サクラバクシンオー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/04/11 Sun 3:00:00
更新日:2025/04/22 Tue 23:04:25
所要時間:約 33 分で読み切れるでしょうッ!


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1にバクシン!2にバクシン!!

バクシン、バクシーーーーーーーンッ!!





サクラバクシンオー(Sakura Bakushin O)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:三澤紗千香

モチーフ元である競走馬『サクラバクシンオー』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:大暴走・学級委員長。いつだって爆進!
誕生日:4月14日
身長:158cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B83・W55・H83
靴のサイズ:左右ともに24.0cm
学年:高等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:頼りにされること、人助け
苦手なこと:手順がたくさん(3つ以上)あること
耳のこと:人の話は半分くらいしか聞こえていない
尻尾のこと:バクシンしていると、毛先さえも捕まらない
家族のこと:家訓は『褒めて褒めて褒めて、褒めたい!』
マイルール:クラスの問題は相談される前に解決に走る
スマホ壁紙:満開の桜並木!!(ブレブレ)
出走前は…:妹の応援メールに即、通話で返信

ヒミツ:①『香車』のコマをお守りにしている / ②緑茶を淹れるのが得意
自己紹介:こんにちはッ!サクラバクシンオーです!ご覧の通り、優秀な委員長でもあります!みなの模範となるべく、いざ!バクシーン!

キャラクターソング:①猪突猛進爆進中!! / ②バクシンバクシンバクシンシン

「速さこそ真理」

追求すべきはスピードと そう信じて進めばいい。
名誉も賞賛も きっとあとからついてくる。
ほかには目もくれず それだけに賭けろ。
この世界で輝くために それだけをつらぬけ。

速さこそが真理だと そう信じて突き進め。

2018年URA「名ウマ娘の肖像」サクラバクシンオーより

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第8弾「速さを研ぎ澄ました時代」篇
© Cygames・JRA

最速無敵の

驀進王

【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第8弾「速さを研ぎ澄ました時代」篇より

日本初ともいえるスプリント路線専業の快速馬『サクラバクシンオー』がモチーフのウマ娘
種牡馬としても優秀なスプリンターを数多く輩出し、現在でも「龍王」ロードカナロアと双璧を成すスプリント最強馬として名を馳せている。

学級委員長を務める委員長キャラ……だが、頭が残念な暴走おバカ委員長。
委員長としてみんなの模範とならねばならないと思い込んでおり、困っている人は放っておけないと周りを巻き込んで暴走する。
でも本人に悪気は無く失敗しても憎めない、愛すべきパカ、もとい愛すべきバカである。

ちなみに学級委員長キャラと言えば頭が良い印象があると思うが、サクラバクシンオーの成績はあまりよろしくない※穏当な表現)。
本作は学業の成績が芳しくないウマ娘が多いが、彼女もまた補習常連組の1人。
ただ、「キャロット」を人参の品種と思っていたり、「完膚なきまで」のニュアンスが解らないなどリアルみの強いおバカとはやや異なる。
というのも、会話などから語彙力や知識自体はそれなりに豊富なことが見て取れる他、
後述するトレーナーの『嘘』にも、実際には薄々勘付きつつもトレーナーを信じてか騙され続けているフリをしていると思われる節があったり、
キタサンブラックのストーリーで過去のレースのデータを分析していたりと、実はかなり聡い方なのでは?と推測できる描写もある。
ホーム画面会話にて「宿題は問題を見る前に回答するのですぐ終わる」といった旨のセリフがあるので、
おそらく頭が悪いというよりは、考えるより先に答えてしまうタイプなのだろう。思考までスプリンターなのか。

そのため学級委員長という立場も、他の生徒がバクシンオーがおバカなのを良いことに押し付けた……と思われるが、
実際にはそうではなく(詳細は後述)、彼女が自発的に立候補した上で活動している。
しかもその性格も相まって完璧と言えるほどの学級委員活動を行い、同級生に限らず他生徒からも非常に篤い信頼を寄せられている。*1
あまりの真面目さゆえに体調不良を無理やり押してまで登校・委員会活動をすることも。

これでも1400m以下のレースに限ればトレセン学園でも最速クラスのウマ娘だが、本人は中距離以上のレースにも出たがっている。

そんなサクラバクシンオーだが、カレンチャンの育成シナリオによれば、
SNSにおいては数多くのフォロワーから「ウマいね」を集める「学級系イインチョー*2」としての顔も持つ。
尤も、当の本人としては特に注目を集めようとしているわけではなく、いつも通りに学級委員長の道をバクシンしているだけだが、
恐ろしいほどの誤字脱字と天然発言が自然と話題を呼びバズってしまうタイプらしい。

公式での略称は「バクシンオー」。作中では「バクちゃん」とも呼ばれる。
また、プレイヤー界隈では「(学級)委員長」でも通る。
一応、風紀委員長キャラのバンブーメモリーや同じ学級委員長のナリタトップロード*3がいるが、
初期実装組故に、後期実装組の彼女たちよりもイベント等で出番が多く、プレイヤー間での認知度が高い上に、
事ある毎に「学級委員長」と高らかに宣言するインパクトの強さから、「『委員長』と言えばバクシンオー」の図式は強固なものになっている。


◆アニメ版での活躍

BNWの誓い

アニメ一期とは地続きのOVA『BNWの誓い』に登場。
トレセン学園の春の感謝祭の目玉企画である「BNW駅伝」の実況兼司会を務めていた。フジテレビのあの人繋がりか?

Season2

2期では自分と短距離路線を走るよう昼食の席でミホノブルボンを誘うが、クラシック三冠制覇を理由に断られてしまった。
アプリと違い、こちらでは普通にスプリンターであることに満足している模様。
というより元々別に“短距離が嫌”なのではなく“(勝つのが分かりきってる)短距離だけ走らされるのは嫌”なので、
ブルボンのようなライバルが増えてレースに張り合いが出ること自体は委員長的に花マルなのだろう。

とはいえ、委員長の事なので「ブルボンさんを短距離路線に引っ張ってきた上で私も長距離路線に殴り込めば2倍のバクシンで実に模範的委員長!」くらいに思っている可能性もあるか。

SPECIAL ANIMATION

キタサンブラックとサトノダイヤモンドが主役に抜擢された縁か、史実ではキタサンの祖父にあたるバクシンオーも登場。
既にアプリが配信されて一年過ぎていることもあってか、性格はほぼアプリ版準拠になっており、バクシン脳的言動で若干キタサンブラックを困らせる。
作画崩壊ということでも無いが、なぜか盛り盛りのサクラバクニューオーになってた。


うまよん

  • 8話『ヒーロー劇場・ウマソルジャーV!!』
ピンクバクシンオーと名乗るもピンクウララと色が被ったことをグリーンスズカから指摘されるが「名前的にこの色しかない」と反論。(まぁサクラとハルだしなぁ…)
ヒシアマ長官にタイマンで勝負と指示されるがビコーがピンクを指名したため2人で突撃するという事態に。
反撃されるも回避には成功する(ピンクウララはやられた)と、割と本編のアニメ同様、そこまで頭がバクシンしている様子は見受けられなかった。

◆漫画版での活躍

スターブロッサム

主人公のサクラローレルが所属するチーム『アルケス』のエース。
チームメイトのサクラローレルやサクラチヨノオーとは同じ「ヴィクトリー倶楽部」出身の幼馴染。
登場して早々にG1レースであるスプリンターズSを制覇しG1初勝利を挙げ短距離王者となる。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:A マイル:B 中距離:G 長距離:G
脚質 逃げ:A 先行:A 差し:F 追込:G
レアリティ☆1『サクラ、すすめ!』として初期から実装。チュートリアルで必ず入手できるウマ娘の1人。
また、2023年04月28日にはイベントストーリー『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』に合わせた☆3『レッドホット☆リーダー』が実装されている。
見てわかる通りの短距離要員で、長い距離には手も足も出ない特化型。

『サクラ、すすめ!』の方はレアリティ自体は最低レアの☆1だが、このゲームにおいてはレアリティは「強さ」ではなく「入手難易度」と言って良く、
ある程度は育成次第のところはあるが、そのポテンシャルは日本競馬史上最強スプリンターとも称されたモチーフ馬を忠実に再現しているレベルで高い。
育成シナリオ最終盤には半年間でGⅢ連闘1回、GⅡからGⅠ直行1回、適性BのマイルGⅠ1回の重賞合計5連勝という、字面だけ見たら狂っているとしか言いようのない目標が並ぶが、
バクシンオーのポテンシャルの高さゆえに、実際の育成においてはそこまで高いハードルではなかったりする。
加えて、バクシンオーが主戦場とする短距離・マイルレースは、後述の通り中距離以降よりも育成自体のハードルが低いため、
スピード練習と休みを繰り返して逃げるだけでまず全目標を達成可能という、初心者向け・因子集め用ウマ娘として超有用キャラとなっている。
さらにはスプリンターのウマ娘の数が少ないのも加わり、GⅡやGⅢの短距離・マイル重賞のトロフィーの蒐集に大きく貢献してくれる。

また、目標レースに中距離以上のレースで入賞、あるいは勝利が必要となる場合、バランスよく能力を育てないといけないが、
バクシンオーに関しては目標レースが全て短距離・マイルであるため、魔改造するわけでもないならスピードを中心とした育成をすれば勝てる。
長く速度を維持するためのスタミナ・根性も必要なく、特に逃げ育成で他ウマ娘とポジション争いを回避するならパワーも必要なく、
ついでに言えばスキルもさほど重視しなくてよいため、無理に賢さを挙げる必要もない。

スピード!ただそれだけあればいいッ!

ただしこの頭バクシンな育成は他のPCウマ娘の練度やスキル数の関係上、対人戦(チーム競技場)では滅法弱いため注意。
あくまでお手軽にクリアできるというだけの育成法であって強いウマ娘を作る育成法ではないのだ。
そのため、バクシン的方針はそのままに賢さなどにも振っておくと、スキル発動率などが上がり格上相手でもそれなりに戦えるようになる。賢さトレーニングでもちょっとだけスピード上がるしね!
その他、実はパワーは加速力にも関わっているため、スピードに極振りするよりパワーにもある程度振った方が早く前に出られるため若干逃げやすくなる。
というかパワーが低過ぎると最高速度に達する前にレースが終わってしまうという罠もあったり。
また、このようにチーム競技場要員として育成する場合は、ステータスもさることながらスキル取得も重要であり、スキルPtを稼ぐために目標外のレースにもなるべく出走させたいところだが、
クラシック三冠やトリプルティアラ等のスキルpt・ファン数が稼げる重賞は中・長距離に集中しており、バクシンオーとは適性が噛み合わない。
対策としてはマイル適性を継承で上げ、マイルチャンピオンシップ等のマイル路線に出場の幅を広げていく手がある。育成目標にもマイルレースがあるため有用。
一応適性を上げずともマイル適性Bは育成レースでは戦える範囲ではあるため、ある程度ステータスを確保できれば勝つことも不可能ではない。

作戦はデフォルトで「先行」になっているが「逃げ」でも戦える。
好みや手持ちサポートカードの所有スキル次第ではあるものの、競り合いが発動条件である固有スキルを重視するなら先行の方が若干安定する。
一方で逃げのサポートカードが揃っていればそちらでも実力を発揮できる。逃げ自体が育成上で安定して一着・入賞をしやすいのも強み。
固有スキルも、そもそも逃げで発動しなかった(=後半誰とも競り合わなかった)という時点で、
逃げ切ったか、他の逃げウマ娘に追いつけなかったかの2択なので、発動しようがしまいが大して差はないだろう。

総じて必ず入手できる上に初心者でも育てやすく、現状では少なめの短距離要員のためチームレースの上位層でも採用率が高い。優等生を自称しているのは伊達じゃないと言えるだろう。

[サクラ、すすめ!]

いついかなるレースでも…サクラ、咲かせてみせましょう!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[サクラ、すすめ!]サクラバクシンオー」勝負服
© Cygames・JRA

「サクラ」冠名で知られるさくらコマースの勝負服「白一本輪桃袖」がモチーフ。
ピンク、もとい桜色と白が基調になっており、特にマントは「バクシンし甲斐のあるマント」とお気に入りの様子。
トップスはノースリーブ、ボトムスは短パンになっており、バクシンを妨げないつくり。
ピンク…もとい桜色が鮮やかな勝負服となっている。

成長補正は当然のようにスピードに+20%、そして意外にも賢さに+10%。

所持スキル
バクシンオーの得意とする短距離で活かせるスキルが揃っている。
特に短距離における汎用性の高い加速スキルのスプリントターボを自前で取得できるのが大きい。

ただ、一方でもう一つの覚醒レアスキルである圧倒的リードは先行での運用がメインのバクシンオーには全く噛み合っておらず、
そもそも逃げで運用してさえほぼ発動できないと言われる程に条件が厳しいスキルのため、厳しい言い方になるが完全な死にスキルとなってしまっている。
おかげで実装当初から今尚、「通常衣装バクシンオーの覚醒レベルは3で十分」と言われている程。
分岐進化の追加やスキル本体の調整を期待したい。

通常スキル:
スプリントギア、逃げ焦り、先行直線〇、(覚醒Lv2)大きなリード、(覚醒Lv4)善後策

レアスキル
(覚醒Lv3)スプリントターボ(レース終盤に加速力が上がる/短距離)
バクシン的スプリント!(レース終盤に加速力が上がり速度がわずかに上がる/短距離)

(覚醒Lv5)圧倒的リード(レース中盤に大きく差をつけ先頭だと速度が上がる/短距離)
バクシン的リード!(レース中盤に大きく差をつけ先頭だと速度がすごく上がる/短距離)




勝利に! 向かって!! バァークシィィ~~ンッ!!!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[サクラ、すすめ!]サクラバクシンオー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「学級委員長+速さ=バクシン」(☆1、2)→「優等生×バクシン=大勝利ッ」(☆3)。
レース後半に前の方で競り合うとバクシン力(?)を発揮、速度が(少し)上がる。
競り合いが条件に含まれるため逃げよりも先行の方が発動しやすいだろう。
☆3以降の演出で物凄いハイスピード且つハイテンションに全力疾走でこちらに向かってくるバクシンオーの姿が実に印象に残りやすい。

バクシン的、勝利ッ!
ハァッハッハッハッハッハッハッハーーッ!

[レッドホット☆リーダー]

いつもよりホットな、
レッドサクラバクシンオーです!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[レッドホット☆リーダー]サクラバクシンオー」勝負服
© Cygames・JRA

イベントストーリー『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』で実装された待望の☆3衣装。
桜カラー主体だった通常衣装から一変、レッドサクラバクシンオーに相応しい赤色主体のへそ出しスポーツコスチューム。
髪型もポニーテールから三つ編みツインになっている。
同時に実装されたマチカネタンホイザの衣装が本人曰くの「マチタンブルーバージョン」で、こちらのレッドと対になる形となっている。

こちらの成長率はスピード+14%、パワーと賢さに+8%

所持スキル
短距離特化なのは共通なものの、先行向けだった通常衣装とは一転、こちらでは逃げ向きのスキル構成となっている。
ただ、直近までの逃げウマにはほぼ搭載されていた先手必勝は持っておらず下位の先駆け止まりである他、地固めも未所持なので、その辺りをサポカで上手く補う必要があるか。

通常スキル:
急ぎ足、短距離直線〇、軽い足取り、(覚醒Lv2)逃げのコツ〇、(覚醒Lv4)先駆け

レアスキル
(覚醒Lv3)意気衝天(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度が上がる/短距離)
猪突猛進!バクシンロード!(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度がすごく上がる/短距離)

(覚醒Lv5)紫電一閃(直線で速度が上がる/短距離)
驀進!爆進!バクシーン!(直線でしばらくの間前に出る/短距離)



ちょわーーーーっと参上です!


バクシン!バクシン!バクシンシィーン!


はは!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[レッドホット☆リーダー]サクラバクシンオー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「CHERRY☆スクランブル」。
効果は「残り400m地点で前方だと短い間加速力がちょっと上がる、中盤に長く競り合い続けるほど効果と時間が増える」というもの。
終盤の更なるダメ押しに期待できる加速スキルではあるが、「中盤で競り合う」という追加条件は逃げウマでは達成しづらく、
通常よりも逃げに特化させた別衣装の固有スキルとしてはどこかチグハグな印象も受ける。
逃げ委員長同士のバクシン的ミラーマッチに期待するのが吉、という事なのかもしれない。ライバルは自分自身、真の委員長を賭けた戦いが始まる……!

発動演出では所謂運動会の玉入れ競技のシチュエーションで、バクシンオーが全力疾走の後飛び上がり、空中でこれでもかと玉を乱打するという如何にも彼女らしいもの。
演出が往年のジャンプ作品を彷彿とさせるため、オラオラとか天翔百烈拳と言われたりもする。
そして満面の笑みでカゴを向けてくる割に入っている玉は1個だけというオチもつく。

どうですか、どうですか!
私を信じてよかったでしょう!

固有二つ名は「驀進王」。
取得条件は「1400m以下で11勝以上、スプリンターズS(シニア級)を1番人気、4バ身差以上で勝利する」。
史実でも出走した1400m以下のレース12戦のうちで11勝を上げているほか、
引退レースとなったスプリンターズSも4馬身差をつけての勝利であったことから、史実を忠実に再現したものとなっている。
4バ身以上の着差を短距離でつける必要があるなど、ステータスは無論のこと運も求められるため取得はちょっと難しい部類か。
うっかりバクシンしすぎるとシニア級スプリンターズSでニシノフラワーに1番人気奪われがちなのも落とし穴となっている。
勝利数の条件は1400m以下であればよいため、オープン戦やURAファイナルズなどでも条件を満たすことが可能。


サポートカード

汎用RのほかSSR【はやい!うまい!はやい!】が実装され、2022年1月28日にはSSR【爆速!最速!花あらし!】、
2022年2月24日にはSR【響け!模範的あいさつ!】、2024年1月31日にはSSR【感謝感謝!サクラ吹雪!!】が実装された。

SSR【はやい!うまい!はやい!】

得意練習は当然スピード。
スキルはとにかく短距離特化。
イベントを完走するとレアスキル「スプリントターボ」のヒントを確定で入手可能。
トレーニング効果が高く、初期絆ゲージが非常に高いため早い段階から友情トレーニングを発生させることが可能な他、
レースボーナスやファン数ボーナスも高いため非常に有能なサポートカードの1枚。
なお、このサポートカードとの関係は定かでないが、実馬のサクラバクシンオー号にはマズイマズイウマイという名前の産駒がいる。

SSR【爆速!最速!花あらし!】

得意練習は根性。
固有ボーナスが特殊で、「絆ゲージが80以上かつ得意トレーニングでない時、トレーニング効果アップ*4」という効果。
一方で根性ボーナス持ちなので根性トレーニングでも最低限の仕事は可能。
得意率ボーナスを所持していないこともあり、オールマイティーなサポートカードといった立ち位置か。
固有ボーナスを除外するとトレーニング効果は0だが、SSRサポートカードトップクラスのレースボーナスやファン数ボーナスを所持していることも優秀。
また連続イベントでは「地固め」のヒントを入手可能で、完走すると確率で短距離の新レアスキル「意気衝天(「軽い足取り」上位スキル)」のヒントを入手可能。
役割としては上述したように、「各種トレーニングに現れてトレ効果アップの恩恵を与える」というものだが、
育成を進めていくと得意率が徐々に上がるグランドライブシナリオでは固有ボーナスを完全に潰してしまうため、かなり逆風。
しかし、グランドマスターズシナリオではバイアリータークの叡智を発動させると根性トレーニング以外に限り、
高いトレーニング効果をそのまま友情トレーニングに乗せられるロマン砲として復権の兆しを見せている。
また、レースボーナスを6%で妥協する場合、3凸以上で解禁される初期根性アップはほぼおまけであることから、1凸で実質完凸になるのも無・微課金勢に嬉しい。

SR【響け!模範的あいさつ!】

得意練習はパワー。
完凸すればかなり高めの得意率に加え、SSRサポートカードにも劣らないレースボーナス10%・ファン数ボーナス20%を確保できるのも強み。
短距離スキルも多く所持しているためスプリンターウマ娘の育成に入れて損はない1枚か。

ただし連続イベントの初回はどちらの選択肢を選んでも体力を10も減らされてしまう。
そのためビワハヤヒデ、メジロパーマー、イナリワンなどと同様に編成外で来て欲しくないサポカイベントの一つに数えられることも。

SSR【感謝感謝!サクラ吹雪!!】

得意練習はスピード。
固有ボーナスは「絆ゲージが80以上の時、スピードボーナス」で、発動時のボーナスは+2。
加えて完凸すると友情ボーナス20%、やる気効果40%、トレーニング効果10%、パワーボーナス+1と高い練習性能を持ち、
ステータスの伸びだけで言えば かの人権サポートカード、SSRドゥラメンテに匹敵する性能を持つ。 もっともアッチは反則級の得意率と汎用性の高いスキルを持っているが。
所持しているスキルは短距離で使える物が多数揃っているのに加え、「序盤巧者」や「地固め」といった序盤の位置取り争いが重要になる短距離では強みとなるスキルも入手できる。

連続イベントを進めることで手に入れられるレアスキルは選択式。
一つ目は本サポカより追加された新スキル「ロケットスタート(「急発進」上位スキル)」。
短距離レースでスタート時に加速力が上がるスキルであり、こちらも序盤の位置取り争いに寄与してくれるスキルである。
二つ目はこちらも本サポカより追加された新スキル「紫電円刃(「短距離コーナー◎」上位スキル)」。
短距離のコーナーにて速度を上げるスキルであり、脚質問わずに発動する強力なスキルである。
一番の欠点はサクラバクシンオーの育成に使えないこと

バクシン教

突然だが、本ゲームでは育成ウマ娘が得意とする距離によって育成難度が異なる。
一般的に、短距離、マイルレースを育成目標とするウマ娘は難易度が低く、中距離、長距離レースを育成目標とするウマ娘は難易度が高い傾向にあるのだが*5
アプリ版がリリースされてすぐの時期に、当時のプレイヤー達の人気が集中したウマ娘たち*6の多くは後者に属していたため、
「(運良く引けたor引換券で手に入れた)彼女たちをURAで優勝させたい」と挑んだ初心者トレーナーが、志半ばにして育成終了に追い込まれてしまうのはよくあることであった。
そんな中、確実に入手できる低レアウマ娘かつ前者に属すること、さらにそのポテンシャルで「スピードと賢さのトレーニングを中心にしていれば勝てる」サクラバクシンオーは、
壁にぶち当たった初心者トレーナーに育成の楽しさと自分が育てたウマ娘がレースで勝つ喜びを教えてくれる子として評判となる。
さらには、彼女の育成を通して「スピードは全てを解決する」とばかりに、バクシンオー以外のウマ娘もスピード特化で育てる、
あるいはそこまで極端でなくとも、二つの能力に特化して育てるプレイスタイルを採るトレーナーを生み出していった。
そのうち、このような育成をするトレーナーたちが「頭バクシンしている」等と揶揄される(もしくは自ら名乗る)ようになる。

さらに、何かにつけて「バクシン!」「バクシーン!」と連呼するサクラバクシンオーのキャラクターがトレーナーたちに愛されたことで、
彼女に影響を受けて「とりあえずバクシン」だの「頭バクシンしてきた」だのと呟くトレーナーが増加。
前述の「頭バクシン」な育成方針に拘るトレーナーたちも巻き込んで、「バクシン教」という勢力がここにバク誕。
彼女と同じくように「バクシン!」と呟きながら教祖たるサクラバクシンオーの因子ガチャ育成周回に精を出したり、
TwitterやYouTubeの(特にウマ娘実況などの)動画でサクラバクシンオーが出るなり、口をそろえて「バクシン!」を連呼したりするようになった。

後に短距離を得意とするバクシンオー以上に頭バクシンしてると言われているカレンチャンが☆3で実装された際には、
特にカレンチャンの性能や育成シナリオが知られていなかった頃は、「バクシンオーの影が薄くなるのではないか」と特にバクシン教徒から危惧する声もあったが、
まず性能面に関しては、短距離適性を持つウマ娘はマイルも得意としている子が多い中、カレンチャンのマイル初期適性は「D」と低めで、
覚醒レベルを上げることで習得できるスキルもデバフが多めと、バクシンオーを含む既存のスプリンターウマ娘たちとは差別化されている。
育成シナリオも、目標に設定されているレース自体はサクラバクシンオーと同じく短距離中心なのだが、競争相手はバクシンオーと比べると強敵揃いであり、
特に最終目標となるシニア級のスプリンターズSに関しては、タイキシャトルヒシアケボノ、そしてバクシンオーと競うことになるなど、
育成方針そのものは短距離中心なので定めやすいものの、レースの難易度は全体的にバクシンオーより高めに設定されている。
そのため、さほど継承やサポートカードが揃っていなくとも頭バクシンでURA優勝できる、初心者に優しいウマ娘という立ち位置は、カレンチャンの実装後もバクシンオーの代名詞であり続けた。
そもそも入手難易度がバクシンオーと段違いな時点で、そこで競わせるのがまず間違いな気がしなくもない

チームレースの短距離担当としての立場も、カレンチャンの他にもヒシアケボノやフジキセキなどの短距離を得意とする育成ウマ娘が増えてきてはいるものの、
基本的に後から実装された育成ウマ娘は軒並みレアリティが☆3なので、ピックアップでもされない限り入手難度が高い*7
そのため、チュートリアルガチャで確定入手+低レアリティで才能開花しやすい+覚醒スキルも短距離向けなバクシンオーを採用するトレーナーは(課金額・頻度に関わらず)多く、
そもそもどの距離も、出走させるウマ娘が三人必要なこともあって、カレンチャンたちに枠を奪われて影が薄くなるなんてこともなかった。
そんなわけでバクシン教徒は今日も「バクシン!」し続けているのである。

あくまで非公式な呼称であるが、後に実装されたトーセンジョーダンの育成シナリオで、シニア級の夏合宿においてスピードを重点的に鍛えるべくジョーダンのトレーナーが何故かバクシンオーに教えを乞い、
合宿が終わる頃にはジョーダンの友人のゴールドシチーダイタクヘリオスメジロパーマーらも共に「バクシンバクシーン!」と叫びながら砂浜を走るように……。
その様子はまさに一種の新興宗教「バクシン教」である。
当のジョーダンは合宿中はこのノリに戸惑っていたが、合宿終了後自主練中にこっそり「バクシンバクシーン」とつぶやいている。
また、キタサンブラックの育成シナリオではバクシンオーが頼れる(?)先輩ポジションで登場するのだが、史実では孫にあたる影響もあってかノリが似通っており、
クラシック級の夏合宿では何やら駄目な方向に悟ったキタちゃんと二人して「バクシンバクシーン!」と叫んでいた。


学級委員長の生まれた日

育成シナリオの前日譚にあたるキャラシナリオでは、彼女が「学級委員長」という肩書きにこだわる理由とご両親や周囲が褒めて伸ばしすぎたが故の高すぎる自己評価を知ることができる。

生誕時に両親からは『世界を善へと導くものの誕生を確信した』と称され、
幼少期にはりんごとみかんの計算に関しては『神童』、かけっこでは『神速』と呼ばれた(いずれも本人談)バクシンオー。

小学1年生時のはじめての学級委員長決めで他のクラスメイトが立候補を渋る中、
一番前の席でよそ見をしていた彼女に担任の先生が『みんなのお手本になれる、えらい子にしかできないお仕事』と立候補を薦めたところ、
優秀にして神童で神速(本人談)のバクシンオーは学級委員長になることは天命なのだと悟る。以降彼女は学級委員長の道をバクシンするのであった……。
早い話が担任の先生の方便を鵜呑みにして、学級委員長という肩書きを皆を導く『王』的な存在と捉えているわけである。


育成シナリオ

育成シナリオは完全なギャグ路線
誰が見ても短距離向きの適性を持ちながら、学級委員長として皆の模範となるべく格式高いクラシック三冠や有馬記念への出走を希望するバクシンオーを、
トレーナーが口八丁で言いくるめて短距離レースに出走させ続けるというコミカルなストーリーを楽しめる。


長距離向けのレースを組もう!まずは『函館スプリントS』!次に『CBC賞』!最後は『セントウルS』だ!!


なんとッッ!!どのレースも1200mじゃないですか!?全然長距離ではありませんがッ!!やはりトレーナーさんは私を騙して──


違う、今度は3レースに出走するんだ。1200m×3レース、合わせて3600m


それは、トゥインクル・シリーズ最長レース、『ステイヤーズS』と同じ距離……!


つまり……1200mを組み合わせれば、長距離レースとなるわけですね!?


あまりにもバクシンオーがア…素直過ぎて良心が痛むという声も。*8

他のウマ娘の育成シナリオでは、本人が希望するのならば距離やバ場適性が合わないレースにも出走させる*9こともあるトレーナー。
だが何故かバクシンオーのシナリオにおいてだけは、あの手この手で説き伏せて短距離レースを走らせている。その努力の甲斐もあって育成難易度が簡単になっているのかもしれない。
また、トレーナーもバクシンオーの希望を完全に無下にしているわけではなく、スプリンターズSの後でマイルチャンピオンシップ(1600m)への出走を決定し、長距離という夢に一歩前進させている。
ただ、上述の『3600m』を制覇して満足気に笑っていながら、トレーナーから『マイルチャンピオンシップ』への出走を打診された際には、
「そんな長い距離を走っていいのですか!?」と口走ってしまう辺りに、少しだけバクシンオーの内心がうかがえるかもしれない。
育成に慣れてくると、この時期には既にマイル路線で無双しているのは内緒。

トレーナーも、適性に合った短距離レースを走らせることがバクシンオーの成長や実績につながると考えて走らせつつ、素直な彼女を騙していること自体には罪悪感を持っているようで、
エンディングなどでは長距離レースにも可能性を見出している……、ような雰囲気っぽい感じは醸し出しているため、きっと適性を伸ばす訓練などは今後に行うつもりなのだろう。多分。

こんな感じで中々楽しいシナリオだが、メイクデビュー出走前、つまりデビューする前からバクシンオーは短距離では敵なしという前提で話が進んでいる点も特筆すべき点である。
先輩ポジションで登場するキタサンブラックのシナリオでも、「出かける前にトイレ行っとく?」みたいなノリでGⅠ挑戦前にGⅡ以下のレース出走(+勝利)を提案してくる等、
バクシンオー自身もナチュラルに「自分が得意とする距離のレースなら勝てるのが当然」と思っている節がある*10


◆ぱかチューブっ!

ウマ娘公式YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」内では「サクラバクシンオーのバクシン!お悩み相談!」コーナーを担当。
サクラバクシンオーがそこらへんで拾った「委員長にもわかる!ウマ娘育成」という本を元に、ウマ娘たちの疑問に答えていくという趣旨で、アプリの遊び方についてレクチャーする。
アニメパートはともかく模範アンサーの内容は至極まともでためになるので、初心者はこれを観ながらバクシンオーを育ててみるといいだろう。

また、ラストにはその回をまとめた画像のバックに、リズムに合わせて「バクシン!バクシン!」と言い続ける電波ソング、その名も「バクシンバクシンバクシンシン」が流れるが、
毎回毎回バクシンオー役の三澤紗千香氏が新録しており、元気よく「バクシン!バクシン!」しているものから息切れ気味のものまで無駄にバリエーションが豊富。声優さんってすごい。
さらには、トウカイテイオーと二人で「バクシン!バクシン!」「テイオー!テイオー!」と歌っているもの、テイオーがソロで歌っているものもある。
なお、各回のそれぞれの「バクシン!バクシン!」部分を繋げて聞くと、徐々にバクシンオーの元気がなくなっていく上、
上述の通り一度テイオーにジャックされて「テイオー!テイオー!」の歌声しか聞こえない回が存在することから、レースの距離とバクシンオーの得意とする距離になぞらえた演出なのでは?という声もある。

またアプリの方にジュークボックス機能が追加された際には上述の「バクシンバクシンバクシンシン」隠し楽曲として収録。
解放条件は完全にランダムと言われており、ホーム画面に戻ってきたら突然「バクシンバクシンバクシーン!」と電波ソングが響き渡り、面食らったトレーナーは多いのではないだろうか。
一度解放すれば後からいつでも聴けるようになる。聴く麻薬のバク誕である


出張版の「サクラ前線上昇中!花咲かヴィクトリー倶楽部」では、ローレルやチヨノオーと共にメインを務める。
特に初回の「バク誕!水上バクシン理論」では、桜島近海の海上を「片足が沈む前に逆の足を踏み出す」ことで疾走していたシーンが印象的。
本人曰く「問題ありません!! 1400mまでなら!!! いや、それ以上でも!!!」とのことだが、最後はスタミナ切れで沈んでいった。

「あれ!?これ休めませんねぇ!(半笑い)ちょわ!ちょわわ!バクシン!バク…」\バシャーン/

◆関連キャラクター

同期の友人にしてライバル。
控えめな性格だが、バクシンオーの驀進をなんとかフォローしようとがんばっている。
しかし、いざレースとなると話は別。短距離では敵なしと先述したが、彼女は唯一の例外でバクシンオー自身も「初めて脅威を感じた」と述懐している。
それもそのはず、彼女は史実でのスプリントでただ一つの敗北を喫したそのレースにおける勝者なのである。

クラスメートにして同期のクラシック2冠馬。
サイボーグという風評を真に受け、電池を差し入れに持っていったことがある。
ブルボン側のサイドストーリーでは、機械を操作すると故障させる彼女の体質が原因で常習的に自販機を故障させていたことが切掛となって、ブルボンのはじめての友人となっている。
チャンピオンズミーティングのインタビューでは友人と明言され、時々一緒に「カフェへバクシーン!」しているとも書かれている。
ホーム画面や他のサイドストーリーでも一緒にいることも多いが、バクシンオーも大概だがブルボンも割とポンコツというか天然なため、
会話が度々ツッコミ不在状態となっていたり、本人も本来はボケ寄りなのだが同期では比較的常識人なライスシャワーがツッコミに回ることも。
キャラは全然違うが「適性に合わない距離でも鍛えれば走れるようになる」という脳筋持論はそっくり。
アニメでも短距離路線で競い合うことに誘ったりと気にかけている描写がある。

おなじくクラスメート。ミホノブルボン同様にライバル視しており、ハーフアニバーサリーイベントのストーリーではBNWに対抗してRRI(ロボとバラと委員長)を名乗っていた。
なお委員長はChairman(チェアマン)なので委員長の学力がお察しに

同じ短距離特化勢の後輩で、特ヲタヒーローに憧れているウマ娘。
無駄にヒーローっぽいポーズをとるバクシンオーを慕っているようで、休日には共に町をパトロールやゴミ拾いをしている。
ビコーの育成シナリオにおいてラスボス的存在としてバクシンオーが登場するが、その際見せる普段のバクシンっぷりからは想像もつかない姿は一見の価値あり。

史実では活躍期間がギリギリ掠っており、サクラバクシンオー引退までの最終3レース*12を競っている。
特に、1994年のスプリンターズステークスでは、サクラバクシンオーは引退レースでありながらレコードを更新する脅威的な速さで有終の美を飾ったが、
ビコーペガサスはそんなバクシンオーに、前年における彼の勝利時タイムを上回る程の果敢な追い込みで残り4馬身の2着にまで食らい付く大健闘を見せ、最後のライバルの一頭となった。

バクシンオーの育成シナリオには実装時期の関係もあってか登場しないが、チヨノオーの育成シナリオで登場する。
トレセン学園に来る以前に所属していた「ヴィクトリー倶楽部」なるレースクラブのOGとして面識があるほか、
ホーム画面では「バクシン!バクシン!」を意識して「チヨノオチヨノオチヨノオー!」と言ってみたりするが、
当人も自覚しているようにバクシンオーのそれと比べて語呂が悪いためか、あまり口にはしない。
史実ではサクラの冠名が示すように同じ馬主の競走馬。

なお「ヴィクトリー俱楽部」だが、「サクラの名を持つウマ娘が多く所属している」という情報が明かされており、史実のサクラ軍団の存在が示唆されている。
バクシンオー曰く、『「サクラ」の名が「ヴィクトリー倶楽部」に自然と引き寄せられている』『「サクラ」の名の宿命が「ヴィクトリー俱楽部」と惹かれ合う』とのこと。スタンド使いかな。
それを裏付けるかのように2022年2月22日のぱかライブTVでサクラローレルがウマ娘として登場することが決定。
またクラブ名についても、サクラ軍団の競走馬を数多く手掛けた調教師、境太郎師やサクラ軍団の競走馬、サクラショウリ*13が元ネタではないかと推測されている。

1.5周年記念ストーリーでアプリ初登場及び初邂逅。
大方の予想通り「ヴィクトリー倶楽部」所属だったらしく、バクシンオーやチヨノオーとの面識もある様子。
自己肯定感の塊のような本人シナリオとは打って変わって、脚の弱いローレルを本気で気遣ったり「ヴィクトリー倶楽部」の内情を話したりと常識人な立ち振る舞いをしている。
曰く「ヴィクトリー倶楽部」はバクシンオー以上の自信家が集っていたらしく、彼女ですら常識人に見えてしまうほどだったとか。

史実では孫に当たる。
アプリのサービス開始当初に実装されていなかったこともあって長らくメディア媒体での関わりはなかったものの、2022年2月22日のぱかライブTVで公開された1周年記念のアニメーションで初邂逅。
キタちゃんに対しバクシン的な何かと運命的な何かを感じているらしく、またキタちゃんもバクシンオーに親近感を覚えた様子。
イベント「羽ばたきのRun-up!」ではトライアスロンのチームメイトになる。

育成シナリオでも、ライバルたちのように頼れる先輩がいないと落ち込むキタちゃんの前にバクシンオーが運命的に現れるや、
半ば流れで彼女の師匠的な立ち位置に収まり*14、クラシック級を中心にキタちゃんの成長に深く関わることに。
ちなみにこの時、しれっと前述の1200m×3のローテを幾度も制した事が語られている。
自身の育成シナリオ世界でもないのにアプリトレーナーと同じような存在がパートナーになっているというのはある意味で物凄い特異点と言えるかもしれない。

また、同じく2022年2月のアップデートで追加されたキタちゃんの一コマ漫画でも、自分が落ち込んでいるのを見かけるといつもバクシンオーが声を掛けてくれ、
悩みが吹っ切れるまで一緒に夕日に向かって走ってくれる(バクシンオーがバッテバテになっているので、キタちゃんの得意距離である長距離に合わせていると思われる)ので、
解決方法こそ頭バクシンだがキタちゃんからは優しい先輩として慕われている様子。

ネイル命のギャル系ウマ娘。
学級委員長とギャルというキャラの対比からか、ジョーダンの実装後に度々絡んでいる。
ついでにバクシンオーとはまた違ったタイプのおバカキャラ(穏当な表現)でもある。

2023年9月17日のイベント公演にて新規発表されたウマ娘。
「どんな素材もデザインと着こなし次第で輝く」をモットーとしたオシャレ大好きなファッションリーダー的存在らしい。

アプリ内ではイベントストーリー「おでんせ!和みの幸味庵」やビコーペガサスの育成シナリオなどで共演。
共に短距離やマイル戦線などで鎬を削り合うライバルとして、フライトもバクシンオーの実力を認めており関係性は良好。

そして後に育成実装されたノースフライト自身の育成シナリオにおいてもバクシンオーはメインのライバルとして登場。
上述したビコーペガサスの育成シナリオで見られた「短距離では絶対王者故の孤独感と対等のライバルを求める渇望」という点がより深掘りされており、
上から迎え撃つのではなく肩を並べられる存在を得たことで一層の熱さとバクシンっぷりを発揮するバクシンオーの姿は必見である。

史実においてはサクラバクシンオーのマイル進出を阻み続けた同年代におけるマイルの女王と称される程の実力者であり、
同時にノースフライトもまた、スプリント戦線への進出を当代最強のスプリンターであるサクラバクシンオーに阻まれたという関係。
ネタ半分に「バクシンオーのマイル適性がBになった原因」とも言われており、「フライトの短距離適性がBになるんじゃね?」なんて予想されたりもしていたが、実際にはBどころかCであった。

2024年6月24日のぱかライブTVで新規発表されたウマ娘。
バクシンオー委員長やバクシン教をかなりリスペクトしている頭バクシン、直線的ウマ娘。
史実のカルストンライトオ号は出走した2003年や2004年のスプリンターズステークス等で、サクラバクシンオー号の複数の産駒と対戦した事がある模様。

◆余談

ウマ娘のサクラバクシンオーは本人の希望はともかく短距離路線で無双しているが、モチーフ馬が現役だった頃は短距離重賞そのものが少なく、
G1級のレースに至っては『スプリンターズステークス』のみという状況であった。
史実でモチーフ馬が引退した理由の一つとして、「もはや勝つべき戦いは残っていないのか」とまで言われるほどに目指す重賞が無くなってしまった*15という事情が挙げられているのはわりと有名な話である。
では何故現在の短距離路線が充実しているかというと、実は史実で彼がバクシンしまくったことを受けて急速に短距離路線の整備が進んだから
競馬界そのものに影響を与えた名馬で、その功績はあのオグリキャップにも劣らない。
トレーナーが口八丁でバクシンオーを言いくるめてでも導いた短距離路線は、実のところ彼女自身が切り拓いた道だったのだ。
なんなら上記の夏季合計3600mだって2006年に開設された「サマースプリントシリーズ」のローテーションの一例である。カレンチャンと違い一切言及されないけど

本馬が短距離路線で活躍した馬であることと、産駒が短距離寄りなので忘れられがちだが、
サクラバクシンオーの父は天皇賞(秋)2000mをレコード勝ちしたサクラユタカオー、母は天皇賞(春)3200mを勝ったアンバーシャダイの全妹サクラハゴロモ。
バクシンオーは血統的には中長距離馬で、母父がサクラバクシンオーのキタサンブラックが長距離G1で勝てるのはおかしいと言われていたが、
血統的に考えればおかしいのはキタサンブラックではなくサクラバクシンオーの方だったりする。

引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたが、
当時はサンデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイムといった外国産種牡馬の成功と、外国産馬の出走制限の撤廃が進んだことで内国産種牡馬は軒並み大苦戦し、
今まで大流行していたノーザンダンサー系のノーザンテースト(外国産種牡馬)やマルゼンスキー(持込馬)のサイアーラインはほぼ途絶え(一応前者は中国、後者は地方での個人による保護と微かだが継続確認自体はされている)、
同じく社台スタリオンステーションに入ったパーソロンの末裔トウカイテイオーメジロマックイーンも後継種牡馬をろくに出せず、サイアーラインが風前の灯火になってしまった中、
サクラバクシンオーはショウナンカンプ 、グランプリボス、ビッグアーサーといったG1馬を輩出し、
ビッグアーサーが現在も種牡馬として重賞勝ち馬を輩出する活躍をしているため、昭和から続くテスコボーイのサイアーラインを唯一存続させることに成功している。

ちなみに、ウマ娘としてのサクラバクシンオーはシナリオで言及されている通り、素の能力的には中・長距離の適性は皆無だが、
因子継承によって適性を上げることが出来れば、彼女の希望通り有馬記念に出場して勝つことも可能で、実際に有馬記念に勝利したという報告も上がっている。
また、チャンピオンズミーティング「ジェミニ杯」*16でも、ゴールドシップやマヤノトップガンなどを相手に、淀のターフをバクシンし1位をもぎ取ったという報告もある。
そして、このような変…愛ある育成で中・長距離を克服したバクシンオーを指す「自分をキタサンブラックと思い込んでいるバクシンオー」という呼称がバク誕した

ただ、現状では中・長距離適性の両立は非常に困難なので、余程好相性・良因子・継承ガチャ運がなければどちらかは諦めないといけない。
そのため、長距離は走れるのに中距離は全くダメという珍妙な現象が起こる。
ダービー・オークスは目標の葵ステークスと被るため三冠は諦めなければならず、
挑むなら二冠になるが中距離の皐月賞と長距離の菊花賞双方を走り切るのは非常に難しい。
二冠を狙うならマイルと中距離が占める桜花賞・秋華賞がとっつきやすい。
本人も完全に忘れているダートも適性は皆無だが、こちらはクラシックのみ開催で合宿と被るジャパンダートダービーが鬼門。
「プロジェクトL'Arcラーク」シナリオ内なら海外適性によるバフ効果で中距離Aが付くので、芝全距離を走ることも可能。





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最終更新:2025年04月22日 23:04

*1 ただし、最速でやるため仕事の出来がやや雑になってしまうこともあるらしい。

*2 「特撮系ウマトッカー」「料理系ウマスタグラマー」「日常系ウマチューバー」などと並べてこう呼ばれている。

*3 BNW、アドマイヤベガ、シンコウウインディらと同級生。

*4 トレーニング効果20%

*5 距離が伸びるほどスタミナと根性の重要性が増し、パラメータ全体のバランスを考えねばならなくなるため

*6 アニメ1期の主役スペシャルウィークや2期の主役トウカイテイオーコミカライズの主役オグリキャップに、アニメ2期8話での活躍や保護欲をかきたてられるキャラクターから人気を集めたライスシャワー、威風堂々とした『皇帝』シンボリルドルフなど

*7 ついでに言うとフジキセキは素の短距離適性は「B」である上、育成シナリオで中・長距離を走らされるので、短距離に絞った育成がやや難しい

*8 なおキタサンブラックの育成ストーリーでバクシンオーがこの話をした際、キタサンのトレーナーは「トンデモ宇宙論」というパワーワードを持ち出して困惑しており、そのようなトンデモ理論をぶち上げるバクシンオートレーナーと、それを信じてレースを勝ち抜くバクシンオーは、色んな意味でベストコンビなのかもしれない。

*9 ウオッカやハルウララの有馬記念やスマートファルコンの皐月賞、(条件次第ではあるが)アグネスタキオンのNHKマイルカップなど。

*10 話の流れ的に既にバクシンオーは短距離で実績を積み重ねていると思われるため、それ故に自分の実力に自信があることの顕れと思えなくもないが。

*11 因みにビコーのシナリオでもフライトは登場しているが、アプリトレーナーが付かなかったためなのか運命を覆せておらず、自分とフライトでは短距離とマイルの適性差から対等には競い合えないと諦めていた。

*12 1994年度「スワンステークス」「マイルチャンピオンシップ」「スプリンターズステークス」。

*13 主な勝ち鞍に1978年日本ダービー・1979年宝塚記念。ウマ娘関連では2023年11月に発表されたサムソンビッグの父親で、ゴールドシチーと同期の二冠馬サクラスターオーも産駒の一頭。

*14 前述の通り、キタちゃんのシナリオのバクシンオーは既にトゥインクル・シリーズで結果を出している様子。

*15 当時は海外遠征も盛んではなく、国内で走る以外の選択肢はなかった。今の時代に生まれていればG1勝ち数が3~4個は増えただろうともいわれている。

*16 レース条件は天皇賞(春)と同じ。