登録日:2023/09/15 Fri 07:50:30
更新日:2025/04/22 Tue 00:36:54
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弱音を吐くな! 俺たち4人は今までどんな苦しい事があっても助け合ってきた仲間じゃないか!
演:正岡邦夫
(■)【概要】(■)
国際空軍(UA)所属中尉でオーレンジャーのサブリーダーを務める男性軍人。年齢は27歳でメンバー最年長。
オーレッドこと星野吾郎以外の4人は同じ部隊に所属していた。
ある日、特別部隊オーレンジャーに抜擢され、戦闘機サンダーウィングでUAの基地に向かっていた所、
マシン帝国バラノイアの襲撃に遭ってしまい戦闘機は墜落。
追ってきた
バーロ兵に立ち向かうも全く歯が立たずピンチに。その時オーレンジャーの隊長星野吾郎が登場し敵を瞬く間に撃破。
その後他の3人と一緒に超力パワーを身に着けて昌平は
ギリシャ神話のミノタウロスの力を持つオーグリーンになり、5人の力を合わせてマシン帝国バラノイアに戦いを挑むことに。
(■)【人物】(■)
メンバー最年長で、吾郎以外のメンバーは元々所属部隊が同じであることから、吾郎の不在時は彼に代わってメンバーをまとめている。
性格は明るく陽気なメンバーのムードメーカーだが、同時に副隊長らしく冷静な判断力に長けており、吾郎ほどではないが周囲から頼りにされている。
しかし彼の考えた作戦には少しズレがあったり、
赤ちゃんをあやす際は変顔を見せて逆に泣かせてしまう一面も。
UA所属前はプロボクサーとして活躍してたためボクシングが得意。
好物は
ラーメンにチャーハン、そして餃子。特に餃子は作るのも上手い。
ラーメン屋の無料券を大量に所持しており、
マルチーワに催眠術で洗脳され、「大事なものを持って来い」と命令された際はそれを持ってきた。
また、狭い場所が苦手のようだ。
(■)【オーグリーン】(■)
スーツアクター:武智健二、今井靖彦
昌平がパワーブレスで変身した戦士。
パーソナルマークは『■』でマスクの
ゴーグルの形にもなっている。
変身者である昌平がプロボクサーであるため、ボクシングを戦闘に取り入れており、華麗なフットワークから連続パンチで相手を圧倒する。
【主な武器】
メンバー全員が利用する光線銃。
発射される光波エネルギービームは60センチぐらいの鉄の塊を蒸発させる。
こちらもメンバー全員が利用する警棒。
超力の力で破壊力を増し、衝撃波を発生させることも。
上述のキングブラスターとバトルスティックを合体させた必殺武器。そこから放たれるレーザービームはキングブラスターの約三倍。
オーグリーン専用の武器である二本の斧。特殊サーメット製刃でできており、厚さ250mmの鋼鉄製扉を破壊することができる。
合体武器ビックバンバスターではグリップ下部を形成。
【必殺技】
拳に超力を纏わせて、高速で連続パンチをする技。
昌平がボクサー時代に特訓の末に編み出した技。空中から勢いをつけてパンチを放つ。
しかしあまりにも強力すぎため負担も大きく、右肩を痛めて一時戦線離脱。さらにこの技を受けたバラボクサーがこの技をコピーしてしまい、レッドパンチャーの敗北に繋がってしまった。
スクエアクラッシャーの刀身に超力を纏わせて空中から敵をx字に切り裂く技。
(■)【本編後の客演】(■)
『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』
バラノイアの残党バラモビルの捜索の最中カーレンジャーと出会い、両戦隊全員が集合した時、「UAOH」を「
うあおー」と呼ぶカーレンジャーに対して昌平は
「UAOHは国際空軍超力戦隊オーレンジャーだ」と説明するも、同じ色のカーレンジャーの戦士
グリーンレーサー/上杉実から
「ゆーえーおーえっち?ああ、なんや遊園地の人やがな!」と国際空軍を遊園地の人呼ばわりされてしまう……。
そしてカーレンジャーとの対決ではそのグリーンレーサーと対決。
その後は色々あって和解し、最後は隊長や仲間、そしてカーレンジャーと共に浜辺でパーティーをした。
全スーパー戦隊が参戦するレジェンド大戦に参加し、地球征服を目論む
宇宙帝国ザンギャックと戦った。勝利はしたものの代償で変身する力を失ってしまう。
本編では隊長の吾郎と仲間の桃は登場したが、昌平は未登場。その代わりオーグリーンの
レンジャーキーを同じグリーン戦士の
ゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤーが使用。
電光超力クラッシャーの振り方が違ったり、超力ダイナマイトアタックで着地に失敗し転んだりと相変わらずコミカルだが、彼特有(?)の変な決めポーズはなく、一応ボクサーだった昌平の如く、華麗な連続ジャブをしたりと、他のグリーン戦士程違和感は感じない。
前々作のシシレンジャーとはえらい違いである。
(■)【オーグリーンは死にました】(■)
オーグリーンを語る上で欠かせないのは2016年頃にネット上で広まったこの
都市伝説。
これは小説家の朱雀門出氏が2015年に発表した書籍の中で友人から聞いた話が初出とされる。
話の内容は、とある回にてオーグリーンが
満員電車の車内のような狭い空間でまだら模様の怪人に
刺殺され、
画面が暗転して
「オーグリーンは死にました」とテロップが表示されるというショッキングなもの。
しかしその次の回では、何事も無かったかのようにオーグリーンは普通に登場しており、更に奇妙なことに先程話したようなオーグリーンが死ぬ回は存在していないことが判明した。
だが、その回を見たという目撃証言はネットに無数に存在しており、それが都市伝説として広まったというものである。
その真相は、朱雀氏の友人が丁度オーレンジャーが放送された1995年頃に起きた、
オウム真理教幹部の「村井秀夫」が多くのマスコミがいる中で刺殺される事件をテレビ番組で見て、あまりのショッキングな映像だったことから、村井と昌平の姿を混同してしまったことによるらしい。
実際、村井秀夫という名前は昌平の演者である正岡邦夫氏に似ており、またその時の村井の姿は昌平のような短髪でオーレンジャーの隊服に似た青緑の服を着ており、刺した人物もまだら模様に見える服を着ていた。
朱雀氏はそんな間違いをするものかと思ったらしいが、友人本人は間違いないと言っていたという。
なお、「なぜこのような勘違いが、多くの目撃証言が無数に溢れるような都市伝説と化してしまったのか?」という疑問に関しては、別の特撮ヒーロー番組『ボイスラッガー』と混同したのでは?という説が有力とされている。
この作品では、実際に劇中で緑色の戦士であるエメラルド(演じたのは『オーレンジャー』参加声優の1人
関智一)が敵によって死亡する回もあり、更にエメラルドのマスクがオーグリーンと同じ
■の意匠があるという点はあるのだが、
ただ『ボイスラッガー』が放映されていたのが1999年と4年もずれており、しかも深夜枠の時間帯で放送されている。
更に劇中でエメラルドが死亡した状況も満員電車の車内のような場所ではなく、その後のシーンは暗転することもなく死にましたというメッセージも出ていない。
もし仮に混同したとしても「
なぜ「オーグリーンは死にました」のメッセージが出たという記憶違いを起こしたのか?」という疑問には説明がつきにくい。
いずれにせよ、オウム真理教といえば、『オーレンジャー』の
路線変更の原因とされたあの忌まわしき地下鉄サリン事件を起こした組織であり、当時は衝撃的なサリンによるテロ事件やオウムの実体についての報道が連日放送されており、社会に不安が広がっていた。
その最中で村井秀夫が生中継されていた中で刺殺されてしまう、という事件は多くの当時の子供達にとってもあまりにショッキングで、
トラウマにもなりかねない光景だったため、そのような記憶の相違が起きてしまい、勝手に脳内で「オーグリーンは死にました」というメッセージが流れたという記憶を生み出してしまったと思うと、なんとも皮肉としか言いようがないであろう。
くれぐれも言うが、オーグリーンこと四日市昌平は劇中で殉職しないので安心を。まぁ実際はバラゴールドに足と腕金にされた挙句ガンマジンの横槍がなかったら危うく生きたまま溶かされかけるというある意味もっと酷い目にあったけどな!
追記・修正は「オーグリーンは死にました」の都市伝説を真に受けないようお願いします。
- バラノイア壊滅後はその実績を買われてウルトラ警備隊に転籍したとかなんとか(中の人ネタ) -- 名無しさん (2023-09-15 19:39:06)
- レッドパンチャー登場で、ボクサーのアイデンティティを奪われた人 -- 名無しさん (2023-12-15 16:07:40)
- 現実のオーレンジャーもオウムの煽りを受けて路線変更したとかあったから嫌な偶然が重なったな -- 名無しさん (2024-08-22 21:43:45)
最終更新:2025年04月22日 00:36