スパイダークモノス/ジェラミー・ブラシエリ

登録日:2023/09/03 Sun 20:56:00
更新日:2025/05/05 Mon 11:18:43
所要時間:約 22 分で読める…とさ


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2000歳児 6人目の王様 おっとぉ イケメン キングオージャー ゲロウジーム コミュ障 ゴッドタランチュラ ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ ジェラミー・ブラシエリ スパイダークモノス スパイダーマン スーパー戦隊シリーズ タランチュラナイト トラブルメーカー トリックスター ナレーター ハーフ バグナラク ホワイトヒーロー ロマンチスト 不老長寿 二号ロボ 地帝国バグナラク 地獄への道は善意で舗装されている 報連相しない男 妖怪行間を読め 怒ると怖い 怪奇蜘蛛男 怪奇!クモ仮面の男 戦隊個別 時代遅れの語り部 最年長 歴代ホワイト 残念なイケメン 母ちゃんは17歳 池田匡志 混血児 狭間の国バグナラク 狭間の王様 王様戦隊キングオージャー 結構暗い過去持ち 線上のトリックスター 苦悩の連続 語り部 豆腐メンタル 超学生 追加戦士 騙されやすい 高田将司


※推奨BGM:「我ら王様戦隊!」


次回!王様戦隊キングオージャー!

俺はジェラミー・ブラシエリ。


(あら)たなる王様(おうさま)登場(とうじょう)


人!バグナラク!全てを統べて、世界の運命(さだめ)を定める者。


(すべ)てを()べる(おう)正体(しょうたい)とは!?


第12話 6人目の王様


狭間(はざま)の王様!その有り様を、永久(とわ)に語り継ぐといい。








世界には、お前さん方の目には映らない狭間に生きる者が大勢いる。

確かにそこにいるのに、まるで消されたかのような存在が……


だから俺は全てを統べて手を取り合う!

チキューの常識!掟!偏見!差別!思い込み!全てを俺が書き換える!

そのために俺は、自らの封印を解いた!!



ジェラミー・ブラシエリとは、スーパー戦隊シリーズ第47作『王様戦隊キングオージャー』の登場人物である。

演:池田匡志
キャラクターソング:「線上のトリックスター」



【概要】

「時代遅れの語り部」 「狭間の王様」を自称する怪人物。
五大国に2000年前から伝わるキングオージャー伝説の描かれた絵本の作者にして、五大国に伝わるバグナラク復活の予言』やバグナラクに伝わる『三大守護神の伝承』を書き記した張本人。

その正体は2000年前に「バグナラクと恋に落ちた」という罪を犯して歴史から抹消された6人目の英雄と、バグナラク出身の蜘蛛形の女性「ネフィラ」の間に生まれた混血児で、フルネームは「ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ」
その出自故にデズナラク8世とも面識がある。

風貌は、白を基調とした露出度の低い服に身を包んだ美青年だが、ハーフ故に右腕全体が紫の外骨格で覆われた異形になっていたり、額や目元に特殊な印が刻まれていたりする。
なので普段は人間に見えるよう、白い手袋で右手を覆い隠している。

そして実は第1話から登場していたナレーターの正体でもある。
オープニングナレーションの締めになっていた「これは、平和を守る王達の物語。そして、王になる男の物語である」というセリフは
「平和を守る王達の物語。そして(邪悪の)王になる男(ギラ)の物語」と思わせておいて、
実は「平和を守る王達の物語。そして(これから6人目の)王になる男(ジェラミー)の物語」と言っていたことが発覚した際には視聴者の度肝を抜いた。

初登場時には蜘蛛を模した鉄仮面により力を制御されていたが、三大守護神のシュゴッドソウルの力によりその封印を解放。
2000年の間、水面下で各国とバグナラクに働きかけ、レジェンドキングオージャーの降臨を受けて「人間とバグナラクの和平」という目的のために表舞台に立つと、
手段のためデズナラクを出し抜くなど、当初はトリックスターのように振る舞っていた。


【人物】

一人称は「俺」。他者は「お前さん」と呼ぶ。
口癖は「おっとぉ……」。驚きや困惑など場面に応じて各々の感情を込めながら口にする。

掴みどころのないトリックスターじみた言動や気取った振る舞いで、ギラ達の前に現れては意味深でキザな台詞を投げかけるのを好む自信家。
「ペンは剣より強くあれ」という信条を掲げると同時に語り部(≓作家)として「行間」にこだわっており、直接的な表現を避けて独特な言い回しをする癖がある。
そのため報連相に欠け、真意が相手に伝わりにくいことが多い。
というか話していないどころか匂わせてもいないことまで「行間を読めばわかる」で流すことがまれによくある。
例として「6人目の英雄」の存在や人とバグナラクが恋に落ち子をもうけた出来事を、キングオージャーの絵本の中に何も書かれていない空白のページを1ページ挿入しただけで描写したつもりになっていた。「語り手」として致命的な欠点では?
なので素顔はある意味リタとはまた違ったタイプのコミュ障。
さらにいつまでも察してくれないと痺れを切らして逆ギレし、物理的な手段に出ることも辞さない。
その実力行使に至った理由すら説明しないのですれ違いに拍車がかかり、結果的にギラ達側からもバグナラク側からも敵視されるという本来の目的とは完全に逆の方向に突っ走る最悪の展開にまでなってしまった。
だが、この態度が災いしてヒメノのトラウマを抉り激怒させてしまった際は流石に反省し、以降ギラ達と出来るだけ足並みを揃えようとする様子を見せる。

バグナラクでは「半端者」と疎まれ、地上でも不老長寿の身ゆえに一か所に落ち着くことが出来ないという孤独な人生を送っていたが、彼自身は両親を「親父」「お袋」と呼んで決して恨んでおらず、むしろ「自分の存在こそが人間とバグナラクが手を取り合えることの証明」と前向きに捉えている。
  • デズナラク8世を倒したと見せかけて逃がす
  • ゲロウジームをこっそり救出して仲間にする
等の中立的行動もその決意の表れ。
気取った仮面の素顔は「人間もバグナラクも手を取り合って仲良くして欲しい」と心から願う情緒豊かかつ熱い人情家のロマンチストで、肩入れした相手には非常に親身に接している。
特に家族関連の重い話や辛い思い出話には滅法弱く、家族同士を引き合わせるために行間癖を封じてまで他の王達に協力を求めたこともある。

なお、ほぼ不老長寿で2000年間を生きていたことで時間の感覚も常人とは異なっており、
「昼寝をしたつもりが1年間眠り続け、その状態で発見されたため『腐らない死体』として見世物小屋に晒された」という次元の違うコミカルエピソードも持つ*1

そして
  • 長年孤独に生きてきた上に作家としての矜持から言動の行間を読むように他人に強いるコミュ力の低さ
  • トリックスターを気取るかのような振る舞い
  • 2000年に渡り生きてきたが故の劇中最年長者としての自負
  • 時折長い休眠状態に入るせいで歴史の全ての事象や真実を知っているわけではない*2
  • 孤独に生きてきたことが災いしての精神的な未熟さ
が複合しているせいで本作屈指のトラブルメーカーという一面を持ち、言葉や配慮が足りなかったせいでトラブルの元になったこともしばしば。
政治劇や腹芸も苦手かつ、人の悪意に対しても深く考えが及んでいない部分もあり、ラクレス・ハスティーの上辺だけの言葉を鵜呑みにしてラクレスとデズナラクの会談の場を設けた結果、ダイゴーグの復活を招いてしまったことすらあった。

一応やらかしたことにはキッチリ反省もできるタイプだが、2000歳の癖にメンタルはかなりナイーブ。
自分の失敗を悟るとショックで打ちひしがれたり、酷くやらかした際は「全てを統べるどころか全てスベってる…」と自虐して数話に渡って体育座りで落ち込んでいたり、自身の糸を編んで作ったハンモックにくるまって落ち込むこともあった。

こんな調子なので5人の王様達からは呆れられることこそあれど、五王国異様事案対策用戦略救命部隊=通称・王様戦隊キングオージャーの一員としては認められている。


ジェラミー最大のやらかし



『その昔。五人の英雄と守護神キングオージャーが、バグナラクを打ち倒し、人類を救った』
……そうだな。この書き方じゃあ、バグナラクは“悪者”だ…!

なんてこった……

常識、偏見、差別、思い込み…それを作ったのは…

俺だったってわけだ……!


初登場から色々散々やらかしてきたジェラミーであるが、彼最大にして痛恨のやらかしとは自分が2000年前に言い伝えたキングオージャー伝承そのもの。
本人としてはバグナラクと人類の融和を願って描いた物語であったようだが、その書き方と長い年月の影響であたかもバグナラクが人類を脅かす敵としてチキューの人々に受け入れられてしまう。
さらに、当然ながらこの文章には直接「バグナラクは悪」とは書かれていない。つまり、自分が散々要求してきた「行間を読む」を試みた結果の解釈ということである
デズナラク8世との対話、そしてブーンとの交流によってバグナラクへの差別と偏見を何よりも嫌ってきた自分がバグナラクへの差別と偏見を最も助長していた事実に気が付いてしまった際はこれまでになく打ちひしがれてしまった。

その後自分が犯した罪と向き合い、さらに身を挺してのゲロウジームの進言によって自分に足りないものが「傷つき血に汚れ、命を背負う覚悟」であると思い知らされると自らの不甲斐なさを痛感。
真に人類とバグナラクの融和の夢を叶えるべく、デズナラク8世を倒して新しいバグナラクの王になる決意を固めた。

傅けゲロウジーム!

お前は我が従者となり、狭間の国『バグナラク』。その最初の民を語れ!


【配下】

  • ゲロウジーム

私は、あなたこそ…チキューの王に相応しいと思う…

CV:関智一
身長:189cm(異常成虫時 / 47.1m)
体重:151kg(異常成虫時 / 375.9t)
分布1:シュゴッダム(昼)
分布2:バグナラク
好物1:ウィスパーボイス
好物2:狭間の王
観察ポイント1:どこにでもいるし、どこにもいないようである。
観察ポイント2:これからもどこにでもいるし、どこにもいないようである。

第8話に登場。
繊細な身体の虫「カゲロウ」のBNAを持つ怪ジーム。
ひょろ長い首と広い肩幅、カゲロウの羽表面を模した体色が特徴。背中からは一対の羽が生えており、人間より格段に大柄な体格にも関わらずひ弱そうという不思議な印象を与える外見をしている。
ちなみに目は実際のカゲロウのオスと同じ「ターバン目」になっている。

一人称は「私」
ささやくようなウィスパーボイスで喋り、終始勢いのない言動をする。
だが不機嫌なデズナラク8世の御前で自分の能力をアピールしたり、擬態しながらとはいえ単身敵地で堂々と振る舞うなど行動はむしろ大胆。
しかしやる気がない……というよりも、性格自体がバグナラクにあって温厚で元々荒事向きではなかっただけの模様。

「昆虫界のサプライズキング」と称されており、光の屈折を操る能力の応用で自身を透明化したり他者に擬態したりすることが出来る。
これによって隠密・潜入工作が可能なのだが、肝心の演技力はハッキリ言って大根役者そのもの。それでも一時的に相手の動揺を誘うことは可能。
ジェラミーとの付き合いの中で精神的にも成長したのか戦闘力もパワーアップ。最終章では優しさを驚くほどの強さに変えてチキューの民とともに戦い、宇蟲王の軍勢相手に奮戦してみせている。

昆虫最終奥義は陽炎の如くユラユラ揺れながら破壊活動を行う「ユラユラッシュ」
最終章では新たな最終奥義として、大切なものを守るために振るうかぎ爪による斬撃「バグナラッシュクロー」を習得している。

シュゴッダムで開かれる決闘裁判の最中、どさくさに紛れてギラを誘拐する作戦に自ら志願。
ただどうやって誘拐するかの具体的な段取りは組んでいなかったようで、ヤンマ・ガストに擬態して「心の友よー!」と叫びながらギラに走り寄って油断させようとした。総長、バグナラクから見てもそんなキャラなの?
しかしギラはともかく、曲がりなりにも付き合いの長いラクレスにそんな芝居は通用せず、毒液の注射*3を打ち込まれてあえなく昏倒。
決闘後、息を吹き返して破れかぶれ気味にシュゴッダムの破壊活動に移るが、突如上空から飛来したゴッドホッパーに踏み潰されてしまった。
その生涯の儚さはまさにカゲロウのごとし。

しかし、後の第13話にて生存していたことが判明。何とか帰参してチャンスを乞うも、デズナラクから存在を忘れられていた挙句「おめおめと逃げ帰って来た半端者」「戦って死ね」と邪険に扱われ、捨て石同然で再出撃させられる。
今度はシオカラに擬態してシュゴッダムに潜入するが、ヤンマ特製のブーブークッションの運搬中に起きたトラブルがきっかけで正体がバレてしまう。
さらに戦いをやめない王達とバグナラク及びヤンマに貸した母の形見をブーブークッションに使われたことに激怒したジェラミーの猛攻に対し半ばヤケクソ気味に立ち向かうが、ゴッドタランチュラの返り討ちに遭い、今度こそ儚い生涯を閉じた……

と思いきや、同じ「半端者」という点にシンパシーを感じたジェラミーに裏で助けられ、以降は彼と行動を共にすることに。
一度限りの敵キャラと思われていたが、まさかの準レギュラー化に衝撃を受けた視聴者も多く、同じく白い戦士に付き従った彼の再来を期待する声も挙がっている。

第25話では裏切ったと見せかけた捨て身の方法でジェラミーに本当に必要な覚悟を説き、正式に彼の側近の座に就任し王と家臣として絆を結んだ。そして決戦ではガーディアンピードのパイロットを務めた。

なお、怪ジームを始めシュゴッドソウルを取り込んだバグナラクは巨大化する代わりに死ぬことが運命付けられているが、彼は普通に生きている。
本人曰く「生きていながら死んでいる幻(要約)」のような状態とのことだが、その正体は「自我を持つ幻影」。物理的実体を持たないために異常成虫の反動や攻撃によるダメージがダメージとして機能せず、ゆえに殺されることがない。
しかも物理的干渉は普通に可能であり、怪ジームの中でもひときわ異彩を放つ存在となっている。

29話以降、ジェラミーが王様戦隊として宇蟲王一派に対抗している間は長らく出番がなかったが、バグナラク本国においてサナギム達に情操教育を行っていたことが最終盤で判明。
これによりバグナラクに「死者を悼む」「他人を助ける」という価値観が生まれ、二度目の「神の怒り」に対する避難計画の成功に大きく貢献した。
ダグデドとの最終決戦では「避難計画ゼロ」において、バグナラクのリーダーとしてヴェノミックスシューターを託されていたが、ラクレスに先導される形で他の側近組や国民たちと共に「反逆者」として決戦に参戦。
デズナラクによってシュゴッダムに押し込まれたカメジムを上空からボディプレスで不意打ち、さらにネフィラが蹴り飛ばしたコピーグローディとデズナラクが投げ飛ばしたカメジムを、バグナラッシュクローで戦線から脱落させるという大役を務めた。

CVは上記の通り「天の声」こと関智一氏だが、普段は威勢のいいキャラを演じることの多い関氏には珍しいウィスパーボイスキャラである。


【スパイダークモノス】



俺は、ジェラミー・ブラシエリ。

人!バグナラク!全てを統べて、世界の運命(さだめ)を定める者……

狭間の王様!その有様を、永久(とわ)に語り継ぐといい……


Guys() Go()!


王鎧武装。


スパイダークモノス!!

画像出典:王様戦隊キングオージャー 第12話『6人目の王様』より(2023年5月21日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

スーツアクター:高田将司

テーマソング:「The Prophet」(歌:古川貴之)

ジェラミーがクモノスレイヤーによって変身した姿。イメージカラーは白でモチーフは蜘蛛
相手を手玉に取るように翻弄する「トリックスタイル」で戦闘。
クモのように壁や天井を駆け巡り、ヴェノミックスシューターを使った多彩なポイズンショットやフェイクショットを得意とする。

バグナラクの血を引いているため、変身していない状態でも右手から強靭な蜘蛛の糸を生成して自在に放つ能力を持つ。
変身後もこの糸を巧みに操って重い物を持ち上げ、建物を伝って街中を縦横無尽に移動することが可能である。
この能力を活用したトリッキーな戦法や年長者としての経験がものを言うのか、デズナラク8世をも往なし圧倒する戦闘力を誇る。でもブチギレたカマキリオージャー相手には分が悪く瀕死になった。

装備

  • クモノスレイヤー
システム音声:超学生

スパイダークモノスの変身アイテム兼専用武器である短剣。
元々は6人目の英雄だった父からジェラミーが受け継いだもので、蜘蛛型の仮面の状態で力を封じられていた。
金色の「チェンジクモノスキー」を柄の鍵穴に差し込んで仮面のように顔に覆いかぶせながら王鎧武装する。
さらに3回捻ることで必殺の「ダンシングキング」を発動させる。
また、相手にダメージを受けたと錯覚させる「フェイク」も可能。
「シュゴッドクモノスキー」を用いることで背中からゴッドタランチュラの脚を生やして攻撃を仕掛ける超必殺技「スパイダーフィニッシュ」を発動する*4。後に登場した隠しモード「王鎧武装・凌牙一閃」との違いがわかりづらいが、凌牙一閃はスパイダーフィニッシュを超高出力かつ継続的に発動した状態と解釈可能。

  • ヴェノミックスシューター

VENOMIX!

スパイダークモノス専用の殺虫剤スプレー銃。
紫の「ヴェノミックスクモノスキー」を差し込むことで起動、様々な種類の毒弾を発射し、さらにキーを3回捻ることで必殺の「ハイドロヴェノム」を発動させる。
クモノスレイヤー同様こちらも特殊ホログラムを利用した「フェイク」が可能で、煙幕状のスクリーンで使用者の身を隠すのにも使える。
元々はジェラミーの母・ネフィラがゴッドタランチュラを基に作った武器で、ジェラミー自身も「お袋の形見」として大切にしている。
そのため、ヤンマに悪戯に使われた際には普段の飄々とした態度もかなぐり捨てて激昂していた。自分もヤンマの思い出の品のパソコンに放火するドッキリやったのに
また、33話ではヴェノミックスクモノスキーを用いることで空中に画像を映し出すプロジェクターのように使えることも判明した。

  • スパイダークモノスキー
クモノスレイヤーとヴェノミックスシューター起動に用いる鍵型アイテム。
  • 王鎧武装やゴッドタランチュラ召喚に用いる「チェンジクモノスキー」
  • ヴェノミックスシューターの技の発動に用いる「ヴェノミックスクモノスキー」
  • ガーディアンウェポン召喚に用いる「シュゴッドクモノスキー」
の3本が現在確認されている。


【ゴッドタランチュラ】


【全高】24.3m
【全幅】40.5m
【全長】32.3m
【重量】1000t
【スピード】250km/h
【出力】450万馬力

スパイダークモノスと共に戦う白いタランチュラ型シュゴッド。通称「タランチーノ」
三大守護神をも束ねる程の強大な力を備えるレジェンドシュゴッドであり、単体で禁断の守護神「タランチュラナイト」への変形機構を有する。
大きく発達した八本脚から生み出される機動力により、その巨体からは想像も付かないようなアクロバティックな移動が可能で、脚の先端に付いた爪はそのまま接近戦における強力な武器となる。
スパイダークモノス同様強靭な糸を射出して敵を捕獲し、さらにこの糸を他のシュゴッドに連結させて連携攻撃を行わせる能力も持つ。
なお本物のタランチュラ(オオツチグモ)は地面を歩き回って獲物を探す徘徊性のクモで、いわゆる「蜘蛛の巣」は張らないのだが、それは言わないお約束


タランチュラナイト



天より神は人の姿を借り、騎士となりて地に降り立つ!


ナイト! ナイト! タランチュラナイト!


【全高】41.2m
【全幅】18m
【胸厚】12.2m
【重量】1000t
【スピード】300㎞/h
【出力】450万馬力

ジェラミーのシュゴッド・ゴッドタランチュラが変形した巨大騎士ロボ。
クモという特性を生かしたトリッキーな動きと右腕の大砲「タランチュラバスター」による糸攻撃で戦場を縦横無尽に駆け回る四次元的なアクションで戦う。
両肩の「タランチュラアーム」も使用、鉤爪のように敵を突き刺す。

単体シュゴッドの変形であるからか、馬力は近年の戦隊ロボとしてはかなり低め。

DX玩具版はキングオージャー同様稼働個所多めだが、腰の回転ができないことだけが残念。


【余談】

名前の由来は恐らくオニグモ属の一種「アラネウス・ジェラミー」と、フランスで発見された最古最大の蜘蛛の化石「イドモナラクネ・ブラシエリ(Idmonarachne brasieri)」から。

『キングオージャー』制作発表会見時点ではナレーションの担当者は非公表であり、ジェラミー=スパイダークモノスの情報解禁と同時に池田氏が担当していたことが公式より明かされた。
ちなみに池田氏は前作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演していた志田こはく氏と同じ事務所所属であり、志田氏から戦隊出演について話を聞いたりセリフの練習に付き合ってもらったりしていたという。

スーツアクターの高田氏はシュゴッダム兵士役として顔出しで第1話から出演している。

クモノスレイヤー他関連アイテムのCVを担当する超学生氏は、本作が戦隊シリーズ及びニチアサ作品初参加となった。
また、東映特撮作品全体ではAmazon Prime Video配信ドラマ『仮面ライダーBLACK SUN』の主題歌「Did you see the sunrise?」を歌唱していた。



追記・修正よろしくお願いします…とさ。

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最終更新:2025年05月05日 11:18

*1 この時に説明した口ぶりからして、似たような事態を何度も経験してきた模様。

*2 上述のヒメノのトラウマを刺激しまったのも『神の怒り』が発生したタイミングで眠りについていたせいでその事件を知らなかったため。

*3 後の第42話のラクレスの回想にて、麻酔薬であることが判明。

*4 DX玩具では「タランチュラクモノス」なる形態に変化してから発動する手順になっているが、本編では省略された。それを受けてか、「クモノスレイヤー MEMORIAL EDITION」ではDX版シュゴッドクモノスキーを装填した場合に直接「スパイダーフィニッシュ」の音声が流れる仕様に変更された。