登録日:2022/12/14 Wed 00:02:23
更新日:2024/12/16 Mon 15:32:06
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今度の5人は、戦隊ヒーロー!?
“正義が勝つ”なんて誰が決めた!!?
『戦隊大失格』とは、
週刊少年マガジンで連載中の
漫画。
作者は『
五等分の花嫁』の春場ねぎ。2021年10号から連載を開始。
20年10月27日にタイトルを伏せた状態でアシスタントを募集。同年12月23日に連載開始の告知、21年1月28日にPVが配信された。
◇概要
スーパーヒーローを題材にしつつも、それに蹂躙される悪の組織の
戦闘員を主人公にして、様々な視点から「正義」の在り方を問う漫画。
タイトルからも分かる通り、元ネタは
スーパー戦隊シリーズ。
…という触れ込みで連載が始まったが、実際のところこうした要素は表向きの意味合いが強く、
実態はむしろ
ヒーローの皮を被った悪人と根っからの悪人の潰し合いを描く、クズ対クズの抗争劇であり、
アンチヒーローモノというよりはマガジンの得意とするヤンキー・アウトロー系漫画に近い。
そのため登場人物の大半は何かしら人格面に問題点や危うさを抱えており、「共感できるキャラ」を期待して読むと平手打ちを喰らわされることとなる。
本作がこのような内容になったのは本人曰く「ラブコメのストックは使い果たしたため」とのこと。
こうした内容ややけに読みづらいテロップ演出から、比較的広範な層からの支持を獲得した『五等分の花嫁』と比べるとかなり極端に好き嫌いの分かれる漫画であり、「『五等分』は好きだけど『大失格』はちょっと…」という意見も少なくない。
しかし、一方でそうした強烈な作風に魅せられた熱狂的なファンも一定数獲得しており、比較的打ち切られにくいマガジン連載という環境も相まって既に連載期間は『五等分の花嫁』を上回っている。
本作と『五等分の花嫁』に世界観における明確な繋がりはないが、アプリゲーム『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』でのコラボイベントや、
アニメイトによるグッズ展開などが行われた他、講談社の運用する公式Twitterアカウントも同作との共用となっている。
海外でも展開されており、英題は「Go! Go! Loser Ranger!」。
2022年12月にアニメ化が発表され、2024年4月から6月までTBS系で放送。第2期の制作も決定している。
監督は「
TIGER&BUNNY」のさとうけいいちで、アニメーション制作はYOSTAR PICTURESが担当する。
放送時間はなんと日曜の16:30と、
本家スーパー戦隊の放送から半日と経たない時間帯となった。
さとう監督を始め、スタッフ・キャストの中に本家スーパー戦隊に携わった人物が多いのも特徴。ちなみにサブタイトルは歴代戦隊の主題歌が元ネタになっている。
当初、サブスクリプションサービスにおいてはDisney+の独占配信となっていたが、流石にこれでは話題性が弱いと判断されたか、ニコニコ動画やAmazonプライムビデオでも有料(第一話のみ無料)配信が行われ、YouTubeでも期間限定の公式無料配信(1~3話、4話、5~8話、9~12話)が行われた。
◇あらすじ
13年前、突如1万メートル上空に出現した巨大な浮遊城。そこから現れた怪人達は人類への侵略を開始した。
毎週日曜日に地上に現れる怪人だったが、正義の味方である竜神戦隊ドラゴンキーパーにより撃退されていた。
人類を攻め続ける怪人達と、人類を守るドラゴンキーパーの戦いは今週も続く。
……しかし、人々は知る由もなかった。
戦いは開戦からわずか1年で終結しており、今行われている戦いはただのやらせであることを……。
◇用語
日曜決戦
毎週日曜日に行われている大戦隊と怪人の戦い。
第1話にて999回目を迎えた。
浮遊城から現れる怪人幹部(正体は戦闘員が変身した偽者)とドラゴンキーパーが戦う。
しかし、その実態はドラゴンキーパーと戦闘員による八百長試合。
実力差は完全に開いており、一方的な虐殺レベルである(一応、ドラゴンキーパー側が狼狽えたり、攻撃されたり―――という展開はあるものの全くの無傷であることからもそれがうかがえる)。
その様子はテレビ中継もされ、町の名物と化している。
第88話にてドラゴンキーパーと怪人保護協会の話し合いの場が設けられた。
怪獣騒動に加え、日曜決戦がマッチポンプだと告発し、怪人の保護を訴える協会側と偽幹部の撃退で威信を保ちたい大戦隊側の話し合いは平行のまま終わる。
薬師から手を差し伸べられた創星だったが「特撮版をリスペクトしていない(要約)」という言葉にキレて薬師の右腕を引きちぎった。
その様子をレッド部隊・梅沢に化けていたフワリポンに動画配信され、大戦隊の地位は一気に低下。
これによりスポンサーも降り、戦闘員Dが必死になって潰そうとした日曜決戦はあっけなく幕を閉じることになった。
大戦隊
ドラゴンキーパーの属する組織。怪人討伐のほか、清掃や警備、トラブル解決などの任務にあたっている。
専門分野の異なる五つの部隊があり、各部隊のトップ6には上から順に正一位、従一位、正二位、従二位、正三位、従三位という、公家のそれに因んだ位階が与えられる。
正隊員ではない候補生は「
パイロンの巣」と呼ばれる施設で訓練を受け、最終試験に合格すれば適性に応じていずれかの部隊に配属される。
また、「
直会」と呼ばれる正一位のみが集まる会合を行っている。
なお、元ネタであるスーパー戦隊シリーズにも
大戦隊ゴーグルファイブという作品が実在する。
東映が取得している商標は「
大戦隊ゴーグルファイブ」だけで「
大戦隊」は登録されていないため、少なくとも法的には全く問題ないのだが、この点については「リサーチ不足」という批判も見受けられる。
人類の守護者にして人々の憧れともいえる存在。
レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ピンクの5人で構成されており、大戦隊各部隊の正一位が務めている。
マントが付いたスーツとグリーン以外は口元が開いているマスクを着用している(グリーンはフルフェイスタイプ)。
普段は車椅子を使用しているピンクがスーツを着ることで自由に歩けることから、スーツあるいは神具から何かしらの力が働いていると思われる。
また、これを模したレプリカのスーツ一式もあるが、ただの服なのでレッド曰く「蒸れる」らしい。
文字通り「正義の味方」ではあるのだが一枚岩ではなく、レッドキーパー=赤刎創星の難があり過ぎる性格でグリーン部隊とピンク部隊は愚痴と称した二次会を開くほど。
問題点は把握しているが相手が相手だけに強く出られない、といったところか。
大戦隊は巨大な組織ではあるが実質、ドラゴンキーパー5人に頼り切り=ドラゴンキーパー(と神具)さえどうにかしてしまえば組織が瓦解する点を従一位である錫切からも指摘されている。
ドラゴンキーパーになるためには竜神パワーを操るための「適合手術」を受ける必要があり、これを行うことで超人的な力を得ることができる。
ただし、成功率は五分五分で失敗すると身体が崩壊する。
物語が始まる20年前に放送されていた特撮ドラマ。薬師曰く「初代ドラゴンキーパー」。
現在のドラゴンキーパーやダスターのスーツは特撮版と同じでビデオ9巻のパッケージには
巨大ロボらしきものも映っている。
「竜神戦隊ドラゴンキーパー」は
レッドキーパー役 赤刎創士氏が起こした殺人容疑事件で警察に逮捕されたため、
放送の中止を決定しました。
あしからずご了承ください。
怪人討伐専門。対怪人の前線に立つ。
大戦隊の中でも花形とされており、隊員は血気盛んなメンツが殆ど。
隊員はダスターしか相手に出来ないがその恐怖はダスターたちにしっかりと刻み込まれている。
管理育成専門。隊員の育成などを行う。
Dと錫切に神具が奪われた後、浮遊城に駐屯地を作り戦闘員への監視を強める。
研究開発専門。
隊員数は1000人ほどで全部隊中一番の大所帯だが、錫切曰く「皆引きこもり」らしく顔を出すことは少なく、イエローキーパーと錫切も全員は把握していない。
ドラゴンキーパーの変身システムから日曜決戦用の神具(玩具)の開発も行っている。
怪獣の幼体ともいうべき生物を捕獲し、研究している。
だが、13年前に何かしらの極秘実験をしていたらしく、「怪獣のような生き物」がいたことを指摘する錫切。
流出に怪人幹部が関わっていると説を立てるがイエローキーパーに否定された。
イエロー部隊に移籍した雪野には「200人越えのマンモス部隊」と説明している。
また、第96話にて神具・怪人の製造に関わっていることも判明した。
後方支援専門。隊員のケアや情報操作などを行う。
この情報操作の範囲は一般人のみならず、一部隊員にも適用されている。
近隣の治安維持が主な仕事。
「大戦隊のお荷物部隊」などと揶揄されることもある。
その実態は裏怪人討伐専門。怪人幹部を捜索することが目的であるために情報が入らないとゴミ拾いぐらいしかやることがない。
幹部生存の事実は秘匿されているためその任務内容は一般人に対してはもちろん、大戦隊内でも一部を除いて公表されていない。
元々あまり新隊員を取らないうえに幹部との戦いで戦死する者も多く、隊員数は最も少ない。
隊員候補生達が正隊員に昇格するために合格しなければならない試験。1日30分ずつ、3日間にわたって行われる。
2人ずつ得意分野に応じた5色の組に分かれ、怪人役の正隊員5人が持っている鍵の中から自分と同じ色の鍵を入手すればいい。
この試験の本質は「参加者は10名いるのに鍵が5本しかない=合格できるのは5名のみ」という点からドラゴンキーパーのように5人組を作り連携することにある。
いわば「日曜決戦の再現」ともいえる裏のルールがあり、如何に早く5人組を作るかを試されている。
試験官全員が敗れても、試験終了まで候補生同士で鍵を奪い合うことになる。
神具
ドラゴンキーパーが所有する変身アイテム兼武器。「
〇〇、変身」の掛け声でスーツ一式が自動的に装着される。
「開戦」から一年で開発された不死身の怪人を唯一殺せる武器であり、
大戦隊の切り札。
いずれも共通してダークファンタジー作品にでも登場しそうな、おおよそ戦隊ヒーローの武器には見えない禍々しいデザインが特徴。
日曜決戦ではいかにも戦隊っぽい
というかモロにスーパー気力バズーカをパロったデザインの「
ドラゴンブラスター」が用いられているが、こちらはレプリカであり、本物はいざというときにしか使われない。
それぞれに専用のカートリッジが存在し、それをセットすることで様々な能力を扱える。
また各部隊の位階持ちの隊員は神具レプリカを所有しており、ドラゴンキーパーからカートリッジを一人につき一つ貸し出されている。
本物・レプリカ共に、
バリアを張る機能が備わっており、威力の低い攻撃なら簡単に防ぐことができる。
神具名は竜の名、大半の能力名は
日本神話にちなむ。
誰もが竜神の力を使えて、誰もがヒーローになれる世界にするため、僕は頑張ったんだ
度重なる失敗に挫けることなく
頑張って 頑張って頑張って 頑張って頑張って頑張って―――そうした弛まぬ努力の成果がこれ
人なのか…?それ
全部で5つある神具には「竜神」の力が宿っている。
これは科学技術などの意味ではなく、文字通り「神」の力である。
イエローキーパーは何かしらの理由でこの力を欲しており、それを「独占する」者たちを何らかの手段で神具へと作り替えたのだ。
「選ばれた人達」はただ1人を除いて全員「使ってしまった」ようでこの世界に新しい「神具」が誕生することは無いという。
ブルーキーパーがDとの決戦時に言った「この女の力」とはブルー部隊隊員ではなく、「神具」の材料となった人間のことを指していた。
レッドキーパーの持つ刀型の神具。Dの捨て身の作戦で奪われた。
ブルーキーパーの持つ槍型の神具。水に関連した能力を持つ。
カートリッジは全て回収されたと思われていたが瑠璃真太のナックル型レプリカとカートリッジ「天之冬衣神」は奇跡的に錫切に奪われずに済んだ。
また、真太のレプリカは蒼馬がかつて使っていたもの。
全てを瞬時に溶かす溶解液を放つ。
巨大なオッサンの顔が出現し、水のレーザーを放つ。
魚が入った泡を放つ。
この泡は敵をホーミングし、何かに触れると大爆発を起こす。
水玉に相手を閉じ込め窒息させる。
名称不明。液体を固定する。
真太のレプリカにセットされているカートリッジ。
周囲を一瞬で凍結させる。
イエローキーパーの持つ弓型の神具。
エネルギーであれ生物であれ、ビデオのように「早送り」してスピードを上げたり、「一時停止」して動きを止めたりすることができる。
姿を消して透明化する。
武器に雷、身体に黒雲をまとわせる。
対象を貫通するレーザーを放つ。
ピンクキーパーの持つ靴型の神具。
神具に触れたものを再生させる。
作中では撫子の神具レプリカを通じ、ペルトロラによって切断された朱鷺田の腕を瞬時に再生させた。
世々良が使用した際には分断された自らの首を「3秒ルール」により接合し、何事も無かったかのように振舞っていた。
グリーンキーパーの持つハンマー型の神具。
あらゆるものを喰らう。相手を噛み千切って攻撃したり、攻撃を喰って無効化したりできる。
ある程度離れていても攻撃ができるため、多少距離をとった程度では防ぎきれない。
カートリッジはかのんが体内に飲み込んでいる。
木材を操る。直接攻撃に使用したり、相手を束縛するなど形状なども自由自在。
グリーンキーパーが使うと巨大な木材の迷路を作り出すことができる。
自身または神具のサイズを変える。
これにより巨大化して相手を押し潰すという芸当も可能。
あらゆるものを吸引する。
一般隊員に支給される汎用武器。神具レプリカにも性能は劣るが、対怪人用に作られており戦闘員相手なら有効。
ソードフォルムとガンフォルムの二種類に変形できる。子供向けの玩具も販売されている。
また、燃費が非常に悪いが幹部にも通用するエネルギーの刃を形成する「バーストフォルム」も存在する。
悪の怪人軍団
巨大浮遊城を拠点とし、世界征服を目論む怪人達。正式な組織名は不明。
13年前から大戦隊と戦い続けているが、実際は戦争開始から1年後に幹部2名が倒されたことで他の幹部達は雲隠れし、浮遊城は大戦隊に制圧され残った戦闘員は八百長を強いられている。
幹部達が自分達の手駒として創り出した兵士。通称「ダスター」。
名前はなく、両袖についているAからZのアルファベットで区別している。
身体能力は高くないが、神具以外では殺せない不死の肉体と様々なものに変身する能力を持つ(何に変身するのが得意かは個体によって異なる)。
幹部達の失踪後、残った戦闘員の一部は幹部に習って地上へ向かった。
日曜決戦のために大戦隊側から動物図鑑などの資料を貸し出されたり、配給されたお堅い映画を見たりと一定の知識は備えている。
衝撃に脆く、ぶつかったり抱きつかれたりされると擬態が解けてしまいそうになるほど。
攻撃手段は手を刃に変化させて戦う接近戦のみで徒手空拳では相手側に攻撃してもほぼノーダメージという始末。
神具あるいは神具レプリカで傷をつけるとその部分が再生しなくなるので彼らにとって神具は忌むべき存在でもある。再生しなくなった部位は他の部分から寄せ集めることで完全とまではいかないが修復することはできる。
自らの質量の配分を変えることで腕を伸ばす、切り離した腕を遠隔で動かすなどの芸当が可能だが元々の性質から鑑みるとよほどお膳立てされた状況でない限りは不可能に近い。
擬態能力の純度は対象への理解度に準じ、目の前にあれば完璧に擬態できる。
ただし、擬態では体積は変わらないようで碧流戦ではDのガタイのまま少女に変化してしまっていた。
身体を塵状にすることで分散できるが浮遊城への移動しかできず、意識は僅かにしか保てず、更に全身だと再構築にも時間がかかってしまう。
怪人達の幹部。日曜決戦用に戦闘員が変身したものとは違う。
幹部だけあって戦闘力は高く、単体の従一位であれば簡単に返り討ちにして見せ、入念な準備さえすればドラゴンキーパーとも互角に渡り合える。
しかし、戦闘員とは違い、怪人同士の同士討ちで死亡したりと何故か神具以外の攻撃も普通に通じているような描写がある。
元々は
十二支を司る12人の幹部がいたが、内「
子」「
丑」「
寅」「
辰」「
未」「
戌」「
亥」の7人は本編前に大戦隊に討伐されている。
残っている幹部は地上で身を隠しつつ、大戦隊への反撃の機会をうかがっている。
その目的は大戦隊にとってのラスボス「
大怪人デスメシア」の復活である。
また、一部の幹部は人間社会に潜むため共通して「人間の皮を被って」擬態する能力を持っている様子。
天ノ川新聞所属時の右京が日曜決戦の特集を組む時に「戦争初期に現れていた怪人のデータが一部欠けている」という作為的なものに気づき、
初代ピンクキーパー・桃江才加との接触により、怪人が人の手で生み出されていたというスクープを手にする。
しかし、記事は握り潰され、才加は自殺をしてしまう。
第96話にてイエローキーパーが「怪人は僕が作った」とあっさり告白したが真意は不明。
第73話で出現し、続く第74話で名前が明らかになった謎の白い怪物。
知性はないが力は強く、討伐に赴いた大戦隊から死傷者が出るほど。
見た目は細身であったり手のひら大より少し大きい程度であったりと個体差があり、
中でも口が縦に割れて眼が付いている個体はドラゴンガジェットの攻撃を弾く防御力を持ち、口からレーザーを吐くなど強敵。
まだ謎が多く大戦隊も調査を進めている。
戦闘員などの他の怪人とは違い、通常の物理攻撃が通じている描写があるが…?
錫切によれば、13年前にイエロー部隊が行った実験の産物らしい。
その際に現在『研究』している幼体を錫切がドラゴンガジェットを使って殺害した。
だが、イエローキーパーや山吹正二位が思ったより動揺しなかったことから「怪獣に関して知り尽くしている」と睨んでいる。
天ノ川中央動物園で発生した個体は「ゴハン」「ジカン」と人語を発している。
第91話にて怪獣は人間が変化させられたものであることが判明した。
人語を発するのも元が人間だからであり、怪人保護協会は大多数の会員を集めて数百体にも及ぶ怪獣の群れを発生させた。
自我は残ってはいるが身体のコントロールが効かず、怪獣としての本能に従わされる形で動く。
怪人保護協会
怪人の人権を訴え、大戦隊へのデモを繰り返している薄久保薬師を中心とした市民団体。
当初は単なるデモ団体という程度の認識であったが大戦隊側との会談での創星の失態が原因で勢力を拡大させた。
フワリポンら幹部と通じ合っており、その「思想」のきな臭さがうかがえる。
理事たちは元イエロー部隊の橙代がイエローキーパーと共同開発していた「神具レプリカVer.2.0」を体内に埋め込んでいる。
負荷があるらしく、左山は鼻血を出していた。バリア機能やドラゴンガジェットのガンフォルムのような攻撃機能も備えている。
その真の目的は人間を怪獣化させて人類と怪人の比率を逆転、怪人の「痛み」を思い知らせるというもの。
そして、天使を除く理事たちには「一度打ったら人間としての姿を捨て、怪人になる」注射薬の完成品が渡されている。
この怪人化薬には戦死した幹部たちの能力が宿っており、注入することでその幹部を思わせるような姿と力を得ることができる。
元々、イエロー部隊が製造していたらしく、怪人保護協会が作ったものはそれらを復元したもの。
さらに2本目を使うことで、使用者の人間としての心=人格を喪失させる代わりに薬の元となった怪人幹部を倒された時点での記憶を引き継いで蘇らせることができる。
◇登場人物
◆主要人物
戦闘員D
CV:小林裕介
本作の主人公。通常の戦闘員姿のほかに黒髪の青年姿へ擬態している。
大戦隊に勝つことを未だ諦めておらず、怪人のモチーフにもこだわりを見せる。
人間に対しても敵視・軽蔑の態度を隠そうともしていないが、所詮は戦闘員なので志に伴う実力はなく、頭もあまりいいとは言えない。
それでいて性格も尊大かつ粗暴なため、人望や求心力の類はほぼ皆無であり、戦闘員達の間でも「意識高い系」と冷笑の的になっている。
主人公だけあって「敵も味方もクズだらけ」という本作の特色を非常にストレートに体現したキャラであり、アニメ版のさとう監督からは「先生がいないホームルームで背伸びして斜に構えた意見を出すイキった中学生」と評されている。
大戦隊に勝つために戦隊内に潜入。そこで日々輝と錫切の「地雷」2人から協力を持ち掛けられ、考えた末に彼らの提案に乗る。
碧流との交戦中に擬態で日々輝と入れ替わり、以後は桜間日々輝として大戦隊内で活動しつつ打倒ドラゴンキーパーを狙う。
最終試験ではレッド組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
試験に乱入してきた幹部ペルトロラが自分達戦闘員を道具としてしか見ていなかったことから、幹部も標的に据える。
最終試験では無事合格し、グリーン部隊に配属された。
グリーン部隊配属後もドラゴンキーパー殺害を虎視眈々と狙っているが、本人が大雑把なことに加え、特性を熟知していないことから失敗することが多い。
戦保怪戦では「大戦隊の桜間日々輝」「怪人保護協会の戦闘員D」どちらの未来図にも納得がいかなかったが特撮版レッドキーパーの言葉を受けて、それらを切り捨て自分のためだけに暴れまわることを決めた。
中の人はアニメ化の2年前に女幹部と相思相愛な戦隊っぽい組織のレッドを演じていた。
桜間日々輝
「共に作りましょう 人も怪人も等しく生きられる社会を さあ 僕と共に大戦隊を正していこう」
CV:梶田大嗣
大戦隊の候補生。
両親を幹部ペルトロラに殺害され、先代ブルーキーパー・青嶋理久人に救われ彼の経営する孤児院で育った。
元々正義感の強い性格で、両親の言いつけを正義としてよく守っていたが、一方で両親が野蛮として嫌っていた大戦隊に密かに憧れていた。
しかし平和主義者の両親が怪人の保護を訴えていく過程でおかしくなっていき、宗教に傾倒した末にペルトロラに殺害されたことから何を信じればいいのかわからなくなる。
大戦隊加入後も日曜決戦の真相を知り、それをマスコミにリークしようとするが何者かに襲撃され大戦隊の腐敗を痛感。
悩みぬいた末に自分の正義を貫くと決め、大戦隊に潜入していたDの正体を見抜いて協力を持ち掛ける。
そしてDと碧流の交戦中に上手くDと入れ替わり、その後は独自に行動を開始する。
碧流との交戦時にDを助けるために右腕を切断、神具レプリカの闇御津羽神を顔面に受けて顔が焼け爛れている。
その後は「どちらが先に大戦隊を正せるか」と約束し、離脱。
ウロボロスのことについて調べていたが第73話で目覚めた時にはすでにグループは解体させられていたことを知る。
第90話ではXXと再会。怪人との共存を願う日々輝だが「共存を願うのなら人として生き延びろ」と言い放ったXXによって地下牢に閉じ込められてしまう。
錫切夢子
「手を組もう 私とキミで それでさ 一緒に大戦隊ぶっ潰そうよ」
CV:矢野優美華
イエロー部隊従一位の女性。リモコン型の神具レプリカと『月読命』のカートリッジを持つ。
甘酸っぱい青春ドラマが好きで「勝ちが確定しているメインヒロインより、サブヒロインを応援したくなる」という理由から大戦隊を潰そうとしており、変身して大戦隊に潜入していたDの正体を見抜いて接触。協力を持ち掛ける。
大戦隊を瓦解させるには神具を奪ってドラゴンキーパーを潰すのが手っ取り早いとDに教え、Dが奪った神具を回収する。
怪人保護協会との決戦時には本隊から離れて内部に参加者として侵入。
橙代との接触時に彼の首を斬ることで致命傷を負わせ、協会の地下へと案内させる。
そこには夢子に瓜二つのクローンが培養されていた。
◆大戦隊
レッド部隊
CV:
中村悠一
レッド部隊正一位。現大戦隊リーダー。
樹液でも
さすらいの重力王子でもない。
表向きは人当たりがいいため「理想の上司ランキング」10年連続1位に選ばれるほど市民からは大人気だが、裏では応援してくれている子供達を嫌い、自身の“正義”に酔う独善的なナルシスト。
戦闘員Dとの最初の戦いで追い詰めるもDの擬態を使った戦法に翻弄され、神具を奪われてしまった。
だが、戦闘力自体は圧倒的で自分の気に障れば「自分の失態を暴こうとしてきたから」「(故意でないにも関わらず)自分にお茶をかけたから」という理由で仲間である従一位ですら平気で殺し、その死体のそばで平然と食事するイカレた人物。
また神具を失った彼を
「みんなでやっちまおう」という翡翠の提案にグリーンキーパーは
「それができたら苦労しない」と言っている。
第82話で暗殺チャンスを狙った戦闘員Dにより背後からあっさり刺されて死亡した―――はずだった。
だが、翌日の日曜決戦では普通に活動しており、更に第88話でマスクを外した際に出てきたのは他の代理でもない創星自身の顔であった。
CV:宮瀬尚也
レッド部隊従一位。
さわやかな好青年で市民からの人気も高いが、野心家で錫切曰く「(神具の情報を流して)レッドキーパーの座を狙ってるのかな」。
赤刎が神具を盗まれた件を糾弾しレッドキーパーの座を奪おうとするも、圧倒的な実力差の前に殺害される。
緋村の死後、従一位代理を務めていたゴーグルをかけた青年。
「朱鷺田の顔が敵顔過ぎて視聴者が混乱する」という理由で従一位代理に選ばれ直会に呼ばれており、幹部が生存していることは全く知らされていなかった。
会議中に躓いてレッドキーパーにお茶をかけてしまったため殺害された。
緋村・大粒に続く新たな従一位代理を務める顔に傷の入った角刈りの男性。
大戦隊・保護協会の会談の司会を務める。
レッド部隊正二位。鉢巻を巻いたスキンヘッドの男。
翡翠曰く「
目を合わせると勝負を仕掛けられる」らしい。
高校時代全日本剣道選手権で優勝するも、
「俺はこんなもんじゃない」「俺の強さを誰か知ってくれ!」ともっと強い相手と戦うことを望んでいた。
天ノ川中央動物園での怪獣調査の際に未知の幹部や新種の怪獣と戦い、善戦するが敗北。
「ほらね 俺はこれくらいできるんだ」と言い満足げに死亡した。
CV:
吉野裕行
レッド部隊正三位。パンダみたいなメイクをしたガラの悪い男。理久人の孤児院出身で、日々輝とは幼なじみ。
ライフル型の神具レプリカと『八岐大蛇』のカートリッジを持つ。
実力は高く若手のホープと呼ばれており、正三位だが従一位達に交じって試験官をしていたりピンクキーパーから従一位代理にうってつけと評価されたりしている。
赤の神具を奪うべく大戦隊基地に乗り込んだDと対面し、一時は追い込むものの不意打ちを食らい顔面骨折の重傷を負ってしまう。
そのDに奪われた赤の神具カートリッジを錫切から渡されたため錫切の裏切りも把握しているが、彼女から
「キミの目的の為にもソレ(赤の神具のカートリッジ)あったほうがいいんじゃない?」と返されたため黙認している。
レッド部隊従三位。傷だらけの顔に巨躯、噴火したかのような髪を持つ大男。
この手のキャラにありがちな寡黙なタイプではない。
朱鷺田のサポートに回りながらも剣の一振りで階段を破壊する腕力の持ち主。
ブルー部隊
CV:井上剛
ブルー部隊正一位。監督繋がりだが去り際に
「ありがとう!そしてありがとう!」とは言わない。
粗暴な性格だが根は人のいい人物。口が悪すぎるため、藍染のアドバイスで人前では無口キャラを装っている。
先代ブルーキーパー・青嶋理久人の経営する孤児院の卒業生で、18歳の頃は施設を存続させるために犯罪に手を染めて金を稼いでいた。
しかし怪人が擬態していた
神谷という男に裏切られ、仲間達が無実の罪で逮捕されてしまう。
以前窃盗を行った際に交戦した赤刎に気に入られていたため、彼の誘いを受け復讐のために大戦隊に入り、負傷した理久人の跡を継ぎブルーキーパーとなった。
最終試験中にペルトロラにやられた藍染を見つけ、仇を取るべくペルトロラに挑む。
苦戦しつつも仲間達への思いを胸にペルトロラを下すが、そこにDが出現する。
「ここでDを殺らないと幹部以上に面倒なことになる気がする」としてDと戦う。
Dとの決着直前、生きていたペルトロラのレーザーを受け、それによって深手を負ったためDの攻撃が命中。
「正義も悪も半端物の俺様が本物の悪に負けた、ただそれだけの話」と言い残し死亡した。
神具は錫切により回収されており、第92話にてブルー部隊員がドラゴンガジェットを使用していたことからカートリッジも回収済みであると思われる。
ブルー部隊従一位。理由は不明だが現在は藍染を代理にして大戦隊を離れている。
が、経緯は一切不明ながら正式にブルーキーパーを引き継ぐことになってしまった。
滅茶苦茶嫌がってる本人曰く「命を懸けて24時間活動してようやく一般サラリーマン程度の収入」とのこと。
ブルー部隊が青嶋に敬意を示していたのが災いしてか人望はあまり無い。
神具を奪われたレッドキーパー同様、こちらもただのスーツを着ているだけである。
だが、竜神の力に耐えるための改造手術を施されているため戦闘力は高い。
CV:長江里加
ブルー部隊従一位代理。小柄な女性。ブルーキーパーを含め誰に対してもちゃん付けする。
拳銃型の神具レプリカと『海坊主』のカートリッジを持つ。
CV:斉藤隼一
ブルー部隊正二位。候補生の教官を務める。
液体を固定する神具レプリカを持つ。
ブルー部隊正三位。口数の少ない青年。
大戦隊の決定に異を唱えた戦闘員を容赦なく殴りつける冷酷な性格。
CV:小野賢章
ブルー部隊従三位。ネガティブ思考で常にオドオドしている。
「人との縁」を極端に神聖視しており、「絆の力」たる神具レプリカを振るうことに喜びを覚える。
大鎌形の神具レプリカと『闇御津羽神』のカートリッジを持つ。
腕力は何とちょっとした刺激ですぐに崩れてしまう戦闘員の肉体すら全く崩せないほどに貧弱。
ブルーキーパーの命でDを探すうちに怪しい痕跡を発見、追跡しDを見つけて交戦、圧倒する。
しかし日々輝の立てた作戦に引っ掛かり、日々輝に化けたDを大戦隊に連れてきてしまった。
階位不明。髪の毛の真ん中ともみあげを染めている女性隊員。
イエロー部隊
CV:
小野賢章
イエロー部隊正一位。常に人を喰ったような態度でいる。
「
変身を解除する理由もないし、どんな急襲にも対応できるし、重い神具を持ち歩く必要もないから」という理由で常に変身したままでいる。
錫切の暗躍を知っていて黙認している模様。
イエロー部隊正二位。目隠しをした女性。
紹介ビデオでイエロー部隊の職務内容について紹介している。
頭脳は優秀だが戦闘はからっきしの運動音痴で茶畑からも「なぜパイロンの巣を合格できたのか謎だ」と言われるほど。
イエロー部隊正三位。栗のような髪型が特徴的な男性隊員。「謎だ」が口癖。
ややぽっちゃり気味だが動きは抜群でマガティアの作り出したギミックを手早く攻略するほど。
使用する神具レプリカは棍棒型で「火雷大神」のカートリッジを所有する。
桜間(D)達と同時期に大戦隊隊員となった少年。目に星のハイライトが入っている。
ノリが軽くフレンドリーな性格で初対面の相手にも、イエローキーパーにすらもグイグイいく。
かのんやアンジェリカから「どこかで見たことがある」と言われている。
ピンク部隊
CV:
M・A・O
ピンク部隊正一位。日々輝の姉で、彼女も理久人の孤児院で育った。声優がM・A・Oさんの戦隊ピンクだが
スピードスターを名乗ったりはしない。
かつては陸上選手だったが、ペルトロラに両親を殺された際に両足が不随になり、以後は車椅子で生活している。変身中は足が普通に使える。
大のブラコンで、弟が反発しても成長しても何しても喜ぶ。
ただし弟に化けた戦闘員Dのことは見抜けなかった。
逆に弟以外の部隊員の犠牲に対しては「有象無象」扱いするなど差は激しい。
そんな彼女の中の人はアニメ化の2年前に女幹部の飼い猫の心の声を演じていた。
CV:
立木文彦
ピンク部隊従一位。マッチョな男性で、その見た目に違わぬパワーファイター。
怪獣を絞め殺すほどの怪力を持ち、首への攻撃を胸鎖乳突筋ガードで防ぐほど。
杖型の神具レプリカと『天照大神』のカートリッジを持つ。
ピンク部隊正三位。右頬にハートのタトゥーを入れた女性。常に淡々とした口調で話す。
隊員専用の焼き肉屋を経営している。錫切を毛嫌いしている。
グリーン部隊
CV:鳥海浩輔
グリーン部隊正一位。
ガサツな性格のパワーファイターで、細かいことは考えず敵の特殊能力も力技で突破する。
他の4人と違って本名や素顔は公表されておらず大戦隊内でも知る者が少ない。
メンバーで唯一スーツの口元が露出していない。
その正体は情報屋で「千歳」と名乗る男。
性格はグリーンキーパーの時とは真逆の静かな青年。妻子持ち。
Dの正体は七つ道具を通じて把握しており、「敵陣へ乗り込んだ戦闘員が何をするつもりなのか」を観察していた。
情報屋を兼任していることに関しては「仕事柄疑り深くなってしまってね、同じ部隊だからって誰それと信用できるほどできた人間じゃないのさ」と語っている。
CV:和氣あず未
グリーン部隊従一位。スーツの上にセーラー服を着た女子高生。
口が悪くグリーンキーパーにすら暴言を吐くが、仲間想いな性格。
マスク型の神具レプリカと『保食神』のカートリッジを持つ。
飲み込んだ物を保持できる能力を持っており、含み針を仕込んでいる。
幼いころに怪人に家を襲撃されて両親を失い、石川に助けられる。
それ以来親友のさやかの家で暮らしていたが、8歳の頃に怪人保護協会の男が怪人を庇ったことにブチギレて男を半殺しに。
さやかに怖がられたことから自分の日常がとっくに壊れていたことを自覚。
石川に頼み込んで大戦隊に連れて行ってもらい、史上最年少の10歳で正隊員に昇格した。
マガティア戦で一時洗脳されてしまうが、Dの活躍もあり正気に戻る。
Dの正体に関して覚えてはいるようだが知らないフリをしている。
グリーン部隊正二位。女性。
盾のついたグローブ型神具レプリカと『大国主神』のカートリッジを持つ。
作中では既に故人で同じグリーン部隊の若葉に殺害された。
かのんの実力を認めている。
候補生
CV:
逢坂良太
軟派な性格の青年。
昔からイケメンだったうえに努力せずとも足が速くモテていたが、やがて努力する者にかなわなくなり、ただチャラいだけの奴になってしまいモテなくなった。
女の子にモテたくて大戦隊に入るが、試験の最中考えが変わり
「ドラゴンキーパーになって自分自身の魅力を世の女性に伝え、ハーレムを作る」に目標を変更した。
試験ではイエロー組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
試験では雪野を追い詰めるが、「合格のために雪野みたいな可愛い子を傷つけたら意味ない」と言って棄権した。
CV:山下誠一郎
キレ目の青年。日々輝をライバル視している。
幼い弟妹達を守るために大戦隊に入った。
試験ではブルー組になり、エリートチームの一員となる。
試験では小熊に化けたXXに敗れ本来は不合格だったが、ペルトロラの分身を撃破したことで正隊員に昇格。ブルー部隊に配属される。
CV:野津山幸宏
浦部の幼なじみでよく行動を共にする。17歳。
試験ではブルー組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
元々機械いじりが好きで試験会場のアラームに細工を施して奇策を展開するなどイエロー部隊向き。
しかし、試験二日目終了後にペルトロラに追い詰められる藍染を目撃し、彼女を逃がすためペルトロラに立ち向かい……。
重傷を負っていたが何者かが紺野の下に運び、紺野の神具レプリカで止血されたことで一命をとりとめた。
桜間を殴った際にD=桜間の正体に気づき、彼から脅されるも「お前は俺を殺せる程、悪い奴なのか?」と問い返した。
CV:濱野大輝
30歳。翡翠が幼い頃から大戦隊で候補生をしていたベテラン。
試験ではグリーン組になり、エリートチームの一員となる。
かのん曰く「候補生として長く居過ぎたせいで宗次郎の中での大戦隊が美化されている」。
このことは宗次郎自身も現実を知りながらも理想で蓋をしてしまっていた。
試験では薄久保に勝利するも、直後七宝に鍵を奪われてしまい不合格に。
その後ペルトロラ戦で、雪野をかばってレーザーを喰らい死亡する。
CV:清水優譲
ドラゴンガジェットを生身で受け止め素手で握りつぶすほどの凄まじい筋力を誇るが、物凄い馬鹿。
筋肉は裏切らないと豪語し筋トレは欠かさない。
試験ではピンク組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
試験では明林に勝利して合格するが、あまりにも馬鹿過ぎてどの部隊にも取ってもらえなかったため前代未聞の無色の正隊員となる。
CV:
鬼頭明里
効率厨で高飛車な性格の女性。
昔から自分でも認めるほど性格が悪く孤立しており、みんなの憧れの存在になれたらすべてを取り戻せると考え大戦隊に入った。
試験ではイエロー組になり、エリートチームの一員となる。
試験では来栖の棄権により合格。
当初はブルー部隊に配属されたが、その後は錫切の意向によりイエロー部隊に転属した。
錫切の事は姉様と呼び慕っている。
CV:
三上枝織
引っ込み思案な性格の女性。しかし内には確かな芯を持つ。
試験ではグリーン組になり、落ちこぼれチームの一員となる。
試験では石川に敗れるも、七宝が石川から鍵を奪ったため合格。グリーン部隊に配属される。
しかし天ノ川中央動物園での戦いの後に突然大戦隊を脱退し、怪人保護協会の理事であることと薄久保薬師の娘であることが明かされた。
パイロンの巣への幹部襲撃事件と「装置」の流出は彼女の手引きで行われたものだった。
音呼から怪人化薬について聞かれた際に「半分そうだから」と人間と怪人のハーフであることを示唆するような発言をしている。
CV:
黒沢ともよ
イマドキの娘らしい性格の女性。勘が鋭い。
試験ではピンク組になり、優等生チームの一員となる。
七宝を萎れさせて2日目を辞退させ、最終日でも彼のバーストフォルムのエネルギー切れを狙って時間稼ぎをした。
最終的に剣も弾も通じない七宝の肉体に敗れて鍵を奪われたため不合格に。
CV:
小野友樹
色黒の青年。大戦隊員だった兄・
陸を幹部に殺されたため、怪人を強く憎んでいる。
試験ではレッド組になり、優等生チームの一員となる。
試験ではDに敗れ本来は不合格だったが、ペルトロラの分身を撃破したことで正隊員に昇格した。
そしてレッド部隊に配属され、赤刎から「グリーン部隊の新隊員の調査」を命じられ……?
◆悪の怪人軍団
幹部
幹部達が復活させようとしている怪人軍団の最終兵器。大戦隊にとってのラスボス。
戦争1年目にデスメシアの復活を止めていなければ、戦況が真逆になっていたどころか人類が消滅していたかもしれないというほどの圧倒的な力の持ち主で、ドラゴンキーパーですら復活を何としても阻止しようとしている。
第101話にて薬師が怪人化薬を2本同時に注射することで復活を遂げた。
2本の尻尾を生やした黒い竜人とも呼ぶべき姿だが性格は薬師のまま。
火炎球を放つ、相手の心を読む、分身する―――と正に「大怪人」の名に相応しい能力を持つ。
しかし、ドラゴンキーパーたちはデスメシアと戦ったことがなく、特撮版でも幹部との決戦の前に放送中止となったため、正確な能力を知る者は誰もいない。
これらの能力は全て薬師が「デスメシアは一夜で街を滅ぼした=強大な火炎攻撃が使えるに違いない」「幹部との会話に齟齬がある=心が読めるに違いない」などの「伏線」に基づいて作られたからであった。
ざっくり言ってしまえば「制作側の穴だらけの脚本」を深読みし、都合よく解釈したのが薬師=デスメシアの能力である。
CV:
大塚芳忠
天使のような羽を持つ幹部。日々輝の両親を殺した張本人。
初登場時は黒い円柱を模した顔のデザインで第39話では大木に、続く第40話で鳥の頭部を模した仮面をつけた姿となった。
パイロンの巣に潜入して大樹のような姿に成長しており、生った果実を全て自身の「本体」に成長させていた。
一体一体が従一位でも苦戦するほど強いうえに全てが本体なので一体でも残っていれば生き延びられる。
自らを神と称し、争いを続ける大戦隊を愚かと蔑むが、死を救いと称して自分と意見の異なる者を次々と殺してきた傲慢な性格。
戦闘員に対しても表面的には優しく接するがその実道具としか思っていない。とはいえXXはそれすらも承知の上で付き従っている模様。
最終試験の最中にXXからの救難信号を受けてパイロンの巣に侵入、多数の分裂体を生み出し候補生や従一位と交戦する。
さらにブルーキーパーとも交戦、物量で苦戦させるが仲間達への想いで奮起したブルーキーパーに敗れる。
しかし小型の分裂体が一体だけ生き延びており、Dと交戦中のブルーキーパーをレーザーで不意討ちし死に至らしめる。
その後は行方をくらませた。脱出後は怪人保護協会に匿われており、フワリポンらと共に大怪人デスメシア復活のために行動している。
錫切によればイエロー部隊の極秘実験を盗みに来たらしく、上述の能力はそれによって得たものらしい。
第40話にて分身や小型の分裂体を生み出していたので恐らくタイミング的にはここで天使から手に入れたと思われる。
蛇を擬人化したような姿の幹部。高度な幻術を操り、これまで対峙した大戦隊隊員達を次々と洗脳、あるいは廃人化させてきた。
争いを悪として大戦隊を非難するが、自身は他者を洗脳して操っている。
かつてドラゴンキーパーとの交戦時に戦闘員を足止めに使い、戦闘員ごとドラゴンキーパーを爆破するという方法を行おうとした。
「ウロボロス」という集団を作り、とある廃校を拠点にして現実に不満を持つ子供達を集め学校を作っていた。
生徒の一人に擬態していたがDによって正体を暴かれ、グリーン部隊との交戦の末に最後はグリーンキーパーに倒された。
後に死体の一部が何らかの方法で回収され、怪人化薬として生成された。
スーツを着て、ズタ袋のような覆面を被った幹部。動画サイトにて日曜決戦の実態を告発した。
さらに天ノ川中央動物園に怪獣を解き放って討伐に赴いたレッド部隊にかなりの被害を出す。
そしてそれが自分の仕業であることを新たな動画で明かし、大戦隊が解散されなければ再度怪獣を解き放つと脅迫する。
しかしやらかした事件と不気味な外見とは裏腹に、なんと世間からは「フワ君」という愛称で呼ばれる人気配信者としての顔も持っている。
怪人としての能力は
首を失った人間の死体を影のようなもので乗っ取り、意のままに操るというもの。この死体の戦士は頭部の破壊によりリミッターが外れているため、通常より戦闘力が大きく引き上げられている。
また、武器を所持していない元戦隊員程度であれば即座に首を引きちぎり瞬殺出来るほどの力を持つ。
実はレッド部隊の従一位代理・梅沢の皮を被って大戦隊に潜伏しており、
大戦隊と保護協会の会談の場で、薬師に侮辱された赤刎が癇癪を起こし、薬師の右腕を引きちぎった瞬間を自身の正体を明かしながら動画配信することで、大戦隊の地位を失墜させることに成功する。
その際経緯は不明ながら撤退には成功したものの、流石にドラゴンキーパー5体を相手にしては無事では済まなかったらしく
頭のズタ袋が破れてしまっているが、何故か律儀に同じズタ袋を縫い直してそのまま被り続けている。
- 「申」のチャコブル
- 「卯」のヤケコカブ
物語開始時点で生き残っている幹部の2人。
他者に命令することでその通りの現象を起こす能力と、輪のような
ゲートを使用した空間移動の能力を待つ。
前者の能力は「立たざる」と言えば動きが封じられ、「見ざる」と言えば敵の視覚を奪い、
後者の能力は数百人を一気に移動させることも可能だったりと戦闘・サポート両方の面で非常に凶悪。
2体とも戦保怪戦が始まるまで姿を見せておらず、代わりに大戦隊ですら存在を知らない謎の幹部が各地で出没していたが…?
2体で1体の合体幹部でその正体は騎偉寿と瑠憂那のバカップル2人組。
合体しているだけあって能力も倍になっており、ブルー部隊をほぼ全滅させた。
前述の通り彼らが合体していることは大戦隊すら知らなかったものの、Dは見覚えがあった模様。
藍染に合体前の名前を看破された。
戦保怪戦では蒼馬と対峙。ヤケコカブの能力で奇襲を仕掛けるが天之冬衣神による「世界」の凍結で建物ごと凍った。
過去に討伐された幹部
薬師に寄り添っている写真から姿と名前だけが明らかになっている幹部。
司る干支は不明。
CV:蒼谷和樹
フードを被った鋭い爪とタコのような触手を持つ幹部。
13年前、ブルーキーパーになる前の青嶋らに現金強奪の仕事を与えていたが警察に売り飛ばした。
その後は先代の後を継いだ青嶋に討たれる。
自らに踏み込んだ「害悪」を全て跳ね返す絶対防御のカウンター能力を有している。
単純な直接戦闘ではほとんど無敵を誇るが、唯一の弱点としてアンデレガ本人を直接狙わない攻撃には能力が働かず、攻撃をそのまま受けてしまう弱点がある。
長大な牙を持った幹部。保護協会の建物ほどの大きさで、作中に登場する怪人の中では最大級の巨体を持つ。
時期は不明ながら既にグリーンキーパーによって討伐済みで、怪人化薬に生成され音呼に使用された。
司る干支は不明。
CV.江越彬紀
ファーコートのような毛に覆われた姿の幹部。
戦闘員を見下す者が多い幹部にしては珍しく、戦闘員を対等な仲間として扱って優しく接するような様子があり、
幹部を「イカれた幹部の連中」として嫌っているDからも「少しはまともなやつ」と評されている。
彼の「この星を取り返し、自由に生きよう」という言葉はDの心に刻まれている。
戦闘員
CV:石谷春貴
浮遊城の戦闘員の一人。
戦闘員の中ではリーダー格で、怪人のデザインに関して容赦なく意見を述べる。
CV:坂泰斗
浮遊城の戦闘員の一人。他の戦闘員よりちょっと太っている。
Dを探しに地上に降りるが、協定違反としてレッドキーパーに殺害される。
浮遊城の戦闘員の一人。他の戦闘員より頭一つ以上大きいかなり大柄な体型。
999回目の日曜決戦で
トラとトラックの能力を併せ持つ怪人「ウルトライガー」の役を担当した。
普段は温厚な物腰で喋るが、日曜決戦では凶悪な怪人らしい演技をする。
プロレスとはいえ床を砕き割るほどのパワーを持ち、演出の一環でトラックに変形して突っ込む必殺技も披露して見せた。
大柄な人間大程度のサイズでトラックに変身するのは無理あるんじゃないか
CV:羊宮妃那
戦闘員の少女。幹部の失踪後も徹底抗戦を主張し地上に降りて活動していたうちの一人。
地上で再会したペルトロラに名を与えられ、その指示を受けていた。
日々輝に拾われて彼の部屋で匿われており、大戦隊を潰す機会をうかがっていたが、Dとの触れ合いなどを通じ迷いが生じていく。
最終的に、自分には幹部のしもべとして生きる生き方しか知らないとして、ペルトロラに従い行方をくらませる。
第89話にて怪人保護協会に匿われていることが明らかになった。
神具で失った腕は髪の毛状のパーツで補填したらしく、髪型がショートヘアに変わっている。
◆怪人保護協会
代表理事。「人と怪人に平等な権利と尊厳を」と提唱している。
天使の父。元々は「怪人教」の生き残りで熱心な怪人信者ともいうべき存在。
特撮版ドラゴンキーパーをこよなく愛し、公式・非公式問わずグッズを収集するほど。
中学生だった20年前に放送されていた特撮版では中学生特有の反骨精神から主役側ではなく、怪人側を応援していた。
特撮版での好きな回は第35話。曰く「怪人がもっともドラゴンキーパーを苦しめた話」。
協会の建物は浮遊城を模して建てたもの。
第74話では「原作」であるドラゴンキーパーの主題歌を歌っていた。
薬師の現在の年齢を推測するとおおよそ32-35歳程度となる。日本の法律に当てはめて薬師が18歳で結婚→子供が生まれたとするならば天使の年齢は14-17歳。逆に天使が20歳とするならば薬師は12-15歳で結婚したことになる。このことにより「天使は本当に薬師の娘?」「ただのプロットホール」の二つの説が持ち上がったが、現状ではどちらとも断言は出来ない。
理事の一人。元大戦隊隊員でイエロー部隊正二位だったが、どういう経緯でか現在は怪人保護協会に身を置いている。
錫切曰くイエロー部隊の極秘実験に関わっていたらしい。
山吹が従二位の頃から人間を使った神具の実験を行っており、彼女に「人間が持つ無限の可能性は怪人の理不尽を上回る」と説く。
しかし、戦保怪戦に於いては「人間は欠陥品、怪人こそ至高の存在」と主張している。
怪人化薬での姿は額から2本の角と背中から新たに4本の腕が生えた姿。錫切「うーん…なんか中途半端だね。ダサ」
そこに現れたレッドキーパーの八岐大蛇により殺菌消毒一撃で倒された。
理事の一人である女性。
高校時代は生徒会長を務めており、「怒り」を原動力に悪事を働く不良生徒たちを懲らしめていた。
その後は天ノ川新聞の記者として日曜決戦の真実を暴こうと動き、「怪人は人が生み出した生物」であることを突き止める。
しかし、口封じを仕掛けた黒服に襲われ、証言を得ようとしていた才加が謎の自殺を遂げる。
またもや襲われそうになったその時に十字に助けられたことから再び怒りを原動力に悪を正す道を歩み始める。
人間を怪人に変えている大戦隊に対して、何も知らない他人を怪獣に変えることで対抗する本末転倒な思想を抱いていることに対してはまだ解説がされていないものの…?
怪人化薬での姿はアンデレガと同じく猫耳のようなものが生え、髪の毛の先端がタコの触手に変化している。
神具レプリカ「天之冬衣神」は自らの周囲に氷を生成し、攻撃に使用する。
イエローキーパーらを追い詰めるがターゲットを茶畑に定めた「建御雷神」に巻き込まれて死亡した。
理事の一人である涙をこぼしているような形のメガネをかけた男性。口が悪い。
右京のことを「右京姉」と呼んでいる。
高校時代はおどおどした気弱な性格で「やったらやり返されるから」と暴行も甘んじて受け入れていた。
それを良しとしない右京から𠮟責を受け、暴行を働いていた生徒たちに立ち向かう姿が描かれている。
怪人化薬での姿は顔の右半分に仮面、右肩にアーマーが付き、臀部からは太い尻尾が生えている。
その姿はかつての幹部・マガティアを思わせる姿で相手を夢の世界に閉じ込める力も健在である。
理事の一人である太った女性。
温厚そうな雰囲気なものの、実際は薬師に負けず劣らずの怪人ファンで、人間を襲う怪獣に対して「可愛い」という印象を抱く危険人物。
他の理事と同じく怪人化の薬を持たされているが「怪人になれる機会なんて一度きりだから」ということで使い惜しんでいる。
第94話で怪人化薬を注入。顔の下半分がマスクで、上半身は黒い煙のようなもので覆われている。
神具レプリカ「火之夜藝速男神」は自身の周囲に8個のビットを展開し、「〇速」の掛け声と共に相手に突っ込む。
その威力はグリーンキーパーのみならず近くにいた怪獣も巻き込んで吹っ飛ばすレベル。
2本目の怪人化薬を使用し、協会本部の建物ばりに更に巨大化した怪物へと変化した。
音呼の人格は消え失せ、トドマスクの人格が蘇ったがグリーンキーパーの少名毘古那神により神具で叩きのめされた。
ウロボロス壊滅後、ウロボロスの拠点だった廃校で肝試しをしていたバカップル。そこで怪獣に襲われるが、桜間(本物)に助けられた。
その後、何故か薬師に招待され怪人保護協会の理事となった。
第97話にて2人揃ってブルー部隊と怪獣の戦闘を観戦。
怪獣に襲われそうになった紺野を助けるも2人の足は怪獣に潰されてしまう。
だが、痛がる素振りすら見せない様子に藍染が怪人であることを看破する。
その正体は天ノ川中央動物園に現れた謎の幹部であった。
◆ウロボロス
ウロボロスの幹部。蛇の入れ墨を入れた大男。剣道を使う。
マガティアの思想に共感し、ウロボロスの学校で教師を務めていた。
下記の西木にファーストキッスを奪われた。
学校を守るためにD達と一時休戦して暴走した若葉と戦うが、マガティア登場後は再びD達と交戦。しかし一方で逃げずに若葉に立ち向かった生徒達を見てマガティアの考えへの疑問も抱き始める。
最後はDに剣道では想定していない足への攻撃をされ敗北。大人しく西木達に逮捕された。
ウロボロスのリーダー。男性。
とある理由からマガティアと手を組んでいる。
元グリーン部隊隊員。大戦隊に憧れ加入するが、日曜決戦がやらせだったという真実に幻滅する。
4年前のマガティア討伐に赴くがそこでマガティアとの実力差から「こんな無謀な戦いを続けるものこそが真の悪」と考え、上司であったグリーン部隊正二位・常盤奏を殺害。マガティアの配下となりウロボロスの校長を務める。
常盤の持っていた手袋型の神具レプリカと『大国主神』のカートリッジを使用している。
話術を駆使して翡翠をもマガティアの幻術にかけることに成功するが、Dの執念で追い詰められ、さらに正気に戻った翡翠も参戦。
学校を破壊する勢いで暴れ回るが学校を守るため我藤と生徒達もD達に加勢し、最後は翡翠に倒された。
正志の弟。つい最近、ウロボロスに加入した新入りでもある。
◆一般人等
CV:
野沢雅子
ドラゴンキーパーのマスコット。
竜の顔に手足が生えたような一頭身の愛されボディを持つが機械か生物かは不明。
宙に浮くことが出来るが飛行スピードは遅い。
グリーン部隊と懇意にしている情報屋。よく利く鼻と広いネットワークを持つ。
七つの大罪にちなんだ情報屋の七つ道具を駆使して情報を集める。
名前にこだわっているらしく、別の呼び方をするとわざわざ訂正してくる。
過去のニュースが網羅されたタブレット型端末。
小型のトカゲ型ロボット。カメラや通信機・発振器を搭載している。
トカゲの絵が描かれた拳銃。
ハンマー型の武器。正体は緑の神具「緑竜ファーヴニル」。
警視庁捜査一課の刑事。西木の上司。
西木とは違い、大戦隊を嫌ってはいないがその活躍が警察の肩身を狭くしていると言う。
警視庁捜査一課の刑事。マガティアの起こした神隠しで行方不明になった弟を探している。
大戦隊の事はあまり信用していない。年間100本のアニメを視聴しているアニオタ。BLも追っている。
◇主題歌
第1期
OP「次回予告」
歌:キタニタツヤ
MVは『
ウルトラセブン』のOP映像をパロディしたものと、『
TAROMAN』で知られる藤井亮氏が手がけた、やはりウルトラシリーズを意識した実写PVの2種類がある。
戦隊パロディ作品の主題歌なのにMVが別企業の手がけたウルトラシリーズ風なのは突っ込んではいけない
ED「正解はいらない」
歌:ナナヲアカリ
◇余談
先述した通り、その題材が題材だけに本家スーパー戦隊シリーズのファンの間で商標の件をはじめ物議を醸し、少なくない批判の声も上がった本作。
だが、その連載が始まった2021年には『
機界戦隊ゼンカイジャー』、アニメ化が発表された2022年には『
暴太郎戦隊ドンブラザーズ』とシリーズでも稀に見るレベルの異色作が2作続いたことから僅かではあるが同情の声も上がっている。
特に『ドンブラザーズ』はあるエピソードが原因でBPOにクレームが寄せられた前歴もあるため、アニメ化発表の際に本作のタイトルを目にして「
ドンブラザーズがまた何かやらかしたのか」と誤解した戦隊ファンが続出。
そしてそのエピソードの中心人物にして同作でも屈指の問題児である
キジブラザー/雉野つよしを演じる鈴木浩文氏もこれに悪ノリし、自身のTwitterで「
心配しないで! ぼくは合格です💯笑」というツイートを投稿し、ファンを苦笑いさせた。
更に、アニメ版が放送された2024年には、同年放送の『
爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ10(第10話)の東映公式ブログにて「本作の乗り心地が皆さんの
大合格ラインに届いていれば嬉しいです」と本作を意識したかのようなコメントが記載され、
同日に公開された同作の第一部スペシャルPVでも本作のテロップ演出の露骨なパロディが取り入れられる等、東映公式も本作の存在を少なからず意識している節が見られる。
追記・修正は戦闘員になってヒーローを倒してからお願いします。
作品等に対しての愚痴や誹謗中傷・罵倒等を行った場合、IPの規制等の措置をとらせて頂きますのでご了承下さい
- 管理人裁定によりリセットしました -- 名無しさん (2022-12-28 16:47:47)
- 「魔法少女にあこがれて」という、同じマッチポンプで悪役主人公の漫画があるけど、あっちは百合目当てで読んでる人多いから客層はしっかり分かれているというかんじ -- 名無しさん (2023-01-01 13:23:19)
- 作品としてのジャンルが違い過ぎて比較にもなってないわ -- 名無しさん (2023-01-01 15:49:10)
- 絵が妙に硬く感じる…『五等分の花嫁』では特にそんなの無かったんだけど -- 名無しさん (2023-01-01 22:32:48)
- 報告にあった警告無視の違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-01-02 18:47:05)
- なんというかごとよめの方が大失格に絵柄が引きずられていたような…これが春場先生が本当に描きたかった作品って本当なの? -- 名無しさん (2023-01-11 17:57:58)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-01-13 11:35:36)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-01-25 11:10:06)
- ↑5 意識して絵のタッチは変えてるとは思うけど、確かに五等分のときのが柔らかい印象がある。 -- 名無しさん (2023-01-25 12:45:19)
- なんだろう…「戦隊もののテンプレをネタにした」ら本家の方で異世界・異種族交差系変化球戦隊三連発って、言い難いけどなんだかなだよな…。 -- 名無しさん (2023-03-29 08:49:00)
- ↑そもそも世間一般で言われてるほどスーパー戦隊って「お約束」ばっかじゃないからな。むしろこれみたいなパロディものの方がよっぽどテンプレ化してるまである -- 名無しさん (2023-04-08 17:15:57)
- ↑どうやって半世紀近くに渡ってインターバルほぼなしで放送され続けてきたのか考えてみろ、って話よね -- 名無しさん (2023-04-13 12:55:46)
- そもそもヒーローとはなんぞやみたいな話なんて昔からやってるから目新しさはないな -- 名無しさん (2023-04-17 19:57:48)
- 毎週更新してるけど?まとめてやるのが普通じゃないの? -- 名無しさん (2023-04-22 06:50:51)
- ↑2今作の両勢力の性質で「正義VS正義」「アンチヒーローモノ」として売ってるからみんなにつっこまれてるってのもあると思う(柱のコメントとか宣伝とか見るに) 「悪VS悪」「戦隊モノ題材のアウトレイジ」として売ればもっと印象違ったかもしれない -- 名無しさん (2023-05-17 07:29:19)
- 本作の悲劇はよりによってドンブラザーズが公式で発表されてしまったことだ -- 名無しさん (2023-10-12 10:52:17)
- 今日配信されたアニメOPがこれまた「戦隊モノへのゴリゴリの皮肉」と「変わらない日常の中で失敗を許されない人たち=この作品の戦闘員とヒーロー両方」を描いてて好きだわ -- 名無しさん (2024-04-07 19:55:50)
- ゴリゴリの皮肉(ただしエアプ) -- 名無しさん (2024-04-07 20:43:29)
- テンプレをネタにしたって言っても、ガッチャマンやコンバトラーでさえ見方によっては戦隊テンプレって言えちゃうからなあ。もっと言えばゴレンジャーでも石ノ森先生自ら「ごっこ」と称してネタにしてるし、非石ノ森時代でも非公認っつー自虐まがいのセルフパロディまで完備してる。戦隊モチーフでどんな形であれ描くのって、実はとんでもなくハードル高い気がするよ -- 名無しさん (2024-04-17 05:54:57)
- スポーツ漫画を描くならそのスポーツへの理解が、グルメ漫画を描くならグルメへの理解が求められるのは当然だから、戦隊モノを題材にした漫画に戦隊への理解が求められるのは至極当然の流れでしか無いんだよな -- 名無しさん (2024-04-17 08:53:18)
- じゃあ、君らが好きな異世界転生漫画も異世界に対する理解が無いとダメだよね。 -- 名無しさん (2024-04-18 02:37:09)
- ↑無いものをどう理解しろと。だからちゃんと評価されてる作品はその代わりに自分なりに世界観を詰める(そして出来てない作品は評価されずに消えていく)わけで。というか、実在のテレビ番組を名指しで茶化すんだったらまず対象をある程度理解した方がより的確に茶化せるだろ、ってそこまで変な話か? -- 名無しさん (2024-04-27 11:17:03)
- ブンブンジャーの公式ブログで「本作の乗り心地が皆さんの大合格ラインに届いていたら嬉しいです」って書かれてたり、第一部のスペシャルPVで大失格をパロってるとしか思えないテロップ演出が出てきたり、とうとう本家東映が暗に大失格を弄り始めた件。まぁどっかで軽い意趣返しくらいはやるだろうとは思ってたけど。 -- 名無しさん (2024-04-29 01:07:25)
- 真のメインヒロインは薄久保天使(エンジェル)ちゃん -- 名無しさん (2024-05-13 14:13:43)
- タグに「令和のタイバニ」って書いてあるけど具体的にどの辺が?職業ヒーローモノのタイバニとアンチヒーローの皮を被ったヤンキー漫画のこれじゃ全く違うだろ。まさかとは思うけど監督が同じだからとか言わないよな。 -- 名無しさん (2024-05-13 15:27:55)
- まあ確かに戦隊モノって今特撮のシリーズモノとしては一番立場が弱い(主にパワレンを失った事による売上減)シリーズになっちまったけど、エアプにバカにされたようなパロされる謂れはねぇんだよなぁ -- 名無しさん (2024-05-17 01:19:47)
- 荒らし報告ページに全消し荒らしの報告を行いました。 -- 名無しさん (2024-05-17 07:47:53)
- 令和のタイバニを名乗るには話題性に乏しすぎる -- 名無しさん (2024-05-17 10:32:50)
- そもそもこの漫画の怪人って普通に侵略しに来て人命を伴う被害散々出した挙句に返り討ちに遭っただけだし、「勝手に攻めてきて勝手に負けた奴が逆ギレしてるだけ」って時点でヒーロー風刺としての体を成してないんだよなぁ… -- 名無しさん (2024-05-17 20:12:34)
- 侵略者じゃなくて大戦隊が造った人造生物だよ -- 名無しさん (2024-05-17 21:17:10)
- 正義のはずの連中が作ったマッチポンプってのもまあね、割とたくさん -- 名無しさん (2024-05-18 16:31:00)
- 戦隊側の戦隊じゃない戦闘要員を野放図に増やしまくった結果、ウリのはずの戦隊要素が半ば死んで普通の超能力バトルモノになってるのがホント…敵が5人だけじゃ話が保たないと判断したんかもしれないけど、じゃあなんでそもそも戦隊にしたのかって話。元締め組織に何十人ものヒーローが所属してる設定の作品なんか古今東西いくらでもあるんだから普通にそれでよかったのにね。 -- 名無しさん (2024-05-22 13:45:06)
- 全く流行ってる感じがしないまま五等分の巻数を超えるの凄くない? -- 名無しさん (2024-06-09 18:45:23)
- 一応YouTubeでの期間限定配信は再生回数30万行ったらしいけど、正直話題になってる感じはないよね。原作ファンと一部の好事家しか観てなさそうなイメージ -- 名無しさん (2024-06-09 18:54:23)
- 一時期コメ欄荒らしすぎて苦言呈されたのにまだやってんのかこいつら…ファンは一定数いるし東映本家も別に貶すような意図はないだろありゃ。いい加減気にいらない作品に無闇に突っかからないという自制心を身につけろ -- 名無しさん (2024-06-12 04:51:02)
- 最近パラパラとしか読んでいないので、復習を兼ねて見に来た。連載開始から3年も経っているのか、まだ1年くらいかと思っていたけど、意外に長く続いてるのね -- 名無しさん (2024-06-18 17:04:42)
- 思ったより記事が濃くてビビる -- 名無しさん (2024-07-03 06:34:18)
- 「→評価自体は高い」って書いてあるけど、そうか…?普通に「登場人物がクズばっかで不快」とか「戦闘シーンが固くて迫力不足」とか「テロップ読みにくすぎ」とか、普通に漫画としても批判意見多い気がするけど… -- 名無しさん (2024-07-29 19:01:50)
- ↑それらの意見はあくまでオタクのもので、逆に主な読者層である一般人はそう思っていないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2024-08-02 10:36:10)
- 戦隊パロが作られる度に愚弄される辺り普通に出来悪いんだろうな -- 名無しさん (2024-08-07 15:45:13)
- 高く評価してるってのはあくまで賛否両論の賛の方でしょ。項目にもある通り、作品の出来以前にコンセプト自体がそもそも万人ウケするものじゃないし -- 名無しさん (2024-08-07 16:29:35)
- 159.28.65.75によるタグの全削除を荒らし報告ページに通報しました。 -- 名無しさん (2024-08-09 21:11:39)
- 2001:268:9a98:84e0:a03f:61ff:fe29:fabeの中傷コメントを荒らし報告ページに通報しました -- 名無しさん (2024-08-13 14:21:02)
- 169.150.225.3の中傷コメントを荒らし報告ページに通報しました -- 名無しさん (2024-08-14 02:05:37)
- ヒーローが暴力楽しんでるだけの特撮オタクってのが面白い。 -- 名無しさん (2024-12-01 12:12:07)
最終更新:2024年12月16日 15:32