022-10-13 22:11:33)
- スコーピオ杯のエース格になると誰が予想しただろうか -- 名無しさん (2022-11-03 14:59:06)
- 同郷だけど多分元南部藩の地域に住んでたとしてても今時こんなに訛ってる子いないよ……てくらい訛ってて笑う -- 名無しさん (2023-01-29 23:39:29)
- 訛りキャラってタマ、タイキ、ユキノの3人だけかな(あとはスペがたまに漏れるくらい。エルは似非だし)他の外国生まれとかオグリやウララも設定上は地方出身だけど訛りはないし -- 名無しさん (2023-03-15 00:58:43)
- ファインの姉ことピルサドスキーは女帝にぞっこんだけど史実だとユキノビジンの相手。はたしてこの先どうなるか -- 名無しさん (2023-08-15 20:19:24)
- 同期かつ元ネタ牝馬のノースフライトくるけど今後はこっちとも絡むようになるのかな(史実ではエリザベス女王杯を一緒に走っている) -- 名無しさん (2023-09-27 10:10:00)
- 実は今回のチャンミのダークホース。雪の日、冬ウマ娘を自力で獲得できるので地力は強い。 -- 名無しさん (2023-12-15 19:18:42)
- 新衣装確定ー!まってたよ! -- 名無しさん (2024-01-29 21:11:09)
- ↑しかもダート適性Aになってるからダート因子を気にせずに済む…! -- 名無しさん (2024-02-03 07:53:22)
- 脚質適正狭くて短距離も長距離も補正可能な範囲でダートも走れるから因子周回で便利 -- 名無しさん (2024-02-08 00:11:15)
最終更新:2025年01月13日 09:43