登録日:2012/03/16 Fri 18:53:11
更新日:2026/09/19 Sat 13:45:31NEW!
所要時間:カカカカカーッ!約 23 分で読めるぜ!
料理は“勝負”だ!
誰にも負けないうまい物を作る――
それこそが料理人の心掛けであるはずだ
秋山醤は『
鉄鍋のジャン!』及びその続編『鉄鍋のジャン!R』の主人公。
「料理は勝負」を信念とする。
原作においての表記は新字の「醤」なのだがTVアニメ版では旧字の「醬」に変更された。
おそらく後述の『2nd』で記述した事情によるものと思われる。
【概要】
外見は小柄で痩躯、鷹のような鋭い目付きをした、全身から殺気立った凶悪な雰囲気を醸し出した坊主頭の少年。
かつて「中華の覇王」と呼ばれた秋山階一郎の孫であり、幼少の頃から
中華料理の真髄を徹底的に叩き込まれていた。
故郷は群馬県赤城山近郊であり祖父の秋山階一郎
と睦十の墓もそこに作られた。
背中にはその時の鍛練の証として夥しい量の
傷痕がある。
傷痕は恥ではなく誇りであるが誰彼構わず見せたいとは思ってないようで、
裸を覗かれた時でも股間より先に背中を隠す。
美味い料理を作るためならばいかなる努力も惜しまず、料理の基礎である
鍋振りや腕力トレーニング、皿洗いにいたるまで怠ることは決して無い。
ハードトレーニングの為か、かなり痩せており、第二回大会の特別審査員である栄養学の権威・ケペルからは
「痩せすぎだ。もっと栄養を摂ったほうがいい」という
ツッコミと共に大量の栄養剤を渡された。
ちなみに陸上自衛隊のレンジャー訓練はあまりに過酷なため摂取カロリーを消費カロリーが上廻り、痩せてしまう事が割とある。(その為、間食をしてる隊員は多い)
つまり、ジャンの鍛練はそのレベルであると思われる
また、中華以外にも
フランス料理などの調理技法にも精通しており、普通では入手がまず出来ないような食材(後述の血燕やイワタケなど)も入手でき、なおかつ使いこなせる技量の持ち主。
『R』にて「
十三龍」の料理人アリーに「
珍しい素材に頼ったハリボテ料理人」とイヤミを言われたが、
珍しい食材を持ってても使いこなせるかは全くの別なのである。
そしてそのアリーには、珍しい食材を使う事なく勝利している。
まぁ、珍しい食材を使わない方が多いのだが
祖父であり師でもある階一郎の死後、銀座にある日本の中華料理店の頂点「五番町飯店」で働くことになる。
なお、
女装すると結構美人である。すぐ化けの皮が剥がれるけど。
【性格】
このように料理の腕を磨くために努力を欠かさず奇抜な調理法を得意とするといわれると正統派な
料理漫画の主人公だと思ってしまうだろう。
しかしこの秋山醤、他の料理漫画だったら間違いなく悪役になっているほどに
極悪非道な性格なのだ。
例を挙げると
- デフォルトでカカカ笑い
- 思ったことははっきり言うし、どんな立場の相手でも敬語は全く使わない。いつだって喧嘩上等
- 初登場時は閉店時間になった五番町に入り込みチャーハンを注文、出てきたチャーハンに粗を見つけるや厨房に乗り込み料理人を罵倒&挑発しながらチャーハンをゴミ箱へ
- マジックマッシュルーム入りのスープで審査員をトリップさせ、採点を操作する
- 相手の料理の欠点を突いて不味く感じるようにする
- 朝鮮人参とナツメグの組み合わせで血糖値を下げて体を動けなくする
- 食べると熱々のゼラチンで口が焼け爛れる春巻
- 笑いながら跳ねる豚の首を送られた腹いせに相手そっくりの生首爆弾(脳みそに見立てた中身の具も含めて食べられる)を直接配達
- スプリンクラーを作動させて他人の料理を水浸しにする
と行動は完全に悪役の所業。
外観も外観で
- 四白眼に鋭い目つき
- 犬歯は牙の様に尖っている
- 丸坊主に近い刈り込んだ頭
とまるでチンピラ悪魔のような雰囲気で描かれている。作中でも「怖い顔」と評されており、その風貌・威圧感故にストレスを感じると肉が不味くなるダチョウを捌くことができないという弱点が終盤で露呈していた(策を練ることで克服している)。
そのため他の料理人どころか料理大会の審査員や観客にまで嫌われている。曰く、「秋山にも程がある」。
ジャン本人もそれを煽るように攻撃的な言動を繰り返すため始末に負えない。
全観客を敵に回して帰れコールされている中、逆にイキイキと鍋をふるうシーンすらあった。これはジャンの「勝負できればよく観客のことは気にしない」という哲学からの行動である。
……と作中で説明されているが、五番街vs蜃気楼編にてCMで悪魔の化身扱いされるネガキャンをされたことに対し、それを見たジャンは嬉々として
「大魔王様のお出ましだぜ」と笑い飛ばし、大会出場時には
(小此木の作った)ド派手な悪魔のコスチュームを身に着け、観客席の上に立ち高笑いをしつつ「地獄に落とされたいか」とさも自分が本物の悪魔のようにパフォーマンスをする辺り、実際はジャンの趣味なだけであることも考えられる。
性格が災いして審議拒否されたり、ゴミを客から投げられたり、
指の骨を折られたり、その後の料理対決でもう片方の腕を折られたりされる事さえしばしばあった。
ちなみに、5回ほど料理大会や勝負の番組に出ているが、勝つために手段を択ばない割に、成績は存在自体が有耶無耶になったビッグ大谷杯優勝くらいしか結果が残せていない。
初めての大会も
審査員の大谷がジャンに煽られたせいでブチ切れて暴行したペナルティで退場→腹いせに0点評価(このせいで準優勝)→キレたジャンにぶん殴られる→他の審査員「まあ、しょうがない」「おあいこ」
……などという有様。
残りは
- 大会オーナーがジャンの対戦相手の凶行にブチ切れ、それまで猫を被っていた対戦相手が本性を現し大暴れして終了
- 大量のハエやトンボやゲンゴロウが会場を飛び回り、ブチキレたダチョウ達が大暴れする事態になって終了
- 霧子が(瀕死寸前の)ジャンをぶん殴って気絶させ終了
……といった感じである。ぶっちゃけ料理の出来とは全く関係ないところで大混乱が起こって勝負がオジャンというパターンばかりである
一応、優勝扱いのビッグ大谷杯は、ダブルKOをやらかした筍&沢田、出落ちの見本市みたいな十三龍、ジャンに褒められるも一回戦落ちの藤田、と微妙な敵が多く、決勝戦の強敵相手でも割と余裕の勝利となっている。
とまぁ上記の通り勝つためなら手段を選ばない凶悪な性格の持ち主だが、そんな彼にも人間らしい面はある。
同僚である小此木タカオに対しては一緒にキャンプに行ったり丁寧に料理を教えたりするなど親友といってもよい間柄。
休日では小此木とツーリングしたりするのだが、作者西条氏のXによると
実は裏設定では2人ともバイクの免許を持っていない。
…つもりだったが、さすがに料理に直接絡まないアウトロー行為は編集部がストップをかけていたそうで、無免でバイクを乗り回しているというのはいわゆる没設定に留めたという。
正史の2人はちゃんと免許持ってるのでご安心を。
品評会では睦十の春巻を超えると豪語したものの実はノープランで内心焦っていることを吐露したり、春巻研究のためとはいえ一緒に店巡りしたり。
料理は勝負であり強くあらねばならないとある種の強迫観念にかられた天涯孤独の16歳の少年であるジャンにとって、小此木は年相応の素を出せるほぼ唯一の存在と言える。
五行戦で派手なコスチュームに真っ黒なコック服を着用したのは自身がノリノリだっただけでなく小此木が用意した服を無碍に出来なかったからかもしれない。
同じく同僚である五番町霧子が野菜の飾り切りで悩んでいた時(仲が険悪になる前だが)は本当の親切心から飾り切りを教えてやろうかと言っていた他、霧子が風邪をひいたときには風邪に効くデザートを作ってあげるなど、全くの冷血漢というわけではない。(作った理由は「明日の試合で負けた時の言い訳にしてもらいたくないから(要約)」と言ったがために霧子を怒らせたけど)
孤独な幼少期を送ってきた故に、優しさを素直に表現できないタイプなのだろう。
また料理自体には常に真摯であり、時間と手間のかかる地味な料理でも全く手を抜かず全力で調理する。
本人が言うには
「オレは負けるのが一番きらいで 二番目にきらいなのが手を抜く事だぜ」。
失敗した時はいつもの強気な態度からは信じられないほどに動揺して自傷するレベルで物に当たりまくり、
涙を流しさえした。
また、他人の料理に対しても評価できる部分はきちんと評価し、
気に入らない相手をボロカスに煽り散らかしている時ですら、よく見ると言い方が悪いだけで言っている事自体は正しいというケースが多い。
ついでに言うと、あくまでも勝つために手段を選ばないだけなので、勝負抜きなら凶悪な面は滅多に出さない。
大会の司会とカメラマンが勝手に寸胴に近づいて火傷を負いそうになった時は、身を挺してかばった上に水道水を全身に浴びながらも「気にするな」と言い放っている。
この漫画の他の外道料理人だったら確実にキレている。
挙句にこのカメラマン、その寸胴で調理中だったラー油を勝手に味見とかやらかしているのだが、「味のことはまだ秘密だZE☆」みたいな内緒顔でやっぱり咎めなかった。
ぶっちゃけ殴られても仕方ないのに。
もっとも、前の大会で審査員が気になる食材をつまみ食いをしようとした際は、その指目掛けて
包丁を振り下ろしているので、あくまで勝負そのものに無関係な人限定な模様。
ただし
日本有数の名店五番町飯店の正規料理人にもかかわらずヘボい料理を作る
望月には先輩であってもボロクソに罵倒するが、よく聞いてみると
例の如く「何がダメなのか」を明確に指摘して罵倒しているので相手に聞く気と改善する気があれば改善して成長できる「指導」になっている。
こればかりは、この期に及んでなお意固地になって改善しようとしない望月に落ち度がありまくりである。
後に対戦した
湯水スグルに対しても、根本が素人である故か、ジャンにしては(罵倒混じりではあるものの)結構言葉を選んだ「指導」になっていた。
それに対してダチョウ
ステーキ店のオーナーに至っては、「所詮は脱サラの素人ステーキ」と馬鹿にする言葉は使うが、まだ料理人として未熟なためか罵倒は控えめにしており(打算があったとはいえ)詳しく解説しつつステーキの調理法を丁寧に教えている。
その上で(「焼く温度はどれくらいにしたら?」という質問に対して)
「それは自分で考えろ!! 肉の種類・肉質・圧さ・大きさによって微妙に違ってくるんだからよ!! 何枚も焼くしかねえんだよ!!」と暗に「反復練習も大事だ」と説いていた。
小此木に対してもそうだが、「見て覚えろ」「目で盗め」が
常識の料理業界において、基礎からここまできっちり教えてあげるのは相当珍しいタイプである。
教え方も上手く、小此木・オーナー共にすぐに上達している。
ただし、ジャン自身も「見て覚えろ」の言葉そのものは否定はしていない。
本来この言葉は、
「料理は言葉やマニュアルだけでは説明できない事も沢山あるから、先輩のやり方をよく見て技術を勉強しなさい」という意味である。
なのだが、現在ではいつの間にか劇中の五番町の従業員みたく
後輩に何も指導せずに放ったらかしにし、それでいて100%の仕事を期待する本末転倒な根性論にすり替わってしまったのである。一時期は霧子ですらこの根性論であった。睦十も散々注意してるのに。
これでは、ジャンも
「あんなヤツらの料理を見たって上手くなりゃしねぇ」と罵倒混じりで嘆くのも当然である。
このように、意外と指導者・教師に向いている側面があり、一時期は五番町飯店の料理長の座を狙った事もあったが、ジャンがトップになった五番町飯店の未来は案外明るかったかもしれない。
……現役従業員なんて「日本一の中華料理店」の座にあぐらをかいて料理の研鑽を全然しなかったり、見習いの小此木にただ殴るだけで一切の指導をしなかった有様だったし。
祖父の遺言で、自分と同等かそれ以上の料理人がゴロゴロいると信じて訪れた五番町飯店の当時のレベルの低さに、ジャンの失望は計り知れなかっただろう。
そんなジャンは大半の従業員からも疫病神扱いされていたが、
ジャンが来てから客足は減るどころかむしろ増えている。
ジャンの怖いもの見たさもあるだろうが、ジャンの刺激により五番町飯店の料理レベルが今以上に上がったからに他ならないだろう。
そもそもの悪事にもある程度は分別があり、長期にわたって身体に害が起きえる行為(物理攻撃など)は行わない。むしろ進んで救命活動に関わるくらいには
倫理観がある。
ジャンが直接的な暴力を振るったのは「火を使って忙しく料理してる最中に不用意に近づいてきた者を蹴って止めた」「
小学生の時に
お前が生意気だから殴るので大人しく殴られ続けろと言って暴行を振るうクソ教師に反撃した」という正当な理由があるものばかり。
それ以外についてはやってることも相当な知識や観察眼を必要とするため、決して楽な方法ではない。
ただそれは、
高度な技術を使って比較的安全な手段でものすごく不愉快にさせてくるってことであり、これで嫌うなって方が無理あるわけだが。
本人的には
「相手のハナを明かしたい」とのことなので、
敢えて不利な立場になり、逆転勝利を収められる状況を作るために悪事をやっている、ある意味ではロマンチストとも取れる節もある。
つまり、
悪事だけで勝てるならそれはそれでよし、それを乗り越えられる腕前の強敵ならば自身の実力で完全勝利したいってことである。
ぶっちゃけ他作品だったら間違いなくラスボスになるタイプの筆頭格である。
ただし、ジャンがこのような性格になってしまったのは、
半分以上は祖父・階一郎の責任である。
元々のジャンは、時折両親がいない事を侮辱された時や、暴力教師に反発してキレた時はあったものの、基本的には穏やかで礼儀正しい少年であり、階一郎から
虐待同然の
スパルタ料理教育をされていた際も、素直に従っていた。
それでも「秋山の料理」への誇りは小学生時点で完成されてはいた模様。
祖父や物心付く前に失った両親との「繋がり」が料理しかないので、それで負ける事は許されないと思っていたのだろう。
だが一年前のある日、長年患っていた癌に舌まで侵されてしまった事で、味覚を失ってしまった階一郎は絶望し、薬を取りに行かせる名目でジャンを町に行かせた後に
焼身自殺。
これを止められなかった事で、当時15歳だったジャンの心は大いに歪んでしまう。
前述の通り「ダメな料理を食べても何がダメなのかを細かく指摘して罵倒する」というジャンの言動も
他に言えることがなかったので「おいしくない」と言ったら翌日に焼身自殺されたというのがトラウマになった可能性があり、不味い料理をただ「不味い」というだけで終わらせることはほとんどない。
「癌と戦おうもせず負けた」祖父への反発から、小学生の時から抱き始めていた「どんな手を使ってでも必ず勝つ」心情に完全にシフトしてしまった。
「負け犬がー!!」と祖父を罵りながらも、ジャンのその目には大粒の涙が溢れていた……。
そんな経緯もあるので料理人人生を歩むこと自体への迷いは一切ないが、少なからず「恵まれた環境」へのコンプレックスはあるようで、第一回大会では家族や常連客に暖かく迎えられている対戦相手に向かって真っ向勝負すら許さない悪質な方法で勝ちに行った上、勝利後にも悪質な暴言を連発するなどしている。
霧子の回想では野菜を嫌う我儘な客の子供を殴ろうともしていた。
◆R頂上作戦
『良い料理人』は確かに良い料理を作る事ができるさ。
だが、“悪い料理人は何でもできる”んだぜ!
覚えておけ!カカカカカーーーーーッ
20歳。
そんなジャンもRでは人間としても成長し、少しだけ丸くなった。祖母の店でしごかれたのだろう。
「料理は勝負」の基本的なスタンスこそは変わってはいないが、「旨い料理は心に響くんだよ」と、霧子の「心の料理」の信念も若干ながら受け継いでいる節もある。
また、(前科がアレなのですごい警戒されたが)反則的な行為は一切やらなくなっており、常にテーマと使える食材を最大限に生かす料理を作って真っ当に勝利している。
あまりの毒気のなさに、敵キャラに嫌味まで言われた。
憎まれ口と嫌がらせ行為は相変わらずだが、比較的まとも。まあ、十三龍へは下記の恨みもあったせいか
死体蹴りは容赦なかったが。
毒気がなくなったと、油断した矢先にこれだよ!
五番町飯店を離れて半年間単身渡米していたが、エリザの勧誘を断ったせいでトラックで轢かれて殺されかけ、そのリベンジと祖父から続く大事な研究ノート「秋山ノオト」の奪還の為にビッグ大谷杯に参加した。
本編とRの空白期においては霧子とは色々あったようだが、この時点でははっきりと明らかにはされなかった。
ただ、「性格は最悪だけど腕は信用してる」と言われており、相棒と言っても良い間柄にはなっているようだ。
と言うか、この時点でほとんど熟年夫婦。
せっかく
佐藤田から取り返した「秋山ノオト」を霧子にパクられた際は
そのでかい胸に隠されたのだが、「取れねぇだろ」と速攻で強奪を諦めている。
彼も彼で霧子の研究ノートをちゃっかりパクっており、それを
パンツの中に隠すという形で報復しているが。
ちなみに、3年前から現在まで
月給12万円でこき使われていたらしい。
といってもその発言から3年前というのは五番町飯店を
勝手に飛び出して中国へ修行に行っていた期間である。
そもそもジャンは16歳の時に見習いで五番町飯店に入り、腕は立つが思いっきり反抗的な態度を取りまくった上に、勝手に五行との対決のためのテレビ番組に出るなどの
店に不利益な言動をしまくっている
ために懲罰的に給料を最低限のまま据え置かれても文句が言えない立場である。
そして中国から帰った後は即座に店を退職して半年間消息を絶ったと思えばビッグ大谷杯に出場、その一晩で佐藤田と戦った翌日に五番町飯店に戻されている。
忘れられがちだが、『R』の時系列はビッグ大谷杯で1日、次の日の酢豚やフカヒレ料理対決をしており
全編が2日間で終わっている。
「3年前から給料はずっと12万」というのは中国へ行く直前の給与額ならば妥当なところだし、中国修行中や退職後にも12万円を払っているなら五番町飯店は厚遇すぎである。
……尤も、自分の給料を語る際はいつもの笑顔だったので、あまり気にしてない可能性も。
そもそも金銭や名声に拘るタイプじゃないし、負けず嫌いなとこも含めてどこぞの漫画家に通ずるものがある。
また、ジャンに勝負で負けて
五番町飯店で月給12万円で働くことになった蟇目たちが「オレたちを雇うならどの店でも最低100万」と不満を洩らしているのに対して言い放ったものでもあるので、幾分かは彼らに対する煽りの意味も籠っているのだろう。
案外将来は霧子に尻に敷かれるタイプかもしれない……。
ちなみに、当初は髪を昔みたいに伸ばして、少年マンガの主人公らしくなったイケメン度もアップしていたのだが、気絶してる間にジャン限界オタクの小此木に勝手に刈られてしまい、坊主頭に逆戻りにされてしまった。
※本人の許可無しの散髪はれっきとした暴行罪です。良い子のみんなはマネしないでね!
◆2nd
更に未来を描いた「2nd」では、彼と霧子との間にできた息子が登場している。
息子もまた名前が「醤(ジャン)」(以下、ジャンJr.)であるが、霧子が
ヤンデレ化しているっぽいのでおそらく彼女が名付けたと思われる。
彼自身は五番町飯店を離れて海外で料理長として腕を奮っているが、何があったのか霧子から恨みを抱かれているらしく、そのことで息子のジャンJr.には打倒を目指されている。
やっぱり相当霧子の尻に敷かれてたんじゃ……。
実際の所は霧子との仲は全く悪くはなく、
ジャンJr.には自分を超えてほしいが、自分では祖父のようなスパルタ料理教育は出来ないから(その為ワザと憎まれるフリをしてスパルタ教育の役を霧子が担っていた)、というのが真相のようである。
また、小此木が言うには、ジャンは(一緒に過ごした時間こそ少ないものの)
ジャンJr.に対して殴ったりした事はただの一度もなかったとの事である。
この事から、(階一郎への反動もあるようで)
案外息子には甘いパパだった模様。
なお、この流れからするとジャンが勤めてるのは五番町飯店のニューヨーク支店であると思われる。
あとちゃっかり霧子と二人目を作ってた。
ジャン爆発しろ。
ちなみに、本作でも髪形は丸ボーズのまま。およそ40代前半ぐらいだと思われるのだが、『R』からまるっきり容姿の変化があるように見えず、結構若々しい。
なんだったら最終回で息子と並んでいる姿を見ると全然親子に見えない(兄弟ぐらいに見える)ほどに夫婦そろって見た目が若い。
なお、子供に同一戸籍内の人物と
完全に同じ文字の名前を付けるのは実は戸籍法に禁止と明記されていない……のだが『「名の特定の困難な命名」として戸籍法に違反する』という判例が過去に出ているため裁判所が前例に倣い拒否する可能性が高い。
ただし
出生届の時点で同一の戸籍でなければ良い
ため、醤の息子が妊娠した時点で離婚し、(あるいは最初から入籍せず)霧子が出生届を「
醤」で出して受理された後に婚姻しなおせば親子で醤と名乗っても良い。
どちらかというと現実の2026年の時点では「醤」という漢字は
人名に使えない字
なのでそっちの方が問題である。
このケースでも役所の職員が確認を見落として戸籍に登録された場合はそのまま認められるのだが、親子2代にわたって見落とすのは随分なレアケース。
原作の連載が終了した2010年代に緩和されて旧字の「醬」は人名に使えるようになったが「醤」は使えないままであり、アニメで名前が変わったのはそれを考慮したのかもしれない。
■作った料理
料理に関する技術・知識・執念は半端ではなく、彼の繰り出す常識外れの料理は「秋山の魔法」と称される。
例え材料と完成品が解っていても容易に再現できないものも多く、なかには自分の命が危険になるものさえある。
幾つか例を挙げると
- カワハギの肝と調味料を一定の量で混ぜたものに白レバーを漬け込む
- 空中に浮かび上がらせた餃子の皮と餡を高速で"にぎる"(『空想科学漫画読本4』によれば0.007秒で1個握っている)
- 冷凍庫の中で無数のもやし一本一本に凍らせたフカヒレを刺したり、注射器でサメのすり身を注入
- 低温設定ながら加熱中のオーブンレンジに手を突っ込んで微妙な温度を体感して調理
などがある。
流石に餃子包みはいわゆる漫画的展開というか外連味だが
「毒料理」「キワモノ料理」というイメージが先行しがちなジャンであるが、意外にも作る料理は中華料理の基本を忠実に突き詰めたものが多いのも根強い読者人気を集めた理由に直結するであろう。
例えば、ウロコを取らずにアマダイを調理してウロコごと食べさせるという奇抜な料理を作った事があるが、
日本料理にはウロコを食べさせる「鱗焼き」等の技法が実在しており、作中の描写はジャンが高い調理技術・知識を持っている事の証明となっている。
キワモノみたいな料理を作ることも多いのは確かだが、それと同じくらいに真っ当な料理だって作っている。
前述のアリーの一件の説明からわかる通り、キワモノを作りたいなら、まずは基本動作をモノにして、そこを軸にしてどう活かすかが肝要になってくるという、もはや料理に限った事ではない共通のセオリーを、ジャンは我々に教えてくれるのだ。
専門は中華料理だが、シャリアピンステーキの技法を活用したりフランス料理の方法で内臓の臭み抜きをしたり、他の料理の知識も有している。
技法の根源は洋の東西を問わない。それが秋山の魔法なのだ。
ただ楊・霧子とともにジュリアーノ本郷と勝負する際、楊が「ガランティーヌを参考にした料理」を作るから被らないものにしろと耳打ちしたのに対して、内心で(ガランティーヌってなんだっけ!?)とか考えていたので、流石に専門外の料理には多少の知識の偏りが見えるようである。
ハハハーッ よっしゃこれでOK!
やっぱ ちゃんと追記・修正はしておかないとねー
ハハハ――ッ もう行こうよ ジャン
これでページ保存だ キミの項目の勝ちィ――!!
最終更新:2026年09月19日 13:45