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小此木タカオ(鉄鍋のジャン)

登録日:2012/09/26 Wed 20:10:14
更新日:2026/09/16 Wed 08:10:23
所要時間約 11 分で読めるよ






だってプライドじゃ料理できないもーん!!

ボクみたいな技術のない料理人じゃおいしいものを作らなきゃならない時はマネでもなんでもするよ!!



鉄鍋のジャン!』に登場するキャラクター。

CV:天﨑滉平


概要

日本の中華料理店の頂点に立つ五番町飯店で働いている見習い料理人。年齢は本編開始時点でジャンキリコと同じ16歳。
常に笑顔で他人に気を使ういい人タイプ。ジャンと共謀して大谷のパーティー会場を滅茶苦茶にするぐらいの悪戯はノリノリでやるけど。
ただ、頭はあまり良くなく天然ボケ気味で周囲からも呆れられている。
料理に失敗して落ち込んでいたジャンを励ましたことを切っ掛けに彼の親友となり、以降はジャンのサポート役に回ることが多い。
容姿はそこそこ整っている方であり、女装すると結構かわいい。

人物

ジャンの事を純粋に尊敬し、友達として接しており、彼と一緒に野外料理を作りに行ったり食材探しを手伝ったりもしている悪友関係。
小此木の行動が料理のヒントになることも多い。
ジャンもそんな小此木のことを大切な親友であり、数少ない心を許せる相手*1だと思っている。
そのため丁寧に料理の基礎を教えたり、小此木を馬鹿にした相手を見返すために特訓をさせたりと面倒を見ている。*2


五番町飯店の見習いをする前の経歴は不明。
描写からして学校に行っている様子もないためおそらく中卒*3で働いており、家族の話も一切出ない。バイクは持っている*4ようだが。
だが『R』で料理大会の会場の食材をくすねた時に楊から「そういうのひょっとして得意?」と聞かれて「昔ちょっとね」と答えていたあたり意外と黒い過去があるらしい。春巻品評会時にゴミ箱をあさったり、ダチョウ肉欲しさにダチョウを盗み出したりで耐性がついたのかもしれないが。
案外、天涯孤独の身の上で五番町飯店に盗みに入ったところを睦十や弥一に見つかって見習いとして働かせられることになった、なんて経緯があるのかもしれない。
望月からイジメを受けても五番町を辞めようとしなかったのは、他に行き場がなかったから……なのだろうか?
何度も言うようだが料理人としては未熟も未熟だが、これは(16歳のペーペー相手に)周りがきちんと指導・教育をしていなかったせいもあるわけで、一個人としては結構人たらしなタイプである。

Rから十数年の年月が経過した2ndでは、セレーヌ楊(結婚後はセレーヌ小此木)と結婚。
息子である小此木マリオ*5が五番町飯店で見習いとして働いている。
マリオはフランス系の名前なので、勘のいい人はすぐ奥さんが誰か分かっただろう。
本人は五番町飯店を離れて、神戸にある楊の実家『シードラゴン(=五番町飯店神戸支店)』をマリオの妹である4つ子姉妹と一緒に夫婦で切り盛りしている。
彼の中華のセオリーに囚われない発想と想像力は、楊の「ヌーベル・シノワ」に通じるものがある為、腕が追いついた現在なら、店は繁盛間違いなしだろう。婿入りした方が良かったんじゃないかな。



料理人として

初期はまかないの野菜炒めさえまともに作れず、好き嫌いも多いなど料理人としては未熟も未熟。
その後、ジャンに指導を受けてからは実力を付け始め、後にジャンが海外修行の旅に出た時は、望月に代わり鍋(炒め物や煮物の担当)を任せられるようになった。
更には見習いのミスに対しても優しく的確な助言ができるようにさえなっており、弥一にも「頼もしくなった」と素直に賞賛されたほど。
が、本人はそれではジャンが帰ってきた時にサポートできないと、ジャンが帰国したらわざと失敗を繰り返し、『R』では見習いに戻った。
そして望月が鍋担当に戻ったのと同時に、見習いも全員辞めてしまった。……理由はお察しである。というかこの店は従業員のパワーハラスメントをやめさせろよ。

一応強みとして柔軟性と発想力が優れており、蟹クリームコロッケピザなどの惣菜を具にした春巻チョコレート味の回鍋肉など色々とぶっ飛んだ料理を作り出す。
さらにいうと研鑽や勉強も怠らないが 今の時点で 必要な水準に及ばないならば それを埋めるための手段を選ばない ということだろうか。
だからこそ作りたいものがわかっても作れないならば近所で買った出来合いの総菜を自分の料理に平然と流用し、プロが使わない素人向けの道具でも便利とあれば取り入れ、人の料理もパクることに全く躊躇がない。
なのでプロの料理人がすることとしてはみっともないと非難されつつも、味などの結果は認められるという内容に仕上げることが多い。
後に開かれた大会でも運が良かったとはいえ本選に出場して陸一族と戦った。
もっとも、その結果はお察しである……が、実は前述の手法(餃子包み機を買ってくる)という手を使っても埋めきれなかった技術負けであり、発想そのものは対戦相手の陸一族と同じコンセプトの料理(=陸一族クラスの発想力はある)だった。

作中登場する料理人の中では珍しくプライドやポリシーなんて物を持っていない*6
冒頭のセリフは大会予選で横にいた大前考太の調理をそのまま見ながら真似して作った際のもの。大前は投げやり気味に承認したが、それを素直に喜ぶ小此木の態度にずっこけ、そこから続けざまにこれを言われたので閉口してしまった。
もちろんただ真似して作った物が上手くいくはずもなかった……のだが、大前が小此木の料理の皿を間違えて持って行った為、小此木の方が予選を通過した。勘違いした大前にも問題はあるとはいえ酷い話である。
と言っても作中でも散々「見て覚えろ」を言われ続けてきた小此木のとる行動としては当然の帰結でもあり、料理人の修行や練習の態度としてはそれほど間違ってないのではとも。実際、周辺の料理人も小此木の発言に「まあそうかも」と納得しているぐらいである。
さらに後に黄蘭青が対戦相手の料理を先読みしてアドバイスを送りまくり料理のレベルを上げさせることで自信を失わせるという話に「あいつと勝負すると自分の料理がよくなるんでしょ ラッキーじゃん」とか言い出す始末。
それに楊から「あんたにはプライドないの?」と突っ込まれると「うん」と即答。潔すぎである。

『2nd』では妻の楊が働くシードラゴンのコックに登り詰めており、中華料理人として大成。
無印時代から運に助けられた面も多々あったためか「料理は運」という流儀を掲げていた。
「やる気だけで勝ち残れるほどこの世界は甘くないぞ!!」「偶然とかラッキーとかも大事だしね!」とは本人の談。


作った料理

無印

  • 野菜炒め
作中における小此木の初料理。
シンプルな野菜炒めだが、中華料理の基本がなっていないせいで肉と野菜の水分が全て流れ出してスープと化してしまい、結果野菜も肉も水分がなくパサパサのシナシナになってしまっている。
おまけに本人はその欠点に全く気がついていなかったためボロカスに貶されてしまった。

というか基本も教えてもらっていない16歳の見習い一人に10人分以上のまかないを任せた挙句にボロクソに貶すわ殴りつけるわとひどすぎる有様である。それでいいのか五番町飯店。
泣き言を言う小此木に対してジャンも「そんなもん見て覚えるんだ。みんなそうしてんだ」と返すだけで、本格的に教えることになるのは次の料理から。

ジャンが小此木に中華料理の基本中の基本技術連鍋(レンコウ)」「泡油(パオイウ)」「碗献(ワンチェン)を叩き込むために作らせた料理。
  1. 煙が出るくらい強火で空焼きした鍋に汚れを溶かすための油を入れて戻し、次に料理に使う油を入れて炒めた物を鍋にこびり付かないようにする連鍋
  2. 下味を付けた牛肉や野菜を油通しする泡油
  3. 料理に使う調味料を一つの碗に混ぜて素早く使えるようにする混合調味料碗献
ジャンはこの3つの基本を青椒牛肉絲作りを通して小此木に教えた。
五番町飯店の先輩方、特に弥一は総料理長なんだからもっとちゃんと教えてあげるべきだったんじゃ……。

……というか展開の都合上とは言えこれの前フリとして「一年近くここにいて「まかない」ひとつろくに出来ないなんてよ」と言われており、つまり本人に改善する気がない、周りも改善させるつもりがない、教えてくれるわけでもないしなんなら教えてもらいに行くこともできない雰囲気……だとすると職場のブラック環境がさらにマシマシになるのだが、それでいいのか五番町飯店。
とはいえジャン・霧子も含めてただ丁寧に教えてもらうのを待つのではなく、仕事をこなしつつ他人の料理技術を見て盗んで覚えるのがプロとしての常識というのが大多数の認識であり、「ここは学校じゃない!誰も料理を教えてはくれないわよ」とは霧子の談。
上記の基本3工程すら全く知らなかったばかりか、『連鍋』を無意味なこととまで錯覚していた小此木に対しては、ジャンすら呆れと苦言を呈していた。

それはさておき、上記の三つの基本を知りもしないのに料理人に向いてるかどうか悩む小此木の態度に「笑っちまった」と評したジャンだが、実際に小此木が自分の手で完成させたことに喜ぶ姿を見てそれとは別の作中でも珍しい穏やかな笑いを見せて素直に喜んでいる
また青椒牛肉絲は作中でジャンの初めての失敗が描かれた料理でもあり、小此木との交流もそこが始まりだった。あらゆる意味で彼らの友情を象徴する料理と言える。

実際の出来上がりの評価は、そのあまりに目覚ましい出来の変化に周囲からは驚かれると同時に大絶賛。
しかしそれでもまだまだ当時は「最低限料理人のものとして食べられる」程度の出来で、直後に来店した蟇目は一口食べた後思いっきり小此木の顔面に吐きかけ「俺の舌をダメにする気か!?食っちまったじゃねえか」「犬のエサにも劣る!」*7とビンタの連発を見舞うという蛮行を繰り出した*8


  • 紅龍童魚(ホンロントンユイ)(ウロコつき甘鯛)
蟇目との料理勝負で両腕を折られたジャンの代わりに作ったもの(ジャンからは作り方を教わっている)。
60cm以上の甘鯛を使った料理で、を美味しく食べられるようにすることに主眼を置いている。
調理法は、胡椒、老酒で下味を付けた甘鯛を手で逆さに持ったまま熱した低温の油をかけ続けるだけと極めてシンプル。
選んだのは3kgもある甘鯛で普通は片手で長時間持ち続けられるものではないが、ジャンが課した事前のスパルタ特訓によって腕が硬直した小此木は何時間でも持っていられる。
その際相当ボコボコにされているが、ジャンが特訓の意図を事前にしっかり説明し、ミスった時にヘッドバットの刑の流れだったので小此木も特訓への弱音こそ吐いてはいるがボコボコにされた文句は一切言わずに真剣に特訓を受けている。

低温の油をかけ続けたことによって鱗はフライの衣よりも軽くスナック菓子のようにパリパリサクサクになり、身はしっとりとジューシー。空気のように軽く香ばしい鱗と甘鯛の身の旨みを存分に楽しめる。
生の赤と青の唐辛子を使ったタレとマヨネーズにタバスコ・ケチャップ・酢・香菜を混ぜたタレの2種がさらに味を引き立ててくれる。

  • 下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる春巻
新メニュー決定トライアルに出品したメニューで、おそらく作中初の小此木完全オリジナル料理。
コロッケなど様々な惣菜を近所で買ってきて具として巻いた春巻。料理技術もジャンとの付き合いで成長したのか、見かけはしっかり春巻として仕上がり皮もしっかりと揚がっている*9
しかし手当たり次第無差別に総菜を買って具にしたせいかドカ盛り料理並の本数となってしまった。
そんな見た目普通の春巻を山盛りで、ジャン・キリコ・楊の個性と技術あふれる春巻の後に堂々と持ち出したものだから、

「ああそうだな 一応食べますか…」
「まぐれもないじゃろうが……」
「そう 確率は極めて低いけど…」
ひっ ひどい!

と、これまでまともに料理を作れていなかった手前、上記のコメント通り審査員だった弥一等からも期待はされていなかった。

具はカニクリームやコーンクリーム、マッシュした南瓜(カボチャ)、ひき肉、ポテトなどの当たりもあるが、冷めたピザやコールスロー、酸っぱい中華サラダなどのハズレもある。一応は出前のピザを使って揚げてもあるのに何で冷めてんだ……?
これらの選定基準は分からないが、ジャンは「自分の好きなもん無差別に巻きやがったんだ…」と引いており、キリコは「ひどい手抜き」と若干苦虫を嚙み潰したような顔で苦言を呈し、あまりの馬鹿馬鹿しさとそれを裏付ける名前から呆れられつつも先輩たちの笑いを誘っていた。

だが、実食した弥一には「下手な鉄砲というよりは『玉石混合』だな」「くだらん石コロの春巻もあるが、ちゃんと中華風に作れば、実にいい春巻になるものもある」と評価された。
先輩達が陥っていた中華の古い固定観念に囚われない斬新な発想の他、本来コロッケを揚げる際の複数の工程(小麦粉つけて卵つけてパン粉まぶして…)をたった1工程(皮で包むだけ)に短縮できる点でも評価されている。てゆーか皮を別のものにするも中身の工夫はしなかった先輩方は小此木のこと笑えない。
作り方は普通の春巻と全く同じなので、実際に作ってみた読者もいるのではなかろうか。

ただし同時に弥一から「中身ぐらい自分で作れるようになれよ。肝心な具材が出来合いモノなのは酷すぎると酷評もされ、この点は先輩たちにも苦言を呈されている。具の中には取り除ききれなかったコロッケの衣が混じっているのでそういった部分もマイナス点。
結局店に出すものは、弥一から「大人も子供も親しまれる」と推された中華風にアレンジしたカニクリームと、マッシュしたカボチャの2つに絞った。

実際のところ最終候補に残った4人の春巻の中では、楊のスイーツ春巻と並んでお客さんに支持されやすい春巻と思われる。
具がユニークな以外はごく普通の春巻なので、睦十からも調理法からして手間はかかるし奇をてらい過ぎたジャンやキリコは殺到する注文に調理が間に合わずヘトヘトになってたことを引き合いに出して「作り方も簡単で、ユニークで気軽に食べられる春巻らしい春巻」と、小此木の料理の技量不足を除けば褒められている*10

店のまかないで作った料理。
見た目はラップで包まれた海苔のない大きなおにぎりであり、具はカキフライ、酢豚麻婆豆腐の三種類。
「ボク最近マジメに料理やってるんですよ」と答えた通り、台湾の屋台のおにぎり(「飯糰(ファントァン)」と思われる)を参考にしており、表面のラップ側は熱くないがラップを剥がした中のおにぎりは熱々というギャップが特徴。*11
中の具のボリュームもあっておかずとご飯を纏めて食べられるが、肝心の具は相変わらずデパ地下で買ってきた惣菜。
成長と発想のユニークさは弥一にも認められたが、それはそれとして中身のことで「まかないはみんな楽しみにしてるんだからもっとちゃんとした料理を作れ」とも注意された。ちゃんと後進育成してます?
ちなみに先輩方も「暖かいものが食いたいのに冷たいおにぎりとか」とバカにする→意外にちゃんとしたものだったので落ち込む小此木を見て少し反省→弥一のネタバラシによって憤慨、と見事な手のひら返しの連発を見せつけてくれた。
ついでに弥一はこのことを引き合いに「気を抜いてると小此木みたいヤツにいっぱい食わされることもある」とジャンたちに注意している。ちょっと酷くない?
とは言えこの一件は実際に他3名の出場者の気を引き締めるきっかけにはなっている(楊も「小此木なりに準備はしている」と評価していた)。

第2回大会最終予選「指定された米で日本人の口に合う炒飯」という課題で製作。与えられた米は新米。
近くにいた大前孝太の作っていた炒飯を米のとぎ方・水加減・食材のチョイスに至るまで何から何まで徹底的に真似て見た目そっくりに作ってしまった代物。
この時料理行程をパクりまくったことを大前からも痛烈に非難されたが、当の小此木にプロの料理人としてのプライドなど微塵も無かったため、結局最後まで料理のコピーは完遂した。
「あ、ホント!?ラッキー。じゃ遠慮なくマネさせてもらうね」とは「どうせ味付けや火加減炒め加減は真似できない」という理由で外見のコピーを渋々見逃した大前に対する小此木の感想。
おまけに大前の炒飯の横に自分の炒飯を置いたせいで、大前が自分の炒飯と間違えて持っていった結果、まぐれではあったが予選通過を果たしてしまった。前述した弥一の注意はまったく別のところで発動した
確認を怠った大前の過失もあるが、それでも見た目はそっくり(味はまるで違う)に作ってるのは変に技術が高いような気がする。春巻の中に冷めたピザを入れられたこととか、こいつの鍋どうなってんだ

なお、大前は全く気が付かずに小此木の炒飯を提供したがために敗退となったが、小此木の方は「大前が間違って持っていった」のをわかった上で大前の炒飯を自分のものとして悪びれもせず提供してドヤ顔で予選通過している*12完全に人の褌で相撲を取っただけである。結構タチ悪くないかね。
しかしジャンもそれに気づいていながら小此木を庇って真相を明かさずそそくさと立ち去った。まあジャンは前回の大会の件(本人は忘れてしまっているけど)を見るに大前の存在そのものが気に食わないレベルで嫌っていると思われるし、調味料や材料をオタマや箸で正確に量り取れる技能を基本技術扱いしているのでコピー炒飯に気付けない程度の大前の技量に失望したのではという説もある。

  • ドジョウ鍋
第2回大会第1試合「豆腐料理」という課題で製作。
土鍋に生きたドジョウ数匹と豆腐を入れて煮込んだシンプルな料理。
熱せられた湯により熱を嫌ったドジョウが豆腐の中に潜り込むミラクルが発生し、湯豆腐の中から茹でられたドジョウが飛び出すインパクト抜群の料理になった*13
奇跡の産物と言えるが、そのインパクトを評価され1回戦通過となった。

  • 変わりギョーザ
第2回大会第2試合「制限時間60分以内+審査員合計55人分の餃子」の課題で作ったと思われる料理。
見た目は普通の焼き餃子で、具にフルーツと餡子を使っていたこと以外は不明。
素早く餃子を作るためこっそり会場を抜け出して店で餃子を早く包むためのギョーザ包み器を購入し持ち込む相変わらずのダーティさだったが、対戦相手が「にぎり」で圧倒的高速調理を行う陸麗花だったため完全に泣きが入った状態で作っていた。
審査の描写は陸麗花のみで小此木は省略されてしまっていたが案の定敗北。しかし得点は54点と小此木にしては割と高め。
実は具材自体は対戦相手の陸麗花の作った餃子とほとんど似たような内容だったので、おそらく技術面の未熟さで点数がもらえなかったものでその発想力自体は評価されていたのだろう。
技術的には評価されつつも真新しさが感じられないと酷評された沢田や藤田とは真逆の評価だったというところか。



R頂上決戦

  • 温泉卵饂飩
消化の良い温泉うどんの組み合わせ。
楊からは「中華の料理人なのに〜?」と少し呆れられていたが、ジャンからは「卵の中で最も消化が良い状態だ」と褒められた。
ちなみに楊が直前に振る舞ったのはママン直伝の甘ーいオムレツ。オイ嫁。

  • チョコレート回鍋肉
回鍋肉の定義を学んだ後、小此木が個人的にハマっていた塩チョコやコショウチョコをヒントに思いつきの即興で生み出された皿。
反り返るまで炒めた豚肉、煮崩れしないように素揚げしたタロイモ、トック*14。それらの具を大量のチョコレート・ラズベリー・粒黒胡椒・岩塩で味付けした奇抜な回鍋肉。
一見すると香りも含めて完全にゲテモノだが、黒胡椒の辛味とラズベリーの酸味でチョコレートの甘さを引き締め、味の無いタロイモとトックを加えて甘さを更に半減。
〆に岩塩のしょっぱさによって全体の味をまとめているため見かけ以上に甘ったるくない味わいに仕上がっていた。
店では絶対に出せないが味は及第点だと自由な発想を評価され、総料理長の弥一もギリギリセーフの味と判定している。

かつては「クソ料理人」などと小此木を見下してた蟇目も、嫌みや煽り抜きで「まるで子供の遊び」「料理はお客様に出せるものじゃないとな!つまり商品価値がないと!発想は自由に!料理は手堅く!」とコメント。
実際正当の中華料理では絶対に店に出せない一品であり、本人も「ごもっとも!」と返している。
また共に乱入してきた五行達も「面白い」と評し、一切ケチは付けていない。横にいたジャンはケチを付けてきたと感じていたのか険しい表情をしていたが。

なお、後にロッテや明治がチョコレートを使ったホイコーロー*15のレシピを公開しており、先見の明はあったと思われる。


追記・修正は

だってプライドじゃ追記・修正できないもーん!!
ボクみたいな技術のないWiki篭りじゃおもしろい項目(もの)を作らなきゃならない時はマネでも何でもするよ!!

──という人がお願いします。

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最終更新:2026年09月16日 08:10

*1 背中の傷を見られることにも抵抗がないのは小此木ぐらいである。

*2 特に『R』では(ワザと)見習いに降格した小此木に内心で『何やってんだよ!』とやきもきしたり、課題の新作の回鍋肉を皆の前で披露する場面では『俺がサポートに入る』と(頼まれてもないのに)名乗りを上げる等

*3 一年間は働いていることが言及されている=つまり15歳から五番町飯店にいる

*4 後に作者の西条氏のXにより裏設定として無免許であることが語られた。よくバイク購入できたな……

*5 『R』では小此木と楊は互いに苗字呼びしており結婚していた可能性が低いので、『R』の時点ではまだ誕生していなかったと考えられる

*6 ほかの料理人が持つ【料理は○○】といった料理への深い心情も持っていない

*7 これらは実際に発言されておらず全て蟇目の心の声のため、小此木を罵倒して心をへし折ったりするような意図はなく、本心から味のレベルの低さにブチ切れている。

*8 なお小此木は食べるようには一言も薦めておらず、その日の「まかない」が気になった蟇目が勝手に食って勝手に罵倒しているだけである。古巣のレベルの低さに失望したにせよ理不尽なことこの上ない。

*9 睦十が品評会直前に店員たちの前で春巻作りを実演していたのが大きいのであろう。他の奴ら(主に望月)も見習うべきである。

*10 逆に言うと当時技量不足の小此木でも数をこなせる程度に手軽に作れるということでもある

*11 そんな熱々ならラップ越しに熱が伝わるんじゃないかなとも思うが

*12 つまり大前の炒飯は順当に美味しかった

*13 「どじょう豆腐」自体は日本でもある程度知名度がある。ただし、架空の料理として。ドジョウには豆腐内の温度を知って緊急回避を試みるような知恵がない。

*14 朝鮮半島の

*15 さすがにラズベリーやトックは使わず、一般的なホイコーローのタレの味のベースにつかうくらいだが