ハルウララ(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/04/02 Fri 03:19:35
更新日:2025/04/19 Sat 11:02:20
所要時間:んーと、だいたい 32 分で読めるよー!


タグ一覧
113転び114起き Haru Urara ROAD TO THE TOP ある意味エンドコンテンツ(魔改造的な意味で) いつか花咲く その日まで うららん一等賞♪ この惑星には、愛されるという勝ち方もある にんじんぷりん アオハル杯シナリオリンク対象 ウマソルジャーV ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー ウララちゃんは別だ コメント欄ログ化項目 スプリンター ダート適性あり トレセン学園中等部 トレーナー像:ライナー・ブラウン ハルウララ ハルウララがんばる ハルウララ全冠 ビート板勢 ピンクウララ ピンク髪 ポジティブ ワクワクよーいドン ワクワククライマックス 七転八起 人気者 今日もウララかケセラセラ! 作られたアイドル 初うらら♪さくさくら 初期実装組 大切ななにかを思い出させてくれる 差しウマ 愛されキャラ 所要時間30分以上の項目 春麗 最初期からずっと使える根性サポカ 最弱 最後尾 ポツンとひとり ハルウララ 有馬チャレンジ 有馬チャレンジ←クラシック級でも 栗東寮 武豊 特別枠 癒し 確定入手組 落ちこぼれ 覇王世代(一応) 記録ではなく、記憶に残るウマ娘 負けるが勝ち 負け組の星 長期ファン稼ぎ勢 首藤志奈



負けても負けても、めげないよぉ!う~らら~♪



ハルウララ(Haru Urara)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:首藤志奈

モチーフ元である競走馬『ハルウララ』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:連敗しても、くじけない!七転八起ガール
誕生日:2月27日
身長:140cm
体重:微増 (でも気にしない)
スリーサイズ:B74・W51・H73
靴のサイズ:左右ともに20.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:いっしょうけんめいがんばること
苦手なこと:むずかしい漢字
耳のこと:難しい言葉は右から入って左から流れ出る
尻尾のこと:回転させると速く走れると思っていた
家族のこと:1番好きな母の料理は、にんじんごはん
マイルール:シャンプーハットはもう使わない
スマホ壁紙:にんじんの写真(キングが設定してあげた)
出走前は…:ワックワク~♪

ヒミツ:①『ふんいき』が言えない / ②トンボを素手で捕まえるのが得意
自己紹介:わたし、ハルウララ!にんじんとね、あとは、たのしいから走るのがだ~い好き♪ 1着めざして、めいっぱいがんばるぞーっ!

キャラクターソング:今日もウララかケセラセラ!

なかなか勝てないウマ娘がいる。
そのウマ娘の良いところは、とにかくひたむきに走ること。
最後まであきらめないからまた好きになる。

「結果がすべてだ」人はそう言うけれど、
諦めないことは、勝つことよりも難しいことを、私は知っている。

今日も、そのウマ娘が走る。「がんばれ」と声が出る。
まるで、自分に言ってるみたいだ。

今日も私の好きなウマ娘が走っています。

URAブランドCM「なかなか勝てないウマ娘がいる」より



◆概要


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「Heroes」第7弾「過去も未来も愛される」篇
© Cygames・JRA

いつか花咲く

その日まで

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「Heroes」第7弾「過去も未来も愛される」篇より

高知競馬で113戦、全て負け続けることで注目された皮肉なサラブレッド『ハルウララ』がモチーフのウマ娘
天真爛漫で純粋無垢。明るくいつも笑顔を絶やさない娘で友達も多い。
おおよそ物怖じや偏見というものに縁遠いため、トレセン学園のクセの強い面々に対してもフラットに接していける逸材。
お世辞にも成績が良いとは言いがたいが、トレセン──それも魑魅魍魎が跋扈する中央において面接で受かった人徳や求心力は推して知るべし。

事実、アニメ公式サイトの用語集、高知レース場の項目には、
高知にあるレース場。ピンク色をした救世主が現れて以来、人気沸騰だとか。
とあり、その資質を存分に活かして既に成功者として歩み始めている旨が記されている(本人は無自覚かもしれないが)。
商店街の愛されっ子としての一面も持ち、目を離したらお店の手伝いをしているほど親しくしている。店番としても中々立派なもので、持ち前の愛嬌もあり店員で十二分にやっていける商才も感じさせるほど。

基本的に元ネタの毛色を反映しているウマ娘では珍しいピンク髪が最大の特徴だが、これは元ネタのメンコの色がモチーフ。*1
瞳が満開の桜のような形をしており、瞳の色も桜色。
なお、ある種当然のことながら彼女もアスリートかつウマ娘なので、チビっ娘であってもトラックを引き上げるぐらいならできてしまう膂力の持ち主である。
私服はいかにも子供っぽいオーバーオールなのだが、これも元ネタのメンコの補修に使われたキティちゃんのアップリケからの連想で、キティちゃんの服をモチーフにしているのではないかと推察されている。

いつでも一生懸命な一方で、天真爛漫すぎて飽きっぽく集中力散漫なのが災いしトレーナーが付くまでトレーニングはあまり上手くいっていないようだ。

勝負の世界への登竜門かつ身近な存在が最大のライバルになる環境においては、少なくない面々が嫉妬と悔しさで調子を崩したり、関係が壊れたり、焦りから人道にもとるような行動に走ってしまうこともままある。
訪れる際は勝ち気な子が希望に満ちた顔で、道半ばで去るときは無念の涙で歪んだ顔で。
そんな中で──勝っても、負け続けても変わらないハルウララの姿は見るものに何かを思い出させてくれる。
ど根性でターフを駆け、まっすぐ夢に邁進するスペシャルウィークであってもそれは同じ。
理事長も会長も苦心する“全てのウマ娘が輝ける”理想──それでもなお未だ勝たなければ意味がないのが当たり前の厳しい世界。
それでも。きっと本当は“それだけじゃない”。
ハルウララはきっと──今日も笑顔でレースを楽しむのだ。

モチーフは96年生だが、アニメやゲームではスペちゃんことスペシャルウィークや、寮での同室であるキングちゃんことキングヘイローなど史実における95年生組との絡みが多い。


◆アニメ版での活躍

Season1

第1話から登場。
転入して早々緊張しすぎて教室でずっこけたスペシャルウィークに手を差し伸べ、自分とセイウンスカイエルコンドルパサーグラスワンダーの紹介をして自分のクラスに帰って行った。

放課後はチーム〈リギル〉の選考レースにスペシャルウィークと共にエントリー。
「今日は私、受かれそうな気がするんだ!受かっても恨まないでね?」と自信満々だったが、早いうちからバテバテでまったくスピードも出せず大負け。
良い結果は出せなかったが、レース後の帰り道では選考に落ちてしまった*2スペシャルウィークに「今日は惜しかったねー。諦めないで頑張ろーね!」と前向きな姿勢を見せた。

4話では勝負服姿をお披露目。高知レース場でのデビュー戦帰りで、土佐弁が伝染っていたりお土産も高知名物ばかりと、見事に高知に染まり切っている。
結果は5着とのことで悪くない……と思いきや5人でのレースだったので要するにビリなのだが、「レースって気持ちいいんだね!」と満足気。

アニメで見られなかったデビューの様子は、Webラジオ「ぱかラジッ!」で公開されたサイドストーリー4話*3にて描写されている。
高知を主戦場にしているために、スペシャルウィークらの活躍する中央のレースとの絡みが無く出番は少ないが、常に明るく朗らかな彼女に惹かれた視聴者も多いことだろう。

うまよん

アニメ版では第八話と第十話に登場。
  • 第8話「ヒーロー劇場・ウマソルジャーV!!」
ピンクウララとして出てくるがピンクバクシンオーと色が被ったことをグリーンスズカに指摘される。どちらも春主体なのでパーソナルカラーといえばピンクとされるのは致し方なしではある。
ついでにヒシアマ長官にタイマンで勝負と指示されたがレッドペガサスがピンクを指名したため2人で突撃してしまう。
そして怪ウマ娘ダークマンハッタンCの反撃をくらい撃沈(ピンクバクシンオーは躱すことに成功)。
だが、ウマソルジャーバズーカーの時はやられながらも一応人参を掲げていたりと完全にやられた訳では無い模様。

  • 第10話「ビビったら負け!肝試し対決!」
驚かし役で、お化けのコスチュームを楽しんでいた。
間接的にダイワスカーレットウオッカの危機を救った。

◆漫画版での活躍

ハルウララがんばる!

その名の通りハルウララが主人公。
Web漫画サイト「サイコミ」にて2016年5月8日~9月11日まで、概ね1~2週間ごとに更新されていた。
本作はプロジェクト初期の作品ということもあって、現在の設定とは色々と違っている点も多い。
ハルウララも、よりわがままで飽きっぽい性格として描かれていたが、これは恐らく展開初期で設定が固まってなかった事と、史実再現*4を主眼に置いたためと思われる。

◆ウマ娘公式G1イラスト

公式Twitter掲載のイラストでも、未勝利なものの貴重なダートウマ娘なため複数回登場している。
2022年のホッコータルマエ登場までウマ娘内に元ネタ勝利者がいなかったチャンピオンズカップ編では2018年版で元気に一着を誓い、
2年後の2020年版ではダート仲間のイナリワンスマートファルコンと共に砂遊び。
さらに2021年チャンピオンズカップ編ではピンクウララとして、
カレンチャン(父馬が前身を制覇)が率いる怪人シンコウウインディと対峙し、ついでに2022年大阪杯イラストにもゲスト参戦。
2022年が初イラストとなるジャパンダートダービー時にはアグネスデジタルから勝利を祈願されていた。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:G ダート:A
距離 短距離:A マイル:B(A*5) 中距離:G 長距離:G
脚質 逃げ:G 先行:G 差し:A 追込:B
レア度☆1「うららん一等賞♪」で初期から実装され、また2021年12月31日には新衣装の☆3「初うらら♪さくさくら」が追加。
ダイワスカーレット、サクラバクシンオー、ウオッカゴールドシップと共に、チュートリアルガチャで確実に手に入る。
「弱すぎる」というイメージが先行しがちだが、各種適性が壊滅的なぐらいで性能自体は案外普通。
作戦は差しA、追込もBはあるため、因子やサポートカード次第で切り替えることも可能。

バ場適性は貴重なダートA*6持ちだが、対して芝はGと壊滅的。
距離は短距離がAで主戦場、実はマイルもBなので割と走れる。反面、中・長距離は共にGで適性は皆無。
ちなみにチームレース場のダートは距離がマイルになっているので、できればこちらの適性も継承でAには上げておきたい。

[うららん一等賞♪]

ジャジャーン!これが1番の勝負服!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[うららん一等賞♪]ハルウララ」勝負服
© Cygames・JRA

史実競走馬が地方馬である*7事からベースとなる勝負服が無く、その影響からか☆3以上で解禁される衣装のベースが体操服とブルマ
そのため「固有の勝負服なのに思いっきり星2以下の汎用衣装からダウングレードした代物」「モブウマ娘の服とそっくり*8」などと言われる事もあるが、設定上はちゃんとした彼女固有の勝負服である。
本人曰く、子供の頃にかけっこをした際の体操服がモデルなのだとか。

パワー+10%、根性+20%の成長率補正がかかる。

所持スキル
後述する固有スキルも含めてとにかく回復スキルが数多く揃っているラインナップ。

通常スキル:
隠れ蓑、スプリントギア、十万バリキ、(覚醒Lv2)ペースキープ、(覚醒Lv4)伏兵〇

レアスキル
(覚醒Lv3)鋼の意志(レース序盤または中盤に前が詰まると強い意志を保ち持久力が回復しコース取りが上手くなる)
まだまだだよ!(レース序盤または中盤に前が詰まった時に持久力をすごく回復しコース取りがうまくなる)

(覚醒Lv5)不屈の心(レース中盤に追い抜かれると持久力が回復する)
まけないからね!(レース中盤に追い抜かれると持久力を回復し速度がわずかに上がる)


ワクワクいっぱい、届けるよぉ!!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[うららん一等賞♪]ハルウララ」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「ワクワクよーいドン」(☆1~2時)→「ワクワククライマックス」(☆3以上)。最終コーナーで後ろの方にいると近くのウマ娘を見て持久力を回復するというもの。
他にも覚醒レベルで覚えられるスキルには回復系が多く、短距離が主戦場なウララにはやや恩恵が薄いように見えるが、
チーム戦で走るマイルでもスタミナは要るし、ラストスパート前というタイミングで回復できるのは意外と影響が大きかったりする。

わぁ…! やったやったやった! 1着!

[初うらら♪さくさくら]

お袖ひ~らひ~らチョウチョさーん!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[初うらら♪さくさくら]ハルウララ」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「瑞花繚乱!新春かるた合戦」に合わせて実装された新衣装。
モブと大差ない等と言われてしまうこともあった通常版勝負服と大きく異なり、赤色と桜色をベースに花の模様をふんだんにあしらった非常に華やかな振袖衣装となっている。

こちらはパワー+20%、根性+10%の成長率補正がかかる。
こちらは通常衣装版とは異なり、最初からマイル適性がAになっている。

所持スキル
通常衣装から一転してマイル・差しを中心に速度上昇スキルやコース取り向上スキルが豊富な構成に変化。
実装当初及び進化スキル導入当初は「注目の踊り子」とその進化スキルである「見てて見てて!」が、
差しメインのウララには事実上役に立たないマイナススキル同然だったために割を食ってしまっていたが、*9
2024年8月に新たな分岐進化として「勝ちたいんだもん!」が追加されたため、この問題は解決されている。

通常スキル:
ポジションセンス、負けん気、がんばり屋、(覚醒Lv2)ふり絞り、(覚醒Lv4)雪の日〇

レアスキル
(覚醒Lv3)注目の踊り子(レース序盤にコース取りがすごくうまくなる)
見てて見てて!(レース序盤にコース取りがすごくうまくなり速度がわずかに上がる)
勝ちたいんだもん!(レース終盤にコース取りがすごくうまくなり加速力が少し上がる)

(覚醒Lv5)努力家(追い抜こうとするときしばらくの間、加速力が少し上がる/差し)
がんばるもん!(追い抜こうとするときしばらくの間加速力が少し上がり速度がわずかに上がる/差し)


まっかせて~! う~ん…わわわっ!


えーい! あちゃちゃ!


…でも大丈夫! ずーっとワクワクしてるもん…ねっ!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[初うらら♪さくさくら]ハルウララ」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「113転び114起き」。この数字にピンと来た人もいるのではないだろうか?
「最終コーナーで先頭から離されていると、その距離が遠いほど頑張り続けて速度を少しずつ上げる」というもの。
レース展開によってバラつきこそあるものの最大時の効果は目を見張るものがあり、追込での起用も十分あるスキル。

勝ったらお筆で書くんだよねっ!
勝利の~…ハナマルだぁっ!

そして詳細は下記の格納を参照して欲しいが、ダートが得意なウマ娘の数は芝の王道路線と比較すると恒常的に絶対数に劣るのが実情である。*10
しかもその大半が☆3入手である上にゲーム開始時に貰える☆3引換券の交換対象でもないので、ピックアップ期間でもなければ入手は困難
さらに、高い短距離適性持ちも少ないため、ダートと短距離両方にまともな適性があるウマ娘となれば、更に数が限られてしまうのだ。

+ 高ダート適性を持つウマ娘一覧 ※2025年1月時点

ダート適性B
オグリキャップ ※スタートダッシュ☆3引換券対象
エルコンドルパサー ※この中では唯一の☆2
タイキシャトル ※短距離適性A且つスタートダッシュ☆3引換券対象
ユキノビジン ※別衣装版はダート適性A

このため、ダートの短距離レースを攻略する際には、よほどガチャ運が良いか、あるいは引換券でタイキシャトルを交換するかしない限りはウララに頼ることになる。
このゲームにおいてバ場、距離適性の影響はかなり大きく、たとえ基本能力が高くとも、どちらか片方でも極端にレースに合わなければ、
一着を取ることはおろか、まともに走ることすら難しい*11と言って良いため、
各距離、及びダートのスペシャリスト全てを各3人ずつ揃えることが要求されるチーム競技場では、
貴重なダート・短距離適性持ちのウララは非常に有用なウマ娘の一人と言える。

ただ、短距離やダートといった、現状あまり高適性持ちが少ないウマ娘は、因子継承時に相性の良いウマ娘が少ない傾向にあった。
ハルウララはその両方に当てはまる上に個別に強烈なマイナス補正がかかっており、絶望的に因子の相性の良いウマ娘が少ないという欠点があった。
ウララとそこそこ相性が良いのは、キングヘイローマルゼンスキーサクラバクシンオー等であるが、
これらのウマ娘もウララ程ではないが相性の良いウマ娘が少なく、ウララの絡んだ継承で相性◎を出すのは非常に困難であった。
しかし、2周年の大規模調整でハルウララの相性値が見直され、スマートファルコンアグネスデジタルカレンチャンゴールドシップ等が比較的相性値が高くなり、それほど難しくなくなった。
しかし、マルゼンスキーとの相性値は低いまま…やはり活動時期が大きくズレているからだろうか…?

適性的に開催レース数が少ないダートレースにしか出られないためか、育成目標もダートレースオンリーで達成可能なように設定されており、
さらに短距離・マイルメインのため、スピードを重点的に育てていればURA優勝もさほど難しくなく、難易度は易しい部類に入る。
但し、序盤の育成条件がファンの獲得であり、ファン獲得の為の出場レースは任意で選ぶ必要がある事と、
後の育成条件レースの出場資格を得る為にも史実と異なり1着は確実に取っておかなくてはならない事には注意を要する。

最後の目標となる有馬記念は長距離の芝レースとウララとは絶望的なまでに相性が悪いレースだが、クリア条件は「○位入賞」ではなく「出走」なので別に最下位でもOK。
そのため、事実上の最終目標はその一つ手前の「JBCスプリントで1着」になるだろう。

ちなみに上記の通り脚質的には差しウマなのだが、実はシナリオクリアだけを目的にするなら脚質を無視して逃げさせたほうが安定する。因子狙いの周回でもこちらの方が効率的。
反面、チーム競技場等のPvPレースでは脚質があっていないこともあって逃げで育成すると殆ど通用しないため、ダートレース用に育てるならば差し或いは追込で育成した方が良い。
また、上記の通り継承時あまり相性の良いウマ娘はいないのだが、スマートファルコンを持っていないプレイヤーが自力でダートの因子持ちを生み出したいならば、
彼女に頼るかエルコンドルパサーに片っ端からダートを走ってもらうしかない。
なお、ダートレースオンリーでそもそも獲得できるファン数が少ない上、走れる距離も短距離とマイルだけなので、
ファン数を一定数稼ぐ必要がある固有スキルのレベルが上がりにくい*12という逆風もあったが、
これに関しては2021年5月のメンテナンスで、ハルウララの固有スキルのレベルアップ条件が緩和され、ややレベル上げがしやすくなっている。
それでもダートレースだけでは上げにくいことに変わりないため、芝適性を上げられるのならばダートウマ娘でも芝レースを走らせるのが定石となっている。
相性の悪さと出走可能レースの少なさは強化しづらさにも直結し、ダート要員が充実してくるとダート要員としてもお役御免になりがちである。
何ならダートB以上にした魔改造芝マイラーの方がまだ強いまであるし。

ちなみに、レースリザルトでは結果に応じて、1位ならガッツポーズや笑顔で手を振るなど嬉しそうな挙動、入賞ならば少し目を伏せた後に前を向く、
下位だと項垂れて走るなど、ウマ娘の挙動が変わるが、ウララは「勝ち負けに関係なく、レースを走ること自体が楽しい」という性格からか、
自身の結果が何着であろうと、観客に向けて笑顔で両手を振る。そして1位のウイニングランに被せる。
ルームマッチでウララオンリーレースを行った場合などは同じポーズのウララの集団を目にすることとなり中々シュール。

──だからみんな、ハルウララが好きなのだ。
たとえ負けても、勝てなくても、元気に笑う彼女が好きなのだ。

固有二つ名は共通して「ハルウララがんばる」。
漫画版を意識したのであろうこれの取得条件は「ファン55万人以上獲得」。

特定のレースに勝利したり、特定のステータスをカンストさせる必要もなく、ただファンを55万人以上集めるだけ。
こう書くと非常に簡単なように見えるが、これがとてつもなく困難なのである。
リザルトに表示されるランク最上位のレジェンドで32万、汎用レア二つ名「みんなのウマ娘」で50万と考えればハードルの高さが分かるだろうか。
ぶっちゃけ最もファン数を稼ぎやすい部類のゴルシでもファン数ボーナスの高いサポカや因子が充実してないと結構厳しい。

そしてこれをダートと短距離・マイルにしか適性がないウララで駆け抜けねばならない。
当然ながら主戦場だけではレジェンドにすら辿り着くのは難しいというか絶対無理。
ファンボーナスをサポートカードで充実させつつ、芝と長距離は言うに及ばす中距離の適性も上げ、
有馬記念・ジャパンカップ・宝塚記念などの芝・中長距離G1をどんどん勝ち抜いて行かなければならない。そしてURAファイナルズは確実に芝のレースになる。

現在は短マイルに絞り芝因子ガチャのブレを減らして達成している猛者もいるが、
30戦を余裕で超えるレースを合宿中だろうがお構い無しに出まくらねばならない*13ため、
前提条件として、継承元となるウマ娘の青因子*14や「URAシナリオ」*15因子の収集は絶対不可欠、
更にサポートカードもファンボーナス補正が高いもので固める・完凸前提という修羅の道が待っている。
クライマックスシナリオのショップアイテムには、出走したレースで獲得できるファン数+50%の「三色ペンライト」が入荷することがあるため、
勝利できればグッとファン数を稼ぐ*16ことができるだろう。
1周年以降は根性システムの刷新と悪名高き新潟1600mによりウララを超える難易度、どころか獲得不可能とまで囁かれている固有二つ名を持つウマ娘がいるのは内緒。

…というのはプロジェクトL'Arcが実装される前までの話。
プロジェクトL'Arcでは、本シナリオでの育成中に限り、芝と中距離の適性をAにすることが可能なため、
日本ダービーや芝のマイルG1、天皇賞(秋)やジャパンカップなどにも出走することが可能となり、更に長距離因子を積むだけで天皇賞(春)や有馬記念*17にも出走できると、
これまでよりファンを大きく稼げるようになり、流石に凱旋門賞勝利までには手が回らなくなるものの、獲得難易度は大幅に下がったとも言える。
そしてフジキセキは晴れて(?)固有二つ名最難関となりましたとさ。


サポートカード

汎用RとSSR【うらら~な休日】が実装されており、2022年5月30日にはSSR【うららか・ぱっしょん♪】が実装。
2023年10月30日には期間限定イベント『秋さびて、想ひ綴る』のイベント報酬としてSSR【ああ、楽しや、楽しや!】が実装された。

SSR【うらら~な休日】

Rはガチャ産だがSSRはショップのフレンドポイント交換から入手でき、1枚10000pt、完凸で50000ptが必要になる。
フレンドポイントはチームレースの報酬などを地道に貯めていればその内全て回収でき、
ガチャ産と違ってピックアップのタイミングも課金量も問われないので、貴重な誰でも完凸が可能なSSRとなっている。

性能は所有スキルが一切なく、一見すると「なんだこれ?」となりかねないが、実は高いトレーニング効果とレースボーナスを両立している。
特に練習性能に関してはガチャ産SSRと比べても遜色ないレベルでありどの練習に来てもステータスアップに貢献してくれる。
イベントも優秀で全てのイベントで体力を回復することが可能。
所有スキルが一切ないのはヒントが発生したら確実に「スピード&パワー+1、根性+6」のステータスアップに繋がる利点と見る事も出来る。

スキルヒントはイベントのみで入手可能で、「伏兵○」とレアスキルである「どこ吹く風」の2つ。
伏兵○はチームレースでは格上のチームと戦うと4番人気以下になりやすいため、発動させやすく有用なスキルとなっている。
どこ吹く風は回復スキルで汎用性はあるが発動条件が厳しめで安定しにくく、無理に取る必要はないと言った所…だったが、
1周年の調整で発動率が調整され、後方脚質のウマ娘の回復スキルとして採用が考えられるようになった。

欠点は得意練習が最も使い所を選ぶ根性である事と得意率がやたら高い事と、初期絆ゲージがゼロなので友情トレーニング成立まで時間がかかる事。
あと強サポカがあるウマ娘の共通の悩みではあるが、ハルウララ本人の育成に使えない事
基本的にステータスを盛りまくり高評価を取る事を目標とした根性育成が主な仕事場になるが、
トレーニングの効果を高めてくれることと回復イベントが多い事から擬似友人枠として得意練習を無視して採用されることもある。
しかしクライマックスシナリオの実装に加え、根性の重要性が跳ね上がったことで、
「時間さえかければ誰でも完凸でき、その上高い練習性能を持つ」ウララの評価が上がり、一躍根性育成でのTier1サポートカードの仲間入りを果たした。

そしてグラライ、グラマス、ラークと新たなシナリオが追加され続ける中、ガチ勢の間でさえ高評価を保ち続けていた。
根性育成に必須」、「キタサン、クリーク、ファインと並ぶ初期環境のスタンダードデッキの一角」、
根性の枠に悩んだらとりあえずハルウララを入れとけ」と言われるレベルで、リーグオブヒーローズの上位層も愛用していた程である。

しかし、4年目以降は第7シナリオ「U.A.F. Ready GO! ~アスリートのキラメキ」との相性の悪さ*18や、
固有効果の各種ボーナス込みならウララ以上の練習性能と汎用性の高いスキルを数多く持つSSR【只、君臨す。】オルフェーヴルの実装などもあり、評価を落としてきてはいるものの、
ガチャに左右されず、時間さえかければ確実且つ容易に完凸が可能という点も踏まえれば、総合的に見て未だ根性サポカの中では上位級の価値を誇る1枚と言っても過言ではない。
その一方で追加実装のくせに初期配布に全面的に負けてしまうガチャ産根性SSRも存在する。
というか、ハルウララが評価を落としたにもかかわらず再評価の余地すら与えられなかった根性マーベラスサンデーは泣いていい。

それどころか更に4ヶ月後の2024年6月に追加された第8シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」においては、
料理システムや特効友人サポカであるSSR秋川理事長の存在から絆ゲージを上げる手段が豊富になり、
このサポカの弱点の一つであった初期絆ゲージゼロというマイナスをカバーできるようになったことから再評価の兆しを見せていたりもする。

4年目にもなると上述のSSR【只、君臨す。】オルフェーヴル以外にも、SSR【悩み事かい?ポニーちゃん】フジキセキや、
SSR【歴史も美食も余すところなく】ファインモーション、SSR【牙を立て、リフレイン】ヒシアマゾンといった、
高い練習出力に優秀なスキルを備えた強力な根性サポカが次々登場していったため、根性サポカ全体という枠で見れば際立って強力とは流石に言えなくなってきているものの、
それを踏まえて尚「練習性能だけなら最先端の根性サポカにも匹敵する」であること、そんなサポカをフレンドポイントさえ貯めれば誰でも簡単に完凸させることができるというお手軽さも踏まえると、
やっぱり初期配布SSRという立場にあるまじき強性能サポカと言わざるを得ない。

ただ、これらの評価は1周年以降であるため、アプリ稼働初期は根性サポカというカテゴリそのものが低評価だったこともあり、
一年目に2枚目以降を虹色蹄鉄に交換してしまったトレーナーからは「どうかフレンドポイント以外での再配布を…という嘆きの声が上がり続けてもいた。
アプリの仕様上必ず一枚は手元に残っているはずなので、限凸アイテム「虹の解放結晶」を使用すれば完凸自体は可能であるものの、
飽くまでもこのサポカの強みは「フレンドポイント交換という入手ハードルの低さに見合わない練習性能の高さ」にあるため、
ハルウララ以外のあらゆるサポカの凸数上昇に使える超希少アイテムである虹の解放結晶をわざわざ使うのは流石に割に合わないと言わざるを得ないのも確かだが、
一方で運営から虹色蹄鉄にすることを推奨したりは(当然)しておらず、誰に影響されたにしろ最終的に虹色蹄鉄にすることを決定したのはそのユーザーの自己責任であるため、
再配布嘆願の声に「自分の尻は自分で拭え」「大人しく虹結晶使え」「ウララちゃんの笑顔を砕いた者に慈悲などいらぬ」などの冷たい反応を示すユーザーも少なくない。*19

…といったような状況が長らく続いていた中で迎えた2025年3月。
4thアニバの新要素である公式側があらかじめ編成したサポカ一式で育成を行える「レンタルデッキ」という新要素が登場したのだが、後にそのレンタル編成のサポカを1000円の課金による有償で入手することが可能となった。
そしてそのデッキセットの一つである「汎用レンタルデッキ」にはこの根性ウララのサポカ5枚=完凸分が含まれているため、虹蹄鉄に砕いてしまったプレイヤーでもようやく再入手することが可能になったのである。

SSR【うららか・ぱっしょん♪】

得意練習はパワー。
固有ボーナスが「ヒントイベント効果アップとスキルptボーナス」と変則的。
やはり所持スキルはないため、ヒントイベントが確実にステータスアップになるのだが、ここで固有ボーナスが活きる。
本来であれば「パワー+6、スタミナ+2」のところが、「パワー+12スタミナ+4スキルpt+2」となる。
またヒント発生率アップも所持していることもあり、そこそこ高い頻度でイベントが発生するためステータスを上げやすい。
連続イベントを進めることで差し用のレアスキル「努力家」のヒントを確定で入手可能。
レースボーナス10%やファン数ボーナス20%も所持しているのも非常に大きいところ。
最大の欠点は上述の根性版とトレードオフになってしまう所だろうか。その代わりか、連続イベントでの体力回復量がぶっ飛んでおり、3回目では50も回復する。

SSR【ああ、楽しや、楽しや!】

得意練習はパワー。
固有ボーナス「絆80以上で得意率アップ」であり発生時には60と高い数値になる。
その代わり上記の二つのサポカにあった高いヒント発生率はなくなっているため、ヒントによるステータスアップは期待できなくなっている。
パワーボーナス+2、友情ボーナス25、そして初期絆20を所持しているため友情トレーニング時のステータスの伸びは申し分無い。
欠点としてはやはり根性版のハルウララが強すぎるところか。
連続イベントを進めるとレアスキル「鋼の意志」を確定で入手可能。


2021年9月に実装された第二の育成シナリオ「アオハル杯」では主要キャラクターに抜擢。
チームの初期メンバーの中では学年が一番下ということもあり、天真爛漫にチームを盛り上げてくれる。
レースではダート担当*20なのだが、肝心のマイル適性がBであり、
またシナリオを進めていくにつれてスマートファルコンアグネスデジタル、シンコウウインディといった、
マイル適性Aを持つダートウマ娘、通称「ダート三銃士」がチームに加入するため、ウララ自身を育てているのでもない限り、自然とウララはレギュラー落ちしてしまうのである……。
イナリワン?ウララちゃんと同じマイルBだから…。

ウララを育成、もしくはサポートカードにハルウララを編成すると、チーム名を<にんじんぷりん>に設定可能。
チーム名を<にんじんぷりん>に設定し、アオハル杯決勝でチーム<ファースト>に勝利すると、URAファイナルズ決勝後に「不屈の心(「ペースキープ」上位スキル)」のヒントを入手可能。


育成シナリオ

トレーナーと一緒に有馬記念を観戦したことでウララは「有馬記念に出たい」と声に出してしまう。
その重みもわからないまま、ただ無邪気な憧れだけで……
商店街の後援会たちも彼女の夢を叶えるため、ハルウララへの投票を呼び掛けるビラ配りを行うなど、
「ウララちゃんを有馬記念に!」という世間の熱気はどんどん膨れ上がっていった。

一方で、この頃のウララはあるウマ娘との関わりから疑問を抱きはじめる。
「"楽しそうだから有馬記念に出たい"ではいけなかったのだろうか」「有馬記念に出てもいいと認められるためにはどうすればいいのか」。
その答えは「勝って強さを証明すること」。走ることが楽しいからというだけで走っていたウララが、ここではじめて勝ちを欲し始めた。
JBCスプリントに勝利し、名実ともに有馬記念の出走権を獲得。
スタンドからの大歓声に包まれた彼女は、今度こそ有馬記念というレースの重みを理解したうえで「私、出てもいいんだ」と笑顔を見せた。
そして有馬記念を控えたクリスマスには……

私からもプレゼントがあるんだよ!今日はまだ、渡せないんだけど……

すっごく特別で、とっておきのプレゼント!トレーナーもきっと、ほしいもの!

ふっふっふ~!それはね……『有馬記念』の1着!

すっごく大変かもしれないけど、私、トレーナーにあげたいの!

…有馬記念は芝の長距離レースであり、彼女のデフォルトのバ場、距離適性は両方とも最低ランクのG
そして上でも述べた通り、このゲームでバ場・距離両適性の影響は極めて大きい。
その結果は言うまでもないだろう。ハルウララは、生まれて初めて味わう「勝てなかった悔しさ」に泣き崩れるのだった……
実質の負けイベントだが、仕様ではなく単純に適性が足りなかっただけなので、継承で芝と長距離の適性を高めつつ、本来の目標であるダート短距離を勝ち続ければ、
理論上有馬記念に勝ってクリアすることも可能。ぶっちゃけこのゲーム中最難関のエンドコンテンツの一つと言っていい。

ダイワスカーレットなど、主戦場と違う長距離での入着を要求されるウマ娘が他にいるように、
単純なステータスだけで言えばある程度のサポートカードと優秀な青因子の親(フレンドに頼っても良い)がいれば特段ハードルが高いわけではない。
しかしハルウララは適性が先に言ったように壊滅的で長距離・芝が最低レベル。
必要な赤因子(バ場・距離・脚質適性の継承因子)を吟味し、きっちり戦えるラインまで高めていかなければスタートラインにも立てない。
だというのに前述の通りウララは(相性値が見直されたとはいえ)良相性のウマ娘が少ないため継承の難易度が高い。

そして適性を盛ったとしても、有馬記念の直前には正反対とも言える短距離・ダートの「JBCスプリント」で「1着」という目標があるため、ステータス配分の塩梅が難しい。
最悪、そこでバ場なんか知るかと出没する加速固有持ちの野良マルゼンに足元を掬われることも。
要求されるサポカのハードルも非常に高く、SSRキタサンブラック、SSRウオッカ、SSRファインモーションなどといった高性能のガチャ産SSR完凸複数枚がほぼ必須であった

仮にステータスを整えられたとしても、芝・長距離合わせて6段階上昇(芝E・長距離C等)からスタートしなければならず、
2回の途中継承で赤因子の引きを求められるので途中で諦めなければならない場合もある。

そして本来の目的はあくまでも「有馬記念への出走」であるため、如何なる結果だろうがコンティニュー不可。
目覚まし時計での仕切り直しが効かない一発勝負……だったが、これについては3周年以降に事情が変わった。(詳しくは後述)

まともに戦えるようになったところでスペシャルウィーク・セイウンスカイ・グラスワンダーが強敵として立ちはだかる
芝A長距離Aのウマ娘にとっても楽ではない戦いをウララで挑むのだ。簡単に勝たせてくれるわけがない。
更に運が悪ければスタミナお化けとして悪名高いスーパークリークや、固有スキルで爆発的な末脚を発揮する芦毛の怪物ことオグリキャップ
事故の代名詞であるゴールドシップ、モチーフ馬の最終レース及びアニメ2期最終話の如き執念を見せつけるトウカイテイオー
そして「中央を無礼るなよ」と言わんばかりに、様々なウマ娘のシナリオで空気が読めないことで有名なシンボリルドルフ
「無我夢中」で恐るべき急加速を発揮するシンボリクリスエス、そしてゴルシとクリークが合体事故を起こしたような性能サクラローレルなどが野良で出走することも。
なお、幸いにもノンストップガールで悪名高い野良ウオッカに関しては長距離適性がFと、有馬記念では脅威ではなくなっている。
尤も、バ場適性と距離適性の両方がGのままだとそのウオッカにすら大差負けするのだが
ただし、固有スキルをはじめとした前述の本来の育成でウララがあまり頼ることがない回復スキル群がここで活かせるという点や、
セイウンスカイが後発実装故に終盤加速固有スキルである「アングリング×スキーミング」を持っていないのは幸いと言える。

それでも廃人超人というのはいるもので、ウマ娘の配信開始からわずか1週間でハルウララに有馬記念の一着をゲットさせた凄まじいトレーナーもいる。
当人曰く、「ハルウララを有馬記念で勝利させると通常では見られない特殊演出がある」と告げ、内容については一切語る事はなかった。
ひとつなぎの財宝は存在するというわけである。

ゲーム配信から時間が経つにつれて、新衣装による追い風やグランドライブシナリオ及びグランドマスターズシナリオ、アオハル杯シナリオのアップデート、
無我夢中迫る影といった強力なスキルを得られるサポカの追加実装などで、
ハルウララによる有馬記念勝利御ハードル自体は下がってきてはいる。
中にはゴルシちゃんモード*21やフジキセキのショータイムモードのレベル5でクリアした強者トレーナーもいる。

そして迎えた2024年2月24日、3rdアニバ以降の4年目においては第7のシナリオ「U.A.F. Ready GO! ~アスリートのキラメキ」の実装に伴い、
更なる育成ステータスのインフレに加え、育成システムそのもののアップデートで「全てのシナリオで目標、目標外に関係なく、1位以外の際に5回まで目覚まし時計を使用可能」になったことにより、
ウララの有馬チャレンジも一発勝負ではなくなり、1度の育成中に最高6回まで挑戦できるようになったため、1年目当初に比べれば最早別次元に難易度は低下したと言えるだろう。
しかし、育成シナリオのインフレに伴い、前述のサポカのハードルは下がったとはいえ、
依然このレースが高難易度であること自体に変わりなく、数多のトレーナーがこれに挑んでは絶望に飲み込まれている。
そもそも、もう片方の因子を借りる前提でも自前で青因子合計星9&芝7以上or長距離7以上の因子がないと挑戦権すらないわけで…一応、シナリオのインフレが進んだおかげで芝D長距離Dくらいあればあとはステータスの暴力で押し切れてしまうくらいには難易度が下がったのだが、どの道因子厳選をしないと勝つことは困難。さぁ、地獄の因子周回の始まりだ!

余談だが、2023年1月27日にイベントを解放できるギャラリーキーが実装されたが、グッドエンドや温泉旅行には使用不可なのに何故かハルウララの有馬記念勝利には使用可能。
しかし、トレーナーの間ではハルウララの有馬記念勝利はギャラリーキーを使っての解放は絶対禁止という暗黙の了解が出来上がっている。

そして上述の「ハルウララがんばる」、ひょっとしたらそれすらも越えかねない更なる難関が「クラシック級の」有馬記念。
継承イベントを1回しか経由できず、そもそも育成期間もまる1年分短くなる分より難易度は高い。*22
シニア有馬のインパクトに隠れているがこちらもとんでもなく高い壁である。
しかもこちらでもグラスワンダーとスペシャルウィークは固定で出走してくる。勿論運が悪ければ上述の強敵も出走してくることも。

これだけならスケジュール上参加可能なだけの話なのだが、出走時のイベントはもちろん勝利イベントがきっちり用意されていることが判明している
シニア有馬は水先星島に過ぎず、真のラフテルはここにあったのだ。
そしてある意味案の定とも言うべきか、クラシック級有馬記念制覇……のみならずハルウララで有馬記念二連覇を達成した凄腕トレーナーまでも確認されている。
トレーナー道はハルウララの育成に始まりハルウララの育成に終わるのである。

それに比肩するものとして、2022年2月24日実装の新シナリオの実装に合わせて実装された新称号「ハルウララ全冠」がある。
取得条件は「ハルウララでG1~G3の全てのトロフィーを獲得する」というもの。
この場合、鬼門たる有馬記念の制覇だけでなく、継承1回の状態かつ1回の育成で1度しか挑めない菊花賞や、
2回目の継承を挟むがG1最長距離となる天皇賞(春)、G2だとステイヤーズステークス(芝3600m)といった、
芝長距離に適性を持つウマ娘でも普通に事故るレースに、致命的に低い適性を盛った上で制覇しなければならないのである。

だが、その全冠の過程でひょっとすると長距離よりも鬼門かもしれないレース、それが、
京都ジュニアステークス、ホープレスホープフルステークス、京成杯、ディーp…弥生賞の4レースである。
というのも、これらのレースは最初に適性を上げた(例:芝E・中距離C)状態から継承なしで挑む必要がある*23
その難易度は推して知るべし…だったのだが、先述の通り、2.5周年の新シナリオ「プロジェクトL'Arc」においては、
育成中に限り、芝と中距離の適性をAにできるため、芝の中距離の難易度が大幅に下がった。もちろん、長距離因子を積むだけで長距離重賞も難易度が下がっている。
しかし、日本ダービーとスケジュールが被っているオークスや夏合宿中にしか出られない中距離重賞などはメイクラで頑張るしかない。
とはいえ、1回の継承を挟むので継承なしのそれらよりは多少は楽。

また、「ハルウララ名手」も別ベクトルで難関とされている。
取得条件は「ハルウララのファン数を累計1億人獲得する」というもの。
前述の通りハルウララはファン数を稼ぎにくいため、1億人に達するには途轍もない時間を要するのだ。
ハルウララの場合、メイクラでもない限りは一回の育成でファン数はせいぜい10万人程度が限界であるため、
単純計算で1000回近くも育成しなければならないという修羅の道だった。*24
もちろんこれもプロジェクトL'Arcをメインに育成すればボーダーラインを大幅に下げられる

なお、地味に「未勝利戦、かつレース途中(最終直線で1着圏内)」という珍しいシチュエーションの特殊実況が用意されている。
特に未勝利戦の専用実況は現時点ではウララのみ。
普通に育成する上だとメイクデビューは普通に勝ててしまう事が多いため狙うのはやや難しいが、シチュエーションも併せて非常に胸熱な内容なので、
もし未勝利戦に突入する事があれば是非ともスキップせずに聞いておきたい。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
ハルウララがんばれ! ハルウララがんばれ!
ハルウララの初めての勝利が見えてきた!


◆野良で出走するハルウララについて

他のウマ娘の育成シナリオでも、ダートの短距離やマイルに野良で出走してくることがある…のだが、
ステータスが悲惨で人気が最も低かったり、*25短距離やマイル、挙句の果てに差しや追込すら適性外だったり、*26
マイナススキル「あきらめ癖」持ち*27だったりと、まあ散々である。
当然結果は語るまでもなく、ブービーと大差負けである。強い雑魚はそれなりによく見かけるが、逆にここまで「弱い雑魚」というのも珍しいのではないだろうか。
この性質上、「Make a new track!! ~クライマックス開幕~」で唯一、絶対にライバルウマ娘として登場しないウマ娘でもある。

その一方で、URAファイナルズのダート戦に出走するハルウララは適性が魔改造されており、ステータスも他のウマ娘と同等まで引き上げられている。あきらめ癖は据え置きだが。
特にスマートファルコンやホッコータルマエ等でダート中距離になった場合、なんと中距離適性がBとなっている。

◆関連キャラクター

史実においては(ウマ娘に登場する)どの中央競馬の馬とも接点がほぼないため、共通あるいは対になっている点による関係性が用意されている。

寮のルームメイト。
寝坊助のウララを毎朝起こしてくれる面倒見のいいおかんお嬢様。
明日こそ自分で起きてもらうつもりらしい(昨日も聞いた)。そして今夜も布団に入られる。
天然ボケで色々と緩いウララにキングがノリツッコミを入れたり、何くれとなく世話を焼くシーンも多い。
それだけに、ウララは優しくしてくれる「キングちゃん」を心から慕っており、二人でいる姿は仲の良い親子姉妹にも見える。
また、性格的にも諦めずにひた向きに努力を重ねるという点が共通する。
ルームメイト補正が働き継承相性が(他と比較すれば)いいため強いウララを育てる場合は強い彼女の育成が不可欠。

実馬は共にリファール系という共通点がある。
他には「高知県出身のハルウララ」並びに「主戦騎手の福永祐一が高知県観光特使のキングヘイロー」といった高知県繋がりか。

時に一緒にいる人も巻き込む不運や間の悪さを「自分は周りを不幸にする」と気に病んでしまうライスだが、
アクシデントや不運に巻き込まれてもそれすら楽しめるウララは、周囲を思いやれる優しい彼女を友人として慕っている。
塩と砂糖を間違えちゃったクッキーだってしょっぱくておいしいよ!
後援会の暴走の一件で元気の出ないウララをヒールとなった自身の経験も交え励ました。

なお一見同年代に見えるが、ライスは高等部所属なのでウララから見れば先輩である。
と言ってもどちらもあまり相手の年齢には拘らない性質な事もあり、互いに対等な友人として接している。
ウララが気付いてないだけ? そんな事は…あるかもしれない……

史実では「勝ったことでヒール(悪役)扱いのライスシャワー」と「負けることでスター扱いだったハルウララ」で対極となっており、それにより関係性が持たされたと思われる。

同学年の友人(クラスは違う)。
アニメ版では転校して来た彼女を最初にスぺちゃんと呼んだのはウララである。
アプリ版では選抜レースにキングと共に応援に駆け付けた。ウララの笑顔やいつも前向きな姿勢に元気をもらっている。
史実では誰のライバルにもなれなかったハルウララであったが、ウララが有馬記念の出走を決めたことを知らされた際はお互いにライパルと認め合った。

上記の通り95年組との絡みが多い中、割と貴重な96年組同士の組み合わせ。なお、ウマ娘としてはウララの後輩。
アプリ版の育成イベントでは自主練を共にしたり、「笑えば強くなれる」と教わったり、何かと絡みはある。
「勝負服のメインカラーが白とピンク」という共通点がある他、片や「勝ち過ぎて疎まれた」片や「勝てなさ過ぎて愛された」という対極の存在でもある。
キングヘイローのシニア級有馬記念と異なり、ウララの有馬記念ではエルコンドルパサー共々野良枠での出走となる。

ハルウララの とうめいのじゅつ!
こうかは ばつぐんだ!
アグネスデジタルは たおれた!

また2022年7月の「ジャパンダートダービー」公式G1イラストでは、デジタル(2000年JDD14着)が静かにウララの勝利を星空に祈っていた。
恐らく史実で年が近く(デジタルがウララの1歳下)なおかつダート適性のある同士の繋がりであると考えられる。もしくはピンク系髪色繋がりか。

地方繋がりのライバル(?)で、アニメでは度々高知・岩手対決をしている。
史実では世代も活動地域もまったく違うため当然接点は皆無…と思いきや、
実は中央重賞で勝利する前からグッズが作られるほどの人気を集めていたという局所的過ぎる共通点があったりする。
何気に最初期のアニメPVでは(まだキングヘイローがウマ娘化されていなかったのもあり)彼女らしきウマ娘と同室だったという描写があったりする。

  • 記者
キャラストーリーに登場する『月刊ウマ娘ジャーナル』の女性雑誌記者。
選抜レースでウララを見かけてファンとなった。


◆余談

実は『ウマ娘』最初期から存在していたウマ娘の一人であり、初期発表の18人の中にはラインナップされていないが、
初報PVを見るとモブに混じって「ピンク髪に赤い鉢巻が特徴的なウマ娘」がいる事がわかる。
最初期のキービジュアルにもゴルシと同じくいないと思われがちだが実はいる。
……競争能力を再現されてとんでもない勢いで離れた最後方に豆粒みたいなサイズで

また、春→桜という連想なのか、髪色や目の模様に桜の要素が取り入れられていたり、上記の勝負服では春日野さくらっぽい指ぬきグローブを装備していたりする。
ところで全く関係は無いが、ウララの主役コミカライズは「ハルウララがんばる!」、さくらの主役コミカライズは「さくらがんばる!」である。
ただし中国語表記は「春麗」である。

脚の絆創膏は馬のハルウララが裂蹄に悩まされていたことに由来する。
これが悪化して1戦休場していたが、当時の高知競馬場の経営は火の車で下手に休場したら即馬肉だったため蟻洞で蹄が腐ろうが出走させなければならず、治す時間がないという事情があった。
よく蹄葉炎*28にならなかったものである。

ちなみにモデル馬の父ニッポーテイオーは80年代マイル・中距離路線のトップとして名を馳せ天皇賞馬になるも、1988年の宝塚記念でタマモクロスに敗れ引退しているが、
ウマ娘 シンデレラグレイ』4巻第29Rではタマモクロスと宝塚記念で競い敗れたウマ娘として「アキツテイオー」なるキャラが登場。ニッポーテイオーモチーフのウマ娘説が有力視されている。*29



ワクワクいっぱいの追記・修正、お願いするよー!!

この項目が面白かったなら……\うっららー☆/


最終更新:2025年04月19日 11:02

*1 ついでに鉢巻の色が赤いのもメンコに赤いラインが入っていた事を反映したものと思われる。

*2 エルコンドルパサーが1着で合格、スペシャルウィークは2着。ハルウララが何着かは描写が無いが、恐らくは最下位。

*3 現在はYouTubeやニコニコ動画のウマ娘公式チャンネルでも聞くことができる。

*4 元ウマはアイドル的な人気とは裏腹に、レース外では気性難の気があった。特に幼少期が顕著で、「ハルウララ」という名前も「せめて名前だけは優しいものに」というのが由来。

*5 ☆3「初うらら♪さくさくら」限定。

*6 今でこそスマートファルコンやアグネスデジタルらがいるが、アプリリリース直後は初期ダートA持ちがウララだけだった。

*7 実際の勝負服が騎手ごとであり、馬主単位での勝負服が存在しない。

*8 一応意匠は大きく違うが、体操服には変わりない

*9 「レース序盤にコース取りが上手くなる」という効果のスキルだが、この「コース取りが上手くなる」の部分が問題。この効果は簡単にいえば「左右どちらかに移動する」というものなのだが、「ポジションセンス」とその進化である「注目の踊り子」はその方向がなんと内側固定。後方脚質のウマ娘は序盤に内側に入ってしまうとバ群に飲まれやすくなるため、取らない方が安定するという罠なのである。

*10 100人を超える育成ウマ娘の中で、ダートB以上のウマ娘は10人前後と1割ちょっとくらいしかいない。

*11 仮にバ場、距離適性がGの、スピード・パワーにAのステータスを持つウマ娘と、バ場、距離適性がAの、ステータスオールGのウマ娘が対戦した場合、後者が大差を付けて勝つ。

*12 レベルを上げるためには、シニア級のバレンタインやファン感謝祭、クリスマスのイベント発生時に多くのファンを獲得している必要がある。

*13 連続出走ペナも何度か織り込まなければならないほど過密。しかしリアルウララはもっと過密だった。

*14 ステータスを上げる因子

*15 白因子だがステータス補正がとても高い

*16 現在実装されているレースで最もファンを獲得できるのはジャパンC、有馬記念、URAファイナルズ決勝、TSC最終レースの3万人。ファン数ボーナスにもよるが、使用した状態で勝利すれば8万人以上、理論値9.9万人獲得できる。

*17 ただし後述のイベントは見られない

*18 従来シナリオ以上にスキルヒントと友情トレの早期発生が重要視されるため、スキル無し且つ初期絆ゼロのウララには逆風

*19 さらに言えば、わざわざ虹色蹄鉄にしたからにはそれをさらにガチャチケット等に変換・使用したことはほぼ確実なので、「砕いたメリットをしっかり活用しておいて、評価が上がったら再配布を求める」という姿勢を「(虹の解放結晶という別の限界突破手段もあるのに)虫が良すぎないか」と指摘する声もある。

*20 タイキシャトルはダート適性がCに下げられている

*21 ゴールデンウィーク中に期間限定で解禁された特殊モード。レースで敵が強くなるが、育成後成績に応じて高額のマニーが貰える。育成するウマ娘自身には特にプラスされる要素は無い。

*22 挑んでみれば分かるのだが、クラシック級有馬記念に出走する為の「累計ファン数25000人」という壁が非常に曲者で、普通にプレイしているとクラシック級有馬記念には『そもそも出走することができない』のである。一気にファン数を増やそうと直前のチャンピオンズカップに挑むも1着になれない、かといってファン数やスキルポイントを稼ぐためにレース出走を増やすと今度は基本能力が不足する……というジレンマが待ち受ける。

*23 特にホープフルSはG1であるため、相当な上振れを引かないとまず勝てなかった

*24 TP換算で30000TPも必要。タフネス30が1000個分。ジュエルで回復しようとすると10000ジュエルも必要となる。

*25 シニア級のダートG1であるフェブラリーSを例に挙げると、ハルウララのみ、根性以外のステータスがジュニア級G3のモブウマ娘並みの低さ

*26 短距離E、マイルG、差しG、追込E

*27 最終直線で最後方付近にいると少しあきらめてしまいがちになる

*28 下手すれば予後不良級の蹄の病気

*29 『ハルウララがんばる!』で思いっきり「父ニッポーテイオー」って書かれてるが、当時はまだウマ娘の路線自体が固まっていなかった時期なので仕方ない