戦隊大失格

登録日:2022/12/14 Wed 00:02:23
更新日:2024/12/16 Mon 15:32:06
所要時間:約 53 分で読めます





今度の5人は、戦隊ヒーロー!?

“正義が勝つ”なんて誰が決めた!!?

『戦隊大失格』とは、週刊少年マガジンで連載中の漫画
作者は『五等分の花嫁』の春場ねぎ。2021年10号から連載を開始。
20年10月27日にタイトルを伏せた状態でアシスタントを募集。同年12月23日に連載開始の告知、21年1月28日にPVが配信された。


◇概要

スーパーヒーローを題材にしつつも、それに蹂躙される悪の組織の戦闘員を主人公にして、様々な視点から「正義」の在り方を問う漫画。
タイトルからも分かる通り、元ネタはスーパー戦隊シリーズ

…という触れ込みで連載が始まったが、実際のところこうした要素は表向きの意味合いが強く、
実態はむしろヒーローの皮を被った悪人と根っからの悪人の潰し合いを描く、クズ対クズの抗争劇であり、アンチヒーローモノというよりはマガジンの得意とするヤンキー・アウトロー系漫画に近い。
そのため登場人物の大半は何かしら人格面に問題点や危うさを抱えており、「共感できるキャラ」を期待して読むと平手打ちを喰らわされることとなる。
本作がこのような内容になったのは本人曰く「ラブコメのストックは使い果たしたため」とのこと。

こうした内容ややけに読みづらいテロップ演出*1から、比較的広範な層からの支持を獲得した『五等分の花嫁』と比べるとかなり極端に好き嫌いの分かれる漫画であり、「『五等分』は好きだけど『大失格』はちょっと…」という意見も少なくない。
しかし、一方でそうした強烈な作風に魅せられた熱狂的なファンも一定数獲得しており、比較的打ち切られにくいマガジン連載という環境も相まって既に連載期間は『五等分の花嫁』を上回っている。

本作と『五等分の花嫁』に世界観における明確な繋がりはないが、アプリゲーム『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』でのコラボイベントや、
アニメイトによるグッズ展開などが行われた他、講談社の運用する公式Twitterアカウントも同作との共用となっている。

海外でも展開されており、英題は「Go! Go! Loser Ranger!」*2

2022年12月にアニメ化が発表され、2024年4月から6月までTBS系で放送。第2期の制作も決定している。
監督は「TIGER&BUNNY」のさとうけいいちで、アニメーション制作はYOSTAR PICTURESが担当する。
放送時間はなんと日曜の16:30と、本家スーパー戦隊の放送から半日と経たない時間帯となった。
さとう監督を始め、スタッフ・キャストの中に本家スーパー戦隊に携わった人物が多いのも特徴。ちなみにサブタイトルは歴代戦隊の主題歌が元ネタになっている*3
当初、サブスクリプションサービスにおいてはDisney+の独占配信となっていたが、流石にこれでは話題性が弱いと判断されたか、ニコニコ動画やAmazonプライムビデオでも有料(第一話のみ無料)配信が行われ、YouTubeでも期間限定の公式無料配信(1~3話、4話、5~8話、9~12話)が行われた。

◇あらすじ

13年前、突如1万メートル上空に出現した巨大な浮遊城。そこから現れた怪人達は人類への侵略を開始した。
毎週日曜日に地上に現れる怪人だったが、正義の味方である竜神戦隊(りゅうじんせんたい)ドラゴンキーパーにより撃退されていた。
人類を攻め続ける怪人達と、人類を守るドラゴンキーパーの戦いは今週も続く。

……しかし、人々は知る由もなかった。
戦いは開戦からわずか1年で終結しており、今行われている戦いはただのやらせであることを……。

◇用語

日曜決戦(にちようけっせん)

毎週日曜日に行われている大戦隊と怪人の戦い。
第1話にて999回目*4を迎えた。
浮遊城から現れる怪人幹部(正体は戦闘員が変身した偽者)とドラゴンキーパーが戦う。
しかし、その実態はドラゴンキーパーと戦闘員による八百長試合。
実力差は完全に開いており、一方的な虐殺レベルである(一応、ドラゴンキーパー側が狼狽えたり、攻撃されたり―――という展開はあるものの全くの無傷であることからもそれがうかがえる)。
その様子はテレビ中継もされ、町の名物と化している。*5

大戦隊(だいせんたい)

ドラゴンキーパーの属する組織。怪人討伐のほか、清掃や警備、トラブル解決などの任務にあたっている。
専門分野の異なる五つの部隊があり、各部隊のトップ6には上から順に正一位(しょういちい)従一位(じゅいちい)正二位(しょうにい)従二位(じゅにい)正三位(しょうさんみ)従三位(じゅさんみ)という、公家のそれに因んだ位階が与えられる*6

正隊員ではない候補生は「パイロンの巣」と呼ばれる施設で訓練を受け、最終試験に合格すれば適性に応じていずれかの部隊に配属される。
また、「直会(なおらい)」と呼ばれる正一位のみが集まる会合を行っている。*7
なお、元ネタであるスーパー戦隊シリーズにも大戦隊ゴーグルファイブという作品が実在する。
東映が取得している商標は「大戦隊ゴーグルファイブ」だけで「大戦隊」は登録されていないため、少なくとも法的には全く問題ないのだが、この点については「リサーチ不足」という批判も見受けられる。

  • 竜神戦隊(りゅうじんせんたい)ドラゴンキーパー
人類の守護者にして人々の憧れともいえる存在。
レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ピンクの5人で構成されており、大戦隊各部隊の正一位が務めている。
マントが付いたスーツとグリーン以外は口元が開いているマスクを着用している(グリーンはフルフェイスタイプ)。
普段は車椅子を使用しているピンクがスーツを着ることで自由に歩けることから、スーツあるいは神具から何かしらの力が働いていると思われる。
また、これを模したレプリカのスーツ一式もあるが、ただの服なのでレッド曰く「蒸れる」らしい。


  • レッド部隊
怪人討伐専門。対怪人の前線に立つ。
大戦隊の中でも花形とされており、隊員は血気盛んなメンツが殆ど。
隊員はダスターしか相手に出来ないがその恐怖はダスターたちにしっかりと刻み込まれている。

  • ブルー部隊
管理育成専門。隊員の育成などを行う。
Dと錫切に神具が奪われた後、浮遊城に駐屯地を作り戦闘員への監視を強める。

  • イエロー部隊
研究開発専門。
隊員数は1000人ほどで全部隊中一番の大所帯だが、錫切曰く「皆引きこもり」らしく顔を出すことは少なく、イエローキーパーと錫切も全員は把握していない。
ドラゴンキーパーの変身システムから日曜決戦用の神具(玩具)の開発も行っている。

  • ピンク部隊
後方支援専門。隊員のケアや情報操作などを行う。
この情報操作の範囲は一般人のみならず、一部隊員にも適用されている。

  • グリーン部隊
近隣の治安維持が主な仕事。
「大戦隊のお荷物部隊」などと揶揄されることもある。

  • 候補生最終試験
隊員候補生達が正隊員に昇格するために合格しなければならない試験。1日30分ずつ、3日間にわたって行われる。
2人ずつ得意分野に応じた5色の組に分かれ、怪人役の正隊員5人が持っている鍵の中から自分と同じ色の鍵を入手すればいい。*8
この試験の本質は「参加者は10名いるのに鍵が5本しかない=合格できるのは5名のみ」という点からドラゴンキーパーのように5人組を作り連携することにある。
いわば「日曜決戦の再現」ともいえる裏のルールがあり、如何に早く5人組を作るかを試されている。
試験官全員が敗れても、試験終了まで候補生同士で鍵を奪い合うことになる。

神具

ドラゴンキーパーが所有する変身アイテム兼武器。「〇〇、変身」の掛け声でスーツ一式が自動的に装着される。
「開戦」から一年で開発された不死身の怪人を唯一殺せる武器であり、大戦隊の切り札
いずれも共通してダークファンタジー作品にでも登場しそうな、おおよそ戦隊ヒーローの武器には見えない禍々しいデザインが特徴。
日曜決戦ではいかにも戦隊っぽいというかモロにスーパー気力バズーカをパロったデザインの「ドラゴンブラスター」が用いられているが、こちらはレプリカであり、本物はいざというときにしか使われない。
それぞれに専用のカートリッジが存在し、それをセットすることで様々な能力を扱える。
また各部隊の位階持ちの隊員は神具レプリカを所有しており、ドラゴンキーパーからカートリッジを一人につき一つ貸し出されている。
本物・レプリカ共に、バリアを張る機能が備わっており、威力の低い攻撃なら簡単に防ぐことができる。
神具名は竜の名、大半の能力名は日本神話にちなむ。

  • 赤竜(せきりゅう)サラマンドラ
レッドキーパーの持つ刀型の神具。Dの捨て身の作戦で奪われた。

  • 青竜(せいりゅう)レヴィアタン
ブルーキーパーの持つ槍型の神具。水に関連した能力を持つ。

  • 黄竜(こうりゅう)ヨルムンガンド
イエローキーパーの持つ弓型の神具。

  • 桃竜(とうりゅう)ナーガ
ピンクキーパーの持つ靴型の神具。

  • 緑竜(りょくりゅう)ファーヴニル
グリーンキーパーの持つハンマー型の神具。

  • ドラゴンガジェット
一般隊員に支給される汎用武器。神具レプリカにも性能は劣るが、対怪人用に作られており戦闘員相手なら有効。
ソードフォルムガンフォルムの二種類に変形できる。子供向けの玩具も販売されている。
また、燃費が非常に悪いが幹部にも通用するエネルギーの刃を形成する「バーストフォルム」も存在する。

悪の怪人軍団

巨大浮遊城を拠点とし、世界征服を目論む怪人達。正式な組織名は不明。
13年前から大戦隊と戦い続けているが、実際は戦争開始から1年後に幹部2名が倒されたことで他の幹部達は雲隠れし、浮遊城は大戦隊に制圧され残った戦闘員は八百長を強いられている。

  • 戦闘員
幹部達が自分達の手駒として創り出した兵士。通称「ダスター」。
名前はなく、両袖についているAからZのアルファベットで区別している。
身体能力は高くないが、神具以外では殺せない不死の肉体と様々なものに変身する能力を持つ(何に変身するのが得意かは個体によって異なる)。
幹部達の失踪後、残った戦闘員の一部は幹部に習って地上へ向かった。
日曜決戦のために大戦隊側から動物図鑑などの資料を貸し出されたり、配給されたお堅い映画を見たりと一定の知識は備えている。*9

  • 幹部
怪人達の幹部。日曜決戦用に戦闘員が変身したものとは違う。
幹部だけあって戦闘力は高く、単体の従一位であれば簡単に返り討ちにして見せ、入念な準備さえすればドラゴンキーパーとも互角に渡り合える。
しかし、戦闘員とは違い、怪人同士の同士討ちで死亡したりと何故か神具以外の攻撃も普通に通じているような描写がある。
元々は十二支を司る12人の幹部がいたが、内「(ねずみ)」「(うし)」「(とら)」「(たつ)」「(ひつじ)」「(いぬ)」「(いのしし)」の7人は本編前に大戦隊に討伐されている。
残っている幹部は地上で身を隠しつつ、大戦隊への反撃の機会をうかがっている。
その目的は大戦隊にとってのラスボス「大怪人デスメシア」の復活である。
また、一部の幹部は人間社会に潜むため共通して「人間の皮を被って」擬態する能力を持っている様子。

  • 怪獣
第73話で出現し、続く第74話で名前が明らかになった謎の白い怪物。
知性はないが力は強く、討伐に赴いた大戦隊から死傷者が出るほど。
見た目は細身であったり手のひら大より少し大きい程度であったりと個体差があり、
中でも口が縦に割れて眼が付いている個体はドラゴンガジェットの攻撃を弾く防御力を持ち、口からレーザーを吐くなど強敵。
まだ謎が多く大戦隊も調査を進めている。
戦闘員などの他の怪人とは違い、通常の物理攻撃が通じている描写があるが…?

怪人保護協会

怪人の人権を訴え、大戦隊へのデモを繰り返している薄久保薬師を中心とした市民団体。

◇登場人物

◆主要人物

戦闘員D

「俺たちは怪人だ!邪魔者は倒す!大戦隊も倒す!」

CV:小林裕介
本作の主人公。通常の戦闘員姿のほかに黒髪の青年姿へ擬態している。
大戦隊に勝つことを未だ諦めておらず、怪人のモチーフにもこだわりを見せる。
人間に対しても敵視・軽蔑の態度を隠そうともしていないが、所詮は戦闘員なので志に伴う実力はなく、頭もあまりいいとは言えない。
それでいて性格も尊大かつ粗暴なため、人望や求心力の類はほぼ皆無であり、戦闘員達の間でも「意識高い系」と冷笑の的になっている。
主人公だけあって「敵も味方もクズだらけ」という本作の特色を非常にストレートに体現したキャラであり、アニメ版のさとう監督からは「先生がいないホームルームで背伸びして斜に構えた意見を出すイキった中学生」と評されている。
大戦隊に勝つために戦隊内に潜入。そこで日々輝と錫切の「地雷」2人から協力を持ち掛けられ、考えた末に彼らの提案に乗る。
碧流との交戦中に擬態で日々輝と入れ替わり、以後は桜間日々輝として大戦隊内で活動しつつ打倒ドラゴンキーパーを狙う。

最終試験ではレッド組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
試験に乱入してきた幹部ペルトロラが自分達戦闘員を道具としてしか見ていなかったことから、幹部も標的に据える。
最終試験では無事合格し、グリーン部隊に配属された。

グリーン部隊配属後もドラゴンキーパー殺害を虎視眈々と狙っているが、本人が大雑把なことに加え、特性を熟知していないことから失敗することが多い。
戦保怪戦では「大戦隊の桜間日々輝」「怪人保護協会の戦闘員D」どちらの未来図にも納得がいかなかったが特撮版レッドキーパーの言葉を受けて、それらを切り捨て自分のためだけに暴れまわることを決めた。

中の人はアニメ化の2年前に女幹部と相思相愛な戦隊っぽい組織のレッドを演じていた。

桜間日々輝(さくらまひびき)

「共に作りましょう 人も怪人も等しく生きられる社会を さあ 僕と共に大戦隊を正していこう」

CV:梶田大嗣
大戦隊の候補生。
両親を幹部ペルトロラに殺害され、先代ブルーキーパー・青嶋理久人(あおしまりくと)に救われ彼の経営する孤児院で育った。
元々正義感の強い性格で、両親の言いつけを正義としてよく守っていたが、一方で両親が野蛮として嫌っていた大戦隊に密かに憧れていた。
しかし平和主義者の両親が怪人の保護を訴えていく過程でおかしくなっていき、宗教に傾倒した末にペルトロラに殺害されたことから何を信じればいいのかわからなくなる。
大戦隊加入後も日曜決戦の真相を知り、それをマスコミにリークしようとするが何者かに襲撃され大戦隊の腐敗を痛感。
悩みぬいた末に自分の正義を貫くと決め、大戦隊に潜入していたDの正体を見抜いて協力を持ち掛ける。
そしてDと碧流の交戦中に上手くDと入れ替わり、その後は独自に行動を開始する。

錫切夢子(すずきりゆめこ)

「手を組もう 私とキミで それでさ 一緒に大戦隊ぶっ潰そうよ」

CV:矢野優美華
イエロー部隊従一位の女性。リモコン型の神具レプリカと『月読命』のカートリッジを持つ。
甘酸っぱい青春ドラマが好きで「勝ちが確定しているメインヒロインより、サブヒロインを応援したくなる」という理由から大戦隊を潰そうとしており、変身して大戦隊に潜入していたDの正体を見抜いて接触。協力を持ち掛ける。*13
大戦隊を瓦解させるには神具を奪ってドラゴンキーパーを潰すのが手っ取り早いとDに教え、Dが奪った神具を回収する。

◆大戦隊

レッド部隊

  • レッドキーパー/赤刎創星(あかばねそうせい)
CV:中村悠一
レッド部隊正一位。現大戦隊リーダー。樹液でもさすらいの重力王子でもない。
表向きは人当たりがいいため「理想の上司ランキング」10年連続1位に選ばれるほど市民からは大人気だが、裏では応援してくれている子供達を嫌い、自身の“正義”に酔う独善的なナルシスト。*14
戦闘員Dとの最初の戦いで追い詰めるもDの擬態を使った戦法に翻弄され、神具を奪われてしまった。
だが、戦闘力自体は圧倒的で自分の気に障れば「自分の失態を暴こうとしてきたから」「(故意でないにも関わらず)自分にお茶をかけたから」という理由で仲間である従一位ですら平気で殺し、その死体のそばで平然と食事するイカレた人物。*15
また神具を失った彼を「みんなでやっちまおう」という翡翠の提案にグリーンキーパーは「それができたら苦労しない」と言っている。

  • 緋村仁(ひむらじん)
CV:宮瀬尚也
レッド部隊従一位。
さわやかな好青年で市民からの人気も高いが、野心家で錫切曰く「(神具の情報を流して)レッドキーパーの座を狙ってるのかな」
赤刎が神具を盗まれた件を糾弾しレッドキーパーの座を奪おうとするも、圧倒的な実力差の前に殺害される。

  • 小豆大粒(あずきだいりゅう)
緋村の死後、従一位代理を務めていたゴーグルをかけた青年。
「朱鷺田の顔が敵顔過ぎて視聴者が混乱する」という理由で従一位代理に選ばれ直会に呼ばれており、幹部が生存していることは全く知らされていなかった。
会議中に躓いてレッドキーパーにお茶をかけてしまったため殺害された。

  • 梅沢松竹(うめざわしょうちく)
緋村・大粒に続く新たな従一位代理を務める顔に傷の入った角刈りの男性。
大戦隊・保護協会の会談の司会を務める。

  • 紅倭(べにやまと)
レッド部隊正二位。鉢巻を巻いたスキンヘッドの男。
翡翠曰く「目を合わせると勝負を仕掛けられる」らしい。
高校時代全日本剣道選手権で優勝するも、「俺はこんなもんじゃない」「俺の強さを誰か知ってくれ!」ともっと強い相手と戦うことを望んでいた。
天ノ川中央動物園での怪獣調査の際に未知の幹部や新種の怪獣と戦い、善戦するが敗北。
「ほらね 俺はこれくらいできるんだ」と言い満足げに死亡した。

  • 朱鷺田隼(ときたしゅん)
CV:吉野裕行
レッド部隊正三位。パンダみたいなメイクをしたガラの悪い男。理久人の孤児院出身で、日々輝とは幼なじみ。
ライフル型の神具レプリカと『八岐大蛇』のカートリッジを持つ。
実力は高く若手のホープと呼ばれており、正三位だが従一位達に交じって試験官をしていたりピンクキーパーから従一位代理にうってつけと評価されたりしている。
赤の神具を奪うべく大戦隊基地に乗り込んだDと対面し、一時は追い込むものの不意打ちを食らい顔面骨折の重傷を負ってしまう。
そのDに奪われた赤の神具カートリッジを錫切から渡されたため錫切の裏切りも把握しているが、彼女から「キミの目的の為にもソレ(赤の神具のカートリッジ)あったほうがいいんじゃない?」と返されたため黙認している。

  • 薔薇木噴牙(ばらきふんが)
レッド部隊従三位。傷だらけの顔に巨躯、噴火したかのような髪を持つ大男。
この手のキャラにありがちな寡黙なタイプではない。
朱鷺田のサポートに回りながらも剣の一振りで階段を破壊する腕力の持ち主。

ブルー部隊

  • ブルーキーパー/青嶋庄吾(あおしましょうご)
CV:井上剛
ブルー部隊正一位。監督繋がりだが去り際に「ありがとう!そしてありがとう!」とは言わない。
粗暴な性格だが根は人のいい人物。口が悪すぎるため、藍染のアドバイスで人前では無口キャラを装っている。
先代ブルーキーパー・青嶋理久人の経営する孤児院の卒業生で、18歳の頃は施設を存続させるために犯罪に手を染めて金を稼いでいた。
しかし怪人が擬態していた神谷(かみや)という男に裏切られ、仲間達が無実の罪で逮捕されてしまう。
以前窃盗を行った際に交戦した赤刎に気に入られていたため、彼の誘いを受け復讐のために大戦隊に入り、負傷した理久人の跡を継ぎブルーキーパーとなった。
最終試験中にペルトロラにやられた藍染を見つけ、仇を取るべくペルトロラに挑む。
苦戦しつつも仲間達への思いを胸にペルトロラを下すが、そこにDが出現する。
「ここでDを殺らないと幹部以上に面倒なことになる気がする」としてDと戦う。

  • 蒼馬圭介(そうまけいすけ)
ブルー部隊従一位。理由は不明だが現在は藍染を代理にして大戦隊を離れている。

  • 藍染小町(あいぞめこまち)
CV:長江里加
ブルー部隊従一位代理。小柄な女性。ブルーキーパーを含め誰に対してもちゃん付けする。
拳銃型の神具レプリカと『海坊主』のカートリッジを持つ。

  • 紺野(こんの)
CV:斉藤隼一
ブルー部隊正二位。候補生の教官を務める。
液体を固定する神具レプリカを持つ。

  • 瑠璃真太(るりしんた)
ブルー部隊正三位。口数の少ない青年。
大戦隊の決定に異を唱えた戦闘員を容赦なく殴りつける冷酷な性格。

  • 碧流亜乱(へきるあらん)
CV:小野賢章
ブルー部隊従三位。ネガティブ思考で常にオドオドしている。
「人との縁」を極端に神聖視しており、「絆の力」たる神具レプリカを振るうことに喜びを覚える。
大鎌形の神具レプリカと『闇御津羽神』のカートリッジを持つ。
腕力は何とちょっとした刺激ですぐに崩れてしまう戦闘員の肉体すら全く崩せないほどに貧弱。*16
ブルーキーパーの命でDを探すうちに怪しい痕跡を発見、追跡しDを見つけて交戦、圧倒する。
しかし日々輝の立てた作戦に引っ掛かり、日々輝に化けたDを大戦隊に連れてきてしまった。

  • 孔雀(くじゃく)
階位不明。髪の毛の真ん中ともみあげを染めている女性隊員。

イエロー部隊

  • イエローキーパー/黄理谷真夜(きりたにしんや)
CV:小野賢章
イエロー部隊正一位。常に人を喰ったような態度でいる。
変身を解除する理由もないし、どんな急襲にも対応できるし、重い神具を持ち歩く必要もないから」という理由で常に変身したままでいる。*17
錫切の暗躍を知っていて黙認している模様。

  • 山吹茜(やまぶきあかね)
イエロー部隊正二位。目隠しをした女性。
紹介ビデオでイエロー部隊の職務内容について紹介している。
頭脳は優秀だが戦闘はからっきしの運動音痴で茶畑からも「なぜパイロンの巣を合格できたのか謎だ」と言われるほど。

  • 茶畑渚(ちゃばたけなぎさ)
イエロー部隊正三位。栗のような髪型が特徴的な男性隊員。「謎だ」が口癖。
ややぽっちゃり気味だが動きは抜群でマガティアの作り出したギミックを手早く攻略するほど。
使用する神具レプリカは棍棒型で「火雷大神」のカートリッジを所有する。

  • ウィンディ
桜間(D)達と同時期に大戦隊隊員となった少年。目に星のハイライトが入っている。
ノリが軽くフレンドリーな性格で初対面の相手にも、イエローキーパーにすらもグイグイいく。
かのんやアンジェリカから「どこかで見たことがある」と言われている。

ピンク部隊

  • ピンクキーパー/桜間世々良(さくらませせら)
CV:M・A・O
ピンク部隊正一位。日々輝の姉で、彼女も理久人の孤児院で育った。声優がM・A・Oさんの戦隊ピンクだがスピードスターを名乗ったりはしない。
かつては陸上選手だったが、ペルトロラに両親を殺された際に両足が不随になり、以後は車椅子で生活している。変身中は足が普通に使える。
大のブラコンで、弟が反発しても成長しても何しても喜ぶ。ただし弟に化けた戦闘員Dのことは見抜けなかった。
逆に弟以外の部隊員の犠牲に対しては「有象無象」扱いするなど差は激しい。
そんな彼女の中の人はアニメ化の2年前に女幹部の飼い猫の心の声を演じていた。

  • 撫子益荒男(なでしこますらお)
CV:立木文彦
ピンク部隊従一位。マッチョな男性で、その見た目に違わぬパワーファイター。
怪獣を絞め殺すほどの怪力を持ち、首への攻撃を胸鎖乳突筋ガードで防ぐほど。
杖型の神具レプリカと『天照大神』のカートリッジを持つ。

  • 萩野乃愛(はぎののあ)
ピンク部隊正三位。右頬にハートのタトゥーを入れた女性。常に淡々とした口調で話す。
隊員専用の焼き肉屋を経営している。錫切を毛嫌いしている。

グリーン部隊

  • グリーンキーパー
CV:鳥海浩輔
グリーン部隊正一位。
ガサツな性格のパワーファイターで、細かいことは考えず敵の特殊能力も力技で突破する。
他の4人と違って本名や素顔は公表されておらず大戦隊内でも知る者が少ない。
メンバーで唯一スーツの口元が露出していない。

  • 翡翠(ひすい)かのん
CV:和氣あず未
グリーン部隊従一位。スーツの上にセーラー服を着た女子高生。
口が悪くグリーンキーパーにすら暴言を吐くが、仲間想いな性格。
マスク型の神具レプリカと『保食神』のカートリッジを持つ。
飲み込んだ物を保持できる能力を持っており、含み針を仕込んでいる。

  • 常盤奏(ときわかなで)
グリーン部隊正二位。女性。
盾のついたグローブ型神具レプリカと『大国主神』のカートリッジを持つ。

候補生

  • 来栖大和(くるすやまと)
CV:逢坂良太
軟派な性格の青年。
昔からイケメンだったうえに努力せずとも足が速くモテていたが、やがて努力する者にかなわなくなり、ただチャラいだけの奴になってしまいモテなくなった。
女の子にモテたくて大戦隊に入るが、試験の最中考えが変わり「ドラゴンキーパーになって自分自身の魅力を世の女性に伝え、ハーレムを作る」に目標を変更した。
試験ではイエロー組になり、落ちこぼれチームの一員となる。

  • 浦部永玄(うらべえいげん)
CV:山下誠一郎
キレ目の青年。日々輝をライバル視している。
幼い弟妹達を守るために大戦隊に入った。
試験ではブルー組になり、エリートチームの一員となる。

  • 小熊蘭丸(こぐまらんまる)
CV:野津山幸宏
浦部の幼なじみでよく行動を共にする。17歳。
試験ではブルー組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
元々機械いじりが好きで試験会場のアラームに細工を施して奇策を展開するなどイエロー部隊向き。
しかし、試験二日目終了後にペルトロラに追い詰められる藍染を目撃し、彼女を逃がすためペルトロラに立ち向かい……。

  • 石川宗次郎(いしかわそうじろう)
CV:濱野大輝
30歳。翡翠が幼い頃から大戦隊で候補生をしていたベテラン。
試験ではグリーン組になり、エリートチームの一員となる。

  • 七宝司(しっぽうつかさ)
CV:清水優譲
ドラゴンガジェットを生身で受け止め素手で握りつぶすほどの凄まじい筋力を誇るが、物凄い馬鹿。
筋肉は裏切らないと豪語し筋トレは欠かさない。
試験ではピンク組になり、落ちこぼれチームの一員となる。

  • 雪野(ゆきの)アンジェリカ
CV:鬼頭明里
効率厨で高飛車な性格の女性。
昔から自分でも認めるほど性格が悪く孤立しており、みんなの憧れの存在になれたらすべてを取り戻せると考え大戦隊に入った。
試験ではイエロー組になり、エリートチームの一員となる。

  • 薄久保天使(うすくぼえんじぇる)
CV:三上枝織
引っ込み思案な性格の女性。しかし内には確かな芯を持つ。
試験ではグリーン組になり、落ちこぼれチームの一員となる。

  • 明林恋蓮(あけばやしれんれん)
CV:黒沢ともよ
イマドキの娘らしい性格の女性。勘が鋭い。
試験ではピンク組になり、優等生チームの一員となる。

  • 獅音海(しおんかい)
CV:小野友樹
色黒の青年。大戦隊員だった兄・(りく)を幹部に殺されたため、怪人を強く憎んでいる。
試験ではレッド組になり、優等生チームの一員となる。

◆悪の怪人軍団

幹部

  • 大怪人(だいかいじん)デスメシア
幹部達が復活させようとしている怪人軍団の最終兵器。大戦隊にとってのラスボス。
戦争1年目にデスメシアの復活を止めていなければ、戦況が真逆になっていたどころか人類が消滅していたかもしれないというほどの圧倒的な力の持ち主で、ドラゴンキーパーですら復活を何としても阻止しようとしている。

  • (とり)」のペルトロラ
CV:大塚芳忠
天使のような羽を持つ幹部。日々輝の両親を殺した張本人。
初登場時は黒い円柱を模した顔のデザインで第39話では大木に、続く第40話で鳥の頭部を模した仮面をつけた姿となった。
パイロンの巣に潜入して大樹のような姿に成長しており、生った果実を全て自身の「本体」に成長させていた。
一体一体が従一位でも苦戦するほど強いうえに全てが本体なので一体でも残っていれば生き延びられる。
自らを神と称し、争いを続ける大戦隊を愚かと蔑むが、死を救いと称して自分と意見の異なる者を次々と殺してきた傲慢な性格。
戦闘員に対しても表面的には優しく接するがその実道具としか思っていない。とはいえXXはそれすらも承知の上で付き従っている模様。
最終試験の最中にXXからの救難信号を受けてパイロンの巣に侵入、多数の分裂体を生み出し候補生や従一位と交戦する。
さらにブルーキーパーとも交戦、物量で苦戦させるが仲間達への想いで奮起したブルーキーパーに敗れる。

  • (へび)」のマガティア
蛇を擬人化したような姿の幹部。高度な幻術を操り、これまで対峙した大戦隊隊員達を次々と洗脳、あるいは廃人化させてきた。
争いを悪として大戦隊を非難するが、自身は他者を洗脳して操っている。
かつてドラゴンキーパーとの交戦時に戦闘員を足止めに使い、戦闘員ごとドラゴンキーパーを爆破するという方法を行おうとした。
「ウロボロス」という集団を作り、とある廃校を拠点にして現実に不満を持つ子供達を集め学校を作っていた。

  • (うま)」のフワリポン
スーツを着て、ズタ袋のような覆面を被った幹部。動画サイトにて日曜決戦の実態を告発した。
さらに天ノ川中央動物園に怪獣を解き放って討伐に赴いたレッド部隊にかなりの被害を出す。
そしてそれが自分の仕業であることを新たな動画で明かし、大戦隊が解散されなければ再度怪獣を解き放つと脅迫する。
しかしやらかした事件と不気味な外見とは裏腹に、なんと世間からは「フワ君」という愛称で呼ばれる人気配信者としての顔も持っている。
怪人としての能力は首を失った人間の死体を影のようなもので乗っ取り、意のままに操るというもの。この死体の戦士は頭部の破壊によりリミッターが外れているため、通常より戦闘力が大きく引き上げられている。
また、武器を所持していない元戦隊員程度であれば即座に首を引きちぎり瞬殺出来るほどの力を持つ。

  • (さる)」のチャコブル
  • (うさぎ)」のヤケコカブ
物語開始時点で生き残っている幹部の2人。
他者に命令することでその通りの現象を起こす能力と、輪のようなゲートを使用した空間移動の能力を待つ。
前者の能力は「立たざる」と言えば動きが封じられ、「見ざる」と言えば敵の視覚を奪い、
後者の能力は数百人を一気に移動させることも可能だったりと戦闘・サポート両方の面で非常に凶悪。
2体とも戦保怪戦が始まるまで姿を見せておらず、代わりに大戦隊ですら存在を知らない謎の幹部が各地で出没していたが…?

過去に討伐された幹部

  • ユリメリダ
薬師に寄り添っている写真から姿と名前だけが明らかになっている幹部。
司る干支は不明。

  • (とら)」のアンデレガ
CV:蒼谷和樹
フードを被った鋭い爪とタコのような触手を持つ幹部。
13年前、ブルーキーパーになる前の青嶋らに現金強奪の仕事を与えていたが警察に売り飛ばした。
その後は先代の後を継いだ青嶋に討たれる。
自らに踏み込んだ「害悪」を全て跳ね返す絶対防御のカウンター能力を有している。
単純な直接戦闘ではほとんど無敵を誇るが、唯一の弱点としてアンデレガ本人を直接狙わない攻撃には能力が働かず、攻撃をそのまま受けてしまう弱点がある。

  • トドマスク
長大な牙を持った幹部。保護協会の建物ほどの大きさで、作中に登場する怪人の中では最大級の巨体を持つ。
時期は不明ながら既にグリーンキーパーによって討伐済みで、怪人化薬に生成され音呼に使用された。
司る干支は不明。

  • (ひつじ)」のエメマタイ
CV.江越彬紀
ファーコートのような毛に覆われた姿の幹部。
戦闘員を見下す者が多い幹部にしては珍しく、戦闘員を対等な仲間として扱って優しく接するような様子があり、
幹部を「イカれた幹部の連中」として嫌っているDからも「少しはまともなやつ」と評されている。
彼の「この星を取り返し、自由に生きよう」という言葉はDの心に刻まれている。

戦闘員

  • 戦闘員A
CV:石谷春貴
浮遊城の戦闘員の一人。
戦闘員の中ではリーダー格で、怪人のデザインに関して容赦なく意見を述べる。

  • 戦闘員F
CV:坂泰斗
浮遊城の戦闘員の一人。他の戦闘員よりちょっと太っている。
Dを探しに地上に降りるが、協定違反としてレッドキーパーに殺害される。

  • 戦闘員Z
浮遊城の戦闘員の一人。他の戦闘員より頭一つ以上大きいかなり大柄な体型。
999回目の日曜決戦でトラとトラックの能力を併せ持つ怪人「ウルトライガー」の役を担当した。
普段は温厚な物腰で喋るが、日曜決戦では凶悪な怪人らしい演技をする。
プロレスとはいえ床を砕き割るほどのパワーを持ち、演出の一環でトラックに変形して突っ込む必殺技も披露して見せた。
大柄な人間大程度のサイズでトラックに変身するのは無理あるんじゃないか

  • 戦闘員XX(エクスズ)
CV:羊宮妃那
戦闘員の少女。幹部の失踪後も徹底抗戦を主張し地上に降りて活動していたうちの一人。
地上で再会したペルトロラに名を与えられ、その指示を受けていた。
日々輝に拾われて彼の部屋で匿われており、大戦隊を潰す機会をうかがっていたが、Dとの触れ合いなどを通じ迷いが生じていく。

◆怪人保護協会

  • 薄久保薬師(うすくぼやくし)
代表理事。「人と怪人に平等な権利と尊厳を」と提唱している。

  • 橙代大介(だいだいだいすけ)
理事の一人。元大戦隊隊員でイエロー部隊正二位だったが、どういう経緯でか現在は怪人保護協会に身を置いている。
錫切曰くイエロー部隊の極秘実験に関わっていたらしい。

  • 右京楓(うきょうかえで)
理事の一人である女性。

  • 左山十字(さざんじゅうじ)
理事の一人である涙をこぼしているような形のメガネをかけた男性。口が悪い。
右京のことを「右京姉」と呼んでいる。

  • 立花音呼(たちばないんこ)
理事の一人である太った女性。
温厚そうな雰囲気なものの、実際は薬師に負けず劣らずの怪人ファンで、人間を襲う怪獣に対して「可愛い」という印象を抱く危険人物。
他の理事と同じく怪人化の薬を持たされているが「怪人になれる機会なんて一度きりだから」ということで使い惜しんでいる。

  • 騎偉寿(きいす)
  • 瑠憂那(るうな)
ウロボロス壊滅後、ウロボロスの拠点だった廃校で肝試しをしていたバカップル。そこで怪獣に襲われるが、桜間(本物)に助けられた。
その後、何故か薬師に招待され怪人保護協会の理事となった。

◆ウロボロス

  • 我藤嶺(がとうみね)
ウロボロスの幹部。蛇の入れ墨を入れた大男。剣道を使う。
マガティアの思想に共感し、ウロボロスの学校で教師を務めていた。

  • 若葉京助(わかばきょうすけ)
ウロボロスのリーダー。男性。
とある理由からマガティアと手を組んでいる。

  • 西木有(にしきゆう)
正志の弟。つい最近、ウロボロスに加入した新入りでもある。

◆一般人等

  • リュージン君
CV:野沢雅子
ドラゴンキーパーのマスコット。
竜の顔に手足が生えたような一頭身の愛されボディを持つが機械か生物かは不明。
宙に浮くことが出来るが飛行スピードは遅い。

  • 千歳(ちどり)
グリーン部隊と懇意にしている情報屋。よく利く鼻と広いネットワークを持つ。
七つの大罪にちなんだ情報屋の七つ道具を駆使して情報を集める。
名前にこだわっているらしく、別の呼び方をするとわざわざ訂正してくる。

  • 村上重信(むらかみしげのぶ)
警視庁捜査一課の刑事。西木の上司。
西木とは違い、大戦隊を嫌ってはいないがその活躍が警察の肩身を狭くしていると言う。

  • 西木正志(にしきまさし)
警視庁捜査一課の刑事。マガティアの起こした神隠しで行方不明になった弟を探している。
大戦隊の事はあまり信用していない。年間100本のアニメを視聴しているアニオタ。BLも追っている。

◇主題歌

第1期

OP「次回予告」
歌:キタニタツヤ
MVは『ウルトラセブン』のOP映像をパロディしたものと、『TAROMAN』で知られる藤井亮氏が手がけた、やはりウルトラシリーズを意識した実写PVの2種類がある。
戦隊パロディ作品の主題歌なのにMVが別企業の手がけたウルトラシリーズ風なのは突っ込んではいけない

ED「正解はいらない」
歌:ナナヲアカリ

◇余談

先述した通り、その題材が題材だけに本家スーパー戦隊シリーズのファンの間で商標の件をはじめ物議を醸し、少なくない批判の声も上がった本作。
だが、その連載が始まった2021年には『機界戦隊ゼンカイジャー』、アニメ化が発表された2022年には『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』とシリーズでも稀に見るレベルの異色作が2作続いたことから僅かではあるが同情の声も上がっている。
特に『ドンブラザーズ』はあるエピソードが原因でBPOにクレームが寄せられた前歴もあるため、アニメ化発表の際に本作のタイトルを目にして「ドンブラザーズがまた何かやらかしたのか」と誤解した戦隊ファンが続出。*19
そしてそのエピソードの中心人物にして同作でも屈指の問題児であるキジブラザー/雉野つよしを演じる鈴木浩文氏もこれに悪ノリし、自身のTwitterで「心配しないで! ぼくは合格です💯笑」というツイートを投稿し、ファンを苦笑いさせた。
更に、アニメ版が放送された2024年には、同年放送の『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ10(第10話)の東映公式ブログにて「本作の乗り心地が皆さんの大合格ラインに届いていれば嬉しいです」と本作を意識したかのようなコメントが記載され、
同日に公開された同作の第一部スペシャルPVでも本作のテロップ演出の露骨なパロディが取り入れられる等、東映公式も本作の存在を少なからず意識している節が見られる。


追記・修正は戦闘員になってヒーローを倒してからお願いします。

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最終更新:2024年12月16日 15:32

*1 あまりに「読みづらい」という声が多かったためか、途中からルビが振られるようになり、アニメ版ではさらにローマ字のルビも追加されている

*2 元ネタは恐らく本家スーパー戦隊シリーズの北米リメイク版であるパワーレンジャーシリーズの初代主題歌「Go! Go! Power Rangers!」

*3 第1話「俺たち正義さ!竜神戦隊ドラゴンキーパー!」→五星戦隊ダイレンジャーのエンディング「俺たち無敵さ!ダイレンジャー」など。

*4 おそらく1年目は本当の戦争なので365日/回+12年と3ヶ月程度の日曜決戦634回を足した計算

*5 浮遊城の真下で行われており、大戦隊警備の元で観戦出来たり、屋台が設けられている。

*6 部隊に所属しているが階位持ちでない場合は「無位階(むいかい)」、候補生は「無所属(むしょぞく)」となる。

*7 作中では従一位も参加する直会は「大直会(だいなおらい)」と呼ばれる。

*8 怪人役は基本的には従一位が務める。レッド部隊は本来の従一位である緋村が死亡したために正三位の朱鷺田が務めることになった。

*9 ただし、あくまで日曜決戦を盛り上げるためだけの提供で食べ物やマナーに関する知識は一切無い。

*10 グリーン暗殺を試みた際に限界まで腕を伸ばした結果、2.5頭身の桜間という歪な姿になってしまい、かつ腕も自重に耐え切れずに折れてしまった。

*11 埋め込んでいる場所は橙大:額、右京:胸元、左山:左手の手のひら、音呼:首の後ろ

*12 神具レプリカの負荷は怪人化により解消されており、右京と音呼が能力を発揮している。

*13 この動機をパイロンの巣へ潜り込んだペルトロラに話そうとしていたが打ち切り、「怪人を応援しているのは本当」「私は―――」と何か別の目的があることを匂わせている。

*14 ブルーキーパーの後任に立候補した藍染に対し、「並んだ時にシルエットが崩れる」という理由で辞退させている。

*15 この時は神具を失い、ただのスーツを着ただけの状態。

*16 流石に不自然すぎる描写だった為かアニメ版ではカットされた。

*17 ただし、錫切の挑発に対して「今も持ってないとは言ってない」とも発言している。

*18 この特撮版の第35話は赤刎も好んで視聴しており、曰く「レッドキーパーのリーダシップが発揮される神回」とのこと。

*19 その後、別のエピソードが理由で更に計3回に渡ってクレームが来ている