登録日:2024/09/06 Fri 21:07:00
更新日:2025/04/21 Mon 13:24:38
所要時間:約 26 分で読めます
料理は“心”だ!
プロとして手間を惜しまず少しでもうまいものを出す――
それが料理人の心ってもんだ!!
『
鉄鍋のジャン!』に登場するキャラクター。
本編ではよく
「キリコ」と呼ばれる。
【概要】
日本一の
中華料理店
「五番町飯店」で働く本作のヒロイン。
五番町飯店オーナーにして「中華大帝」の異名を持つ料理人・五番町睦十の孫娘で、同店の総料理長・五番町弥一を叔父に持つ五番町飯店の跡取り娘。
跡取りとして店のあらゆる事に精通する必要がある為、立場上は見習いとして修業中の身。
ビジュアルは薄桃色の髪を
お団子にまとめた美少女。
初期の頃は一般的な
巨乳くらいのサイズの
胸の持ち主だったが、本編の連載が進むにつれて
作中女性陣のバストサイズがインフレ。
彼女もその例に漏れず最終的に地球の重力に真っ向から逆らって水平をキープする
スイカ並のサイズの爆乳へと成長を遂げた。
絶対手元のまな板見えないでしょ……。
後述する彼女の気質と相手料理人を打ち負かす事に重きを置く信条を掲げる
ジャンとの相性は
最悪で、何かにつけて衝突している
ライバル関係。
本編では終始お互い気に食わない相手としか見ておらず、事あるごとに(主にジャン側の煽りから)バチバチと喧嘩腰になることも多かったが、一方で本作では数少ないジャンの背中の傷の存在を知る人物の1人でもある。
喧嘩は絶えないものの、体調を崩した時など互いに気をつかうこともないわけではない(第一回大会の時はジャンとしては『負けても体調が悪いことを言い訳にされたくない』といった理由ではあったのだが……。)
続編の『R』では弥一から地位を譲られたのか、いつの間にか五番町飯店オーナーに就任している。
【人物像】
一人称は
「あたし」。
食べる人の心に寄り添い、食べる人が喜ぶ姿に料理の生き甲斐を見出す明るく優しい生真面目な性格で、スグル曰く
「仕事ひと筋の超モラリスト」。
だが、実際のところはかなり熱くなりやすく何より負けん気が強い勝気なタイプ。
人前では一切弱音を見せないところや、ブチキレると拳が出る辺りも含めて
プライドの高さと負けん気の強さはぶっちゃけジャンと同レベルであり、自分を舐め腐る相手に対してはかなり冷たい。
あくどい精神性の
大谷日堂に対しては笑顔の仮面を被って冷徹に接することが殆どで、特に大谷相手には表面上は友好的に見せながらも内心大谷を見下しながら冷徹な対応も多い。
とはいえ辛辣な対応を取る相手は大谷とジャン、スグル位なもので基本的に社交的で優しい振る舞いが殆ど(初対面時にチャラ男っぽかった沢田に対しては「知らない(※本当に知らない)」と塩対応だったが)で、喧嘩腰がデフォで悪名がいろいろ広まっているジャンと比べればコミュ力はマシな方。それでもややコミュ障な傾向があるのは否めないが。同年代の友達もほとんどいないようだし。
ひたむきな努力家という点でもジャンと共通しており、五番町飯店に食べにくるお客を喜ばせる料理を作るためなら、深夜の自己研鑽にも率先して取り組む生粋の料理バカである。
最初期は一応入店したてのジャンを助けてやろうとする素振りもあったのだが、第一回中華料理人選手権の段階でジャンの好戦的過ぎる言動・態度・勝つためなら邪道も辞さない料理にブチキレ。
犬猿の仲のライバル関係へと至ってしまった。一応それ以後も何だかんだジャンを助ける善性はチラホラ見せており、
- 五行戦では完全アウェイな当初のジャンを見かねて試合を交代しようと率先して会場に赴く
- ジャンと一緒に生ゴミ漁りをして五行が鍋に仕込んだ肉の正体を探る
- ジャンがうっかり背中に熱湯を被ってしまった際は、背中の傷が職場の料理人達に露呈しないよう強気な態度のままサポートする
などの場面もみられる。
よく言えば真面目、悪く言えば頑固者、プロ意識が高すぎて自他ともに厳しく融通が利かない……そんなツンデレな人『食戟のソーマ』でいたような。
続編の『R』では料理対決に参加しないため、ポリシーにどの程度の変化があったかは不明。
経営者としてはやり手らしく、料理対決を通じて五番町飯店の冷凍食品を売り出したり、ジャン含む料理人たちを薄給で働かせたりしている。
また、中国での修行中の間に何かあったのか、ジャンとの仲が無印の時より大幅に改善している。
無印のように激しいケンカをするようなことはなく、内心ジャンを認めながらも素直になれない、ツンデレ気味の対応になっている。
…というか大谷杯終了後に口論になった際に「この店にも
あたしにも必要」と言って2人とも顔を赤くしており、
小此木も揶揄っている。
更におそらく15年程度先を描いた『2nd』では、ジャンと結婚しているようだが性格がジャン大好きを公言する重度の
ヤンデレへと豹変しており、息子のジャンJr.には心の料理と言いつつも実際はジャンの祖父である階一郎と同様のスパルタ教育を施している。一体何があったのか…
ただし、最初の回想では少なくとも暴力などは振るわず、笑顔のままミスをしたら延々とスパルタメニューを追加していくという静かでいて冷たい方式。ちなみに、やっていたのはジャンもやらされた刀削麺。
ちなみに、
スピンオフにて父親の容姿もモットーもジャンとそっくりだったことが判明した。そのため、彼女自身が覚えているかは不明だがファザコン容疑がかかっている。
料理人として
信念は「料理は心」。
ジャン同様基本を重視するタイプの料理人だが、最大の違いは食べる相手が喜ぶ物を作ることを重んじており、料理勝負の勝ち負けに拘るタイプは敵意と負けん気が燃えるタイプの料理人。
五番町飯店という職場で13歳から大人と並んで働いているだけあって料理の技量は凡百の若手料理人の中でも頭一つ抜けて卓越。
立場上は見習いだが、実際は弱冠16歳でありながら厨房のどのポジションでも務められるだけの実力を持つ。
特に彫り物細工を得意としており、短時間で芸術的な彫り物細工を仕上げられる繊細な包丁技術の持ち主で、その技量はジャンも素直に認めている。
一方で「良くも悪くも五番町飯店という伝統のカラから飛び出せていない」という欠点も当初は抱えており、春巻コンペの際にはその欠点が露呈。
一時はギブアップ寸前になるまでメンタルが追い詰められたこともあった。
+
|
品評会における彼女の欠点あれこれ |
彼女の欠点はとにかく「自分で何とかする」ことに固執しすぎて視野狭窄に陥りがちであることだろう。
期せずにして従業員全員が春巻を提供することになった品評会だが、彼女は自分が纏めたファイルだけを頼りに新しい春巻を作ることにしたが、全くいいアイデアが出ずにドツボにはまる。
この時はたまたま総菜コーナーで見かけたベーコン巻きで突破口を見つけたが、本当に“たまたま偶然”である。
さらに言えばベーコン巻き料理も難しくもなければ珍しくもない料理である。そもそも『特殊な麵で具材を巻いた珊瑚麺』という似た発想の料理も作っていたのに。
そしてこの失敗、初期の飾り切りの時と同じ失敗を犯している。この時も彼女は 「教えを“乞う”のが嫌」とかそういった理由ではなく、 「技術はその人の宝だから」と人に頼ることを良しとしていないが、ちゃんと相手をリスペクトして教えてもらいに行けばそれで済む話である。悩む時間も無駄だしその分を別の料理のことに費やせるわけだし。
見かねたジャンが「オレが教えてやろうか?」と申し出たが、「だれが聞くか」とジャンに貸しを作るのが嫌だからというわけではなく、 「(あんなヤツでさえ宴会料理を自力でモノにした)」「(人に聞いたんじゃダメだ)」と片意地を張っていた。
結局、解決したのは母親が失敗した大根の切り身を塩水に漬けて夜食にしたものを食べてようやく理解したから。これもただ漬けただけなので何も難しくはないが、“たまたま”母親が作らなければさらに悩んでいただろう。
話を春巻品評会に戻すと、ライバルのジャンは(睦十から煽られたこともあって)全くのノープランとなったが、自分ではどうにもならない(ついでに勢いで睦十の煽りに乗ってしまったことを後悔している)ことを 自分で認めた上で「なんでもいいからヒントが欲しい」と ベトナム料理店を始め様々な料理店を小此木と一緒に食べ歩いている。
ジャンの態度の悪さや人徳の無さで突き返されることもあったが、 柔軟さとフットワークの軽さで言えばジャンの方がはるかに上で、見つけたヒントもしっかり生かしてる。
ちなみに 楊もやはり一人で他のお店を食べ歩いてヒントを見つけて自分の持ち味と合わせて生かしている。別に人に頼ることは悪いことではないのだ。
弥一もこの点は楊を五番町飯店に招いた際にちゃんと指摘していたのだが、当時の彼女はなかなか改善できなかったようである。
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そしてもうひとつ、悪い意味でも「昭和の頑固オヤジ職人」的な気質の持ち主であり、自分の「心の料理」の信念を他人に押し付ける危険な傾向があった。
他の料理人の努力の末に培った信念を頑なに認めず、「みんな間違ってる」「所詮高慢ちきの戯言」と断じる姿は自分の考えしか認めない意固地な石頭であったと言える。
だが、中国に行って以降はその危険な傾向も大幅に改善された。
ジャンの祖母、秋山(桃)明輝に鍛え直された事で、「他人を許容する」本当の意味での「心」を手に入れられたのだろう。
■作った料理
●五番町飯店編
本作最初の料理。
葱と卵、冷や飯だけで作る極めてシンプルな炒飯で、「五番町飯店名物」とされる。
一粒一粒完璧にパラパラになった米と米一粒一粒が半熟卵で綺麗にコーティングされた完璧な黄金炒飯。
土壇場で急に作るよう指示されながら一発で完璧に完成させており、睦十も「百発百中でこれができる者は日本に5人といなかろう」と太鼓判を押した一皿。
昼のまかないで制作した料理。
下処理した仔牛の胃袋と鳥の砂肝をそれぞれ薄く花切りにして水に晒して臭みを取り、2つをネギ油、ニンニク、塩、酒、鶏ガラスープで炒めたシンプルな皿。
内臓特有の臭みは全くなく上品な味わいになっておりそれでいてミノと砂肝の食感は維持。
内臓料理嫌いの小此木も美味しく食べられた、店で堂々と売りに出せるほどの皿。
唯一の欠点は、臭みがないと言う理由で「仔牛の胃袋」を使ったこと。
成熟してない牛や豚の内臓は、臭みがない分味もないのである。かつ、キリコは入念な臭み抜きをかなり面倒な方法で行っていた。
この事をジャンに指摘された際は、「参考になった」程度の一言でも言えば良かったのかもしれないが、ジャンの信念と上から目線な言い方が気に入らず、
「でもこれで負けたなんて思えない」
「あたしの淡い料理を食べた後だから旨く感じるようにギリギリまで濃い味付けにしてあるだろ」
……と逆ギレしてしまう。
そしてジャンの方も売り言葉に買い言葉で「それがどうした!?勝てばいいんだよ!」と返してしまい、二人の痴話喧嘩因縁が幕を開けた。
来店した大谷の鼻を明かすために作った料理。
皮蛋と塩蛋の黄身を粗みじん切りにして烏骨鶏の卵と塩蛋の白身をガラスープで割って混ぜて蒸し、仕上げにキャビア・イクラ・エビの卵・白髪ネギの千切りをトッピングした一品。
烏骨鶏の卵が深いコクと香りを出し、大谷すら一口では見抜けないほどの味に仕上がっている。
●第1回全日本若手中華料理人選手権編~五番町飯店品評会編
- 紅珊瑚麺捲(赤珊瑚色の冷やし麺)
第一回中華料理人選手権決勝前半戦「麺料理」の課題で制作。
人参のおろし汁を練り込んだオレンジ色の麵で野菜の千切りと叉焼、
牛タンの醤油煮を巻いた料理。
具を巻かれた麺の大きさは食べやすい一口サイズで、つけ麺のようにつけ汁に漬けて食べる。
麺は人参臭さがなく人参の甘味だけが感じられ、牛タンは
滷水だけでなく
玫瑰露酒で煮込まれほのかに薔薇の香りづけされている。
つけ汁は調味料と干しシイタケとキャベツだけで作ったフォン・ド・レギュームを思わせる精進スープで、野菜だけのスープでありながら深みのある味わいによって具の牛タンを一層引き立たせてある。
加えて器には氷を削って作った巨大な氷の白鳥を使用。芸術点にも富む。
「野菜嫌いの子供にも美味しく野菜料理を食べてほしい」という想いから長い試行錯誤の末に辿り着いた料理であり、その斬新な独創性から大谷も打算抜きで手放しで褒めちぎるほど非常に高い評価を得た。
ワガママなガキだと子供を殴ろうとしたジャンでは到底作れない料理である。
だがそのジャンが実際に親になったら、我が子を殴った事がない程の親バカになるのは、ある意味皮肉と言うかなんと言うか。
- 三段西瓜盅(スイカの三段重ねデザート)
第一回中華料理人選手権決勝後半戦「デザート」の課題で制作。
3つの大玉スイカの中身をくり貫いて3段重ねの器とし、上から順に「食為天」の文字を彫ったインパクト抜群な3種盛りデザート。
その外見の強烈さは、ジャンの鳩の血のデザートで舞い上がっていた審査員を黙らせるほどであった。
上段の1品目『
食』は
「鮮果凍豆腐(フルーツ入りアーモンドゼリー)」。
所謂
杏仁豆腐で、丸く食べやすい球形のアーモンドゼリーが特徴。
寒天のサクッとした食感の良さとゼリーのプルプルとした食感の良さの両方を併せ持ったモダンな食感を持つ、すっきりとして食べやすいサッパリ味のデザート。
中段の2品目『為』は「梛汁凍官燕(ツバメの巣入りココナッツミルク)」。
ポピュラーなココナッツミルクのスープ。
ココナッツの強烈な風味を持ちながら、ココナッツミルクに混ぜたツバメの巣の滑らかさにより自然とのどに落ちていく飲みやすさが特徴。
仕上げでココナッツパウダーを加えて一度更にココナッツミルクを沸かして濾し手間をかけることでココナッツミルクのコクと旨みを倍加させた。
下段の3品目『天』は「喳窄西米露(豆とタピオカ入り冷製おしるこ)」。
綺麗な薄紫色のおしるこ。
具に腰豆、紅豆、眉豆、鶏豆、小豆、緑豆など多種多様な豆を使用している。
甘さと濃度は上2つよりも濃くなっていながらも、タロイモでしつこさのない自然なトロミを演出。
濃厚ながら冷たく食べやすく、具の豆も全て的確な順序・時間で茹でられていると好評を得た。
……だが実際のところ、この料理の評価は芳しくないものであった。
最大の問題は、肝心の中身が既存の料理ばかりであること。
味こそ現代的なセンスの良さで上手くまとめたが、結局根本的は杏仁豆腐・ココナッツミルク・おしるこというありふれたデザートでしかない。
それによく見れば3つとも冷たい「汁もの」デザートであり、イメージ的にモロかぶりし合ってしまっている。
そして、肝心の「味そのもの」も、味を向上させるアレンジなどがほとんど無い(せいぜいおしるこにタロイモを使用したぐらい)のも痛い。
本当に『誰かが作ったものを、一番上手に作り上げた』だけである。
このようにスイカの三段重ねの外見が派手で期待感を煽った割に、中身が微妙に地味で変わり映えしてないデザートばかりだったのも評価のマイナスになってしまったものと思われる。
そもそも前述の麺料理時にジャンが「技術だけで独創性がない」という理由で減点されたのを目撃し、それをマイクパフォーマンスで非難していたにもかかわらず、前半戦のジャンと同じような技術先行の料理を作ってしまったのは相当な落ち度である。
皮肉にも麺料理の時のジャンと全く同じ失敗を無自覚に自分もしてしまったと見ることができ、キリコ痛恨のミスであったと言える。
その結果、「今までだれかが作ったデザートの寄せ集め」「3種類もあるのに際立った味の変化がない」「紅珊瑚麺のような素晴らしい創造力が感じられない」などと評され、期待していた審査員を落胆させてしまう結果に。
「(私は独創性だの想像力だのそんなので競うつもりで作ったんじゃないのに)」と顔を青ざめながら内心焦っていたように、本来は異なる3つの甘味・食感・濃度からそれぞれの胃の調子や満腹度に合ったデザートを楽しんで貰うという気配りと意図があったのだが、その意図は大谷以外の審査員には上手く伝わらなかった。
また審査時にジャンのデザートをなんだかんだ引き合いに出されていた辺り、一番手のジャンのデザートが独創性の権化と言っていい料理なことも裏目に出た様子。
結局このミスが大きく響き、デザート勝負の一般審査員の得点は秋山の料理と大きく差を開けられる結果になった。
大会自体は大谷の扇動、楊の失敗、なによりジャンの嫌われっぷりに助けられ優勝しているが、本人は納得していなかった。
まぁ、結果は「試合に勝って勝負に負けた」上に、ジャン以上に大嫌いな大谷にインチキ同然で『勝たせてもらった』という、普通に負けるよりも屈辱的な勝ち方をしたのだから、当然であろう。
五番町飯店の新メニューの候補選びで発表。
鶏のササミに片栗粉をまぶしつつ徹底的に叩いて薄く延ばして皮にし、エビの粗いすり身、細切りのセロリ・干しシイタケ、適当な長さに切った黄ニラ・ショウガ、豚の背脂を具にして巻いて揚げたもの。
巻く際は三角形のような形状で巻いてある。
塩味のエビのプリッとした甘みと弾力、黄ニラの香りが食欲を刺激する上品な味わいになっており、カラッと揚がった薄い肉の皮と絶妙なバランスを産んだ絶品の春巻。
付け合わせは花椒塩とカレー風味のマヨネーズソース。マヨネーズソースの斬新で少し濃厚な味わいが春巻の淡い味をキリッと引き締めている。
当初はいくら試作を重ねても睦十の春巻を超えられず、一時は完全に心折れて厨房にすら戻りたくなくなるレベルで憔悴するも、偶然デパ地下の総菜コーナーで見かけたアスパラガスのベーコン巻きから天啓を得た品。
完成に品評会の本番ギリギリまで時間を要するというキリコにとっての最大の試練ともいうべき料理となった。
食べた人が思わず姿勢を正して行儀良く食べてしまうほどの味で、睦十をして「ワシの春巻に真っ向から立ち向かってきおった!」「人を驚かせるのではなく、人を飽きさせず旨いと思わせ続ける事を目的とした春巻」と絶賛された一品だが、一方で「ササミを皮にする際あまりに手間がかかり過ぎて量をこなせない(=主菜として通用するレベルだが点心としては使えない)」というダメ出しも食らっている。
結果睦十からの総合評価は「(秋山同様)春巻を超えた春巻」「春巻は春巻じゃ!それ以上の物ではないんじゃ!」としてジャン共々青二才扱いされるオチとなった。
●第2回全日本若手中華料理人選手権編
実質第2回大会の前哨戦となった大谷の番組で、「鴨料理」の課題で作った料理。
クラッシュアイスを盛ったシャンパングラスの上には鴨肉を中に詰めた巨峰が、下の皿には鴨肉を中に詰めたプラムが盛ってある。
前菜・主菜・デザートをひとまとめにした料理であり、下のプラムは主菜担当。
油で揚げたプラムをコチジャン・塩コショウ・たまり醤油・長ネギの入ったスープで煮込んで刺激的な辛さの塩味で仕上げてある。
グラスの上の巨峰はデザート担当。
赤ワインに砂糖・八角・丁字を加えて巨峰を煮込み、仕上げにワインにゼラチンを入れてから冷やし固めてワインが巨峰に絡んで甘くなるように仕上げた一品。
他にも皿にはモロッコインゲン、コチジャンのスープで一緒に煮込んだ鴨の腎臓が付け合わせに盛られており、大谷をして「ヌーベル・シノワの楊の料理をしのぐ美しさ」と評された料理。
見かけからは想像できないインパクトもさることながら、プラムの辛味の後に巨峰の甘味で辛さを優しく包み込んで幸福感を味わってもらうことが目的の料理であり、「食べる人の心に残る料理を作りたいんです!!」とはキリコの談。
とはいえ自分達を騙した挙句罠に嵌めて恥をかかせようとした大谷への敵対心もマシマシであり、自分の料理すら見抜けない大谷を小バカにして鼻を明かすことが裏の主目的にもなっている。
内心大谷も「(こいつワシをバカにしきっとる!!)」と自分が悪いくせに愚痴っていたが、味を全く見抜けなかった手前恥をさらすわけにもいかず、苦虫を嚙み潰した顔で旨いと絶賛せざるを得なかった。
- 金銀色炒飯(金銀チャーハンの太極盛り)
第2回大会予選「指定された米で日本人の口に合う炒飯」という課題で製作。
与えられた新米は炊く時油を少し入れて油で米をコーティングすることで炒飯がベタつかないよう工夫。
卵を卵白と黄身に分けてあり、黄身は暖かい米と一緒に炒飯にして黄身で米をコーティングして黄金の炒飯に仕上げ、更に冷ました米と卵白を一緒に炒めて白い炒飯に仕上げた2色の色映えが美しく、具を卵だけにして米の味を最大まで引き出したシンプルな一皿。
第一話で作った黄金炒飯の進化版と言えるだろう。
- 鴛鴦千層豆腐蝦子献(湯葉と豆腐のミルフィーユ仕立て蛯子のソース添え)
一回戦「豆腐料理」の課題で作った料理。
崩した豆腐にすり潰した枝豆を混ぜて薄緑色にし、ホタテ・干しエビ・生クリームを混ぜて湯葉と交互に重ねて蒸して両面を焼くことで、ミルフィーユ状に仕上げた料理。
味はあっさり塩味ながら生クリームでコクとまろやかさがプラス。
ソースはオイスターソースと蛯子を混ぜたしっかりとした味。
焼き上がった湯葉はパイ生地のようにサクサクで、豆腐もマシュマロのような面白い食感となり、付け合わせの豆苗も上手に炒められてシャキシャキした食感になっている。
豆腐・湯葉・豆苗と大豆食品をふんだんに使い、湯葉越しに透けて見える薄緑色の豆腐も美しく、味だけでなく栄養面・芸術点も高く評価された。
- 南園花園餃子(ニラと卵の北京風ギョーザ)
第二回戦「制限時間60分以内+審査員合計55人分の餃子」の課題で制作。
ジャンや
陸一族のにぎりのパフォーマンスに湧く会場を見て
「料理は曲芸じゃない」と内心憤慨するキリコが作った品。
水餃子タイプの餃子で、スープ(?)の中に茹でられた餃子が入っている。
大量の油と卵を使って卵を焦がすことなく巧みにふんわりと仕上げた中華風炒り卵をメインに使用し、具は豚肉・叩いたエビ・ニラ・炒り卵。
肉を少な目にしながらも、混ぜられたたっぷりと油を吸った炒り卵によって味わいは非常に軽くそれでいて深みがありジューシー。
あんを一度も手でこねずに全て束ねた菜箸で混ぜたことであんに粘りが出なくなり、これが軽さを高めている。
曲芸じみた絶技も使わずただ卵を炒り卵にするだけで会場を沸かせ、そして味も非常に美味だったこともあり「たしかに料理は曲芸ではないな!」と超人的技巧にばかり注目が言っていた会場の意識をいい意味で塗り替えた一品。
- アボガド醤/涼拌仔牛脳(仔牛の脳みそのアボガド醤和え)
三回戦「21世紀の新しいオリジナル調味料」の課題で作った調味料。
炒めたエシャロットにアボガドを加えて更に炒め、塩を入れたらミキサーで攪拌。できたものを濾して鍋で煮詰めて作った
「アボガド醤」の和えタレで、下処理して平切りにした
仔牛の脳みそを和えたインパクトの強すぎるシンプルな一皿。
トッピングはネギと香菜。周りにはニガウリとライチが綺麗に盛り付けてある。
国産黒大豆100%で作った木綿豆腐を思わせるなめらかでとろけるような濃厚な味わいの脳みそと、脳みそ以上になめらかなアボガド醤がマッチングした皿で、一緒に和えたショウガとネギがアクセントとして作用。
アボガドの和えタレにはマスタードと酢が混ぜられてくどさを抑え、更に醤油を数滴たらしてアボガドの味を引き締めている。
また「同種同食」という中国の考え方から、頭脳労働を日々強いられる現代人に有用な料理とも評価された。
誰もがキリコが脳みそを使うとは予想していなかったのか、
黄も
「ガチガチの正統派で冒険なんか絶対しないコだと思っていたのに」と高く評価。
キリコの成長を感じさせる料理と相成った。
ちなみにここでも「自分で何とかする」ことに拘って、アボガド醤で行くのはいいが合う食材が見つからずにギリギリまで悩んでしまう(そしてヒントも“たまたま”見つかる)という悪い癖が発動していた。懲りないな。
ただし、BSE問題のある現在では、生に近い状態の脳みそを提供するのは難しいと思われる。
茹でて熱を通すか、一度冷凍するなどのもうひと工夫が必要だろう。
- 黄燜鮫魚飯(サメ肉の中華風炊き込みご飯)
準決勝「サメ肉料理」の課題で作った料理。
牛乳に漬け込み下処理で臭みを丁寧に取ったサメ肉と、ご飯を海水で炊いた炊き込みご飯に、各種トッピングを添えた料理。
炊き込みご飯にはサメの卵がまぶされ、海水で米を炊いたことでサメ肉との親和性がアップ。
サメ肉は杏のお酒である杏露酒がほのかに香り、ふっくら柔らかくジューシーに仕上がり、まぶされたサメの卵も炊き込みご飯の味に深みを与えている。
だが何よりも
「トッピングによって味と食感が変わり、トッピングによって無限の味のバリエーションがある」という点が本料理最大の特色。
トッピングは
『サメ皮の千切り揚げ』と、
『サメのウロコ揚げ』、
『お茶漬け用スープ』。
揚げた皮の千切りはカリっとしつつ弾力の残る食感、揚げたサメのウロコはアラレのようにシャリシャリとした歯ごたえと、どれもが炊き込みご飯の
お供として最適。
お茶漬け用のスープを掛ければ、揚げた皮やウロコも更に味と食感が変化していく。
副菜の『サメ皮とフカヒレの肝和え』も絶品。
これはスライスしたサメの皮とフカヒレ、サメ肝を豆板醤で和えた料理。
老酒で柔らかくされたサメ皮の千切りは歯ごたえのいいクラゲのような食感で、豆板醬のピリッとした辛味が肝和えの味を引き締める。
無論炊き込みご飯との相性は抜群で、味のバリエーションに一役買っている。
楊が言うには、「時間があればもっと色んな種類のトッピングが作れる」との事であり、まさに無限のバリエーションを持った料理と言えるだろう。
あの大谷ですらもむしゃぶりつき、全審査員から満場一致で100点の評価を下され、崔会長から「まさに21世紀の幕を開けるに相応しいサメ肉料理」と絶賛されただけでなく、腹を空かせた観客が空腹に耐えかねて会場に乗り込んでまで食おうとするほどの大盛況ぶりを発揮。
睦十も「八分の仕上がりと二分のゆとり」とキリコの料理を総括した上で絶賛し、己の料理が負けた事を認めたがらないジャンを
どこまでも情けないヤツよ!キリコは客を集めるだの点数だののために料理をしておるのではない!!
食べ手を喜ばせるためにどれだけ旨い料理を作れるかという探究のためじゃ!
それがわからんようではキサマはもはやキリコの敵ではないわ!!!
と一喝するなど、作中では珍しくジャンを完璧に上回ったとも言える品になった。
キリコが劇中で作った料理では、文句無しに最高傑作と言ってもいいだろう。
- 千層盐鴯鶓血(ダチョウ肉と塩のミルフィーユ仕立て 塩がま焼き)
無印におけるキリコ最後の料理で、決勝戦「21世紀の中華料理」+「ダチョウ肉料理」の課題で作った料理。
「21世紀は20世紀よりも更に洗練された食文化になる(=塩が最も重要になる)」「最古の調味料である『塩』の無限の可能性を広げる」というコンセプトで制作。
塩の可能性を極限まで追求した一皿であり、基本はフランス・ブルターニュ産の最高級海塩の原塩を使用。
白エビ、緑の野菜、甘い果物をそれぞれ塩漬けにしてから作った3種のオリジナル塩が目玉で、エビの味がする
ライトピンク色の塩、野菜の味がする
ライムグリーン色の塩、果物の甘味がする
レモンイエロー色の塩を会場で自作。
ダチョウ肉は塩漬けにしてからスモークしてハムに仕立てて旨味を凝縮させ、ダチョウから搾った新鮮な血から臭みを取って旨味だけを残した上で固めて作った黒色の「血のプリン」を作成。
これらの材料を
ダチョウ肉→オリジナル塩→血のプリン→ダチョウ肉→オリジナル塩→血の(ry
といった感じで合計13層のミルフィーユ状に重ねてから蓮の葉で包んで塩釜焼きにした料理。
色鮮やかなオリジナル塩と合わせてさながら砂糖菓子のような美しさに仕上がり、塩とダチョウ肉だけの料理なのにエビ・野菜・果物を一緒に食べるかのような味わいを感じられる。
塩も原塩を使ったため普通の精製塩よりも塩辛さはまろやかで旨味があり、血のプリンを合わせたことで血のまろやかさが塩辛さを上手く包み込んでいるため塩辛さも気にならず、血のプリンがダチョウ肉のハムに旨味を加えている。
おまけに塩釜焼きの塩を敢えて南ドイツ・ヴァヴァリア地方産の最高級岩塩を採用。蓮の葉越しに岩塩の味が料理に染みこみ、ほのかな風味付け及び隠し味として複雑な味わいを出すことに一役買った。
蓮の葉の香りとスモークされたダチョウ肉のハムのお陰で香りも良好。
低カロリーでヘルシーなダチョウ肉のハムに加え、ミネラル分豊富な原塩を使ったことで栄養的にもギリギリセーフな塩分量となり、オリジナル塩の抜群の味わいもあって全審査員から絶賛された。
……が、塩をメインにしすぎたせいで「ダチョウ料理というより塩料理と呼べる料理」として崔会長から若干のマイナス評価を下されてしまい、99点というギリギリ100点に届かない評価になってしまった。
「最近塩分の取りすぎが問題になっているが取らなさすぎはもっと危険なんだ」で流すケペル等はよくツッコミどころとして挙げられる
●『R』頂上決戦編
- 山薬甲魚湯(山薬と龍眼肉入りスッポンのスープ)
『R』において、大ケガをしたジャンのためにキリコらが作った料理の一つ。
山薬とはヤマイモのデンプンを乾燥させたもの。龍眼とは中国南部で取れる果物で、それを乾燥させたものを龍眼肉と呼ぶ。
めまい・ふらつき・微熱・勢力増強によい料理。
ちなみに作ったのはキリコ、楊、小此木の内の誰かまでは描画されていない。
- 山薬鶏蛋黄粥(ヤマイモと卵黄のおかゆ)
同じく大ケガをしたジャンのために作った料理。
肉体修復のために山盛りの牛ステーキばかり食っていたジャンに、「もっと消化の良いものも食って」と言いながら出した料理。
既に熟年夫婦。
五番町飯店に復帰したジャンに焚きつけられて作った回鍋肉。
茹でた豚のモモ肉が反り返るまで炒めて脂を出し、そこに薄切りにしたゴーヤとカボチャを入れて炒め合わせ、みじん切りにした芽菜の漬け物とタカの爪で味付けした一品。
回鍋肉といえば味噌味という固定観念を覆すような、塩味の回鍋肉。
元となったのは四川省の宜賓市の香辣回鍋肉。
このバカヤロウ!
何度も言っているだろうが 追記・修正をやってる時は大声を出すんじゃない!
あたしの手元がくるうだろ このアホ──!
あ… す…すみません
- 巻数が進む毎にデカくなってて助かる -- 名無しさん (2024-09-06 21:36:42)
- 悪い意味でも「女の子だけど昭和の頑固オヤジ」メンタルなんだよね。Rで改善されて良かったが。 -- 名無しさん (2024-09-06 21:41:13)
- 主人公より主人公っぽい料理作ってる時あるな -- 名無しさん (2024-09-06 21:57:57)
- こいつがいないと店が素人集団という大惨事に… -- 名無しさん (2024-09-06 23:03:22)
- 塩は7.5gで1日分、そして小さじ1杯で6g。塩そのまま食ったら何をどう工夫してもアウトだよな -- 名無しさん (2024-09-06 23:15:08)
- 普通に食ったら人体の防衛本能で吐き出す量の塩をそれを感じさせない妙味を付けて致死量を容易く食わせる裏食医かな? -- 名無しさん (2024-09-06 23:30:16)
- 塩に10点つけたケペルが栄養担当の仕事してなさすぎる -- 名無しさん (2024-09-07 00:18:05)
- 最終巻近くになるとヒロインとは思えないほど顔が殺気立ってた -- 名無しさん (2024-09-07 01:20:03)
- ぶっちゃけ最後の方ヒロインではなくなってたな。ライバルだよこいつ -- 名無しさん (2024-09-07 05:05:52)
- しかめっ面ばかりで笑顔を出さなかったもんなぁ。中国行ってからようやく女の子らしくなったと言うか。 -- 名無しさん (2024-09-07 08:26:20)
- ジャンと並んで「性格と主義が一致していない料理人」。料理は勝負だと言いながら根は甘く敵対してこない相手には優しいジャンと、料理は心だと言いながらそれを受け入れない相手のことはすぐ「料理で叩きのめす」と考えるキリコ -- 名無しさん (2024-09-07 13:39:21)
- 塩料理はクッキングパパのサラミの塩盛がかわいく思えるくらいの腎臓破壊兵器だろ… -- 名無しさん (2024-09-07 14:20:22)
- キリコの心の料理 私はお前が言い訳出来ないように正面から正々堂々と叩き潰す!くらいの意味だよな。 -- 名無しさん (2024-09-07 16:04:42)
- 少なくとも無印では最終的なヒロインは大谷だろ 最後の大会の見事なツンデレったら -- 名無しさん (2024-09-07 20:09:06)
- 塩料理は塩漬け肉と塩のミルフィーユとか絶対栄養学的にアウトだろって当時思った -- 名無しさん (2024-09-07 20:44:50)
- ↑劇中では「漬け込んだ野菜の栄養素で大丈夫だろう」みたいなフォローがあったはず。それでも一食でオーバーしそうではあるが…。 -- 名無しさん (2024-09-07 21:26:44)
- キリコの心の料理はあくまでキリコの心でしかない印象。相手を慮ってないわけじゃないんだが… -- 名無しさん (2024-09-07 22:35:49)
- ヒロインでありながら最強のライバルとして主人公に立ち向かい続けるこの作品を象徴するような人物 -- 名無しさん (2024-09-08 11:03:40)
- 最終目的が『対戦相手を上回って自分の力量をアピールすること』に注力する強者ばっかりなことにキレてるイメージだったんで、自分の理想に酔ったナルシスト扱いというのは悪意で穿ちすぎじゃねえかなと思ってる。強豪が初期大前くんみたいな品行方正な料理人ばっかだったら話は違うんだろうけどあの世界の強者って概ねアクが強すぎるからなぁ -- 名無しさん (2024-09-08 12:14:11)
- 公式でも2ndの扱いがアレなので…… -- 名無しさん (2024-09-08 14:07:37)
- ↑2 ナンバーワン料理人を決める大会に出場しておいて他の料理人が相手に勝とうとするのが気に入らないとか言い出したらそいつのが異常者では -- 名無しさん (2024-09-08 15:07:16)
- 糞真面目な上に職人気質が強すぎて正道以外を毛嫌いしすぎているだけだと思う。ただ周囲の料理人に自分の考えを受け入れてもらえないから神経過敏になってる。 -- 名無しさん (2024-09-08 20:39:28)
- スイカの三段重ねについては審査員の「独創性を見たい」って意思がハッキリ明示された上でのミスだからな。ぶっちゃけ解釈を間違えたジャンより酷い。 -- 名無しさん (2024-09-08 20:53:11)
- ↑直前でジャンの敗北を見て気が緩んだというのはありそう。たぶん後で睦十に怒られたんだろうな。 -- 名無しさん (2024-09-08 22:24:28)
- 確かにナルシストではないと思う。信念が強い=意固地で融通が効かない場面は多々あるけど。 -- 名無しさん (2024-09-09 19:52:02)
- 霧子のスイカ3段重ね…なるほど? -- 名無しさん (2024-09-10 12:20:58)
- エナメル質と象牙質でできてると作中でも説明されてるサメのウロコが揚げたくらいで食べられるようになるのか?というのがずっと気になってる -- 名無しさん (2024-09-15 15:35:54)
- スイカ三段の件、キリコは「あのヤローやってやる!徹底的に叩き潰してやる!」と完全に喧嘩腰なんよな。料理は心とか言いながらジャンを負かす事しか考えてなくて、試合の主旨「独創性」を忘れてる。そのくせ料理の欠点を指摘されたら「私は独創性だの想像力だのそんなので競うつもりで作ったんじゃない」とのたまって言い訳してんのがなぁ… -- 名無しさん (2024-09-19 19:30:18)
- 大谷あたりに唆されて五番町飯店捨てて悪墜ちするんじゃないかと思ったけどそんな事は無かった。残念。 -- 名無しさん (2024-10-06 17:55:18)
- さらなる続編では2児の母親なんだよな -- 名無しさん (2025-04-11 17:30:55)
最終更新:2025年04月21日 13:24