登録日:2024/03/19 (火曜日) 22:26:18
更新日:2025/04/19 Sat 12:08:56
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地球は一個の生命体であり、生命と地球は相互に関係、干渉し合い、環境を作り出す。
私は、ガイア理論はあながち出鱈目ではないと思っている。
さながら私は、免疫システムだ。
──地球の声が聞こえるぞ。「お前を排除しろ」と。
●目次
【プロフィール】
異名:『繋がる者』
所属:
蟲?
成島麦酒会
身長:不明
体重:不明
年齢:不明
誕生日:不明
【概要】
『繋がる者』と呼ばれ、頭領である厭よりも高位に位置する謎の男。
蟲が抱える強者たちの頂点であり、恐るべき力を持つ裏の武術家・暗殺者たちを従えるほどの権威を有する。
古代中国において「貴人の相」とも謳われた
「重瞳」と呼ばれる神秘的な目の持ち主。
初登場時(後ろ姿のみだが)こそ厭共々仙人と言った風体だったが、それ以降は上下ジャージで下駄を履いているというとても組織の大ボスとは思えない格好で行動している。
正体
作中で登場した『繋がる者』の正体は先代「繋がる者」のクローンで、申武龍は繋がる者が代々名乗っていた名。
実は
十鬼蛇王馬や
臥王龍鬼は自身の遺伝子をベースに作られたクローン体…つまり二人のオリジナル体でもある。
蟲はより完璧な「繋がる者」を作るためにクローン研究を続けていたが、どういうわけか申武龍のクローン製造は非常に失敗し易いらしく、約20年程前に
臥王鵡角が研究施設を襲撃・撃破して以降はクローンが生まれていないため、現時点では王馬と龍鬼が現存する稀少なクローンとされる。
ルーツ
その名前の人物がいつ頃から存在していたか定かではないが、かつて
臥王鵡角が年寄りから聞いた話では、神話の時代から中国の山奥に住んでいたらしい地元の人間は不老不死の仙人だと信じていたが、実際は代々の子孫が「申武龍」を名乗っていたと推測されている。
仙人と呼ばれていただけあり人畜無害で人と交わることが殆どないが、極稀に「
くるった個体」が生まれるとされる。
そして1300年前に「繋がる者」は蟲に宣戦布告し、当時の頭領を倒して組織を傘下に収めると、当時蟲と敵対していた呉氏と全面戦争を開始して完膚無きまでに打ち破ったとされ、これを期に呉氏は宗家・呉一族・西征派に分裂した。
なお、「繋がる者」が何を思って動いたかは不明だが、鵡角は「喧しい人間への神罰ではないか」と推測している。
【人物】
一人称は「私」。
人物像を端的にまとめれば自由人。一見飄々とした掴みどころのない雰囲気と浮世離れしたような言動が特徴。
ありていに言えば天然おじさんであり、その天然かつマイペースっぷりは蟲の頭領で自身の最側近でもある厭からもいい加減呼ばわりされている。
しかしその一挙一動は夏忌や頭領直属兵が身震いし冷や汗を流すほど緊張させ、
忌をして途方もなく巨大な何かと錯覚するほどの存在感を放っており、
ほんの僅かにムッとしただけで彼に全身が細切れになるイメージを抱かせた。
文字通り次元の違う戦闘力を有しており、そんな自分から見ればもはや児戯にすら劣るであろう闘技者達の戦いを観戦している際も心の中で
「素晴らしい」と掛け値なしの称賛を何度も送るなど、強くなろうと必死に足掻く者達の努力を好ましく思っている。
だが鵡角、テメーはダメだ。
しかし常に周囲を威圧すると言うことはなく、市井に紛れて食事や散歩をしたりすることもしばしば。
劇中で彼が攻撃したのは「相手が自分を狙ってきた場合」「自分の友人に敵意を向けた相手」であり、「世話になっている相手に暴れるように頼まれた場合」については、無力化するにとどめている。
本人は「私を狙う連中を撃退しているだけ」と語っている。
拳願会関係者に対しても素で友好的に接しており、
蟲と拳願会が明確に対立したあともその態度は一貫している。(後述)
特に性格・キャラが似ている
成島丈二とは、作中で実際に対面した際には
1ページも跨がないうちに意気投合して腕を交差させながら互いにビールを酌み交わしており、彼から
『成島麦酒会中国支部長』に任命されている。
ただし単なる面白自由人なわけではなく、彼の精神的な欠点として人間的な道徳・倫理観・罪悪感が致命的に欠落している。
倫理的にアウトな犯罪行為や非人道的な所業に対しても一切心が揺るがず、目的のためなら他人の尊厳を冒涜するような行為を嬉々として立案できる危険な一面もあり、山下一夫は「くるっている」「人の形をしていて言葉も通じる。だけど決定的に違う」「人間とは根本から違う生き物」と苦虫を噛み潰した顔で評している。
【立ち位置】
私に部下はいないし、誰かの殺害を命じたこともないぞ?
蟲や呉の征西派からは神のごとく崇められているが、本人に彼らを従えているという意識は全く無い。
- 本人の戦闘力が周囲と別次元に隔絶しすぎている
- 自由人すぎてフットワークが軽すぎる
- 精神性があまりにも達観しすぎて植物の域
- 行動指針が概ね己の興味関心が向いた気の向くまま
などの要因が重なり、組織を束ねる立場という自覚も責任意識も一切ない。
興が乗っていれば自分の倒し方だろうと、蟲の最高機密情報だろうと問われれば何の躊躇いもなく世間話感覚で敵対者に話すし、敵である筈の王馬・光牙・龍鬼に対しても端的に的確な指導を行って強化を促すほどの破天荒ぶり。
致命的な利敵行為すら宴会のついで感覚で行う腰の軽さから、実態は真っ当な常識やリテラシー持ちほど接するとストレスが強烈に発生する『ケンガンオメガ』最大の問題児であった。
自分の攻略法や機密情報をペラペラ拳願会に話しておきながら「何?何をそんなに怒っている?」と心底疑問視する素振りや、「私のお守役から不在着信が入ってる。……ちょっと敵地へと無断外出して着信を無視したからって連続で52回も電話をかけてくるなんて……せっかちな奴だなぁ(呆れ)」と、重要人物であるという自覚も無く悠々と宣う様子を目撃した君島まなは「……私、この人の部下だったらストレスで死にそうです」とぶっちゃけている。
【戦闘スタイル】
無理です
誰も勝てません。
それ以前に勝負になりません
竜巻や地震と喧嘩しないでしょ?
数千年に渡り継承され続けてきた『歴代の“繋がる者”達の記憶』から得た知識と経験こそが力の根幹。
作中最強クラスの実力を持ち、かなりの自信家である
エドワード・呉(のDNAに改良を加え、オリジナルの記憶と戦闘技術を引き継いだクローンであるギルバート・呉)でさえも絶対の忠誠を誓うほどに隔絶した実力を有している
現状ケンガンシリーズ最強の男。
その力は
「無秩序に力を振るえば世界のバランスは完全に崩壊する」「一国の軍事力を凌駕するパワーを宿す」とまで形容されている。
本人によると超人的な体質は持っておらず、肉体的には王馬とさほど変わらないとのことだが、洞察力と技量が人智を超えたところにあり、登場時点では舐めプモードにあってさえ誰もまともに太刀打ちできていない。
曰く
「正しいやり方を身につければ撫でるだけでも倒せる」と語る通り、撫でるような軽いチョップだけで護衛者であろうと一撃で昏倒させることが可能。一応滅堂の牙クラスであれば意識を保つことはできるが、それでも戦闘不可能な状態にまで追い込まれた。
さらには魔槍おじさんこと
黒木玄斎の技量でも全く届かず、僅かな隙へのカウンターにのみ特化してようやくほんの少し手傷を与えられる程度である。
繋がる者最大の問題は、本人の強さが異次元すぎて繋がる者の強さを認識してしまうと認識した相手が無意識化に持つ「不可能」のブレーキが壊れ、強さの次元が上がっていくこと。
例えるならば強者のレベルキャップが外れるようなもので、蟲幹部が軒並み異常な強さを持っていたのもコレが原因。
おまけに繋がる者の影響を受けた者を介してこの現象が伝染していくため、敵味方問わず強者が無秩序に発生していく事となる。(厭曰く「壁超え」「感染者」)
作中での技巧
力の「点」を押さえて物体の動きを制する技のようなもの。
理屈としては
操流ノ型と同じだが、彼にすれば技と呼ぶほどのものでもないため、この呼び方をしている。
本人曰く
「仕組みが分かれば誰でもできる」と語るが、内情はドーピングで筋力と反射神経を強化された鵡角渾身の槍の一突きを指の2本で穂先を挟んで完璧に受け止め微動だにさせず、
軽く力を込めただけで槍の管を弾け飛ばして自壊させる常軌を逸した芸当である。
応用なのか、掌で受けた打撃の力を完璧に流してダメージを無力化することもできる。
全力で放った刀剣や瓦礫による攻撃すら『まるで最初から当たる気がなかったように届かない』という『先の先』の到達点のような能力。
攻撃に合わせて致命のカウンターを仕掛けて迎撃もできる。
殺すチャンスを与えてやってもいいと判断した鵡角に対して披露したもの。
腱位置をズラしての筋出力の抑制、関節可動域の制限、神経伝達速度を最低レベルまで低下、脳神経回路の一部休止。
これらを自らの意思で実行して己の肉体性能を任意のレベルまで弱体化させる魔技。
まごうことなき舐めプモードだが、この状態で鵡角が割とまともに格闘勝負ができる程度の実力になる。
老化を緩やかにするためにある程度呼吸を止めることができるインダスの秘法。これによりほとんど呼吸せずとも活動可能。
老化を抑えるだけでなく、常人なら気絶するレベルの一酸化炭素が満ちた密室空間でも何の問題もなく戦うことができる。
人の「意識の隙間」と「視覚の死角」を縫って歩く歩法。簡潔に例えればメタルギアのスニーキングのようなもの。
繋がる者レベルになると、全くの無装備であっても多数の警備員が活動する厳戒態勢下で誰にも認識されず悠々と歩き続けることができる(繋がる者のクローンである申羅漢も同様の芸当はできるが、繋がる者自身の歩の練度はこれを遥かに上回る)。
この歩法で歩く武龍を認識できるだけでも一定以上の練度の力量が求められ、作中で羅漢と繋がる者の侵入に際して違和感を抱けたのは赫と十鬼蛇王馬を含む数名のみであった。
撫でるだけで人を気絶させる武龍の技量と合わされば、誰も彼もが勝手に気絶し続けるようにしか見えないため、常人であれば集団ヒステリーが起きたようにしか認識できない。
このせいで厳戒態勢の会場内では拳願会が手配した多数の警備員が昏倒し続け、いとも容易く警備が完全に崩壊し、その場にいた関係者が事態に気付いた時には既に数百人(護衛者、拳願会の闘技者、煉獄の闘士、呉一族、会場に集められたその他凄腕の傭兵達含む)の手練れ達があっさり無力化されてしまった。
【作中での活躍】
潜伏生活をしていた所を頭領直属兵に確保された夏忌に厭と釣り堀で釣りをしながら声を掛ける形で初登場し、この際に名前も明かされている。
その後は忌を倒した光我に興味を抱き、会ってみたいと思うようになるも、基本的に厭と食べ歩きを行っており、光我のこともすっかり忘れているようで
ビールに夢中だった。
厭「この野郎もう興味を失ってんじゃねえか」
拳願会と
煉獄の合同トーナメントでもある戦鬼杯においては本選トーナメントをちゃっかり観戦に訪れ、山下一夫の隣に座り彼と意気投合し、名前を聞かれた時は
ジャッキー・リーと偽名を名乗っている。
一夫や丈二らとも知り合い共に飲み食いしながら選手達の熱闘を楽しく観戦していたが、殺意を隠さないで戦う龍鬼に関しては「酷いものだ」と見ており、龍鬼の敗北後は誰かへの怒りを燃やしながら会場から姿を消した。
その後は
「中」にて厭、ギルバート呉、十鬼蛇ニ虎たちと合流し龍鬼の奪還のために行動を開始し、臥王鵡角と対峙。
鵡角の攻撃を全て回避しカウンターを入れ、槍による不意打ちすら指先一つで止めるという規格外っぷりを見せつけた。
お前に、私を殺すチャンスを与えよう。
かつて自分に敗北してからも研鑽を辞めなかった鵡角を見て気を良くし、自分を殺せるチャンスを与えると手加減を始めるが、この状態ですらたった三発で鵡角をグロッキー状態に追い込んでいく。
だが鵡角も鵡角で尋常ではない執念で彼に食らいつき、一酸化炭素を用いて動きを止め、刀で切り掛かるという方法で彼に襲いかかったが、『ヨーガの呼吸』を使用していたことにより失敗に終わる。
追い詰められた鵡角が気を逸らそうとして『クローンなら十鬼蛇王馬もいるのに何故龍鬼に拘る』のか聞かれると、王馬が自身のクローンである龍鬼と同じ顔をしているのに「十鬼蛇王馬は私では無い」と言う謎めいた返答をすると、その言葉の真意を理解した鵡角を用済みと言わんばかりに刀で斬り殺した。
その後は成島丈二と共に拳願仕合を共に観戦したりしたが、蟲の宣戦布告と共に拳願会が雇った武装集団、
護衛者達、
滅堂の牙全員を
先制を取らせることなく昏倒させた。
その後拳願会会員らに自身の素性を明かし拳願会に取り入ろうとするも、拳願会の捨て身の策により、一時退却した。
そしてその状態を知った成島丈二と一触即発となるも、彼は「飲み友達は殴れない」と交戦するつもりは無く、繋がる者自身も友達は殴りたくは無いと言い決別し、以降は潜伏生活に入る。
その後、ビルトンホテル最上階ロイヤルスイートルームに滞在中、先走った政府内反対派の依頼を受けた黒木玄斎らの襲撃を受ける。最初は自分の正体を隠し争いを避けようとするが……
「─勝負だ。繋がる者。」
「繋がる者、お客様です。」 (夏厭にペコリ)
「─猿芝居はよせ。」
「よくぞ見抜いた。こちらの御方が本物の繋がる者だ。」(符斬を指す)
─このような猿芝居で騙し通せる筈もなく、魔槍による攻撃を受けるも容易に片手で受け止めてみせた。
加納アギトとロロン・ドネアの2人を部下二名に任せ、自分は黒木との一騎打ちを要望。
一見すると無防備なように見えるが一分の隙もない“鉄壁”と評される戦闘力をみせるが、先読みという選択肢を捨て、繋がる者の攻撃に合わせてカウンターをとる一点のみに注力するという黒木の戦略を前に次第に傷が増えていく…ように思われたが、実は繋がる者自身も右半身しか使わないという完全に舐めプモードで挑んでいたのである。
その後、首謀者を拘束して駆けつけた官房長官と警視総監の突入&土下座により勝負は中断。黒木たちは身柄を拘束され事態は一応の収束をみせた。
「またいつでも遊びに来なさい。」「次は本気を出してくれると嬉しいんだが。」
「─いいだろう。貴様が本気を出すなら、な。」「次は、左半身も使え。」
「ハハ。気づいていたか、すごいな君は。」
どちらも本気をみせてはいなかったため、黒木も繋がる者も目立った負傷はせずに痛み分けという形となった。
それから程なく対『繋がる者』の対抗手段として拳願仕合への参加要請が入った丈二は要請を断る代わりに拳願会の面々に『繋がる者』の倒し方を知る者を紹介すると提案。
そして指定の待ち合わせ場所に現れたのは…
なんと彼に頼まれて拳願会の面々に自分の倒し方を教えることになった(しかも教え方も上手い)。
明かされる目的
敵に指導までする彼だが、その動機はある意味シンプルで「自分と対等の相手と戦う感覚を味わってみたい」というもの。
強すぎるが故に対等に戦える相手が存在せず、故に相手の立場はどうあれ自分と同じ境地に至ってくれればそれでいいと考えている。
自分に匹敵する存在は一人だけいるらしいが、「その者とは今のままでは決して闘えない」らしく……
微妙に遺伝子の異なるクローン、「今のままでは闘えない相手」、そして重瞳。
それらの真相は申武龍という人間の中には二人が存在するというもの。
これは二重人格とは異なり、脳がそれぞれ右脳と左脳のように完全に独立していると語っている。
乱暴に言うと「別人の脳をくっつけて一人の人間の頭に入れた」ような状態にある。
「先代の繋がる者」によるクローン製造の過程で起きたイレギュラーによるものであり、どちらが本来の「繋がる者」かは本人たちにも不明。
肉体の主導権は「申武龍」が持つが、「もう一人」も常に共にあるという。
クローンが2人存在した理由もここにあり、龍鬼は「申武龍」、そして王馬は「もう一人」である「虎」のクローン。
それぞれの脳をお互いのクローンに移植し、物理的に2人に分かれたいというのが彼の真意だった。
かつて『蟲』に研究させた「電脳化」「精神転送」もそのためのものだったが、実現性が低いことからそのアプローチは放棄。
現在は「脳移植」の研究を進めさせており、「王馬と龍鬼に『ヨーガの呼吸』を習得してもらえば充分実用化に間に合う」と有望視している。
あまりにむごい計画をこともなげに語る姿に山下一夫も「この人は、違う生き物なんだ」と絶望。
それでも怒りのままに「体を奪われた二人はどうなる」「あの二人はアンタに殺されるために作られたのか!!?」と叫ぶが……
なんと山下一夫に指摘されるまで、クローン二人の命を全く考慮していなかったのである。
その考えには思い至らなかった、としばし考えると……
…「条件付き」であっさりと計画の撤回を宣言するのだった。
もう何なんだよこのラスボス。
【関連人物】
『蟲』の頭領で繋がる者の側近。
冷静沈着かつ穏便な性格で、一卵性の双子で高慢だった忌とは対照的に高慢さは薄い。
繋がる者に対しては、天然っぽいおじさんへのツッコミ役のような立ち位置。
頭領に指名された時点で
「自己責任で頑張ってくれ」と曰う繋がる者に
「いやアンタが責任取らないのかよ」と毒づくのに始まり、「まったくアンタは…」「俺が居て幸運でしたね」などと
若干メンヘラ臭い態度で嘆息しつつ、繋がる者をサポートする。
………のだが、
話数を重ねる毎に繋がる者に振り回されるケンガンオメガ屈指の苦労人となっており、彼が勝手に丈二からの要請で王馬や
成島光我、龍鬼ら
拳願会の面々に接触したと知った際には
キレて50回以上も電話をかけるも全てスルーされ、秋山楓らにも「敵ながら気の毒に……」と同情されていた。
最終的に、己の目的もルーツも全て宴会の席で拳願会に喋ったことを繋がる者から聞いた際は
「いい加減にしろよ手前ェ!!!!部下だったら10回は殺してるからなオイ!!?」と遂にマジギレしてチョークスリーパーを仕掛けたが、繋がる者本人は余裕の態度で特に気にする素振りもなかった。
『蟲』の最高幹部で「
呉氏」から分派した「征西派」の当主。
作中でエドワードが死亡した後は彼の息子(実際はエドワードの記憶などを受け継いだクローン)であるギルバートが後釜に収まっており、征西派最高傑作とされるギルバートからも忠誠を誓われている。
『蟲』の最高幹部で
臥王鵡角の
弟子達の生き残り(というか裏切り者)。
鵡角には恨みを抱いているが、現時点ではその理由は不明。
最高幹部最後の1人。
厭曰く「仕事が大詰め」らしく中々登場しなかったが、正体は『繋がる者』の3人目のクローン。
蟲と対立し多大な戦果を挙げていた民間軍事企業「デスディーラーズ」のCEOという表の顔を持ち、自作自演の戦果で影響力を社会に拡大した。
詳細は不明だが『繋がる者』からの扱いはかなり辛辣であり、「アレ」は私じゃないと言われ、自身が持つ繋がる者の記憶を狙っていることも看破しているが
仮にそれを手に入れることが出来たとしても繋がる者にはなれず、あくまでも「良い所まで」しか辿り着けないとのこと。
友人である丈二に殺意を向けたことでかなりガチめに殴り飛ばされ、数十m先の街灯にぶつかって大破するレベルの攻撃を受けても意識をしっかり保っているなど実力は相当な物。
だが、羅漢も明確に「自らが『繋がる者』になる」という野心を抱いており、王馬や龍鬼、果てはもう一人の二虎にまで接触するなど暗躍している。
求道の拳の登場人物。
その性格から読者間では『繋がる者』と似ていると言われており、実際に戦鬼杯会場で対面した瞬間に意気投合し、すっかり飲み友達と化し、彼からも親しみを込めてか「丈ちゃん」と呼ばれている。
その後、『繋がる者』の正体が露見し別れを体験した……と思いきや普通に付き合いが続いており、拳願仕合への参加を断る代わりに拳願会の面々に
『繋がる者』の倒し方を知る者として『繋がる者』本人を紹介した。
現状で繋がる者に勝つ可能性が最も高く、繋がる者本人からも「もしも丈ちゃんと戦うことになったら負けていたかもしれない(友達に手を出すことが出来ない)」と言わしめた相手。
しかしそれは丈二にとっても同じであり、拳願会からの出場要請(事実上の繋がる者の殺害依頼)は断固突っぱねている。
自身の遺伝子をベースに造り出されたクローン体。
特に龍鬼は誕生直後に研究施設を鵡角に破壊されたため、事実上最後のクローンとなっており、龍鬼を「私」として執着しており、奪還の為に自ら足を運ぶ程重要視している。
なお、王馬と龍鬼の遺伝子は微妙に異なっていることや何故どちらか片方ではなく二人同時に狙っているのかは現時点では不明。
夏忌を倒したことで興味を持つようになり、後述の理由から王馬達に接触した際には技術指導も行っている。
約85年前に『繋がる者』だった人物で、クローン研究を始めた張本人でもある。
容姿は目元が隠れているなどしてはっきり描かれてはいないが、王馬や龍鬼によく似た風貌をしている。
その実力は凄まじく、80年前に臥王鵡角が『我王』のメンバー四人と共に襲いかかった際には「
憑神」の原型を使用した猛者達が虐殺と呼ばれる程、ハエを払うように一方的に叩き潰されるなど常軌を逸した強さを持っていた。
同一人物かは不明だが、約71年前には当時の蟲の頭領を倒した片原滅堂と
恵利央の直ぐ側の燃え盛る炎の中に現れ
「おめでとう。」「この時代は、君達の勝ちだ。」と意味深な台詞を残している。
なお、上記の通りクローン研究を始めた張本人のため、
遺伝子的には現『繋がる者』や王馬、龍鬼の完全オリジナル体とも言える人物である。
故人。
かつて『繋がる者』に仕えていた「龍の一族」の首領であり、当代の繋がる者とは友人関係であったが、クローン研究の是非を巡って対立し、85年前に一族をあげて繋がる者と激突。
組織の壊滅を悟ると敗軍の将として繋がる者と対峙し、傷を負わせるも一撃で殺害された。
しかし、手加減なしの繋がる者を相手に傷を負わせていることから、読者からは大概な強さをしているとの評判。
また対峙した際の繋がる者との対話に加え、85年後の繋がる者からは「良い男だった」と評されており、友情に関しても偽りのないものであった可能性が高い。
「龍の一族」最後の生き残りで、一族を滅ぼされた恨みから様々な計略等を駆使し、繋がる者の抹殺に人生を捧げるようになる。
ホテル滞在中、繋がる者の抹殺依頼を受けた黒木玄斎、そして加納アギト、ロロン・ドネアという“最悪のドリームチーム”の襲撃に対して応戦。
魔槍で襲いかかられるが、これを難なく受け止めてみせた。
最終的には政府の介入によって中断されたが、お互い本気を見せずに闘っていながらも「この国で出会った誰よりも強い。」と黒木を高評価した。
【余談】
『ケンガンオメガ』物語開始冒頭に描かれている龍鬼似の人物が画面をつけた人物と対峙しているシーンは1300年前に当時の「繋がる者」が蟲の頭領に宣戦布告している場面である。
追記・修正は繋がる者と飲み友になってからお願いします。
- 丈二といいこの人といい言動がFREEDOM過ぎる。 -- 名無しさん (2024-03-19 23:42:51)
- 柵とかも何もなく、本当にただひたすら自由なんだろうなって感じの人物。やりたい放題とも言うけど、妙に憎めないし茶目っ気もあるし何なんだコイツ… -- 名無しさん (2024-03-20 08:48:00)
- 最新話で二重人格なのが確定したけど、鵡角と戦っている時のガイア理論云々言ってた方がもう一人の人格なのかね。人格変わっても顔変わったりしないから分かりづらいのよな。 -- 名無しさん (2024-03-20 10:02:57)
- 主人公たちに自分の倒し方を丁寧に指導するラスボスは初めて見た… -- 名無しさん (2024-03-20 10:38:48)
- 現時点だとやっぱ敵対は避けられない感じするなあ 本気の武龍と互角に戦える人を見つけられたら話は別だろうけど -- 名無しさん (2024-03-22 13:08:56)
- 「竜巻や地震と喧嘩しないでしょ?」で範馬勇次郎が頭に浮かぶ まぁ全然別のタイプなんだけど -- 名無しさん (2024-03-26 17:40:05)
- 武角vs繋がる者のあたりでは繋がる者のせいでインフレしすぎてケンガンつまらなくなったと思ってたけど最近は繋がる者のおかげでケンガンかなり面白くなってきたなと思う -- 名無しさん (2024-04-04 03:18:55)
- 話が通じる者 -- 名無しさん (2024-04-28 18:07:23)
- 「さようなら」が絶縁の言葉じゃなくて、ただの挨拶だなんて誰が思うよw -- 名無しさん (2024-04-29 18:38:07)
- 範馬勇次郎と普通に戦えそうな人。コラボ漫画的に刃牙シリーズと世界観繋がってると考えたら、そもそも同じ世界に存在してるのか -- 名無しさん (2024-05-09 23:50:59)
- 頭領の胃を破壊する者 -- 名無しさん (2024-05-20 12:17:11)
- ↑2 そのポジションに黒木があてがわれたので一部で格上疑惑が挙がっているとか・・・・・まあ深く考えるべきではないんだろうが -- 名無しさん (2024-06-24 10:39:22)
- 対等に戦える相手を自分で用意しようとしてるのもオーガと同じではあるのか。方法は全然違うし、狙ってる王馬さんとは仲が良い位だけど -- 名無しさん (2024-06-24 12:24:15)
- 蟲が必死こいてこの人の行動を止めていた理由がだんだんわかってきたわ。本人自身は確かに最強なのに大人しいから別に放置してもいいじゃん?と思っていたけど、懇切丁寧に最適な鍛錬を施すし、なんならちょっとちょっかい出した程度で強キャラを『覚醒』させてオマケにそれが『感染』する。こんなもん放置していたらあっという間に北斗の拳の世界まっしぐらだよ -- 名無しさん (2024-08-16 16:01:09)
- ハンタのメルエムなんかと同じで個としては最強なんだろうけどミサイルぶち込めば普通に死にはするんだろうな。格闘漫画でやることじゃないし作中でもその手の手段は否定されてるけども -- 名無しさん (2024-11-07 08:45:57)
- 「あっ、そうか。二人は死んでしまうな」「じゃあやめよう」って何だよ そんなラスボス聞いたことねぇよ… -- 名無しさん (2024-12-05 16:46:36)
- 手加減抜きの先代の繋がる者に手傷を負わせるなんて、孫のムカクが力を落とした当代繋がる者に策や罠を尽くしても尚、届かなかったことを考えるとロンイーもまた次元違いの実力者だったんだな。繋がる者が存在しなかったら地上最強名乗れてたかも -- 名無しさん (2024-12-08 17:55:17)
最終更新:2025年04月19日 12:08