CV:なし
体長:47.3m(異常成虫時)
重さ:378.4t(異常成虫時)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:黒煙
観察ポイント:全身にはたくさんのダンゴムシが隠れているようである。
第1話に登場。
団子のように丸くなる虫【ダンゴムシ】のBNAを持つ怪ジームにして、バグナラクの地上侵攻の一番手。
大小無数のダンゴムシが寄り集まって装甲を形成しているような姿で、集合体恐怖症の人が見たら鳥肌が立ちそうなほどグロテスクな出で立ち。
昆虫界のディフェンスキングであり、両腕にダンゴムシの甲羅を模した攻防一体の
盾「ダンゴムシ―ルド」を装備。
さらに腹部や掌からダンゴムシ型の弾丸
「ダンゴムシ弾」を連射して遠距離戦にも対応する事が可能。
昆虫最終奥義はダンゴムシールドを前方に構えて弾丸のように突進する
「ダンゴタックル」。
バグナラクからの宣戦布告代わりに、最初から巨大な姿でシュゴッダム王都を襲撃。城壁をシールドバッシュで打ち壊し、後詰のサナギム軍団を城下町へ雪崩れ込ませる役目を担う。
その後自身も建物の破壊活動に加わっていたところ、ギラが復活させた守護神・キングオージャーと交戦。
ダンゴムシ―ルドで殴りかかりながらの白兵戦を挑むも、分離・合体を繰り返す相手に翻弄され、最終的にクモ撃ちの蜘蛛糸で絡めとられたところをシュゴッドソードで一刀両断された。
CV:下鶴直幸
体長:46.8m(異常成虫時)
重さ:374.4t(異常成虫時)
分布:
ンコソパ(夜)
好物:夜景
観察ポイント:ブースターの明るさは時に100万ルーメンに達するようである。
第2話に登場。
お尻から光のサインを出す虫【ホタル】のBNAを持つ怪ジーム。
機械化したホタルの腹部を丸ごと上半身に乗せたような外見の、何処となくサイボーグめいた風貌が特徴。
昆虫界のイルミネーションキングであり、背中の発光器官「ボダルブースター」から噴射するエネルギ―で浮遊・飛行し、鋸状の刃を備えた両腕の主翼「ボダルウィング」で姿勢制御する事で空中を自在に飛び回る事が可能。
そうしてハイビームで敵を煽りながら空中ゲンカをしかけてンコソパを襲った。
昆虫最終奥義はボタルブースターにエネルギーをチャージして発射するビーム「ルシフェリン光線」。
暴走族のように荒々しくガラの悪い性格。無駄口こそ叩かないものの、時折敵を「シャバ僧」呼ばわりして挑発する。
デズナラク8世よりンコソパ国民の皆殺しを命じられると、出現と同時に巨大化。ンコソパの夜景をバックに、キングオージャーとの熾烈な空中戦を繰り広げる。
当初こそ飛行能力とルシフェリン光線で善戦するも、国民が一丸となったビル操作の援護で隙を晒し、最後は国中の電力を一点集中したローリングハンマーの一撃で地に伏せられる形で敗北。
CV:
石野竜三
体長:185cm(異常成虫時/46.1m)
重さ:148kg(異常成虫時/368.5t)
分布:
イシャバーナ(夜、朝)
好物:大玉転がし
観察ポイント:フンジームの頭は後ろにあるようである。
第3話に登場。
フンを玉にして転がす虫【フンコロガシ】のBNAを持つ怪ジーム。
詳細はエピソード項目を参照。
CV:なし
身長:46.5m(異常成虫時)
体重:371.0t(異常成虫時)
分布:トウフ(昼)
好物:焼畑農業
観察ポイント:レーザー砲は普段は胸の中に収納されているようである。
第4話に登場。
水中に生息する巻貝【タニシ】のBNAを持つ怪ジーム。昆虫どころか節足動物ですらないって?漢字だと「田螺」で虫偏が付くからセーフ。
頭のタニシの貝殻からはみ出した肉が人型を形成した外見。常に鱗状の外套「カイギリースーツ」を纏っている。
昆虫界のシューティングキングであり、胸部から突き出した大口径のレーザー砲から強力な熱線を撃って狙い撃ち、ロングレンジから町や田畑を焼き尽くす。
火力こそ強力な反面、あまりに狙撃に特化し過ぎている分本体の機動力は皆無で、またレーザー砲以外の攻撃手段を持たないという重大な欠点がある。
昆虫最終奥義は照準を定めた敵にレーザーの集中砲火を見舞う「スクミリンゴビーム」。
一応カイギリースーツにより防御を固めてはいるが、良くも悪くも一芸特化型の怪ジーム。
「ゴッドカブトを渡さなければトウフを滅ぼす」と
カグラギを脅迫するための脅迫材料として出撃し、見せしめとばかりに畑を焼き払う。
しかし、笑顔の裏でその暴挙に内心激怒していたカグラギとギラ達の共闘で合体した
カブトキングオージャーとの砲撃戦に突入。一気にレーザーを乱射するも全てゴッドハチのバリアで防がれてしまい、さらに無理な連射のせいでレーザー砲がオーバーヒートし停止。
まごついている間にカブトキャノンの発射を許し、咄嗟にカイギリースーツで身を包むがまるで意味をなさず
陣取っていた山の頂ごと粉々に吹き飛ばされた。
タニシモチーフではあるが、カイギリースーツの造形を見る限りウロコフネタマガイもデザインに含まれていると思われる。
なおデザインした余湖氏はTwitterにて
「タニジーム…タニシ…い、言いたいことは、わかる…うん。でもほら、古来より小さきものの総称を、「虫」「蟲?」っていうらしいじゃない。マムシとかさ!ハハハハハ!」
と語っている。
CV:酒井敬幸
身長:191cm(異常成虫時/47.5m)
体重:153kg(異常成虫時/360.9t)
分布:ゴッカン(白夜)
好物:穴掘り
観察ポイント:大事な物を盗み出すための直通トンネルも掘れるようである。
第5話に登場。
すり鉢状の罠で獲物を待ち伏せる虫【
アリジゴク】のBNAを持つ怪ジーム。
「異常成虫」なのに幼虫じゃん、というツッコミは無しで。
大顎を広げたアリジゴクのような頭部に8つの目を光らせ、また上半身を俯瞰すると穴から顔を出すアリジゴクのように見える外見となっている。
何気に初めて王様戦隊と等身大で戦った怪ジーム。
昆虫界のトンネルキングであり、両腕に装備した赤いドリル「ジゴクドリル」で地中を掘削し、地盤を穴だらけにしてしまう。
戦闘でも土や雪の中をまるで泳ぐように高速で掘り進み、敵を攪乱しながらジゴクドリルの突貫力で強烈な一撃を食らわせる戦法を得意とする。
昆虫最終奥義は敵の真下から猛スピードで突き上げる奇襲攻撃「アーリージゴクスピン」。
三大守護神の一角・ゴッドスコーピオンが眠るゴッカンへ出撃し、無数のサナギムを引き連れてザイバーン城へ乗り込まんとする。
そこで5人並んだ王様戦隊と対峙。白夜の氷原を舞台とした戦いは熾烈を極めたが、最終的に「いいから黙って引っ込んでろ!!」と5人の気持ちが一瞬だけ一つになった事でキングオージャーの必殺剣が発動、縦に一刀両断され敗北した。
……しかし一連の行動は、カメジムがザイバーン城へ潜入するまでの時間を稼ぐ陽動作戦に過ぎず、その目論み通りカメジムはまんまとゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルを持ち去るのだった……。
CV:
島田敏
身長:183cm(異常成虫時/45.5m)
体重:146kg(異常成虫時/363.5t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:罵倒
観察ポイント:つぶらな瞳をしているが、部下には厳しいようである。
第7話に登場。
隊列を作って群れで行動する虫【
グンタイアリ】のBNAを持つ怪ジーム。
大量の勲章で飾り付けられたカーキ色の軍服を着たグンタイアリの怪人で、実物のグンタイアリの兵隊蟻がそうであるようにアンバランスなまでに巨大な頭部を持つ。
昆虫界のリーダーシップキングであり、専用の呼び笛「グンダホイッスル」を吹いてサナギムの群れを軍隊並みに統率し、自らはその指揮官として振る舞う。
武器はサナギムの主兵装と同じガンショベル。他の怪ジームのような固有の武装・能力は持たないものの、スコーピオンキングオージャーとそこそこ渡り合えていた辺り基礎戦闘能力は悪くないと思われる。
昆虫最終奥義は玉砕覚悟の突撃「モハヤナンデモアリアタック」。
指揮官という立場からか、これまでの怪ジームに比べかなり饒舌。いわゆる「鬼軍曹」のような気質で、思い通りにならないと部下を罵倒しながら足蹴にする典型的なブラック上官。
シュゴッダムに集まる2体の守護神を手に入れようと画策するカメジムの命令で出撃。
シュゴッド達がゴッドスコーピオンの毒で麻痺して動けない状況の中、自分達は悠々とゴッドカブトを担いでバグナラクに持ち帰ろうとする……が、そこに想い人(虫)を奪われて怒り心頭のゴッドスコーピオンが追い付いて来たところから計画が狂い出す。
混乱状態の中でヒメノがゴッドスコーピオンと心を通わせた事で、相手はスコーピオンキングオージャーに合体。
結局、力及ばずスコーピオンクロ―で切り裂かれて敗北。任務失敗を嘆きながら爆散した。
私はどこにでもいるしどこにもいない……陽炎ですから……
CV:
関智一
身長:189cm(異常成虫時/47.1m)
体重:151kg(異常成虫時/375.9t)
分布:シュゴッダム(昼)
好物:ウィスパーボイス
観察ポイント:どこにでもいるし、どこにもいないようである。
第8話に登場。
繊細な身体の虫【カゲロウ】のBNAを持つ怪ジーム。
ひょろ長い首と広い肩幅、カゲロウの羽表面を模した体色が特徴。ちなみに目は実際のカゲロウのオスと同じ「ターバン目」になっている。芸コマ。
昆虫界のサプライズキングであり、光の屈折を操る能力の応用で自身を透明化したり他者に擬態したりすることが出来る。
これによって隠密・潜入工作が可能なのだが、肝心の演技力はハッキリ言って
大根役者そのもの。それでも一時的に相手の動揺を誘う事は可能だが……。
昆虫最終奥義は陽炎の如くユラユラ揺れながら破壊活動を行う
「ユラユラッシュ」。
囁くようなウィスパーボイスで喋り、終始勢いのない言動をする。だが不機嫌なデズナラク8世の御前で自分の能力をアピールしたり、擬態しながらとはいえ単身敵地で堂々と振る舞うなど行動はむしろ大胆。
シュゴッダムで開かれる決闘裁判の最中、どさくさに紛れてギラを誘拐する作戦に自ら志願。
ただどうやって誘拐するかの具体的な段取りは組んでいなかったようで、ヤンマに擬態して
「心の友よー!」と叫びながらギラに走り寄って油断させようとする。
総長、バグナラクから見てもそんなキャラなの?
しかしギラはともかく、曲がりなりにも付き合いの長いラクレスにそんな芝居は通用せず、毒液の注射を打ち込まれてあえなく昏倒。
決闘後、息を吹き返して破れかぶれ気味にシュゴッダムの破壊活動に移るが、
突如上空から飛来したゴッドホッパーに踏み潰されてしまった。
その生涯の儚さはまさにカゲロウのごとし。
CVは上記の通り「天の声」こと関智一氏だが、普段は威勢のいいキャラを演じる事の多い関氏には珍しい囁き声という意味でのウィスパーボイスキャラである。
CV:なし
身長:47.3m(異常成虫時)
体重:377.9t(異常成虫時)
分布:イシャバーナ(朝)
好物:美しい養分
CV:なし
身長:46.8m(異常成虫時)
体重:374.9t(異常成虫時)
分布:シュゴッダム(夕)
好物:工業の養分
CV:なし
身長:46.1m(異常成虫時)
体重:369.5t(異常成虫時)
分布:ゴッカン(白夜)
好物:冷えた養分
CV:なし
身長:46.5m(異常成虫時)
体重:372.0t(異常成虫時)
分布:ンコソパ(夜)
好物:都会の養分
CV:なし
身長:47.5m(異常成虫時)
体重:380.4t(異常成虫時)
分布:トウフ(昼)
好物:畑の養分
第10話に登場。
五大国に設置された巨大繭から羽化した5体の特殊な怪ジーム。要は再生怪人。
それぞれ過去に出現した個体とほぼ同じ姿をしているが、デズナラク8世直々に養分を与えられたためか、左腕にミミズのような触手が絡み合って形成された鉤爪「クローワーム」が備わっている。
これにより近接戦闘能力を増強している一方、ダンジームの盾やボダルジームの飛行能力など、元の個体が持っていた固有の特殊能力は失われた模様。
昆虫最終奥義も使用する様子はなかった。
各国の王達に重傷を負わせて戦闘不能に追い込み、さらにギラを人質に取ったうえで五大国を一気に攻め落とすべく一斉に羽化。
バグナラクの全世界同時攻撃の主軸を担って暴れ回るも、この窮地を前に王様戦隊が遂に団結。そして彼らに協力した三大守護神の力によって、2千年前の守護神「レジェンドキングオージャー」が復活。
その圧倒的な力には5体束になってもまるで敵わず、チキュー全土を駆け巡るほどの猛スピードでシュゴッダムに集められたところを黄金の必殺光線で纏めて一掃された。
だがデズナラクにとっては、本命である作戦の「仕込み」の為の目晦ましに過ぎなかったようで……?