セレーヌ楊(鉄鍋のジャン)

登録日:2025/04/15 Tue 02:05:00
更新日:2025/04/24 Thu 00:21:48
所要時間:約 12 分で読めます






ハンパはあかん 「こてこて」こそ料理の真髄や

だから誰もウチの料理に追いつけへんねん 誰にもな!


鉄鍋のジャン!』に登場するキャラクター。
本編ではよく(ヤン)と呼ばれる。


概要

神戸の中華料理「シードラゴン」で働く女料理人。年齢はジャン達より一つ上の17歳(初登場時)。
香港人の父とフランス人の母を持つハーフで、生まれと育ちは神戸の生粋の神戸っ子という属性過多女子。

ビジュアルはウェーブのかかった黒髪に蒼い目の美少女。
あと本作の女子の例に漏れずバストサイズがインフレして中盤では爆乳キャラとして定着した。

初登場は第1回全日本若手中華料理人選手権で、当初優勝候補だった『東洋楼』の筍智英を相手に圧勝するダークホースとして鮮烈デビュー。
決勝戦ではジャンとキリコに惜敗してしまうも、その後は自分に足りなかった「伝統の味」を学ぶべく単身五番町飯店に移籍。*1
以後本作のレギュラーキャラとして活躍し、ジャンキリコ小此木の3人とよくつるむようになる。

なお若手料理人の中では優秀な腕前と豊富な知識を持っていることもあり、審査員を除けば五番町飯店の李さんと並んで本作屈指の解説役。
基本的に素人に毛の生えたくらいの知識しかない小此木が疑問を呈し、それに対して呆れ顔で解説するのが本作におけるよく見る光景だった。夫婦漫才乙。

続編の『鉄鍋のジャン!2nd』では、小此木と結婚。
一男四女を設けており実家の『シードラゴン』を夫婦で切り盛りしている。
ママンみたいにおデブさんになるのが相当イヤだったのか、髪型がショートになった以外は5人もお子さんを産んだとは思えない若々しい美貌を維持している。
……実は、逆算すると『R』時点で既に長男のマリオは産まれていたりする。
『R』で東京に来てたのは、実は(ワザと)失敗を繰り返している小此木を見かねて神戸に連れて帰るため……だったのかもしれない。

人物

一人称は「ウチ」
勝気ながらも陽気で溌溂とした笑顔の絶えない関西弁が特徴の人物で、本作随一のコミュ強者。
明るくポジティブでもあり、誰に対してもグイグイ親し気に接することができる高い行動力も併せ持つ。
ただし初対面であろうと明るく接するタイプなので、当初陰キャなキリコには内心で「(見た目はチャランポラン)」と地味にディスられていた。
基本的に怒ることは少なく、明るい性格や同性だったこともあり気難しいキリコと瞬く間に打ち解けたところに彼女の性格の良さが伺える。
加えてジャンに対して風当たりが強くないという本作でも貴重なキャラクターであり、基本喧嘩腰のジャンとキリコの仲を取り持つ緩衝材のような役割も果たしていた。
癖の強すぎるレギュラー4人組の中では最も常識人であり、ジャンの奇行じみた行為には呆れたりドン引きしたりすることもしばしば。


基本的に大らかな性格だが、本作の実力ある料理人らしく向上心も負けん気の強さも相応に強く、自分を馬鹿にするような態度を取る相手や料理に対してやる気のないような料理人には辛辣。
賛否両論分かれるジャンの料理哲学に関しても、当初「勝負に勝とうとしてなにが悪いんや?」「料理勝負は勝負やもん!負ける方が悪いんや。違うか!?」と笑顔で肯定していたため考え方は割とシビア。
明るい笑顔のまま辛辣に毒を吐くタイプでもあり、五番町飯店移籍後早々に望月の作った貝柱と卵白の炒め物を「これはただ皿に盛っただけやもんなぁ。これなら幼稚園児でもできるわ」と総料理長の弥一を含むみんなの前でディスり倒す毒舌をお見舞いしている。*2
また、春巻品評会時は睦十から怒号を浴びせられて落ち込み不貞腐れる従業員らに対し「自分の腕の未熟さを棚にあげて何を言っているんですかあ!?」と痛烈に批判した。
特に大谷に対しては事あるごとに虚仮にされたこともあり、ゴミを見る目で冷酷に見下すことすらあった。*3
また、対戦相手である自分そっちのけでジャンと調味料対決を裏で画策していたに対しては、彼女にしては珍しくマジギレした上で終始喧嘩腰で試合したりと、相応に料理人としてのプライドと誇りも強い。


料理人として

信念は「料理はこてこて」
己の限界や妥協を許さず、味・香り・見栄えの美をどこまでも徹底的に極めることを信条としており、それらをざっくりまとめて「こてこて」と定義している。
加えて、父から学んだフランス料理の料理技法や盛り付け要素を取り入れた新感覚の中華料理「ヌーベル・シノワ」を得意とする。
このため美的センスは作中随一で、五番町飯店に来て早々からキリコがこれまで担当していた前菜つくりを任せられておりそのセンスは弥一すら認めている。

本作の解説役を務めた辺り腕前も知識も一級品で、大抵の料理技法や食材は詳しく解説できるだけの実力持ち。
また従来の料理を甘いスイーツ仕立ての甜点心にすることを得意としていた。


作った料理

●第1回全日本若手中華料理人選手権編~五番町飯店品評会編

  • 韓執水晶麺(カンシンスイチンミエン)(ラビオリの韓国風ソースかけ)
楊の本編最初の料理で、第一回中華料理人選手権決勝前半戦「麺料理」の課題で制作。
「麺料理=パスタも麺料理のうち」というアイデアから着想。
白と黒2種類の水晶麺*4の生地を型抜きでくり貫いてラビオリ状にし、中に魚介のすり身を加えて餃子のように包んでからゆで上げた料理。
茹で上がって水晶のように透き通った麺は韓国冷麺のような弾力のある食感。黒い麺にはイカ墨を混ぜてあり、白い方にはエビのすり身、黒い方にはイカのすり身が入っている。
そしてソースにはコチジャンベースの辛口ソースを使用しているなど、国際色豊かな斬新な料理になっている。
更には食前酒まで備えられてあり、盛り付けはまんま西洋料理のソレ。

多国籍な斬新さから特別審査員の受けはよく「国境を越えた新しい中華」と絶賛。弥一も「やや反則気味」と言いつつ新しいものを積極的に取り入れていく姿勢を高く評価していた。
だがあまりに斬新すぎて中華料理の範疇から逸脱してしまったのと、すり身をフードプロセッサーで作ったことがマイナスポイントとなり、キリコの麺料理にはやや及ばなかった。


  • 㧓雪蛤焗布旬(モックアシュカゥコプデイン)(カエルの輸卵管入り焼きプリンのパパイヤ詰め)
第一回中華料理人選手権決勝後半戦「デザート」の課題で制作。
見た目は上記の麺料理以上に西洋のスイーツ風。

刳り貫いたパパイヤの中に雪蛤*5を混ぜたプリンを詰めてオーブンで焼き上げた料理。

オーブン焼きにされたパパイヤは水分が飛んで甘さと香りが凝縮されてジューシーな味わい。プリンの中に混ぜられた雪蛤は下処理を行ったことで生臭さもなくプニュプニュクニクニとした独特の食感と舌触りが舌を楽しませる。

また盛り付けには25㎝以上にも渡る巨大なあめかけのドームを自作して覆っているため非常に華やか。
周りにあしらっているバラの花は食べられるエディブル・フラワーである。*6



  • 福如東海(ロッニョイトンホイ)(苺入り中華風カスタードクリームの春巻)/寿比南山(ジュピナンザン)(ブルーベリーの春巻)
事実上の「春巻対決」となった五番町飯店の新メニューの候補選びで発表した2品の春巻。
西洋料理店のコースの〆のデザートを食べて閃いた「果物も春の食材」というアイデアから、インパクトの追求で塩味の春巻を甘いスイーツに仕立てたのが最大の特徴。
皮は2品ともパートフィロ*9を採用し、通常の春巻の皮よりも薄く軽いため、食感と合わせて甘い具とは好相性。

『福如東海』の方は、カットした苺を中華風カスタードクリームで包み込むようにして皮で巻いて揚げたもので、仕上げに粉砂糖をふっている。
皮の巻き方はクリームの絞り袋を思わせる円錐状にしている。

『寿比南山』の方は中華あんにクルミのクラッシュ、松の実、クコの実を混ぜて皮で巻いて揚げたもの。
こちらはタバコくらいの細さと大きさに仕上げた棒状の小さな揚げ春巻。
付け合わせはブルーベリーで、皿に模様を描くために使ったブルーベリーソースもしっかり食べられる。
中華あんにクルミ・松の実・クコの実の食感や酸味が加わってアクセントとなり、小ささ故に甘いあんの食べやすさに一役買った。

洋風のスイーツにしか見えない見栄えの美しさと味わいもさることながら「塩味の春巻を甜点心にする」という逆転の発想から睦十に絶賛された二品で、本品評会初のデコポン*10を叩き出した品。
「洋」と「中」を見事に一体化させ、前述の大会での失敗をも見事に克服した、楊の成長を感じさせる逸品である。
インパクトや純粋な味の旨味ではジャンとキリコの春巻に一歩劣ったものとなったとはいえ、最終的な総合評価はジャンとキリコを超える高評価。
通常の春巻と同じ手間しかかからない上に「春巻をデザートにした発想の勝利」「季節に合わせて具をリンゴや栗などに変えられるから一年中客を飽きさせない」という点で賞賛されている。

なお、名前の元ネタは落款の「八十二翁南天棒」の「福如東海長流水 寿比南山不老松*11という漢詩。
末永い幸せと長寿を願うという有難い言葉である。この漢詩同様に末永く愛される春巻になるようにあやかったのだろう。
+ ちなみに……
本誌連載時には(作者の西条氏がパイの皮だけのサクサクしたところが好きという理由で)睦十が皮の残り部分だけを食べて「うまい」という場面だったのだが、監修のおやま氏から『何も具の入ってない所を食べて「うまい」はないだろうがァ、あ~~ん、西条!』(※原文ママ)とクレームが入れられ、単行本化の際に手直しされたことがあとがきに書かれている。そりゃそうだろ
西条氏とのバトルを重ねるごとに、おやまのデリケートな胃は上手に揚がった春巻きの皮の如くホロホロともろく崩れやすくなっていったのでした。(※原文ママ)


ジャンとスグルとの料理勝負3戦目「肝料理」の課題の合間で作った料理。
小此木の「やっぱ白レバー*12って美味しいんじゃないかな?」という疑問に答えを出すために制作している。
店内にあった白レバーを軽くソテーした代物だが、試食したみんなの感想は「普通の鶏レバーよりはマシだがフォアグラには勝てない」「素材としてのインパクトがない」という見解で統一された。


●第2回全日本若手中華料理人選手権編

  • 黄河鳳捲(ファンフーフオンジアン)(冷製鴨の皮を使った鴨肉のソーセージ仕立て コケモモのソース添え)
実質第2回大会の前哨戦となった大谷の番組で、「鴨料理」の課題で作った料理。
自分達を罠に嵌めて恥をかかせようとした大谷に反発して、意図的にフランス料理の「ガランティーヌ」そっくりに仕上げた料理。

鴨の皮から肉や脂肪を丁寧にそぎ落として皮だけにしてスライス。
ミンチにした鴨肉に砂肝、レバー、4種のキノコ*13を混ぜた物を皮で巻いて、それを白滷水(パールウスイ)*14で蒸し煮にしたものにコケモモのソースをかけた一品。
風味と食感を更によくするため蒸し汁を冷やし固めたゼラチンゼリーのクラッシュも添えている。
白滷水で蒸し煮にしたことでさっぱりとして優しく澄んだ味に仕上がり、脂っこさやくどさはゼロで肉の食感も柔らか。
鴨の旨味とコクだけが存分に抽出され、コケモモのソースとミンチに混ぜられた具材が、鴨肉の食感と味の変化を齎し鴨の旨味を引き立てる。ゼリーのクラッシュも肉とは好相性。
こうして大谷の予想の悉くを覆し上回る出来栄えを見せ、見事大谷の謀略をたたき台として自身の宣伝とアピールを成し遂げている。


  • 福建炒飯(フッケンツァオファン)(あんかけチャーハン)
第2回大会予選「指定された米で日本人の口に合う炒飯」という課題で製作。
日本人好みのトロミのある食感に仕上げた海鮮あんかけ炒飯。
古古米に2~3割ほどの量のもち米を混ぜることで、もち米の水分を古古米に加えパサつきと味と見た目を補っている。
安いお米も格段に美味しくなる、簡単なテクなので皆さんも是非お試しあれ。


  • 四囍泙果(スーシーピングー)(リンゴの豆腐あん詰め蒸しもの鹹蛋入り)
一回戦「豆腐料理」の課題で作った料理その1。
くり貫いた林檎を器にし、砂糖・ひき肉・鹹蛋を混ぜた豆腐を詰めてシナモンスティックと一緒に蒸した甘い豆腐料理。
豆腐に混ぜたひき肉がコクを出し、鹹蛋の塩気が甘さを抑制、林檎の甘酸っぱさで全体の味を優しく包んだ一皿。
シナモンスティックの香りづけも評価され、そしてリンゴが持つ豊富な栄養価も高評価を得ている。


  • 豆漿奶炖腐皮(ドウジャンナイドウンフーヒー)(湯葉入り豆乳の甘みスープ)
一回戦「豆腐料理」の課題で作った料理その2。
湯葉を煮溶かして豆乳に戻したほんのり甘い薬膳スープ。具はかき卵・白キクラゲ・銀杏。
上から加えたかき卵によって白いスープに黄色い花が散っているかのように見える料理。
上の『四囍泙果』と合わせて香り・栄養価・見栄え・味・斬新さの全てが高く評価されている。


  • 広州蝶炸餃子(デャンシュウディツァジャオズ)(揚げギョーザのプロフィトロール仕立てバニラアイスクリームのソース添え)
第二回戦「制限時間60分以内+審査員合計55人分の餃子」の課題で作った料理。
中国式練りパイ生地*15の皮で甘い月餅のあん*16を包んで揚げた小さな餃子をクロカンブッシュのやり方で積み重ねて、仕上げに粉砂糖・あめかけ・バニラアイスクリームのソースをかけたもの。
あんに混ぜたドライフルーツの酸味があんのしつこさを解消しており、タルト生地のようにサクサクした食感も良好。
なにより中身が熱々の揚げ餃子にかけられた冷たいアイスクリームソースが餃子の油っこさを消し去った上で、熱さと冷たさのコントラストが爽やかな味わいを演出している。
見栄えの美しさも完璧と、特別審査員に「完璧」とまで言わしめた一皿。
しっかり中華料理の技法を駆使しているため、中華の範疇を逸脱していたことが減点要因となった前大会からの成長も伺える。
楊自身「誰にも読めんでこんなギョーザは!!」と自負する自信作だったが、黄の眼力の前では仕上げの盛り付け含めてあっさり見破られた。


  • 粟米醤(スウミージャン)(トウモロコシの味噌)/マナガツオと栗米醤の春巻(仮称)
無印における楊最後の料理で、三回戦「21世紀の新しいオリジナル調味料」の課題で作った料理。
……なのだが、名前が分かっているのは調味料だけで肝心の料理名は一切明かされることがなかった不遇の料理。(なので上記は便宜上の仮称です)
『粟米醤』はトウモロコシを壺の中で半年以上熟成発酵させた代物で、彼女にとっての切り札。味わいは味噌特有の独特な味噌臭さがなく、西京味噌に似るが西京味噌よりも野生っぽい甘みのある味わいとのこと。

脂の乗った旬のマナガツオの拍子木切りを塩コショウと粟米醤で味付けし、インゲン等と一緒に威化紙(ウエイホアジ)*17で春巻の如く棒状に包み、コロッケのように衣を付けて油で揚げたシンプルな料理。
水分にとても弱い欠点がある威化紙は二枚敷きにした後素早く包むことでカバー。付け合わせの付け塩として彩り豊かな桂皮塩*18と龍井塩*19を採用している。
脂の乗ったマナガツオと甘みのある粟米醤の相性はよく、威化紙で揚げたことで上品且つ儚げな優しい味わいに仕上がり、威化紙のサラサラの口当たりとサクサク感がユニークな食感を演出する。
更に盛り付けに「シノワズリー*20」を取り入れており、自身も「21世紀を考えたヌーベル・シノワの新しい形」と評した逸品。

黄に料理の予測をさせず、大谷も打算なしの手放しで褒め、他の審査員からも絶賛された素晴らしい逸品だったのだが、黄の作った透明な極辛ラー油の意外性・インパクト・味わいの前には歯が立たず、92対100で惜しくも敗れてしまった。*21

以降は楊の出番自体が減ってしまったので、ヌーベル・シノワもここで打ち止めとなった。
『R』では弥一に続いて霧子も解説役に収まったので、楊は解説役としての出番も無かったのが悲しいところであるが。


余談

彼女が積極的に取り入れているヌーベル・シノワは実在する料理技法であり、現代でも一部の店で食べることが可能である。


アハハハハ これがウチの項目や
なにが追記・修正できるかお楽しみやで ハハハハハーーーッ



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最終更新:2025年04月24日 00:21

*1 ちょうど決勝戦を見ていた弥一からもスカウトが来たらしい。

*2 盛っただけなのは事実で、実際手直しした後は「望月のいい加減な盛りつけがあっという間に」と驚かれていた。それでいいのか五番町飯店。

*3 そもそも騙して呼び寄せた上にこっそり味見しようとした大谷は睨まれても当然だが。

*4 でん粉7:そば粉2:小麦粉1の割合で作った麺。茹でると透き通った透明な色合いになる

*5 冬眠前のアカガエルの輸卵管を乾燥させた乾物。滋養に富んで薬効効果もある

*6 簡単に言えば食用として栽培された花。

*7 点数内訳は一般審査員の点数はキリコと同じ13点だったが、特別審査員にはたった一人しか点を入れてもらえなかった。

*8 最もジャンは楊の料理にはキリコの料理みたいな挑発を一切しておらず「ご苦労さん大谷センセ。ナイスフォロー」と言っただけ。完全な大谷の自滅&逆ギレである。

*9 小麦粉、水、油などでこねて紙のように薄く伸ばしたパイ生地。

*10 額を叩く睦十の癖。本当に旨いものを食べた時しか出ず、ミシュランの1つ星にも匹敵する価値があるらしい

*11 意味は“福は東海への水の流れのように長く、寿は南山の松のように老いることはない。”という事。

*12 天然の鶏の脂肪肝

*13 ニレタケ、カキガラタケ等

*14 月桂樹の葉、陳皮、丁字、桂皮、八角、生姜を水で煮込んだ出し汁

*15 小麦粉にショートニングを混ぜたもの

*16 砂糖煮にした豚の背脂の塩漬けとドライフルーツのみじん切りを混ぜたもの

*17 中国の調理用オブラート

*18 シナモン風味の塩

*19 緑茶を混ぜた塩

*20 「シノワズリ」とも。17世紀頃に生まれた中国や東アジアの美術を西洋人が取り入れ独自にアレンジした実在の芸術様式。ミケロッティ曰く「中国かぶれの西洋人が作った中国っぽい文化」。

*21 黄の作業工程を見て、「緑色のラー油」を作ってると勘違いしてしまったのも敗因のひとつ。