シュゴッド(王様戦隊キングオージャー)

登録日:2023/05/03 Wed 09:33:45
更新日:2024/07/11 Thu 13:19:29
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シュゴーッド!



シュゴッドとは、スーパー戦隊シリーズ第47作『王様戦隊キングオージャー』に登場するメカである。

目次

【概要】

かつて五人の英雄と共にバグナラクと戦った昆虫型の機械生命体で、チキューの守護神と呼ばれる存在。
王様戦隊はオージャカリバーを介してシュゴッドをコントロールすることが出来る。それぞれに自我の中核である「シュゴッドソウル」を宿しており、これを失うと石化して動かなくなる。
一応機械であるため、外部から電子制御でコントロールする事も可能。ただしその場合無理やり体を動かしているに過ぎないため、本来の能力は発揮できない。

搭載された自我は「昆虫」や「機械」のイメージに反して非常に感情豊かかつ個性的であり、中には同じシュゴッド同士で恋愛感情を抱くシュゴッドもいるほど。
この手の相棒キャラにしては珍しく人間の言葉を一切話さないが、ギラだけはなぜかシュゴッドと意思疎通ができる特殊な能力を持つ。

街中にはこれらを模した「デミシュゴッド」という小型の人工機械も存在しているが、本物と違って戦ったりはできない模様。

各国の守護神となっている5体は、かつてのバグラナクとの戦いにおける「5人の英雄」のパートナーだった存在である。
それぞれに愛称じみた本名が存在し、シュゴッド同士やギラはこちらの名前で呼んでいる。

【人類との共生】

チキューの人々にとっては守護神や国のシンボルなど、身近な存在として知られているシュゴッドだが、実は彼らが人類に協力しているのは共感や善意ではなく生存のためである。
2000年前のバグナラクとの戦いにおいて、バグナラクの住民が力を得るためシュゴッドソウルを食するようになった結果、シュゴッド達が獲物として狙われ始める。このため大量のシュゴッドがバグナラクに狩り殺され、存続の危機に陥ったシュゴッド達は地上の人々に力を貸すことでバグナラクに対抗し、生き延びようと考えた。
これによって生じた共闘関係は現在でも続いているが、シュゴッド達が協力するか否か、するとして誰に力を貸すのかは完全に個々の意志で判断されている。

【一覧】

  • ゴッドクワガタ
【全高】12.0m
【全幅】45.7m
【全長】48.3m
【重量】950t
【スピード】200km/h
【出力】400万馬力

シュゴッダムの勇敢な守護神である赤いクワガタムシ型シュゴッド。
シュゴッド随一の巨体とパワーを有し、自身の体重の190倍もの重さの物体を大顎で挟んで投げ飛ばす事が出来る。
キングオージャー合体時には上半身を形成、本体の中核を成す。

他と異なりシュゴッドソウルを欠いており、2000年前の戦い以降シュゴッダム王都の広場で石化していた。
本編以前に一度ヤンマが電子制御で動かしたことがあったが、ギラがオージャカリバーを奪い「邪悪の王」を名乗ったのに呼応するように復活。*1
以降はギラと行動を共にするようになり、これに先立ち「クワゴン」という呼称を教えている。
外見は厳ついが内面は意外にフレンドリーなようで、三大守護神を含む他のシュゴッドにも気さくに接する他、ギラとは対等の相棒としての関係を築いている。

第32話ではギラを打ち倒したプリンスの勇気と実力を認め、魂を獣電池に宿し「ゴッドクワガタ獣電池」へと進化させた。
この際ギラの身体から飛び出していた事から、兼ねて考えられていた「ある疑惑」が深まる事に…

  • ゴッドトンボ
【全高】7.0m
【全幅】51.6m
【全長】43.5m
【重量】350t
【スピード】マッハ1.3
【出力】150万馬力

目にも留まらぬスピードでぶっちぎって敵と戦う、ンコソパの守護神である青いトンボ型シュゴッド。
昆虫界最速とされるトンボの特性を持つだけあって、空中を超高速かつアクロバティックに飛び回る。
また頭部には3万個の複眼を持ち、ターゲットを遠方まで追跡可能。
キングオージャー合体時には胴体部と羽が背部に合体。飛行能力を担う。
尾部は昆虫剣シュゴッドソードの刀身を形成する。
愛称は「トンボックリ」。

  • ゴッドカマキリ
【全高】13.6m
【全幅】10.7m
【全長】25.2m
【重量】350t
【スピード】200km/h
【出力】150万馬力

常にキリッと構えて花のように優雅な戦闘を繰り広げる、イシャバーナの守護神である黄色いカマキリ型シュゴッド。
前脚の鎌で敵を切り刻む接近戦を得意とするが、人間を潰さないよう抱え込んで救助(あるいは捕獲)する精密性にも優れる。なお鎌で農作業も出来る。
またその触角は16万ヘルツまでの音を捉え、瓦礫に取り残された人間の声をも聞き逃さない。
キングオージャー合体時には右脚部を形成。鋭い蹴り技でバグナラクの怪人・怪ジームを「執刀」する。

ヒメノに似て強気な性格をしていて、3話では自分にちょっかいを掛けて来たゴッドクワガタをぶん殴っていた。
また他のシュゴッド達が主に城壁で待機しているのに対し、普段はフラピュタル城内に設置された専用の巨大クッションでくつろいでいる。
愛称は「カマリーナ」。

  • ゴッドパピヨン
【全高】7.8m
【全幅】23.8m
【全長】14.7m
【重量】300t
【スピード】250km/h
【出力】130万馬力

氷点下での長時間活動をものともせずにクールに戦う、ゴッカンの守護神である紫のチョウ型シュゴッド。
発達した羽は鱗粉で覆われておりどんな悪天候の中でも飛び続ける事が出来る。
脚部には国際裁判の容疑者を護送するキャッチャーを完備しており、隠密行動をするために全身をカモフラージュすることも可能。
キングオージャー合体時には、胴体と翅が昆虫剣シュゴッドソードの鍔部を形成。
尾部にはキングオージャーの頭部が内蔵されている。ちなみにリタが乗り込むコックピットは鍔の方にある。
愛称は「パピントン」。

  • ゴッドハチ
【全高】18.2m
【全幅】30.5m
【全長】21.0m
【重量】350t
【スピード】250km/h
【出力】150万馬力

相手の裏をかきながら破竹の勢いで戦う、トウフの守護神である黒いハチ型シュゴッド。
最高速度こそゴッドトンボに劣るがその分小回りがきき、敵を攪乱しながら腹部の針で刺し貫く。
また味方の周り飛び回りながら、六角形のバリアを張って敵の攻撃を弾く能力も持つ。
キングオージャー合体時には左足を形成。
足の針で怪ジームを突き刺すことも可能。

カグラギやトウフ国民の音頭に合わせて空中で羽ばたく様子を見るに、陽気で賑やかな性格をしている模様。
愛称は「ハチスケ」。針があるのに雄なのだろうか。

  • ゴッドテントウ
【全高】4.8m
【全幅】6.6m
【全長】7.0m
【重量】80t
【スピード】150km/h
【出力】35万馬力

2体存在する赤いテントウムシ型シュゴッド。
空中を飛び回って敵をかく乱させる戦闘が得意。
体内に貯め込んだ油をエネルギーに変換する能力を持ち、キングオージャー合体時はエネルギータンク兼手甲となる。
愛称は「テテ」と「トト」。

  • ゴッドクモ
【全高】3.4m
【全幅】12.7m
【全長】7.5m
【重量】80t
【スピード】150km/h
【出力】35万馬力

赤と銀の2体存在するクモ型シュゴッド。
4つの目を光らせながら互いに情報を伝達、2体での連携攻撃を得意とする。
またクモらしく口から粘着性の糸を吐いて敵を絡めとる能力も持つ(ギラ曰く『クモ撃ち』)。
キングオージャー合体時には二体とも胸部アーマーとなる。

基本的には追加パーツ扱いであり、パートナーとなる戦士もいない地味な存在だが、実はキングオージャーを構成する機体の中で最も早期に解析されたという実績を持つ、ある意味記念碑的なシュゴッド。
これは同じくクモの力を有するジェラミーが何らかの干渉を行なった結果である旨が本人により言及されている。
愛称は銀が「クーモ」で赤が「クモモ」。

  • ゴッドアント
【全高】4.0m
【全幅】6.0m
【全長】7.0m
【重量】80t
【スピード】150km/h
【出力】35万馬力

黒いアリ型シュゴッド。
敵に果敢に飛びついて、ありとあらゆる場所に噛みつく戦闘が得意。
アリだけに小型ながらかなりのパワーを誇り、単体で自身より大きな貨物を輸送する事が可能。
キングオージャー合体時には昆虫剣シュゴッドソードの刀身部に付着する。このためソードを用いない派生形態では合体シーン自体出てこない。
なおキングオージャー自体以外とシュゴットソードを使う戦闘がほとんど無くさらに地味すぎて視聴者からはこいつ必要か?扱いを一時受けていたがゴッドキングオージャーの戦闘にて必殺技のチャージ&敵のロックオンの役割を担う大役を得てちゃんと汚名返上をした。*2
愛称は「アーリン」。

  • ゴッドタランチュラ
【全高】24.3m
【全幅】40.5m
【全長】32.3m
【重量】1000t
【スピード】250km/h
【出力】450万馬力

ジェラミーと共に戦う白いタランチュラ型シュゴッド。通称「タランチーノ」
三大守護神をも束ねる程の強大な力を備えるレジェンドシュゴッドであり、単体で禁断の守護神「タランチュラナイト」への変形機構を有する。
大きく発達した八本脚から生み出される機動力により、その巨体からは想像も付かないようなアクロバティックな移動が可能で、脚の先端に付いた爪はそのまま接近戦における強力な武器となる。
スパイダークモノス同様強靭な糸を射出して敵を捕獲し、さらにこの糸を他のシュゴッドに連結させて連携攻撃を行わせる能力も持つ。
なお本物のタランチュラ(オオツチグモ)は地面を歩き回って獲物を探す徘徊性のクモで、いわゆる「蜘蛛の巣」は張らないのだがそれは言わないお約束。

  • タランチュラアビス
デズナラク8世が密かに連れていた小さな黒いタランチュラ型シュゴッド。三大守護神と同じ黒と金のカラーを持つ。
色以外の外見はタランチーノと全く同じだが、ギラの両手に乗るほどの大きさしかなく、そのサイズの印象通り非常に弱い。
地帝国バグナラクにあるシュゴットソウルを抜かれたシュゴットの屍が積み重なる瓦礫の山で暮らしており、数百年に渡りデズナラクに庇護されて生きながらえていた。
そのためデズナラクへの信頼は非常に強く、彼が地上で死亡した後、その影が焼き付いた場所に花を手向けに現れている。
ジェラミーの即位後もバグナラクでひっそりと過ごしていたが、最終決戦でデズナラクが現世に現れたのに呼応して駆け付け、力を貸すことでカメジムに引導を渡した。
デズナラクがハーカバーカへ帰還する際にもついて行こうとしたが「お前はまだ早い」と制され、その背を見送っていた。
DX玩具版では「タランチュラナイトアビス」とでもいうべき人型形態に変形可能であり、キングオージャーZEROや三大守護神と合体した作例も紹介されている。

  • ゴッドコーカサスカブト
シュゴッダムの王城である「コーカサスカブト城」が、黒いコーカサスカブト型のシュゴッドモードに変形した姿。
ソウルや自我の有無については一切言及されておらず、内部機構の存在や王城として運用されていた経歴から、シュゴッドZEROに近い人工物である可能性も高い。
2000年に渡りキャッスルモードでシュゴッダムに座しており、これを再起動するにはまず、玉座の後ろにある祭壇のスロットにシュゴッダム王がオージャカリバーZEROを差し込んでオージャクラウンを召喚し、そのオージャクラウンに選ばれた王がオージャクラウンランスをスロットに差し込む必要がある。
これによって巨大な人型のキングコーカサスカブトに変形、玉座をコクピットとするシュゴッダム王の操縦により戦う。
ちなみに正式名称は「巨大変形機械装甲 キングコーカサスカブト」であり、人型が本来の姿である模様。
後にヤンマによってゴッドキングオージャーへの合体機構が追加され、その際には1/4サイズまで縮小する。
また、キョウリュウジャー編である第32話にて、これに似た壁画をキョウリュウブラック/イアン・ヨークランドが発見。
これを見たジェラミーは、本来のゴッドコーカサスカブトは宇宙船で、自分たちの祖先がこれに乗り地球(キョウリュウジャー)から惑星チキューに移住してきたことを知る。
そして第33話では、ギラの交信を受けたクワゴンの反応を受けラクレスの遺志と勘違いしたスズメが王座にオージャクラウンランスを突き刺すことでシュゴッドモードに変形。シュゴッドらを後部に格納し、亜光速に近いスピードで地球に移動してきた。


三大守護神

他とは別格の力を誇る三体のレジェンドシュゴッド。全員が黒と金のツートンカラーを持つ。
バグナラクが探し求める「チキューの秘宝」の正体でもあり、その詳細は不明ながら、手中に収めた者は世界をひっくり返す事が出来るのだという。
他のシュゴッド達と違い人間を快く思っていないらしく、五大国からも距離を置いていた。
そのため王族やその関係者であっても詳細を知る者は限られ、また現状ではシュゴッドと直接対話出来るギラか、馴染みの深いタランチーノの相棒であるジェラミーにしか力を貸そうとしない。

  • ゴッドカブト
【全高】20.6m
【全幅】29.0m
【全長】39.0m
【重量】450t
【スピード】250km/h
【出力】200万馬力

黄金のカブトムシ型シュゴッド。通称「カブタン」。これはギラがつけた愛称ではないようで、ゴッドクワガタがつけた、あるいは本名の模様。
ゴッドクワガタに匹敵する巨体の持ち主。角は強力なキャノン砲になっており、その威力は一撃でキングオージャーを合体解除に追い込む程。
勿論、カブトムシらしく単純なパワーも一級品で、頑強なボディを活かした体当たりに加え、角で敵を跳ね上げる戦法を得意とする。
キングオージャーと合体することで巨大な大砲カブトキャノン」となり、強力なエネルギー光線を発射する。
膨大なエネルギーチャージを有する上に発射時の反動が半端ないため、ゴッドカマキリの鎌とゴッドハチの針で地面を固定する必要がある。

元々はゴッドクワガタと親しかったらしいが、「人間を拒むなら従順にしてしまえば良い」というラクレスの発案でシュゴッドソウルに細工をされて自我を失い、電子制御で操られる只の兵器として使役されていた。
4話でラクレスからシュゴッドソウルを受け取ったカグラギに搭乗されギラを襲うも、ギラの呼びかけとゴッドクワガタのハグで正気に戻り、以降強大な戦力として仲間になる。
戦闘力の高さに反して性格は天然気味で、自分がゴッドスコーピオンに惚れられている事には全く気付いていないらしい。

  • ゴッドスコーピオン
【全高】19.3m
【全幅】26.5m
【全長】29.0m
【重量】450t
【スピード】200km/h
【出力】200万馬力

黄金のサソリ型シュゴッド。通称「サソリーヌ」で、ヒメノからのあだ名は「酢昆布ピーマンすこピ」。メスなのだろうか。
「シュゴッドポイズン」と呼ばれるシュゴッドをも侵す程の猛毒の毒針を尾に持ち、鋭利な鋏を用いた格闘戦もこなす。
サソリゆえに三大守護神の中で唯一飛行能力を持たないものの、その代わり地中を自在に潜行する事が出来る。
キングオージャーと合体することで巨大な鉤爪スコーピオンクロー」となり、灼熱の炎を纏わせ敵を斬り刻む。

元々シュゴッドソウルがザイバーン城に隠されていたが、5話でカメジムに奪われ、バグナラクの手に渡ってしまう。
その後、6話でギラがカメジムからシュゴッドソウルを奪い返し、改めて打倒ラクレスを誓ったのに呼応して地中から出現。その時はギラと共に巨大サナギムと戦うも、ゴッドクワガタZEROが合体したキングオージャーZEROを目にした途端、突如暴走して毒を打ち込み合体解除に追い込んだ。
元から人間不信だった所にシュゴッド達を強制的に従えているキングオージャーZEROを見てあの様な凶行に走ったとの事だが、それだけではなく実はゴッドカブトに好意を寄せており、想い人(虫?)を支配している事に対する怒りもあった模様。
ちなみにヒメノによってゴッドカブトに対する好意を指摘されると鋏で顔を隠しながらジタバタと悶えていた。そしてそれを見ながら不思議そうに首を傾げる鈍感カブトムシ
その後もヒメノと行動を共にしているようで、一時的にヒメノがカグラギと精神が入れ替わった際はゴッドカマキリ、ガーディアンスネイルと共にトウフで稲刈りをしていた。伝説の力の無駄遣い。

また、彼女の毒が「神の怒り」事件の最中発生したヒメノの両親ことイシャバーナ国王夫妻の暗殺に使用された事も判明している。

  • ゴッドホッパー
【全高】6.5m
【全幅】10.0m
【全長】24.3m
【重量】400t
【スピード】250km/h
【出力】170万馬力

黄金のバッタ型シュゴッド。通称「バッタ」ニュアンス的にはバッ太?
三大守護神の中では小柄だがパワーでは他二体に全く劣らず、バッタならではの凄まじい跳躍力が売り。
同時に正確に敵を捕捉する索敵能力にも優れており、敵が反応出来ないような高高度からの奇襲攻撃を得意とする。
キングオージャーと合体することで胸部と両脚を覆う装甲「ホッパーアーマー」となり、キングオージャーの機動力と防御力を大幅に増強する。

8話ラストにて巨大化したゲロウジームを踏み潰して登場し、視聴者に強烈なインパクトを与えた。
???「ゴッドホッパー!復活していたのですか!!」
その後はギラにもラクレスにも接触しようとせず何処かへ飛び去ったが、続く9話にてギラの前に出現した際にその真意が明らかに。
実はゴッドスコーピオンに片思いしており、彼女を「愛しのサソリーヌ」と呼んで各地を探し回りながら、見つからない苛立ちをバグナラクにぶつけていたのが真相だった。日曜朝から昆虫メカの三角関係を見せられるとか誰が予想するのか。
戦いの後ギラに「当たって砕けろの勢いで想いをぶつけろ」とアドバイスされた。……恋愛下手に対するアドバイスとして適切なのかは定かではない。
最終的に当たって砕けてしまった模様。

バッタは仮面ライダーシリーズでは敵味方問わず幾度となくモチーフになっている生物だが、スーパー戦隊でヒーロー側のキャラクターモチーフとなったのはこのゴッドホッパーが初。*3

ガーディアンウェポン

武器に変形する能力を持つシュゴッドの亜種。
小型だが合体時のキングオージャーを支援するのが役目。

  • ガーディアンローリング
【全高】13.0m
【全幅】8.0m
【全長】18.0m
【重量】100t
【スピード】100km/h
【出力】40万馬力

紺色のダンゴムシ型ガーディアンウェポン。
ダンジームの死骸をンコソパで解析する事で生み出された。
帯電能力があり、周囲を転がって発生させた静電気を電気エネルギーとして蓄えられる。
戦闘時には鎖付き鉄球「ローリングハンマー」に変形し、持ち前の帯電能力と硬い装甲で敵を叩き潰す。

  • ガーディアンスネイル
【全高】9.8m
【全幅】9.3m
【全長】11.6m
【重量】100t
【スピード】30km/h
【出力】40万馬力

オレンジのカタツムリ型ガーディアンウェポン。通称「ツムリちゃん」。30分前ナビゲーターではない
第1話にてゴッドクワガタと共にシュゴッダムで復活したが、マイペースな性格なのか3話まで戦闘に参加せず諸国を単独で漫遊していた。更に4話では何故か畑仕事を手伝っていた。*4
頑強な殻は弾薬を精製するエネルギータンク。普段の動きはのっそりとしているが、タイヤ走行のためいざという時は速い。
戦闘時には手持ちのガトリング砲「スネイルガトリング」に変形し、毎分2600発もの勢いで弾幕を張る。

  • ガーディアンピード
【全高】4.8m
【全幅】4.5m
【全長】32.8m
【重量】100t
【スピード】100km/h
【出力】40万馬力

藍色のムカデ型ガーディアンウェポン。
普段は「友達」であるジェラミー及びゴッドタランチュラの護衛をしており、有事の際はスパイダークモノスのシュゴッドクモノスキーで召喚される。
多関節のボディはフレシキブルな稼働が可能で、その細長い体躯を活かしてどんなに狭い場所にも潜り込む。また刃を兼ねた脚は敵の攻撃を弾き返す防御力にも優れる。
戦闘時は回転ノコギリ「ピードチェーンソー」に変形し、どんな分厚い装甲でも両断する。

  • ガーディアンシケイダー
【全高】5.3m
【全幅】7.1m
【全長】15.7m
【重量】100t
【スピード】100km/h
【出力】40万馬力

青緑のセミ型ガーディアンウェポン。
相方のガーディアンピード同様に、スパイダークモノスのシュゴッドクモノスキーで召喚される。
セミらしく飛行する他に翅を震わせて超音波を発する能力を持ち、この音波で味方に秘密のメッセージを伝える事も可能。
戦闘時は大バサミ「シケイダーブレード」に変形し、敵を武器ごと斬り裂く切れ味を発揮する。

なお外見は「神の怒り」で各国を襲ったセミ型シュゴッドと同型であり、そのため一時期ジェラミーは神の怒りの犯人だとヒメノに誤解されるハメになった。
これに関しては故意ではなかったとはいえ、行間を読ませる事にこだわってヒメノの怒りを煽ったジェラミーが悪い。

  • ガーディアンヘラクレス
【全高】6.6m
【全幅】7.2m
【全長】21.5m
【重量】100t
【スピード】120km/h
【出力】40万馬力

金色のヘラクレスオオカブト型ガーディアンウェポン。
キングコーカサスカブトを操縦するキングクワガタオージャーの呼び声により召喚される。
鋭い角を武器とするほか、敵を拘束するエネルギーの蔦を生成する能力を持つ。
戦闘時は巨大な斧ヘラクレスアックスに変形し、キングコーカサスカブトの専用武器として敵を一刀両断する。

上の四体と同じガーディアンウェポンとされているが、キングコーカサスカブトの初変形後に唐突に召喚されたことや、ギラが召喚する際「来い、ヘラクレスアックス!」と武器名で呼んでいることから、ゴッドコーカサスカブト同様、ソウルを持つ機械生命体ではなくキングコーカサスカブト専用に作られた純然たる武器である可能性もある。



シュゴッドZERO

ハスティー家が長年の研究の末、シュゴッドを忠実に模倣して作り出した人工シュゴッド。
純正シュゴッドと違い意思を持たない完全な機械兵器であり、オージャカリバーZEROで制御されるよう設計されている。
また生命体ではないためゴッドスコーピオンの毒が通じない他、合体することで他のシュゴッドを強制的に支配下に置いてしまう。
なお、カラーリングは三大守護神と全く同じ。

  • ゴッドクワガタZERO
ゴッドクワガタと同型の人工シュゴッド。ラクレスの持つオージャカリバーZEROによって召喚される。
姿やシルエットはゴッドクワガタ(クワゴン)と同じだが、黒を基調として金のアクセントが入っている。
ゴッドクワガタと同様他のシュゴッドとの合体機構を持つが、各シュゴッドの協力で成り立つ通常形態と異なり、一方的に他のシュゴッドを支配することで合体を成立させる。

  • ゴッドトンボZERO
  • ゴッドカマキリZERO
  • ゴッドパピヨンZERO
  • ゴッドハチZERO
  • ゴッドテントウZERO
  • ゴッドクモZERO
  • ゴッドアントZERO
ゴッドクワガタZEROと同様の経緯で作り出された人工シュゴッド達。
それぞれオリジナルのシュゴッドと同等の能力を持ち、キングオージャーZEROへの合体機構を有する。

【余談】

名前は恐らく「守護神」のかばん語(守護+ゴッド)。

1話で「2000年不動だったゴッドクワガタ」と語られているが、放送的にはそれより前に別の世界に飛び、とある愛に狂った狂人を制裁するためにキングオージャーに合体していたりする
ただし、現時点ではその出来事がキングオージャー側の正史なのか、1話より前の時系列なのか後の時系列なのか、はたまた現れたのはキングオージャーに酷似した別の存在だったのかは不明。

また、実は獣電竜と色々なところが似通っている。具体的には、
  • パートナーとなる戦士の変身能力を担保している
  • 地球の生物をモデルにした機械生命体である
  • 「ガーディアン」の名を持つサポート役の同族がいる
  • ヒーローチームに「キング」がいる(シュゴッド側は全員、獣電竜側はダイゴ)
など。

YouTubeのバンダイ公式チャンネルでは、『キングオージャーストップモーションシリーズ』としてシュゴッドのDX玩具を使ったストップモーションショートアニメが公開されている。
内容は本編とは特に関係のないほのぼの系で、シュゴッドも本編とは違い字幕で普通に会話する。
第3話ではガブティラも「伝説のダンスマスター」として登場した他、勇動を使用する形でクワガタオージャーがキングオージャーの、オオクワガタオージャーがキングオージャーZEROのパイロットとして少しだけ姿を見せている。
いい意味で子供向けを強く意識した単純明快なストーリーやシュゴッド達の可愛らしい描写もさることながら、「フル可動」という玩具の仕様を最大限に活用したクオリティの高いアニメーションはファンから高く評価された。
同時に、一部では「巨大戦=DXロボの販促があまりに少なすぎることにバンダイが痺れを切らして製作したのではないか」と邪推する声もちらほら


追記・修正はオージャカリバーおよびクモノスレイヤーで召喚してからお願いします。

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最終更新:2024年07月11日 13:19

*1 ちなみにこのシーンをよく見ると、どこかにあるゴッドクワガタのソウルが光を放ち、その光がギラを城外のゴッドクワガタのもとに転送している。

*2 実はシュゴッドソードの斬れ味を上げると言う設定はちゃんと初期からあった

*3 怪人であれば『激走戦隊カーレンジャー』の「CC(チャーチャー)チャッコー」がいる。また、近縁のコオロギカマドウマなども複数の戦隊で存在している。

*4 カラーリングなどは「ツムリちゃん」と同一だが、テレビ朝日公式サイトの「王様百科」ではトウフにいたのはデミシュゴッドと解説されている。