ゼンカイジュラン/ジュラン

登録日:2021/03/14 Sun 00:00:23
更新日:2025/02/10 Mon 23:24:50
所要時間:約 5 分で読めるぜ


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16 おじさん かつてのザンネンブルー すれ違いパワー ちょ待てよ よろしこ アドリブ全開 カレーうどんパワー キカイノイド クールぶってるが熱い ジュラン ジュラン☆ソウル ジュランティラノ ゼンカイジュラン ソフト麺派 ツッコミ役 ティラノサウルス ハッサム マシン油型 マンモスフラワー←ではない リーダーじゃないレッド レッドヒーロー 上ロースパワー 主人公じゃないレッド 人生のパイセン 善玉怪人 声優戦隊 大獣神 実は熱い 常識人 年長者 恐竜 恐竜パワー 恐竜戦隊ジュウレンジャー 愛すべきおっさん 戦隊個別 暑がり 暴太郎戦隊ドンブラザーズ 最年長 本編より先に立った項目 機械生命体 機界戦隊ゼンカイジャー 歴代レッド 浅沼晋太郎 異世界人 竹内康博 粗大ゴミパワー 苦労人 赤い人外 食ってみな飛ぶぞ



見せつけてやるぜ!恐竜パワー!


ジュランとは、スーパー戦隊シリーズ第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』の登場キャラクターである。

CV:浅沼晋太郎 スーツアクター:竹内康博

キャラクターソング:「ジュラン☆ソウル」



概要

異世界「キカイトピア」で生まれた機械生命体「キカイノイド」の一体にして、ゼンカイジャーの一員。
五色田介人が最初に出会ったチームメイトでもある。
血液型ならぬオイル型はマシン油型。

ティラノサウルスをモチーフに赤を基調にした姿が特徴で、白い短パンを履いている。
尚全体をよく見ると、恐竜戦隊ジュウレンジャーティラノレンジャー/ゲキの変身前の衣装とよく似た形をしている。

第1カイ!にて、キカイトピア王朝トジテンドの雑兵クダックに襲われる子供を体を張って守ったことから、仲間を探していた介人に見染められ、そのままゼンカイジャーの一員となり、以後トジテンドに反旗を翻すことになる。

人物像

一人称は「俺」
「よろしこ」という独特の口癖と挨拶を持つ。他にも相手を引き留めようとするときに「ちょ、待てよ!」と言うことや「ぶっちゃけ〜」と語頭に付けることもあるパーティー好きで軽快ステップのアゲアゲ系キカイノイド。
キカイノイドの詳しい生態は不明だが、人間の介人からも初対面時に「おじさん」と呼ばれていたり、マジーヌが幼少期の頃から現在と余り変わらない見た目をしていたりとそれなりに年長者であるらしいが*1、先述の口調等やや若作り気味でおじさん呼びはあまり好まない。

基本的にノリが良く、人間の若者達にもバーベキューの材料を握って加わる等社交的な面もある他、ギアトリンガーを使う時も待機音の「バンバーン!」に合わせて踊っていたりする。
三番目の恐竜戦隊とは関係ない……かもしれない。
本人はクールでイケてるおじ様のつもりだが、実際は肝心な時に絶妙に決まり切らないコミカルさを持っており、製作発表会や映画の舞台挨拶等ではそれが色濃く描写されている。
かなり常識的な感性も持っており、常識に欠ける所のある他メンバー達やゾックス一家に対して苦言を呈する場面も多い。
キカイトピアに居た頃は近所の子供達と遊んでいた等面倒見も良い。


この様な明るい面が強い一方で、仲良くなったばかりの人間達の前でトジテンドの手先と戦おうとした姿に怯えられた際には、キカイノイドである以上自分も十把一絡げにされても仕方ないことを理解しながらも、生まれるはずだった絆に亀裂が入ったことにショックを受ける姿から、根は繊細なことが分かる。
しかし、それ以上に優しさと情熱も秘めており、いざという時の熱さは介人に負けない程の物である。
また、キカイノイドを碌に相手にしないガオーンの態度に腹を立てつつも基本呆れて傍観するに留めるような大人の対応も心掛けている。
…が、やはりその振る舞いはどうしても気に食わず、時と場合によっては口論にもなることも少なく無い。
この口喧嘩は、介人とヤツデがいないカラフルのある種の名物になっている模様。

実は人間界に移される前に家族が行方不明になっている*2
その為、周囲の人間が家族のことで悩む姿を放っておけず、第5カイ!で介人が両親の手掛かり欲しさに暴走し、周囲の人々を救えなかったことを悔やんだ際には、

父ちゃん母ちゃんよりなんてことあるか!自分のこと大事なのは当然だろ!

1人でやらずにちゃんと巻き込めよ!

と彼の気持ちを否定せず、励まし半分に叱る姿も見せた。
「人生のパイセン」と自称するその面倒見の良さも、恐らくはそのような過去に裏打ちされたものなのかもしれない。
マジーヌとはご近所同士であり、幼い頃はよく一緒に遊んでもらっていたことから彼女に「おじちゃん」と慕われている。
その為、当初は気の小さいマジーヌを心配して仲間入りに反対していたが、彼女が自分の意志で加わることを決めた際には、それを快諾している。
また、彼女の加入回である第3カイ!以降は名前だけで呼ばせている。

本格的に敵対する前からトジテンドのことは「腐ったお偉方」と呼んで露骨に嫌悪しており、彼らの圧政のせいで人間界に来るまでパーティーをしたことがなかった。
実際、レトロワルドのレトロ電波を受けた際には町で歩いていた際、すれ違いざまに肩がぶつかっただけでクダイターの一味に集団リンチされるという悲惨な過去を真っ先に思い出しており、間接直接を問わず彼らに苦しめられてきたことが分かる。

彼にとってピザは祝い事の時に食べる物であるようだ。
また、赤い体に反して極度の暑がりでもあり、冬場でもヒーターの温度を下げてしまう程。

関連人物

  • 曾祖父:サンジョ
庶民が長生きしたけりゃ、お前さんたちも大人しくしときなさい!

CV:浅沼晋太郎
白い髭を生やしているのと、和服を着ているのを除けばジュランと瓜二つのキカイノイド。ジュランが生まれる前に既に亡くなっていたようでジュランと面識は無い。
既にヨボヨボで、常に杖を突いている。

彼もまた、曾孫と同じくトジテンドの圧政に苦しんできたらしく、ボンワルドの力で復活した際には、トジテンドに怒りながらも、その強大な権力と軍事力も知っていた為、子孫たちが逆らうことにはやや懐疑的だった。
そんな彼の死因は「王族の行列中にうっかり屁をこいた事でその場で処刑される」と言う屁のせいで死ぬという悲惨すぎるもの*3
曾孫のジュランのことを「ジュウタン」と呼び間違えている。
名前の元ネタは恐らく、恐竜たちが現存してた時代区分の中で最も古いものとされる三畳紀から

  • 父親:ハクアー
サンジョの口から存在のみ語られた。
容姿及び安否は不明。
こちらの名前の由来も恐竜たちが現存してた時代区分で最も新しい白亜紀からだろう。
そうなると祖父の名前はジュラ紀モチーフなんだろうがそもそもジュラン自体がジュラ紀がモチーフっぽいのでどうなのかは不明。
因みに元々は浅沼氏のアドリブで名前が出され、それがそのまま公式設定として取り入れられた経緯がある。

  • 母親:名前不明
製作発表会で存在が判明。
息子のジュランによると田舎住まいらしく、戦隊メンバーに選ばれた事を彼女に報告していた。
この辺りからすると(公式設定に組み込まれているとすれば)まだ存命と思われる。


ゼンカイジュラン



チェンジ全開!!

16バーン!

(♪♪♪)バンバーン!(♪♪♪)バンバーン!

ハァッ!

ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!!!!

ゼンカ―――イジュゥゥルァァン!

恐竜パワー!ゼンカイ、ジュラン!


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第1カイ!『キカイ世界はキキカイカイ!』より、(2021年3月7日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


【身長】195cm
【体重】340㎏
【スピード】100km/h
【パワー】1400馬力

ジュランがギアトリンガーと「センタイギア16 ゼンカイジュラン」で変身した姿。

全体的な姿はジュウレンジャーの大獣神と似通っているが、基本のカラーリングは赤と黒で限定されている。両足も左右ともに対照になって爪が生えたティラノサウルスらしい形になっている他、胸部にはオリジナルには無い赤いティラノサウルスの頭が造形されているややデカすぎてギアトリンガーを操作する時邪魔そうにしているのは内緒である。(守護獣プテラノドンの腹部=大獣神の胸部装甲には牙型のマークがあるため、しっかりオリジナル要素も入れ込んだことになる)
頭部の角とマスクはオリジナルよりもやや小さくなっており、額にはギアの番号である16が書かれている。

専用武器として大剣「ジュランソード」と盾の「ジュランシールド」を持っており、戦闘ではこれらを豪快に振るう接近戦が得意。
ジュランソードを振り回して敵を斬るダイノパフォーマンスで戦い、胸部の顔から炎を吐き出す「ファイヤーソニック」で敵を燃やし尽くす。暑がりなのに…。


センタイギアの技

  • 高速移動能力、忍烈斬
手裏剣戦隊ニンニンジャーの力をイメージした「センタイギア39 ニンニンジャー」を使って発動する。
忍者のように素早い動きで多くの敵を一網打尽にし、オリジナルの技である忍烈斬も使用できる。
ジュランはこれを発動した直後「燃えてきた~!」再現元の一員の口癖を真似ていたが、それが偶然なのかギアの作用なのかは不明。
後述の「超忍法・影の舞」でもゼンカイザーが発動時に「口が勝手に技名を呼称した」ため、ギアの作用である可能性が高い。

  • ゴーグルリボン
大戦隊ゴーグルファイブの力をイメージした「センタイギア06 ゴーグルファイブ」で発動。
赤いリボンで敵を翻弄し、結び付けた敵を電撃で攻撃する。
第2カイでゼンカイザーと同時使用、縄跳び遊び戦法でキノコワルドを攻撃した。

  • 超忍法・影の舞
忍風戦隊ハリケンジャーの力をイメージした「センタイギア26 ハリケンジャー」で発動。
その名の通り、ハリケンジャーの実際に使った技をその場にいるゼンカイジャー全員で使用する。
厳密には、ゼンカイザーが発動した効果をゼンカイガオーンと共に受けたというべきである。

  • 連結突撃
烈車戦隊トッキュウジャーの力をイメージした「センタイギア38 トッキュウジャー」で発動。
仲間達で電車ごっこのように連結し、そのまま高速で敵に体当たりする。
厳密には、先述の影の舞と同様、ゼンカイザーが発動した効果を他メンバーと共に受けたもの。
白線の内側まで!お入りくださいー!

  • ダイレンロッド
五星戦隊ダイレンジャーの力をイメージした「センタイギア17 ダイレンジャー」で発動。
ダイレンジャーが実際に使っていた武器であるダイレンロッドを召喚、「気力だ~!」と振りかざす。
ゼンカイジュランが使用するロッドの先端にはシシレンジャー用の刺股状のヤイバー(刃部)が施されている。
これまたゼンカイザーが発動した効果を他メンバーに付加したものである。

  • 消え身の術
忍者戦隊カクレンジャーの力をイメージした「センタイギア18 カクレンジャー」で発動。
忍術を発動し敵の眼前からドロンと逃亡する。
これまたゼンカイザーが発動した効果を他メンバーに付加したもの。

  • 野生のパワー
百獣戦隊ガオレンジャーの力をイメージした「センタイギア25 ガオレンジャー」で発動。
原典さながらのワイルド戦法で敵を攻撃する。
これはゼンカイガオーンが発動した効果を他メンバーと共有したもの。
ガオラオ!ガオラオ!

  • ゼンカイジャーハリケーン:消しゴム
秘密戦隊ゴレンジャーの力をイメージした「センタイギア01 ゴレンジャー」で発動。
ゴレンジャーハリケーンと同じ要領で爆弾をパスし、最後にゼンカイザーがキックすることで敵の苦手なものに変えて突撃させる。
これまたゼンカイザーが発動した効果を他メンバーと共有したもの。
介人につなぐぜ!

  • サーフィン
電磁戦隊メガレンジャーの力をイメージした「センタイギア21 メガレンジャー」で発動。
ゼンカイザーがジュランシールドに乗って空中遊泳する。
厳密にはゼンカイザーの発動した効果を受けて、ジュランがシールドを投げてサポートしたもの。
サーフィンしようぜ!

  • ディーワッパー
特捜戦隊デカレンジャーの力をイメージした「センタイギア28 デカレンジャー」で発動。
口調が刑事ドラマ風になり、凶悪犯を現行犯逮捕できる。(劇中では、リサイクルクダックに変えられた人間たちを攻撃するツーカイザーを捕まえた。)
厳密にはゼンカイザーが発動しようとした効果を、ちょうど現場に駆け付けたジュラン達が受けたもの。デカレンジャーの力がワッパー?
賊は逮捕したぞ!連行しろ! 暴れんな、神妙にお縄を頂戴しろってんだ!活動の権限ねーぞ!

  • 時間操作
未来戦隊タイムレンジャーの力をイメージした「センタイギア24 タイムレンジャー」で発動。流れる時間を早送りできる。
劇中では、レトロワルドによる時間巻き戻しを無効化した。
俺らは、今を生きる未来(びと)なんでよろしこ!

鳥人戦隊ジェットマンの力をイメージした「センタイギア15 ジェットマン」で発動。
その効果は何と本家ジェットマンの最終回、その中の結婚式~凱が刺されるシーンをそのまま再現するというひときわトンチキなもの。
ゼンカイジュランは変身後の姿にスーツを着てメガネをかけ、イエローオウルこと大石雷太を演じていた。
それにしても遅いなレンアイワルドの奴…何やってんだ?

  • 未来予知/キングギリギリスラッシュ
仮面ライダージオウの力をイメージした「ライダーギア平成20 仮面ライダージオウ」で発動。
ジオウIIの近未来予知と、ジュランソードを媒介としたキングギリギリスラッシュを発動できる。「穏やかじゃないですね」
因みにジオウの変身者である常磐ソウゴは、第1話でティラノサウルスに襲われたことがある。他にも、彼と同期レッドとその相棒の騎士竜はティラノサウルスモチーフだったりする。
なーんか、いける気がする!

  • バイオエレクトロン
超電子バイオマンの力をイメージした「センタイギア08 バイオマン」で発動。
バイオマンの必殺技であるバイオエレクトロンを発動できる。
劇中では他のキカイノイドメンバーとともにコピーワルドに対して発射、超電子の力で相手の電子回路を狂わせた。
「バーッとバイオ!」「ク、クラッシュアウトォ~…」

  • マグマギャラクシー
電撃戦隊チェンジマンの力をイメージした「センタイギア09 チェンジマン」で発動。
チェンジグリフォンの必殺技である、グリフォンマグマギャラクシーを発動できる。

  • バベルアタック
恐竜戦隊ジュウレンジャーの力をイメージした「センタイギア16 ジュウレンジャー」で発動。
やぐらを組み、ジュウレンジャーの必殺技であるバベルアタックを発射する。
やっと来ました師匠の技!
冒険してラッパピーヤ!!

  • レスキュー
救急戦隊ゴーゴーファイブの力をイメージした「センタイギア23 ゴーゴーファイブ」で発動。
ゴーゴーファイブに変身する巽家の五兄弟と同じく、レスキューのプロになれる。
ジュランは現場で指揮を執るという、マトイのポジションになっていた。*4
待ってろよ!生きてろよ!いつもの変な合いの手ねえと、調子狂うんだわ!
よし、ブルーン担架だ!マジーヌ、そっち頼む!

  • 魔法
魔法戦隊マジレンジャーの力をイメージした「センタイギア29 マジレンジャー」で発動。
マジスティックをかざし、天空聖者に由来する魔法を使用できる。
ゼンカイジュランはマジグリーン用の、雄牛のキャップが付いたマジスティックを使う。
ダイコンワルドが差し向けたゾンビクダックの大群を突破すべくガオーンと共に「ジルマ・マジ・マジカ」を使用したが、間違ってゾンビクダックをクダイターに強化してしまった。
しかし、昇格できたことで無念が晴れたゾンビたちが成仏したので結果オーライとなった。

  • サンバ
獣電戦隊キョウリュウジャーの力をイメージした「センタイギア37 キョウリュウジャー」で発動。
サンバのリズムに乗って敵を攻撃する。
なお、ジュランを演じる浅沼氏はかつて別のスーパー戦隊でサンバの怪人を演じた経験がある。

  • 武器交換
海賊戦隊ゴーカイジャーのイメージした「センタイギア35 ゴーカイジャー」で発動。
武器を交換したいという気持ちになり、仲間の中で持っている武装を交換する。
ジュランはジュランソードと、ガオーンのガオーンクローを交換した。

  • ゴレンジャーハリケーン・食いしん坊
秘密戦隊ゴレンジャーをイメージした「センタイギア01 ゴレンジャー」で発動。
TV本編と同じ技を発動するが、こちらは食いしん坊代表としてもえのあずき女氏を召喚するという効果。
劇中ではカルビワルドの無限焼肉に対抗するために使用した。

必殺技

  • ゼンカイフィニッシュバスター
ヒーロー! スーパーゼンカイタイム!!

(♪♪♪)ゴッゴー!(♪♪♪)バンバーン!

ダイゼンカイ!!

ギアトリンガーで発動する必殺技。
高出力の光弾を放ち、続けて具現化した巨大なゼンカイジャーのロゴマークで頭上から敵を串刺しにして粉砕する。仲間と同時に撃つとその威力はかさ増しされる。


  • ギアトリンガーバズーカ

センタイギア、セット!!
ターゲットォ…!ロック!オン!

ヒーロー! スーパーゼンカイタイム!!

ア!

カーイ!!

巨大化状態のキカイノイド達がもう一度機界サイドを使う事で超巨大サイズのキアトリンガーを召喚しバズーカ代わりとする。
所謂「スーパー戦隊名物必殺バズーカ」
ガオーンがレバーを高速で回転させエネルギーを充填。発射された大出力ビームがロックオンしたターゲットを追尾し、空間を飛び越えターゲットの前後からビームを照射しそのまま破壊する。
発射には超新星フラッシュマンの力をイメージした「センタイギア10 フラッシュマン」を用いたが、他のギアでできるかどうかは不明。


ジュランティラノ



ビーッグバーン!

ゴー!ゴー!ゴゴッゴー!

ゼンカ―――イジュゥゥルァァン!

機界変形!ジュランティラノ!

このデカぶつは俺に任せろ!


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第1カイ!『キカイ世界はキキカイカイ!』より、(2021年3月7日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

全高/32.7m
全幅/21.0m
全長/48.7m
重量/1300t
スピード/250㎞/h
出力/500万馬力

センタイギアの機界サイドで巨大化したジュランがそのまま「機界変形」した巨大戦専用形態「機界モード」。
その名の通りティラノサウルスの姿をしており、胸部がそのまま頭になっている他、ジュランソードが尻尾に、ジュランシールドが胸部になって合体している。
尚モチーフは「ジュウレンジャー」の守護獣ティラノザウルスだが、元のような直立二足歩行(所謂「ゴジラ体形」)ではなく、近年の研究結果に基づいた前傾姿勢の姿を取る。
尾が武器になるという要素は「アバレンジャー」の爆竜ティラノサウルスに通じるとか……。

パワフルかつアクロバティックな戦い方が得意であり、その身軽な動きでビル群を縦横無尽に駆け回って敵の攻撃を避けつつ、体当たりや尻尾の斬撃でダメージを与えていく。
また、両肩部には「リュウソウジャー」の騎士竜ティラミーゴよろしく機銃が施されており、大きな口から火炎を吐くことも可能。
更には、背を向けた状態で噴射することでブースター代わりにすることもできる等変則的な戦法も取る。

全界合体やゼンカイコンビネーションでは、左半身を担当する。

次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』では、ゼンカイザーブラックドンモモタロウが召喚するコピー体として登場。
あくまでも模造品なのでジュランの意思はなく、彼らの意のままに操られる存在であり、公式サイトでも「ティラノザウルス型キカイ」とただの巨大マシンとして紹介されている。
合体時のやり取りができないと調子が狂うと言っていた本人が別物とはいえ物言わぬ姿に掛けられたと思うと中々物悲しいものがある。

余談

名前の由来はジュウレンジャーの他にジュラ紀も含まれていると思われる。
別世界の古代の巨大植物とは無関係である。
加えて、「人間界に来る前に家族と会えなくなっている」という過去は、『アバレンジャー』の爆竜ティラノサウルスと共通している。

声優である浅沼氏は『動物戦隊ジュウオウジャー』の単発怪人サンババの声を当てたことがあり、5年ぶりの戦隊出演と同時に初のレギュラーキャラ兼味方キャラとなった。
また2018年に岩手県のローカルヒーロー番組『鉄神ガンライザー東北ヒーローズ』にて、主人公の父親役で出演している。

なお、歴代戦隊に詳しい浅沼があまりにもアドリブを入れまくるので悔しくなったスタッフが一生懸命アドリブを阻止しようとしているらしい。
(当然どれも上手くいっていない)
遂には事前に台本に台詞を入れるようになった(通称:浅沼封じ)のだが、これもすり抜けられている。
(マンガワルド回は「さすがに画面に台詞が出ればアドリブできないだろう」と思ったら画面に映ってないところでアドリブされた)
それどころか他の声優勢のアドリブまで増えており、ますます阻止が難しくなっている様子。
因みに浅沼曰く「僕より梶くんの方がアドリブがすごい」との事だが当然ながら余り信用されていない。

センター以外にも赤が振り分けられるケースは長い戦隊の歴史の中でも複数回あったものの、全て主人公か追加戦士であった為、初の「センターでも主人公でも追加戦士でもないレッド」になった。
海外版なら『マイティモーフィン パワーレンジャー』のロッキー・デサントス / 2代目レッドレンジャーが存在する。

先述の通りジュウレンジャーの要素が多分に含まれており、ジュラン自身も戦隊レッドの中ではゲキを最も尊敬しているらしく、映画で共演した際に貰ったサインは神棚に飾ってあるとのこと。


追記修正よろしこ!


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最終更新:2025年02月10日 23:24

*1 浅沼氏はスタッフから45歳ぐらいのイメージで演じて欲しいと頼まれたらしい。

*2 本人曰く「庶民キカイノイドの間じゃ珍しくない」とのこと

*3 普通に不敬と言えば不敬であるが処刑される程の屁とはどんなものだったのか気になるところ

*4 なおこの時はキカイノイドの4人しかいなかったため、ゴーグリーンのポジションがないように見えるが、ジュランのスーツアクターである竹内氏はかつてゴーグリーンのスーツアクターであった。